JPH0730980A - 二重化制御システム - Google Patents

二重化制御システム

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JPH0730980A
JPH0730980A JP5154688A JP15468893A JPH0730980A JP H0730980 A JPH0730980 A JP H0730980A JP 5154688 A JP5154688 A JP 5154688A JP 15468893 A JP15468893 A JP 15468893A JP H0730980 A JPH0730980 A JP H0730980A
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standby
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Michiaki Majima
道明 真島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報伝送の信頼性を確保するために、制御装
置5 と端末機1a〜1cとの間の情報伝送A1〜A3を中継する
入出力装置13a,13b を二重化した二重化制御システムに
おいて、待機側の入出力装置13b に対しても完全な診断
を実施する。 【構成】 待機側に指定された入出力機器13b は、稼働
側に指定された入出力機器13a と端末機1a〜1cとの間の
情報伝送A1〜A3の状態を監視し、また、端末機1a〜1cと
稼働側入出力機器13a との間の情報伝送A1〜A3終了後
に、端末機1a〜1cとの間で自己診断用の情報伝送B1〜B3
を行う。また、稼働側に指定された入出力機器14a は、
自己が実行している端末機1 との間の情報伝送A1〜A3終
了後に、待機側に指定された入出力機器14b との間で待
機側入出力機器診断用の情報伝送B1を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御装置でもって端末
機からの情報を収集して所定の演算処理を行う制御シス
テムにおいて、情報伝送の信頼性を確保するために、制
御装置と端末機との間の情報伝送を中継する入出力装置
を二重化した二重化制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば工場のプラントを制御するプロセ
ス制御システムにおいては、プラントを構成する各機器
の動作状態(プロセスデータ)を各機器に取付けられた
各センサで検出して、中央監視制御室に設置されたコン
ピュータで構成された制御装置へ送信する。この場合、
各センサにて検出されたプロセスデータは一旦入出力機
器で正規化され、A/D変換されて、制御装置が理解で
きるフォーマットに変換された後、制御装置へ入力され
る。
【0003】そして、制御システム全体の信頼性を向上
させるために、上述した入出力機器を2台並列接続し
て、通常、稼働側に指定された入出力機器を使用して、
稼働側入出力機器に異常が発生した場合は、待機側機器
を稼働側機器に指定する二重化制御システムが採用され
ている。
【0004】このような二重化制御システムは例えば図
7に示すように構成されている。プラントを構成する各
機器に取付けられたセンサ1は「スマートセンサ」と呼
ばれ、このセンサ1内部に小型マイクロプロセッサが組
込まれており、ただ単に物理量を検出するのみならず、
外部からの制御指令に応じて、測定項目を変更したり、
測定レンジを変更する機能を有する。
【0005】このセンサ1に信号線2を介して同一構成
の入出力機器としてのスマート伝送機器3a,3bが接
続されている。このスマート伝送機器3a,3bは伝送
路4を介して制御装置5に接続されている。
【0006】コンピュータ等の情報処理装置で構成され
た制御装置5は、前記一対のスマート伝送機器3a,3
bのうちいずれか一方を稼働側伝送器と指定し、他方を
待機側伝送機器と指定する。
【0007】各スマート伝送機器3a,3bは例えば図
8に示すように構成されている。このスマート伝送機器
3a,3bは一種のコンピュータで構成されている。す
なわち、各種情報処理を実行するCPU6に対して、バ
スライン7を介して、プログラム等の固定データを記憶
するROM8、センサ1から受信したデータ等の各種可
変データを一時記憶するRAM9,伝送路4を介して制
御装置5との間で情報伝送を行う制御装置側送受信部1
0,信号線2を介してセンサ1との間で情報伝送を行う
センサ側送受信部11が接続されている。
【0008】このような構成の二重化制御システムにお
いて、制御装置5は、伝送路4を介して例えば稼働側と
指定したスマート伝送機器3aへセンサ1に対するデー
タの読出要求を送出する。スマート伝送機器3aへ入力
された読出要求は制御装置側送受信部10で受信され
る。スマート伝送機器3aのCPU6は、制御操作側送
受信部10を介して読出要求を受領すると、ROM8の
プログラムに従って、読出要求テキストを作成して、セ
ンサ側送受信部11及び信号線2を介してセンサ1へ送
信する。
【0009】読出要求テキストを受領したセンサ1は読
出要求に対応するデータを測定して、このデータを応答
テキストに組込んで要求元のスマート伝送機器3aへ送
信する。
【0010】センサ1から応答テキストをセンサ側送受
信部11で受信したスマート伝送機器3aのCPU6
は、応答テキストに含まれるデータが正常か異常かを判
断して、正常な場合は、そのデータを制御装置側送受信
部10及び伝送路4を介して制御装置5へ返信する。
【0011】なお、前記制御装置5は、センサ1からデ
ータを収集するのみならず、必要に応じて、センサ1に
対して測定項目の変更指令、測定レンジの変更指令等の
各種制御指令を送出することも可能である。
【0012】そして、稼働中のスマート伝送機器3aに
異常が発生して、動作不能になった場合、制御装置5は
待機中のスマート伝送機器3bを稼働側に指定し、異常
発生した稼働中のスマート伝送機器3bを待機側に指定
する。したがって、たとえいずれか一方に異常が発生し
たとしても制御装置5は正常にセンサ1からのデータを
継続して収集できる。
【0013】また、異常発生ではなく、例えば点検保守
(メンテナンス)時には、必要に応じて、稼働中のスマ
ート伝送機器3aを待機側に切換えて、必要な点検保守
(メンテナンス)を実行する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7及
び図8に示す二重化制御システムにおいても、まだ改良
すべき次のような課題があった。このような二重化制御
システムにおいては、センサ1からのデータ収集の信頼
性を向上させるために、各スマート伝送機器3a,3b
は一定周期で自己診断を実施している。そして、異常が
検出されると、その時点で制御装置5へ通知する。この
自己診断は、各スマート伝送機器3a,3bが稼働側に
指定されている期間においても、また、待機側に指定さ
れている期間においても実行される。
【0015】この自己診断は、スマート伝送機器3a,
3bを構成する図8に示すCPU6,ROM8,RAM
9,制御装置側送受信部10及びセンサ側送受信部11
における各動作が正常か否かを実際に動作させて調べ
る。
【0016】例えば、稼働側に指定されたスマート伝送
機器3aにおいては、センサ側送受信部11の自己診断
を実施する場合、制御装置5から要求のあった実際の読
出要求をテキストに組込んで実際にセンサ1へ送信し
て、センサ1からの応答テキストが正常か否かを調べる
ことで実施できる。
【0017】しかし、待機側に指定されたスマート伝送
機器3bは原則としてセンサ1に対する情報伝送は実施
していないので、待機側のスマート伝送機器3bはセン
サ側送受信部11に対する自己診断を実施できない問題
が生じる。
【0018】なお、自己診断の目的のみで、試験用の読
出要求テキストを作成してセンサ側送受信部11を駆動
することが可能である。しかし、この試験用のテキスト
が信号線2を介してセンサ1へ送出されると、稼働中の
スマート伝送機器3aが送出した正規の読出要求テキス
トと信号線2上で競合する懸念がある。この場合、一方
のテキストが待たされることになり、場合によっては正
規の読出要求テキストが待たされる懸念がある。
【0019】また、センサ1側においても、二つのテキ
ストが同時または微小時間をあけて入力すると、場合に
よっては、正規の読出要求テキストに対する処理応答が
遅れる懸念がある。
【0020】このように、待機側のスマート伝送機器3
bから試験用のテキストをセンサ1へ送出すると、稼働
側のスマート伝送機器3aの正規の処理業務に悪影響を
与える懸念がある。
【0021】したがって、従来の二重化制御システムに
おいては、実際問題として、待機側のスマート伝送機器
3bにおけるセンサ側送受信部11に対する自己診断は
実行していなかった。
【0022】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、待機側の入出力装置が端末機との間で行う
診断用の情報伝送の実行タイミングを稼働側の入出力装
置が行う正規の情報伝送のタイミングを考慮して設定す
ることによって、稼働側の入出力装置が行う正規の情報
伝送に何等影響を与えることなく、待機側の入出力装置
の完全な自己診断が実施でき、システム全体の信頼性を
より一層向上できる二重化制御システムを提供すること
を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明は、端末機からの情報を収集して所定の演算処
理を行う制御装置と、制御装置と端末機との間に並列介
挿された一対の入出力機器とを備え、この一対の入出力
機器のうち制御装置にて稼働側と指定された入出力機器
が端末機と制御装置との間の情報伝送の中継を行い、待
機側と指定された入出力機器が待機状態を維持する二重
化制御システムにおいて、待機側に指定された入出力機
器に対して、稼働側に指定された入出力機器と端末機と
の間の情報伝送の状態を監視する伝送監視手段と、端末
機と稼働側入出力機器との間の情報伝送終了後に、端末
機との間で自己診断用の情報伝送を行う伝送自己診断手
段とを付加ししている。
【0024】また、別の発明の二重化制御システムにお
いては、稼働側に指定された入出力機器に対して、自己
が実行している端末機との間の情報伝送終了後に、待機
側に指定された入出力機器との間で待機側入出力機器診
断用の情報伝送を行う待機側伝送診断手段を付加してい
る。
【0025】さらに、別の発明においては、複数の端末
機からの情報を一定周期で収集して所定の演算処理を行
う制御装置と、制御装置と各端末機との間に並列介挿さ
れた一対の入出力機器とを備え、この一対の入出力機器
のうち制御装置にて稼働側と指定された入出力機器が各
端末機と制御装置との間の情報伝送の中継を行い、待機
側と指定された入出力機器が待機状態を維持する二重化
制御システムにおいて、制御装置に対して、稼働側に指
定された入出力機器が各端末機との間の情報伝送を終了
した時点で、次の1周期間のみ稼働側と待機側とを仮想
的に切換える仮想切換手段を付加している。さらに、仮
想的に稼働側に指定された待機側入出力機器に対して、
次の1周期間にて各端末機との間で自己診断用の情報伝
送を実行する伝送自己診断手段を付加している。
【0026】
【作用】このように構成された二重化制御システムにお
いては、待機側に指定された入出力機器は、稼働側入出
力機器と端末機との間で実行される正規の情報伝送を監
視し、正規の情報伝送が終了した時点で、自己と端末機
との間で自己診断用の情報伝送を実行している。
【0027】したがって、この自己診断用の情報伝送が
稼働側入出力機器が行う正規の情報伝送に競合すること
はない。よって、稼働側の入出力装置が行う正規の情報
伝送に何等影響を与えることなく、待機側の入出力装置
の完全な自己診断を実施できる。
【0028】また、別の発明においては、待機側の入出
力装置に対する情報伝送の診断は待機側の入出力装置で
はなくて、稼働側の入出力装置が実行する。したがっ
て、当然、稼働側が端末機に対して実行する正規の情報
伝送と、待機側に対して実行する診断用の情報伝送とが
競合することはない。
【0029】さらに、別の発明においては、複数の端末
機から一定周期毎に情報を収集する場合において、制御
装置が全ての端末機から情報を一通り収集した1周期が
終了すると、次の1周間のみ稼働側と待機側とを仮想的
に切換えている。
【0030】そして、仮想的に稼働側に指定された待機
側入出力装置は、仮想的に待機側に指定された稼働側入
出力装置が本来正規の情報伝送を実施しているタイミン
グで自己診断用の情報伝達を端末機との間で実行でき
る。したがって、制御装置は1周期おきに情報を収集す
ることになるが、各端末機は1周期毎に正規の情報伝送
及び自己診断用の情報伝送に応答する。
【0031】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。第1図は実施例の二重化制御システムの概略構成を
示すブロック図である。図7に示す従来の二重化制御シ
ステムと同一部分には同一符号を付してある。したがっ
て、重複する部分の詳細説明は省略されている。
【0032】この実施例システムにおいては、入出力機
器としての各スマート伝送機器13a,13bに対して
共通の信号線2を介して3台の端末機としてのセンサ1
a,1b,1cが共通に接続されている。したがって、
各スマート伝送機器13a,13bはそれぞれ独立して
各センサ1a〜1cとの間で情報伝送を実行できる。さ
らに、各スマート伝送機器13a,13b相互間も共通
の信号線2を介して相互に接続されている。
【0033】前記各スマート伝送機器13a,13b
は、図8に示す各スマート伝送機器3a,3bと同様
に、CPU6,ROM8,RAM9,制御装置側送受信
部10,センサ側送受信部11等で構成されている。ま
た、伝送路4を介して制御装置5に接続されている。
【0034】このように構成された二重化制御システム
の制御装置5はいずれか一方のスマート伝送機器13
a,13bを稼働側に指定し、他方のスマート伝送機器
13b,13aを待機側に指定している。この実施例に
おいては、とりあえず、スマート伝送機器13aが稼働
側に指定され、スマート伝送機器13bが待機側に指定
されているとする。
【0035】この状態において、制御装置5は一定周期
0 で各センサ1a,1b,1cからデータを収集す
る。具体的には図2(a)に示すように、1周期T0
を3等分した各期間T1 .T2 ,T3,内に各センサ1
a,1b,1cに対する読出要求を伝送路4を介して稼
働側のスマート伝送機器13aへ送出する。
【0036】制御装置5からの各センサ1a,1b,1
cに対する読出要求を受領した稼働側のスマート伝送機
器13aは、各読出要求をテキストに組込んで読出要求
テキストとして信号線2を介して各期間T1 .T2 ,T
3,内に各センサ1a,1b,1cへ送信する。各センサ
1a,1b,1cは同一T1 .T2 ,T3,内にデータを
測定して、測定したデータを応答テキストに組込んで送
信元のスマート伝送機器13aへ返信する。
【0037】したがって、稼働側のスマート伝送機器1
3aと各センサ1a,1b,1cとの間で、図2(a)
に示すタイミングで正規の情報伝送A1 ,A2 ,A3
実行される。
【0038】各センサ1a,1b,1cから応答テキス
トを受領した稼働側のスマート伝送機器13aはその各
データを伝送路4を介して制御装置5へ送信する。図2
(a)に示すタイミングで各センサ1a,1b,1cと
の間で正規の情報伝送A1 ,A2 ,A3 を実行している
稼働側のスマート伝送機器13aは、自己機器に組込ま
れたCPU6,RAM8,RAM9,制御操作側送受信
部10及びセンサ側送受信部11の動作を自己診断プロ
グラムに従って自己診断して、異常が検出された場合の
み伝送路4を介して制御装置5へ送信する。
【0039】同様に、待機側のスマート伝送機器13b
も、自己機器に組込まれたCPU6,RAM8,RAM
9,制御操作側送受信部10及びセンサ側送受信部11
の動作を自己診断プログラムに従って自己診断して、異
常が検出された場合のみ伝送路4を介して制御装置5へ
送信する。
【0040】次に、待機側のスマート伝送機器13bに
おけるセンサ側送受信部11に対する自己診断手順を説
明する。すなわち、待機側のスマート伝送機器13b
は、稼働側のスマート伝送機器13aが実行する正規の
情報伝送A1 ,A2 ,A3 のタイミングを共通の信号線
2を介してセンサ側送受信部11で監視している。
【0041】そして、図2(a)に示すように、待機側
のスマート伝送機器13bは、稼働側のスマート伝送機
器13aが実行する正規の各情報伝送A1 ,A2 ,A3
の各期間T1 ,T2 ,T3 が終了したタイミングで各セ
ンサ1a,1b,1cとの間で自己診断用の情報伝送B
1 ,B2 ,B3 を実行する。
【0042】具体的には、待機側のスマート伝送機器1
3bから信号線2を介して各センサ1a,1b,1cに
対して試験用テキストを送信し、各センサ1a,1b,
1cからの各応答テキストを受信して、その各応答テキ
ストが正常か否かを判断する。
【0043】図2(b)は制御装置5が各センサ1a,
1b,1cから各データを収集する順序を変更したり、
特定のセンサ1aのみ短い周期でデータを収集する場合
における、稼働側のスマート伝送機器13aにおける正
規の各情報伝送A1 ,A2 ,A3 .A4 …の各タイミン
グと、待機側のスマート伝送機器13bにおける自己診
断用の各情報伝送B1 ,B2 ,B3 .B4 …の各タイミ
ングを示す図である。
【0044】図示するように、稼働側のスマート伝送機
器13aがどのようなタイミングで正規の各情報伝送を
実行したとしても、待機側のスマート伝送機器13bが
実行する自己診断用の各情報伝送が正規の各情報伝送に
競合するのが防止される。
【0045】このように構成された二重化制御システム
においては、待機側のスマート伝送機器13bが各セン
サ1a,1b,1zとの間で行う自己診断用の情報伝送
1,B2 ,B3 は、稼働側のスマート伝送機器13a
が各センサ1a,1b,1cとの間で行う正規の各情報
伝送A1 ,A2 ,A3 と信号線2上で競合することはな
い。したがって、稼働側のスマート伝送機器13aが行
う正規の各情報伝送A1 ,A2 ,A3 に影響を与えるこ
とはない。
【0046】すなわち、稼働側のスマート伝送機器13
aが行う正規の情報伝送に何等影響を与えることなく、
待機側のスマート伝送機器13bの完全な自己診断を実
施できる。よって、二重化制御システム全体の信頼性を
さらに向上できる。
【0047】図3は本発明の他の実施例に係わる二重化
制御システムの概略構成を示すブロツク図である。図1
の実施例と同一部分には同一符号が付してある。したが
って、重複する部分の詳細説明は省略されている。
【0048】この実施例システムにおいては、図4に示
すように、稼働側に指定されたスマート伝送機器14a
は、センサ1との間で一定周期T4 で正規の情報伝送A
1 ,A2 ,A3 ,…を実行することによって、センサ1
からデータを収集する。
【0049】さらに、この稼働側のスマート伝送機器1
4aは例えば所定個数N(=3)の情報伝送が終了する
毎に、信号線2を介して、待機側のスマート伝送機器1
4bとの間で診断用の情報伝送B1 ,B2 …を実行す
る。この場合、待機側のスマート伝送機器14bは稼働
側のスマート伝送機器14aから受信した診断用のテキ
ストに対する応答テキストを稼働側のスマート伝送機器
14aへ返信する。
【0050】稼働側のスマート伝送機器14aはその応
動テキストから待機側のスマート伝送機器14bのセン
サ側送受印部11の正常,異常を判断する。そして、異
常が検出されれば、制御装置5に対して待機側の異常発
生を通知する。
【0051】このように構成された二重化制御システム
においては、待機側のスマート伝送機器14bのセンサ
側送受印部11は稼働側のスマート伝送機器14aによ
って診断される。したがって、正規の情報伝送A1 ,A
2 ,A3 ,…が診断用の情報伝送B1 ,B2 と競合する
ことはないので、図1に示した実施例システムとほぼ同
様の効果を得ることができる。
【0052】図5は本発明のさらに別の実施例に係わる
二重化制御システムの概略構成を示すブロック図であ
る。図1の実施例と同一部分には同一符号が付してあ
る。したがって、重複する部分の詳細説明は省略されて
いる。
【0053】この実施例システムにおける制御装置16
は、通常、一方のスマート伝送機器15aを稼働側に指
定し、他方のスマート伝送機器15bを待機側に指定し
ている。
【0054】その上で、制御装置16は、全部のセンサ
1a,1b,1cに対する正規の情報伝送A1 ,A2
3 の所要時間以上に設定されている一定周期T0 経過
する毎に、稼働側と待機側とを仮想的に切換える。例え
ば、図6において、時刻t1〜t2 の期間はスマート伝
送機器15aが稼働側であり、スマート伝送機器15b
が待機側である。そして、次の時刻t2 〜t3 の期間に
おいて、稼働側と待機側が仮想的に切換わる。
【0055】この稼働側と待機側が仮想的に切換わるt
2 〜t3 の期間においては、スマート伝送機器15bが
仮想的に稼働側となり、スマート伝送機器15aが仮想
的に待機側となる。
【0056】そして、この期間t2 〜t3 においては、
仮想的に待機側と指定された本来の稼働側のスマート伝
送機器15aは各センサ1a,1b,1cとの間で正規
の情報伝達を実行しない。一方、この期間t2 〜t3
おいては、仮想的に稼働側に指定された待機側のスマー
ト伝送機器15bは、仮想的に待機側に指定された稼働
側のスマート伝送機器15aが本来正規の情報伝送を実
施しているタイミングで、各センサ1a,1b,1cと
の間で自己診断用の情報伝達B1 ,B2 .B3を実行す
る。
【0057】したがって、この仮想切換期間t2 〜t3
においては、制御装置16は各センサ1a,1b,1c
からのデータを受領しない。そして、この期間t2 〜t
3 の1周期T0 が経過すると、制御装置16は仮想切換
えを元の状態に戻す。すると、制御装置16はスマート
伝送機器15aを介して各センサ1a,1b,1cから
のデータを受領する。
【0058】したがって、制御装置は1周期おきに各セ
ンサ1a,1b,1cからのデータを収集することにな
るが、各センサ1a,1b,1cは1周期毎に正規の情
報伝送A1 〜A3 及び自己診断用の情報伝送B1 〜B3
の各テキストに応答する。
【0059】よって、同時に正規の情報伝送A1 〜A3
と自己診断用の情報伝送B1 〜B3が実行されないの
で、前述した各実施例システムとほぼ同様の効果を得る
ことができる。さらに、この実施例システムにおいて
は、センサ1a,1b,1c側の伝送処理負担が特に増
加することはない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明の二重化制御
システムにおいては、待機側の入出力装置が端末機との
間で行う診断用の情報伝送の実行タイミングを稼働側の
入出力装置が行う正規の情報伝送のタイミングを考慮し
て設定している。したがって、稼働側の入出力装置が行
う正規の情報伝送に何等影響を与えることなく、待機側
の入出力装置の完全な自己診断が実施でき、システム全
体の信頼性をより一層向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる二重化制御システ
ムの概略構成を示すプロック図。
【図2】 同実施例システムの動作を示すタイムチャー
ト。
【図3】 本発明の他の実施例に係わる二重化制御シス
テムの概略構成を示すプロック図。
【図4】 同実施例システムの動作を示すタイムチャー
ト。
【図5】 本発明のさらに別の実施例に係わる二重化制
御システムの概略構成を示すプロック図。
【図6】 同実施例システムの動作を示すタイムチャー
ト。
【図7】 従来の二重化制御システムの概略構成を示す
プロック図。
【図8】 一般的なスマート伝送機器の概略構成を示す
ブロック図。
【符号の説明】
1,1a.1b,1c…センサ、2…信号線、4…伝送
路、5,16…制御装置、6…CPU、8…ROM、9
…RAM、10…制御装置側送受信部、11…センサ側
送受信部、13a,13b,14a,14b,15a,
15b…スマート伝送機器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末機からの情報を収集して所定の演算
    処理を行う制御装置と、この制御装置と前記端末機との
    間に並列介挿された一対の入出力機器とを備え、この一
    対の入出力機器のうち前記制御装置にて稼働側と指定さ
    れた入出力機器が前記端末機と前記制御装置との間の情
    報伝送の中継を行い、待機側と指定された入出力機器が
    待機状態を維持する二重化制御システムにおいて、 前記待機側に指定された入出力機器は、前記稼働側に指
    定された入出力機器と前記端末機との間の情報伝送の状
    態を監視する伝送監視手段と、前記端末機と前記稼働側
    入出力機器との間の情報伝送終了後に、前記端末機との
    間で自己診断用の情報伝送を行う伝送自己診断手段とを
    有することを特徴とする二重化制御システム。
  2. 【請求項2】 端末機からの情報を収集して所定の演算
    処理を行う制御装置と、この制御装置と前記端末機との
    間に並列介挿された一対の入出力機器とを備え、この一
    対の入出力機器のうち前記制御装置にて稼働側と指定さ
    れた入出力機器が前記端末機と前記制御装置との間の情
    報伝送の中継を行い、待機側と指定された入出力機器が
    待機状態を維持する二重化制御システムにおいて、 前記稼働側に指定された入出力機器は、自己が実行して
    いる前記端末機との間の情報伝送終了後に、前記待機側
    に指定された入出力機器との間で待機側入出力機器診断
    用の情報伝送を行う待機側伝送診断手段を有することを
    特徴とする二重化制御システム。
  3. 【請求項3】 複数の端末機からの情報を一定周期で収
    集して所定の演算処理を行う制御装置と、この制御装置
    と前記各端末機との間に並列介挿された一対の入出力機
    器とを備え、この一対の入出力機器のうち前記制御装置
    にて稼働側と指定された入出力機器が前記各端末機と前
    記制御装置との間の情報伝送の中継を行い、待機側と指
    定された入出力機器が待機状態を維持する二重化制御シ
    ステムにおいて、 前記制御装置は、稼働側に指定された入出力機器が前記
    各端末機との間の情報伝送を終了した時点で、次の1周
    期間のみ稼働側と待機側とを仮想的に切換える仮想切換
    手段を有し、 前記仮想的に稼働側に指定された待機側入出力機器は、
    前記次の1周期間にて前記各端末機との間で自己診断用
    の情報伝送を実行する伝送自己診断手段を有することを
    特徴とする二重化制御システム。
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