JPH0730954A - 移動通信システムにおけるチャネル割当制御方式 - Google Patents

移動通信システムにおけるチャネル割当制御方式

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JPH0730954A
JPH0730954A JP5154648A JP15464893A JPH0730954A JP H0730954 A JPH0730954 A JP H0730954A JP 5154648 A JP5154648 A JP 5154648A JP 15464893 A JP15464893 A JP 15464893A JP H0730954 A JPH0730954 A JP H0730954A
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JP
Japan
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channel
base station
exchange
communication
allocation
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JP5154648A
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Inventor
Hiroyuki Yamashita
博幸 山下
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はオーバーラップするゾーンを形成する
隣接基地局同士で、電波干渉を起こす通信チャネルが同
時間に割り当てられることを回避することによって、干
渉発生を未然に防止することができる移動通信システム
におけるチャネル割当制御方式を提供することを目的と
する。 【構成】交換機X2によって、各々の基地局C1,C
2,C3の位置関係が把握されると共に、基地局C1,
C2,C3の現在使用中の通信チャネルが把握されるこ
とによって、オーバーラップするゾーンを形成する隣接
基地局C1,C2,C3同士が、干渉の生じる通信チャ
ネルを同時間帯に移動局P1,P2,P3に割り当てな
いように制御され、干渉発生を未然に防止することがで
きるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動通信システムにおけ
るチャネル割当制御方式に関する。移動通信システムと
しては、屋外で使用される携帯電話機、自動車電話機等
を用いるシステムや、ビル、家屋等の屋内で使用される
コードレス電話機を用いるシステムがある。
【0002】何れのシステムにおいても移動局が基地局
を介して通信を行うようになっているが、その際、異な
る基地局のゾーンに存在する移動局が、他の基地局の電
波と互いに干渉を起こし得る周波数帯域の通信チャネル
を割り当てられたとする。
【0003】この場合、各々の移動局がチャネル割当さ
れた基地局のゾーンで通信を行っている時は問題ない
が、他の基地局のゾーンに入ったり、双方のゾーンがオ
ーバーラップする領域に入ったりした場合、干渉が生じ
て適正な通信が行えなくなる。そこでそのような干渉を
未然に防止することができるチャネル割当制御方式が要
望されている。
【0004】
【従来の技術】図10は従来の移動通信システムにおけ
るチャネル割当制御方式を説明するための図であり、デ
ィジタルコードレス交換システムにおいて移動局(コー
ドレス電話機)に基地局がチャネル割当てを行う場合を
想定している。
【0005】図10において、符号X1は交換機、C
1,C2は基地局であり、所定距離を隔てて配置されて
おり、交換機X1に有線接続されている。基地局C1は
ゾーンZ1を形成し、基地局C2はゾーンZ1とオーバ
ーラップするゾーンZ2を形成している。
【0006】ここで、ゾーンZ1内の移動局P1が通信
チャネルT1を使用して基地局C1と通信中であるとす
る。この時、ゾーンZ2内の移動局P2が基地局C2に
対して接続要求を行うと、基地局C2は空きの通信チャ
ネルを検索して移動局P2に割り当てる動作を行う。
【0007】この割り当て動作において、図11に示す
ように通信チャネルT1′が割り当てられたとすると、
移動局P2は通信チャネルT1′を用いて通信を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した通
信チャネルT1′が通信チャネルT1と干渉を起こすも
のであるとした場合に、例えば図11に示す通信状態か
ら図12に示すように、移動局P1が基地局C2の電波
の届くゾーンZ2に移動したり、或いは移動局P2が基
地局C1の電波の届くゾーンZ1に移動したとする。
【0009】このような場合、移動局P1,P2同士が
互いに干渉を起こす通信チャネルT1,T1′を使用し
ているので、干渉が生じるといった問題がある。このよ
うな現象を回避する手段として、ゾーンがオーバーラッ
プする隣接基地局において、干渉を起こす通信チャネル
を割り当てないように、各基地局毎に割り当て可能な通
信チャネルを予め分割する方法がある。しかし、その方
法ではゾーン内での使用チャネルが限定されるため、チ
ャネルの有効利用が図れなくなる。
【0010】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、オーバーラップするゾーンを形成する隣接
基地局同士で、電波干渉を起こす通信チャネルが同時間
に割り当てられることを回避することによって、干渉発
生を未然に防止することができる移動通信システムにお
けるチャネル割当制御方式を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理図を
示す。この図に示す移動通信システムは、交換機X2に
接続された基地局C1,C2,C3を介して移動局P
1,P2,P3と無線通信を行うものである。
【0012】本発明の構成は図示するように、交換機(X
2)に、基地局C1,C2,C3が使用中の通信チャネル
を記憶する第1記憶手段11と、オーバーラップするゾ
ーンZ1,Z2,Z3を形成する隣接基地局C1,C
2,C3の位置情報を記憶する第2記憶手段12とを具
備し、基地局(例えばC1)からの通信チャネル割当可
否依頼があった場合に、交換機X2の制御手段13が、
依頼基地局C1と隣接する基地局C2,C3を第2記憶
手段12の記憶情報から検索し、この検索された隣接基
地局C2,C3で依頼基地局C1の割当希望通信チャネ
ルと干渉する通信チャネルが使用中かどうかを第1記憶
手段11の記憶情報から検索し、この検索結果が使用中
であれば依頼基地局C1に割当拒否を通知し、使用中で
なければ割当許可を通知するように成されている。
【0013】また、基地局(例えばC1)の通信終了後
に通信チャネル解放依頼があった場合に、交換機X2の
制御手段13が、第1記憶手段11に記憶された通信チ
ャネル解放依頼に該当する通信チャネルを削除するよう
に構成されている。
【0014】
【作用】上述した本発明によれば、交換機X2によっ
て、各々の基地局C1,C2,C3の位置関係が把握さ
れると共に、基地局C1,C2,C3の現在使用中の通
信チャネルが把握されることによって、オーバーラップ
するゾーンを形成する隣接基地局C1,C2,C3同士
が、干渉の生じる通信チャネルを同時間帯に移動局P
1,P2,P3に割り当てないように制御されるので、
干渉発生を未然に防止することができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図2及び図3は本発明の第1実施例による
移動通信システムにおけるチャネル割当制御方式を説明
するための図である。但し、図2及び図3において図1
0に示した従来例の各部に対応する部分には同一符号が
付してある。
【0016】第1実施例の特徴は、各々の基地局がどの
通信チャネルを使用しているかを交換機で把握すること
によって、オーバーラップするゾーンを形成する隣接基
地局同士で、干渉の生じる通信チャネルを同時間帯に移
動局に割り当てないようにしたことである。
【0017】図2において、符号X2は交換機である。
この交換機X2には、互いに所定距離を隔てて配置され
た複数の基地局C1〜C3…が有線接続されている。ま
た、交換機X2は、使用チャネル記憶部11と、基地局
位置情報記憶部12と、制御部13とを有している。
【0018】使用チャネル記憶部11は、交換機X2に
接続された各基地局の現在使用中の通信チャネルを記憶
するものであり、個々の基地局と使用中のチャネル(使
用チャネル)とが対応付けられて記憶されている。
【0019】基地局位置情報記憶部12は、交換機X2
に接続された各基地局の内、隣接基地局を確認できるよ
うに情報を記憶したものであり、例えば基地局C1の隣
接基地局は、基地局C2とC3であることが記憶されて
いる。
【0020】制御部13は、隣接基地局同士が、干渉の
生じる通信チャネルを同時間帯に移動局に割り当てない
ように制御したりするものであり、その詳細な制御の説
明は他の制御も含め以下の動作例に記述する。
【0021】図2において、各基地局C1〜C3は互い
にオーバーラップするゾーンZ1〜Z3を形成してお
り、ゾーンZ1内の移動局P1が通信チャネルT1を使
用して基地局C1と通信中であるとする。チャネル割当
記憶部11には、基地局C1が通信チャネルT1を使用
していることが記憶されているものとする。
【0022】この時、ゾーンZ1にオーバーラップする
ゾーンZ2及びZ3において、それぞれ移動局P2及び
P3が接続要求を行ったとする。それら接続要求を受信
した基地局C2及びC3が空きの通信チャネルを検索す
る。
【0023】これによって、基地局C2が通信チャネル
T1と干渉を起こす通信チャネルT1′を検索し、基地
局C3が通信チャネルT1と干渉を起こさない通信チャ
ネルT2を検索したとする。
【0024】次に、図3に矢印15で示すように、基地
局C2は検索した通信チャネルT1′を移動局P2に割
り当ててもよいかどうかを交換機X2に問い合わせる。
この問い合わせに応じて交換機X2の制御部13は、ま
ず、基地局位置情報記憶部12を参照して基地局C2の
隣接基地局を確認し、基地局C2と隣接する基地局C
1,C3が、通信チャネルT1′と干渉を起こすチャネ
ルを使用中かどうかを使用チャネル記憶部11を参照し
て調べる。
【0025】この結果、通信チャネルT1′と干渉を起
こす通信チャネルT1を隣接の基地局C1が使用中のた
め、矢印16で示すように、交換機X2の制御部13
は、基地局C2へ割当拒否を通知する。割当拒否を受信
した基地局C2は再度空きの通信チャネルを検索する。
【0026】一方、矢印17で示すように、基地局C3
は検索した通信チャネルT2を移動局P3に割り当てて
もよいかどうかを交換機X2に問い合わせる。交換機X
2の制御部13は、前記したように基地局位置情報記憶
部12及び使用チャネル記憶部11を参照して通信チャ
ネルT2と干渉を起こすチャネルを隣接基地局C1,C
2が使用中かどうかを調べる。
【0027】この結果、干渉を起こすチャネルは隣接基
地局C1,C2で使用されていないので、矢印18で示
すように、交換機X2の制御部13は基地局C3へ割当
許可を通知すると共に、基地局C3が通信チャネルT2
を使用中であることを使用チャネル記憶部11に記憶す
る。
【0028】割当許可を受信した基地局C3は通信チャ
ネルT2を移動局P3に割当て、これによって移動局P
3が基地局C3と通信チャネルT2によって通信状態と
なる。
【0029】また、このような通信終了後に、基地局C
3は通信チャネルT2の解放を交換機X2に通知し、交
換機X2の制御部13は使用チャネル記憶部11から通
信チャネルT2が使用中であることを削除する。
【0030】以上説明した第1実施例のチャネル割当制
御方式によれば、電波干渉を起こす通信チャネルを隣接
基地局が同時間に移動局に割り当てることを回避するこ
とができるので、システム内での干渉発生を未然に防止
することが可能となる。
【0031】次に、第2実施例による移動通信システム
におけるチャネル割当制御方式を図4を参照して説明す
る。図4において、符号X3は交換機である。この交換
機X3には、複数の基地局a,b,c,d,e,f,
g,h,…が有線接続されている。
【0032】交換機X3は、実施例特徴要素である優先
グループ割当情報記憶部22と、制御部23とを具備し
ており、各基地局a〜hは、実施例特徴要素である交換
機情報記憶部31と、制御部32とを具備している。
【0033】優先グループ割当情報記憶部22は、図5
に示すようにグループ分けした通信チャネルを、図6に
示すように記憶したものである。即ち、グループ分け
は、図5に示すように、割当て可能な全通信チャネル
(例えばTA1〜TNi)を、Nに分割してグループ化した
ものである。但し、グループ内の通信チャネルは互いに
干渉しないものである。
【0034】図5に示す例の場合、通信チャネルTA1
AiがグループA、TB1…TBiがグループB,TC1…T
CiがグループC,……,TI1…TIiがグループI,…
…,T N1…TNiがグループNであり、各グループA〜N
毎に通信チャネルTA1〜TNiが対応付けられて記憶され
ている。
【0035】このような通信チャネルのグループA〜N
を図6に示すように基地局a〜hに割り振る場合、優先
的に使用するグループを隣接基地局で干渉が生じないよ
うに割り振る。
【0036】例えば、図7に示すように割り振る。この
場合、自己のゾーンにオーバーラップするゾーンの基地
局が、自己の基地局と異なるグループを使用するように
なっている。例えばグループIが割り振られている基地
局dのゾーンZdとオーバーラップするゾーンZa,Z
b,Ze,Zg,Zfの基地局a,b,e,g,fは、
グループIと異なるグループA,Cを使用するようにな
っている。図4のゾーン構成及びグループの割り振りは
図7と同様にされているものとする。
【0037】次に、基地局の交換機情報記憶部31は、
交換機から送信されてきた要求等の情報を記憶するもの
である。また、交換機及び基地局の制御部23及び32
の制御動作については、以降記述する動作例で説明す
る。
【0038】まず、図5に示すようにグループ分けされ
た通信チャネルが、交換機X3の優先グループ割当情報
記憶部22に図6に示すように記憶されており、その情
報が図4に示す各基地局a〜hへ送信され、交換機情報
記憶部31に記憶されたとする。
【0039】即ち、基地局aはグループAの通信チャネ
ルTA1…TAiを優先的に使用し、基地局bはグループC
の通信チャネルTC1…TCiを、……、基地局hはグルー
プNの通信チャネルTN1…TNiを優先的に使用する命令
が、交換機情報記憶部31に記憶されたとする。
【0040】例えば、グループIを優先使用に指定され
た基地局dに対して、図4の矢印34,35で示すよう
に移動局i及びjが接続要求を行ったとする。この接続
要求を受信した基地局dは、まず、移動局iに対して通
信チャネルを割り当てるために、交換機情報記憶部31
に記憶されたグループI優先使用命令に従って、グルー
プIの通信チャネルの中から空きチャネルを検索する。
この動作は、基地局dの制御部32が行う。
【0041】この結果、制御部32がグループIの通信
チャネルTIXを「空き」と認識した場合、そのチャネル
IXを矢印36で示すように移動局iに割り当てる。チ
ャネルTIXは、優先グループのものなので基地局dはそ
のまま接続処理を継続する。
【0042】一方、基地局dの制御部32は、移動局j
に対しても通信チャネルを割り当てるために、グループ
I中から空きチャネルを検索する。この結果、空きチャ
ネルが検索できなかったとする。
【0043】各々の基地局はグループ分けされる前の全
ての通信チャネルを共通に保有しているので、空きチャ
ネルを検索できなかった場合、基地局dの制御部32は
グループI以外の全てのチャネルの中から空きチャネル
を検索する。
【0044】この結果、空きチャネルが検索できなかっ
た場合は移動局jへ割当拒否を通知する。一方、空きチ
ャネルが検索された場合、例えば他グループの通信チャ
ネルTAXが検索されたとする。
【0045】基地局dは図8の矢印37で示すように、
通信チャネルTAXを移動局jに割り当てて接続処理を継
続し、矢印38で示すように交換機X3へチャネルTAX
を使用したことを通知する。
【0046】この通知を受けた交換機X3は、制御部2
3の制御によって、矢印39で示すように基地局dの隣
接基地局である基地局a,b,e,f,gにチャネルT
AXが隣接基地局で使用中であることを通知する。
【0047】この通知を受けた基地局a,b,e,f,
gは、チャネルTAXが隣接基地局で使用中であることを
示す情報を、交換機情報記憶部31に記憶する。これに
よって基地局a,b,e,f,gは、チャネル割当て処
理を行う場合に、制御部32が交換機情報記憶部31の
情報を参照することにより、チャネルT AXと干渉を起こ
すチャネルの選択を回避する。
【0048】その後、移動局jの通信終了によるチャネ
ルTAXの解放時に、基地局dはその旨を交換機X3に通
知する。この通知を受けた交換機X3は、制御部23の
制御によってチャネルTAXが空きになったことを基地局
a,b,e,f,gに通知する。
【0049】基地局a,b,e,f,gの制御部32
は、交換機情報記憶部31からチャネルTAX使用中情報
を削除する。これによって、基地局a,b,e,f,g
は、チャネル割当て処理を行う場合に、チャネルTAX
干渉を起こすチャネルの選択が可能となる。
【0050】以上説明した第2実施例においても第1実
施例同様の効果を得ることができる。次に、第3実施例
による移動通信システムにおけるチャネル割当制御方式
を図9を参照して説明する。但し、この図9において図
4及び図8の各部に対応する部分には同一符号を付す。
【0051】また、図9に示す交換機X4は、図4に示
す交換機X3の構成要素の他に、基地局情報記憶部25
を設けて構成したものであり、その記憶部25の増設に
伴う書込/読出の制御は図4に示した制御部23が担う
ものとする。
【0052】この基地局情報記憶部25は、上述の第2
実施例で説明したように基地局(例えばd)が優先グル
ープ以外のチャネル(非優先チャネル)を使用した場合
に、その非優先チャネル(例えば上述したTAX)を記憶
するものである。
【0053】以降第3実施例の動作を説明する。図9の
矢印41で示すように移動局jが接続要求を行った際
に、基地局dが優先グループI中から空きチャネルを検
索したが、空きチャネルが検索できず、他の通信チャネ
ルの中から非優先チャネルTAXを検索したとする。
【0054】チャネルTAXは優先チャネルではないので
基地局dはチャネルTAXを移動局jに割り当ることを矢
印42で示すように交換機X4へ通知する。この通知を
受けた交換機X4は、制御部23の制御によって、基地
局dの隣接基地局でチャネルTAXと干渉を起こすチャネ
ルを使用中かどうかを調べる。
【0055】この結果、使用中でなければ交換機X4の
制御部23の制御によって、矢印44で示すように、基
地局dへ割当許可を通知すると共に、基地局dが非優先
チャネルTAXを使用中であることを基地局情報記憶部2
5に記憶する。
【0056】割当許可を受信した基地局dは、矢印43
で示すようにチャネルTAXを移動局jに割り当てて接続
処理を継続し、基地局dと移動局jはチャネルTAXを使
用して通信状態となる。
【0057】一方、基地局dの隣接基地局でチャネルT
AXと干渉を起こすチャネルが使用中であれば、交換機X
4の制御部23の制御によって矢印44で示すように、
基地局dに割当拒否を通知する。
【0058】また、交換機X4は基地局dの隣接基地局
a,b,e,f,gの中からチャネルTAXを優先グルー
プAとする基地局a,e,fを検出する。交換機X4
は、矢印45で示すように基地局a,e,fへチャネル
AXが使用中であることを通知する。
【0059】この通知を受けた基地局a,e,fは、交
換機情報記憶部31にチャネルTAXが現在使用中チャネ
ルであることを記憶する。この記憶時に基地局a,e,
fがチャネル割当て処理を行う場合、制御部32が交換
機情報記憶部31の情報を参照することにより、チャネ
ルTAXと干渉を起こすチャネルの選択を回避する。
【0060】この後、移動局kが基地局bに対して接続
要求を行った際に、基地局bが優先グループC中から空
きチャネルを検索したが、空きチャネルが検索できず、
他の通信チャネルの中から非優先チャネルTAyを検索し
たとする。
【0061】チャネルTAyは優先チャネルではないので
基地局bはチャネルTAyを移動局kに割り当ることを矢
印47で示すように交換機X4へ通知する。この通知を
受けた交換機X4は、基地局bの隣接基地局でチャネル
Ayと干渉を起こすチャネルを使用中かどうかを調べ
る。
【0062】この結果、隣接基地局dでチャネルTAy
干渉を起こすチャネルTAXが使用中であるため、矢印4
8で示すように交換機X4は基地局bに割当拒否を通知
し、基地局bは再度割当て処理動作を開始する。
【0063】その後、移動局jの通信終了によるチャネ
ルTAXの解放時に、基地局dはその旨を交換機X4に通
知する。交換機X4は、制御部23の制御によって基地
局情報記憶部25に記憶された非優先チャネルTAX使用
中情報を削除すると共に、チャネルTAXが空きになった
ことを基地局a,e,fに通知する。
【0064】基地局a,e,fの制御部32は、交換機
情報記憶部31からチャネルTAX使用中情報を削除し、
以降チャネル割当て処理を行う場合に、チャネルTAX
干渉を起こすチャネルの選択を可能とする。
【0065】以上説明した第3実施例においても第1実
施例同様の効果を得ることができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オーバーラップするゾーンを形成する隣接基地局同士
で、電波干渉を起こす通信チャネルが同時間に割り当て
られることを回避することによって、干渉発生を未然に
防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施例による移動通信システムに
おけるチャネル割当制御方式を説明するための図であ
る。
【図3】第1実施例の動作を説明するためのである。
【図4】本発明の第2実施例による移動通信システムに
おけるチャネル割当制御方式を説明するための図であ
る。
【図5】通信チャネルのグループ分けを説明するための
図である。
【図6】優先グループ割当情報記憶部に記憶される優先
グループ割当情報の構成を示す図である。
【図7】図6に示す優先グループ割当情報による各基地
局へのグループ割り振りを説明するための図である。
【図8】第2実施例の動作を説明するための図である。
【図9】本発明の第3実施例による移動通信システムに
おけるチャネル割当制御方式を説明するための図であ
る。
【図10】従来例の移動通信システムにおけるチャネル
割当制御方式を説明するための図である。
【図11】従来例の動作を説明するための図である。
【図12】従来例の他の動作を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
11 第1記憶手段 12 第2記憶手段 13 制御手段 X2 交換機 C1,C2,C3 基地局 P1,P2,P3 移動局 Z1,Z2,Z3 ゾーン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機(X2)に接続された基地局(C1,C2,C
    3)を介して移動局(P1,P2,P3)が無線通信を行う移動通信
    システムにおいて、 前記交換機(X2)に、 前記基地局(C1,C2,C3)が使用中の通信チャネルを記憶す
    る第1記憶手段(11)と、 オーバーラップするゾーン(Z1,Z2,Z3)を形成する隣接基
    地局(C1,C2,C3)の位置情報が記憶された第2記憶手段(1
    2)とを設け、 前記基地局( 例えばC1) から通信チャネル割当可否依頼
    があった場合に、該交換機(X2)の制御手段(13)が、依頼
    基地局(C1)と隣接する基地局(C2,C3) を該第2記憶手段
    (12)の記憶情報から検索し、この検索された隣接基地局
    (C2,C3) で該依頼基地局(C1)の割当希望通信チャネルと
    干渉する通信チャネルが使用中かどうかを該第1記憶手
    段(11)の記憶情報から検索し、この検索結果が使用中で
    あれば該依頼基地局(C1)に割当拒否を通知し、使用中で
    なければ割当許可を通知すると共に、前記第1記憶手段
    (11)に該基地局(C1)が使用中のチャネルとして記憶する
    ことを特徴とする移動通信システムにおけるチャネル割
    当制御方式。
  2. 【請求項2】 前記基地局( 例えばC1) の通信終了後に
    通信チャネル解放依頼があった場合に、前記交換機(X2)
    の制御手段(13)が、前記第1記憶手段(11)に記憶された
    該基地局(C1)の通信チャネル解放依頼に該当する通信チ
    ャネルを削除するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の移動通信システムにおけるチャネル割当制御方
    式。
  3. 【請求項3】 前記基地局(C1,C2,C3)に、 前記移動局( 例えばP1) から接続要求があった場合に前
    記基地局(C1,C2,C3)が空き通信チャネルを検索して前記
    通信チャネル割当可否依頼の制御を行うと共に、該移動
    局(P1)との通信終了後に前記通信チャネル解放依頼の制
    御を行う制御手段を設けたことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の移動通信システムにおけるチャネル割当制
    御方式。
  4. 【請求項4】 交換機(X3)に接続された基地局(a,b,c,
    d,e,f,g,h) を介して移動局(i,j, …) が無線通信を行
    う移動通信システムにおいて、 前記交換機(X3)に、 割当可能な全通信チャネルを、グループ内の通信チャネ
    ルが相互に干渉しないように任意数に分割して複数にグ
    ループ化し、この複数のグループを、オーバーラップす
    るゾーン(Za,Zb,Zc,Zd,Ze,Zf,Zg,Zh) を形成する隣接基
    地局同士が同グループとならないように前記基地局(a〜
    h)の各々に割り振った優先グループ割当情報が記憶され
    た第3記憶手段(22)を設け、 該基地局(a〜h)に、 該交換機(X3)から送られてきた所定情報を記憶する第4
    記憶手段(31)を設け、 該交換機(X3)の制御手段(23)の制御によって、該基地局
    (a〜h)が優先的に使用する通信チャネルのグループを指
    示する優先グループ使用命令を該優先グループ割当情報
    に応じて該当基地局(a〜h)へ送信し、この送信されてき
    た該優先グループ使用命令を該基地局(a〜h)の制御手段
    (32)の制御により該第4記憶手段(31)に記憶し、該基地
    局( 例えばd)が前記移動局( 例えばi)への通信チャネル
    割当処理を行う場合に、該基地局(d) の制御手段(32)の
    制御により第4記憶手段(31)に記憶された優先グループ
    使用命令に従う優先グループの中から空きチャネルを検
    索するようにしたことを特徴とする移動通信システムに
    おけるチャネル割当制御方式。
  5. 【請求項5】 前記基地局(a〜h)の制御手段(32)が、 前記優先グループの中から空きチャネルが検出されなか
    った場合、該優先グループ以外の非優先グループの中か
    ら空きチャネルの検索を行うようにしたことを特徴とす
    る請求項4記載の移動通信システムにおけるチャネル割
    当制御方式。
  6. 【請求項6】 前記基地局(a〜h)の制御手段(32)が、 前記非優先グループの中から空きチャネルが検出されな
    かった場合、該当移動局( 例えばj)へ割当拒否を通知
    し、空きチャネルが検出された場合、その検出された非
    優先チャネルの使用を前記交換機(X3)へ通知し、 この通知を受けた該交換機(X3)の制御手段(23)が、通知
    を行った基地局( 例えばd)の隣接基地局( 例えばa,b,e,
    f,g)に該チャネル使用中を通知し、 この通知を受けた該隣接基地局(a,b,e,f,g) の制御手段
    (32)が、該チャネル使用中の情報を該第4記憶手段(31)
    に記憶し、該隣接基地局(a,b,e,f,g) が通信チャネル割
    当処理を行う場合に、該第4記憶手段(31)に記憶された
    チャネル使用中の情報に従い、干渉を起こす通信チャネ
    ルの選択を回避するようにしたことを特徴とする請求項
    4又は5に記載の移動通信システムにおけるチャネル割
    当制御方式。
  7. 【請求項7】 前記基地局( 例えばd)の通信終了後に通
    信チャネル解放依頼があった場合に、前記交換機(X3)の
    制御手段(23)が、前記隣接基地局( 例えば a,b,e,f,g)
    に該通信チャネル解放依頼による通信チャネルが空きに
    なったことを通知し、 この通知に応じて、該隣接基地局(a,b,e,f,g) の制御手
    段(32)が、前記第4記憶手段(31)から前記チャネル使用
    中の情報を削除するようにしたことを特徴とする請求項
    6記載の移動通信システムにおけるチャネル割当制御方
    式。
  8. 【請求項8】 前記交換機(X3)に、 前記基地局(a〜h)が使用中の前記非優先チャネルを記憶
    する第5記憶手段(25)を設け、 該基地局( 例えばd)からの非優先チャネル使用の情報を
    受けた該交換機(X3)の該制御手段(23)が、その非優先チ
    ャネルと干渉するチャネルが該第5記憶手段(25)に、該
    基地局(例えばd)の隣接基地局の使用チャネルとして
    記憶されているかどうかを確認し、記憶されていれば受
    信した非優先チャネルの割当拒否を該基地局(d) へ通知
    し、記憶されていなければ受信した非優先チャネルの割
    当可能を該基地局(d) へ通知すると共に、該第5記憶手
    段(25)に該非優先チャネルを記憶するようにしたことを
    特徴とする請求項5又は6に記載の移動通信システムに
    おけるチャネル割当制御方式。
  9. 【請求項9】 前記交換機(X3)の制御手段(32)が、 前記基地局( 例えばd)から送られてきた非優先チャネル
    が使用出来ると判断された場合に、通知を行った基地局
    (d) の隣接基地局( 例えばa,b,e,f,g)の中から該非優先
    チャネルを優先グループとする基地局( 例えばa,e,f)を
    前記第3記憶手段(22)の参照により検出し、この検出さ
    れた基地局(a,e,f) へ、該チャネルの使用中を通知し、 この通知を受けた該基地局(a,e,f) の制御手段(32)が、
    該チャネル使用中の情報を該第4記憶手段(31)に記憶
    し、該基地局(a,e,f) が通信チャネル割当処理を行う場
    合に、該第4記憶手段(31)に記憶されたチャネル使用中
    の情報に従い、干渉を起こす通信チャネルの選択を回避
    するようにしたことを特徴とする請求項5又は8に記載
    の移動通信システムにおけるチャネル割当制御方式。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0720405A3 (en) * 1994-12-27 2000-01-19 AT&T Corp. Multiple access cellular communication with dynamic slot allocation and reduced co-channel interference
EP0841826A3 (en) * 1996-11-08 2000-01-19 Lucent Technologies Inc. TDM-based fixed wireless loop system
KR100487198B1 (ko) * 1997-12-09 2005-08-10 삼성전자주식회사 무선교환시스템에서사용중인채널정보를관리하는방법
JP2009177410A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Toshiba Corp 移動通信システム、基地局制御装置、基地局及び、通信接続方法
KR101101898B1 (ko) * 2005-10-31 2012-01-18 삼성전자주식회사 채널 간섭을 회피하는 채널 할당 방법

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