JPH07308481A - 全自動洗濯機 - Google Patents

全自動洗濯機

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Publication number
JPH07308481A
JPH07308481A JP6103598A JP10359894A JPH07308481A JP H07308481 A JPH07308481 A JP H07308481A JP 6103598 A JP6103598 A JP 6103598A JP 10359894 A JP10359894 A JP 10359894A JP H07308481 A JPH07308481 A JP H07308481A
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JP
Japan
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weight
rotation
laundry
washing
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Application number
JP6103598A
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English (en)
Inventor
Tetsukazu Tanaka
徹和 田中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動系の偏りやばらつき等に起因して、洗濯
物量判断手段による洗濯物の重量判断結果が毎回ばらつ
くことを極力防止する。 【構成】 本発明の全自動洗濯機は、回転槽内に設けら
れた撹拌体の回転数を検知する回転センサを備え、そし
て、回転槽を複数の回転位置に停止させると共に、回転
槽が停止した各停止位置においてそれぞれ撹拌体を回転
させることにより、回転センサによって検知された各停
止位置の検知回転数、例えばそれらの合計値や平均値や
最大値等に基づいて回転槽内に投入された洗濯物の重量
を判断する洗濯物量判断手段を備える構成としたもので
ある。これにより、回転センサの検知回転数がばらつく
ことがあったとしても、そのばらつきを平均化すること
ができるから、重量判断結果がばらつくことを極力防止
できるのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外槽内に洗濯兼脱水用
の回転槽を回転可能に設けると共に、回転槽内に撹拌体
を回転可能に設けて成る全自動洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の全自動洗濯機においては、回転
槽内に洗濯物が投入された状態でモータを短時間通電駆
動して撹拌体を回転させることにより、該撹拌体にかか
る負荷の大きさを検知して投入された洗濯物の重量を判
断するように構成されたものがある。この構成の場合、
具体的には、撹拌体の回転数、即ち、洗濯及び脱水運転
用のモータの回転数を検知する回転センサを設け、モー
タを短時間通電駆動したときに回転センサにより検知し
た検知回転数に基づいて撹拌体にかかる負荷の大きさつ
まり洗濯物の重量を判断するようにしている。そして、
この洗濯物の重量の判断処理は、洗濯運転の最初に実行
するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、洗
濯運転を実行する毎に洗濯物の重量の判断処理が行なわ
れるようになっているが、洗濯物の重量の判断結果が毎
回かなりばらつくという欠点があった。このため、本発
明者は、洗濯物の重量の判断結果がばらつく原因を探求
してみた。この原因探求により、次に述べることがわか
った。即ち、回転槽を異なる複数の回転位置に停止さ
せ、それら各停止位置において、同じ重量の洗濯物を投
入した状態で、撹拌体を短時間回転させて重量検知処理
を実行してみると、重量検知結果にかなりばらつきが発
生することがわかった。このため、本発明者は、回転槽
及び撹拌体を回転駆動するための駆動系の構造に着目し
てみた。この駆動系は、外槽の外底部の周縁部に配設さ
れた洗濯及び脱水運転用のモータと、外槽の外底部の中
心部に配設された駆動機構部と、モータの回転力を駆動
機構部に伝達するベルト伝達機構とから構成されてい
る。
【0004】ここで、駆動機構部は、モータの回転力を
洗い及びすすぎ時に撹拌体だけに減速して伝えて低速回
転させ、また、脱水時に回転槽及び撹拌体に伝えて両者
を一体に高速回転させるように構成されている。上記駆
動機構部は、具体的には、図9に示すように、減速装置
1、クラッチ機構2、ブレーキ装置3等から構成されて
いる。そして、上記駆動機構部において、回転槽を回転
駆動するための脱水軸4は、上部中空軸5と下部中空軸
6とをブレーキドラム7により連結一体化して構成され
ている。上部中空軸5は上部ケース8に軸受9を介して
回転可能に支持され、下部中空軸6は下部ケース10に
軸受11を介して回転可能に支持されている。
【0005】また、上記ブレーキドラム7内には、減速
装置1が設けられている。この減速装置1の入力軸であ
る駆動軸12は、下部中空軸6内に軸受メタル13、1
4を介して回転可能に挿通されていると共に、下端部に
ベルト伝達機構のプーリ15が連結されている。このプ
ーリ15とモータの回転軸に取付けられたプーリとの間
に、ベルトが掛けられている。また、上記減速装置1の
出力軸である撹拌軸16は、上部中空軸5内に軸受メタ
ル17、18を介して回転可能に挿通されていると共
に、上端部に撹拌体が連結されている。
【0006】ここで、本発明者は、駆動軸12を支持す
る軸受メタル13、14が、製品ばらつきや組立ばらつ
き等により偏心していること、即ち、中心がずれている
ことに気が付いた。そして、駆動軸12の下端部が、ベ
ルトのテンションにより一方向へ引っ張られているた
め、軸受メタル13、14の回転位置(即ち回転槽の回
転位置)によっては軸受メタル13、14に駆動軸12
がかむような感じになり、駆動軸12を回動駆動するた
めに必要な駆動力がかなり大きく変動することがわかっ
た。即ち、軸受メタル13、14が偏心していることと
駆動軸12の下端部がベルトにより引っ張られているこ
ととが、洗濯物の重量判断結果がばらつく原因であるこ
とがわかった。しかし、このような駆動系の原因を直接
除去することは、機械的にかなり困難なことである。こ
のため、本発明者は、上記駆動系の原因を残したままで
重量判断結果のばらつきを極力小さくできないものかと
考えたのである。
【0007】そこで、本発明の目的は、駆動系の機械的
構成を変更することなく、洗濯物量判断手段による洗濯
物の重量判断結果が毎回ばらつくことを極力防止できる
全自動洗濯機を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の全自動洗濯機
は、外槽内に回転槽を回転可能に設けると共に、前記回
転槽内に撹拌体を回転可能に設けて成る全自動洗濯機に
おいて、前記撹拌体の回転数を検知する回転センサを備
え、そして、前記回転槽を複数の回転位置に停止させる
と共に、前記回転槽が停止した各停止位置においてそれ
ぞれ前記撹拌体を回転させることにより、前記回転セン
サによって検知された各停止位置の検知回転数に基づい
て前記回転槽内に投入された洗濯物の重量を判断する洗
濯物量判断手段を備えたところに特徴を有する。
【0009】この構成の場合、前記洗濯物量判断手段
は、前記回転センサによって検知された各停止位置の検
知回転数の合計値、平均値または最大値に基づいて洗濯
物の重量を判断するように構成することが好ましい。ま
た、前記洗濯物量判断手段は、前記回転センサによって
検知された各停止位置の検知回転数のうちの最小値を除
いた検知回転数の合計値または平均値に基づいて洗濯物
の重量を判断する構成とすることも好ましい。更に、前
記洗濯物量判断手段は、前記回転槽を複数の回転位置に
停止させるに際して、前記回転槽の最初の停止位置と最
後の停止位置とが成す角度がほぼ180度程度になるよ
うに前記回転槽を回転させるように構成することもより
一層好ましい。
【0010】
【作用】上記手段によれば、回転槽を複数の回転位置に
停止させると共に、回転槽が停止した各停止位置におい
てそれぞれ撹拌体を回転させることにより、回転センサ
によって検知された各停止位置の検知回転数に基づいて
回転槽内に投入された洗濯物の重量を判断する構成とし
た。これにより、駆動系の偏りやばらつき(軸受メタル
の偏心やベルトによる引っ張り)等に起因して、回転槽
の回転停止位置によって洗濯物の重量判断結果、具体的
には、回転センサの検知回転数がばらつくことがあった
としても、そのばらつきを平均化したり、或いは、ばら
ついた検知回転数の中から最も好ましい検知回転数、即
ち、重量判断結果を選択したりすることが可能となるか
ら、洗濯物量判断手段による洗濯物の重量判断結果がば
らつくことを極力防止できのである。
【0011】また、上記構成の場合、回転センサによっ
て検知された各停止位置の検知回転数のうちの最小値を
除いた検知回転数の合計値または平均値に基づいて洗濯
物の重量を判断する構成とすると、最も好ましくない検
知回転数、具体的には、そのうちの最小値を除去できる
から、洗濯物の重量判断結果を正確なものにすることが
できる。
【0012】更に、回転槽を複数の回転位置に停止させ
るに際して、回転槽の最初の停止位置と最後の停止位置
とが成す角度がほぼ180度程度になるように回転槽を
回転させるように構成すれば、回転槽の複数の停止位置
において回転センサにより検知された検知回転数には、
最も好ましくない検知回転数が確実に含まれるようにな
る。このため、上記複数の検知回転数に基づいて洗濯物
の重量判断を行えば、それだけ洗濯物の重量判断結果が
平均化されるから、重量判断結果が毎回ばらつくことを
極力防止できるのである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図1
ないし図4を参照しながら説明する。まず、全自動洗濯
機の全体構成を示す図2において、外箱21内には、水
溜め用の外槽22が弾性吊持用のつり棒機構23を介し
て揺動可能に配設されている。上記外槽22内には、洗
濯槽であると共に脱水槽である回転槽24が回転可能に
設けられている。この回転槽24の内底部には、撹拌体
25が回転可能に設けられている。
【0014】上記外槽22の外底部には、その周縁部に
洗濯及び脱水運転用のモータ26が配設され、中心部に
駆動機構部27が配設されている。そして、モータ26
の回転力は、ベルト伝達機構28により駆動機構部27
へ伝達されるように構成されている。上記駆動機構部2
7は、減速装置、クラッチ機構、ブレーキ装置等から構
成されており、洗い及びすすぎ時にモータ26の回転力
を撹拌体25だけに減速して伝えてこれを低速回転さ
せ、また、脱水時にモータ26の回転力を回転槽24及
び撹拌体25に伝えて両者を一体に高速回転させる構成
となっている。上記駆動機構部27の具体的構成は、図
9に示す従来構成と同一の構成に構成されている。
【0015】また、上記モータ26には、該モータ26
の回転軸の回転数(回転角度)を検知するための回転セ
ンサ29(図3参照)が設けられている。この回転セン
サ29は、例えばロータリエンコーダからなり、モータ
26の回転軸の回転に応じてパルス信号を発生するよう
に構成されている。この場合、回転センサ29は、モー
タ26の回転軸が1回転すると、予め決まった数のパル
スが発生されるように構成されており、該回転センサ2
9から出力されるパルス数によって、モータ26(の回
転軸)の回転数ひいては撹拌体25の回転数を検知可能
な構成となっている。
【0016】尚、外槽22の底部後部には、排水口30
及びエアトラップ31が設けられていると共に、上記排
水口30を開閉する排水弁32が設けられている。上記
エアトラップ31には、水位センサ33(図3参照)が
エアチューブ34を介して接続されている。また、外箱
21の上部には、トップカバー35が装着されており、
このトップカバー35内に上記水位センサ33及び給水
弁36(図3参照)が配設されている。
【0017】一方、電気的構成を示す図3において、制
御回路である例えばマイクロコンピュータ37は、洗い
行程、すすぎ行程及び脱水行程からなる各種の洗濯運転
を自動的に実行制御するための制御プログラムを記憶し
ている。このマイクロコンピュータ37が、洗濯物量判
断手段としての機能を有している。上記マイクロコンピ
ュータ37は、回転センサ29からの回転数検出信号、
水位センサ33からの水位検出信号、操作パネルに設け
られた各種スイッチを有してなるスイッチ入力部38か
らの各種スイッチ信号を受けるように構成されている。
そして、マイクロコンピュータ37は、モータ26、排
水弁32、給水弁36、並びに、操作パネルに設けられ
た各種の表示器を有してなる表示部39を駆動回路40
を介して駆動制御するように構成されている。
【0018】次に、上記構成の作用を図1及び図4も参
照して説明する。図1のフローチャートは、マイクロコ
ンピュータ37に記憶された制御プログラムの制御のう
ちの洗濯物の重量判断処理部分の制御内容を示してい
る。さて、使用者が洗濯物を回転槽24内に投入すると
共に、洗濯コース等の運転条件を設定した後、スタート
スイッチを操作すると、洗濯運転が開始される。具体的
には、まず、回転槽24内に給水しない状態で、回転槽
24内に投入された洗濯物の重量を検知判断する重量判
断処理が実行される。この場合、最初に、図1のステッ
プS1において、1回目の重量検知処理を行う。
【0019】この1回目の重量検知処理では、具体的に
は、図4に示すように、モータ26を正転方向へ0.2
秒通電駆動した後、0.8秒断電し、続いて、モータ2
6を反転方向へ0.2秒通電駆動した後、0.8秒断電
するという1サイクルの通電制御を、続けて2サイクル
分実行するように構成されている。そして、上記2サイ
クル分の通電制御時に、回転センサ29から発生するパ
ルスの数を、実際には、1サイクル目の逆転時から後の
パルス数を積算し、この積算値Dsを検知回転数のデー
タa1 として記憶する構成となっている。
【0020】続いて、回転槽24を予め決めた回転角度
例えば約60度程度回動させる(ステップS2)。具体
的には、駆動機構部27のブレーキ装置の制動を解除す
ると共に、モータ26を0.3〜0.5秒程度通電する
ことにより、回転槽24及び撹拌体25を約60度程度
回動させた後、ブレーキ装置により回転槽24を制動し
て停止させるように構成している。そして、ステップS
3へ進み、2回目の重量検知処理を行う。この2回目の
重量検知処理においては、上記した1回目の重量検知処
理と同じ検知動作を行う。即ち、図4に示すように、2
サイクル分の通電制御を行なうと共に、上記2サイクル
分の通電制御時に、回転センサ29から発生するパルス
の数を積算し、この積算値Dsを検知回転数のデータa
2 として記憶する。
【0021】この後、回転槽24を更に約60度程度回
動させる(ステップS4)。この場合、上記ステップS
2の回動処理の場合と同様にして、モータ26を0.3
〜0.5秒程度通電することにより、回転槽24を回動
させる(この回動の結果、回転槽24は最初の回転位置
から約120度回動している)。続いて、ステップS5
へ進み、3回目の重量検知処理を行う。この3回目の重
量検知処理においては、上記した1回目または2回目の
重量検知処理と同じ検知動作を行い、2サイクル分の通
電制御時に回転センサ29から発生するパルスの数を積
算し、この積算値Dsを検知回転数のデータa3 として
記憶する。
【0022】そして、回転槽24を更に約60度程度回
動させる(ステップS6)。この場合、上記ステップS
2の場合と同様にして、モータ26を0.3〜0.5秒
程度通電することにより、回転槽24を回動させる(こ
の回動の結果、回転槽24は最初の回転位置から約18
0度程度回動している)。続いて、ステップS7へ進
み、4回目の重量検知処理を行う。この4回目の重量検
知処理においても、上記した1、2、3回目の重量検知
処理と同じ検知動作を行い、2サイクル分の通電制御時
に回転センサ29から発生するパルスの数を積算し、こ
の積算値Dsを検知回転数のデータa4 として記憶す
る。
【0023】続いて、上記4回の重量検知処理により得
られた検知回転数のデータa1 、a2 、a3 、a4 に基
づいて重量判定データAを算出する(ステップS8)。
具体的には、4個のデータa1 、a2 、a3 、a4 の合
計値を重量判定データAとする(A=a1 +a2 +a3
+a4 )。そして、ステップS9へ進み、上記重量判定
データAにより回転槽24内に投入された洗濯物の重量
を例えば3または4段階で判断し、この判断した重量に
適した水位や洗濯運転時間や洗剤量等の洗濯条件を自動
的に設定するようになっている。そして、操作パネルの
表示器に洗剤量を表示して、使用者に洗剤を投入させ、
以下、周知の洗い行程、すすぎ行程、脱水行程を順次自
動的に実行するように構成されている。
【0024】このような構成の本実施例によれば、回転
槽24を複数である例えば4か所の回転位置に停止させ
ると共に、回転槽24が停止した各停止位置においてそ
れぞれモータ26を2サイクル分通電して撹拌体25を
回転させることにより、回転センサ29によって検知さ
れた各停止位置の検知回転数のデータa1 、a2 、a3
、a4 に基づいて、具体的には、それらの合計値A=
a1 +a2 +a3 +a4に基づいて回転槽24内に投入
された洗濯物の重量を判断する構成とした。これによ
り、駆動系の駆動機構部27の偏りやばらつき、並び
に、ベルト伝達機構28による引っ張り等に起因して、
回転槽24の回転位置によって洗濯物の重量判断結果、
具体的には、回転センサ29の検知回転数がばらつくこ
とがあったとしても、そのばらつきを平均化することが
可能となるから、洗濯物の重量判断結果が毎回ばらつく
ことを極力防止できる。そして、この場合、駆動系の機
械的構成は従来構成と同じであって何等変更しておら
ず、また、マイクロコンピュータ37の制御(プログラ
ム)を変更するだけであるので、製造コストが上昇する
こともほとんどない。
【0025】また、上記実施例では、回転槽24を4か
所の回転位置に停止させるに際して、回転槽24の最初
の停止位置と最後の停止位置とが成す角度がほぼ180
度程度になるように回転槽24を回転させるように構成
したので、回転槽24の4か所の回転停止位置において
回転センサ29により検知された検知回転数のデータa
1 、a2 、a3 、a4 には、最も好ましくない検知回転
数が確実に含まれるようになる。このため、上記4か所
の検知回転数に基づいて洗濯物の重量判断を行えば、そ
れだけ洗濯物の重量判断結果が平均化されるから、それ
だけ重量判断結果がばらつくことを防止できるのであ
る。
【0026】図5は本発明の第2の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。この第
2の実施例では、4個のデータa1 、a2 、a3 、a4
の合計値の代わりに、4個のデータa1 、a2 、a3 、
a4 の平均値を重量判定データAとしている。具体的に
は、第1の実施例の図1のステップS8に代えて、図5
のステップS81を実行するように構成されており、こ
のステップS81では、次の計算式 A=(a1 +a2 +a3 +a4 )/4 によって重量判定データAを算出している。従って、こ
の第2の実施例においても、第1の実施例とほぼ同様な
作用効果を得ることができる。
【0027】図6は本発明の第3の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。この第
3の実施例では、4個の検知回転数のデータa1 、a2
、a3 、a4 の合計値の代わりに、4個のデータa1
、a2 、a3 、a4 の中の最大値を重量判定データA
としている。具体的には、第1の実施例の図1のステッ
プS8に代えて、図6のステップS82を実行するよう
に構成されている。この場合、検知回転数のデータが最
大になるのは、モータ26が最も回転し易い状態、即
ち、駆動系にかかる負荷が最小のときであるから、この
最大値によって洗濯物の重量を判断すれば、その重量判
断は最も正確なものとなるのである。従って、この第3
の実施例においても、第1の実施例とほぼ同様な作用効
果を得ることができる。
【0028】図7は本発明の第4の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。この第
4の実施例では、4個の検知回転数のデータa1 、a2
、a3 、a4 の合計値の代わりに、4個のデータa1
、a2 、a3 、a4 の中から最小値を除いたものの合
計を算出し、その合計値を重量判定データAとしてい
る。具体的には、第1の実施例の図1のステップS8に
代えて、図7のステップS83を実行するように構成さ
れている。この場合、検知回転数のデータが最小になる
のは、モータ26が最も回転し難い状態、即ち、駆動系
にかかる負荷が最大のときであるから、この最小値によ
って洗濯物の重量を判断すれば、その重量判断は最も偏
った不正確なものとなる。このため、上記最小値を除い
たものの合計値を重量判定データAとすれば、この重量
判定データAは正確且つばらつきの少ないデータとなる
のである。従って、この第4の実施例においても、第1
の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
【0029】図8は本発明の第5の実施例を示すもので
あり、第4の実施例と異なるところを説明する。この第
5の実施例では、4個の検知回転数のデータa1 、a2
、a3 、a4 の中から最小値を除いたものの合計を算
出し、その合計値を重量判定データAとする代わりに、
4個のデータa1 、a2 、a3 、a4 の中から最小値を
除いたものの平均を算出し、その平均値を重量判定デー
タAとしている。具体的には、第4の実施例の図7のス
テップS83に代えて、図8のステップS84を実行す
るように構成されている。従って、この第5の実施例に
おいても、第4の実施例とほぼ同様な作用効果を得るこ
とができる。
【0030】尚、上記各実施例では、回転槽24を4か
所の回転位置に停止させる構成としたが、これに限られ
るものではなく、回転槽24を2か所または3か所の回
転位置、或いは5か所以上の回転位置に停止させる構成
としても良い。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、回転槽を複数の回転位置に停止させると共に、回転
槽が停止した各停止位置においてそれぞれ撹拌体を回転
させることにより、回転センサによって検知された各停
止位置の検知回転数に基づいて回転槽内に投入された洗
濯物の重量を判断する構成としたので、駆動系の偏りや
ばらつき等に起因して洗濯物の重量判断結果がばらつく
ことがあったとしても、そのばらつきを平均化したりす
ることが可能となるから、洗濯物の重量判断結果が毎回
ばらつくことを極力防止できるという優れた効果を奏す
る。
【0032】この構成の場合、具体的には、洗濯物量判
断手段は、回転センサによって検知された各停止位置の
検知回転数の合計値、平均値または最大値に基づいて洗
濯物の重量を判断するように構成することが好ましい。
また、洗濯物量判断手段は、前記回転センサによって検
知された各停止位置の検知回転数のうちの最小値を除い
た検知回転数の合計値または平均値に基づいて洗濯物の
重量を判断する構成とすれば、最も好ましくない検知回
転数、具体的には、そのうちの最小値を除去できるか
ら、洗濯物の重量判断結果を一層正確なものにすること
ができる。更に、回転槽を複数の回転位置に停止させる
に際して、回転槽の最初の停止位置と最後の停止位置と
が成す角度がほぼ180度程度になるように回転槽を回
転させるように構成すれば、回転槽の複数の停止位置に
おいて回転センサにより検知された検知回転数には、最
も好ましくない検知回転数が確実に含まれるようにな
り、これら複数の検知回転数に基づいて洗濯物の重量判
断を行えば、それだけ洗濯物の重量判断結果が平均化さ
れるから、重量判断結果がばらつくことをより一層防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すフローチャート
【図2】全自動洗濯の縦断側面図
【図3】ブロック図
【図4】重量検知処理時のモータの通断電等を示すタイ
ムチャート
【図5】本発明の第2の実施例を示すフローチャートの
一部分
【図6】本発明の第3の実施例を示すフローチャートの
一部分
【図7】本発明の第4の実施例を示すフローチャートの
一部分
【図8】本発明の第5の実施例を示すフローチャートの
一部分
【図9】従来構成を示す駆動機構部の縦断側面図
【符号の説明】
21は外箱、22は外槽、24は回転槽、25は撹拌
体、26はモータ、27は駆動機構部、28はベルト伝
達機構、29は回転センサ、37はマイクロコンピュー
タ(洗濯物量判断手段)を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外槽内に回転槽を回転可能に設けると共
    に、前記回転槽内に撹拌体を回転可能に設けて成る全自
    動洗濯機において、 前記撹拌体の回転数を検知する回転センサと、 前記回転槽を複数の回転位置に停止させると共に、前記
    回転槽が停止した各停止位置においてそれぞれ前記撹拌
    体を回転させることにより、前記回転センサによって検
    知された各停止位置の検知回転数に基づいて前記回転槽
    内に投入された洗濯物の重量を判断する洗濯物量判断手
    段とを備えたことを特徴とする全自動洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記洗濯物量判断手段は、前記回転セン
    サによって検知された各停止位置の検知回転数を合計す
    ると共に、この合計値に基づいて洗濯物の重量を判断す
    ることを特徴とする請求項1記載の全自動洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記洗濯物量判断手段は、前記回転セン
    サによって検知された各停止位置の検知回転数を平均す
    ると共に、この平均値に基づいて洗濯物の重量を判断す
    ることを特徴とする請求項1記載の全自動洗濯機。
  4. 【請求項4】 前記洗濯物量判断手段は、前記回転セン
    サによって検知された各停止位置の検知回転数のうちの
    最大値に基づいて洗濯物の重量を判断することを特徴と
    する請求項1記載の全自動洗濯機。
  5. 【請求項5】 前記洗濯物量判断手段は、前記回転セン
    サによって検知された各停止位置の検知回転数のうちの
    最小値を除いた検知回転数の合計値または平均値に基づ
    いて洗濯物の重量を判断することを特徴とする請求項1
    記載の全自動洗濯機。
  6. 【請求項6】 前記洗濯物量判断手段は、前記回転槽を
    複数の回転位置に停止させるに際して、前記回転槽の最
    初の停止位置と最後の停止位置とが成す角度がほぼ18
    0度程度になるように前記回転槽を回転させることを特
    徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の全自動洗
    濯機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100421885B1 (ko) * 2001-11-29 2004-03-09 엘지전자 주식회사 전자동 세탁기 및 그 속도 표시방법
CN103266449A (zh) * 2013-04-26 2013-08-28 无锡小天鹅股份有限公司 洗衣机衣物称重的方法及洗衣机
CN103266448A (zh) * 2013-04-26 2013-08-28 无锡小天鹅股份有限公司 一种洗衣机及其衣物称重的方法
JP2015198913A (ja) * 2014-04-01 2015-11-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機の制御方法、洗濯機、及び、サーバ

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