JPH0618052A - 蓄熱式ペリメータシステム - Google Patents

蓄熱式ペリメータシステム

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Publication number
JPH0618052A
JPH0618052A JP19771392A JP19771392A JPH0618052A JP H0618052 A JPH0618052 A JP H0618052A JP 19771392 A JP19771392 A JP 19771392A JP 19771392 A JP19771392 A JP 19771392A JP H0618052 A JPH0618052 A JP H0618052A
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JP
Japan
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heat
heat storage
perimeter panel
type perimeter
controller
Prior art date
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Pending
Application number
JP19771392A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Kitamura
義矩 喜多村
Norio Kuzuoka
典雄 葛岡
Masaya Hiraoka
雅哉 平岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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Publication of JPH0618052A publication Critical patent/JPH0618052A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペリメータゾーンにおけるコールドドラフト
の防止、暖房負荷の軽減、及び負荷変動に対する追従性
を良好にし、安価な維持コストで快適な暖房環境を得
る。 【構成】 輻射効果を有し、躯体側への蓄熱が行え、且
つコールドドラフト防止のための上昇暖気流を発生させ
る蓄熱式ペリメータパネル1を窓開口下部の壁面に取り
付ける。蓄熱状態、外気温、室温、日射量、及び蓄熱式
ペリメータパネル1の設置方位により発熱量を可変制御
し、放熱が終了した際コールドドラフト防止の要否を判
断して放熱が必要な場合には常用電力により発熱制御を
行うコントローラ21を蓄熱式ペリメータパネル1に接
続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安価な深夜電力で暖房
時の予熱負荷を軽減するとともに、窓際のコールドドラ
フトを緩和する蓄熱式ペリメータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の窓際(所謂ペリメータゾー
ン)では、電気ヒータパネル、ファンコイルユニット等
の暖房方式が採用されている。電気ヒータパネル方式の
暖房では、窓開口下部の壁(腰壁)面に電気ヒータパネ
ルが露出して取り付けられる。電気ヒータパネルには自
動温度制御装置等が接続され、自動温度制御装置は負荷
変動に対応して電気ヒータパネルの発熱量を制御してい
る。この電気ヒータパネル方式の暖房では、温められた
空気が窓に沿って自然対流して上昇するため、コールド
ドラフトが防止できるとともに、窓際における温輻射効
果も有する。
【0003】また、一般の蓄熱床暖房方式では、負荷変
動の少ない空間に蓄熱ユニットが敷設される。蓄熱ユニ
ットは、安価な深夜電力で躯体に暖房寄与熱を蓄熱する
ことで、暖房負荷(予熱負荷、蓄熱負荷)を軽減し、ラ
ンニングコストを低減できるとともに、温輻射効果も有
する。
【0004】また、ファンコイルユニット方式では、腰
壁にファンコイルユニットが取り付けられ、温められた
空気が窓に沿って強制対流できるようになっている。従
って、コールドドラフトが防止できるとともに、自動温
度制御装置等を接続することにより、設定温度、吹き出
し風量を可変でき、負荷変動に対する追従性を良好なも
のとすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気ヒ
ータパネル方式の暖房では、コールドドラフトの防止、
温輻射効果は有するものの、暖房負荷の軽減は図ること
ができず、電力の平準化、即ち、安価な夜間電力への移
行は不可能であった。また、従来の蓄熱床暖房方式で
は、安価な深夜電力での暖房寄与熱の蓄熱、及び温輻射
効果は有するものの、負荷変動に追従した温度制御を行
うことができなかった。更に、ファンコイルユニット方
式の暖房では、負荷変動に対する追従性を良好なもとす
ることはできるものの、温輻射効果を得ることができな
いとともに、電気ヒータパネル方式と同様、予熱負荷の
軽減も図ることができず、電力の平準化が不可能であっ
た。
【0006】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、コールドドラフトの防止、予熱負荷の軽減が可能と
なるとともに、温輻射効果も有し、しかも、負荷変動に
対する追従性も良好なものとすることができる蓄熱式ペ
リメータシステムを提供し、もって、安価な維持コスト
でかつ又暖房時の床冷えを防止することで快適な暖房環
境を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る蓄熱式ペリメータシステムの構成は、窓
開口下部の壁面に取り付けられ輻射効果を有するととも
に躯体側への蓄熱が行え且つコールドドラフト防止のた
めの上昇暖気流を発生させる蓄熱式ペリメータパネル
と、この蓄熱式ペリメータパネルに発熱制御可能に接続
され蓄熱状態、外気温、室温、日射量、及びこの蓄熱式
ペリメータパネルの設置方位により発熱量を可変制御す
るとともに蓄熱による放熱が終了した際コールドドラフ
ト防止の要否を判断して放熱が必要な場合には常用電力
により発熱制御を行うコントローラとからなることを特
徴とするものである。
【0008】
【作用】蓄熱状態、外気温、室温、日射量、及びこの蓄
熱式ペリメータパネルの設置方位を基に、コントローラ
により蓄熱式ペリメータパネルへの通電開始時間が決定
され、蓄熱式ペリメータパネルが発熱状態となる。蓄熱
式ペリメータパネルからの熱は自然対流、及び輻射によ
り室内側へ放熱されるとともに、コンクリート床側に蓄
熱され、昼間暖房時の暖房寄与熱となる。昼間、放熱が
終了された場合、コントローラによりコールドドラフト
防止の要否が判断され、放熱が必要な場合には、常用電
力により蓄熱式ペリメータパネルの放熱が行われ、コー
ルドドラフトが防止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る蓄熱式ペリメータシステ
ムの好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。図
1は本発明に係る蓄熱式ペリメータシステムの説明図、
図2は蓄熱式ペリメータパネルの正面図、図3は図2の
A−A断面図である。図1に示すように、窓開口下部の
壁(腰壁)面には蓄熱式ペリメータパネル1が取り付け
られ、蓄熱式ペリメータパネル1は左右の下部に床冷え
防止部材3を有している(図2参照)。床冷え防止部材
3は、下端がコンクリート床5に埋設され、蓄熱式ペリ
メータパネル1を支持しているとともに、熱伝導性の良
好な素材からなり、蓄熱式ペリメータパネル1の発熱を
コンクリート床5へ伝達できるようになっている。
【0010】図3に示すように、蓄熱式ペリメータパネ
ル1の内部には鉛直方向に伸びる凹条部7と凸条部9と
が水平方向に交互に並んだ所謂、波板11が設けられ、
それぞれの凹条部7には潜熱蓄熱材13が被装されてい
る。潜熱蓄熱材13は状態変化による熱の吸収、放出現
象を利用したもので、小容量の蓄熱材で大容量の熱を蓄
えることができる。暖房用には、例えばハイポ(Na2
2 3 ・5H2 O)等が比較的よく検討されている。
それぞれの凹条部7に被装された潜熱蓄熱材13の表面
(室内側の面)にはヒータ15が被着され、ヒータ15
は室内側に直接放熱を行うとともに、潜熱蓄熱材13へ
熱を蓄熱する。凸条部9の裏側は壁との間で空隙17を
形成しており、空隙17は窓に沿った暖気対流を発生さ
せる放熱スペースとなっている。蓄熱式ペリメータパネ
ル1では、内部に波板11を設け、それぞれの凹条部7
に潜熱蓄熱材13を被装することにより、小さなスペー
スで大きな放熱面積を確保できるようになっている。
【0011】潜熱蓄熱材13には蓄熱温度サーミスタ1
9が取り付けられ、蓄熱温度サーミスタ19はコントロ
ーラ21(図1参照)へと接続されている。コントロー
ラ21には日射計23、外気温センサ25が接続され、
コントローラ21は蓄熱状態、外気温、室温、日射量、
及び蓄熱式ペリメータパネル1の設置方位により、ヒー
タ15の発熱量を制御できるようになっている。蓄熱式
ペリメータパネル1は、方位ごとにゾーニングされ、コ
ントローラ21へと接続されることになる。コントロー
ラ21は、方位、外気温、前日の放熱状態により、蓄熱
式ペリメータパネル1への深夜(安価な電力が得られる
時間帯)の通電時間が最小となるように制御を行う。ま
た、コントローラ21は、昼間の使用時間内に放熱が終
了されてしまった場合、方位、日射量、外気温によりコ
ールドドラフト防止の要否を判断し、放熱が必要な場合
には、常用(昼間の)電力により放熱を行うようになっ
ている。
【0012】上述した蓄熱式ペリメータシステムの実施
例は、蓄熱式ペリメータパネル1を腰壁に取り付けるも
のであるが、他の実施例としは、ヒータが被着されたペ
リメータパネルを腰壁下方の床に敷設するものでもよ
い。又上述の実施例においては、潜熱蓄熱材13をパネ
ル内に設けているが本発明は必ずしも当該潜熱蓄熱材1
3を必要としない場合がある。すなわち、コンクリート
床5の温度によって制御するものであり、床自体の蓄熱
によるものである。図4は床埋設型のペリメータパネル
を表す側面図、図5は図4の平面図である。この場合に
は、帯状のペリメータパネル31を壁際に沿って敷設
し、床(躯体)を蓄熱体として利用する。ペリメータパ
ネル31下方の床には蓄熱温度サーミスタ19が取り付
けられ、蓄熱温度サーミスタ19は上述同様コントロー
ラ21へと接続されている。コントローラ21は、蓄熱
状態、外気温、室温、日射量、ペリメータパネル31下
方の設置方位によりペリメータパネル31の発熱量を制
御する。床埋設型のペリメータパネル31では、壁面に
専有スペースを確保することなくコールドドラフトの防
止、及び躯体を利用した蓄熱を行うことができる。
【0013】このように構成される蓄熱式ペリメータシ
ステムの作用を説明する。蓄熱温度サーミスタ19から
の温度信号、前日の運転実績記憶データ等を基に、コン
トローラ21により蓄熱式ペリメータパネル1(ペリメ
ータパネル31)への通電開始時間が決定される。コン
トローラ21は通電開始時間に蓄熱式ペリメータパネル
1への通電を開始し、ヒータ15が発熱状態となる。ヒ
ータ15からの熱は自然対流、及び輻射により室内側へ
放熱されるとともに、床冷え防止部材3を介してコンク
リート床5側に蓄熱される。コントローラ21により所
定時刻にヒータ15への通電が遮断され、床側に蓄熱さ
れ熱が昼間暖房時の暖房寄与熱となる。昼間放熱が終了
されてしまった場合、コントローラ21によりコールド
ドラフト防止の要否が判断され、放熱が必要な場合に
は、常用電力によりヒータ15による放熱が行われ、コ
ールドドラフトが防止される。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る蓄熱式ペリメータシステムは、安価な深夜電力が利用
できるとともに、暖房時の予熱負荷が軽減でき、コール
ドドラフトを緩和することもできる。また、窓際の体感
を向上させることにより、一般空調側で、ペリメータゾ
ーンの設定温度を下げ、インテリアゾーンとのミキシン
グロスを防止することもできる。この結果、安価な維持
コストで快適な暖房環境を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蓄熱式ペリメータシステムの説明
図である。
【図2】蓄熱式ペリメータパネルの正面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】床埋設型のペリメータパネルを表す側面図であ
る。
【図5】図4の平面図である。
【符号の説明】
1 蓄熱式ペリメータパネル 21 コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓開口下部の壁面に取り付けられ輻射効
    果を有するとともに躯体側への蓄熱が行え且つコールド
    ドラフト防止のための上昇暖気流を発生させる蓄熱式ペ
    リメータパネルと、 該蓄熱式ペリメータパネルに発熱制御可能に接続され蓄
    熱状態、外気温、室温、日射量、及び該蓄熱式ペリメー
    タパネルの設置方位により発熱量を可変制御するととも
    に蓄熱による放熱が終了した際コールドドラフト防止の
    要否を判断して放熱が必要な場合には常用電力により発
    熱制御を行うコントローラとからなることを特徴とする
    蓄熱式ペリメータシステム。
JP19771392A 1992-06-30 1992-06-30 蓄熱式ペリメータシステム Pending JPH0618052A (ja)

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JP19771392A JPH0618052A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 蓄熱式ペリメータシステム

Applications Claiming Priority (1)

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JP19771392A JPH0618052A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 蓄熱式ペリメータシステム

Publications (1)

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JPH0618052A true JPH0618052A (ja) 1994-01-25

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ID=16379122

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19771392A Pending JPH0618052A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 蓄熱式ペリメータシステム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008139016A (ja) * 2007-12-26 2008-06-19 Daikin Ind Ltd 空気調和機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60237A (ja) * 1983-06-15 1985-01-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd コ−ルドドラフト防止装置
JPH0415421A (ja) * 1990-05-10 1992-01-20 Matsushita Electric Works Ltd 蓄熱床暖房制御システム

Patent Citations (2)

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