JP2002196388A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002196388A
JP2002196388A JP2000390980A JP2000390980A JP2002196388A JP 2002196388 A JP2002196388 A JP 2002196388A JP 2000390980 A JP2000390980 A JP 2000390980A JP 2000390980 A JP2000390980 A JP 2000390980A JP 2002196388 A JP2002196388 A JP 2002196388A
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mode
turned
setting
photographing
camera
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Application number
JP2000390980A
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English (en)
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Naoyuki Nishino
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部材の数を増やさずに、前回の設定条件
を呼び出しができるようにする。 【解決手段】 各撮影モードの設定時に、例えばフラッ
シュモード設定の場合、マルチオペレーションボタン2
3の領域W2を押圧する。領域W2の押圧によりオート
フラッシュモード→強制発光モード→赤目軽減モード→
発行禁止モード→逆光補正・ストロボ禁止モード→オー
トフラッシュモード→・・・の順に従って変更される。
1回領域W2を押圧する毎に、領域W2の押圧時間を計
時する。指定するモードの選択時に領域W2を例えば2
秒以上押圧した場合、マイクロコンピュータ35は保持
コードを作成する。同様に、他の撮影モードの設定が行
われる。メインスイッチSW1をオフした場合、この保
持コードはEEPROM38に記憶保持される。レリー
ズボタン16を押圧しながらメインスイッチSW1をオ
ンすると、マイクロコンピュータ38はEEPROM3
8から保持コードを呼び出し、各撮影モードを前回のモ
ード設定で撮影が行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の撮影モード
の設定、切替機能を備えたカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の写真カメラやデジタルカメラは様
々な撮影モードの設定機能を備えている。撮影モードの
設定対象には、露出制御、ストロボ、フォーカス等の設
定項目があり、露出制御については標準のオートモード
の他に、露出量を例えば1/3ステップ刻みに増減させ
る露出補正モードが用意されている。ストロボについて
は、標準の低輝度自動発光モードの他に、強制発光、強
制オフ、赤目防止などのモードがあり、フォーカスにつ
いては標準のオートフォーカスモードの他に、マニュア
ルフォーカス、マクロフォーカス、無限遠フォーカスな
どのモードがある。また、デジタルカメラでは、撮影時
の画素数をノーマル/ファインとの間で切り替えるよう
にしたものもある。
【0003】このような各種の項目について撮影モード
を設定するために、それぞれの項目毎にモード設定ボタ
ンを設けるとボタン数が増え、そのレイアウトのために
スペースが必要となってカメラボディのコンパクト化の
妨げになりやすい。このような事情から、例えば特開平
10−142651号公報などで知られるように、ズー
ムボタンを含む様々な操作ボタンのいくつかについて
は、これを階構造式に用いるマルチオペレーション化が
図られ、異なる設定対象項目のモード設定に兼用するこ
とが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】操作ボタンのマルチオ
ペレーション化は操作ボタンの個数を節約するうえで有
効な手段ではあるが、上述したように撮影モードの設定
項目数が増えるとその操作回数が増えてくる。従って、
複数の設定項目についてそれぞれ撮影モードの設定を行
った後に、これらの撮影モードが撮影毎にクリアされて
しまうと、全く同じ撮影モードで次の撮影を行おうとし
た時には再度面倒な設定操作を繰り返さなくてはなら
ず、操作性が悪い。このため、カメラの電源スイッチを
オフしない限りは一旦設定した各種の撮影モードを保存
することが行われているが、電源スイッチをオフさせた
ときには撮影モードがクリアされてしまうのが通常であ
る。そして、再度電源スイッチをオンしたときには、撮
影モードが全て標準モードになってカメラが起動される
ため、再び各項目毎に撮影モードを再設定しなくてはな
らない。特に最近のカメラには、電源節約のためにカメ
ラを一定時間使用せずにいると自動的に電源がオフする
オートオフ機能が設けられているため、その都度、撮影
モードの設定操作が余儀なくされていた。
【0005】一方、電源スイッチのオン/オフに関わら
ず、一旦設定された撮影モードを更新しない限り常時保
存しておき、電源スイッチをオンする毎に記憶された撮
影モードを呼び出してカメラを起動させることも可能で
あるが、その場合には一般に最も使用頻度の高い標準撮
影モードで撮影したいときには、カメラの軌道毎に撮影
モードの変更操作をしなくてはならず、やはり操作性の
点で問題が生じてくる。
【0006】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、設定ボタンの数を増やさなくても、前回の設定条
件の呼び出しが簡単に行えるようにしたカメラを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカメラは、撮影操作又は撮影モードの設定
操作に用いられる複数の操作部材と、前記操作部材で設
定された撮影モードを電源スイッチがオフされた状態で
も記憶保持する記憶手段と、電源スイッチが単独でオン
されたときには標準の撮影モードのもとでカメラを起動
させ、前記複数の操作部材のいずれかを操作した状態で
電源スイッチがオンされたときには前記記憶手段で記憶
された撮影モードのもとでカメラを起動させる撮影モー
ド切替制御手段とを備えるものである。
【0008】また、その他の方法として、撮影モードの
設定操作に用いられる複数の操作部材と、前記操作部材
で設定された撮影モードを電源スイッチがオフされた状
態でも記憶保持する記憶手段と、電源スイッチの投入後
に前記操作部材が撮影条件の設定操作とは異なる特定の
態様で操作されたことを検知し、それまで設定されてい
た撮影モードを前記記憶手段で記憶された撮影モードに
切り替える撮影モード切替制御手段とを備えてもよい。
この場合、前記特定の態様での操作は、少なくとも2つ
の操作部材の同時操作又は所定の操作部材のダブルクリ
ック操作であることが好ましい。また、前記撮影モード
の設定項目は複数種類有り、前記記憶手段は複数種類の
設定項目をそれぞれ記憶するとともに、撮影モード切替
制御手段は記憶されたそれぞれの設定項目を記憶手段か
ら一斉に読み出して撮影モードの切り替えを行うことが
好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施した銀塩カ
メラの外観を示す斜視図である。このカメラは、コンパ
クト化が図られており、カメラ2の未使用時にはレンズ
鏡胴3がカメラボディ4の内部に収納される電動式ズー
ムレンズ5を採用している。また、カメラボディ4前面
にはスライドカバー6が設けられており、閉位置と開位
置との間でスライド自在に設けられる。このスライドカ
バー6とカメラボディ4との間のカメラボディ4側には
メインスイッチSW1(図3参照)が取り付けられてお
り、メインスイッチSW1のオンオフはスライドカバー
6のスライド動作により行われる。
【0010】スライドカバー6が開位置に保持される
と、電動式ズームレンズ5が突出すると共に、その電動
式ズームレンズ5の上方には対物側ファインダ窓10、
オートフォーカス用の投光部11、自動露出用の測光部
12、セルフタイマ表示用のLED13、オートフォー
カス用の受光部14がそれぞれ露呈される。これら各部
材の右側には、ストロボ発光部15が設けられている。
また、カメラボディ4の上面にはレリーズボタン16が
設けられている。例えば、このレリーズボタン16を押
圧操作しながらスライドカバー6を開位置に移動させる
(メインスイッチSW1をオンさせる)と、後述するE
EPROM38に記憶された各撮影モードの保持コード
が読み出される。
【0011】図2に示すように、カメラボディ4の背面
には裏蓋20が開位置と閉位置との間で回動自在となる
ように取り付けられている。この裏蓋20を開位置に回
動させることにより、フイルムカートリッジの装填及び
取り出しが行える。また、裏蓋20の開位置と閉位置と
の回動操作によりオンオフされる裏蓋スイッチSW2が
カメラボディ4側に取り付けられている。裏蓋20の上
方には、接眼用ファインダ窓21、測距完了時に点灯さ
れるLED22、各コマンド設定を行う際に押圧操作さ
れるマルチオペレーションボタン23が配置される。そ
の下部には、液晶表示パネル24、モードシフトボタン
25、デート変更ボタン26が設けられている。
【0012】マルチオペレーションボタン23は、押圧
操作される領域を、十字の仮想線29で示すように、十
字状に4分割した1個の円盤状の操作部材と、扇形をし
た領域W1,W2,T1,T2の各々の背後に設けられ
た4個のスイッチSW3,SW4,SW5,SW6とか
らなる。領域W1,W2,T1,T2には、それぞれの
モードを表すモードマークとして記号や文字が付されて
いる。スイッチSW3,SW4,SW5,SW6は、領
域W1,W2,T1,T2の押圧/非押圧によってそれ
ぞれ独立にオン/オフされる。なお、十字の仮想線29
は、説明の都合上便宜的に表記したもので、実際に表記
されているものではない。
【0013】マルチオペレーションボタン23の周囲に
は、領域W1,W2,T1,T2に対応する位置に、L
ED31〜34がそれぞれ配置されている。これらLE
D31〜34は、モードシフトボタン25を押圧しなが
らマルチオペレーションボタン23のいずれかの領域を
押圧すると、その領域に対応する撮影モードに応じて点
灯が行われる。そして、各モード設定に対応した表示が
モードシフトボタン25の上方に配置された液晶表示パ
ネル24に表示される。
【0014】モードシフトボタン25の側方には、デー
トの写し込み形態を変更する際やデートの年月日等を修
正する際に押圧操作されるデート変更ボタン26が配置
されている。なお、図面の液晶表示パネル24には、全
ての表示を同時に表示した状態を示しているが、実際に
このような表示になることはない。
【0015】図3は、カメラ2の制御系の概略を示すも
のである。マイクロコンピュータ35には、スイッチS
W1〜SW9の他、電動式ズームレンズ5,LED1
3,22,LED31〜34が接続される。また、この
マイクロコンピュータ35には、ストロボ発光部15を
駆動するストロボ装置36,投光部11及び受光部14
を前面に備えたオートフォーカスモジュール37,自動
露出用の測光部12,液晶表示パネル24が接続され
る。さらに、各種の情報や前回撮影時の各撮影モードの
設定値となる保持コード等を記憶しておくEEPROM
38及びEEPROM38からのデータ等を一時的に記
憶させるRAM39も接続されている。このEEPRO
M38には、フラッシュモードの保持コード(第1保持
コード)、露出補正モードの保持コード(第2保持コー
ド)、フォーカスモードの保持コード(第3保持コー
ド)からなる保持コードが記憶保持される。
【0016】メインスイッチSW1は、各スイッチのオ
ンオフを受けてそれに対する操作指令を各装置に出力す
る。メインスイッチSW1のオン時に、例えば、レリー
ズボタン16の押圧を受けてスイッチSW7がオンされ
ていれば、この入力操作を通常の入力操作と判断せず
に、EEPROM38から記憶保持された撮影モード設
定となる保持コードを読み出し、RAM39に出力す
る。この保持コードの読み出しにより、液晶表示パネル
24には、この保持コードに対応する撮影モードの表示
が行われる。なお、保持コードが読み出されたときに
は、初期コードと異なるコマンド設定の表示のみを点滅
させて、撮影者に認識させてもよい。
【0017】以下に、マルチオペレーションボタン23
の各種機能を説明する。スライドカバー6を開位置に移
動させ(メインスイッチSW1がオン)、モードシフト
ボタン25を押圧操作せず、LED31〜34が消灯し
ている待機状態では、マルチオペレーションボタン23
は、電動式ズームレンズ5のズーム倍率の変倍に用いら
れる。この場合には、スイッチSW3,SW4のうち少
なくとも一方のオン信号は広角側への変倍操作信号とし
て認識され、またスイッチSW5,SW6のうち少なく
とも一方のオン信号は望遠側への変倍操作信号として認
識される。なお、スライドカバー6を開けると、レンズ
鏡胴3がワイド端に繰り出される。
【0018】待機状態からモードシフトボタン25を押
圧すると、LED31〜34の全てが一斉に点灯して、
モード設定待機状態になる。このとき、液晶表示パネル
24の表示は、待機状態と同じ状態が保持される。モー
ド設定待機状態からモードシフトボタン25を押圧した
まま、例えば領域W2を押圧する(SW4オン)と、L
ED32だけが連続点灯して他のLED31,33,3
4が消灯し、フラッシュモード設定に入る。なお、以下
の各モードの設定操作は、モードシフトボタン25を押
圧したまま行われる。また、モードシフトボタン25の
押圧を止めたときは、各モードにおける設定が確定する
とともに、モード設定待機状態が解除される。
【0019】フラッシュモード設定に入ると、マイクロ
コンピュータ35はEEPROM38から読み出された
保持コードの解除を行う。保持コードは前回の撮影時に
おける各モードの設定値であり、製品出荷時及び前回の
撮影時に各モードの設定を保存しない場合は初期値0
(オートフラッシュモード)となる。保持コードから第
1保持コードが読み出された場合には、第1保持コード
を第1制御コード(第1保持コード−8)に変換する。
例えばフラッシュコマンドの第1保持コードが「11」
の場合、第1制御コードは「3」となる。そして、領域
W2を1回押圧する毎に、フラッシュモードが発光禁止
モード(第1制御コード:3)→逆光補正・ストロボ禁
止モード(4)→オートフラッシュモード(0)→強制
発光モード(1)→赤目軽減モード(2)→・・・の順
序に従って変更される。また、領域W2を1回押圧する
毎に押圧時間の計時を行う。そして、計時された押圧時
間が所定時間を越えたとき(例えば2sec以上のと
き)には、第1保持コード(第1制御コード+8)を作
成し、第1保持コードをマイクロコンピュータ35を介
してEEPROM38に書き込む。図4に示すように、
モードの切替時には、オートフラッシュモードの場合を
除き各々に対応したマーク41,42,43,44(上
記変更順)が液晶表示パネル24に表示される。
【0020】なお、オートフラッシュモードとは、被写
体の明るさや距離などに応じてストロボの光量を自動調
節する標準モードで、モード切換を行わない通常状態で
は、このオートフラッシュモードになっている。また、
赤目軽減モードとは、いわゆる赤目現象を軽減するため
に撮影の直前に数回連続発光させて目を慣らすモードで
ある。また、逆光補正・ストロボ禁止モードとは、+1
EV露出補正するモードである。
【0021】次に、モード設定待機状態から領域T1を
押圧する(SW5オン)と、LED33が連続点灯する
とともに、LED31は消灯し、LED32,34は2
Hzで点滅して、露出補正モード設定に入る。これと同
時に、図5に示すように、液晶表示パネル24のデート
が消えて、この位置に露出補正値が点滅表示される。こ
の露出補正値を変更するには、領域T2もしくは領域W
2を押圧する。領域T2を押圧すると、露出補正値がア
ップし、領域W2を押圧すると、露出補正値がダウンす
る。なお、露出補正値のアップは、0.5EVステップ
で行われ、−2.0EV(第2制御コード:−4)→−
1.5EV(−3)→−1.0EV(−2)→−0.5
EV(−1)→オート露出補正(0)→0.5EV
(1)→1.0EV(2)→1.5EV(3)→2.0
EV(4)の順で変化する。オート露出補正の場合には
マーク45が表示される。また、領域W2を押圧すると
露出補正値の値がダウンする。なお、設定を保存したい
場合は、フラッシュモード設定と同様に、露出補正値の
決定時に、領域T2又はW2を所定時間以上(例えば2
sec以上)押圧すればよい。なお、設定保存時には第
2保持コードとして保存される。
【0022】モード設定待機状態から領域W1を押圧す
ると(SW3がオン)、LED31が連続点灯したまま
LED32,33,34が消灯し、フォーカスモード設
定に入る。このフォーカスモード設定に入ると、領域W
1を押圧する毎に、フォーカスモードが現在の設定状態
からオートフォーカスモード(第3制御コード:0)→
無限遠モード(1)→最至近距離モード(2)→マニュ
アルフォーカスモード(3〜32)→オートフォーカス
モード(0)→・・・の順序に従って変更される。これ
に従って、図6に示すように、液晶表示パネル34に
は、無限遠モードでは山形のマーク46、近距離モード
では人のマーク47、マニュアルフォーカスモードでは
文字「MF」を白抜きにしたマーク48がそれぞれ表示
される。また、マニュアルフォーカスモードの設定時に
は、マーク48が表示される他、デートの代わりに設定
距離が点滅表示され、更に、LED32,34が例えば
点滅周波数2Hzで点滅される。なお、設定保存時には
第3保持コードとして保存される。
【0023】マニュアルフォーカスモード設定状態に入
ると、点滅しているLED32,34に対応した領域W
2,T2を例えば1秒以上押圧することにより、設定距
離を変更することができる。領域T2を押圧すると(S
W6オン)設定距離が長く、領域W2を押圧する(SW
4オン)と設定距離が短くなる。この設定距離は予め数
種類(例えば30種類)の設定値が記憶されている。
【0024】モード設定待機状態から、領域T2を押圧
する(SW6オン)と、LED34だけが連続点灯して
他のLED31,32,33が消灯し、セルフモード設
定に入る。図7に示すように、セルフモード設定に入っ
てから領域T2を押圧すると、セルフタイマモードが現
在の設定状態からノーマルモード→セルフ1モード→セ
ルフ2モード→セルフ3モード→ノーマルモード→・・
・の順序に従って変更される。また、セルフコマンド設
定に入ると、液晶表示パネル24には、セルフタイママ
ーク49が表示される。
【0025】また、セルフ1モード,セルフ2モード,
セルフ3モードの各数字1,2,3は、セルフタイマに
よって連続的に撮影されるコマ数を示しており、このコ
マ数を示す数字がフイルム残りコマ数の代わりに液晶表
示パネルに表示される。勿論、セルフタイマによって連
続的に撮影されるコマ数は、フイルム残りコマ数を越え
ることができないから、例えばフイルム残りコマ数が2
枚の場合には、モード設定待機状態から領域T2を押圧
する毎に、セルフタイマモードは現在の設定状態からノ
ーマルモード→セルフ1モード→セルフ2モード→ノー
マルモード→・・・の順序に従って変更され、セルフ3
モードは表示されない。
【0026】セルフコマンド設定でセルフ1モード,セ
ルフ2モード,セルフ3モードのいずれかに設定した
後、レリーズボタン16を押圧すると、セルフタイマ表
示LED13とLED34が点灯し、セルフタイマが動
作を開始する。セルフタイマの動作開始後、例えば7秒
経過すると、セルフタイマ表示LED13とLED34
は2Hzの点滅表示に切り換わり、更に例えば3秒経過
した後、カメラ2のシャッタが作動する。このセルフタ
イマ動作を途中解除する場合には、スライドカバー6を
閉じるか、領域T2を押圧する。なお、セルフモード設
定については設定保存を行わないが、このセルフモード
設定についても設定変更を行った場合、その設定変更し
た設定を保存できるようにしてもよい。
【0027】次に、本実施例の作用を図8〜11のフロ
ーチャートを参照して説明する。スライドカバー6が開
位置に移動されると、メインスイッチSW1がオンとな
り、レンズ鏡胴3が突出し、メインスイッチオン処理が
行われる。前回の各撮影モードの設定値を呼び出すに
は、レリーズボタン16を押圧しながら、レンズカバー
6を開位置に移動させる。メインスイッチSW1がオン
されると、他のスイッチのオン/オフはマイクロコンピ
ュータ35により検出されるので、レリーズボタン16
の押圧によるスイッチSW2のオンはマイクロコンピュ
ータ35により検出される。この検出により、マイクロ
コンピュータ35はEEPROM38から保持コードの
読み出しを行う。この保持コードは、フラッシュモード
(第1保持コード)、露出補正モード(第2保持コー
ド)、フォーカスモード(第3保持コード)の順に例え
ば「11,−9,0」のように記憶されている。保持コ
ードの呼び出しが終了すると、保持コードと基準値との
比較が行われ、対応する制御コードの作成が行われる。
そして、作成された制御コードに対応する表示マークが
液晶表示パネル24に表示される。
【0028】一方、メインスイッチSW1のオン時にレ
リーズボタン16が押圧されていない場合は、第1〜3
保持コードの読み出しが行われないので、フラッシュモ
ード、露出補正モード、フォーカスモードの設定は全て
「0」に設定されている。撮影時に各撮影モードの設定
を行うには、モードシフトボタン25を押圧しながらマ
ルチオペレーションボタン23を押圧する。例えばフラ
ッシュコマンド設定を赤目軽減モードに設定し保存する
場合には、モードシフトボタン25を押圧しながら、マ
ルチオペレーションボタン23の領域W2を数回押圧す
る。そして、強制発光モードから赤目軽減モードへの変
更時に、領域W2を2秒以上押圧する。このとき、マイ
クロコンピュータ35ではスイッチW4がオンするたび
にオンされている時間を計時している。領域W2を2秒
以上押圧することで、マイクロコンピュータ35では第
1保持コードを作成する。また、赤目軽減モードへの変
更時に2秒以上押圧されなければ、第1保持コードは作
成されない。そして、モードシフトボタン25の押圧を
解除することで設定が終了する。同様に、露出補正コマ
ンド、フォーカスコマンドの各設定を行う。
【0029】その後、各コマンド設定のもとで撮影が行
われる。撮影後にメインスイッチSW1をオフにした場
合、メインスイッチオフ処理が行われる。初めに各設定
コマンドのコード数により、制御コードか保持コードか
の判別を行う。例えば、フラッシュモードが「赤目削減
モード」の場合、第1制御コードは「2」、第1保持コ
ードは「10」であるから、基準値(本実施形態では
9)よりも大きいか小さいかの判別により保持コードで
あるかどうかを判別する。この判別により、制御コード
と判断された場合には、この制御コードは初期化され
る。この判別は、各コマンドについて行われる。そし
て、EEPROM38に各コマンドの保持コードが記憶
される。つまり、フラッシュモードのみが保持コードの
場合には、EEPROM38には「10,0,0」が記
憶保持される。
【0030】スライドカバー6を開位置に移動時に誤っ
てレリーズボタン16を押圧した場合、マイクロコンピ
ュータ35は保持コードを読み出すので、撮影時に例え
ば保持コードを用いない場合には、スライドカバー6を
閉位置に移動させ、メインスイッチSW1を一回オフす
ることで各撮影モードを初期値とすることができる。ま
た、一度保持コードを記憶させた場合には、再び保持コ
ードが作成されない限りは、何回でも呼び出すことがで
きる。
【0031】本実施形態では、スライドカバー6の開位
置への移動操作により電源が有効にされ、この電源の有
効時にレリーズボタン16の押圧操作が確認されたとき
に保持コードの読み出しが行われるようにしたが、レリ
ーズボタンに限定する必要はなく、他の操作ボタン、例
えばモードシフトボタンでもよい。また、保持コードの
読み出しを電源の有効時に入力操作される操作ボタンの
押圧の有無により行わせたが、例えば電源が有効になっ
た後に複数の操作ボタン、例えばモードシフトボタンと
デートボタンとによる同時入力、又は操作ボタン、例え
ばモードシフトボタンによる所定時間内の複数回の押圧
操作から保持コードの読み出しを行わせるようにしても
よい。
【0032】本実施形態では、最新の保持コードのみを
EEPROM等の記録媒体に記録させるようにしたが、
この保持コードを複数記憶できるようにし、この保持コ
ードの読み出し時には、これらの保持コードから選択で
きるようにしてもよい。
【0033】本実施形態では、モードシフトボタンを押
圧しながらマルチオペレーションボタンによる各撮影モ
ードの変更を行ったが、モードシフトボタンを1回押す
ことによりモード設定待機状態に移行させ、この状態で
各モードを選択し、再度モードシフトボタンを押すこと
により、選択したモードを設定できるようにしてもよ
い。
【0034】本実施形態では、銀塩カメラの例を取り上
げたが、デジタルカメラに本発明を利用してもよい。こ
の場合、デジタルカメラの撮影モードにホワイトバラン
スやフラッシュの調光レベル補正等の細部にわたる設定
が可能となるので、撮影者の好みに合わせた写真を撮影
することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明のカメラによれ
ば、電源の有効時に、複数の操作部材のうち少なくとも
1つの入力操作が通常の操作とは異なる入力操作として
確認手段により確認された時、又は電源の有効後に、前
記複数の操作部材のうち少なくとも1つの操作部材によ
る所定時間内の複数回の入力、又は複数の操作部材のう
ち少なくとも2つの操作部材の同時入力が確認手段によ
り確認された時には、撮影モード設定が記憶手段に記憶
保持された撮影モード設定となるので、必要なときに記
憶保持された撮影モード設定を呼び出すことができ、撮
影者が変わっても簡単に撮影を行うことができる。
【0036】また、記憶手段は、撮影モード設定の変更
時にモード変更操作部材の所定時間以上の押圧操作を受
けて、変更された撮影モード設定を記憶保持し、その後
の撮影モード設定の変更時にモード変更操作部材による
所定時間以上の押圧操作が再び行われない限りは、記憶
保持手段に記憶保持されるから、記憶保持した各撮影モ
ード設定を簡単に読み出すことができ、電源を有効にす
る毎に各撮影モードの設定を行う必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカメラの正面の外観を示す斜
視図である。
【図2】カメラの背面を示す概略図である。
【図3】カメラの制御系の概略を示すブロック図であ
る。
【図4】フラッシュコマンド設定時の液晶表示パネルの
表示を示す説明図である。
【図5】露光補正コマンド設定時の液晶表示パネルの表
示を示す説明図である。
【図6】フォーカスコマンド設定時の液晶表示パネルの
表示を示す説明図である。
【図7】セルフコマンド設定時の液晶表示パネルの表示
を示す説明図である。
【図8】メインスイッチがオンしてからオフするまでの
カメラの制御系の流れを示すフローチャートである。
【図9】メインスイッチオン処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図10】フラッシュコマンド設定の流れを示すフロー
チャートである。
【図11】メインスイッチオフ処理の流れを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
2 カメラ 6 スライドカバー 20 裏蓋 23 マルチオペレーションボタン 24 液晶表示パネル 25 モードシフトボタン 35 マイクロコンピュータ 38 EEPROM 39 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H04N 101:00 Fターム(参考) 2H002 AB01 AB04 BC06 FB02 FB04 FB27 FB28 FB38 FB51 HA11 ZA02 2H100 AA11 BB06 DD08 DD09 5C022 AA13 AB15 AB22 AB66 AC02 AC03 AC12 AC31 AC32 AC61 AC74

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影操作又は撮影モードの設定操作に用
    いられる複数の操作部材と、前記操作部材で設定された
    撮影モードを電源スイッチがオフされた状態でも記憶保
    持する記憶手段と、電源スイッチが単独でオンされたと
    きには標準の撮影モードのもとでカメラを起動させ、前
    記複数の操作部材のいずれかを操作した状態で電源スイ
    ッチがオンされたときには前記記憶手段で記憶された撮
    影モードのもとでカメラを起動させる撮影モード切替制
    御手段とを備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 撮影モードの設定操作に用いられる複数
    の操作部材と、前記操作部材で設定された撮影モードを
    電源スイッチがオフされた状態でも記憶保持する記憶手
    段と、電源スイッチの投入後に前記操作部材が撮影条件
    の設定操作とは異なる特定の態様で操作されたことを検
    知し、それまで設定されていた撮影モードを前記記憶手
    段で記憶された撮影モードに切り替える撮影モード切替
    制御手段とを備えたことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 前記特定の態様での操作は、少なくとも
    2つの操作部材の同時操作又は所定の操作部材のダブル
    クリック操作であることを特徴とする請求項2記載のカ
    メラ。
  4. 【請求項4】 前記撮影モードの設定項目は複数種類有
    り、前記記憶手段は複数種類の設定項目をそれぞれ記憶
    するとともに、撮影モード切替制御手段は記憶されたそ
    れぞれの設定項目を記憶手段から一斉に読み出して撮影
    モードの切り替えを行うことを特徴とする請求項1ない
    し3いずれか記載のカメラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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