JPH07309496A - 印刷機の排紙装置 - Google Patents

印刷機の排紙装置

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JPH07309496A
JPH07309496A JP6101236A JP10123694A JPH07309496A JP H07309496 A JPH07309496 A JP H07309496A JP 6101236 A JP6101236 A JP 6101236A JP 10123694 A JP10123694 A JP 10123694A JP H07309496 A JPH07309496 A JP H07309496A
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JP
Japan
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printed matter
paper
paper discharge
width
belts
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JP6101236A
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English (en)
Inventor
Toshimitsu Sakai
寿満 酒井
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Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
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Publication date
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Priority to EP95303267A priority patent/EP0683054B1/en
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    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B25/00Details of general application not covered by group F26B21/00 or F26B23/00
    • F26B25/001Handling, e.g. loading or unloading arrangements
    • F26B25/003Handling, e.g. loading or unloading arrangements for articles
    • F26B25/004Handling, e.g. loading or unloading arrangements for articles in the shape of discrete sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F23/00Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing
    • B41F23/04Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing by heat drying, by cooling, by applying powders
    • B41F23/044Drying sheets, e.g. between two printing stations
    • B41F23/0443Drying sheets, e.g. between two printing stations after printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/007Conveyor belts or like feeding devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2404/00Parts for transporting or guiding the handled material
    • B65H2404/20Belts
    • B65H2404/23Belts with auxiliary handling means
    • B65H2404/232Blade, plate, finger
    • B65H2404/2321Blade, plate, finger on two opposite belts or set of belts, i.e. having active handling section cooperating with and facing to each other

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Abstract

(57)【要約】 【目的】印刷物を所定間隔をおいて保持しながら下方に
搬送して落下させ、印刷物の幅に設定されたトレイ内に
正確に収納する。 【構成】小径の上プーリ25と大径の下プーリ26とベルト
27からなる機構が間隔をおいて一対設けられる。ベルト
には紙受け部28がベルトの移動方向について等間隔とな
るように設けられる。印刷物Wの幅に対応する一対のベ
ルトの間隔が、印刷物を受け入れるベルトの上部におい
ては印刷物の幅よりも広く、印刷物を排出するベルトの
下部においては印刷物の幅と略同一に設定されている。
ベルトの上部で受け入れた印刷物は、幅方向の位置にば
らつきがある。ベルトが駆動されて印刷物が下方に移動
すると、一対のベルトの間隔が徐々に狭くなり、保持さ
れている印刷物の幅方向の位置が修正される。印刷物が
ベルトから離れて落下する位置は、印刷物の幅方向につ
いて一定する。落下した印刷物は下方の排紙トレイ40内
に正確に収納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は印刷機の排紙装置に関
する。特に、印刷機から排出された印刷済の印刷物を上
下方向に所定間隔をおいて一枚づつ保持し、これらを下
方に搬送して順次落下させ、排紙トレイに積載するよう
にした排紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷した直後の印刷物を次々と積み重ね
ていくと、その印刷物の裏側に下の印刷物のインクが付
着して、いわゆる裏移りを生ずる。此の傾向は葉書等の
インクの浸透し難い印刷物に印刷した場合に顕著であ
る。
【0003】そこで本出願人は図14に示すような装置
を発明した。同図において、印刷物Wは図の紙面に垂直
な方向に沿って印刷機から排出され、進入経路Eから進
入してくる。進入経路Eの近傍には、印刷物Wを一枚づ
つ受け入れて保持する保持手段300が設けられてい
る。
【0004】保持手段300は、印刷物Wの両側縁部に
近接して設けられた少なくとも一対のベルト機構を有す
る。各ベルト機構は、上下のプーリ301,302とこ
れに掛け回されたベルト303から構成され、各ベルト
303には、印刷物Wの両側縁部を保持する紙受け部3
04がベルト303の移動方向について等間隔となるよ
うに設けられている。
【0005】図中矢印方向へ回動する保持手段300の
紙受け部304の内、受取態勢にある最上段の紙受け部
304が、排出されてきた印刷物Wを保持する。印刷物
が排出される度に、保持手段300のベルト機構が駆動
されて紙受け部304に保持された印刷物を順次下方に
移動させ、最上段の紙受け部304が次の印刷物を受け
入れていく。保持手段300の回動により、紙受け部3
04の各段に保持された複数枚の印刷物Wは1枚づつ下
方へ落下し、下方のトレイ305内に収納される。
【0006】保持手段300によって保持されている間
に、印刷物Wのインキの一次乾燥に必要な時間が経過す
る。印刷されたインキは乾燥し、トレイ305内に積み
重なった印刷物Wには裏移りが生じない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記トレイ305の内
部で印刷物Wが動くと、印刷物の印刷面が擦れて汚れ
る。このため、トレイ305の幅はできる限り印刷物W
の幅に一致するよう設定されている。他方、前記排紙装
置によれば、一対のベルト303,303の間隔は、印
刷物Wの受入れ易さを考慮して印刷物Wの幅よりも大き
く設定されている。
【0008】従って、ベルト303の紙受け部304に
保持された印刷物Wの幅方向の位置にはばらつきがあ
る。このため、前記保持手段300から印刷物Wを落下
させる位置が正規の位置からずれれば、図14に示すよ
うに、トレイ305の側壁の上端に印刷物Wの側縁部が
当たり、該印刷物Wがトレイ305内に正しく収納され
なくなってしまう。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、複数の紙受け部が列設された一対のベルトで
印刷物を所定間隔をおいて保持しながら下方に搬送して
落下させる印刷機の排出装置において、落下させる印刷
物の幅方向の位置を揃えてトレイ内に正しく収納させる
ようにすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された印
刷機の排紙装置は、印刷機から排出される印刷物の両側
縁部に近接して対で配設された回動体と各回動体の外周
に設けられて前記印刷物の両側縁部を保持する紙受け部
を備えた保持手段と、前記紙受け部に保持された印刷物
を順次下方に移動させるべく前記回動体を回動させる駆
動手段と、前記回動体の下方に設けられて前記紙受け部
から落下した印刷物を収納する収納部とを有する印刷機
の排紙装置において、印刷物の両側縁部を保持する前記
紙受け部の対の間隔を、印刷物を受け入れる回動体の上
部よりも印刷物を排出する回動体の下部において狭くな
るように設定したことを特徴としている。
【0011】請求項2に記載された印刷機の排紙装置
は、請求項1記載の印刷機の排紙装置において、前記回
動体が上下のプーリに掛け回されたベルトであると共
に、前記紙受け部が該ベルトの移動方向について等間隔
に設けられた複数の片部からなることを特徴としてい
る。
【0012】請求項3に記載された印刷機の排紙装置
は、請求項2記載の印刷機の排紙装置において、下側の
プーリの径が上側のプーリの径よりも大きいことを特徴
としている。
【0013】請求項4に記載された印刷機の排紙装置
は、請求項2記載の印刷機の排紙装置において、下側の
プーリの径と上側のプーリの径が同じであることを特徴
としている。
【0014】
【作用】印刷機から排出された印刷物は、保持手段の回
動体の上部において紙受け部に保持される。駆動手段に
よって回動体が駆動され、紙受け部に保持された印刷物
が下方に移動すると、印刷物を保持している対で設けら
れた紙受け部の間隔が徐々に狭くなり、保持されている
印刷物の幅方向の位置が修正されていく。保持手段の回
動体の下部において印刷物は紙受け部から離れ、落下す
る。その位置は印刷物の幅方向について一定している。
落下した印刷物は、保持手段の下方の収納部内に正確に
収納される。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る排紙装置1の一実施例を
図面を参照して説明する。図1は本装置1を印刷機2と
接続した状態の外観を示す斜視図、図2は排紙装置1の
外観を示す斜視図、図3は排紙装置1の内部機構の斜視
図、図4は図3と逆方向から見た排紙装置1の内部機構
の斜視図であり、機構の一部を省略して示したものであ
る。
【0016】この排紙装置1は、図3乃至図4に示した
内部機構が、図2に示すように筐体3で覆われた構成と
なっている。筐体3は箱形の壁部4と、壁部4の上側を
覆う蓋部5からなる。壁部4の一部には透明窓4aがあ
り、内部を観察できる。透明窓4aの下方には開口4b
があり、後述する排紙トレイ40を出し入れできるよう
になっている。
【0017】排紙装置1の給紙口に設けられた搬送路6
は、印刷機2の排紙口2aに接続されている。搬送路6
は、搬送モータM1によって駆動される搬送用の複数の
無端ベルト7を有する。印刷機2で印刷した印刷物W
は、無端ベルト7に乗って排紙装置1内に送り込まれ
る。搬送路6には搬送センサが設けられ、搬送中の印刷
物Wを検出する。
【0018】図2に示すように、搬送路6の上方には送
風装置8が設けられている。送風装置8は、ファンとこ
のファンを回転させるファンモータを有している。送風
装置8は、搬送路6に向けて所定圧力の風を送り、印刷
機2から排出された印刷物Wを搬送路6の無端ベルト7
上に密着させて印刷物Wの搬送を確実に行わせる。な
お、この送風装置8に替えて搬送路6の下方に吸引手段
を設け、搬送面から下方に空気を吸引して印刷物Wを無
端ベルト7上に密着させるようにしてもよい。
【0019】図3乃至図4に示すように、排紙装置1の
フレームは、底部の水平な基板1aと、本装置1への印
刷物Wの進入方向に対し直行する垂直な側板1b,1c
と、側板1b,1cを支える複数の支持体1d等で構成
される。
【0020】図3に示すように、排紙装置1の側板1b
の外面側には、互いに逆ねじのねじ部9a,9bを有す
る紙幅調整軸9,9が上下二箇所に水平に且つ回転可能
に支持されている。側板1bの外面には、一対の紙幅調
整板10,10が設けられている。紙幅調整板10は縦
方向に長い矩形の基板であり、後述する一次保持手段2
3の回転軸及び二次保持手段24の回転軸の一端を支持
している。そして、この紙幅調整板10には雌ねじ部を
有するナット部10a,10bが設けられており、これ
らナット部10a,10bに前記紙幅調整軸のネジ部9
a,9bが螺合している。
【0021】図4に示すように、側板1bに対向する側
板1cの外面側には、互いに逆ねじのねじ部11a,1
1bを有する紙幅調整軸11,11が上下二箇所に水平
に且つ回転可能に支持されている。側板1cの外面に
は、一対の紙幅調整板12,12が設けられている。紙
幅調整板12は縦方向に長い矩形の基板であり、後述す
る一次保持手段23の回転軸及び二次保持手段24の回
転軸の他端を支持している。そして、この紙幅調整板1
2には雌ねじ部を有するナット部12a,12bが設け
られており、これらナット部12a,12bに前記紙幅
調整軸のねじ部11a,11bが螺合している。
【0022】図4に示すように、4本の紙幅調整軸9,
9,11,11はタイミングベルト13を介して互いに
連動している。図3に示す幅モータM4が、駆動ギアを
介してこのタイミングベルト13を駆動する。
【0023】幅モータM4の駆動によって紙幅調整軸
9,9,11,11が回転すれば、その回転方向と回転
角度に応じて、紙幅調整板10,12が相互に逆方向へ
対称に移動し、1次保持手段と2次保持手段の間隔を印
刷物Wの大きさ(例えば葉書あるいは往復葉書のサイズ
等)に合わせて調整できる。
【0024】図3に示すように、フレームの側板1bに
は、紙幅調整板10のホームポジションを検出する幅ホ
ームセンサ15と、限界位置を検出する幅リミットセン
サ16が設けられている。これらのセンサ15,16
は、紙幅調整板10の下端部に設けられた検出板10c
を検知する。
【0025】紙幅調整板12,12の上部には切欠部1
2cが設けられている。この切欠部12cには、搬送路
6の両側部の規制板6aの片部が係止している。紙幅調
整板12,12が間隔を変えれば、規制板6aの幅位置
が調整される。
【0026】紙幅調整板10,12の間には、前述した
ように回転軸20,21,22が上から一本づつそれぞ
れ回転自在に設けられている。印刷物Wの進入方向につ
いて紙幅調整板10,12の組は左右に一組づつあるか
ら、各回転軸20,21,22もそれぞれ左右一対ずつ
ある。
【0027】図3に示すように、一次保持手段23は、
印刷機2から排出される印刷物Wの両側縁部にそれぞれ
近接する2か所の位置に、それぞれ一基づつ配置されて
いる。図5に示すように、一次保持手段23は、円柱状
の胴部23aに平板状の紙受け部23bを90度間隔で
放射状に設けてなる。この紙受け部23bの先端部に
は、回転方向後方に所定角度傾斜した膨出部23cが形
成されている。
【0028】図3及び図5に示すように、一次保持手段
23の下方には二次保持手段24としてのベルト搬送機
構が左右2基づつ、合計4基設けられている。各二次保
持手段24は、回転軸21に設けられた上プーリ25
と、回転軸22に設けられた下プーリ26と、上下両プ
ーリ25,26に上下方向に掛け回された無端状のベル
ト27とを有している。
【0029】二次保持手段24のベルト27には、矩形
の舌片状の紙受け部28がベルト27の移動方向につい
て等間隔となるように設けられている。印刷物Wの両側
縁部は左右の二次保持手段24の紙受け部28によって
保持される。印刷物Wはベルト27の駆動に伴って下方
に搬送される間に一次乾燥される。
【0030】各紙受け部28の間隔は、図5に示すよう
に、上プーリ25の円周上における回転角度にして略4
5度として設定している。この角度(間隔)が小さすぎ
ると、印刷物Wを一次保持手段23から前記紙受け部2
8に確実に受け渡すことができない。また大きすぎる
と、単位長さ当たりに設置できる紙受け部28の数が少
なくなり、ベルト27を長くするか印刷機2の印刷速度
を遅くしないかぎり、一次乾燥に要する時間が確保でき
なくなる。
【0031】図5に示すように、本実施例の二次保持手
段24においては、上プーリ25の直径よりも下プーリ
26の直径の方が大きい。但し、上の回転軸21と下の
回転軸22は平行であり、同一の鉛直面内に配置されて
いる。そして、印刷物Wの左右両側縁部に対応する一対
のベルト27,27の間隔が、印刷物Wを受け入れるベ
ルト27の上部においては印刷物Wの幅よりも広く、印
刷物Wを排出するベルト27の下部においては印刷物W
の幅と略同一に設定されている。
【0032】従って、図5に示すように、二次保持手段
24の上部において左右の紙受け部28,28に保持さ
れた印刷物Wは、左右のベルト27,27の間隔が印刷
物Wの幅よりもかなり大きいため、その幅方向の位置に
ばらつきがある。しかしながら、ベルト27が駆動され
て紙受け部28に保持された印刷物Wが下方に移動する
と、印刷物Wを保持している一対のベルト27,27の
間隔が徐々に狭くなり、保持されている印刷物Wの幅方
向の位置が修正されていく。そして、二次保持手段24
のベルト27の下部において印刷物Wが紙受け部28か
ら離れる時には、ベルト27,27の間隔と印刷物Wの
幅が一致している。従って、印刷物Wがベルト27から
離れて落下する位置は、印刷物Wの幅方向について一定
している。このため、落下した印刷物Wは、二次保持手
段24の下方の後述する排紙トレイ40内に正確に収納
される。
【0033】図3に示すように、側板1bから突出した
回転軸21の端部には歯車29とウオームホイール30
が設けられている。側板1bから突出した回転軸20の
端部には歯車31が設けられている。回転軸21の歯車
30と回転軸20の歯車31は中間歯車32を介して連
動するようになっている。
【0034】図3に示すように、側板1bには、ウオー
ム歯車33a,33aを有するウオーム軸33が回転自
在に設けられている。ウオーム歯車33a,33aは、
回転軸21,21のウオームホイール30,30にそれ
ぞれかみ合っている。図3及び図4に示すように、ウオ
ーム軸33はタイミングベルト34を介してダウンモー
タM2によって駆動される。ダウンモータM2が駆動さ
れれば、図3において左側の回転軸21は時計方向へ、
また右側の回転軸21は反時計方向へそれぞれ同期して
回転する。
【0035】ここで、回転軸21と回転軸20とは歯車
29,31,32を介して連動し、両者の角速度比は、
回転軸21が「1」に対して回転軸20は「2」に設定
され、回転軸が1回転する間に回転軸が2回転する構成
とされている。これら回転軸20,21、歯車30,3
1,32、ダウンモータM2等により、一次保持手段2
3および二次保持手段24の駆動手段が構成される。
【0036】尚、これらを「1:3」とすることもで
き、この場合には、紙受け部28の間隔を90度とし、
これに対し、各紙受け部28の間隔をプーリ25,26
の円周上における回転角度にして1/3の30度として
設定すればよい。この他にも角速度比と紙受け部28の
間隔(角度)を対応させることにより適宜に設定でき
る。
【0037】図3に示すように、フレームの側板1bに
はダウンセンサ35が設けられている。このダウンセン
サ35は、回転軸20の端部に設けられた回転板のスリ
ットを検知することによって回転軸20の回転数を検出
するものである。回転軸20の回転数は二次保持手段2
4の駆動量即ち下降量を示す。
【0038】以上説明した一実施例の二次保持手段24
では、印刷物Wの4隅部分に計4本のベルト27を上下
に張設する構成としたが、印刷物Wの一側縁部に対応す
る上下の回転軸21,22間に、印刷物Wの長さ方向に
十分な長さを有するベルトを一本設け、左右一対のベル
トで印刷物Wの両側縁部を支える構成としても良い。
【0039】また、本実施例の二次保持手段24におい
ては、上プーリ25の直径よりも下プーリ26の直径の
方が大きい。しかしながら、上プーリ25の直径と下プ
ーリ26の直径を同一とし、上側にある左右一対の回転
軸21,21の間隔を、下側の左右一対の回転軸22,
22の間隔よりも大きくすることにより、印刷物Wの左
右両側縁部に対応する一対のベルト27,27の間隔
が、印刷物Wを受け入れるベルト27の上部においては
印刷物Wの幅よりも広くなり、印刷物Wを排出するベル
ト27の下部においては印刷物Wの幅と略同となるよう
にしてもよい。
【0040】次に、印刷物の収納部である用紙積載収納
装置としての排紙トレイ40について説明する。図3に
示すように、排紙装置1の略上半分には、前述のように
一次及び二次保持手段23,24が設けられている。図
2及び図3に示すように、その下方は印刷物Wの積載収
納部分であり、印刷物Wを収納する排紙トレイ40が水
平方向に抜き差し可能に配置されている。印刷機2から
排出された印刷物Wは、二次保持手段24によって一定
時間以上一枚づつ離して保持され、インキが乾燥した後
に落下して排紙トレイ40内に積載される。
【0041】図6に示すように、前記排紙トレイ40は
基体として箱部41を有する。箱部41は、底壁部42
と左右の側壁部43,43と後壁部44とを有し、その
上面側と前面側が開放されている。側壁部43には取扱
いの便宜のために操作フランジ43aが設けられてい
る。操作フランジ43aを手で掴めば、前記排紙装置1
の下部に対して排紙トレイ40を出し入れする作業が容
易に行える。
【0042】箱部41の底壁部42には、左右方向に延
びる案内溝45が形成されている。案内溝45には、一
対の細長い板状のフェンス幅調整板46,47が挿入さ
れている。一方のフェンス幅調整板46の外方の一端部
は、操作用のつまみ46aとして案内溝45の開口から
箱部41の側壁部43側に突出している。後壁部44に
近い底壁部42の底面の中央には、回動自在にピニオン
48が軸支されている。各フェンス幅調整板46,47
の内方の他端部にはそれぞれラックが形成されており、
前記ピニオン48に互いに反対側からかみ合っている。
【0043】底壁部42の上には、印刷物Wの両側縁を
案内する一対の側部フェンス49,49が、それぞれ左
右の側壁部43,43と平行に設置されている。各側部
フェンス49は、それぞれピン50を介して前記各フェ
ンス幅調整板46,47に連結されている。ピン50
は、左右方向に沿って底壁部42に設けられた図示しな
い案内溝を挿通している。
【0044】上記の構成において、フェンス幅調整板4
6のつまみ46aを掴んで左右方向に出し入れすれば、
このフェンス幅調整板46と他方のフェンス幅調整板4
7はピニオン48を介して連動し、互いに反対方向に移
動する。従って、これらフェンス幅調整板46,47に
連結された一対の側部フェンス49,49は、左右方向
に沿って近接し又は離れるので、収納すべき印刷物Wの
幅に応じて一対の側部フェンス49,49の間隔を任意
に設定することができる。
【0045】箱部41の底壁部42の上には、一基の前
部フェンス51が設けられている。前部フェンス51
は、印刷物Wの前端縁を案内するフェンス板52と、箱
部41内に載置される印刷物Wの底面の少なくとも一部
に接触する底板53とを有している。フェンス板52と
底板53は一体に構成され、直角に交わっている。図6
に示す使用状態において、フェンス板52は後壁部44
と平行であり、底板53は箱部41の底壁部42上に接
している。
【0046】前部フェンス51は、側部フェンス49,
49の表面に対して平行な方向に直動自在となるよう
に、また側部フェンス49,49の表面に平行な面内で
回動自在となるように、前記箱部41に対して取り付け
られている。
【0047】前部フェンス51は、底壁部42に設けら
れたレール54に沿って前後方向に移動できる。図7に
示すように、前記レール54には摺動自在にスライダ5
5が取り付けられている。スライダ55には、略U字形
の取り付け金具56が取り付けられている。スライダ5
5と取り付け金具56は、レール54の長手方向につい
ては一緒に移動し、上下方向については互いに相対的に
移動できる。取り付け金具56の上端部には角柱57が
軸58を介して回転自在に設けられており、取り付け金
具56の下端部には板ばね59が設けられ、この板ばね
59が下側から前記レール54の下面を押圧している。
従って、スライダ55は板ばね59の付勢力によって常
時レール54の上面に押圧されている。
【0048】図7乃至図8に示すように、前部フェンス
51のフェンス板52と底板53との間には、略角溝状
の固定部60がある。この固定部60が前記取り付け金
具56の角柱57に固定されている。固定部60の下角
部には、底板53の平面に対して略45°の面取り部6
1が形成されている。
【0049】上記のような前部フェンス51の箱部41
に対する保持手段、即ちレール54、スライダ55、取
り付け金具56、板ばね59等からなる機構の構造によ
れば、前部フェンス51はレール54に沿って前後に移
動することができるので、排紙トレイ40に収納する印
刷物Wの前後方向の大きさに合致した位置に設定するこ
とができる。また、図7乃至図8中の矢印Aで示すよう
に、前部フェンス51のフェンス板52を軸58を中心
として前方に回転させれば、前部フェンス51は面取り
部61をスライダ55の上面に当接させた状態で安定
し、静止することができる。
【0050】この動作を図9を参照して説明すると、図
9(a)に示す状態から、同図(b)に示すように軸5
8を中心としてフェンス板52を図中反時計回り方向に
回転させる。レール54は固定されているので、レール
54に設けられたスライダ55も上下方向には移動でき
ない。従って、前部フェンス51の面取り部61がスラ
イダ55を押圧すると、板ばね59が圧縮されて取り付
け金具56が上方に移動する。そして、圧縮された板ば
ね59の復元力によって前部フェンス51はスライダ5
5に面取り部61を当接させた状態で安定する。このよ
うに前部フェンス51を傾ければ、前部フェンス51の
底板53上に載置された印刷物Wを上方に45°持ち上
げることができ、取り出しやすくなる。
【0051】このように、本実施例の排紙装置1の排紙
トレイ40は、間隔を自在に調整できる一対の側部フェ
ンス49,49と、前後位置を自在に調整できる前部フ
ェンス51とによって、排出されてくる印刷物Wの寸法
外形に合わせた収納領域を排紙トレイ40内に設定する
ことができる。従って、排紙トレイ40に収納された印
刷物Wは排紙トレイ40内で動きにくく、印刷面が擦れ
て汚れるおそれはない。
【0052】また、印刷物Wの寸法外形に合わせて設定
したフェンス内の収納領域から多枚数の印刷物Wを取り
出すのには困難が予想されるが、本実施例における排紙
トレイ40は、一対の側部フェンス49,49の間隔を
フェンス幅調整板46の操作で簡単に広げることがで
き、さらに前部フェンス51を片手の簡単な操作で傾け
ることができるので、排紙トレイ40内に積載された印
刷物Wを容易に取り出すことができる。
【0053】図示しないが、フレームの要所には、排紙
トレイ40の有無を検出するトレイ有無スイッチが設け
られている。
【0054】図3、図4及び図10に示すように、排紙
装置1のフレームの側板1bには突き当て装置70が設
けられている。突き当て装置70は、縦方向に細長い略
矩形の突き当て板71を有している。突き当て板71の
下半部は鉛直面に平行であり、上半部は鉛直面から印刷
物Wの進入方向に対してやや上向きに傾いた傾斜面を構
成している。無端ベルト7に乗って本装置1内に送り込
まれた印刷物Wは、突き当て板71に突き当たって先端
位置が規制された後、一次保持手段23の上に乗る。
【0055】突き当て板71の上半分が傾斜しているの
は、搬送路6の無端ベルト7から送り込まれた印刷物W
が突き当たって跳ね返った際に、図10中に示す印刷物
W1のようにその後部が無端ベルト7側の側板に乗り上
げるのを防止するためである。
【0056】本実施例では、前述のように突き当て板7
1の上半分が傾斜しているので、突き当たって跳ね返っ
た印刷物Wは、図10中に示す印刷物W2のように後部
が下がる傾向にある。壁に当たる球体の入射角と反射角
が等しくなる原理と同様、傾斜した突き当て板71に印
刷物Wが水平方向から突き当たると、印刷物Wの先端は
やや上方に反動を受ける。このため印刷物Wの後部が下
がり、搬送路6への乗り上げが防止される。
【0057】突き当て板71の背面側には、左右一対の
アーム72が上下に二組設けられている。上下各組のア
ーム72の先端には、L字形のリンク73の一端部がそ
れぞれ軸74をもって回動自在に連結されている。該リ
ンク73の他端部は、軸75をもってフレームの側板1
b側に回動自在に連結されている。
【0058】前記上下の各リンク73にはそれぞれ扇状
歯車76が固設されている。各扇状歯車76にはそれぞ
れ歯車77がかみ合っている。各歯車77はタイミング
ベルト78を介して駆動歯車79に連動している。駆動
歯車79は、フレームの側板1bに設けられた突き当て
モータM3に駆動される。
【0059】突き当て板71の下部には、突き当てスイ
ッチ80が設けられている。突き当て装置70が前進
し、排紙トレイ40に設けられた前部フェンス51のフ
ェンス板52に突き当てスイッチ80が接触すると、突
き当てモータM3の駆動が停止される。
【0060】図4及び図10に示すように、フレームの
側板1bの内側の所定位置には突き当てホームセンサ8
1が設けられている。突き当て板71が後退してホーム
ポジションに帰ってくると、突き当て板71の下端に設
けられた検出板71aが突き当てホームセンサ81を作
動させ、突き当てホームセンサ81の出力信号によって
突き当てモータM3の駆動が停止される。
【0061】以上の構成において、突き当てモータM3
を駆動すれば、扇状歯車76が回動してリンク73が揺
動し、リンク73に連結された突き当て板71は図10
中に想像線で示した位置まで移動することができる。排
紙トレイ40の前部フェンス51の位置は、収納する印
刷物Wの寸法に合わせて種々に設定されるが、この突き
当て装置70によれば突き当てスイッチ80によって前
部フェンス51の位置を検出して自動停止することがで
きるので、排紙トレイ40内に設定された収納領域の前
端部に常に正確に突き当て板71を設定することができ
る。
【0062】そして、搬送路6から進入してきた印刷物
Wは、傾斜した突き当て板71に当たるので跳ね返って
搬送路6に乗り上げることがなく、長さ方向の位置を所
定位置に規制されて一次保持手段23に収容される。
【0063】図2及び図10に示すように、排紙装置1
のフレームを覆う筐体3の蓋部5の上面には、進入して
くる印刷物Wを装置外に排出する排出孔90が形成され
ている。印刷物Wの進入方向に関して排出孔90の先方
の縁には、フラップ91が軸92をもって揺動自在に取
り付けられている。フラップ91と排出孔90は同形で
ある。フラップ91の軸92に介装された図示しないね
じりコイルばねはフラップ91を上方に付勢し、排出孔
90を閉止させている。フラップ91が下方に揺動する
と、その先端部が搬送路6の先端部に接し、搬送路6を
搬送されてくる印刷物Wを掬い上げて排出孔90から装
置1外に印刷物Wを導く。
【0064】フラップ91の軸92の一端部には、駆動
手段としてのフラップソレノイド93が連結されてい
る。フラップソレノイド93の鉄心が引き込まれると、
ねじりコイルばねの付勢力に抗して軸92が回動され、
フラップ91が下方に揺動して排出孔90が開放され
る。搬送路6から送られてきた印刷物Wは、フラップ9
1に案内されて排出孔90から装置1の外に排出され
る。
【0065】一般に印刷機2では通常の印刷に入る前に
試し刷りを行う。この試し刷りの印刷物Wや通常印刷で
のファーストプリントは正規の印刷物Wとせずに廃棄す
る。本装置が有するフラップ91によれば、このように
試し刷り及びファーストプリントと通常印刷とで印刷物
Wの進路を切り換え、不必要な印刷物Wを装置外に排出
させることができる。
【0066】図2及び図10に示すように、排紙装置1
のフレームを覆う筐体3の上面には、軸95を中心に開
閉できるカバー96が設けられている。このカバー96
を開ければ、装置の内部を見ることができる。カバー9
6の側にはカバー開閉スイッチ97が設けられており、
カバー96の開閉状態に応じた信号を出力する。
【0067】図2及び図10に示すように、前記カバー
96は前記フラップ91から後方にかけて傾斜してお
り、その後端部には凹部96aが設けられている。この
凹部96a内には軸98を中心に揺動できるストッパ9
9が設けられている。ストッパ99は、フラップ91を
介して排出されてきた印刷物Wをカバー96上に停止さ
せ、装置を飛び越えて散乱するのを防止する。ストッパ
99は直角に交差した長さの異なる2枚の片部からな
る。図10に示す状態では低い片部99aを立ててあ
り、図2に示す状態では高い片部99bを立ててある。
どちらの片部を立てるかは、フラップ91から排出され
てくる印刷物Wの紙厚や紙質に応じて選択する。
【0068】図10に示すように、フレームの側板1b
にはトレイロックソレノイド100が設けられている。
リンク101は軸102によって回動できるように支持
されている。トレイロックソレノイド100の可動部と
リンク101はピン連結されている。トレイロックソレ
ノイド100が作動して鉄心が引き込まれると、リンク
101が軸102を支点にして図10中反時計方向に回
動し、前記排出トレイ40の本装置に対する着脱経路内
にリンク101の先端が進入する。排出トレイ40は固
定され、装置1外に取り出せなくなる。
【0069】本排紙装置1は、印刷物Wのインキを強制
的に乾燥させるため、送風手段や加温手段等の乾燥手段
を有している。乾燥手段は筐体3内の雰囲気条件を整
え、その内部に保持されている印刷物Wのインキの乾燥
を助ける。乾燥手段のON/OFFは乾燥スイッチによ
って切り換えられる。
【0070】図11は、本排紙装置1の筐体3の蓋部5
に設けられた操作・表示パネル110を示す。111は
電源の押しボタンスイッチであり、LED112は電源
の状態を示すパイロットランプである。カバーセットL
ED113は開閉自在であるカバー96の開閉状態を表
示する。トレイセットLED114は排紙トレイ40の
有無を表示する。紙づまりLED115は紙づまりの有
無を表示する。押しボタンスイッチ116を操作すれ
ば、印刷物Wを保持して乾燥させる時間が切り換わり、
複数のLEDからなるインタバル表示部117による表
示が順次シフトする。
【0071】次に、図12は本排紙装置1の制御手段を
示すブロック図である。制御手段200は、ワンチップ
マイコンよりなり、CPU201,ROM202,RA
M203,シリアル通信回路204、出力ポート20
5、入力ポート206を有する。シリアル通信回路20
4は、I/F回路207を介して印刷機2のI/F部に
接続される。
【0072】この制御手段200には、装置に設けられ
た各センサ及び各スイッチからの検知信号、タイマ20
8の計時信号が入力される。制御手段200は、LED
駆動回路210を介してカバーセットLED113、ト
レイセットLED114、紙づまりLED115の表示
制御を行う。制御手段200は、モータ駆動回路211
を介して各モータを駆動制御する。制御手段200は、
ソレノイド駆動回路212を介して各ソレノイドを駆動
制御する。そして、この制御手段200が、本排紙装置
1における排紙制御を統括する。
【0073】以上説明した本実施例の排紙装置1によれ
ば、印刷機2に同期したスピードで順次下方に駆動され
る二次保持手段24の紙受け部28に印刷物Wを次々に
受け入れ、保持することができる。そして、二次保持手
段24で保持・搬送している所定の時間内に印刷物Wの
インキが乾燥するように設定しておき、印刷終了時には
人手を煩わすことなく速やかに排紙トレイ40内に印刷
物Wを落下・排出させることができる。このため、裏移
りが生じないので印刷品質の向上を図ることができる。
また、印刷済みの印刷物Wの取り扱い等に煩わされるこ
となく、印刷終了後は直ちに次の印刷準備に取り掛かる
ことができるので、印刷機2の稼働効率を高め印刷の作
業能率を向上することができる。
【0074】特に、本実施例の排紙装置1によれば、印
刷物Wの両側縁部に対応する二次保持手段24の一対の
ベルト27,27の間隔を、保持された印刷物Wが下方
に移動するにつれて徐々に狭まるようにしてある。従っ
て、下方に搬送される印刷物Wの幅方向の位置が揃い、
印刷物Wを幅方向の所定の位置で落下させることができ
る。このため、排紙トレイ40の幅を印刷物Wの幅に合
わせて設定しても、印刷物Wを確実に排紙トレイ40内
に収納することができる。
【0075】さらに、本実施例の排紙装置1によれば、
排紙トレイ40の機能性が良好である。即ち、本実施例
の排紙装置1の排紙トレイ40は、間隔を自在に調整で
きる一対の側部フェンス49,49と、前後位置を自在
に調整できる前部フェンス51とによって、排出されて
くる印刷物Wの寸法外形に合わせた収納領域を排紙トレ
イ40内に設定することができる。従って、排紙トレイ
40に収納された印刷物Wは排紙トレイ40内で動くこ
とがなく、印刷面が擦れて汚れるおそれはない。
【0076】また、印刷物Wの寸法外形に合致したフェ
ンス内から多枚数の印刷物Wを取り出すのは従来の排紙
トレイでは困難であったが、本実施例における排紙トレ
イ40は前部フェンス51を片手の簡単な操作で傾ける
ことができるので、排紙トレイ40内に積載された印刷
物Wを容易に取り出すことができる。
【0077】以上説明した一実施例では、印刷物を搬送
する保持手段が、上下のプーリに掛け回されたベルトか
らなる回動体と、該回動体に設けられた複数の片部から
なる紙受け部とによって構成されていた。しかしなが
ら、本発明における保持手段は、このようなベルト搬送
機構からなる保持手段に限定されず、駆動手段によって
回動する回動体に紙受け部が設けられた構造の保持手段
であればよい。
【0078】
【発明の効果】本発明に係る印刷機の排紙装置によれ
ば、保持手段の紙受け部の間隔を、保持された印刷物が
下方に移動するにつれて徐々に狭まるようにしてある。
従って、下方に搬送される印刷物の幅方向の位置が揃
い、印刷物を幅方向の所定の位置で落下させることがで
きる。このため、排紙トレイの幅を印刷物の幅に合わせ
て設定しても、印刷物を確実に排紙トレイ内に収納する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本排紙装置を印刷機と接続した状態の外観斜視
図。
【図2】本排紙装置の外観を示す斜視図。
【図3】本排紙装置の内部機構の斜視図。
【図4】機構の一部を省略して図3と逆の方向から見た
本排紙装置の内部機構の斜視図。
【図5】本排紙装置の一次保持手段及び二次保持手段を
示す図。
【図6】本排紙装置の排紙トレイを示す斜視図。
【図7】本排紙装置の排紙トレイの一部を示す斜視図。
【図8】本排紙装置の排紙トレイの一部を示す斜視図。
【図9】本排紙装置の排紙トレイの作用を示す斜視図。
【図10】本排紙装置の一部を省略した断面図。
【図11】本排紙装置の操作/表示パネルを示す正面
図。
【図12】本排紙装置の制御回路のブロック図。
【図13】本出願人の提案になる比較例としての排紙装
置を示す図。
【符号の説明】
1 排紙装置 2 印刷機 24 保持手段としての二次保持手段 25 上プーリ 26 下プーリ 27 回動体としてのベルト 28 紙受け部 40 収納部としての排紙トレイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷機から排出される印刷物の両側縁部
    に近接して対で配設された回動体と各回動体の外周に設
    けられて前記印刷物の両側縁部を保持する紙受け部を備
    えた保持手段と、前記紙受け部に保持された印刷物を順
    次下方に移動させるべく前記回動体を回動させる駆動手
    段と、前記回動体の下方に設けられて前記紙受け部から
    落下した印刷物を収納する収納部とを有する印刷機の排
    紙装置において、 印刷物の両側縁部を保持する前記紙受け部の対の間隔
    を、印刷物を受け入れる回動体の上部よりも印刷物を排
    出する回動体の下部において狭くなるように設定したこ
    とを特徴とする印刷機の排紙装置。
  2. 【請求項2】 前記回動体が上下のプーリに掛け回され
    たベルトであると共に、前記紙受け部が該ベルトの移動
    方向について等間隔に設けられた複数の片部からなる請
    求項1記載の印刷機の排紙装置。
  3. 【請求項3】 下側のプーリの径が上側のプーリの径よ
    りも大きい請求項2記載の印刷機の排紙装置。
  4. 【請求項4】 下側のプーリの径と上側のプーリの径が
    同じである請求項2記載の印刷機の排紙装置。
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