JPH07309381A - シート状開閉蓋を有する包装体 - Google Patents

シート状開閉蓋を有する包装体

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JPH07309381A
JPH07309381A JP6103102A JP10310294A JPH07309381A JP H07309381 A JPH07309381 A JP H07309381A JP 6103102 A JP6103102 A JP 6103102A JP 10310294 A JP10310294 A JP 10310294A JP H07309381 A JPH07309381 A JP H07309381A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用時に摘み部を摘んで開いた開閉蓋14を
開らいた状態のままとでき、構造が簡単なシート状開閉
蓋14を有する包装体を提供する。 【構成】 柔軟なシートからなる封入袋(1)が取出し
口(12)を覆う可撓性のシート状開閉蓋(14)を有
し、開閉蓋は封入袋本体と接する側の面に感圧接着剤
(15)が塗布されて封入袋本体に繰返し貼着・剥離可
能であり、開閉蓋には長手方向にみて一端部の近傍に重
錘作用部(16)を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状開閉蓋を有す
る包装体に関する。より詳しくは、本発明は、家庭用商
品で数回にかけて消費するような物品を収納した包装体
に関し、特に、アルコールなどの清浄液や化粧水を繊維
素材(例えば不織布、ガーゼ、コットン等)に含浸させ
たウェットティッシュを収納するのに適したシート状開
閉蓋を有する包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭用商品で数回にかけて消費するよう
な物品として、最近ではアルコールや保湿剤、界面活性
剤等を含む清浄液を繊維素材に含浸させたウェットティ
ッシュが皮膚の汚れの拭取り、化粧落とし、幼児のおむ
つ交換時のお尻の清浄、授乳時の拭取り等に広く使用さ
れている。
【0003】従来のウェットティッシュ包装体は通常1
0枚〜数十枚程度のウェットティッシュを収納した柔軟
なシート材から形成された比較的扁平な封入袋であり、
取出し口およびこの取出し口を覆う開閉蓋を備えてい
る。例えば、開閉蓋を片面に感圧接着剤を塗布した柔軟
なシート片として、このシート片を袋体本体に形成され
た取出し口を覆うように貼着したものがある。
【0004】従来のウェットティッシュ包装体において
は、開閉蓋の開閉を容易にするために開閉蓋の周縁の一
部には感圧接着剤を塗布しないで摘み部としている。
【0005】使用者は、開閉蓋の開閉の際は、この摘み
部を指で摘んで、摘み部を引っ張ることにより、開閉蓋
が摘み部から反摘み部側に向けて順次袋体の表面から剥
離し、この際に袋体の表面に形成された閉ループ状また
は開ループ状の取出し口を形成るための切離し用切込み
線により囲まれた部分が開閉蓋に貼着して一緒に剥離し
て、取出し口が露出する。
【0006】この状態で使用者は取出し口を通して指を
袋体内部に差込み、袋体内部のウェットティッシュの端
を摘み、摘んだウェットティッシュを取出し口を通して
取出す。
【0007】開閉蓋は取出し口を覆った場合に袋体内部
を充分に気密状態に保ってウェットティッシュの乾燥を
防止できるとともに、開閉蓋の貼着・剥離動作を繰り返
した場合にも傷まないように十分な強度を有しているこ
とが要求される。
【0008】この要求を満たすため、従来から開閉蓋と
して、合成樹脂シートの単体もしくは複合材またはこれ
ら合成樹脂シートとアルミフォイル等の複合シートが用
いられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような合
成樹脂シートを主体とする開閉蓋は腰が強く、上述のよ
うにして開閉蓋を開いた後で摘み部を放すと、開閉蓋が
戻ってしまい、ウェットティッシュの取出しができな
い。そこで使用者は、開いた開閉蓋を一方の手で押さえ
つつ、他方の手でウェットティッシュを取出している。
このように両手を使うため、ウェットティッシュの取出
し作業が難しいという問題がある。
【0010】特に、ウェットティッシュを2枚、3枚と
続けて使用する場合に(例えば、赤ちゃんのお尻を拭く
場合など、汚れが1枚では落ちないとき)、1枚ごとに
開閉蓋を開けてウェットティッシュを取出さなければな
らないので、非常に面倒である。
【0011】更に、一方の手の汚れをウェットティッシ
ュで拭き取ろうとしても、他方の手のみでは取出せず、
汚れた手で包装体を汚してしまうという問題もある。ま
た、この場合に汚れていない方の手のみでウェットティ
ッシュを取出そうとすると、開閉蓋の戻りを抑えられな
いために、取出したウェットティッシュにより開閉蓋の
裏面の感圧接着剤を濡らし、このため開閉蓋の貼着が旨
くできなくなるという問題がある。
【0012】最近、乳幼児のお尻拭き等の用途ではウェ
ットティッシュが大判化しており、上述した問題が一層
顕著となっている。更に、このようなウェットティッシ
ュは乳幼児のみならず、病人等の清拭にも多用されてお
り、その際には一時に多数枚のウェットティッシュを用
いるために、同様な問題が生じている。
【0013】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来のウェッ
トティッシュ包装体における問題点を解決して、使用時
に摘み部を摘んで開いた開閉蓋を開らいた状態のままと
でき、構造が簡単な包装体を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、柔軟な
シートから形成された封入袋の内部に内容物が収納さ
れ、該封入袋は取出し口または該取出し口を形成するた
めの切離し用切込み、および該取出し口または取出し口
を形成するための切離し用切込みを覆い且つ封入袋本体
に繰返し貼着・剥離可能な可撓性のシート状開閉蓋を有
しており、該開閉蓋は長手方向にみて一端が摘み部とな
っており、該開閉蓋の摘み部側端部に重錘作用部を具備
させたことを特徴とするシート状開閉蓋を有する包装体
により前述の目的を達成した。
【0015】
【作 用】本発明では、開閉蓋の摘み部側端部に重錘作
用部を具備させたので、その端部から開閉蓋を開いてい
くと、開閉蓋は封入袋本体から剥離されていく。この際
に、使用者はその端部を他端部を越えて曲げるので、使
用者が手を放しても開閉蓋は重錘作用部により開いた状
態を保つ。
【0016】以上のようにして、使用時に開閉蓋を開ら
いた状態のままとでき、使用者は、片手でウェットティ
ッシュを極めて容易に取出せる。また、一方の手が汚れ
ているときにも全く問題なく、汚れを拭うことができ
る。更に、開閉蓋の開閉をせずに続けて何枚もウェット
ティッシュを取出せる。
【0017】特に、最近、大判化している乳幼児のお尻
拭き等用のウェットティッシュも容易に取出すことがで
きる。また、病人の清拭用ウェットティッシュの収納も
容易に行える。
【0018】開閉蓋を閉じるときには、使用者が重錘作
用部を具備した端部を摘んで封入袋本体側へ戻すことに
より、開閉蓋を容易に閉じることができる。
【0019】
【実施例】以下図面に示した実施例に基いて本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明の包装体の一実施例を示
す斜視図、図2は図1に示した実施例の開閉蓋を開いた
状態を示す斜視図である。
【0020】図1および図2に示した実施例の包装体
は、柔軟なシートから形成された封入袋1からなる。図
示した実施例においては、封入袋1は所謂ピロータイプ
の袋(長手方向の一端部および横方向の両端部がシール
された袋)からなり、封入袋1の内部にはウェットティ
ッシュ3(図2参照)が封入されている。封入袋1はウ
ェットティッシュ3を取出すための取出し口12(図2
参照)およびこの取出し口12を覆う開閉蓋14を備え
ており、従来公知の携帯用ウェットティッシュ封入袋と
同様の構造のものを用いることができる。
【0021】なお、以下の実施例の説明では封入袋1に
収納される内容物3をウェットティッシュとして説明す
るが、本発明における内容物3はウェットティッシュに
限定されない。本発明における内容物3は一度に消費し
ないで少量ずつまたは少数ずつ繰返し封入袋から取出さ
れて使用されるもので、保存性、防塵性、防菌性、気密
性または液密性等を要求されるものが適している。
【0022】内容物としては、例えば、不織布やコット
ン等の繊維素材に化粧水や乳液を含浸させた化粧品;ガ
ーゼ、綿棒、脱脂綿、消毒剤や治療剤を含浸させたガー
ゼ等の医療品;ビス、ナット、釘等の工具類;ピン、ク
リップ等の文具類;ドライ菓子、ウエット菓子、固形調
味料等の食品等である。
【0023】封入袋1の袋体本体11を構成する柔軟な
シートとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シ
ートの単材かまたは複合材、あるいは、これら合成樹脂
シートとアルミフォイル、紙等とを張合わせた複合シー
トを用いればよい。
【0024】なお、袋体本体11を構成するシートは収
納する内容物3に応じて気密性や液密性のものを使用す
ればよい。例えば、ウェットティッシュ、化粧水や薬剤
を含浸させた繊維素材、ウエット菓子等は液密性または
気密性のシートを用いるのが好ましい。また、ドライ菓
子に乾燥剤を同封したり、釘等に防錆剤を同封した場合
は、同封の薬剤の効果を持続させるために気密性のシー
トを用いるとよい。
【0025】袋体本体11に設けられる取出し口12は
楕円形、円形、長方形、菱形等の閉ループ形状、U字状
のような開ループ形状等適宜の形状とする。また、取出
し口12を切離し用切込み13(図1参照)により形成
する場合、切離し用切込み13は、例えば袋体本体11
の平面においてミシン目状である切込みや袋体本体11
を構成するシート材を厚み方向に切断した断面において
シート材の外側面から内側面の近傍に向けて断面V字状
である切込みとし、この切込みが袋体本体11の平面に
おいて閉ループまたは開ループを描いて袋体本体11に
形成されている。
【0026】図1および図2に示した実施例では、封入
袋1の開閉蓋14は開閉蓋本体14′と重錘作用部16
とからなる。開閉蓋本体14′は袋体本体11とは別体
のシート片である。開閉蓋本体14′の材質は、袋体本
体11と同様に、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シ
ートの単材かまたは複合材、あるいは、これら合成樹脂
シートとアルミフォイル、紙等とを張合わせた複合シー
トからなる液密性シートを用いる。この実施例では袋体
本体11のシートおよび開閉蓋本体14′のシートは共
に液密性シートである。開閉蓋本体14′の形状は取出
し口12を完全に覆うことができれば特に限定されず、
例えば、図1および図2に示すような長方形、楕円形等
とすることができる。
【0027】開閉蓋本体14′の一端には、板紙、厚手
のプラスチックシート等からなり開閉蓋本体14′とは
別部材の、長方形、長円形、半円形等の適宜形状をした
部材を重錘作用部16として固着している。重錘作用部
16を開閉蓋本体14′に固着する方法としては、後述
の如く開閉蓋本体14′に塗布する接着剤15(図2)
により重錘作用部16に開閉蓋本体14′の一端部を接
着する方法がある。この場合に重錘作用部16の裏面に
接着剤を塗布しない。これにより重錘作用部16を指で
摘めるので、摘み部として用いることができる。なお、
重錘作用部16の材質によってはヒートシール等によっ
て開閉蓋本体14′に固着してもよい。
【0028】なお、開閉蓋14の摘み部側の所定範囲の
厚みを厚くして重錘作用部としてもよい。この場合に
は、開閉蓋14の一端部に半円形などの適宜形状の摘み
部を形成することが好ましい。
【0029】図2に示すように、上述の閉ループまたは
開ループに囲まれた部分18は、ウェットティッシュ3
を使用するために開閉蓋14を最初に開封する際に袋体
本体11から切離されて開閉蓋本体14′に貼着したま
まとなり、切離された跡が取出し口12となる。
【0030】開閉蓋本体14′の片面(袋体本体11に
接する側の面)に、ポリエステル系、アクリル系、ゴム
系等の感圧接着剤15が塗布されており、開閉蓋14は
袋体本体11に形成された取出し口12または取出し口
12を形成するための切離し用切込み13を覆って、繰
返し開閉可能に袋体本体11に貼着される。
【0031】開閉蓋本体14′の重錘作用部16と反対
側の端部を熱シール、高周波シール、超音波シールまた
は接着剤等で封入袋本体11に固定17している。
【0032】本実施例では、使用者が開閉蓋14の重錘
作用部16を指で摘んで、重錘作用部16を引っ張るこ
とにより、開閉蓋14が重錘作用部16側から反摘み部
側の固定部17に向けて順次袋体本体11の表面から剥
離し、この際に袋体本体11の表面に形成された閉ルー
プ状の取出し口12を形成するための切離し用切込み線
により囲まれた部分18が開閉蓋本体14′に貼着して
一緒に剥離して、取出し口12が露出する(図2参
照)。
【0033】このように摘み部16を摘んで開閉蓋本体
14′を開いていくと、封入袋本体11から剥離されて
いく。この際に、図2に示すように、使用者は重錘作用
部16側を固定部17を越えて曲げるので、開閉蓋本体
14′は重錘作用部16の重さにより折曲げ状態を保
つ。
【0034】以上のようにして、使用時に重錘作用部1
6を摘んで開いた開閉蓋14を開らいた状態のままに保
持でき、この状態で使用者は取出し口12を通して片方
の手の指を袋体本体11の内部に差込み、袋体本体11
内部のウェットティッシュ3の端を摘み、摘んだウェッ
トティッシュ3を取出し口12を通して取出すことがで
きる。従って、使用者は、片手でウェットティッシュ3
を極めて容易に取出せる。また、一方の手が汚れている
ときにも全く問題なく、汚れを拭うことができる。特
に、最近、大判化している乳幼児のお尻拭き用、病人の
清拭用等のウェットティッシュ3も容易に取出すことが
できる。
【0035】ウェットティッシュ3を取出した後に開閉
蓋14を閉じるときには、使用者が重錘作用部16を摘
んで封入袋本体11側へ戻すことにより、開閉蓋14を
容易に閉じることができる。
【0036】図3は、図1に示す実施例の包装体を製造
する工程の斜視図である。
【0037】気密性を有するシート材31に図面に示す
如く、プレス刃32にて封入体の取り出し口12となる
箇所に円型、細長方形、楕円、菱形、角型等の形状の閉
ループのミシン目状の切込み13を入れる。あるいは、
閉ループでない部分的なミシン目状切込みを入れる。
【0038】シート材31の長手方向に見てミシン目状
の切込み13の外側に長方形、半円形等の適宜形状の板
紙または厚手のプラスチックからなり重錘作用部となる
部材16を置く。
【0039】前記工程で得られたシート31の切込み部
分13を覆うように、感圧接着剤層を有する開閉蓋本体
14′を公知の適当なラベル貼付機又は人手により前記
シートに貼着する。その場合、感圧接着剤層とシート材
31とが接する。開閉蓋本体14′は前記シート材31
と同材質、又は類似材質のフィルムからなり、その片面
にアクリル酸エステル系又はゴム系等よりなる感圧接着
剤を塗布加工して、接着剤層を形成したものである。開
閉蓋本体14′は、取り出し口の形状に応じた、円、楕
円、細長方形、菱形、角型等の適宜な形状である。開閉
蓋本体14′の一端を、熱シール、高周波シール、超音
波シール、又は接着剤等の適宜の手段で、例えばヒート
シーラ33で、シート31に固定する。
【0040】前記工程で得られたシート31に合成又は
天然繊維の紙、織布、不織布、コットン、ガーゼ、発泡
シート等に化粧料、薬剤等を含浸又は塗布せしめたシー
ト状繊維素材(濡れナプキンなど)3を置く。この場
合、シート状繊維素材はシート31の開閉蓋本体14′
を貼着した面とは反対側の面で、取り出し口となる個所
12の上に置く。すなわち、出来上った製品において開
閉蓋本体14′が表出するように、シート状繊維素材3
を置く。
【0041】次に通常の製袋機を用いて、ピロータイプ
に製袋加工する。例えばガイド部材35によりシート3
1を案内して、シート31によりシート状繊維素材を包
む。そして、シート31の両側縁を互にヒートシーラ3
6により固着することによってシート31の長手方向の
開口部を封鎖してセンターシール部を形成し、そして横
方向の開口をヒートシーラ37により封鎖して端シール
部を形成する。次にシート31を熱刃38にて定寸に溶
断し、単袋化し、製品1を得る。
【0042】他の実施例を図4に示す。この実施例では
開閉蓋14の一端部が半円形等の適宜形状の摘み部14
aとなっており、その裏面には接着剤15は塗布されて
いない。摘み部14a側の端部近傍には板紙、厚手のプ
ラスチックからなる部材16を貼着し、またはその部分
の開閉蓋14を厚くして重錘作用部としている。
【0043】この実施例では開閉蓋14の摘み部14a
と反対側の端部17近傍が開閉蓋14の固定部14bと
なっており、固定部14bは開閉蓋14の幅方向の両側
辺から内側に向けてそれぞれ形成された切込み19によ
り区画されており開閉蓋14の剥離時に開閉蓋14を封
入袋本体11へ固定している。すなわち、開閉蓋14の
両側辺から端部17に向け内側に傾斜した部分19aお
よび傾斜部に連結し開閉蓋14の長手方向に延在する部
分19bからなる切込み19を入れて、切込み19から
先の部分が剥離しないようにしている。開閉蓋14の剥
離は切込み19の部分19bの自由端19′の箇所で停
止する。
【0044】図4の実施例においては、切込み19の自
由端19′が小径の円弧状に形成されている。しかし、
切込み19の自由端に小孔が形成されていてもよい。切
込み19の自由端19′を円弧状または小孔とすること
により、開閉蓋14の剥離時の剥離方向の力が分散され
るので、開閉蓋14を破ることなく開閉蓋14の剥離が
これら自由端19′の円弧部または小孔で止められる。
【0045】上記実施例では、開閉蓋14の両側辺から
傾斜部19aおよびそれに連なる長手方向延在部19b
を切込んでいたが、開閉蓋14a摘み部と反対側の端部
の近傍に両側辺の内側に摘み部側に突出した山形の切込
みを入れてもよい。
【0046】本実施例では、使用者が開閉蓋14の摘み
部14aを指で摘んで、摘み部14aを引っ張ることに
より、開閉蓋14が摘み部14a側から反摘み部側の固
定部17に向けて順次袋体本体11の表面から剥離し、
この際に袋体本体11の表面に形成された閉ループ状の
取出し口12を形成するための切離し用切込み線により
囲まれた部分18が開閉蓋14に貼着して一緒に剥離し
て、取出し口12が露出する。
【0047】このように摘み部14aを摘んで開閉蓋1
4を開いていくと、封入袋本体11から剥離されてい
く。この際に、使用者は摘み部14a側を切込み19の
自由端19′を越えて曲げるので、開閉蓋14は摘み部
16の近くに設けた重錘作用部16の重さにより折曲げ
状態を保つ。
【0048】
【発明の効果】本発明では、開閉蓋の一端部に重錘作用
部を具備させたので、開閉蓋の重錘作用部側を摘んで開
閉蓋を開いていくと、開閉蓋は封入袋本体から剥離され
ていく。この際に、使用者は重錘作用部を他端部を越え
て曲げるので、使用者が重錘作用部を放しても開閉蓋は
重錘作用部により開いた状態を保つ。
【0049】以上のようにして、使用時に重錘作用部を
摘んで開いた開閉蓋を開らいた状態のままとでき、使用
者は、片手でウェットティッシュを極めて容易に取出せ
る。また、一方の手が汚れているときにも全く問題な
く、汚れを拭うことができる。更に、開閉蓋の開閉をせ
ずに続けて何枚もウェットティッシュを取出せる。特
に、最近、大判化している乳幼児のお尻拭き等用のウェ
ットティッシュも容易に取出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装体の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示した実施例の開閉蓋を開いた状態を示
す斜視図である。
【図3】図1に示す実施例の製造工程を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の別の包装体の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 封入袋 3 内容物(ウェットティッシュ) 11 袋体本体 12 取出し口 13 切離し用切込み 14 開閉蓋 15 接着剤 16 重錘作用部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟なシートから形成された封入袋の内
    部に内容物が収納され、該封入袋は取出し口または該取
    出し口を形成するための切離し用切込み、および該取出
    し口または取出し口を形成するための切離し用切込みを
    覆い且つ封入袋本体に繰返し貼着・剥離可能な可撓性の
    シート状開閉蓋を有しており、該開閉蓋は長手方向にみ
    て一端が摘み部となっており、該開閉蓋の摘み部側端部
    に重錘作用部を具備させたことを特徴とするシート状開
    閉蓋を有する包装体。
  2. 【請求項2】 前記開閉蓋の摘み部側端部に、開閉蓋本
    体と別部材を一体的に固着したことを特徴とする請求項
    1に記載のシート状開閉蓋を有する包装体。
  3. 【請求項3】 前記開閉蓋の摘み部側端部の厚さを厚く
    したことを特徴とする請求項1に記載のシート状開閉蓋
    を有する包装体。
JP6103102A 1994-05-17 1994-05-17 シート状開閉蓋を有する包装体 Expired - Lifetime JP2676134B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016159951A (ja) * 2015-03-02 2016-09-05 レック株式会社 包装体
JP2018150082A (ja) * 2018-04-06 2018-09-27 レック株式会社 包装体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016159951A (ja) * 2015-03-02 2016-09-05 レック株式会社 包装体
JP2018150082A (ja) * 2018-04-06 2018-09-27 レック株式会社 包装体

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