JPH01182280A - 包装体 - Google Patents

包装体

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JPH01182280A
JPH01182280A JP7088A JP7088A JPH01182280A JP H01182280 A JPH01182280 A JP H01182280A JP 7088 A JP7088 A JP 7088A JP 7088 A JP7088 A JP 7088A JP H01182280 A JPH01182280 A JP H01182280A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、家庭用商品で数回にかけて消費するような物
品を収納した包装体に関し、特に、アルコールなどの清
浄液や化粧水を繊維素材(例えば不織布、ガーゼ、コツ
トン等)に含浸させたウェットティッシュを収納するの
に適した包装体に関するものである。
〔従来の技術〕
家庭用商品で数回にかけて消費するような物品として、
最近ではアルコールや保湿剤、界面活性剤等を含む清浄
液を繊維素材に含浸したさせたウェットティッシュが皮
膚等の汚れを拭き取るのに広く使用されている。
従来のウェットティッシュ包装体は、合成樹脂製ブロー
ボトルや合成樹脂シートを真空成形した容器にウェット
ティッシュを収納したものが家庭用として一般に用いら
れており、また、携帯用として柔軟な液密性シートから
なる封入袋や小型のプラスチック容器にウェットティッ
シュを収納したものが多用されている。
携帯用ウェットティッシュ封入袋は通常10枚程度のウ
ェットティッシュを収納した偏平な袋体であり、取出し
口およびこの取出し口を覆う開閉蓋を備えている。例え
ば、開閉蓋を片面に感圧接着剤を塗布したシート片とし
て、このシート片を袋体本体に形成された取出し口を覆
うように貼着したものがある。あるいは、袋体本体の一
部に0字状または口字状の切れ目を設けて、この切れ目
に囲まれた部分を開閉蓋とし、この開閉蓋よりも大きな
シート小片に感圧接着剤を塗布し且つ取出し口となる開
口を設け、このシート小片を袋体内部から前記切れ目の
箇所に貼着したものもある。
その他の家庭用商品で数回にかけて消費するような物品
として、例えば菓子や固形調味料等の食品、クリップ等
の文具類、釘、ナツト、ビス等の工具類がある。これら
のものは一般にそのまま箱に収納されたり、または取出
し口のない袋に封入されたりしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の家庭用ウェットティッシュの収納容器はブロー成
形した容器や真空成形した容器を使用するため生産コス
トが割高である。
一方、前述のウェットティッシュ封入袋は袋体本体も開
閉蓋も柔軟なシート材から構成されており、加工方法も
容易で、生産効率がよいので、成形容器に比較して安価
に生産することができる。
しかしながら、この封入袋はウェットティッシュ゛の収
納枚数が携帯用のように少量の場合は使い易いが、通常
30〜70枚も収納する家庭用ウェットティッシュ収納
容器としては使い難く、適していない。
すなわち、包装基材が柔軟なシートであるため、袋のサ
イズを大きくしたり、収納するウェットティッシュの量
が多くて袋の厚みが厚い場合〔すなわち、取出し口を設
けた面(上面)から反対側の面(底面)までの距離が大
きい、深い場合〕、使用当初はウェットティッシュが取
出し口まで一杯に収納されているので、収納されたウェ
ットティッシュによって袋体の形状もしっかり保持され
ており、ウェットティッシュの取出しおよび開閉蓋の開
閉もスムーズに行うことができる。しかし、使用につれ
て、ウェットティッシュの残量が少なくなるために、袋
体そのものの形を維持できなくなる。従って、袋体の形
状の変形によりウェットティッシュの取出しが行い難く
なうたり、開閉蓋の開閉時に袋体のシートが波打ち、開
閉蓋の開閉がスムーズに行えなくなったりする。特に、
開閉蓋を開けてウェットティッシュを取出した後、再び
開閉蓋を袋体に貼着する際に、袋体が歪んでいたり、開
閉蓋を貼着すべきシート面が弛んでいると、開閉蓋がピ
ッタリと袋体に貼着せずに隙間ができる。ウェットティ
ッシュに含浸された液がこの隙間から蒸発してしまい、
ウェットティッシュが乾燥してしまうという問題が生じ
る。
また、開閉蓋がシート片であるので、開閉時に開閉蓋が
波打ち、開閉がスムーズに行えなかったり、開閉蓋を袋
体に貼着する際に、開閉蓋がピッタリと袋体に貼着せず
に隙間ができたりすることもある。このような状態とな
ると、やはり、ウェットティッシュに含浸された液がこ
の隙間から蒸発してしまい、ウェットティッシュが乾燥
してしまうという問題が生じる。
更に、開閉蓋がシート片であるので、開閉蓋を開けた後
に再び封入袋を確実に密封するためには、開閉蓋を袋体
に貼着した後に指先等で開閉蓋を押えたり、隙間ができ
ないように開閉蓋を貼り直したりしなければならず、面
倒であるという問題もあった。
また、収納したウェットティッシュの量が多くて袋の厚
みが厚い場合、最後の方の(封入袋の底部の)ウェット
ティッシュを取出す際には取出し口から袋内深く指を入
れてウェットティッシュを摘み出さなければならないの
で、取出し難いという問題もある。
その他、従来の箱や袋に収納された菓子類は箱や袋を一
旦開けてしまうと、再び完全に密封することができず、
そのため、ドライ菓子は湿気たり、逆にウェット菓子は
乾燥してしまったり、更に、ごみや埃が箱や袋の隙間か
ら内部に入り込んで衛生的でない等という問題があった
本発明は、前述したような従来のウェットティッシュ封
入袋における問題点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、収納するウェットティッシュのサ
イズが大きくなっても、また、収納する枚数が多くなっ
ても、使用中は常にウェットティッシュの取出しがスム
ーズに行え且つ開閉蓋の開閉も確実に、簡単に行えるよ
うな包装体を提供しようとするものである。
また、本発明は、ウェットティッシュに限らず少量また
は少数ずつ消費するようなものを収納するに適した包装
体を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、柔軟なシートから形成された封入袋、
クッション部材および箱体から構成され、前記封入袋の
内部には内容物が収納され、該封入袋は取出し口または
該取出し口を形成するための切離し用切込み、および前
記取出し口または取出し口を形成するための切離し用切
込みを覆い且つ感圧接着剤により繰返し開封・密封可能
な可撓性のシート状開閉蓋を有しており、前記箱体は前
記封入袋の取出し口または取出し口を形成するための切
離し用切込みよりも大きな開口部または該開口部を形成
するための切離し用切込みを備えており、前記封入袋お
よびクッション部材が箱体に収納されており、前記箱体
の開口部内または該開口部を形成するための切離し用切
込みに囲まれた領域内に、前記封入袋の取出し口または
取出し口を形成するための切離し用切込みが位置し且つ
前記クッション部材が封入袋の取出し口と反対側にお、
いて封入袋と箱体との間に位置していることを特徴とす
る包装体により前述の目的を達成した。
また、前記封入袋のシート状開閉蓋には該開閉蓋が波釘
つのを防止するための補強部材を固着しておくことが好
ましい。
更に、封入袋の取出し口付近または該取出し口を形成す
るための切離し用切込み付近の封入袋の本体のシート面
を箱体に固着しておくことも好ましい。
〔作 用〕
本発明においては、クッション部材が封入袋と共に箱体
に収納され且つ封入袋の取出し口と反対側(封入袋の底
面側)において封入袋と箱体との間に位置しているので
、このクッション部材が封入袋を押し上げて、開口部を
設けた箱体の内壁に封入袋を押付ける。
従って、封入袋の内部に収納された内容物(例えばウェ
ットティッシュ)の残mが少なくなっても、封入袋の取
出し口のあるシート面(すなわち開閉蓋を貼着すべきシ
ート面)は箱体の内壁と内容物とに挟まれて緊張した状
態となり、開閉■の開閉時にも封入袋の取出し口のある
シート面が波釘ったり弛んだりしなくなり、繰返し確実
に開閉蓋を封入袋に貼着し、封入袋を密封できる。
また、内容物を消費してその残量が少なくなっても、封
入袋の底がクッション部材により押し上げられ、従って
内容物も押し上げられるので、内容物に指先が容易に届
き、しかもクッション部材により弾性があるので、ウェ
ットティッシュのような薄い摘み難い内容物でも容易に
摘み上げることができる。
更に、開閉蓋の表面に補強部材を固着した場合は、開閉
蓋がその開閉時に波釘つのを防止されているので、封入
袋の取出し口周辺のシート面と開閉蓋との間に隙間がで
きずに、より一層確実に繰返し密封することができる。
しかも、開閉動作を極めて簡単に行うことができる。
特に、前記補強部材が比較的可撓性のないものの場合は
、補強部材を固着した開閉蓋は板状となるので、あたか
も合成樹脂射出成形品の蓋部材を取付けたような状態と
なり、射出成形品の蓋のヒンジ効果と同様の機能を呈し
、開は閉めの動作が開閉蓋の一部をつまむだけで簡単に
行える。
また、封入袋の取出し口または該取出し口を形成するた
めの切離し用切込み付近の封入袋の本体のシート面を箱
体に固着した場合は、封入袋が箱体内で移動することが
完全に防止され、封入袋の取出し口と箱体の開口部とが
常に一致した位置に保たれる。しかも、封入袋の取出し
口付近のシート面はクッション部材との相乗効果により
、より一層確実に緊張状態を保つことができ、従って、
封入袋の内部に収納された内容物(例えばウェットティ
ッシュ)の残量に関係なく、常に内容物が一杯入ってい
る使い初めの時と同じような状態に保たれ、開閉蓋の開
閉、密封および内容物の取出しが容易に行える。
なお、封入袋の取出し口付近のシート面を箱体に固着し
た場合は、固着したことにより開閉蓋の開閉時のシート
面の歪みや波打ちをかなり防止できるので、クッション
部材を単独で使用する場合よりもクッション部材の高さ
の変化が少なくても良い。すなわち、内容物の残量が比
較的多い時はクッション部材との相乗効果によりシート
面を緊張状態に保つ。そして、更に消費が進んで内容物
が殆ど残っていない状態となった時は、内容物の重量は
クッション部材により支えられており、シート面の固着
部には荷重が掛からないので、クッション部材が封入袋
の取出し口のあるシート面を箱体に押付けなくとも、シ
ート面は歪みが生じることなくピンとした状態に保たれ
、開閉蓋の開閉時のシート面の歪みや波打ちを固着部単
独で防止できる。従って、封入袋に内容物を多量に収納
して袋体の厚みが厚くなる場合でも、内容物の使い初め
から消費し尽くすまで、常に開閉蓋の開閉を確実に行う
ことができる。
また、本発明の包装体は、箱体に封入袋とクッション部
材を収納するだけでよく、従来のようにブロー成形とか
真空成形を行わず、製袋加工および製函工程などの工程
において簡単に且つ生産効率よく製造でき、しかも、収
納容器の原料代も安価であり、非常に経済的に生産でき
る。
〔実施例〕
以下図面に示した実施例に基いて本発明の詳細な説明す
る。
第1図は本発明の包装体の一実施例を示す斜視図、第2
図は第1図の■−■線に沿った断面図、第3図は第1図
に示した実施例の使用状態を示す斜視図である。なお、
添付の図面において、特に断面図は説明のために模式的
に描いており、封入袋、開閉蓋、箱体、接着剤等の各部
の厚みなどを実物とは異なって拡大して描いている。
本発明の包装体は、柔軟なシートから形成された封入袋
1と、クッション部材6と、これら封入袋1およびクッ
ション部材6を収納した箱体2とから構成される〔なお
、第7図では封入袋1およびクッション部材6を想像線
(二点鎖線)で示している〕。
図示した実施例においては、封入袋1の内部にはウェッ
トティッシュ3(第2図参照)が封入されている。封入
袋1はウェットティッシュ3を取出すための取出し口1
2およびこの取出し口12を覆うシート状の開閉蓋14
を備えており、従来公知の携帯用ウェットティッシュ封
入袋と同様の構造のものを用いることができる。
なお、以下の実施例の説明では封入袋1に収納される内
容物3をウェットティッシュとして説明するが、本発明
における内容物3はウェットティッシュに限定されない
。本発明における内容物3は一度に消費しないで少量ず
つまたは少数ずつ繰返し封入袋から取出されて使用され
るもので、保存性、防塵性、防菌性、気密性または液密
性等を要求されるものが適している。
内容物としては、例えば、不織布やコツトン等の繊維素
材に化粧水や乳液を含浸させた化粧品:ガーゼ、綿棒、
脱脂綿、消毒剤や治療剤を含浸させたガーゼ等の医療品
:ビス、ナツト、釘等の工具類;ビン、クリップ等の文
具類;ドライ菓子、ウェット菓子、固形調味料等の食品
等である。
封入袋1の袋体本体11を構成する柔軟なシートとして
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポ
リアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シートの単材か
または複合材、あるいは、これら合成樹脂シートとアル
ミフォイル、紙等とを張合わせた複合シートを用いれば
よい。
なお、袋体本体11を構成するシートは収納する内容物
3に応じて気密性ヤ液密性のものを使用すればよい。例
えば、ウェットティッシュ、化粧水や薬剤を含浸させた
van素材、ウェット菓子等は液密性または気密性のシ
ートを用いるのが好ましい。また、ドライ菓子に乾燥剤
を同封したり、釘等に防錆剤を同封した場合は、同封し
た薬剤の効果を持続させるために気密性のシートを用い
るとよい。
第1図から第3図に示した第1実施例では、封入袋1の
開閉蓋14は袋体本体11とは別体のシート片である。
開閉蓋14の材質は袋体本体11と同様の液密性シート
を用いる。この実施例では袋体本体11のシートおよび
開閉蓋14のシートは共に液密性シートである。
開閉蓋14は、その片面(袋体本体11に接する側の面
)に、摘み部16を残して、ポリエステル系、アクリル
系、ゴム系などの感圧接着剤15が塗布されており、袋
体本体11に形成された取出し口12または取出し口1
2を形成するための切離し用切込み13を覆って、繰返
し開閉可能に袋体本体11に貼着される。開閉蓋14の
摘み部16と反対側の端部17は、ヒートシールまたは
接着剤等により袋体本体11に固着するか、開閉蓋14
の両側辺からスリット(図示せず)を入れてスリットか
ら先の部分が剥離しないようにすることが好ましい。
袋体本体11に設けられる取出し口12は楕円形、円形
、長方形、菱形等適宜の形状とする。また、取出し口1
2を切離し用切込み13(第2図参照)により形成する
場合、切離し用切込み13は、例えば袋体本体11の平
面においてミシン目状である切込みや袋体本体11を構
成するシート材を厚み方向に切断した断面においてシー
ト材の外側面から内側面の近傍に向けて断面V字状であ
る切込みとし、この切込みが袋体本体11の平面におい
て閉ループやU字形のような閲ループを描いて袋体本体
11に形成されている。
そして、ウェットティッシュ3を使用するために開閉蓋
14を最初に開封する際に閉ループまたは開ループに囲
まれた部分18が袋体本体11から切離されて開閉蓋1
4に貼着したままとなり、切離された跡が取出し口12
となる。第3図に示すように、この実施例では、切離し
用切込み13はミシン目状切込みで閉ループの楕円形を
描いて袋体本体11に設けられ、開閉蓋14を開けた際
に切離し用切込みに囲まれた部分18が袋体本体11か
ら切離されて、開閉M14の感圧接着剤15に貼着し、
切離された部分18の跡が取出し口12となっている。
第1図に示した実施例では、箱体2は封入袋1よりもや
や硬い材料から作られるものであり、その材料としては
、紙、紙とフィルムまたはアルミフォイルとをラミネー
トしたもの、合成樹脂シート等、のように折曲げや打抜
き加工ができるシート材を使用する。
なお、箱体2の形状は直方体に限られず、表面が湾曲ま
たは屈曲している形状でもよく、例えば、かまぼこ形状
、あるいは縦断面の形状が楕円形、円形等でもよい。
第1図に示した実施例では、箱体2には封入袋1の開閉
蓋14よりも大きな開口部を形成するための切離し用切
込み21(ミシン目状切込みとして破線で示した)を備
えている。この箱体2の切離し用切込み21に囲まれた
領域の内側に封入袋1の開閉蓋14が位置している。こ
の切離し用切込みを切離すと、第3図に示すように開口
部22が形成される。
第1図および第3図から明らかなように、箱体2の切離
し用切込み21に囲まれた領域内、すなわち開口部22
となる部分内に、装本体11の開閉蓋14が位置してい
る。従って、第3図に示すように、箱体2の切離し用切
込み21で囲まれた部分を切離して開口部22を形成す
ると、封入袋1の開閉蓋14が完全に表出し、開口部2
2を通じて開閉蓋14の開閉が自由に行える。
また、第1図に示した実施例では切離し用切込み21が
閉ループを描いて、使用時に完全に切離せるようにして
いるが、別の態様として、打ち抜きなどにより予め開口
部22を設けてもよい。
更に別の態様として、切離し用切込み21を開ループ(
例えばU字状)として、切離される部分の一部が箱体2
の本体と接続したままとしてもよい。このようにした場
合、前記接続箇所を折曲げ可能として、切離された開ル
ープに囲まれた部分を発泡体2の蓋として利用できる。
更に、第1図から第3図に示すように、封入袋1の取出
し口12と反対側(封入袋1の底面側)において、クッ
ション部材6が封入袋1と共に箱体2に収納されている
本発明において、クッション部材6は弾性を有し且つ高
さの変化が可能なものを使用する。すなわち、封入袋の
1の内容物3が消費されていない状態ではクッション部
材6は押し潰されて低くなっており、内容物3が消費さ
れて、内容物の9が少なくなるつれてクッション部材6
の高さが徐々に高くなるようにすることが好ましい。
このようなりッション部材6としては、例えば、ポリウ
レタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、PVA等の合
成樹脂発泡体やNR,NBRSSBR等のゴム発泡体;
合成樹脂または金屈材料からなる各種スプリング:m−
高性を有する繊維状物(織布、不織布等);紙または合
成樹脂シートを折畳んだ段繰りシート;合成樹脂シート
を重ね折りしたちの22枚のシートの間にスプリングを
入れたスプリングシート二ポール状の発泡体または柔軟
なゴムボールに空気を入れた弾性ボール等を使用すれば
よい。
第1図から第3図に示した第1実施例ではクッション部
材6として合成樹脂発泡体を用いたちのを示した。
第2図から明らかなように、クッション部材6は封入袋
1の底面と箱体2との間に位置しているので、このクッ
ション部材6が封入袋1を上方に向かつて付勢する。封
入袋1は内容物3とともに押し上げられて、開口部22
を設けた箱体2の内壁に封入袋1の取出し口12設けた
シート面19が押付けられる。
本発明の包装体を使用する場合は、先ず第3図に示すよ
うに箱体2の切離し用切込み21を切離し、開口部22
を形成する。そして、開口部22内に位置する開閉蓋1
4の摘み部16を持って開閉蓋14を開ける。このよう
にすると、袋体本体11に形成した取出し口12用の切
離し用切込み13が切離されて、切離された部分18が
開閉蓋14に貼着し、切離した跡が取出し口12となり
、そこからウェットティッシュ3を取出すことができる
ウェットティッシュ3を取出した後は、再び開閉蓋14
を閉じて、開閉蓋14を袋体本体11の上側のシート面
19に貼着させる。
前述したように、クッション部材6が封入袋1を押し上
げて、開口部22を設けた箱体2の内壁に封入袋1を押
付けるため、ウェットティッシュの消費が進んで、ウェ
ットティッシュ3の残りの量が少なくなっても、前記開
閉114付近の袋体本体11のシート面19は箱体2の
内壁とウェットティッシュ3とに挟まれてほぼ緊張状態
のままである。従って、開閉蓋の開閉時にも封入袋の取
出し口のあるシート面19が波打ったり弛んだりしなく
なり、繰返し確実に開閉蓋14を封入袋1に貼着し、封
入袋1を密封できる。
また、ウェットティッシュ3を消費してその残量が少な
くなっても、封入袋1の底がクッション部材6により押
し上げられ、従ってウェットティッシュ3も押し上げら
れるので、ウェットティッシュ3に指先が容易に届き、
しかもクッション部材6により弾性があるので、容易に
摘み上げることができる。
第4図は本発明の包装体の第2実施例を示す斜視図、第
5図は第4図のv−v線に沿った断面図、第6図は第4
図に示した第2実施例の使用直前の状態を示す斜視図、
第7図は第4図に示したIT2実施例の使用状態を示す
斜視図である。
この実施例は第1実施例と同様であるが、次の点が興な
っている。
すなわち、クッション部材6が発泡体ではなく、合成樹
脂シートを重ね折りしたものであること:箱体2に開口
部形成用の切離し用切込み21の他に、開閉!14と対
向する箇所に、−本または複数本の切込み51および短
い繋がり部52を開閉蓋14と同様の形状の閉ループを
描いて設けている点;および前記切込み51により囲ま
れた箱体2の部分5が接着剤4により封入袋1の開閉蓋
14の表面に固着されている点である。
なお、前記箱体2の部分5とWIJ閏蓋14との接着状
態は、図示したように一部にのみ接着剤4を塗布して両
者5.14を部分的に接着してもよいし、或は部分5の
全面に接着剤4を塗布して全面的に開閉蓋14に接着し
てもよい。
また、箱体2には前記切込み51および短い繋がり部5
2からなる閉ループの内側で、r!ar!IM14の摘
み部16の基部および摘み部16と反対側の端部17(
第6図)に対応する箇所に罫線54.53がそれぞれ設
けられている。罫線53.54はその部分で折曲げ易く
するためのものである。
罫線53は、開閉114の固着部または開閉l114の
スリットと同位置でもよいが、開閉蓋14の固着部また
はスリットよりも少し摘み部16寄りに設けることが好
ましい。
第4図に示した箱体2の切離し用切込み21および切込
み51を切離すと、箱体2の切離し用切込み21および
切込み51の間の額縁形状をした部分26が取除かれて
、第6図に示すように、開口部22が形成される。同時
に、第4図において切込み51により囲まれていた箱体
2の部分5は接着剤4により封入袋1の開閉114の表
面に固着されたままとなり(第6図参照)、この切込み
51により囲まれた部分5が開閉蓋補強部材5となる。
この補強部材5は開閉蓋14を緊張状態を保つ役目を果
し、開閉蓋の開閉時に開閉l!14が波釘つのを防止す
る。また、補強部材5に設けられた罫線53は開閉蓋1
4の開閉時にそこで折り曲り、ヒンジの役目を果す。罫
線54もそこで折り曲り、開閉蓋14の摘み部16の端
を少し持上がった状態とすることができるので、摘み部
16が摘み易くなる。
接着剤4は、箱体2の材質と封入袋1の材質とを考慮し
て適宜選定する。例えば、アクリル酸エステル系、酢酸
ビニル系、ポリウレタン系、シリコン系、エポキシポリ
エステル系、ポリアミド系、ポリオレフィン系等の、エ
マルジョンタイプ、溶剤タイプ、ホットメルトタイプ、
感圧タイプ等の接着剤が適当である。接着剤4の量は箱
体2と開閉蓋14がそれぞれ確実に固着されるように適
当な分量とする。
第2実施例の包装体を製造するには、先ず、内容物の封
入された封入袋1を準備する。別に、切離し用切込み2
1と切込み51および罫線53.54が設けられ、且つ
箱体2となる形状に打抜かれたシート材を用意する。
次に、接着剤4を前記箱体用シート材に塗布するか開閉
蓋14に塗布して、切離し用切込み21の領域内に開閉
蓋14が位隨するように箱体用シート材上に封入袋1を
置き、そして、通常のカートンフォーマ−またはカート
ニングマシーンにより箱体用シート材を折曲げて箱体2
に製函することができる。
このように製函したままでもよいが、更に好ましくは、
製函した後に、切込み51に囲まれた部分を軽く押えて
、繋がり部52を切って、部分5を周囲から完全に切離
しておくと、後で切離し用切込み21を非常に容易に切
離せるので便利である。
なお、従来のカートンフォーマ−またはカートニングマ
シーンには箱を組立てるための接着剤塗布装置は設置さ
れているが、本発明のように箱体2の切込み51に囲ま
れた部分に接着剤を塗布したり、あるいは供給される封
入袋1の[171舊14の表面に接着剤を塗布する装置
はないので、このような塗布装置を追加設置すればよい
また、箱体2の強度を増加するために、箱体2の両サイ
ドのフラップを接着剤で箱体本体に固定しておくとよい
前述のように接着剤を塗布する代りに、両面にホットメ
ルトシートを設けたアルミフォイルの小片を箱体2と開
閉114との間に置き、高周波電磁誘導により加熱した
後、両者を押圧して接合するようにしてもよい。
前述のようにして製造した本発明の包装体を使用する場
合は、先ず第6図に示すように箱体2の切離し用切込み
21および切込み51を切離し、開口部22を形成する
。そして、開口部22内に位置する補強部材5の固着し
た開閉蓋14の摘み部16を持って開閉蓋14を開ける
。このようにすると、袋体本体11に形成した取出し口
12用の切離し用切込み13が切離されて、切離された
部分18が開閉蓋14に貼着し、切離した跡が取出し口
12となり、そこからウェットティッシュ3を取出すこ
とができる。
ウェットティッシュ3を取出した後は、再び補強部材5
の摘み部をもって開閉M14を閉じて、開閉蓋14を袋
体本体11に貼着させる。
開閉蓋14付近の封入袋1のシート面19は合成樹脂シ
ートを重ね折りしたクッション部材6の作用により箱体
2の内壁に押付けられるため、ウェットティッシュの消
費が進んで、ウェットティッシュ3の残りの量が少なく
なっても、前記開閉蓋14付近の袋体本体11のシート
面19はほぼ緊張状態のままである。従って、該シート
面19に対する開閉蓋14の開閉が確実に行える。
更にまた、前述の如(開閉M14の表面は補強部材5が
貼着されて、しつかりしたものとなっているため、射出
成形品の蓋のヒンジ効果と同様の機能を呈し、開閉蓋の
一部を摘むだけで開は閉めの動作が簡単に行え、密封効
果も良い。
第8図は本発明の包装体の第3実施例を示す断面図であ
る。この実施例は第1実施例と同様であるが、次の点が
異なっている。すなわち、封入袋1の開閉蓋14の表面
に、第2実施例と同様に開閉蓋補強部材5が接着剤4に
より固着されている。
この補強部材5は第2実施例と異なって箱体2とは別体
である。
補強部材5の材質は封入袋1のシートよりも硬いものが
好ましく、例えば、箱体1と同様の材質のもの、板紙、
薄いプラスチック板やアルミニウム等の金属板等とする
とよい。
また、補強部材5が開閉114のほぼ全面を覆う場合は
、第2実施例と同様に補強部材5に予め罫153.54
を設けておくことが好ましい。
なお、補強部材5は開閉蓋14が開閉時に波釘つのを防
止すればよいので、図示したものに限定されないが、開
閉蓋14の長手方向または開閉蓋の開閉方向に伸びてい
るものが好ましい。
第9図は本発明の包装体の第4実施例を示す斜視図、第
10図は第9図のX−X線に沿った断面図である。この
実施例は第1実施例と同様であるが、次の点が異なって
いる。すなわち、この第4実施例においては、箱体2と
封入袋1とは、封入袋1の取出し口12または取出し口
12を形成するための切離し用切込み13付近で、箱体
2の切離し用切込み21に囲まれた部分の外側において
、封入袋1のシート面19が箱体2に接着剤4により固
着されている。
また、第9図に示した開閉114の摘み部16の位置か
ら分るように開閉114の開部方向が第1実施例と異な
っている。
更に、この第4実施例ではクッション部材6が球状の弾
性ボールであり、ボール状の発泡体または柔軟なゴムボ
ールに空気を入れたものである。
第10図は未使用の封入袋1により押し潰された状態の
弾性ボール6を示している。このクッション部材6は単
に箱体2内に収納しておくだけでもよいが、接着剤4に
より箱体2の内壁に固着すると動かないので好ましい。
この第4実施例においては、箱体2の切離し用切込み2
1付近で封入袋1のシート面19が箱体2に固着してい
るので、封入袋1が箱体2内で移動することが完全に防
止され、封入袋1の取出し口と箱体2の開口部とが常に
一致した位置に保たれる。
第10図ではシート面19と箱体2の内壁との間に隙間
があるように描かれているが、これは分り易くするため
であり、実際にはクッション部材6の作用によりシート
面19は箱体2の内壁に接触する。従って、封入袋1の
取出し口付近のシート面19は箱体2に固着されている
こととクッション部材6との相乗効果により、より一層
確実に緊張状態を保つことができる。そのため、封入袋
1の内部に収納されたウェットティッシュ3の残量に関
係なく、常にウェットティッシュが3−杯入っている使
い初めの時と同じような状態に保たれ、開閉蓋14の開
閉、密封および内容物3の取出しが容易に行える。
また、ウェットティッシュ3の残りの量が少なくなって
も、封入袋1の形が変形したり、歪まない。従って、封
入袋1に収納されたウェットティッシュ3は使い初めと
同じように平らに保たれるので取出し易い。
なお、第4実施例のように、封入袋1の取出し口付近の
シート面19を箱体2に固着した場合は、固着したこと
により開閉蓋14の開閉時のシート面19の歪みや波打
ちをかなり防止できるので、クッション部材6を単独で
使用する場合よりもクッション部材6の高さの変化が少
なくても良い。
すなわち、内容物3の残量が比較的多い時はクッション
部材6との相乗効果によりシート面19を緊張状態に保
つ。そして、更に内容物3の消費が進んで内容物3が殆
ど残っていない状態となった時は、内容物3のfImは
クッション部材6により支えられて、シート面19の固
着部には荷重が掛からないので、クッション部材6が封
入袋1の取出し口のあるシート面19を箱体2に押付け
なくとも、シート面19は歪みが生じることなくピンと
した状態に保たれ、開閉1114の開閉時のシート面1
9の歪みや波打ちを固着部単独で防止できる。従って、
封入袋1に内容物3を多量に収納して袋体1の厚みが厚
くなる場合でも、内容物3の使い初めから消費し尽くす
まで、常に開閉!14の開閉を確実に行うことができる
第11図は本発明の包装体の第5実施例を示す斜視図で
ある。この実施例は第2実施例と同様であるが、次の点
が異なっている。すなわち、切込み51が切離し用切込
み21に繋がっており、そして切込み51に囲まれた部
分(開閉蓋補強部材5となる部分)が開M114の幅よ
りも狭く、また、開閉蓋14の摘み部16は補強部材5
に覆われていない。更に、第4実施例と同様に、箱体2
の切離し用切込み21に囲まれた部分の外側において、
封入袋1のシート面19が箱体2に接着剤4により固着
されている。
また、この実施例ではクッション部材6として紙を折畳
んだ段繰りシートを用いている。
この実施例の包装体を使用する場合、先ず箱体2の切離
し用切込み21および切込み51を切離し、コの字状の
抜き部分26を除去すると、開口部が形成される。一方
、開閉蓋14には細幅の補強部材5が固着している。開
閉蓋14の摘み部16を持って開閉蓋14を開けると、
補強部材5は罫線53の部分で折れ曲り、開閉蓋14を
簡単に開閉できる。
この第5実施例のように、クッション部材6、開閉蓋補
強部材5、および箱体2と封入袋1との固着部4の全て
を具備した包装体は、前述した第1実施例から第4実施
例の利点を全て備えていることになる。
第12図は本発明の包装体の第6実施例を示す斜視図で
ある。この実施例は前述した第2実施例と同様であるが
、次の点が異なっている。すなわち、切込み51が切離
し用切込み21を兼ねている。切込み51に囲まれた部
分5(開閉蓋の補強部材5となる部分)は、開閉蓋14
の幅よりも僅かに広く(全く同じでも良い)、開閉蓋1
′4の摘み部16を覆っているが、固着部側の端部は覆
っていない。
また、第5実施例と同様に、箱体2の切込み51に囲ま
れた部分の外側において、封入袋1のシート面と箱体2
とが接着剤4により固着されている。
更に、この実施例ではクッション部材6として金属板ま
たは合成樹脂板からなる板バネを用%Nている。
第13図は本発明の包装体の第7実施例を示す断面図で
ある。
この第7実施例では箱体2の中に2つの封入袋1.1′
を収納し、箱体2の上下両面に切離し用切込み21.2
1’をそれぞれ形成し、そして2つの封入袋1.1′の
間にクッション部材6を挿入している。
この実施例ではクッション部材6はボール紙、合成樹脂
シート等からなる2枚のシート61.62と、シート6
1.62の間に装着されたコイルスプリング63からな
るスプリングシートである。
第1の封入袋1と第2の封入袋1′とを同じようなタイ
プの封入袋としてもよいし、あるいは別のタイプとして
もよい。
各封入袋1.1′の内部にはそれぞれ異なった内容物を
収納することができる。例えば、色、香り等の物性の異
なる、または使用目的の異なる化粧水を含浸させたウェ
ットティッシュ3を封入すればよい。
或は、第2の封入袋1′はドライティッシュペーパーを
収納するものとして、開閉蓋を設けていないものとして
もよい。
第7実施例のその他の点は第1実施例とほぼ同様である
第14図は本発明の包装体の第8実施例を示す斜視図で
ある(この図面では封入袋1.1を二点鎖線で示し、切
離し用切込み21を点線で示している〕。
この第8実施例においては、柔軟な液密性のシートから
形成された2つの封入袋1が、この2つの封入袋1より
も硬い材料からなる箱状箱体2の中に横並びに並列して
配置されている。
この実施例では、前述した第13図に示した実施例と異
なって、2つの封入袋1.1の開閉蓋14.14(従っ
て、取出し口12)が箱体2の同じ面上に位置している
。従って、箱体2をひつくり返したりしないで、箱体2
をそのまま置いた状態で2つの封入袋1.1の内容物を
同時に使用することもできる。
例えば、同封入袋のウェットティッシュに化粧水と乳液
とを含浸させ、先ず化粧水を含浸させたウェットティッ
シュを一方の封入袋から取出して使用し、次に乳液を含
浸させたウェットティッシュを他方の封入袋から取り出
して使用することができる。
また、箱体2の中にウェットティッシュを封入した封入
袋とドライティッシュを封入した封入袋とを並列に収納
してもよい。ドライティッシュを収納する場合は開閉蓋
14を設けずに、取出し口を一直線のミシン目により形
成してもよい。更に、箱体2に形成した切離し切込み2
1を開ループとし、−離し切込み21を切離した場合で
も、この部分(切離し切込み21に囲まれた部分)は箱
体2の本体と接続したままとして、切離し切込み21に
囲まれた部分を取出し口の蓋として利用してもよい。
その他の点は前述した第1実施例と同様である。
なお、第14図に示す実施例では袋体1の横方向に開閉
1114を開閉しているが、開閉蓋14を袋体の長手方
向に開閉するようにしてもよい。また、第14図の実施
例では2つの袋体1の長手方向端部を隣接させているが
、幅方向端部を隣接させてもよい。更に、開閉蓋14の
開閉方向に従って箱体2の切離し用切込み21および切
込み51の開閉方向も箱体2の長手方向に開閉し切離す
ようにしてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、クッション部材が開口部を設けた箱体
の内壁に向かって封入袋を付勢しているので、封入袋の
内部に収納された内容物の残mが少なくなっても、封入
袋の取出し口のあるシート面は箱体の内壁と内容物とに
挟まれて緊張した状態となり、開閉蓋の開閉時にも封入
袋の取出し口のあるシート面が波打ったり弛んだりしな
くなり、繰返し確実に開閉蓋を封入袋に貼着し、封入袋
を密封できる。
従って、封入袋に内容物を多1に収納して袋体の厚みが
厚くなる場合でも、内容物の使い初めから消費し尽くす
まで、常に開閉蓋の開閉を確実に行うことができる。
また、内容物を消費してその残mが少なくなっても、封
入袋の底がクッション部材により押し上げられ、同時に
内容物も押し上げられるので、内容物に指先が容易に届
き、しかもクッション部材により弾性があるので、ウェ
ットティッシュのような薄い摘み難い内容物でも容易に
摘み上げることができる。
更に、開閉蓋の表面に補強部材を固着した場合は、開閉
蓋がその開閉時に波打つのを防止されているので、封入
袋の取出し四周辺のシート面と開閉蓋との間に隙間がで
きずに、より一層確実に繰返し密封することができる。
しかも、開閉蓋には補強部材が固着されているので、開
閉蓋が厚手のものとなることから、しっかりした開閉蓋
となり、射出成形品の蓋のヒンジ効果と同様の機能を呈
し、使用時の開閉操作が開閉蓋の一部を摘むだけで極め
て簡単に行える。加えて密閉性の点でもより確実になる
また、封入袋の取出し口または該取出し口を形成するた
めの切離し用切込み付近の封入袋の本体のシート面を箱
体に固着した場合は、封入袋が箱体内で移動することが
完全に防止され、封入袋の取出し口と箱体の開口部とが
常に一致した位置に凍たれる。しかも、封入袋の取出し
口付近のシート面はクッション部材との相乗効果により
、より一層確実に緊張状態を保つことができ、従って1
、封入袋の内部に収納された内容物の残量に関係なく、
常に内容物が一杯入っている使い初めの時と同じような
状態に保たれ、開閉蓋の開閉、密封および内容物の取出
しが容易に行える。
更に、クッション部材を箱体内に収納しただけでなく、
開閉蓋の表面に補強部材を固着し且つ封入袋の本体のシ
ート面を箱体に固着した場合は、補強部材により開rg
I蓋がその開閉時に波打つのを防止されるので、前述の
ように取出し口を設けた封入袋のシート面がクッション
部材の作用および箱体への固着により緊張状態を保って
いることの相乗効果により、封入袋のシート面と開閉蓋
との間に隙間ができずに一層確実に繰返し密封すること
ができる。
このように、本発明の包装体は開閉蓋付きの封入袋に内
容物を収納して、開閉蓋の開閉を確実に行えるようにし
たので、ウェットティッシュに限らず少量ずつまたは少
数ずつ消費するようなものを収納するに適しており、保
存性、防塵性、防菌性、気密性または液密性に優れてい
る。
また、本発明の包装体は、箱体に封入袋とクッション部
材を収納するだけでよく、従来のようにブロー成形とか
真空成形を行わず、製袋加工および製函工程などの工程
において簡単に且つ生産効率よく製造でき、しかも、収
納容器の原料代も安価であり、非常に経済的に生産でき
る。
包装形態が箱状であるので、積重ね易く、しがも積重ね
ても内容物は変形したり、崩れたりしない。そして、収
納効率が高いので、取扱が容易であり、商品の輸送、保
管、陳列等を行い易い。消費者が包装体の内容物の一部
を使用し、残りの内容物を保管する場合も、整理整頓し
易い。例えば、釘等も安全に保管できる。
また、菓子類−は箱や袋を一旦開けてしまった後でも、
′再び完全に密封することができるので、湿気たり乾燥
したりしないで、しかも衛生的に保存できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の包装体の一実施例を示す斜視図、第2
図は第1図の■−■線に沿った断面図1、第3図は第1
図に示した実施例の使用状態を示す斜視図、第4図は本
発明の包装体の第2実施例を示す斜視図、第5図は第4
図のv−vIaに沿った断面図、第6図は第4図に示し
た実施例の使用直前の状態を示す斜視図、第7図は第4
図に示した第2実施例の使用状態を示す斜視図、第8図
は本発明の包装体の第3実施例を示す断面図、第9図本
発明の包装体の第4実施例を示す斜視図、第10図は第
9図のX−X線に沿った断面図、第11図は本発明の包
装体の第5実施例を示す斜視図、第 12図は本発明の
包装体の第6実施例を示す斜視図、第13図は本発明の
包装体の第7実施例を示す断面図、第14図は本発明の
包装体の第8実施例を示す斜視図である。 1・・・封入袋、     2・・・箱体、3・・・内
容物(ウェットティッシュ)、4・・・接着剤、   
  5・・・補強部材、6・・・クッション部材、11
・・・袋体本体、12・・・取出し口、   13・・
・切離し用切込み、14・・・開閉蓋、    15・
・・接着剤、21・・・切離し用切込み、22・・・開
口部、51・・・切込み、    52・・・繋がり部
、53.54・・・罫線。 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、柔軟なシートから形成された封入袋、クッション部
    材および箱体から構成され、前記封入袋の内部には内容
    物が収納され、該封入袋は取出し口または該取出し口を
    形成するための切離し用切込み、および前記取出し口ま
    たは取出し口を形成するための切離し用切込みを覆い且
    つ感圧接着剤により繰返し開封・密封可能な可撓性のシ
    ート状開閉蓋を有しており、前記箱体は前記封入袋の取
    出し口または取出し口を形成するための切離し用切込み
    よりも大きな開口部または該開口部を形成するための切
    離し用切込みを備えており、前記封入袋およびクッショ
    ン部材が箱体に収納されており、前記箱体の開口部内ま
    たは該開口部を形成するための切離し用切込みに囲まれ
    た領域内に、前記封入袋の取出し口または取出し口を形
    成するための切離し用切込みが位置し且つ前記クッショ
    ン部材が封入袋の取出し口と反対側において封入袋と箱
    体との間に位置していることを特徴とする包装体。 2、前記封入袋のシート状開閉蓋には該開閉蓋が波打つ
    のを防止するための補強部材が固着されていることを特
    徴とする請求項1記載の包装体。 3、前記封入袋の取出し口または該取出し口を形成する
    ための切離し用切込み付近の封入袋の本体のシート面が
    箱体に固着されていることを特徴とする請求項1記載の
    包装体。 4、前記封入袋のシート状開閉蓋に該開閉蓋が波打つの
    を防止するための補強部材が固着され、前記封入袋の取
    出し口または該取出し口を形成するための切離し用切込
    み付近の封入袋の本体のシート面が箱体に固着されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の包装体。
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