JPH07307888A - イメ−ジセンサ−の出力装置 - Google Patents

イメ−ジセンサ−の出力装置

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JPH07307888A
JPH07307888A JP6336760A JP33676094A JPH07307888A JP H07307888 A JPH07307888 A JP H07307888A JP 6336760 A JP6336760 A JP 6336760A JP 33676094 A JP33676094 A JP 33676094A JP H07307888 A JPH07307888 A JP H07307888A
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貞雄 村松
Yukifumi Hashiba
幸文 橋場
Yuichi Ikeda
祐一 池田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入射した光の度合やコントラストに影響され
ずに高輝度のイメ−ジ信号を出力させることができるイ
メ−ジセンサ−の出力装置を提供すること。 【構成】 検出回路26、27によってセンサ−アレイ
21に入射した光の最も強い部分光と最も弱い部分光と
を検出する。そして、モニタ動作は、上記検出回路2
6、27が出力する最大光検出信号と最小光検出信号と
を入力させた差動増幅回路33から、これら信号の差信
号をモニタ信号として出力させ、このモニタ信号に応じ
てこの差動増幅回路33の増幅度を設定する。その後、
セレクタ回路32によって最大光検出信号に換えてセン
サ−信号を差動増幅回路に入力させ、この差動増幅回路
33よりセンサ−信号と最小光検出信号との差信号をイ
メ−ジ信号として出力させる構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、写真撮影用カメラの
焦点検出装置などとして利用するところのイメ−ジセン
サ−の出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オ−トフォ−カス機能を有する最近のカ
メラは被写体光をイメ−ジセンサ−に入射させ、このビ
デオ信号(撮像信号)から合焦検出を行なうようになっ
ている。
【0003】イメ−ジセンサ−としてはCCD素子を使
用したものが多く、一般には、イメ−ジセンサ−の受光
面に設けた基準領域と参照領域とに被写体像を結像さ
せ、基準領域の像に対して参照領域の像を一致させるこ
とにより合焦点を検出する、いわゆる位相差検出方式、
また、合焦時にはイメ−ジセンサ−に結像された被写体
像のコントラストが最大になることを利用した、いわゆ
るコントラスト検出方式が採用されている。
【0004】図12は従来例として示したイメ−ジセン
サ−のブロック図を示している。イメ−ジセンサ−は公
知のCCD素子であり、基準領域と参照領域とを有する
センサ−アレイ11、リセットゲ−ト12、シフトゲ−
ト13、CCDシフトししレジスタ14によって構成さ
れ、また、イメ−ジセンサ−は接近させて設けたモニタ
用センサ−15によるモニタ電圧Vmにより図14に示
した如く電荷蓄積時間が定められる。
【0005】すなわち、モニタ電圧Vmは図13に示す
如く、センサ−アレイ11と共にリセットパルスφrを
入力してアンプ16より出力し、このモニタ電圧Vmが
予め定められた設定電圧Vtに達するまでの間にセンサ
−アレイ11が電荷を蓄積する。
【0006】このように蓄積した電荷量はシフトパルス
φsの入力によりCCDシフトレジスタ14に移された
後、転送パルスφ1、φ2にしたがいこのシフトレジスタ
14から順次送り出されてプリアンプ17よりビデオ信
号電圧Vosが出力する。
【0007】このビデオ信号電圧Vosはアンプ18よ
り出力する補償電圧Vcsと比較し、その差電圧をA/
D変換器によってデジタル変換して信号処理回路に送り
測距演算を行なう構成となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来例のよう
な場合、モニタ用センサ−15がセンサ−アレイ11上
の基準領域における平均的な輝度分布をモニタするた
め、センサ−アレイ11にコントラスト比の高い像が投
影されたとき、また、画素の一部分に強い光が当つてい
るときなどには、図15に示す電荷量曲線Aより分かる
通り、一部分の画素が飽和してしまい正確なビデオ信号
電圧Vosが得られず、測距演算結果に誤差が現われ
る。
【0009】この飽和を避けるために、モニタ電圧Vm
の設定電圧Vtを低いレベルに定めることが考えられる
が、このようにすると、コントラスト比の低い被写体の
検出の場合に電荷蓄積量が少なくなり、ビデオ信号電圧
VosのS/N比が悪くなると共に、飽和領域から充分
余裕をもったレベルで電荷蓄積量を制限することとな
り、イメ−ジセンサ−の能力を効果的に利用せず、S/
N比の低い状態で使用することになって好ましくない。
【0010】また、上記した従来例の場合、モニタ用セ
ンサ−15がイメ−ジセンサ−と同一の被写体或いは被
写体部所の光を受けないため、被写体によっては意図し
た電荷蓄積量のコントロ−ルができないことがある。
【0011】一方、センサ−アレイ11に投影される被
写体像のコントラスト比が小さい場合には、ビデオ信号
電圧Vosの信号変化成分−(Vmax−Vmin)が
ビデオ信号電圧Vosと補償電圧Vcsとの差電圧−
(Vos−Vcs)の平均電圧に比べて遥かに小さいた
め、高分解能のA/D変換器が必要となる。
【0012】また、図14より分かる通り、平均出力信
号に相当するモニタ電圧Vmがリセットパルスφrの入
力された後より一定の設定電圧Vtに達するまでの時間
をイメ−ジセンサ−の電荷蓄積時間としているので、上
記した差電圧−(Vos−Vcs)の平均電圧が一定な
ものとなり、このような電圧を増幅してA/D変換器に
入力することになる。
【0013】また、被写体の明るさが暗くモニタ電圧V
mが規定時間内に設定電圧Vtに達しないような特殊な
場合には、モニタ電圧Vmのレベルに応じて上記した差
電圧−(Vos−Vcs)を増幅していた。
【0014】このような場合にも、上記差電圧−(Vo
s−Vcs)の平均電圧に応じた増幅度となるため、明
暗差の少ない被写体の場合には有効にA/D変換するこ
とができない。
【0015】また、従来のイメ−ジセンサ−では平均的
に暗い被写体に対して合焦検出を行なう場合、充分なコ
ントラスト比がある場合でも長い電荷蓄積時間を要する
と言う問題があった。
【0016】そこでこの発明は上記したような諸問題を
解決すること、部品点数を可能なる限り少なくして構成
の簡単化を図ることを目的としたイメ−ジセンサ−の出
力装置を提案することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、入射した光の明るさを予めモニタした後
に、このモニタ信号にしたがってイメ−ジ信号を出力さ
せるイメ−ジセンサ−の出力装置において、入射した光
を光電変換してセンサ−信号を出力させるセンサ−手段
と、センサ−に入射した光の最も強い部分光と最も弱い
部分光とを検出し、コントラスト範囲にしたがって検出
信号を出力する検出手段と、上記コントラスト範囲を定
める2つの検出信号を入力させてこれら信号の差信号を
モニタ信号として増幅出力させる差動増幅手段と、上記
コントラスト範囲を定める一つの検出信号に換えて上記
したセンサ−信号を上記の差動増幅手段に入力させる信
号切換手段とを備え、上記信号切換手段によりセンサ−
信号を差動増幅手段に入力させ、センサ−信号と上記し
た検出信号との差信号をイメ−ジ信号として増幅出力さ
せる構成としたことを特徴とするイメ−ジセンサ−の出
力装置を提案する。
【0018】
【作用】イメ−ジセンサ−に入射する光の最も強い部分
光と最も弱い部分光とを検出する検出手段がコントラス
ト範囲を定める2つの検出信号を出力する。そして、モ
ニタ動作のときには、上記した2つの検出信号が差動増
幅手段に入力し、この差動増幅手段が入力した2つの検
出信号の差信号を増幅してモニタ信号を出力する。
【0019】モニタ動作の後に切換手段が動作し、差動
増幅手段に入力する2つの検出信号の一つがセンサ−手
段より出力するセンサ−信号に切換えられ、この差動増
幅手段によってセンサ−信号と一つの検出信号との差信
号が増幅されイメ−ジ信号として出力される。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面に沿って
説明する。図1は本発明をカメラの焦点検出用イメ−ジ
センサ−の出力装置として実施した一例を示すブロック
図で、21はセンサ−アレイ、22はリセットゲ−ト、
23はシフトゲ−ト、24はCCDシフトレジスタであ
り、これらはイメ−ジセンサ−を構成する従来例同様の
ものである。
【0021】このイメ−ジセンサ−が駆動制御回路25
から送られる、リセットパルスφr、シフトパルスφ
s、転送パルスφ1、φ2を入力して動作しビデオ信号V
osを出力することについては既に述べたところであ
る。
【0022】このイメ−ジセンサ−にはセンサ−アレイ
21に入射する光のうち、最も強い光が入射する画素の
蓄積電荷量を電気的に検出する最大光検出回路26と、
最も弱い光が入射する画素の蓄積電荷量を電気的に検出
する最小光検出回路27が設けられている。
【0023】すなわち、センサ−アレイ21には図5
(a)、(b)、図6(a)、(b)、図7(a)、
(b)に示すように蓄積電荷量の最大値と最小値が現れ
るから、この最大値と最小値とを上記した検出回路2
6、27によって検出する。
【0024】図2はこれら検出回路26、27の具体例
を示す回路図である。この具体例では、センサ−アレイ
21の各々の光電素子にゲ−トを接続したNチャンネル
のMOS型FET28a、28b、28c・・・・・・
・・によって、光電素子に蓄積された電荷量をソ−スフ
ォロアとして取り出し最小光に相当するVmin信号を
出力し、また、同様に接続されたPチャンネルのMOS
型FET29a、29b、29c・・・・・・・・より
最大光に相当するVmax信号を出力する構成としてあ
る。
【0025】上記最大光検出回路26によって検出され
たVmax信号はアンプ30を介してサンプル/ホ−ル
ド回路31に送り、ここでサンプリングしたVmax信
号及びホ−ルドされたVmax信号をセレクタ回路32
によって選択し差動増幅回路33に入力する。
【0026】上記最小光検出回路27によって検出され
たVmin信号はアンプ34を介して今一つのサンプル
/ホ−ルド回路35に送り、ここでサンプリングしたV
min信号及びホ−ルドされたVmin信号を差動増幅
回路33に入力する。サンプル/ホ−ルド回路31、3
5は駆動制御回路25より送られるサンプル/ホ−ルド
信号φshを入力して、サンプル状態からホ−ルド状態
に切換わる。
【0027】また、上記したセレクタ回路32は、セレ
クタ信号Selを入力して動作するアナログスイッチで
構成してあり、セレクタ信号SelがHigh電圧とな
ることでVmax信号を、Low電圧となることでアン
プ36を介して送られるCCDシフトレジスタ24から
のビデオ信号Vosを各々選択し差動増幅回路33に入
力させる。
【0028】一方、最大光検出回路26のVmax信号
は比較回路37に送られ、予め定めた比較電圧Vtと比
較される。この比較電圧Vtはセンサ−アレイ21の蓄
積電荷量が飽和に近づいたときのVmax信号を入力し
て比較回路37を反転させるように定めてある。
【0029】すなわち、センサ−アレイ21に入射する
被写体光が明るく、その部分光によって電荷蓄積が飽和
に近づくと、比較回路37がその部分光に応じたVma
x信号により反転する。例えば、Vmax信号がセンサ
−アレイ21の飽和レベルの80%程度となった時、比
較回路37が反転する。
【0030】比較回路37の反転出力はシフトパルス制
御回路38に入力する。このシフトパルス制御回路38
はシフト選択信号Ssを入力して切換わり、この信号S
sがLowレベルであるとき、比較回路37の反転出力
が入力可能となり、この信号SsがHighレベルにな
ると、上記反転出力の入力を阻止し、外部からシフト信
号Esを入力する。そして、反転出力の入力にしたがっ
て、また、シフト信号Esの入力にしたがってシフト制
御信号Scを駆動制御回路25に送る。
【0031】シフト信号Esはモニタ動作によって差動
増幅回路33の増幅度が被写体の明暗差にしたがって設
定された後、後述するマイクロコンピュ−タより送られ
るもので、シフトパルス制御回路38にこのシフト信号
Esを入力してシフト制御信号Scを出力している間は
比較回路37からの反転出力の入力が阻止される。この
状態で駆動制御回路25に送られたシフト制御信号Sc
は適当なパルスに整形され、シフトパルスφsとしてシ
フトゲ−ト23に送られる。
【0032】また、被写体の明暗度によって差動増幅回
路33の増幅度が設定される前、すなわち、モニタ動作
中に比較回路37からの反転出力がシフトパルス制御回
路38に入力したときには、上記同様に駆動制御回路2
5がシフト制御信号Scの入力によって上記同様にシフ
トパルスφsをシフトゲ−ト23に送り、また、シフト
制御信号Scが送られたことをシフトモニタ回路39が
監視する。シフトモニタ回路39は、シフト制御信号S
cを監視してセンサ−アレイ21が次回の電荷蓄積を開
始するまで被写体の明暗差モニタを行なわないように動
作する。
【0033】上記したイメ−ジセンサ−の出力装置は図
3のブロック50のようにマイクロコンピュ−タ60と
の間で各種の信号授受が行なわれる。マイクロコンピュ
−タ60から入力する信号として、既に説明したシフト
選択信号Ss、シフト信号Esの他に、スタ−ト信号S
t、増幅度選択信号Asel、転送制御信号φcntが
ある。スタ−ト信号Stはセンサ−アレイ21の電荷蓄
積の開始を指令する信号である。
【0034】増幅度選択信号Aselは差動増幅回路3
3の増幅度を設定する信号である。転送制御信号φcn
tはCCDシフトレジスタ24を高速で駆動する制御信
号である。通常時には差動増幅回路33の出力信号Vo
がA/D変換できるスピ−ドでこのシフトレジスタ24
の信号取り出しが行なわれるが、ビデオ信号Vosが不
要なときに、このシフトレジスタ24を高速で駆動し、
不要電荷をはき出させる。
【0035】マイクロコンピュ−タ60へ出力する信号
としては差動増幅回路33の出力信号Vo及びA/Dタ
イミング信号Sadがある。出力信号Voは、モニタ動
作時に出力する被写体の明暗差に応じた出力信号−Am
(Vmax−Vmin)と、イメ−ジセンサ−からビデ
オ信号Vosを入力したときの出力信号−As(Vos
−Vmin)とがある。
【0036】A/Dタイミング信号Sadは、CCDシ
フトレジスタ24とマイクロコンピュ−タ60に含むA
/D変換器のタイミングを計る信号で、差動増幅回路3
3の出力信号Voが安定しA/D変換が可能であること
を伝達する信号である。
【0037】次に、上記したイメ−ジセンサ−の出力装
置の動作について図4に示すようなタイムチャ−トを参
照しながら説明する。 (1) モニタによる増幅度の設定 スタ−ト信号StがHigh電圧として入力することに
より駆動制御回路25からは、Low電圧としてリセッ
ト信号φrが出力しセンサ−アレイ21に電荷蓄積を開
始させる。
【0038】駆動制御回路25はスタ−ト信号Stと共
にシフト選択信号SsがLow電圧として入力すること
により、サンプル/ホ−ルド信号φshとセレクト信号
Selが共にHigh電圧として出力する。
【0039】サンプル/ホ−ルド信号φshはサンプル
/ホ−ルド回路31、35を共にサンプルモ−ドに保持
し、また、セレクト信号SelはVmax信号を選択す
るようにセレクト回路32を切換える。
【0040】また、シフトパルス制御回路38がシフト
選択信号Ssを入力して比較回路37からの反転出力を
入力する態勢に移る。なお、差動増幅回路33には各々
の回路構成を考慮して予め定めた増幅度Amに設定する
ように増幅度選択信号Aselを供給する。
【0041】上記の状態でセンサ−アレイ21の電荷蓄
積が進み、最大光検出回路26によって検出されたVm
ax信号と最小光検出回路27によって検出されたVm
in信号が各々サンプル/ホ−ルド回路31、35によ
りサンプリングされ差動増幅回路33に入力する。した
がって、差動増幅回路33からは、 Vm=−Am(Vmax−Vmin)・・・・・・(1) の出力信号Voが送り出される。
【0042】上記の出力信号Vo=VmはA/D変換さ
れてマイクロコンピュ−タ60によってデ−タ処理さ
れ、その出力信号Vo=Vmがこのコンピュ−タ60に
よって予め定められた規定時間内に所定レベルに達した
時、マイクロコンピュ−タ60が演算処理した増幅度選
択信号Aselが図5(c)、図6(c)、図7(c)
に示したモニタ信号Vo=Vmとして送られ、差動増幅
回路33の増幅度Amがセンサ−アレイ21に投影され
た被写体像の明暗差にしたがって一定の増幅度として新
たに増幅度Asが設定される。
【0043】この増幅度Asは、 As=(Vf/Vm)・Am K・・・・・・(2) となるように設定する。なお、VfはA/D変換器のフ
ルスケ−ルである。Kは定数であり、上記したモニタ動
作のときと、以下に述べるビデオ信号Vosを出力させ
るときとのセンサ−アレイ21の特性の違いを考慮して
定めた安全係数であり、0.8程度に定めることが好ま
しい。
【0044】図5(b)、図6(b)、図7(b)のよ
うに蓄積電荷量が少なく上記出力信号Vo=Vmの演算
処理値が規定時間内に所定レベルに達しないときには、
この規定時間の経過によって増幅度選択信号Aselが
送られ、図5(d)、図6(d)、図7(d)に示した
モニタ信号Vo=Vmとして送られ上記出力信号Vo=
Vmの値に応じた増幅度として上記増幅度Asが設定さ
れる。
【0045】この場合、出力信号Vo=Vmのレベルを
判断し、図5(b)、図7(b)のようにA/D変換に
不充分であるときは、差動増幅回路33の出力信号Vo
がA/D変換に適するように増幅度Asが切換えられ
る。増幅度選択信号Aselを3ビットの信号で供給す
ると仮定すれば、増幅度Asは次の表1のようにして設
定することができる。
【0046】
【表1】
【0047】(2) ビデオ信号Vosの出力動作 上記したように、差動増幅回路33の出力信号Vo=V
mが所定レベルに達すると、この増幅回路33が増幅度
Asに設定されると同時に、シフト選択信号SsがLo
w電圧からHigh電圧に変わり、シフトパルス制御回
路38がシフト信号Esを入力する態勢に移り、これ以
後はモニタ動作が再度行なわれるまで比較回路37の反
転出力の入力を禁止する。
【0048】シフト信号Esはシフト選択信号SsがH
igh電圧となった後にマイクロコンピュ−タ60より
送られる正パルス信号であり、この信号Esの入力によ
ってシフトパルス制御回路38より出力されるシフト制
御信号Scが駆動制御回路25に送られ、既に述べたよ
うに、シフトパルスφsが供給され、センサ−アレイ2
1の蓄積電荷がCCDシフトレジスタ24に移される。
【0049】また、シフトパルスφsがシフトゲ−ト2
3に送られると、リセットパルスφrがLow電圧から
High電圧となり、センサ−アレイ21の電荷蓄積が
中止する。すなわち、差動増幅回路33、シフトパルス
制御回路38、マイクロコンピュ−タ60などを含む第
1の回路手段の動作によってセンサ−アレイ21の蓄積
電荷が取り出される。
【0050】このように、シフト信号Esが出力装置に
供給された時、つまり、出力信号Vo=Vmが所定レベ
ルに達した時にセンサ−アレイ21の電荷蓄積が中止さ
れるため、電荷蓄積時間が−(Vmax−Vmin)に
したがって定まり、コントラスト比が高ければ短い時間
となり、コントラスト比が高くなければ長い時間とな
る。
【0051】一方、シフト選択信号SsがLow電圧か
らHigh電圧に変わることで、セレクト信号Selが
High電圧からLow電圧に変わり、セレクタ回路3
2がVmax信号を通過させる状態から、ビデオ信号V
osを通過させるように切換わり、また、サンプル/ホ
−ルド信号φshもHigh電圧からLow電圧に変わ
り、サンプル/ホ−ルド回路31、35がホ−ルド状態
に保持される。
【0052】スタ−ト信号Stは所定時間の経過後にH
igh電圧からLow電圧となり、これと同時に転送パ
ルスφ1、φ2がCCDシフトレジスタ24に入力して、
このシフトレジスタ24のデ−タが順次シリアルに送り
出され、ビデオ信号Vosが出力する。
【0053】これより、差動増幅回路33にはビデオ信
号Vosとホ−ルドされたVmin信号が入力し、その
出力信号Voが Vs=−As(Vos−Vmin)・・・・・・・(3) として出力される。この出力信号Vo=Vsは転送パル
スφ1、φ2に同期して1画素づつ順次出されA/D変換
器に送られ、A/D変換された画素デ−タが記憶演算部
に順次記憶される。
【0054】測距演算に必要な全画素デ−タが記憶演算
部に格納されると、モニタ増幅度Amを再度設定し、上
記したモニタ動作に移る。なお、図4において、Tiは
電荷蓄積時間、TsはCCDシフトレジスタ24からの
電荷信号取り出し時間、Toは演算処理時間を示し、T
2は第2回目の電荷蓄積時間である。
【0055】上記(2)、(3)式より分かる通り、被
写体の最大明暗差にしたがう増幅度Asでビデオ信号V
osとVmin信号との差が増幅されるので、明暗差の
小さい場合には増幅度Asを大きく、明暗差の大きい場
合には増幅度Asが小さくなる結果、明暗差の小さい被
写体のときでも出力信号Vsが極めて高精度でA/D変
換されるようになる。
【0056】例えば、フルスケ−ル4VのA/D変換器
を使用したとすれば、(Vmax−Vmin)が100
mVのときは増幅度As=40、(Vmax−Vmi
n)が500mVのときは増幅度As=8として−(V
os−Vmin)信号を増幅する。
【0057】また、ビデオ信号Vosは図9に示すよう
に現れるが、このビデオ信号Vosをそのまま増幅する
ことなく、−(Vos−Vmin)信号として真の信号
変化成分のみを増幅するので、信号の変化を高精度で捕
らえることができる。
【0058】例えば、100:90の被写体光を100
の分解能でA/D変換しても90〜100の信号を得る
ものであるが、−(Vos−Vmin)信号を10倍増
幅してA/D変換すれば、0〜100の信号を得ること
ができ、10倍の分解能をもったA/D変換器を使用し
たことと同等となって効果的である。なお、図9には明
暗差の大きい場合を示しているが、カメラの焦点検出で
はもっと小さい明暗差となる。
【0059】(3) センサ−アレイの飽和の監視動作 被写体の明暗差のモニタ中にセンサ−アレイ21が電荷
蓄積の飽和レベルに近づいたか否かを比較回路37で検
出する。(図8参照) 既に述べたように、比較回路37は被写体光が明るくセ
ンサ−アレイ21が飽和レベルに近づいたときVmax
信号を入力して反転し、反転出力をシフトパルス制御回
路38に送る。
【0060】このとき、シフト選択信号Ssはlowと
なっており、シフトパルス制御回路38が上記反転出力
を入力してシフト制御信号Scを駆動制御回路25に送
る。したがって、上記の状態がシフトモニタ回路39に
よって監視されると共に、CCDシフトレジスタ24へ
蓄積電荷が移される。
【0061】ただし、この時点では差動増幅回路33の
出力信号Vo=Vm=−Am(Vmax−Vmin)が
所定レベルに達しておらず、シフト選択信号SsがLo
w電圧となっているため、サンプル/ホ−ルド回路3
1、35がサンプル状態、セレクタ回路32がVmax
信号の選択状態となっている。
【0062】したがって、この場合には、増幅度選択信
号Aselを再度設定し、上記(1)式の出力信号Vm
が所定レベルに達するようにする。これより、、シフト
選択信号SsがLow電圧からHigh電圧に変わり、
サンプル/ホ−ルド回路31、35がホ−ルドモ−ド、
セレクタ回路32がビデオ信号Vosの選択モ−ドとな
り、差動増幅回路33が上記(3)式にしたがった出力
信号Vo=Vsを出力する。
【0063】上記動作の場合には、センサ−アレイ21
の電荷蓄積時間が比較回路37、シフトパルス制御回路
38などを含む第2の回路手段によって制御される。
【0064】(4) 強制的な実行動作 暗黒中のような場合には、規定時間内に明暗差モニタの
出力信号Vo=Vmが所定レベルに達せず、また、比較
回路37も反転しない。このときには、マイクロコンピ
ュ−タ60によって計測する第1規定時間を経過した時
点でVo=Vmのレベル判断結果にもとづき、この時点
で、シフト選択信号SsをHigh電圧としてシフト信
号Esを有効として入力することにより、CCDシフト
レジスタ24に蓄積電荷を移す。
【0065】例えば、図6(b)に示したようにVo=
Vmが所定レベルの1/4以上あり、被写体パタ−ンに
よって測距演算、コントラスト判定が可能であるとき、
或いは、前回取り入れたデ−タにもとづいたコントラス
ト判定結果より現在のモニタによるVo=Vmのレベル
でも測距演算可能と判断したとき、更には、センサ−ア
レイ21上の被写体像の移動速度が大きく(レンズ移動
中等)これ以上電荷蓄積時間を延長しても無意味と判断
したときなどにシフト信号Es(High)を強制的に
与える。
【0066】上記した第1規定時間内に蓄積電荷がCC
Dシフトレジスタ24に移されない条件の場合には、第
2規定時間まで電荷蓄積時間を延長し、第2規定時間に
達した時無条件にシフト信号Es(High)を与えて
シフトパルスを発生させ、センサ−アレイ21に蓄積さ
れた電荷をCCDシフトレジスタ24に移すようにす
る。
【0067】したがって、上記のような動作となるとき
には、センサ−アレイ21の電荷蓄積時間が第1または
第2の規定時間によって定まることになる。
【0068】図10は図1に示す出力回路のフロ−チャ
−トである。図示するように、ステップST2において
増幅度Amを設定し、センサ−アレイ21の電荷蓄積を
開始させ、その後、ステップST3では出力信号Vmが
(具体的にはマイクロコンピュ−タ60の演算処理値)
所定レベルに達したか否かが判断されて、所定レベルに
達したときにはステップST6に進み増幅度Asが設定
され、次にステップST7で−(Vos−Vmin)信
号が増幅後にA/D変換される。
【0069】測距演算が行なわれた後再度測距するか否
かの判断がステップST10で行なわれるが、再度測距す
る場合にはVmax信号が比較電圧Vtに達しているか
否かをステップST11で判断し、比較電圧Vtに達して
おれば初期のステップST1に戻り不要電荷の高速はき
出しが行なわれ、その後、上記のル−プにしたがう動作
となり、比較電圧Vtに達しないときにはステップST
3に戻って出力信号Vmのレベル判定ステップから進む
ことになる。
【0070】また、ステップST3で出力信号Vmが所
定レベルに達しておらず、Vmax信号が比較電圧Vt
に達すると、電荷蓄積の飽和の監視にしたがって増幅度
Amが再設定されステップST6に移り、更に、規定時
間が経過しても出力信号Vmが所定レベルに達しないと
きには同様に増幅度Amが再設定されステップST5
らステップST6に移り、その後、−(Vos−Vmi
n)信号の増幅、出力信号VsのA/D変換が行なわれ
る。
【0071】次に、センサ−アレイ21の電荷蓄積開始
時点をいろいろ変えて実行した例を示すタイムチャ−ト
を図11に示す。この図において、フェ−ズPh1はV
max信号が比較電圧Vtに達した結果実行された例を
示し、Ti1は電荷蓄積時間、Ts1はCCDシフトレジ
スタ24の信号取り出し時間、To1はデ−タの演算処
理時間を各々示している。なお、この場合増幅度Amが
Am1に再設定される。
【0072】フェ−ズPh2は信号取り出し時間Ts1
終わった後直ちに電荷蓄積を開始させた例を示し、Ti
2、Ts2、To2は同様に電荷蓄積時間、信号取り出し
時間、演算処理時間を示している。
【0073】フェ−ズPh3は、信号取り出し時間Ts2
が終わった後直ちに電荷蓄積を開始させた例で、この場
合には、演算処理時間To2中にVmax信号が比較電
圧Vtに達したため、時間Teの間に電荷の高速はき出
しが行なわれ、その後、フェ−ズPh4の電荷蓄積時間
Ti4が開始される。
【0074】フェ−ズPh4では、シフト時の出力信号
Vo=Vm値により、Vos−Vminの増幅度−As
2を選択している。フェ−ズPh5では、電荷蓄積時間T
4の終了後、電荷蓄積時間Ti5を開始させた例で、演
算処理時間To4中に蓄積時間Ti5が終了し、直ちに信
号取り出し時間Ts5に入っている。
【0075】フェ−ズPh6は、電荷蓄積時間Ti6が規
定時間より長くなり、シフト信号Esが強制的に与えら
れて実行された例である。
【0076】以上、CCD素子を使用したイメ−ジセン
サ−を例にとって説明したが、本発明は他の同様の素
子、例えば、MOSセンサ−を使用したイメ−ジセンサ
−についても同様に実施することができる。
【0077】
【発明の効果】上記した通り、本発明の出力装置によれ
ば、イメ−ジセンサ−にコントラストの高い光が入射し
た場合にも、検出手段が出力する2つの検出信号の信号
差よりその状態に応じたモニタ信号を得ることができ
る。
【0078】また、この出力装置は、センサ−出力信号
と検出手段の一つの検出信号との差信号をイメ−ジ信号
として増幅出力することから、イメ−ジセンサ−に入射
した光の信号成分のみのイメ−ジ信号を得ることができ
る。
【0079】さらに、この本発明の出力装置は、イメ−
ジ信号を出力させる回路構成をそのまま利用してモニタ
動作させるために、モニタのための回路構成を特に必要
としない。この結果、部品点数を少なくして構成の簡素
化に適する実用的なイメ−ジセンサ−の出力装置とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラの焦点検出用のイメ−ジセンサ−の出力
装置として本発明を実施したブロック図である。
【図2】上記出力装置に備えた最大光検出回路と最小光
検出回路の具体例を示す回路図である。
【図3】上記出力装置とマイクロコンピュ−タとの信号
授受状態を示すブロック図である。
【図4】上記出力装置の動作を示すタイムチャ−トであ
る。
【図5】低輝度における電荷蓄積とモニタ信号とを示し
た説明図である。
【図6】中輝度における電荷蓄積とモニタ信号とを示し
た説明図である。
【図7】高輝度における電荷蓄積とモニタ信号とを示し
た説明図である。
【図8】上記イメ−ジセンサ−が備えるセンサ−アレイ
の電荷蓄積状態を示す図である。
【図9】上記イメ−ジセンサ−が備えるCCDシフトレ
ジスタから取り出されるビデオ信号を示す図である。
【図10】上記出力装置のフロ−チャ−トである。
【図11】上記センサ−アレイの電荷蓄積開始点をいろ
いろ変えて実行した例を示すタイムチャ−トである。
【図12】従来例として示したイメ−ジセンサ−のブロ
ック図である。
【図13】上記従来のイメ−ジセンサ−の動作波形図で
ある。
【図14】上記従来のイメ−ジセンサ−のモニタ電圧を
示す説明図である。
【図15】上記従来のイメ−ジセンサ−が備えるセンサ
−アレイに蓄積された電荷量を示す図である。
【符号の説明】
21 センサ−アレイ 24 CCDシフトレジスタ 25 駆動制御回路 26 最大光検出回路 27 最小光検出回路 31、35 サンプル/ホ−ルド回路 32 セレクタ回路 33 差動増幅回路 37 比較回路 38 シフトパルス制御回路 39 シフトモニタ回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、第1の発明として、入射した光を予めモ
ニタし、モニタ信号にしたがう出力条件の下にイメージ
信号を出力させるイメージセンサーの出力装置におい
て、モニタ信号とイメージ信号とを同じセンサー手段を
使って出力させる構成としたことを特徴とするイメージ
センサーの出力装置を提案する。第2の発明として、入
射した光を予めモニタし、モニタ信号にしたがう出力条
件の下にイメージ信号を出力させるイメージセンサーの
出力装置において、CCD素子等からなる一つのセンサ
ー手段と、このセンサー手段の電荷蓄積を停止させる前
にモニタ信号を出力させ、その電荷蓄積を停止させた後
にイメーシ信号を出力させるように切換える切換手段と
を備えて構成したことを特徴とするイメージセンサーの
出力装置を提案する。第3の発明として、入射した光を
予めモニタし、モニタ信号にしたがう出力条件の下にイ
メージ信号を出力させるイメージセンサーの出力装置に
おいて、CCD素子等からなる一つのセンサー手段と、
このセンサー手段に入射した光の最も強い部分光と最も
弱い部分光とを検出し、最大光検出信号と最小光検出信
号との差信号をモニタ信号として出力するモニタ手段と
を備えて構成したことを特徴とするイメージセンサーの
出力装置を提案する。第4の発明として、入射した光を
予めモニタし、モニタ信号にしたがう出力条件の下にイ
メージ信号を出力させるイメージセンサーの出力装置に
おいて、CCD素子等からなる一つのセンサー手段と、
このセンサー手段に入射した光の最も強い部分光と最も
弱い部分光とを検出する検出手段と、この検出手段が出
力する最大光検出信号と最小光検出信号とを入力し、こ
れら検出信号の差信号をモニタ信号として出力する差動
増幅手段と、上記したモニタ信号にしたがって上記差動
増幅手段の増幅度を設定し、上記検出手段の最大光検出
信号と最小光検出信号とをホールドし、センサー手段の
電荷蓄積を停止させる出力条件の設定手段と、センサー
手段の電荷蓄積が停止した後にモニタ信号の出力動作か
らイメージ信号の出力動作に切換える切換手段とを備
え、切換手段の切換えによりセンサー手段から取り出し
たセンサー信号と上記検出手段が出力する最小光検出信
号とを上記の差動増幅手段に入力させ、この差動増幅手
段がこれら入力信号の差信号をイメージ信号として出力
する構成としたことを特徴とするイメージセンサーの出
力装置を提案する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【作用】第1の発明の出力装置は、モニタ信号がイメー
ジ信号を出力させるためのセンサー手段を使って出力さ
れるため、モニタ信号の精度が高く、また、モニタ用の
センサー手段を別設する必要がないことから、装置構成
が極めて簡単化される。このように一つのセンサー手段
よりモニタ信号とイメージ信号とを出力させる場合、第
2の発明の出力装置のように切換手段を設けることが有
利である。つまり、センサー手段に電荷蓄積が行なわれ
ている間にモニタ信号を出力させるようにし、その電荷
蓄積が停止された後に、センサー手段から電荷を取り出
しイメージ信号を出力させるように切換える。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】第3の発明の出力装置は、モニタ手段が、
センサー手段に入射した光の最も強い部分光と最も弱い
部分光を検出し、最大光検出信号と最小光検出信号との
差信号をモニタ信号として出力する。第4の発明の出力
装置は、上記のようにモニタ手段より出力したモニタ信
号にしたがってイメージ信号の出力条件が設定され、そ
の後、センサー手段の電荷蓄積が停止され、切換手段の
切換えによってイメージ信号が出力される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】
【発明の効果】上記した通り、本発明の出力装置は、モ
ニタ信号とイメージ信号とを同じセンサー手段を使って
出力させる構成としたことから、モニタ精度を高めるこ
とができる他、モニタのためのセンサー手段を別設する
必要がないため、部品点数を少なくして構成の簡単化に
適する実用的なイメージセンサーの出力装置となる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0078
【補正方法】変更
【補正内容】
【0078】また、この出力装置は、センサー手段にコ
ントラストの高い光が入射した場合にも、検出手段が出
力する最大光検出信号と最小光検出信号との差信号よ
り、その状態に応じたモニタ信号を得ることができ、こ
のモニタ信号によりイメージ信号の出力条件を定めるこ
とができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正内容】
【0079】さらに、この出力装置は、センサー出力信
号と検出手段の最小光検出信号との差信号をイメージ信
号として増幅出力することから、センサー手段に入射し
た光の信号成分のみのイメージ信号を得ることができ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射した光の明るさを予めモニタした後
    に、このモニタ信号にしたがってイメ−ジ信号を出力さ
    せるイメ−ジセンサ−の出力装置において、入射した光
    を光電変換してセンサ−信号を出力させるセンサ−手段
    と、センサ−に入射した光の最も強い部分光と最も弱い
    部分光とを検出し、コントラスト範囲にしたがって検出
    信号を出力する検出手段と、上記コントラスト範囲を定
    める2つの検出信号を入力させてこれら信号の差信号を
    モニタ信号として増幅出力させる差動増幅手段と、上記
    コントラスト範囲を定める一つの検出信号に換えて上記
    したセンサ−信号を上記の差動増幅手段に入力させる信
    号切換手段とを備え、上記信号切換手段によりセンサ−
    信号を差動増幅手段に入力させ、センサ−信号と上記し
    た検出信号との差信号をイメ−ジ信号として増幅出力さ
    せる構成としたことを特徴とするイメ−ジセンサ−の出
    力装置。
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