JPH073097A - 含ハロゲン樹脂組成物 - Google Patents

含ハロゲン樹脂組成物

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JPH073097A
JPH073097A JP17843593A JP17843593A JPH073097A JP H073097 A JPH073097 A JP H073097A JP 17843593 A JP17843593 A JP 17843593A JP 17843593 A JP17843593 A JP 17843593A JP H073097 A JPH073097 A JP H073097A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 ハロゲン含有樹脂にカーボン、酸化チタン、
フタロシアニンブルーから選ばれる1種または2種以
上、及び下記一般式[A]で示される化合物の1種また
は2種以上を含有することを特徴とするハロゲン含有樹
脂安定化組成物。 (但しRはC1−12のアルキル基を示す。R′はC
以上のアルキル基、アルケニル基、アルキルアリール
基、アリール基、及びそれらに置換期基を有する誘導体
を示す。mは1又は2を示す。) 【効果】 強度及び、加工時の固着現象(プレートアウ
ト現象)を改良した含ハロゲン樹脂安定化組成物が得ら
れた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は含ハロゲン樹脂安定化組
成物に関するものである。更に詳しくは、強度及び、加
工時の固着現象(プレートアウト現象)を改良した含ハ
ロゲン樹脂安定化組成物に関するものである。
【0002】
【背景技術】含ハロゲン樹脂は成型加工時の高熱あるい
は加工品となってからも紫外線を主体とする光劣化など
により着色し優れた商品となり得なくなることは周知で
ある。こうした欠点を除去するために従来から各種安定
剤が検討され実用に供されてきた。例えばカドミウムや
鉛を含む安定剤は、熱安定剤、初期着色防止剤、耐候性
安定剤として優れた性質を有していた。しかし近年にな
り、安定剤を取扱う時の作業環境及び安定剤を含む製品
を廃棄物として処理する時の公害問題の懸念から従来き
わめて有効に使われてきたカドミウムや鉛を含む安定剤
が問題化されるにいたり、これに応じて各種の低毒性安
定剤が検討され提案されている。最近では低毒性の有機
錫化合物が開発され実用化されているが、しかし厳しい
条件を要求される安定剤として必ずしも充分とは言えな
い。
【0003】こうした問題点を解決すべく本発明者等は
種々検討した結果、カドミウム、鉛系安定剤を使用した
場合より優れた効果を示し、しかも毒性の非常に少ない
安定剤を開発した。
【0004】
【発明の開示】本発明者らは、種々検討した結果、含ハ
ロゲン樹脂にカーボン、酸化チタン、フタロシアニンブ
ルーから選ばれる1種または2種以上、及び下記一般式
[A]で示される化合物の1種または2種以上を含有す
ることを特徴とするハロゲン含有樹脂安定化組成物が得
られた製品の強度及び、加工時の固着現象(プレートア
ウト現象)を改良することを見出した。
【0005】
【化2】 以下に本発明に係わる含ハロゲン樹脂組成物につき詳細
に説明する。
【0006】本発明に係わる含ハロゲン樹脂組成物のカ
ーボン、酸化チタン、フタロシアニンブルーを添加する
と強度、及び加工性の著しく改良された樹脂組成物が得
られることを確認された。本発明の組成物に示したカー
ボン、酸化チタン、フタロシアニンブルーの使用量は含
ハロゲン樹脂100重量部に対して0.001〜10重
量部で使用することが出来る。好ましくは、0.001
〜5.0重量部である。これらの化合物について実施例
では次の記号で示す。 カーボン : No.1 酸化チタン : No.2 フタロシアニンブルー : No.3
【0007】また本発明を構成する一般式[A]に示さ
れる化合物の代表例を次に示す。この化合物の使用量は
含ハロゲン樹脂100重量部に対して0.01〜10重
量部使用することが出来る。好ましくは、0.01〜
5.0重量部である。ここでX、Yは実施例における表
示でXはm=1に、Yはm=2に対応する。 No.1−X,Y
【化3】 No.2−X,Y
【化4】 No.3−X,Y
【化5】 No.4−X,Y
【化6】 No.5−X,Y
【化7】 No.6−X,Y
【化8】 No.7−X,Y
【化9】 No.8−X,Y
【化10】 No.9−X,Y
【化11】 No.10
【化12】 No.11
【化13】
【0008】上記一般式[A]で示される化合物をハロ
ゲン含有樹脂の安定剤として用いることは公知である
(特開昭51−44149)。しかしながら、これのみ
では強度、及び加工性に対する効果が必ずしも充分でな
いので種々研究の結果、この化合物とカーボン、酸化チ
タン、フタロシアニンブルーから選ばれる1種または2
種以上の顔料を併用することにより、実施例に具体的に
示した通り満足すべき効果を確認して本発明に至ったも
のである。
【0009】本発明に於て使用し得る含ハロゲン樹脂と
はポリ塩ビニル、塩化ビニル及びこれと共重合し得るモ
ノマーとの共重合物、グラフトポリマー、ブロックポリ
マー、(コモノマーの例としてはエチレン、プロピレン
などのオレフィン系、酢酸ビニル、ラウリン酸ビニル、
アクリル酸エステル、メタクリル酸メチルエステル等の
飽和酸ビニルエステル、不飽和酸アルキルエステル、ラ
ウリルビニルエーテルなどのアルキルビニルエーテル、
マレイン酸、アクリロニトリル、スチレン、メチルスチ
レン、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン等)、更にポ
リ塩化ビニルと例えばアクリロニトリル−ブタジエン−
ステレン、メタクリル酸メチルエステル−ブタジエン−
ステレンの三元ポリマー、塩素化ポリエチレン、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合物等とのポリマーブレンド、又ポ
リ塩化ビニルのアルコールなどによる後処理物、後塩素
化物等の含ハロゲン樹脂である。
【0010】本発明の安定化組成物には一般に利用され
ている他の安定剤あるいは、添加剤の1種又は2種以上
を加えることができる。例えば、可塑剤、有機亜リン酸
エステル、有機リン酸エステリル、有機錫化合物、有機
又は無機アンチモン化合物、有機又は無機チタン化合
物、金属石けん、エポキシ化合物、紫外線吸収剤、酸化
防止剤、顔料、染料、加工助剤、耐衝撃強化剤、離型
剤、帯電防止剤、多価又は高級アルコール、直鎖又は側
鎖を有する飽和又は不飽和脂肪酸、その他の有機溶剤、
滑剤、充填剤、難燃剤、香料、有機化合物又はそれらの
塩、架橋剤プレートアウト防止剤などである。
【0011】有機亜リン酸エステルの具体例としてはト
リフェニルホスファイト、トリクレジルホスファイト、
トリイソオクチルホスファイト、トリデシルホスファイ
ト、トリ−2−エチルヘキシルホスファイト、トリスノ
ニルフェニルホスファイト、トリ(オクチルフェニル)
ホスファイト、トリシクロヘキシルフェニルホスファイ
ト、トリスシクロヘキシルホスファイト、トリデシルチ
オホスファイト、トリイソデシルチオホスファイト、フ
ェニル・ジ−2−エチルヘキシルホスファイトフェニル
・ジイソデシルホスファイト、フェニル・ジシクロヘキ
シルホスファイト、フェニル・ジイソオクチルホスファ
イト、フェニル・ジ(トリデシル)ホスファイト、フェ
ニル・ジ−シクロヘキシルホスファイト、ジフェニル・
イソオクチルホスファイト、ジフェニル・2−エチルヘ
キシルホスファイト、ジフェニル・イソデシルホスファ
イト、ジフェニル・シクロヘキシルフェニルホスファイ
ト、ジフェニル・トリデシルチオホスファイト、ノニル
フェニル・ジ(トリデシル)ホスファイト、フェニル・
p−tert−ブチル・ドデシルホスファイト、ジイソ
プロピルホスファイト、モノイソプロピルホスファイ
ト、ジイソデシルホスファイト、ジイソオクチルホスフ
ァイト、モノイソオクチルホスファイト、ジドデシルホ
スファイト、モノドデシルホスファイト、ジシクロヘキ
シルホスファイト、モノシクロヘキシルホスファイト、
ジシクロヘキシルフェニルホスファイト、モノジシクロ
ヘキシルフェニルホスファイト、ジ(p−tert−ブ
チルフェニル)ホスファイト、テトラ(トリデシル)−
4,4′−イソプロピリデンジフェノール−ジホスファ
イト、テトラ(トリデシル)−4,4′−ブチリデンビ
ス(2−tert−ブチル−5−メチルフェニル)ジホ
スファイト、テトライソオクチル〔4,4′−チオビス
(2−tert−ブチル−5−メチルフェノール)〕ジ
ホスファイト、テトラノニルフェニールポリプロピレン
グリコール−ジホスファイト、テトラ(トリデシル)ジ
プロピレングリコールジホスファイト、テトラトリデシ
ル−4,4′−イソプロピリデンシクロヘキシルジホス
ファイト、ペンタキス(ノニルフェニル)ビスポリプロ
ピレングリコールトリホスファイト、ヘプタキス(ノニ
ルフェニル)テトラキスポリプロピレングリコールペン
タホスファイト、ヘプタキス(ノニルフェニル)テトラ
キス(ビスフェノールA)ペンタホスファイト、デカキ
ス(ノニルフェニル)ヘプタキス(ジプロピレングリコ
ール)オクタホスファイト、デカフェニルヘプタジプロ
ピレングリコールオクタホスファイト、テトラキス(イ
ソオクトキシカルボメチレンチオ)1,2−オキシカル
ボニルメチレンチオエチレンジホスファイト、ジブトキ
シカルボエチレンチオ(ペンタエリスリトールテトラチ
オグリコール)ジホスファイト、ジイソオクトキシカル
ボメチレンチオ(ペンタエリスリトールテトラチオグリ
コール)ジホスファイト、テトラキス(メルカプトラウ
リル)1,2−ジメルカプト−エチレンジホスファイ
ト、テトラキス(メルカプトラウリル)1,6−ジメル
カプト−ヘキシレンジホスファイト、テトラキス(メル
カプトラウリル)β,β′−ジメルカプト−エチルエー
テルジホスファイト、ペンタキス(ドデシル−メルカプ
ト)ビス(1,6−ヘキシレンジメルカプト)トリホス
ファイト、ジフェニルホスファイト、水添4,4′−イ
ソプロピリデンジフェニルホスファイト、4,4′−イ
ソプロピリデンジフェニルアルキル(C12〜C15
ホスファイト、2−tert−ブチル−α(3−ter
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)p−クメニルビ
ス(p−ノニルフェニル)ホスファイト、4,4′−ブ
チリデンビス(3−メチル−o−tert−ブチルフェ
ニル)ジトリデシルホスファイト、ジステアリルペンタ
エリスリトールジホスファイト、トリスシクロヘキシル
フェニルホスファイト、1,1,3−トリス〔(2′−
メチル−4′−ジトリデシルホスファイト5′−ter
t−ブチル)フェニル〕ブタン、トリスドデシルメルカ
プトホスファイト、デカフェニルヘプタジプロピレング
リコールオクタホスファイト、ジブチルペンタエリスリ
トールジホスファイト、ジデシルペンタエリスリトール
ジホスファイト、ジオクチルペンタエリスリトールジホ
スファイトなどである。有機リン酸エステルの具体例と
しては、ノニルフェノキシポリエトキシリン酸、トリデ
シルヒドロキシポリエトキシリン酸、オクチルオキシポ
リエトキシリン酸、ラウリルオキシポリエトキシリン
酸、ステアリルオキシポリエトキシリン酸、オレイルオ
キシポリエトキシリン酸、tert−ブチルフェノキシ
ポリエトキシリン酸、オクチルフェノキシポリエトキシ
リン酸、ジノニルフェノキシポリエトキシリン酸、ドデ
シルフェノキシポリエトキシリン酸、ジフェニル−2−
エチルヘキシルリン酸などである。
【0012】有機錫化合物の具体例としては、モノ(又
はジ)メチル錫トリス(又はビス)(イソオクチルチオ
グリコレート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリス(又
はビス)(イソオクチルチオグリコレート)、モノ(又
はジ)ブチル錫トリス(又はビス)(イソオクチルチオ
グリコレート)、モノ(又はジ)メチル錫トリ(又は
ジ)ラウレート、モノ(又はジ)ブチル錫トリ(又は
ジ)ラウレート、モノ(又はジ)オクチル錫トリ(又は
ジ)ラウレート、モノ(又はジ)メチル錫トリス(又は
ビス)(イソオクチルマレート)、モノ(又はジ)ブチ
ル錫トリス(又はビス)(イソオクチルマレート)、モ
ノ(又はジ)オクチル錫トリス(又はビス)(イソオク
チルマレート)、モノ(又はジ)アルキル
(C1〜12)錫トリス(又はビス)(2−メルカプト
エチルオレート)、モノ(又はジ)アルキル(C
1〜12)錫トリ(又はジ)オレート、モノ(又はジ)
アルキル(C1〜12)錫サルファイド、モノ(又はビ
ス)(アクリル酸ブチル)錫トリス(又はビス)(イソ
オクチルチオグリコレート)、モノ(又はビス)(アク
リル酸メチル)錫トリス(又はビス)(イソオクチルチ
オグリコレート)、モノ(又はジ)アルキル(C
1〜12)錫オキサイド、モノ(又はジ)メチル錫マレ
ートポリマー、モノ(又はジ)ブチル錫チル錫マレート
ポリマー、モノ(又はジ)オクチル錫マレートポリマ
ー、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫−β−メ
ルカプトプロピオネート、モノ(又はジ)アルキル(C
1〜12)錫チオグリコレート、モノ(又はジ)アルキ
ル(C1〜12)錫トリ(又はジ)メルカプトエタノー
ル、モノ(又はジ)アルキル(C1〜12)錫トリ(又
はジ)リシノレート、モノ(又はジ)アルキル(C
1〜12)錫トリ(又はジ)オレート、モノ(又はジ)
アルキル(C1〜8)錫トリ(又はジ)クロライド、2
−メルカプトエチル脂肪酸エステル及び硫化ソーダ及び
苛性ソーダより得られる反応生成物などである。
【0013】有機又は無機アンチモン化合物の具体例と
しては、トリス(イソオクチルチオグリコレート)アン
チモン、モノブチルアンチモンビス(イソオクチルチオ
グリコレート)、ジブチルアンチモンモノ(イソオクチ
ルチオグリコレート)、トリス(2−メルカプトエチル
オレート)アンチモン、三酸化アンチモンなどである。
【0014】有機チタン化合物の例としてはテトラステ
アリルチタネート、テトラキス(2−エチルヘキシルチ
タネート)、イソプロピルイソステアリルチタネート、
ジイソプロポキシビス(アセチルアセトン)チタネー
ト、トリブトキシモノステアリルチタネート、ジヒドロ
キシビス(ラクテイクアシド)チタネート、イソプロピ
ルトリデシルベンゼンスルホニルチタネート、イソプロ
ピルトリス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネー
ト、テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファイ
ト)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホ
スファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオ
キシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシル)ホスフ
ァイトチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェー
ト)オキシアセテートチタネート、トリス(ジオクチル
パイロホスフェート)エチレンチタネート、(モノ又は
ジ)ブチルチタン(トリ又はジ)ラウレート、(モノ又
はジ)ブチルチタン(トリス又はビス)イソオクチルチ
オグリコレート、テトラキス(イソオクチルチオグリコ
レート)チタン、テトラキス(ドデシルメルカプトエー
ト)チタンなどである。
【0015】金属石けんの具体例としては、リチウム、
ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ス
トロンチウム、バリウム、亜鉛、カドミウム、アルミニ
ウム、錫、鉛の直鎖又は側鎖を有する飽和及び不飽和脂
肪酸塩、芳香族カルボン酸塩、多価カルボン酸塩、及び
これらの酸に置換基を有するものの塩などである。
【0016】エポキシ化合物の具体例としては、エポキ
シ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化豚脂油、
エポキシ化牛脂油、エポキシ化綿実油、エポキシ化サフ
ラワー油、エポキシ化鯨油、エポキシ化トール油、エポ
キシ化ヒマワリ油、エポキシ化魚油、エポキシ化大豆油
のジアセトモノグリセリド、エポキシ化ジアセトモノオ
レイン、エポキシステアリン酸ベンゾイル、エポキシス
テアリン酸ブチル、エポキシステアリン酸シクロヘキシ
ル、エポキシステアリン酸ジヒドロノニル、エポキシス
テアリン酸2−エチルブチル、エポキシステアリン酸メ
トキシエチル、エポキシステアリン酸イソデシル、エポ
キシステアリン酸イソオクチル、エポキシステアリン酸
テトラヒドロフリル、エポキシステアリン酸フェニル、
エポキシステアリン酸アセトキシエチル、エポキシトー
ル油酸のブチル、n−オクチル、イソオクチルおよび2
エチルヘキシルエステル、エポキシトリアセトモノリシ
ノレイン酸グリセリド、エポキシステアリン酸−ter
t−ブチルフェニル、3,4−エポキシシクロヘキシル
メタノールの9,10−エポキシステアリン酸エステ
ル、安息香酸エポキシステアリール、3,4−エポキシ
シクロヘキシルメタノールの9,10,12,13−ジ
エポキシステアリン酸エステル、3,4−エポキシシク
ロヘキシルカルボン酸の2−エチル−1,3−ヘキサ−
ジオルエステル、エポキシヘキサヒドロフタル酸のジ−
n−ブチル、ジ−n−ヘキシル、ジ−2−エチルヘキシ
ル、ジイソオクチル、ジ−n−デシル、ジイソデシルお
よびn−ブチルデシル等のエステル、3,4−エポキシ
シクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサ
ンカルボキシレート、3,4−エポキシ−6−メチルシ
クロヘキサンカルボキシレート、ビス(3,4−エポキ
シ−6−メチルシクロヘキシルメチル)アジペート、エ
ビクロルヒドリンとビスフェノールAの縮合物などであ
る。
【0017】加工助剤、耐衝撃強化剤の具体例としては
塩素化ポリエチレン、エチレンプロピレン共重合物、エ
チレン酢酸ビニル共重合物、スチレンブタジエン共重合
物、アクリロニトリルスチレン共重合物、アクリロニト
リルブタジエスチレン共重合物、アクリル酸エステルブ
タジエンスチレン共重合物、メタアクリル酸エステルブ
タジエンスチレン共重合物(MBS)、ポリスチレン、
アクリル樹脂などである。 滑剤の具体例としてはポリ
エチレンワックス、石油又は石炭より誘されるパラフィ
ンワックス、高級脂肪酸、高級アルコール、天然又は合
成された高分子エステルワックス、エチレンビスステア
ロアミド、前記金属石けん以外の滑性を有する金属塩な
どである。
【0018】充填剤の具体例としては炭酸カルシウム、
酸化カルシウム、水酸化カルシウム、酸化亜鉛、水酸化
亜鉛、炭酸亜鉛、硫化亜鉛、酸化マグネシウム、水酸化
マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化アルミニウム、
水酸化アルミニウム、アルミナけい酸ナトリウム、ハイ
ドロタルサイト、ハイドロカルマイト、けい酸アルミニ
ウム、けい酸マグネシウム、けい酸カルシウム、ゼオラ
イト等のけい酸金属塩、活性白土、タルク、クレイ、ベ
ンガラ、アスベスト、三酸化アンチモンなどである。
【0019】顔料、染料の例としては、塩ビ食品衛生協
議会の「塩化ビニル樹脂食品容器包装等に関する自主規
制基準」のPL規格改訂第9版(1989.3)に記載
されているもののうち、カーボン、酸化チタン、フタロ
シアニンブルー以外の物がある。
【0020】有機化合物又はそれらの塩の具体例として
は2−フェニルインドール、ジフェニルチオ尿素、セチ
ル及びステアリルβ−アミノクロトン酸エステル、1,
3及び1,4−ブタンジオールビスβ−アミノクロトン
酸エステル、チオジエチレングリコールビスβ−アミノ
クロトン酸エステル、イソシアヌール酸及びその誘導体
例えばトリス(2−ヒドロキシエチル)シアヌレート等
の窒素含有化合物、ペンタエリスリトール、マンニトー
ル、ソルビトール等の多価アルコール、安息香酸、メチ
ル安息香酸、リノール酸、マレイン酸、桂皮酸、p−t
ert−ブチル安息香酸、クロトン酸等のカルボン酸、
硼酸エステル、チオジグリコール酸エステル、アセチル
アセトン、ジベンゾイルメタン、ベンゾイルアセトン等
のβ−ジケトン及びその金属塩、アセト酢酸エステル、
デヒドロ酢酸又はそのエステルないしは金属塩、ペンタ
エリスリトールテトラキス(メルカプトプロピオネー
ト)、ペンタエリスリトールテトラキス(メルカプトア
セテート)、ジシアンジアミド、タンニン、シュウ酸エ
ステル、マロン酸エステル、2−(3′−メトキシ−
4′−ヒドロキシフェニル)インドール、ジラウリルチ
オジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネー
トなどのチオジプロピオン酸エステル、6−アニリノ−
1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール、6−ブ
チルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオ
ールメラミン、2−メルカプトエチルオレート、オクチ
ルチオグリコレート、2−メルカプトエタノール、β−
メルカプトプロピオン酸、チオグリコール酸、ヘキサメ
チレンテトラミンなどである。
【0021】
【実施例】次に示す実施例(実験例)を掲げ本発明によ
る含ハロゲン樹脂の安定化効果を示す。以下の実施例に
おいてプレートアウトの評価は次の基準に従っている。 0:プレートアウト全くなし 1:ごくわずかなプレートアウト 2:わずかなプレートアウト 3:明らかなプレートアウト 4:やや著しいプレートアウト 5:著しいプレートアウト また強度は、引っ張り強度試験機で強度を測定し、その
単位はKg/cmである。
【0022】実施例 1 下記基本配合に例示試料を加え、ドライブレンドして1
75℃のミキシングロールで5分間混練後0.4mmの
シートを作成した。各々のシート片を190℃×10分
の条件でプレスシートを作成し引っ張り強度試験機で強
度を測定した。プレスシートを作成したときのプレス板
の汚れを次の表1に示す。 基本配合 PVC(P=1000) 100 重量部 カルシウムステアレート 0.5 パラフィンワックス 2.0 ポリエチレンワックス 0.2 炭酸カルシウム 2.0 化合物[A]No.1X 0.5 〃 No.1Y 0.5
【0023】実施例 2 下記基本配合に例示試料を加え、ドライブレンドして1
75℃のミキシングロールで5分間混練後0.4mmの
シートを作成した。各々のシート片を190℃×10分
の条件でプレスシートを作成し引っ張り強度試験機で強
度を測定した。プレスシートを作成したときのプレス板
の汚れを表2に示す。 基本配合 PVC(P=1000) 100 重量部 MBS 7 カルシウムステアレート 0.5 パラフィンワックス 2.5 ポリエチレンワックス 0.2 化合物[A]No.2X 0.5 〃 No.2Y 0.5
【0024】実施例 3 下記基本配合に例示試料を加え、ドライブレンドして1
75℃のミキシングロールで5分間混練後0.4mmの
シートを作成した。各々のシート片を190℃×10分
の条件でプレスシートを作成し引っ張り強度試験機で強
度を測定した。プレスシートを作成したときのプレス板
の汚れ(プレートアウト)を表3に示す。 基本配合 PVC(P=1000) 100 重量部 カルシウムステアレート 0.5 パラフィンワックス 1.0 ポリエチレンワックス 0.2 炭酸カルシウム 2.0 化合物[A]No.3X 0.5 〃 No.3Y 0.5
【0025】実施例 4 下記基本配合に例示試料を加え、ドライブレンドして1
75℃のミキシングロールで5分間混練後0.4mmの
シートを作成した。各々のシート片を190℃×10分
の条件でプレスシートを作成し引っ張り強度試験機で強
度を測定した。プレスシートを作成したときのプレス板
の汚れ(プレートアウト)を表4に示す。 基本配合 PVC(P=1000) 100 重量部 MBS 10 カルシウムステアレート 0.5 パラフィンワックス 1.5 ポリエチレンワックス 0.2 炭酸カルシウム 2.0 モノオクチル錫トリス(オクチルチオグチコレート) 0.6 ジオクチル錫ビス(オクチルチオグリコレート) 0.4 化合物[A]No.4X 0.2 〃 No.5Y 0.2
【0026】
【発明の効果】以下の実施例から明らかなように一般式
[A]で示される化合物とカーボン、酸化チタン、フタ
ロシアニンブルーを併用することにより極めて優れた強
度、加工性を得ることが認められる。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハロゲン含有樹脂にカーボン、酸化チタ
    ン、フタロシアニンブルーから選ばれる1種または2種
    以上、及び下記一般式[A]で示される化合物の1種ま
    たは2種以上を含有することを特徴とするハロゲン含有
    樹脂安定化組成物。 【化1】
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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