JPH06186629A - 日付表示機能付カメラ - Google Patents

日付表示機能付カメラ

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JPH06186629A
JPH06186629A JP4355078A JP35507892A JPH06186629A JP H06186629 A JPH06186629 A JP H06186629A JP 4355078 A JP4355078 A JP 4355078A JP 35507892 A JP35507892 A JP 35507892A JP H06186629 A JPH06186629 A JP H06186629A
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date
switch
camera
lens barrel
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Hidenori Miyamoto
英典 宮本
Toshiyuki Nakamura
敏行 中村
Isao Soshi
功 曽雌
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作性を改善する。 【構成】 鏡筒位置検出スイッチ26により、鏡筒が突
出した状態にあることを検出したとき、液晶表示部4に
撮影コマ数を表示させ、鏡筒が沈胴した位置にあること
を検出したき、日付を表示させる。これにより、日付と
撮影コマ数が同時に表示され、一方が他方の情報として
誤認されることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LCDなどの表示部に
日付を表示する機能を有する日付表示機能付カメラに関
する。
【0002】
【従来の技術】最近のカメラは電子化が進み、例えばマ
イクロコンピュータなどを用いて撮影が制御されるよう
になされている。そして、種々の撮影条件を、LCDな
どよりなる表示部に表示し、使用者に撮影条件を確認さ
せるようになされている。
【0003】LCDに表示される情報としては、例えば
日付と撮影コマ数を挙げることができる。日付は、これ
をフィルム上に写し込むことができるようになされてお
り、この写し込む日付が正しい日付であるのかどうかL
CDに表示させ、使用者に確認させる必要がある。ま
た、撮影コマ数は、被写体を撮影する都度、順次1ずつ
インクリメントされ、現在までに撮影したコマ数を表示
することにより、使用者は、あと何コマ分撮影を行うこ
とができるのかを確認することができる。
【0004】従来のカメラにおいては、これらの日付と
撮影コマ数を同一または別のLCDなどの表示部に同時
に表示するようにしている。
【0005】また、カメラは多機能化しており、多くの
機能を実現するのに、各機能に対応して多くのスイッチ
やボタンが設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のカメラは、この
ようにLCDに日付と撮影コマ数を同時に表示(両方と
も数字により表示)するようにしているため、日付表示
を撮影コマ数表示と誤認したり、撮影コマ数表示を日付
表示と誤認する恐れがあった。例えば、24コマ撮りの
フィルムを装填している場合に、日付の「日」の表示と
して「24(日)」が表示されているとき、これを撮影
コマ数表示と誤認し、フィルムを巻戻してしまうような
ことがあった。
【0007】また、LCDの占有する面積が大きくな
り、カメラが大型化する課題があった。
【0008】さらに、多機能化に伴い、多くのボタンや
スイッチを設けることも、そのためのスペースを必要と
するところから、カメラが大型化する原因となってい
た。
【0009】そこで、1つのボタンやスイッチを複数の
機能に対応させるようにしたカメラもあるが、その対応
関係が不自然なため、所定の機能を選択するとき、どの
スイッチやボタンを操作すればよいのか、直感的に理解
することができず、使用者が迷ってしまうようなことが
あった。
【0010】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、操作性を改善し、より小型化を可能にする
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の日付表
示機能付カメラは、日付、または撮影レンズを介して被
写体を撮影した撮影コマ数を切り替えて表示する表示手
段としての液晶表示部4と、状態モードが動作モードま
たは非動作モードのいずれのモードにあるのかを検出す
る検出手段としての鏡筒位置検出スイッチ26と、鏡筒
位置検出スイッチ26の検出結果に対応して、状態モー
ドが動作モードにあるとき、液晶表示部4に撮影コマ数
を表示させ、状態モードが非動作モードにあるとき、液
晶表示部4に日付を表示させるように、液晶表示部4を
制御する制御手段としてのマイクロコンピュータ1とを
備えることを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の日付表示機能付カメラ
は、電源をオンまたはオフするとき操作される操作手段
としてのメインスイッチ21をさらに備え、検出手段と
してのプログラム上のステップS102は、電源がオン
されているとき、状態モードを動作モードとして検出
し、電源がオフされているとき、状態モードを非動作モ
ードとして検出することを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の日付表示機能付カメラ
は、撮影レンズに対して光の入射を許容する位置と、禁
止する位置との間で開閉される遮光手段としてのバリア
をさらに備え、検出手段としてのプログラム上のステッ
プS202は、バリアが、撮影レンズに対して光の入射
を許容する位置にあるとき、状態モードを動作モードと
して検出し、禁止する位置にあるとき、状態モードを非
動作モードとして検出することを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の日付表示機能付カメラ
は、撮影レンズを収容する鏡筒を、本体から繰り出した
位置と、本体に沈み込ませた位置との間で移動させる移
動手段としての鏡筒駆動回路5をさらに備え、検出手段
は、鏡筒が、繰り出した位置にあるとき、状態モードを
動作モードとして検出し、沈み込ませた位置にあると
き、状態モードを非動作モードとして検出することを特
徴とする。
【0015】請求項5に記載の日付表示機能付カメラ
は、非使用状態の時間を計時する計時手段としてのタイ
マをさらに備え、検出手段としてのプログラム上のステ
ップS106は、タイマが、所定の時間を計時する前
は、状態モードを動作モードとして検出し、所定の時間
を計時させた後は、状態モードを非動作モードとして検
出することを特徴とする。
【0016】請求項6に記載の日付表示機能付カメラ
は、レリーズボタンを操作した後、シャッタが動作する
までの時間に対応する撮影モードを、レリーズボタンを
操作した後、予め設定してある所定の時間が経過したと
き、シャッタを動作させるセルフモード、レリーズボタ
ンを操作した後、レリーズボタンの操作が解除されるま
で、シャッタを動作させる強制モード、またはレリーズ
ボタンを操作した後、指定された所定の時間が経過する
まで、シャッタを動作させる解除モードのいずれかに切
り替える撮影モード切替機能を有するカメラにおいて、
撮影モードを切り替えるとき操作される撮影モード切替
手段としてのモードスイッチ23と、状態モードが、動
作モードまたは非動作モードのいずれのモードにあるの
かを検出する検出手段としての鏡筒位置検出スイッチ2
6と、日付を表示する表示手段としての液晶表示部4
と、計時動作を行い、液晶表示部4に時計データを出力
する計時手段としてのプログラム上のステップS125
と、モードスイッチ23が操作された場合、鏡筒位置検
出スイッチ26が動作モードを検出しているとき、撮影
モードを切り替えさせ、鏡筒位置検出スイッチ26が非
動作モードを検出しているとき、計時手段の時計データ
を修正させる切替修正手段としてのプログラム上のステ
ップS403,S406とを備えることを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1に記載の日付表示機能付カメラにおい
ては、例えば鏡筒位置検出スイッチ26が、鏡筒が沈胴
状態にあることを検出しているなど、カメラが非使用状
態にあるとき、液晶表示部4に日付が表示され、鏡筒が
繰り出されているなど、カメラが使用状態にあることを
検出しているとき、撮影コマ数が表示される。従って、
表示セグメントを共有できるため、液晶表示部4の占有
する面積を小さくすることができる。また、能力の小さ
いドライバを使うことができ、コストダウンが可能とな
る。
【0018】請求項2に記載の日付表示機能付カメラに
おいては、電源のオン、オフに対応して、液晶表示部4
に撮影コマ数または日付が表示される。従って、必要な
表示を迅速かつ確実に確認することができ、また、液晶
表示部4の占有する面積を小さくし、低コスト化するこ
とができる。
【0019】請求項3に記載の日付表示機能付カメラに
おいては、バリアの開閉に対応して、液晶表示部4に撮
影コマ数または日付が表示される。従って、必要な表示
を迅速かつ確実に確認することができ、また、液晶表示
部4の占有する面積を小さくし、低コスト化することが
可能となる。
【0020】請求項4に記載の日付表示機能付カメラに
おいては、鏡筒の位置に対応して、液晶表示部4に撮影
コマ数または日付が表示される。従って、必要な表示を
迅速かつ確実に確認することができ、また、液晶表示部
4の占有する面積を小さくし、低コスト化することが可
能となる。
【0021】請求項5に記載の日付表示機能付カメラに
おいては、タイマの計時結果に対応して、液晶表示部4
に撮影コマ数または日付が表示される。従って、必要な
表示を迅速かつ確実に確認することができ、また、液晶
表示部4の占有する面積を小さくし、低コスト化するこ
とが可能となる。
【0022】請求項6に記載の日付表示機能付カメラに
おいては、モードスイッチ23が操作された場合、鏡筒
位置検出スイッチ26が、鏡筒が繰り出していることを
検出しているとき、撮影モードを切り替えさせ、沈胴し
ていることを検出しているとき、時計データを修正させ
る。従って、小型化を図ることができるとともに、操作
性が改善され、迅速なモード切り替えが可能となる。
【0023】
【実施例】図1は、本発明の日付表示機能付カメラの一
実施例の構成を示すブロック図である。
【0024】図1において、カメラ全体の制御動作を統
括するマイクロコンピュータ1には、スイッチ類とし
て、カメラ動作を開始するためのメインスイッチ(電源
スイッチ)(MSW)21と、ストロボの撮影モードを
選択するためのストロボスイッチ(SBS)22と、セ
ルフタイマの撮影モードを選択するためのモードスイッ
チ(MOS)23と、レリーズボタン(図示せず)の半
押しでオンする半押しスイッチ(半押しSW)24と、
レリーズボタンの全押しでオンするレリーズスイッチ
(レリーズSW)25と、鏡筒の位置を検出するための
鏡筒位置検出スイッチ(鏡筒位置検出SW)26と、電
池の装填を識別する電池蓋スイッチ(電源蓋SW)27
と、日付(デート)をフィルムに写し込むためのデート
写込スイッチ28が接続される。なお、前記スイッチ類
21乃至28においては、鏡筒位置検出スイッチ26以
外は全てモーメンタリスイッチであり、使用者が手を離
すと、自動的に復帰するスイッチである。
【0025】また、マイクロコンピュータ1には、液晶
表示部4、鏡筒駆動回路5、測光回路7、測距回路8、
給送回路9、デート写込み回路10、レンズ駆動回路1
1、シャッタ駆動回路12、およびストロボ駆動回路1
3が接続される。
【0026】液晶表示部(LCD)4は、カメラボディ
(本体)上に配置され、マイクロコンピュータ1からの
出力信号に従い、撮影モードの設定や、デートの写込み
モードの設定等を行う場合において、必要な情報を表示
する。鏡筒駆動回路5には、撮影レンズを収容する鏡筒
(図示せず)を駆動するためのモータ6が接続されてお
り、マイクロコンピュータ1の指示により必要なタイミ
ングで鏡筒を駆動する。測光回路7は、マイクロコンピ
ュータ1の指示により必要なタイミングで被写体の輝度
を測定し、マイクロコンピュータ1へ転送する。測距回
路8は、マイクロコンピュータ1の指示により、必要な
タイミングで被写体までの距離を測り、測距結果をマイ
クロコンピュータ1へ転送する。給送回路9は、マイク
ロコンピュータ1の指示によりフィルムを1コマ巻き上
げ、また、フィルムをパトローネ(図示せず)に巻戻
す。デート写込み回路10は、マイクロコンピュータ1
の指示により、マイクロコンピュータ1内のデータをフ
ィルム面上に写し込む。
【0027】レンズ駆動回路11は、マイクロコンピュ
ータ1の指令に対応してレンズを駆動する。シャッタ駆
動回路12は、マイクロコンピュータ1の指令に対応し
てシャッタ(図示せず)を駆動する。ストロボ駆動回路
13は、マイクロコンピュータ1の指令に対応してスト
ロボ(図示せず)を駆動する。
【0028】また、マイクロコンピュータ1、液晶表示
部(LCD)4、鏡筒駆動回路5、測光回路7、測距回
路8、給送回路9、デート写込み回路10、レンズ駆動
回路11、シャッタ駆動回路12、ストロボ駆動回路1
3には、電池31が接続され、電源が供給される。
【0029】マイクロコンピュータ1はワンチップマイ
クロコンピュータであり、ROM2とRAM3を内蔵
し、カメラの全シーケンスを制御している。さらに、液
晶表示部4を駆動する機能も有している。
【0030】以下、本実施例の動作について説明する
が、その前提条件として下記のものがあるとする。
【0031】本実施例において、ストロボのモードは、
自動発光、赤目軽減、発光禁止、強制発光、スローシン
クロの5種類があるものとする。
【0032】さらに、デートモードには、「年月日」、
「月日年」、「日月年」、「日時分」、「オフ」の5つ
のモードがあるものとする。また、デートモードの設定
のために、選択モードと修正モードがある。選択モード
では、上記5つのデートモードのいずれかを選択する。
修正モードでは、写し込む時計データ(年、月、日、
時、分)の時間設定を修正する。
【0033】なお、本実施例では、年月日等の日付の表
示を、単に「デート表示」と、フィルムの撮影コマ数の
表示を、単に「カウンタ表示」と言う場合がある。
【0034】以上の前提条件のもとで、本実施例の全体
の動作の流れについて説明する。
【0035】図2は、図1の実施例の全体動作を説明す
るためのフローチャートであり、以下、図2のフローチ
ャートについて説明する。なお、本フローチャートにお
いては、フローチャート上のステップの意味を符号
「S]で表す。
【0036】S100から処理がスタートする。S10
1において、電池が装着され、電池蓋スイッチ27がオ
ンすると、S111へ分岐し、デート初期設定処理を行
う。デート初期設定処理については後述する。
【0037】S102において、メインスイッチ(MS
W)21のオンを検出すると、S112に分岐し、メイ
ンスイッチ処理(MSW処理)を実行する。
【0038】メインスイッチ処理の完了後、またはメイ
ンスイッチ21がオンされていないときは、S103乃
至S105のスイッチ状態の確認ステップに進み、スト
ロボスイッチ22、モードスイッチ23、半押しスイッ
チ24のいずれかがオンするか否かが判定される。
【0039】いずれもオンであるときは、S106に進
み、メインスイッチ(電源スイッチ)21をオンしたと
き、開始されたタイマが3分を計時したか否かが判定さ
れる。まだ3分が経過していないとき、S101に戻
る。
【0040】3分が経過したとき、S107に進み、鏡
筒駆動回路5を介してモータ6が駆動され、鏡筒が沈胴
位置に駆動される。そして、S108において、液晶表
示部4の表示が、カウンタ表示からデート表示に切り替
えられる。即ち、メインスイッチ(電源スイッチ)21
をオフした場合と同様に処理される。
【0041】次にS109に進み、鏡筒位置検出スイッ
チ26により鏡筒が沈胴位置にあるかどうかを確認す
る。S109において、鏡筒が沈胴位置にあることを確
認すると、S110に進み、処理を終了する。鏡筒が沈
胴位置にないときは、S101に戻る。
【0042】S110で、以上の処理終了後は、メイン
スイッチ21のオンを待機し、メインスイッチ21が再
びオンしたら、S100から処理を再開する。
【0043】S103において、ストロボスイッチ22
のオンを検出すると、S113に分岐し、ストロボスイ
ッチ処理をコールする。S104において、モードスイ
ッチ23のオンを検出すると、S114に分岐し、モー
ドスイッチ処理をコールする。S105において、半押
しスイッチ24のオンを検出すると、S115に分岐
し、撮影処理をコールする。
【0044】メインスイッチ処理、ストロボスイッチ処
理、モードスイッチ処理、撮影処理については後で詳述
するが、それらの処理が終了すると、S102乃至S1
09のループに戻り、再度各スイッチのオンを確認し続
ける。
【0045】次に、図2のフローチャート中の各サブル
ーチンの処理について説明する。
【0046】図3は、図2のフローチャート中のS11
1のデート初期設定処理を示すフローチャートであり、
以下、本フローチャートについて説明する。
【0047】図2のS101で電池蓋スイッチ27の変
化を確認すると、S111へ進み、デート初期設定処理
をコールする。
【0048】デート初期設定処理は、図3のS120か
らスタートし、まずS121において、全データの初期
化処理(タイマクリア、フラグクリア、RAM3のデー
タクリアなど)が行われる。次に、S122において、
デートの写し込みモードをオフにする。S123におい
て、デートのカレンダを所定の年月日(本例では、19
93年1月1日)に初期設定する。またS124におい
て、時計を所定時刻(本例では、0時00分)に初期設
定し、S125において、計時を開始する。
【0049】S126において、液晶表示部4をオフ表
示とし、S127から図2のフローチャートに戻る。
【0050】図4は、図2のフローチャート中のS11
2のメインスイッチ処理を示すフローチャートであり、
以下、本フローチャートについて説明する。
【0051】図2のS102でメインスイッチ21のオ
ンを確認すると、S112へ進み、図4に示すメインス
イッチ処理をコールする。
【0052】メインスイッチ処理は、S200からスタ
ートし、まずS201でタイマをリセットする。次に、
S202において、鏡筒位置検出スイッチ26の状態を
検出し、鏡筒が沈胴位置にあるかどうかを判断する。鏡
筒が沈胴位置にある時は、S203に進み、デート修正
モードフラグを解除する。次に、S204で、マイクロ
コンピュータ1は鏡筒駆動回路5を介してモータ6を駆
動し、鏡筒を撮影位置に繰り出し、S205に進み、液
晶表示部4に撮影モードを表示させる(図10参照)。
【0053】尚、撮影レンズの前方には、光の入射を許
容する位置と、禁止する位置との間で開閉されるバリア
(図示せず)が設けられており、このバリアは、鏡筒を
繰り出すとき開放され、沈胴するとき閉じられる。
【0054】S206でデート写し込みモードがオフか
否かを確認し、オフならば、S207で液晶表示部4の
プリント(PRINT)マークを消灯し、オンであれば
S208でプリント(PRINT)マークを点灯する
(図10)。その後、S209へ進む。
【0055】S202において、鏡筒が沈胴位置にない
と判断した時は、S210に進み、S210において、
鏡筒駆動回路5によりモータ6が駆動され、鏡筒が沈胴
位置へ繰り込まれるとともに、これに連動してバリアが
閉じられる。次に、S211に進み、液晶表示部4にデ
ート写し込みデータを表示する(図9、図11において
は、93(年)10(月)(M)25(日)の日付が表
示されている)。その後、S209に移行する。
【0056】S209において、メインスイッチ21が
オフされるのを待つ。メインスイッチ21がオフする
と、S212に進み、3分のタイマをスタートさせた
後、S213から図2のフローチャートに戻る。
【0057】図5は、図2のフローチャート中のS11
3のストロボスイッチ処理を示すフローチャートであ
り、以下、本フローチャートについて説明する。
【0058】図2のS103でストロボスイッチ22の
オンを確認すると、S113へ進み、図5に示すストロ
ボスイッチ処理をコールする。
【0059】ストロボスイッチ処理は、S300からス
タートし、まずS301において、鏡筒位置検出スイッ
チ26の状態を検出し、鏡筒が沈胴位置にあるかどうか
を判断する。
【0060】鏡筒が沈胴位置にないときは、S310に
進み、SBモード(ストロボモード)を切り替える。S
Bモードは、自動発光モード、赤目軽減モード、発光禁
止モード、強制発光モード、スローシンクロの5種類が
あり、自動発光モードであった時は赤目軽減モードに、
赤目軽減モードであった時は発光禁止モードに、発光禁
止モードであった時は強制発光モードに、強制発光モー
ドであった時はスローシンクロに、スローシンクロであ
った時は自動発光モードに、それぞれ切り替える(図1
2参照)。その後、S311に移行し、ストロボスイッ
チ22がオフするのを待つ。ストロボスイッチ22がオ
フしたら、S309から図2のフローチャートに戻る。
【0061】S301で、鏡筒が沈胴位置にあるときは
S302へ進む。S302において、既にデートの修正
モードに入っているかどうかを確認する。
【0062】デートの修正モードに入っていないという
ことは選択モードであり、S303に進み、フラグAを
たてて(“1”にして)、ストロボスイッチ22の1回
目の押し動作であることを識別できるようにする。
【0063】S304において、2秒タイマ(マイクロ
コンピュータ1が内蔵する)をスタートし、ストロボス
イッチ22のオンが継続しているかどうかを確認する。
2秒タイマスタート後、S305において、ストロボス
イッチ22がオフか否かを判断し、オフであれば、図6
のS317へ進み、オン状態が継続していれば、S30
5、S306のループを回る。
【0064】S306でタイマがタイムアップしたら
(ストロボスイッチ22が2秒以上オンされていると
き)、S307で修正モードのフラグをセットする(こ
のフラグが、後で再びS302に進んだとき判定され
る)。修正モードのフラグがセットされている間は、デ
ート修正モードに入る。その後、S308に進み、液晶
表示部4の左部を点滅表示する。その後、S309から
図2のフローチャートに戻る。
【0065】液晶表示部4上でのデート表示は、左部、
中部、右部の3つのブロックで表示されており、それぞ
れのブロックは、2桁の10進数で表示される(図9、
図11参照)。修正は、左部、中部、右部の順に行われ
る。修正モードに入ったときは、まず左部を点滅して、
左部の修正が可能であることを示す。例えば、選択モー
ドが「年月日」のときは、左部に「年」を、中部に
「月」を、右部に「日」を表示する。修正モードに入っ
たときは、まず左部の「年」(図9、図11の例の場
合、「’93」)を点滅し、年の修正が可能なことを示
す。
【0066】S302で、すでに修正モードに入ってい
ると判定されたときは、S312に進む。S312で
は、右部(図9、図11の「25」)が点滅しているか
どうかを確認する。右部が点滅しているということは、
すでに全部の修正が終了しているわけであり、S314
で液晶表示部4の点滅表示を終了し、S315で修正モ
ードフラグを解除する。これにより、修正モードを抜け
る。その後、S316でストロボスイッチ22のオフを
待ち、ストロボスイッチ22がオフしたら、S309か
ら図2のフローチャートに戻る。
【0067】S312で右部が点滅中でなければ、修正
桁(点滅位置)をシフトする。左部(図9、図11
の「’93」)が点滅中であれば中部(図9、図11の
M10」)に、中部が点滅中であれば右部(図9、図
11の「25」)に切り替える。その後、S316でス
トロボスイッチ22のオフを待ち、ストロボスイッチ2
2がオフしたら、S309から図2のフローチャートに
戻る。
【0068】S305において、ストロボスイッチ22
がオフしたら(ストロボスイッチ22を1回オンした
後、2秒間が経過する前にオフされたとき)、図6のフ
ローチャートのS317に進み、S317でフラグAが
“0”か“1”かを判断し、“0”ならば(ストロボス
イッチ22が2秒間の間に再度オンされると、後述する
S321でフラグAが“0”にリセットされる)、S3
18で5秒タイマをスタートさせ、S320、S32
3、S324のループに入り、ストロボスイッチ22の
オン待ちとなる。
【0069】S317で、フラグAが“1”の場合(ス
トロボスイッチ22が1回しかオン/オフしていない場
合)は、S319において2秒タイマをスタートさせ
て、S320、S323,S324のループに入り、次
のストロボスイッチ22のオン待ちとなる。
【0070】S320、S323、S324のループに
おいて、5秒または2秒以内に、ストロボスイッチ22
が再びオンされると、S321に進み、フラグAを
“0”とし、S322でデートモード切替処理を行う。
【0071】デートモードは「年月日」、「月日年」、
「日月年」、「日時分」、「オフ」の5モードがあり、
「年月日」のときは「月日年」に、「月日年」のときは
「日月年」に、「日月年」のときは「日時分」に、「日
時分」のときは「オフ」に、それぞれ切り替える(図1
3参照)。その後、S304に戻り、2秒タイマをスタ
ートさせる(修正モードに入れるか否かのタイマ)。以
下、S305に進み、上述したS305からの動作に戻
る。
【0072】また、S320、S323、S324のル
ープにおいては、S323で、その他のスイッチ(メイ
ンスイッチ21等)がオンされた場合に、S325より
図2のフローチャートに戻る。またS324では、スト
ロボスイッチ22が押されることなく、5秒(S31
8)または2秒(S319)のタイマ時間が経過した
時、S325より図2のフローチャートに戻る。
【0073】タイマをS319では2秒と短くしている
のに対して、S318では5秒と長くしているのは、次
の理由による。即ち、フラグAが“1”のとき(ストロ
ボスイッチ22をオンしたのがまだ1回のとき)は、さ
らにもう1回ストロボスイッチ22(または他のスイッ
チ)をオンすることにより、使用者がモード切り替えの
意志を有しているか否かを判断するものであるが(1回
の操作でモード切り替えを行うようにすると、不用意に
スイッチを操作してしまったとき、直ちにモードが切り
替えられてしまうので、これを防ぐため、モードの切り
替えには2秒間の間に2回の操作を必要とするようにし
ているのであるが)、この意志の確認には、長い時間を
必要としないので、短い時間2秒に設定されている。こ
れに対して、フラグAが“0”のときは、デートモード
を切り替えるときなので、より長い考慮時間を使用者に
与える必要があるのである。
【0074】図7は、図2のフローチャート中のS11
4のモードスイッチ処理を示すフローチャートであり、
以下、本フローチャートについて説明する。
【0075】図2のS104でもモードスイッチ23の
オンを確認すると、S114へ進み、図7に示すモード
スイッチ処理をコールする。
【0076】モードスイッチ処理は、S400からスタ
ートし、まずS401において、鏡筒位置検出スイッチ
26の状態を読み、鏡筒が沈胴位置にあるかどうかを確
認する。鏡筒が沈胴位置にないときは、S406に進
み、撮影モードを切り替える。
【0077】撮影モードには、通常撮影(解除)モー
ド、強制∞モード、シングルセルフモード、ダブルセル
フモードの4種類があり、モードスイッチ23のオンに
より、順繰りに切り替わる(図14参照)。強制モード
では、レリーズボタンを全押しすると、そのときから、
全押しを解除するまでシャッタが動作(開口)される。
シングルセルフモードでは、レリーズボタンを全押しに
したときから一定の時間が経過したとき、シャッタが動
作される。ダブルセルフモードでは、シングルセルフモ
ードのときの2倍の一定時間が経過したとき、シャッタ
が動作される。解除モードでは、レリーズボタンを全押
し状態にしたときから、測光結果に対応する指令が発せ
られるまで、シャッタが動作される。
【0078】その後、S406からS407に進み、モ
ードスイッチ23がオフするのを待つ。モードスイッチ
23がオフしたら、S405から図2のフローチャート
に戻る。
【0079】S401で鏡筒が沈胴位置にあると判定さ
れたときは、S402に進む。S402で既に修正モー
ドに入っているかどうかを確認する(沈胴状態で、スト
ロボスイッチ22が2秒以上オンされると、図5のS3
07で修正モードが設定され、右部の修正終了後、S3
15で修正モードが解除される)。修正モードに入って
いないときは、S404に進み、モードスイッチ23の
オフを待つ。モードスイッチ23がオフしたら、S40
5から図2のフローチャートに戻る。
【0080】S402で修正モードに入っているとき
は、S403で時計データをシフトする。左部、中部、
右部のうち、そのとき点滅しているブロックのデータ
(「年」、「月」、「日」、「時」または「分」)に1
(または−1)を加算する。例えば、表示モードが年月
日で、左部の「年」が94年に設定されて点滅している
ときは、年の「94」を「95」に切り替え、点滅表示
する。その後、S404でモードスイッチ23のオフを
確認し、S405から図2のフローチャートに戻る。
【0081】図8は、図2のフローチャート中のS11
5の撮影処理を示すフローチャートであり、以下、本フ
ローチャートにより撮影処理の説明をする。
【0082】図2のS105で半押しスイッチ24のオ
ンを確認すると、S115に進み、図8の撮影処理をコ
ールする。
【0083】撮影処理は、S500からスタートし、ま
ずS501において、鏡筒位置検出スイッチ26の状態
を読み、鏡筒が沈胴位置にあるかどうかを確認する。鏡
筒が沈胴位置にあるときは撮影が禁止され、S519で
3分のタイマをスタートさせた後、S520から図2の
フローチャートに戻る。
【0084】鏡筒が沈胴位置にないときは、S502に
進み、3分のタイマをリセットする。次に、S503に
進み、ここで液晶表示部4のフィルムのカウント表示
(図4のS205で、図10に示すような撮影コマ数表
示とされている)を、図9に示すようなデート表示に切
り替える。同図に示すように、このときモード関係の表
示は消えない。そして、次のS504に進む。
【0085】S504において、測光回路7に信号を送
り、測光処理を実行する。測光処理の詳細説明は省略す
るが、測光回路7内の受光素子に入力した光量から被写
体の輝度を算出し、シャッタの開口時間を求める。同時
に低輝度かどうかの判別をし、ストロボ発光が必要かど
うかを判断する。自動発光モードの時は、輝度によって
ストロボ発光の必要性を判定する。発光禁止モードの時
は、輝度によらず非発光判定となる。強制発光モードの
時は、輝度によらず発光判定となる。
【0086】次に、S505において測距処理を実行す
る。マイクロコンピュータ1は、測距回路8に測距開始
信号を送り、測距回路8は測距処理を開始する。測距処
理の詳細は省略するが、測距が完了すると、測距回路8
はマイクロコンピュータ1へ測距結果を出力する。
【0087】S506において、ストロボ発光が必要か
どうかを確認し、ストロボ発光の必要がなければS50
7へ進む。ストロボ発光が必要であれば、S521へ進
み、ストロボ充電が完了しているかどうかを確認する。
充電が完了していたら、S507に進む。充電が完了し
ていなかったら、S522に進み、半押しスイッチ24
のオフを待つ。この時、撮影は行われない。半押しスイ
ッチ24がオフしたら、S523で図9のデート表示
を、図10のカウンタ表示へ戻し、S520から図2の
フローチャートに戻る。
【0088】ストロボ発光しない場合か、ストロボ発光
で充電が完了してるときは撮影可能であり、S507の
ループに進む。S507においては、レリーズスイッチ
25がオンされたか否かが判定される。レリーズスイッ
チ25がオフされている場合、S508に進み、半押し
スイッチ24がオンされているか否かが判定される。半
押しスイッチ24がオンされた状態にあるとき、S50
7に戻り、レリーズスイッチ25がオンされているか否
かの判定を行う処理を行う。
【0089】即ち、図示せぬレリーズボタンを半押し状
態にすることにより、S503を経た後、S507とS
508の処理が繰り返される。上述したように、この状
態においては、S503の処理により、液晶表示部4に
は図9に示した日付表示がなされている。鏡筒を繰り出
した状態においては、図4のS205の処理により、図
10に示す撮影コマ数の表示が液晶表示部4に行われて
いるのであるが、使用者はレリーズボタンを半押し状態
にすることで、この表示を図9に示すような日付表示に
替えることができる。これにより、使用者は写し込みを
行う日付を確認することができる。
【0090】このような確認を行った後、半押しスイッ
チ24をオフにすると(レリーズボタンの半押し状態を
解除すると)、S509に進み、液晶表示部4の表示
が、図9に示す日付表示状態から、図10に示す撮影コ
マ数表示状態に切り替えられる。そして、撮影処理が終
了される。
【0091】S507において、レリーズスイッチ25
がオンされたと判定された場合においては、S510に
進み、液晶表示部4の表示が、図9に示す日付表示状態
から、図10に示す撮影コマ数表示状態に切り替えられ
る。
【0092】次にS511において、セルフモードが設
定されているか否かが判定され、セルフモードが設定さ
れている場合においては、S512に進み、10秒間待
機する。セルフモードが設定されていない場合において
は、このS512の処理はスキップされる。
【0093】次にS513に進み、レンズドライブの処
理が行われる。このとき、マイクロコンピュータ1はレ
ンズ駆動回路11を制御し、撮影レンズを所定の位置に
移動させる。次にS514において、シャッタの開閉動
作が行われ、同時にストロボを使用する必要がある場合
においては、ストロボの駆動が行われる。即ち、このと
きマイクロコンピュータ1はシャッタ駆動回路12を制
御し、シャッタを所定の時間動作させる。この動作時間
(開口時間)は、S504の処理により演算されてい
る。また、このときマイクロコンピュータ1はストロボ
駆動回路13を制御して、必要に応じてストロボを発光
させる。
【0094】尚、フローチャートには図示していない
が、ストロボが発光された後はストロボに対する充電が
開始され、充電が完了したとき、充電は停止される。
【0095】次にS515に進み、レンズ復帰処理が実
行される。即ち、このときマイクロコンピュータ1はレ
ンズ駆動回路11を制御し、撮影レンズを元の位置に復
帰させる。
【0096】S516においては、デート(日付)写し
込み処理が実行される。即ち、デート写込スイッチ28
を操作して、デート(日付)の写し込みを指令している
場合、マイクロコンピュータ1は、内蔵する時計装置に
おいて計時した結果得られる日付データ(この日付デー
タは、液晶表示部4に表示されたものである)をデート
写込み回路10に出力し、これをフィルム上に写し込ま
せる。
【0097】この実施例においては、フィルムを1コマ
分巻上げる前に、日付を写し込むようにしたが、フィル
ムを巻上げる(給送する)最中において、例えば複数の
LED(図示せず)を発光させて、ドット状に日付を写
し込むことも可能である。
【0098】さらに、S517で給送回路9により、フ
ィルムを巻き上げる。続いて、S518に進み、半押し
スイッチ24がオフになるのを待つ。S518で半押し
スイッチ24のオフを確認したら、S519で3分のタ
イマをスタートさせた後、S520から図2のフローチ
ャートに戻る。
【0099】次に、撮影モードを切り替える場合の動
作、ストロボモードを切り替える場合の動作、デートモ
ードを切り替える場合の動作、およびデートモードを修
正する場合の動作について、まとめて説明する。
【0100】最初に、撮影モード切り替えの動作につい
て説明すると、次のようになる。
【0101】(1)メインスイッチ21をオンし、鏡筒
を繰り出す(S204)。
【0102】(2)モードスイッチ23をオンし(S4
00,S401)、撮影モードを図14に示す順序に従
って1つインクリメントする(S406)。
【0103】(3)モードスイッチ23を必要な回数だ
けオン、オフし、所定の撮影モードを選択する(S40
6)。
【0104】次に、ストロボモード切り替え動作につい
て説明すると、次のようになる。
【0105】(1)メインスイッチ21をオンし、鏡筒
を繰り出す(S204)。
【0106】(2)ストロボスイッチ22を1回オン
し、図12に示す順序に従って、ストロボモードを1つ
だけインクリメントする(S310)。
【0107】(3)ストロボスイッチ22を必要な回数
だけオン、オフし、所望のストロボモードを選択する
(S310)。
【0108】デートモードを切り替える場合の動作は、
次のようになる。
【0109】(1)メインスイッチ21を操作して、鏡
筒を沈胴させる(S210、S301)。
【0110】(2)ストロボスイッチ22を1回オン
し、2秒(S304)以内に1回目のオフをする(S3
05、S306)。このとき、フラグAが“1”にセッ
トされる(S303)。
【0111】(3)ストロボスイッチ22の1回目のオ
フの後、2秒(S319)以内にストロボスイッチ22
の2回目のオンをする(S320、S323、S32
4)。これにより、図13に示す順序でデートモードが
1つだけインクリメントされる(S322)。そして、
このときフラグAが0にリセットされる(S321)。
【0112】(4)1回目のインクリメント完了後、2
秒(S304)以内にストロボスイッチ22の2回目の
オフをする(S305、S306)。
【0113】(5)ストロボスイッチ22の2回目のオ
フの後、5秒(S318)以内にストロボスイッチ22
の3回目のオンをする(S320、S323、S32
4)。これにより、図13の順序でデートモードが1だ
けインクリメントされる(S322)。
【0114】(6)所望のデートモードが選択されたと
き、その選択された日付を修正する必要がなければ、デ
ートモード切り替え後、2秒(S319)または5秒
(S318)が経過するまで、ストロボスイッチ22を
オンしない。あるいは、この期間に、ストロボスイッチ
22以外のスイッチをオンする(S320、S323、
S324)。
【0115】次に、このようにして、選択されている日
付を修正する場合の動作について説明すると、次のよう
になる。
【0116】(1)メインスイッチ21を操作して、鏡
筒を沈胴させる(S210、S301)。但し、上述し
たデートモード切り替え動作に続いて、日付の修正を行
う場合においては、上記したデートモード切り替え動作
における操作により、既に鏡筒は沈胴されているため、
この操作は省略することが可能である。
【0117】(2)ストロボスイッチ22を1回オン
し、そのまま2秒(S304)以上保持する(S30
5、S306)。これにより、修正モードとなり(S3
07)、表示の左部が点滅する(S308)。
【0118】(3)モードスイッチ23をオンすると
(S400、S401)、いま、修正モードのため(S
402)、左部の時計データが修正される(S40
3)。必要な回数だけモードスイッチ23をオンし、左
部の時計データを所定の値に修正する(S403)。
【0119】(4)ストロボスイッチ22を再度オンす
ると(S300、S301、S302)、点滅位置が中
部にシフトされる(S312、S313)。
【0120】(5)モードスイッチ23を必要回数オン
し、中部の時計データを修正する(S403)。
【0121】(6)ストロボスイッチ22をさらにオン
すると(S300、S301、S302)、点滅位置が
右部にシフトする(S312、S313)。
【0122】(7)モードスイッチ23を必要回数だけ
オンし、右部の時計データを修正する(S403)。
【0123】(8)ストロボスイッチ22を再度オンす
ると(S300、S301、S302)、点滅が終了
し、修正モードが解除される(S312、S314、S
315)。
【0124】以上の如く、鏡筒が突出している状態にお
いて、モードスイッチ23をオンすると、モードスイッ
チの本来の機能である撮影モードの切り替えを行うこと
ができるようにするとともに、鏡筒が沈胴位置にある場
合においては、このモードスイッチ23を操作すること
により、時計データの修正を行うことができるようにし
たので、時計データを修正するための特別のスイッチが
不要となる。
【0125】しかも、この撮影モードの切り替えは、セ
ルフタイマの動作時間を変更するものであり、「時間を
変更する」という点において、時計データを修正する目
的と共通している。そこで使用者は、時計データを修正
するとき、迷うことなく、直感的にモードスイッチ23
を操作すればよいことを想起することができる。
【0126】また、鏡筒が突出している状態において、
ストロボスイッチ22が操作されたときは、ストロボモ
ードを切り替えるとともに、鏡筒が沈胴状態にある場合
においては、このストロボスイッチ22が操作されたと
き、デートモードの切り替えと、日付の修正桁のシフト
を行わせるようにした。従って、デートモード切り替え
と、日付の修正する桁をシフトするための特別のスイッ
チを設ける必要がなくなる。
【0127】ストロボモードの切り替えは、ストロボの
発光状態の種類を変更するものであり、デートモードの
切り替え、および修正桁のシフトは、いずれも同様の種
類の中から所定のものを選択する点において、ストロボ
モード切り替えの目的と共通している。このため、使用
者は迷うことなく、直感的にデートモード切り替え、お
よび日付の修正桁のシフトに、ストロボスイッチの操作
を想起することができる。
【0128】さらに、本実施例においては、ストロボス
イッチを2秒以上継続してオンするか否か、という操作
によって、修正桁をシフトするモードに移行するか、あ
るいはデートモード切り替え処理に移行するかを区別で
きるようにしたので、両者の識別をおこなうための特別
のスイッチが不要となる。
【0129】尚、フィルムをカメラにセットしたとき、
フィルムをパトローネから巻上げ、1コマ撮影を行う毎
に、フィルムをパトローネに1コマ分ずつ巻戻すプリワ
インド方式のカメラにおいても、本発明は適用が可能で
ある。
【0130】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載の日付表示機
能付カメラによれば、状態モードに対応して、表示手段
に撮影コマ数または日付を選択的に表示させるようにし
たので、両者(両方とも数字である)が同時に表示され
る場合に較べ、それぞれの表示を迅速に確認することが
でき、撮影コマ数表示を日付表示と誤認したり、日付表
示を撮影コマ数表示と誤認する恐れが少なくなる。
【0131】また、表示手段の占有する面積を小さく
し、カメラをより小型化することが可能となる。さら
に、表示手段に含まれる表示素子(LCD)と、それを
駆動するドライバ(LCD駆動回路)として、能力の小
さいものを用いることができ、低コスト化が可能とな
る。また、同一の面積の表示手段を用いる場合において
は、表示情報の種類を多くするか、より大きな文字、記
号等を表示することができる。
【0132】また、請求項2乃至5に記載の日付表示機
能付カメラによれば、電源のオン、オフ、遮光手段の開
閉状態、鏡筒の位置または計時手段の計時状態に対応し
て、表示手段に撮影コマ数または日付を選択的に表示さ
せるようにしたので、いずれの場合も、請求項1におけ
る場合と同様に、表示手段の占有する面積を小さくし、
カメラを小型化することが可能となる。また、各状態に
おいて、不要な表示がなされず、必要な情報(動作モー
ドのときは撮影コマ数、非動作モードのときは日付)を
迅速かつ確実に認識することが可能になる。
【0133】請求項6に記載の日付表示機能付カメラに
よれば、撮影モード切替手段が操作された場合、検出手
段の検出結果に対応して撮影モードを切り替えさせる
か、あるいは時計データを修正させるようにしたので、
スイッチあるいはボタンを減らすことができ、小型化を
図ることができる。
【0134】また、撮影モード切り替え手段は、本来、
シャッタが動作するまでの「時間」に対応する撮影モー
ドを変更するとき操作されるものであるが、時計データ
を修正する操作も、「時間」を変更するための動作であ
る。このように、「時間を変更する」という共通の目的
を有するので、時計データを修正するとき、使用者は、
撮影モードを変更するとき操作される撮影モード切り替
え手段の操作を、迷うことなく、直感的に想起すること
ができ、操作性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の日付表示機能付カメラの一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図3】図2のS111におけるデート初期設定処理の
サブルーチンのより詳細な処理を説明するフローチャー
トである。
【図4】図2のS112におけるメインスイッチ(MS
W)処理のサブルーチンのより詳細な処理を説明するフ
ローチャートである。
【図5】図2のS113におけるストロボスイッチ(S
BS)処理のサブルーチンのより詳細な処理を説明する
フローチャートである。
【図6】図5に続くフローチャートである。
【図7】図2のS114におけるモードスイッチ(MO
S)処理のサブルーチンのより詳細な処理を説明するフ
ローチャートである。
【図8】図2のS115における撮影処理のサブルーチ
ンのより詳細な処理を説明するフローチャートである。
【図9】図1の液晶表示部4のレリーズボタン半押し時
の表示例を説明する図である。
【図10】図1の液晶表示部4の撮影コマ数の表示例を
説明する図である。
【図11】図1の液晶表示部4の日付の表示例を説明す
る図である。
【図12】図1の液晶表示部4におけるストロボモード
切替表示の例を説明する図である。
【図13】図1の液晶表示部4におけるデートモード切
替表示の例を説明する図である。
【図14】図1の液晶表示部4における撮影モード切替
表示の例を説明する図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 4 液晶表示部 5 鏡筒駆動回路 7 測光回路 8 測距回路 9 巻上げ回路 10 デート写込み回路 11 レンズ駆動回路 12 シャッタ駆動回路 13 ストロボ駆動回路 21 メインスイッチ 22 ストロボスイッチ 23 モードスイッチ 24 半押しスイッチ 25 レリーズスイッチ 26 鏡筒位置検出スイッチ 27 電池蓋スイッチ 28 デート写込スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 日付、または撮影レンズを介して被写体
    を撮影した撮影コマ数を切り替えて表示する表示手段
    と、 状態モードが動作モードまたは非動作モードのいずれの
    モードにあるのかを検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に対応して、前記状態モードが
    前記動作モードにあるとき、前記表示手段に撮影コマ数
    を表示させ、前記状態モードが前記非動作モードにある
    とき、前記表示手段に日付を表示させるように、前記表
    示手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする
    日付表示機能付カメラ。
  2. 【請求項2】 電源をオンまたはオフするとき操作され
    る操作手段をさらに備え、 前記検出手段は、電源がオンされているとき、前記状態
    モードを前記動作モードとして検出し、電源がオフされ
    ているとき、前記状態モードを前記非動作モードとして
    検出することを特徴とする請求項1に記載の日付表示機
    能付カメラ。
  3. 【請求項3】 前記撮影レンズに対して光の入射を許容
    する位置と、禁止する位置との間で開閉される遮光手段
    をさらに備え、 前記検出手段は、前記遮光手段が、前記撮影レンズに対
    して光の入射を許容する位置にあるとき、前記状態モー
    ドを前記動作モードとして検出し、禁止する位置にある
    とき、前記状態モードを前記非動作モードとして検出す
    ることを特徴とする請求項1に記載の日付表示機能付カ
    メラ。
  4. 【請求項4】 前記撮影レンズを収容する鏡筒を、本体
    から繰り出した位置と、前記本体に沈み込ませた位置と
    の間で移動させる移動手段をさらに備え、 前記検出手段は、前記鏡筒が、繰り出した位置にあると
    き、前記状態モードを前記動作モードとして検出し、沈
    み込ませた位置にあるとき、前記状態モードを前記非動
    作モードとして検出することを特徴とする請求項1に記
    載の日付表示機能付カメラ。
  5. 【請求項5】 非使用状態の時間を計時する計時手段を
    さらに備え、 前記検出手段は、前記計時手段が、所定の時間を計時す
    る前は、前記状態モードを前記動作モードとして検出
    し、所定の時間を計時した後は、前記状態モードを前記
    非動作モードとして検出することを特徴とする請求項1
    に記載の日付表示機能付カメラ。
  6. 【請求項6】 レリーズボタンを操作した後、シャッタ
    が動作するまでの時間に対応する撮影モードを、前記レ
    リーズボタンを操作した後、予め設定してある所定の時
    間が経過したとき、前記シャッタを動作させるセルフモ
    ード、前記レリーズボタンを操作した後、前記レリーズ
    ボタンの操作が解除されるまで、前記シャッタを動作さ
    せる強制モード、または前記レリーズボタンを操作した
    後、指定された所定の時間が経過するまで、前記シャッ
    タを動作させる解除モードのいずれかに切り替える撮影
    モード切替機能を有するカメラにおいて、 前記撮影モードを切り替えるとき操作される撮影モード
    切替手段と、 状態モードが、動作モードまたは非動作モードのいずれ
    のモードにあるのかを検出する検出手段と、 日付を表示する表示手段と、 計時動作を行ない、前記表示手段に時計データを出力す
    る計時手段と、 前記撮影モード切替手段が操作された場合、前記検出手
    段が前記動作モードを検出しているとき、前記撮影モー
    ドを切り替えさせ、前記検出手段が前記非動作モードを
    検出しているとき、前記計時手段の時計データを修正さ
    せる切替修正手段とを備えることを特徴とする日付表示
    機能付カメラ。
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