JPH0731058Y2 - ふく射空調システム - Google Patents

ふく射空調システム

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JPH0731058Y2
JPH0731058Y2 JP10673690U JP10673690U JPH0731058Y2 JP H0731058 Y2 JPH0731058 Y2 JP H0731058Y2 JP 10673690 U JP10673690 U JP 10673690U JP 10673690 U JP10673690 U JP 10673690U JP H0731058 Y2 JPH0731058 Y2 JP H0731058Y2
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JP
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radiant
ceiling
conditioning system
air conditioning
infrared reflecting
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JP10673690U
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尚士 高橋
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はふく射空調システムに係り、特に、ふく射熱を
利用して室内の温度調整を行うに好適なふく射空調シス
テムに関する。
〔従来の技術〕
従来、ふく射空調システムとしては、従来第3図に示さ
れるように、室50の天井52にふく射熱を放熱または吸熱
する部材としてパネル54を配置したり、あるいは水管を
埋め込んだりするシステムが知られている。このシステ
ムによれば、天井52の室内側の表面がふく射面として構
成されるため、ふく射面の表面温度が上下することによ
り、在室者56とふく射面との間でふく射による熱交換が
行われると共に、室50内の空気との対流による熱交換が
行われ、室50内の空調を行うことができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のシステムでは、ふく射面が天井52
の面積で限られ、在室者56の胸の高さから天井52を見た
場合、その角度θ1=113度程度であり、在室者56との直
接のふく射熱交換量も限られる。このため、十分な快適
性を得ることができない。なお、ふく射面と在室者56と
の表面温度差を大きくとれば十分な快適性を得ることは
可能であるが、それと同時に、ふく射面と床58、壁60と
のふく射熱交換量も大きくなり、運転費増加の原因とな
る。
一方、表面温度差を大きくとると冷房時には結露が生じ
るため、表面温度差を大きくすることは困難であり、冷
房時に熱交換量が不足することになる。
本考案の目的は、表面温度差を大きくすることなく在室
者とふく射面との直接の熱交換量を大きくすることがで
きるふく射空調システムを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案は、室内の天井にふ
く射熱を放熱または吸熱する部材を配置して天井の室内
側をふく射面で構成してなるふく射空調システムにおい
て、室内の壁面のうち少なくても上部側に赤外線を反射
する赤外線反射部材を配置し、赤外線反射部材が配置さ
れた壁面を赤外線反射面で構成してなることを特徴とす
るふく射空調システムを構成したものである。
〔作用〕
室内の壁面のうち少なくとも上部側の壁面が赤外線反射
面で構成されているので、天井のふく射面と在室者との
直接のふく射熱交換が赤外線反射面を介して行われ、熱
交換量が増大する。このため、在室者の体感温度は冷房
時には低く、暖房時には高くなり、十分な快適性を得る
ことが可能となる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、室10の天井12にはふく射熱を放熱また
は吸熱するパネル14が配設されており、壁16のうち上部
側の壁面に赤外線を反射する赤外線反射部材18が配設さ
れている。この赤外線反射部材18には、例えば鏡、銀
箔、赤外線反射フィルムなどの赤外線反射率の高い部材
が用いられている。これらの部材を壁16の上部側に配設
することにより、壁16の上部側の壁面が赤外線反射面と
して構成されることになる。そして赤外線反射部材18を
配設するに際しては、天井12から在室者20のほぼ肩の高
さの位置まで配設する。これにより、在室者20の胸の高
さから赤外線反射部材18下部側を見た角度θ2はθ2=15
4度程度となり、従来のシステムの1.36倍となる。
このように、本実施例によれば、天井12をふく射面で構
成し、壁16の上部側の壁面を赤外線反射面で構成したた
め、ふく射面と在室者20との直接のふく射熱交換が赤外
線反射面を介して行われ、熱交換量が増大する。このた
め在室者20の体感温度は従来のシステムに比べ、冷房時
は低く、暖房時は高くなり、室内温度の設定を冷房時は
高く、暖房時は低くすることが可能となる。従って、ふ
く射面と室10全体との熱交換量は少なくなり、コスト低
減に寄与することになる。
また、表面温度差を従来のシステムに比べて小さくする
ことができるため、冷房時に結露が生じるのを防止する
ことができる。
また、第2図に示されるように、室22として在室者の身
長をhとすると、幅1.7h、高さが1.5h程度の場合、前記
実施例と同様に天井をパネル14で構成すると共に、壁16
の壁面に赤外線反射部材18を配設すれば、在室者20が立
った状態で天井12の両端を見た角度θ1=102度に対し
て、赤外線反射部材18下部側を見た角度θ2=150度とな
る。角度θ2は角度θ1の約1.5倍となり、前記実施例と
同様に、ふく射面と在室者20との直接のふく射熱交換が
赤外線反射面を介して行われ、熱交換量が増大すること
になる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、室の天井をふく
射面で構成し、壁面のうち少なくとも上部側を赤外線反
射面で構成したため、表面温度差を大きくしなくても室
内の熱交換量が増大し、快適性を高めることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面図、第2図は
本考案の他の実施例を示す要部断面図、第3図は従来例
の要部断面図である。 10,22……室、12……天井、14……パネル、16……壁、1
8……赤外線反射部材、20……在室者。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内の天井にふく射熱を放熱または吸熱す
    る部材を配置して天井の室内側をふく射面で構成してな
    るふく射空調システムにおいて、室内の壁面のうち少な
    くても上部側に赤外線を反射する赤外線反射部材を配置
    し、赤外線反射部材が配置された壁面を赤外線反射面で
    構成してなることを特徴とするふく射空調システム。
JP10673690U 1990-10-11 1990-10-11 ふく射空調システム Expired - Lifetime JPH0731058Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10673690U JPH0731058Y2 (ja) 1990-10-11 1990-10-11 ふく射空調システム

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JP10673690U JPH0731058Y2 (ja) 1990-10-11 1990-10-11 ふく射空調システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0464026U JPH0464026U (ja) 1992-06-01
JPH0731058Y2 true JPH0731058Y2 (ja) 1995-07-19

Family

ID=31852946

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JP10673690U Expired - Lifetime JPH0731058Y2 (ja) 1990-10-11 1990-10-11 ふく射空調システム

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