JP2000099427A - システム監視装置 - Google Patents

システム監視装置

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JP2000099427A
JP2000099427A JP10266295A JP26629598A JP2000099427A JP 2000099427 A JP2000099427 A JP 2000099427A JP 10266295 A JP10266295 A JP 10266295A JP 26629598 A JP26629598 A JP 26629598A JP 2000099427 A JP2000099427 A JP 2000099427A
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alarm
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Haruto Yui
晴人 油井
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ転送の回数を削減すると共に、スルー
プットを向上させることができるシステム監視装置を提
供する。 【解決手段】 システム120Sの状態の変化を検出し
たアラーム検出部120は、ブレーク信号をアラーム制
御部170へ送出する。アラーム制御部170は、セン
スコマンドを最大PIDで示されるアラーム検出部12
0へ転送する。アラーム検出部120は、アラームテー
ブル122から読み出したアラーム情報をセンス応答と
してアラーム制御部170へ転送すると共に、アラーム
検出部110へセンスコマンドを転送する。アラーム検
出部110は、センス終了応答をアラーム制御部170
へ転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理システム
の処理状態を監視することにより、該システムの障害を
検出するシステム監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のシステム監視装置の構成
を示す構成図である。
【0003】同図において、アラーム検出部1−1は、
システム1−2の状態変化を検出し、この検出結果をア
ラーム情報としてアラームテーブル1−3に格納すると
共に、ブレーク信号をインタフェース4へ送出する。ま
た、インタフェース4を介して入力したアラーム情報転
送要求を示すセンスコマンドを実行することによりアラ
ームテーブル1−3を読み出してインタフェース4へ送
出する。すなわち、アラーム情報が出力される。
【0004】アラーム検出部2−1、N−1、アラーム
検出部1−5〜M−5も上記アラーム検出部1−1と同
様の処理を行う。尚、上記各アラーム検出部には、識別
情報(ID)が設定されている。
【0005】アラーム制御部9には、ID設定部10、
アラーム集計テーブル11が設けられている。アラーム
制御部9は、インタフェース4を介してN個のアラーム
検出部とデータの送受信を行うと共に、インタフェース
8を介してM個のアラーム検出部とデータの送受信を行
う。また、アラーム制御部9は、インタフェース4ある
いはインタフェース8を経て入力したブレーク信号に基
づいて、センスコマンドを発行する。
【0006】ID設定部10には、上記各アラーム検出
部を識別するための識別情報を格納する第1の領域と、
N個目のアラーム検出部N−1を示すID値及び、M個
目のアラーム検出部M−5を示すID値を格納する第2
の領域が設けられている。なお、第1の領域には、初期
値として「1」が設定されている。このID値は「1」
インクリメントされる。また、第2の領域に設定された
2つの最大ID値は、インタフェース4、8に対応付け
されている。
【0007】アラーム集計テーブル11には、各アラー
ムテーブルから読み出されたアラーム情報が格納され
る。アラーム表示部12には、アラーム情報が表示され
る。
【0008】なお、各システムからは、システムの障害
(アラーム)の種類に応じたアラーム情報信号が出力さ
れる。
【0009】次に、このように構成された従来のシステ
ム監視装置の動作について説明する。
【0010】まず、システム2−2に状態の変化が発生
すると、その状態に応じて変化したアラーム情報信号が
システム2−2から出力される。
【0011】システム2−2から出力される信号を常時
監視しているアラーム検出部2−1は、その出力信号の
変化を読み出し、このアラーム情報をアラームテーブル
2−3に格納すると共に、ブレーク信号を出力する。こ
のブレーク信号は、インタフェース4を経てアラーム制
御部9に入力される。
【0012】このブレーク信号を受け取ったアラーム制
御部9では、インタフェース4を介して接続される各ア
ラーム検出部のうち、いずれかのアラーム検出部におい
てアラーム情報の変化を検出したものと認識して、ID
設定部10を参照しに行く。
【0013】すなわち、第1の領域のID値=1と、第
2の領域の最大ID値=N個目のアラーム検出部N−1
を示すID値(N)を参照する。これによって、ID値
=1はアラーム検出部1−1を示していると認識したア
ラーム制御部9は、アラーム検出部1−1へセンスコマ
ンドを発行する。
【0014】インタフェース4を経て入力したセンスコ
マンドを実行したアラーム検出部1−1では、アラーム
テーブル1−3の読み出し処理を実行し、この処理の実
行結果をアラーム制御部9へ通知する。この場合は、ア
ラームテーブル1−3にはアラーム情報が存在しないの
で、その旨が通知される。
【0015】次に、アラーム制御部9は、ID設定部1
0の第1の領域のID値を「+1」し、このID値=2
はアラーム検出部2−1を示していると認識し、アラー
ム検出部2−1へセンスコマンドを発行する。
【0016】このセンスコマンドを受け取ったアラーム
検出部2−1は、上記アラーム検出部1−1と同様の処
理を行う。この場合は、アラームテーブル2−3にアラ
ーム情報が格納されているので、そのアラーム情報が、
インタフェース4を経てアラーム制御部9に入力され
る。
【0017】すると、アラーム制御部9は、入力したア
ラーム情報をアラーム集計テーブル11に格納した後、
ID設定部10の第1の領域のID値を「1」インクリ
メントする。これ以後は、センスコマンドが発行され、
上述したような処理が行われる。
【0018】そして、最終的には、上記第1の領域のI
D値が、上記第2の領域の最大ID値=Nに達するま
で、ID値が「1」インクリメントされる。
【0019】アラーム制御部9は、すべてのアラーム検
出部からのセンスコマンドの実行結果を受け取ると、ア
ラーム集計テーブル11内のアラーム情報を集計して、
アラーム表示部12へ出力する。
【0020】なお、1つのセンスコマンドを発行したア
ラーム制御部9は、このコマンドに対するレスポンスを
受信するまでは、他のインタフェース8を介してデータ
送受信を行うM個のアラーム検出部からのブレーク信号
の送出があるか否か、ブレーク信号を受信した場合は、
この信号に対する上述したような処理等を実行する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシステム監視装置では、ブレーク信号を受信したア
ラーム制御部9は、インタフェース4を介してデータの
送受を行うN個のアラーム検出部のうち、いずれのアラ
ーム検出部がアラーム情報の変化を検出したのか、すな
わち、いずれのシステムに障害(アラーム)が発生した
のかを認識するために、すべてのアラーム検出部に対し
て順にセンスコマンドを発行しなければならない。
【0022】また、N個のアラーム検出部から出力され
るN回分のレスポンスの受信処理を実行しなければなら
ない。
【0023】さらに、N個のアラーム検出部中、1個の
アラーム検出部のみがアラーム情報の変化を検出した場
合であっても、上述したように、N回のセンスコマンド
の発行及びN回のレスポンスの受信を行わなければなら
ない。
【0024】従って、従来のシステム監視装置では、シ
ステムの障害(アラーム)を検出し、該アラーム情報を
表示するまでに、多くの時間を必要としていた。
【0025】この発明の目的は、データ転送の回数を削
減させることができると共に、スループットを向上させ
ることができるシステム監視装置を提供することにあ
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかるシステム監視装置は、
監視対象となる複数のシステムのうち、それぞれ少なく
とも1つのシステムの状態を監視する複数の監視手段
と、前記監視対象となるシステムの状態を示す情報を表
示する表示手段と、前記複数の監視手段のそれぞれ及び
前記表示手段に接続され、前記複数の監視手段との間で
情報を授受すると共に、前記表示手段の表示制御を行う
制御手段とを備え、前記複数の監視手段はそれぞれ、監
視対象とするシステムのうちの互いに異なるシステムの
状態が変化したことを検出し、該システムの状態の変化
に応答して前記制御手段に割り込み要求を送信する少な
くとも1つの処理手段と、前記少なくとも1つの処理手
段のそれぞれに対応して設けられ、対応する処理手段が
検出したシステムの状態に関する情報を記憶する少なく
とも1つの記憶手段とを備え、前記制御手段は、前記処
理手段の何れかから送信された割り込み要求を受信し、
該割り込み要求の受信に応答して、予め設定された特定
の処理手段に対して所定のコマンドを送信する第1のコ
マンド送信手段を備え、前記処理手段はそれぞれ、予め
設定された順序に従って、前記第1のコマンド送信手段
から送信された前記所定のコマンド、または他の処理手
段から転送されてきた所定のコマンドを、同一の監視手
段内の他の処理手段に転送する第2のコマンド送信手段
と、前記第1または第2のコマンド送信手段から送信さ
れた前記所定のコマンドを受信し、該所定のコマンドの
受信に応答して対応する記憶手段を参照し、記憶されて
いるシステムの状態に関する情報に変化がある場合に、
該システムの状態に関する情報を前記制御手段に送信す
る応答手段とを備えることを特徴とする。
【0027】このようなシステム監視装置においては、
複数の監視手段のうちのシステムの状態の変化を検出し
た処理手段を含む監視手段では、システムの状態が変化
したことを検出した処理手段は、この検出結果(システ
ムの変化情報)を記憶手段に格納すると共に、制御手段
へ割り込み要求を発行する。
【0028】すると、制御手段は特定の処理手段へ所定
のコマンドを送信する。所定のコマンドを受信した処理
手段は、記憶手段にアクセスしてシステムの状態に関す
る情報を調べると共に、他の処理手段へ所定のコマンド
を送信する。そして、この他の処理手段も、記憶手段に
アクセスしてシステムの状態に関する情報を調べると共
に、さらに他の処理手段へ所定のコマンドを送信する。
【0029】このような処理は、監視手段毎に、最後の
処理手段が記憶手段へアクセスするまで行われる。ま
た、記憶手段にアクセスし、システムの状態に変化があ
った処理手段は、それを制御手段へ転送する。従って、
制御手段は、最初の処理手段への所定のコマンドの送信
と、当該処理手段から転送される検出結果の受信処理以
外は、他の処理手段との情報の送受信を行うことができ
る。これにより、制御手段のスループットを向上させる
ことができる。
【0030】また、本発明の第2の観点にかかるシステ
ム監視装置は、それぞれ互いに異なるシステムを監視対
象とし、監視対象とするシステムの状態が変化したこと
を検出し、該システムの状態の変化に応答して割り込み
要求を送信する複数の処理手段と、前記複数の処理手段
のそれぞれに対応して設けられ、対応する処理手段が検
出したシステムの状態に関する情報を記憶する複数の記
憶手段と、前記処理手段の何れかから送信された割り込
み要求を受信し、該割り込み要求の受信に応答して、予
め設定された特定の処理手段に対して所定のコマンドを
送信する第1のコマンド送信手段を有し、前記複数の処
理手段による監視対象となるシステムの状態に関する情
報を表示する表示手段を制御する制御手段とを備え、前
記複数の処理手段はそれぞれ、予め設定された順序に従
って、前記第1のコマンド送信手段から送信された前記
所定のコマンド、または他の処理手段から転送されてき
た所定のコマンドを、他の処理手段に転送する第2のコ
マンド送信手段と、前記第1または第2のコマンド送信
手段から送信された前記所定のコマンドを受信し、該所
定のコマンドの受信に応答して対応する記憶手段を参照
し、記憶されているシステムの状態に関する情報に変化
がある場合に、該システムの状態に関する情報を前記制
御手段に送信する応答手段とを備えることを特徴とす
る。
【0031】このようなシステム監視装置においては、
複数の処理手段のうちのシステムの状態が変化したこと
を検出した処理手段は、この検出結果(システムの変化
情報)を記憶手段に格納すると共に、制御手段へ割り込
み要求を発行する。
【0032】すると、制御手段は特定の処理手段へ所定
のコマンドを発行する。この所定のコマンドを受信した
特定の処理手段は、記憶手段にアクセスすると共に、他
の処理手段へ所定のコマンドを転送する。この他の処理
手段も、記憶手段にアクセスすると共に、さらに他の処
理手段へ所定のコマンドを発行する。
【0033】このような処理は、最後の検出手段が記憶
手段へアクセスするまで行われる。そして、記憶手段に
アクセスし、システムの状態に変化があった処理手段
は、それを制御手段へ転送する。一方、これ以外の処理
手段からは、制御手段へ何のデータも送信されない。
【0034】また、制御手段から処理手段へのデータの
送信も、特定の処理手段へのコマンドのみとなる。この
ため、制御手段と複数の処理手段との間の通信処理量を
大幅に削減することができる。
【0035】上記第1、第2の観点にかかるシステム監
視装置において、前記処理手段にはそれぞれ、識別情報
が割り当てられたものとすることができる。この場合、
前記第1のコマンド送信手段は、前記複数の処理手段の
それぞれで第1の順序が付けられている処理手段の識別
情報を付加して、前記所定のコマンドを送信し、前記第
2のコマンド送信手段は、次の順序が付けられている処
理手段の識別情報を付加して、前記所定のコマンドを転
送するものとすることができる。
【0036】この場合、最終の順序が付けられている処
理手段は、前記所定のコマンドに対する処理が終了した
旨を前記制御手段に通知する手段をさらに備えるものと
してもよい。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0038】図1は、本発明にかかるシステム監視装置
の一実施形態を示すブロック図である。図示するよう
に、このシステム監視装置は、アラーム処理部100、
140と、システムインタフェース(以下、I/F)1
50、160と、アラーム制御部170と、アラーム表
示部180と、を有して構成されている。
【0039】アラーム処理部100は、複数のシステム
110S、120S、130Sの状態変化をそれぞれ検
出する複数のアラーム検出部110、120、130を
有して構成されている。上記各システムからは、システ
ムの障害(アラーム)の種類に応じたアラーム情報信号
が出力される。
【0040】ここで、上記各システムには、汎用コンピ
ュータシステム、レーダーシステム、回線切換装置、通
信制御装置などがある。
【0041】アラーム検出部110は、中央処理装置
(以下、CPU)111と、アラームテーブル112
と、PID設定部113と、シリアル入出力部(以下、
SIO)114と、ドライバ115と、を備えている。
【0042】CPU111は、システム110Sから出
力されるアラーム情報信号を検出し処理すると共に、ア
ラームテーブル112へのアクセス処理を行う。
【0043】アラームテーブル112には、CPU11
1による検出結果であるアラーム情報(上述したシステ
ムの変化情報に相当する)が格納される。
【0044】PID設定部113には、アラーム検出部
110を他のアラーム検出部から識別するための識別情
報(PID)が設定されている。
【0045】SIO114は、CPU111、又はアラ
ーム制御部170、あるいは他のアラーム検出部12
0、130へ、入力したデータを転送する。
【0046】ドライバ115は、アラーム制御部170
からのデータを入力し出力するバッファ115aと、他
のアラーム検出部からのデータを入力し出力するバッフ
ァ115bと、これらのバッファ115a、115bか
らの出力を入力して論理和を出力するOR115cと、
SIO114からのデータを入力し出力するバッファ1
15dと、を有して構成されている。
【0047】アラーム検出部120、130も、アラー
ム検出部110と実質的に同様の構成になっている。
【0048】ここで、アラーム検出部110は1個目、
アラーム検出部120は2個目、アラーム検出部130
はN(Nは3以上)個目のアラーム検出部であり、PI
D設定部113にはPID=1、PID設定部123に
はPID=2、PID設定部133にはPID=N(N
は3以上)が設定されている。
【0049】アラーム処理部140は、アラーム処理部
100と実質的に同様の構成となっているので、ここで
はその構成を省略している。
【0050】I/F150は、アラーム制御部170か
らのデータを入出力しアラーム処理部100へ出力する
バッファ151と、アラーム処理部100からのデータ
を入力しアラーム制御部170へ出力するバッファ15
2と、を有して構成されている。I/F160もI/F
150と同様の構成になっている。
【0051】アラーム制御部170は、上述した各PI
D設定部に設定されているPIDのうち、最大のPID
値が設定される最大PID設定部171と、I/F15
0あるいはI/F160を経て入力したアラーム情報を
格納しておくアラーム集計テーブル172と、を有して
構成されている。
【0052】なお、最大PID設定部171には、アラ
ーム処理部100内における最大のPID値、すなわ
ち、PID設定部133に設定されているPID=Nの
値を設定しておく第1の領域(図示せず)と、アラーム
処理部140内における最大のPID値を設定しておく
第2の領域(図示せず)とが設けられている。
【0053】また、第1の領域はI/F150に対応づ
けられており、第2の領域はI/F160に対応づけら
れているので、アラーム制御部170がいずれの領域を
参照すればよいかは、インタフェースとのデータ送受信
により知ることができる。
【0054】アラーム表示部180には、アラーム集計
テーブル172の内用に基づく表示内容が表示される。
【0055】なお、この実施形態では、アラーム処理部
100、140は上述した監視手段に相当し、CPU1
11、121、131は上述した処理手段に相当し、ア
ラームテーブル112、122、132は上述した記憶
手段に相当し、アラーム制御部170は上述した制御手
段に相当している。
【0056】次に、アラーム処理部100の処理動作に
ついて、図2に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0057】CPU121は、システム120Sから出
力されるアラーム情報信号に変化があるか否かを判断し
(ステップ210)、この信号に変化がある場合は、当
該アラーム情報をアラームテーブル122に格納した後
(ステップ211)、SIO124に対してブレーク信
号送出要求を行う。この要求を入力したSIO124
は、アラーム制御部170へブレーク信号(上述した割
り込み要求に相当する)を送出する(ステップ21
2)。このブレーク信号は、バッファ125d、I/F
150のバッファ151を経てアラーム制御部170に
入力される。すると、アラーム制御部17からは、図3
に示すフォーマットのセンスコマンドが送出される。
【0058】図3に示すように、センスコマンドのフォ
ーマットは、STX制御コード310、FFh(16進
数)固定の相手先番号を示すPID(識別情報)32
0、31h(16進数)のセンスコマンド330、ET
X及びLRCの各制御コード340、350、の順で構
成されている。
【0059】このセンスコマンドは、アラームテーブル
に格納されているアラーム情報を読み出すためのコマン
ドであり、上述した所定のコマンドに相当する。ここ
で、上記フォーマットのPID320には、最大PID
設定部171に設定されている最大PID値、すなわ
ち、アラーム検出部130を識別するためのPID=N
がセットされている。
【0060】上記ステップ212を終了した場合、又
は、ステップ210においてアラーム情報信号に変化が
ないと判定された場合には、CPU121は、SIO1
24からセンスコマンドが転送されてきたか否かを判断
する(ステップ213)。
【0061】ここで、センスコマンドには、ブレーク信
号を受信したアラーム制御部170から送出されるもの
と、他のアラーム検出部から送出されるものと、があ
る。前者のコマンドは、既に説明したように、図3に示
すフォーマットを有しており、後者のコマンドも、図3
に示したようなフォーマットを有する。ただし、後者に
おいては、PID320には、最大PID値以外のPI
D値が設定される。従って、アラーム検出部120に
は、アラーム制御部170からのセンスコマンドが入力
されることはない。
【0062】CPU121は、ステップ213において
センスコマンドを受信していないと判別された場合に
は、ステップ210に処理を戻す。一方、ステップ21
3においてセンスコマンドを受信したと判別された場合
には、受信したセンスコマンドの解析処理を行う(ステ
ップ214)。この処理の結果、センスコマンドである
と認識した場合は、アラームテーブル122へアクセス
し(ステップ215)、アラームテーブル122の内容
に変化があるか否かを判断する(ステップ216)。
【0063】ここで、初めてアラーム情報が格納されて
いた場合や、前回アクセスした後に新たなアラーム情報
が追加格納されていた場合などアラームテーブル122
の内用が更新されている場合には、CPU121は、ア
ラームテーブル122の内容を基に最新のアラーム情報
を読み出して(ステップ217)、図4に示すようなセ
ンス応答を作成すると共に(ステップ218)、このセ
ンス応答をアラーム制御部170へ転送する(ステップ
219)。このセンス応答は、SIO124、バッファ
125d、I/F150からのバッファ152を経てア
ラーム制御部170に入力されることになる。
【0064】センス応答のフォーマットは、図4に示す
ように、STX制御コード410、送信元のPID番号
であるFFh(16進数)のPID420、41h(1
6進数)のセンス応答430、システムの変化情報であ
る可変長の状態情報440、ETX及びLRCの各制御
コード450、460、の順で構成されている。なお、
センス応答のPID420には、アラーム情報の変化を
検出したアラーム検出部のPID設定部のPID値が格
納される。
【0065】ステップ219を終了したCPU121
は、センスコマンド(図3参照)を作成する(ステップ
220)。
【0066】この場合、PID320には、PID設定
部123に設定されているPIDが「1」デインクリメ
ントされたPID、すなわち、PID=2−1=1が格
納される。このPID=1はアラーム検出部110を示
しているので、CPU121は、作成したセンスコマン
ドを次のアラーム検出部110へ転送し(ステップ22
1)、処理を終了する。
【0067】なお、ステップ216においてアラームテ
ーブルの内容に変化がないと判別された場合には、ステ
ップ220へ進んでセンスコマンドを作成し、作成した
センスコマンドを次のアラーム検出部110へ転送し
(ステップ221)、処理を終了する。
【0068】また、ステップ221においては、センス
コマンドは、SIO124、バッファ125d、アラー
ム検出部110のバッファ115bを経てOR115c
に入力されることにより、ワイヤードOR出力された
後、SIO114を経てCPU111に入力されること
になる。
【0069】このアラーム検出部110も、図2に示す
処理動作を行う。すなわち、ステップ210〜215ま
で進み、ステップ216においてアラームテーブルの内
容に変化があると判別された場合には、さらに、ステッ
プ217〜221の処理を行う。
【0070】一方、ステップ216においてアラームテ
ーブルの内容に変化がないと判別された場合には、CP
U111は、ステップ220、221の処理に代えて、
図5に示すようなセンス終了応答のフォーマットを作成
し、当該センス終了応答をアラーム制御部170へ転送
する。
【0071】すなわち、上記各PID設定部に設定され
ているPID中、最小のPID値で示されるアラーム検
出部からは、センス応答(図4参照)又はセンス終了応
答(図5参照)のいずれかが送出されることになる。
【0072】センス終了応答のフォーマットは、図5に
示すように、STX制御コード550、送信元のPID
番号であるFFh(16進数)固定のPID520、5
1h(16進数)のセンス終了応答530、ETX及び
LRCの各制御コード540、550、の順に構成され
ている。
【0073】次に、アラーム制御部170の処理動作に
ついて、図6に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0074】アラーム制御部170は、I/F150を
介してブレーク信号を受信すると(ステップ610)、
センスコマンド(図3参照)を作成する(ステップ61
1)。このセンスコマンド作成においては、PID32
0には、最大PID設定部171内のI/F150に対
応している第1の領域(図示せず)に設定されている最
大PID=Nが格納される。
【0075】センスコマンドを作成したアラーム制御部
170は、そのセンスコマンドをPID=Nで示される
アラーム制御部130へ転送し(ステップ612)、転
送したセンスコマンドに対するセンス応答(図4参照)
が受信されたか否かを判断する(ステップ613)。
【0076】ステップ613においてセンス応答を受信
したと判別された場合、アラーム制御部170は、その
センス応答の状態情報440内のシステムの変化情報を
アラーム集計テーブル172に格納し(ステップ61
4)、センス応答のPID420を参照して、最小のP
ID値で示されるアラーム検出部からの応答か否かを判
断する(ステップ615)。
【0077】ステップ615において最後のPIDのア
ラーム検出部からの応答であると判別された場合、アラ
ーム制御部170は、アラーム集計テーブル172内の
アラーム情報を集計し(ステップ616)、その集計結
果に基づく表示情報をアラーム表示部180へ転送する
(ステップ617)。
【0078】ステップ613においてセンスコマンドに
対するセンス応答がないと判別された場合、アラーム制
御部170は、センス終了応答を受信したか否かを判断
する(ステップ618)。
【0079】ステップ618においてセンス終了応答を
受信していないと判別した場合は、他のシステム系のア
ラーム情報の処理を行い(ステップ619)、定期的に
ステップ613に進む。
【0080】一方、ステップ618においてセンス終了
応答を受信したと判別した場合は、ステップ616へ進
む。
【0081】また、ステップ615において最後のPI
Dのアラーム検出部からの応答ではないと判別された場
合は、ステップ618へ進む。
【0082】続いて、アラーム制御部170とアラーム
処理部100の各アラーム検出部とのデータ送受信につ
いて、図7に示すシーケンス図を参照して説明する。
【0083】ここでは、PID=N=3とし、アラーム
検出部120のみがアラーム情報信号の変化を検出した
場合について説明する。
【0084】まず、アラーム情報信号の変化を検出した
アラーム検出部120が、ブレーク信号をアラーム制御
部170へ転送すると(S1)、アラーム制御部170
はPID=3がセットされたセンスコマンド(図3参
照)をアラーム検出部130へ転送する(S2)。
【0085】アラーム検出部130では、アラームテー
ブル132の内容に変化がないことを認識し、その後、
PID=3−1=2の演算を実行し、さらに、このPI
D=2をセットしたセンスコマンド(図3参照)をアラ
ーム検出部120へ転送する(S3)。
【0086】アラーム検出部120では、アラームテー
ブル122の内容に変化があると判定して、そのテーブ
ルからアラーム情報を読み出し、このアラーム情報とP
ID=2をセットしたセンス応答(図4参照)を、アラ
ーム制御部170へ転送する(S4)と共に、PID=
2−1=1の演算を実行し、このPID=1をセットし
たセンスコマンドをアラーム検出部110へ転送する
(S5)。
【0087】アラーム検出部110では、アラームテー
ブル112の内容に変化がないと認識し、次に、PID
=1をセットしたセンス終了応答(図5参照)をアラー
ム制御部170へ転送する(S6)。
【0088】そして、センス終了応答を受信したアラー
ム制御部170は、上述したS2のセンスコマンドの処
理を終了する。
【0089】なお、アラーム検出部110によってアラ
ーム情報信号の変化が検出された場合は、アラーム検出
部110からはセンス応答が出力されることになるの
で、アラーム制御部170は、当該センス応答を受信す
ると、上述したS2のセンスコマンドの処理を終了す
る。
【0090】上述したように、本実施形態によれば、N
台のアラーム検出部のうち、1台のアラーム検出部がシ
ステムの状態の変化を検出した場合においては、アラー
ム制御部からはPID=N(最大)のアラーム検出部へ
のセンスコマンドの転送のみを行えばよい。また、アラ
ーム制御部へはシステムの状態の変化を検出したアラー
ム検出ぶのみからのセンス応答が転送される。
【0091】これに対して、従来は、アラーム制御部は
N個のアラーム検出部へN回センスコマンドを送信し、
N個のアラーム検出部からN回のレスポンス(アラーム
情報)を受信しなければならなかった。
【0092】従って、本実施形態では、N台のアラーム
検出部のうち、1台のアラーム検出部がシステムの状態
の変化を検出した場合には、アラーム制御部への通知処
理時間は、従来と比較して、1/Nに短縮することがで
きる。
【0093】また、アラーム制御部は、1回のセンスコ
マンドの送信と1台のアラーム検出部からのセンス応答
の受信を行えばよいので、センスコマンドを送信してか
ら、最後のアラーム検出部からのセンス終了応答を受信
するまでの間においては、上記センス応答の受信処理以
外は、他のアラーム処理部140に対する処理を行うこ
とができる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1つの所定の処理手段がシステムの状態の変化を検出し
た場合は、制御手段によって特定の処理手段のみに所定
のコマンドが送信され、対応するシステムの状態に変化
があった処理手段のみから当該所定のコマンドに対する
応答が制御手段へ転送される。よって、制御手段と処理
手段との間の通信量を削減することができる。
【0095】そして、制御手段は、特定の処理手段への
コマンドの送信及びシステムの状態に変化があった処理
手段からの応答の受信以外は、他の処理を実行すること
ができるので、システム監視装置全体のスループットを
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるシステム監視装置の一実施形態
を示すブロック図である。
【図2】アラーム処理部の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図3】センスコマンドのフォーマットを示す図であ
る。
【図4】センス応答のフォーマットを示す図である。
【図5】センス終了応答のフォーマットを示す図であ
る。
【図6】アラーム制御部の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図7】アラーム制御部とアラーム処理部とのデータ送
受信を説明するためのシーケンス図である。
【図8】従来のシステム監視装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
100、140 アラーム処理部 110、120、130 アラーム検出部 111、121、131 CPU 112、122、132 アラームテーブル 113、123、133 PID設定部 114、124、134 SIO 115、125、135 ドライバ 150、160 システムインタフェース 170 アラーム制御部 171 最大PID設定部 172 アラーム集計テーブル 180 アラーム表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】監視対象となる複数のシステムのうち、そ
    れぞれ少なくとも1つのシステムの状態を監視する複数
    の監視手段と、 前記監視対象となるシステムの状態を示す情報を表示す
    る表示手段と、 前記複数の監視手段のそれぞれ及び前記表示手段に接続
    され、前記複数の監視手段との間で情報を授受すると共
    に、前記表示手段の表示制御を行う制御手段とを備える
    システム監視装置であって、 前記複数の監視手段はそれぞれ、 監視対象とするシステムのうちの互いに異なるシステム
    の状態が変化したことを検出し、該システムの状態の変
    化に応答して前記制御手段に割り込み要求を送信する少
    なくとも1つの処理手段と、 前記少なくとも1つの処理手段のそれぞれに対応して設
    けられ、対応する処理手段が検出したシステムの状態に
    関する情報を記憶する少なくとも1つの記憶手段とを備
    え、 前記制御手段は、 前記処理手段の何れかから送信された割り込み要求を受
    信し、該割り込み要求の受信に応答して、予め設定され
    た特定の処理手段に対して所定のコマンドを送信する第
    1のコマンド送信手段を備え、 前記処理手段はそれぞれ、 予め設定された順序に従って、前記第1のコマンド送信
    手段から送信された前記所定のコマンド、または他の処
    理手段から転送されてきた所定のコマンドを、同一の監
    視手段内の他の処理手段に転送する第2のコマンド送信
    手段と、 前記第1または第2のコマンド送信手段から送信された
    前記所定のコマンドを受信し、該所定のコマンドの受信
    に応答して対応する記憶手段を参照し、記憶されている
    システムの状態に関する情報に変化がある場合に、該シ
    ステムの状態に関する情報を前記制御手段に送信する応
    答手段とを備えることを特徴とするシステム監視装置。
  2. 【請求項2】それぞれ互いに異なるシステムを監視対象
    とし、監視対象とするシステムの状態が変化したことを
    検出し、該システムの状態の変化に応答して割り込み要
    求を送信する複数の処理手段と、 前記複数の処理手段のそれぞれに対応して設けられ、対
    応する処理手段が検出したシステムの状態に関する情報
    を記憶する複数の記憶手段と、 前記処理手段の何れかから送信された割り込み要求を受
    信し、該割り込み要求の受信に応答して、予め設定され
    た特定の処理手段に対して所定のコマンドを送信する第
    1のコマンド送信手段を有し、前記複数の処理手段によ
    る監視対象となるシステムの状態に関する情報を表示す
    る表示手段を制御する制御手段とを備え、 前記複数の処理手段はそれぞれ、 予め設定された順序に従って、前記第1のコマンド送信
    手段から送信された前記所定のコマンド、または他の処
    理手段から転送されてきた所定のコマンドを、他の処理
    手段に転送する第2のコマンド送信手段と、 前記第1または第2のコマンド送信手段から送信された
    前記所定のコマンドを受信し、該所定のコマンドの受信
    に応答して対応する記憶手段を参照し、記憶されている
    システムの状態に関する情報に変化がある場合に、該シ
    ステムの状態に関する情報を前記制御手段に送信する応
    答手段とを備えることを特徴とするシステム監視装置。
  3. 【請求項3】前記処理手段にはそれぞれ、識別情報が割
    り当てられており、 前記第1のコマンド送信手段は、前記複数の処理手段の
    それぞれで第1の順序が付けられている処理手段の識別
    情報を付加して、前記所定のコマンドを送信し、 前記第2のコマンド送信手段は、次の順序が付けられて
    いる処理手段の識別情報を付加して、前記所定のコマン
    ドを転送することを特徴とする請求項1または2に記載
    のシステム監視装置。
  4. 【請求項4】最終の順序が付けられている処理手段は、
    前記所定のコマンドに対する処理が終了した旨を前記制
    御手段に通知する手段を備えることを特徴とする請求項
    3に記載のシステム監視装置。
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