JPH07307420A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH07307420A JPH07307420A JP6124624A JP12462494A JPH07307420A JP H07307420 A JPH07307420 A JP H07307420A JP 6124624 A JP6124624 A JP 6124624A JP 12462494 A JP12462494 A JP 12462494A JP H07307420 A JPH07307420 A JP H07307420A
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- semiconductor device
- heat spreader
- dielectric film
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/4805—Shape
- H01L2224/4809—Loop shape
- H01L2224/48091—Arched
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/15—Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/161—Cap
- H01L2924/1615—Shape
- H01L2924/16195—Flat cap [not enclosing an internal cavity]
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- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高周波用の半導体チップを高熱放散性の簡便
なパッケージに収容してなる汎用タイプの半導体装置を
得る。 【構成】 高熱放散性のヒートスプレッダー10上に半
導体チップ20をマウントする。半導体チップ20周囲
のヒートスプレッダー10上には、複数本のリード30
を第1誘電体フィルム40を介して並べて接合する。複
数本のリード30上には、半導体チップ20の上方を覆
うメタル材からなるキャップ60を第2誘電体フィルム
50を介して接合する。そして、半導体チップ20をヒ
ートスプレッダー10と第1誘電体フィルム40、第2
誘電体フィルム50とキャップ60との内側に気密に封
入する。それと共に、キャップ60とヒートスプレッダ
ー10との間に挿通したストリップ伝送線路構造をした
信号線路用のリード30の特性インピーダンスを50Ω
等にマッチングさせる。
なパッケージに収容してなる汎用タイプの半導体装置を
得る。 【構成】 高熱放散性のヒートスプレッダー10上に半
導体チップ20をマウントする。半導体チップ20周囲
のヒートスプレッダー10上には、複数本のリード30
を第1誘電体フィルム40を介して並べて接合する。複
数本のリード30上には、半導体チップ20の上方を覆
うメタル材からなるキャップ60を第2誘電体フィルム
50を介して接合する。そして、半導体チップ20をヒ
ートスプレッダー10と第1誘電体フィルム40、第2
誘電体フィルム50とキャップ60との内側に気密に封
入する。それと共に、キャップ60とヒートスプレッダ
ー10との間に挿通したストリップ伝送線路構造をした
信号線路用のリード30の特性インピーダンスを50Ω
等にマッチングさせる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波用の半導体チッ
プを収容してなる半導体装置に関する。
プを収容してなる半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記半導体装置は、従来一般に、セラミ
ックパッケージに半導体チップを収容している。
ックパッケージに半導体チップを収容している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記セ
ラミックパッケージは、その製造に多大な手数を要し、
高価なものである。それに対して、近時の高周波用の半
導体チップは、その製造技術が進歩したために、安価な
ものとなっている。そのため、セラミックパッケージに
半導体チップを収容してなる半導体装置は、半導体チッ
プに比べて、高価なものとなってしまい、一般に汎用さ
れる電子機器用の半導体装置には、用い難かった。
ラミックパッケージは、その製造に多大な手数を要し、
高価なものである。それに対して、近時の高周波用の半
導体チップは、その製造技術が進歩したために、安価な
ものとなっている。そのため、セラミックパッケージに
半導体チップを収容してなる半導体装置は、半導体チッ
プに比べて、高価なものとなってしまい、一般に汎用さ
れる電子機器用の半導体装置には、用い難かった。
【0004】それと共に、近時の半導体チップは、高集
積化が一段と進んで、高熱を発するため、熱放散性の良
いパッケージに収納する必要がある。
積化が一段と進んで、高熱を発するため、熱放散性の良
いパッケージに収納する必要がある。
【0005】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、近時の高集積化が進んだ安価な半導体チップ
を高熱放散性の簡便なパッケージに収容してなる安価な
汎用タイプの半導体装置を提供することを目的としてい
る。
たもので、近時の高集積化が進んだ安価な半導体チップ
を高熱放散性の簡便なパッケージに収容してなる安価な
汎用タイプの半導体装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置は、メタル材からなるヒートス
プレッダー上に半導体チップをマウントして、その半導
体チップ周囲の前記ヒートスプレッダー上に複数本のリ
ードを第1誘電体フィルムを介して並べて接合すると共
に、前記複数本のリード上に前記半導体チップの上方を
覆うメタル材からなるキャップを第2誘電体フィルムを
介して接合してなることを特徴としている。
に、本発明の半導体装置は、メタル材からなるヒートス
プレッダー上に半導体チップをマウントして、その半導
体チップ周囲の前記ヒートスプレッダー上に複数本のリ
ードを第1誘電体フィルムを介して並べて接合すると共
に、前記複数本のリード上に前記半導体チップの上方を
覆うメタル材からなるキャップを第2誘電体フィルムを
介して接合してなることを特徴としている。
【0007】本発明の半導体装置においては、キャップ
と第2誘電体フィルムとの間に、メタル材からなるシー
ル板を介在させても良い。
と第2誘電体フィルムとの間に、メタル材からなるシー
ル板を介在させても良い。
【0008】本発明の半導体装置においては、ヒートス
プレッダーをグランド線路用のリードに電気的に接続す
ることが好ましく、その際には、ヒートスプレッダーを
グランド線路用のリードに前記ヒートスプレッダー又は
グランド線路用のリードから延出したメタル材からなる
サブリードを介して電気的に接続することを好適として
いる。
プレッダーをグランド線路用のリードに電気的に接続す
ることが好ましく、その際には、ヒートスプレッダーを
グランド線路用のリードに前記ヒートスプレッダー又は
グランド線路用のリードから延出したメタル材からなる
サブリードを介して電気的に接続することを好適として
いる。
【0009】また、本発明の半導体装置においては、キ
ャップをグランド線路用のリードに電気的に接続するこ
とが好ましく、その際には、キャップをグランド線路用
のリードに前記キャップから延出したメタル材からなる
サブリードを介して電気的に接続することを好適として
いる。
ャップをグランド線路用のリードに電気的に接続するこ
とが好ましく、その際には、キャップをグランド線路用
のリードに前記キャップから延出したメタル材からなる
サブリードを介して電気的に接続することを好適として
いる。
【0010】また、キャップと第2誘電体フィルムとの
間にシール板を介在させた本発明の半導体装置において
は、シール板をグランド線路用のリードに電気的に接続
することが好ましく、その際には、シール板をグランド
線路用のリードに前記シール板から延出したメタル材か
らなるサブリードを介して電気的に接続することを好適
としている。
間にシール板を介在させた本発明の半導体装置において
は、シール板をグランド線路用のリードに電気的に接続
することが好ましく、その際には、シール板をグランド
線路用のリードに前記シール板から延出したメタル材か
らなるサブリードを介して電気的に接続することを好適
としている。
【0011】また、キャップと第2誘電体フィルムとの
間にシール板を介在させた本発明の半導体装置において
は、シール板とヒートスプレッダーとを電気的に接続す
ることが好ましく、その際には、シール板とヒートスプ
レッダーとを前記シール板から延出したメタル材からな
るサブリードを介して電気的に接続したり、シール板と
ヒートスプレッダーとを前記シール板から延出したメタ
ル材からなるサブリードとそのサブリードに接続したワ
イヤとを介して電気的に接続したりすることを好適とし
ている。
間にシール板を介在させた本発明の半導体装置において
は、シール板とヒートスプレッダーとを電気的に接続す
ることが好ましく、その際には、シール板とヒートスプ
レッダーとを前記シール板から延出したメタル材からな
るサブリードを介して電気的に接続したり、シール板と
ヒートスプレッダーとを前記シール板から延出したメタ
ル材からなるサブリードとそのサブリードに接続したワ
イヤとを介して電気的に接続したりすることを好適とし
ている。
【0012】
【作用】本発明の半導体装置においては、ヒートスプレ
ッダー上にマウントした半導体チップの周囲とその上方
とを、第1誘電体フィルム、第2誘電体フィルムとキャ
ップ又はそれに加えてシール板とで覆って、それらのヒ
ートスプレッダーと第1誘電体フィルム、第2誘電体フ
ィルムとキャップ又はそれに加えてシール板の内側に半
導体チップを気密に封入できる。
ッダー上にマウントした半導体チップの周囲とその上方
とを、第1誘電体フィルム、第2誘電体フィルムとキャ
ップ又はそれに加えてシール板とで覆って、それらのヒ
ートスプレッダーと第1誘電体フィルム、第2誘電体フ
ィルムとキャップ又はそれに加えてシール板の内側に半
導体チップを気密に封入できる。
【0013】また、ヒートスプレッダー上にマウントし
た半導体チップが発する熱をヒートスプレッダーを通し
て半導体装置外部に効率良く迅速に放散できる。
た半導体チップが発する熱をヒートスプレッダーを通し
て半導体装置外部に効率良く迅速に放散できる。
【0014】また、信号線路用のリードの上方にメタル
材からなるキャップ又はシール板を第2誘電体フィルム
を介して配置すると共に、信号線路用のリードの下方に
メタル材からなるヒートスプレッダーを第1誘電体フィ
ルムを介して配置して、信号線路用のリードをストリッ
プ伝送線路に形成し、そのリードの特性インピーダンス
を50Ω等にマッチングさせることができる。
材からなるキャップ又はシール板を第2誘電体フィルム
を介して配置すると共に、信号線路用のリードの下方に
メタル材からなるヒートスプレッダーを第1誘電体フィ
ルムを介して配置して、信号線路用のリードをストリッ
プ伝送線路に形成し、そのリードの特性インピーダンス
を50Ω等にマッチングさせることができる。
【0015】また、キャップと第2誘電体フィルムとの
間に、メタル材からなるシール板を介在させた本発明の
半導体装置にあっては、キャップに代えて、シール板を
用いてシール板下方の信号線路用のリードをストリップ
伝送線路に的確に形成して、そのリードの特性インピー
ダンスを50Ω等に正確にマッチングさせることができ
る。それと共に、シール板を介して第2誘電体フィルム
上にキャップを確実に気密に接合できる。
間に、メタル材からなるシール板を介在させた本発明の
半導体装置にあっては、キャップに代えて、シール板を
用いてシール板下方の信号線路用のリードをストリップ
伝送線路に的確に形成して、そのリードの特性インピー
ダンスを50Ω等に正確にマッチングさせることができ
る。それと共に、シール板を介して第2誘電体フィルム
上にキャップを確実に気密に接合できる。
【0016】また、ヒートスプレッダーをグランド線路
用のリードに電気的に接続したり、キャップ又はシール
板をグランド線路用のリードに電気的に接続したりした
本発明の半導体装置にあっては、ヒートスプレッダーを
グランド線路用のリードを介して接地したり、キャップ
又はシール板をグランド線路用のリードを介して接地し
たりして、ヒートスプレッダーとキャップ又はシール板
との間に挿通したストリップ伝送線路構造をした信号線
路用のリードの特性インピーダンスを50Ω等に正確に
マッチングさせることができる。
用のリードに電気的に接続したり、キャップ又はシール
板をグランド線路用のリードに電気的に接続したりした
本発明の半導体装置にあっては、ヒートスプレッダーを
グランド線路用のリードを介して接地したり、キャップ
又はシール板をグランド線路用のリードを介して接地し
たりして、ヒートスプレッダーとキャップ又はシール板
との間に挿通したストリップ伝送線路構造をした信号線
路用のリードの特性インピーダンスを50Ω等に正確に
マッチングさせることができる。
【0017】また、シール板とヒートスプレッダーとを
電気的に接続した本発明の半導体装置にあっては、シー
ル板とヒートスプレッダーとを同一電位に保持して、シ
ール板とヒートスプレッダーとの間に挿通したストリッ
プ伝送線路構造をした信号線路用のリードの特性インピ
ーダンスを50Ω等に正確にマッチングさせることがで
きる。
電気的に接続した本発明の半導体装置にあっては、シー
ル板とヒートスプレッダーとを同一電位に保持して、シ
ール板とヒートスプレッダーとの間に挿通したストリッ
プ伝送線路構造をした信号線路用のリードの特性インピ
ーダンスを50Ω等に正確にマッチングさせることがで
きる。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。図1と図2は本発明の半導体装置の好適な実施例を
示し、図1はその正面断面図、図2はその一部破断平面
図である。以下に、この半導体装置を説明する。
る。図1と図2は本発明の半導体装置の好適な実施例を
示し、図1はその正面断面図、図2はその一部破断平面
図である。以下に、この半導体装置を説明する。
【0019】図の半導体装置では、高熱放散性のCu等
のメタル材からなるほぼ方形板状のヒートスプレッダー
10の中央部上に、高周波用の半導体チップ20をマウ
ントしている。
のメタル材からなるほぼ方形板状のヒートスプレッダー
10の中央部上に、高周波用の半導体チップ20をマウ
ントしている。
【0020】半導体チップ20周囲のヒートスプレッダ
ー10上には、Fe、Cu等からなる複数本の細帯状の
リード30を、方形枠体状をしたポリイミドフィルム等
からなる第1誘電体フィルム40を介して、ほぼ放射状
に並べて接合している。具体的には、第1誘電体フィル
ム40下面をヒートスプレッダー10上面に接着剤を用
いて接合していると共に、第1誘電体フィルム40上面
に複数本のリード30下面を接着剤を用いて接合してい
る。
ー10上には、Fe、Cu等からなる複数本の細帯状の
リード30を、方形枠体状をしたポリイミドフィルム等
からなる第1誘電体フィルム40を介して、ほぼ放射状
に並べて接合している。具体的には、第1誘電体フィル
ム40下面をヒートスプレッダー10上面に接着剤を用
いて接合していると共に、第1誘電体フィルム40上面
に複数本のリード30下面を接着剤を用いて接合してい
る。
【0021】複数本のリード30上には、半導体チップ
20の上方を覆うCu等のメタル材からなる方形平板状
のキャップ60を、方形枠体状をしたポリイミドフィル
ム等からなる第2誘電体フィルム50を介して、接合し
ている。具体的には、第2誘電体フィルム50下面を複
数本のリード30上面とそれらの間に露出した第1誘電
体フィルム50上面とに接着剤を用いて接合していると
共に、第2誘電体フィルム50上面にキャップ60下面
の周囲を接着剤を用いて接合している。
20の上方を覆うCu等のメタル材からなる方形平板状
のキャップ60を、方形枠体状をしたポリイミドフィル
ム等からなる第2誘電体フィルム50を介して、接合し
ている。具体的には、第2誘電体フィルム50下面を複
数本のリード30上面とそれらの間に露出した第1誘電
体フィルム50上面とに接着剤を用いて接合していると
共に、第2誘電体フィルム50上面にキャップ60下面
の周囲を接着剤を用いて接合している。
【0022】第2誘電体フィルム50は、第1誘電体フ
ィルム40に比べて、細幅に形成していて、第2誘電体
フィルム50の内側に第1誘電体フィルム40上面に接
合したリード30の内端を露出させている。そして、そ
のリード30の内端に半導体チップ20の電極(図示せ
ず)をワイヤ70を介して電気的に接続している。そし
て、半導体チップ20の電極をリード30を介して半導
体装置外部の電子機器の接続端子(図示せず)に電気的
に接続できるようにしている。
ィルム40に比べて、細幅に形成していて、第2誘電体
フィルム50の内側に第1誘電体フィルム40上面に接
合したリード30の内端を露出させている。そして、そ
のリード30の内端に半導体チップ20の電極(図示せ
ず)をワイヤ70を介して電気的に接続している。そし
て、半導体チップ20の電極をリード30を介して半導
体装置外部の電子機器の接続端子(図示せず)に電気的
に接続できるようにしている。
【0023】図1と図2に示した半導体装置は以上のよ
うに構成していて、この半導体装置においては、ヒート
スプレッダー10上にマウントした半導体チップ20の
周囲とその上方とを第1誘電体フィルム40、第2誘電
体フィルム50とキャップ60とで覆って、それらの第
1誘電体フィルム40、第2誘電体フィルム50とキャ
ップ60とヒートスプレッダー10との内側に半導体チ
ップ20を気密に封入している。それと共に、信号線路
用のリード30の上方にメタル材からなるキャップ60
を第2誘電体フィルム50を介して配置すると共に、信
号線路用のリード30の下方にメタル材からなるヒート
スプレッダー10を第1誘電体フィルム40を介して配
置して、信号線路用のリード30をストリップ伝送線路
に形成し、そのリード30の特性インピーダンスを50
Ω等にマッチングさせている。さらに、半導体チップ2
0が発する熱をヒートスプレッダー10を通して半導体
装置外部に効率良く放散できるようにしている。
うに構成していて、この半導体装置においては、ヒート
スプレッダー10上にマウントした半導体チップ20の
周囲とその上方とを第1誘電体フィルム40、第2誘電
体フィルム50とキャップ60とで覆って、それらの第
1誘電体フィルム40、第2誘電体フィルム50とキャ
ップ60とヒートスプレッダー10との内側に半導体チ
ップ20を気密に封入している。それと共に、信号線路
用のリード30の上方にメタル材からなるキャップ60
を第2誘電体フィルム50を介して配置すると共に、信
号線路用のリード30の下方にメタル材からなるヒート
スプレッダー10を第1誘電体フィルム40を介して配
置して、信号線路用のリード30をストリップ伝送線路
に形成し、そのリード30の特性インピーダンスを50
Ω等にマッチングさせている。さらに、半導体チップ2
0が発する熱をヒートスプレッダー10を通して半導体
装置外部に効率良く放散できるようにしている。
【0024】図3と図4は本発明の半導体装置の他の好
適な実施例を示し、図3はその正面正面断面図、図4は
その一部破断平面図である。以下に、この半導体装置を
説明する。
適な実施例を示し、図3はその正面正面断面図、図4は
その一部破断平面図である。以下に、この半導体装置を
説明する。
【0025】図の半導体装置では、キャップ60と第2
誘電体フィルム50との間に、Cu等のメタル材からな
る方形枠体状をしたシール板80を介在させている。具
体的には、第2誘電体フィルム50上面にシール板80
下面を接着剤を用いて接合していると共に、シール板8
0上面にキャップ60下面の周囲を接着剤を用いて接合
している。このキャップ60下面をシール板80上面に
接合する接着剤には、熱可塑性の接着剤を用いている。
それに対して、ヒートスプレッダー10上面に第1誘電
体フィルム40下面を接合する接着剤や第1誘電体フィ
ルム40上面にリード30下面や第2誘電体フィルム5
0下面を接合する接着剤には、熱硬化性の接着剤を用い
ている。そして、キャップ60下面の周囲をシール板8
0上面に高温な雰囲気中で上記熱可塑性の接着剤を用い
て接合した際に、それ以前に上記熱硬化性の接着剤を用
いて接合したヒートスプレッダー10と第1誘電体フィ
ルム40との間や第1誘電体フィルム40とリード30
や第2誘電体フィルム50との間が剥離するのを防いで
いる。
誘電体フィルム50との間に、Cu等のメタル材からな
る方形枠体状をしたシール板80を介在させている。具
体的には、第2誘電体フィルム50上面にシール板80
下面を接着剤を用いて接合していると共に、シール板8
0上面にキャップ60下面の周囲を接着剤を用いて接合
している。このキャップ60下面をシール板80上面に
接合する接着剤には、熱可塑性の接着剤を用いている。
それに対して、ヒートスプレッダー10上面に第1誘電
体フィルム40下面を接合する接着剤や第1誘電体フィ
ルム40上面にリード30下面や第2誘電体フィルム5
0下面を接合する接着剤には、熱硬化性の接着剤を用い
ている。そして、キャップ60下面の周囲をシール板8
0上面に高温な雰囲気中で上記熱可塑性の接着剤を用い
て接合した際に、それ以前に上記熱硬化性の接着剤を用
いて接合したヒートスプレッダー10と第1誘電体フィ
ルム40との間や第1誘電体フィルム40とリード30
や第2誘電体フィルム50との間が剥離するのを防いで
いる。
【0026】図3と図4に示した半導体装置は、以上の
ように構成していて、この半導体装置においては、シー
ル板80とその下方のヒートスプレッダー10とを用い
てそれらの間に挿通した信号線路用のリード30をスト
リップ伝送線路に的確に形成して、そのリード30の特
性インピーダンスを50Ω等に正確にマッチングさせて
いる。それと共に、シール板80を介して第2誘電体フ
ィルム50上面にキャップ60下面の周囲を確実に気密
に接合している。
ように構成していて、この半導体装置においては、シー
ル板80とその下方のヒートスプレッダー10とを用い
てそれらの間に挿通した信号線路用のリード30をスト
リップ伝送線路に的確に形成して、そのリード30の特
性インピーダンスを50Ω等に正確にマッチングさせて
いる。それと共に、シール板80を介して第2誘電体フ
ィルム50上面にキャップ60下面の周囲を確実に気密
に接合している。
【0027】なお、図3と図4に示した半導体装置にお
いては、キャップ60下面をシール板80上面にはんだ
付け、シーム溶接等の溶接により接合しても良く、その
ようにしても、上述半導体装置と同様な作用を有する半
導体装置を形成できる。
いては、キャップ60下面をシール板80上面にはんだ
付け、シーム溶接等の溶接により接合しても良く、その
ようにしても、上述半導体装置と同様な作用を有する半
導体装置を形成できる。
【0028】図5ないし図8は本発明の半導体装置のも
う一つの好適な実施例を示し、図5はその一部底面図、
図6は図5のA−A断面図、図7はそのヒートスプレッ
ダーの一部平面図、図8はその第1誘電体フィルムの一
部平面図である。以下に、この半導体装置を説明する。
う一つの好適な実施例を示し、図5はその一部底面図、
図6は図5のA−A断面図、図7はそのヒートスプレッ
ダーの一部平面図、図8はその第1誘電体フィルムの一
部平面図である。以下に、この半導体装置を説明する。
【0029】図の半導体装置では、図5と図6に示した
ように、ヒートスプレッダー10からサブリード12を
延出して、そのサブリード12先端をグランド線路用の
リード30に電気的に接続している。そして、ヒートス
プレッダー10をグランド線路用のリード30を介して
接地できるようにしている。
ように、ヒートスプレッダー10からサブリード12を
延出して、そのサブリード12先端をグランド線路用の
リード30に電気的に接続している。そして、ヒートス
プレッダー10をグランド線路用のリード30を介して
接地できるようにしている。
【0030】具体的には、図7に示したように、グラン
ド線路用のリード30直下に位置するヒートスプレッダ
ー10部分をコの字状にカットして、そのコの字状にカ
ットしたヒートスプレッダー10の内側部分に細帯状の
サブリード12であって、その後端をヒートスプレッダ
ー10に連ねたメタル材からなるサブリード12をヒー
トスプレッダー10の一部を用いて形成している。サブ
リード12は、ヒートスプレッダー10の端部又はその
中途部(図では、中途部としている)に形成している。
ド線路用のリード30直下に位置するヒートスプレッダ
ー10部分をコの字状にカットして、そのコの字状にカ
ットしたヒートスプレッダー10の内側部分に細帯状の
サブリード12であって、その後端をヒートスプレッダ
ー10に連ねたメタル材からなるサブリード12をヒー
トスプレッダー10の一部を用いて形成している。サブ
リード12は、ヒートスプレッダー10の端部又はその
中途部(図では、中途部としている)に形成している。
【0031】サブリード12直上の第1誘電体フィルム
40部分には、図8に示したように、長穴42を開口し
ている。そして、その長穴42内方にサブリード12を
折曲させて、サブリード12先端を長穴42を通して長
穴42内側に露出したグランド線路用のリード30下面
にはんだ付け、溶接、導電性接着剤等により接続してい
る。
40部分には、図8に示したように、長穴42を開口し
ている。そして、その長穴42内方にサブリード12を
折曲させて、サブリード12先端を長穴42を通して長
穴42内側に露出したグランド線路用のリード30下面
にはんだ付け、溶接、導電性接着剤等により接続してい
る。
【0032】この図5ないし図8に示した半導体装置の
その他の構成並びにその作用は、前述図3と図4に示し
た半導体装置と同様であって、この半導体装置は、前述
図1と図2に示した半導体装置にも利用可能である。
その他の構成並びにその作用は、前述図3と図4に示し
た半導体装置と同様であって、この半導体装置は、前述
図1と図2に示した半導体装置にも利用可能である。
【0033】図9は本発明の半導体装置のさらにもう一
つの好適な実施例を示し、詳しくはその正面断面図を示
している。以下に、この半導体装置を説明する。
つの好適な実施例を示し、詳しくはその正面断面図を示
している。以下に、この半導体装置を説明する。
【0034】図の半導体装置では、グランド線路用のリ
ード30先端からサブリード32を延出して、そのサブ
リード32先端をヒートスプレッダー10に電気的に接
続している。そして、ヒートスプレッダー10をグラン
ド線路用のリード30を介して接地できるようにしてい
る。
ード30先端からサブリード32を延出して、そのサブ
リード32先端をヒートスプレッダー10に電気的に接
続している。そして、ヒートスプレッダー10をグラン
ド線路用のリード30を介して接地できるようにしてい
る。
【0035】具体的には、グランド線路用のリード30
先端から延出したメタル材からなるサブリード32をヒ
ートスプレッダー10上にマウントした半導体チップ2
0側面とそれに対向する第1誘電体フィルム40内側面
との間の空隙90内方に折曲させて、サブリード32先
端を空隙90内側に露出したヒートスプレッダー10部
分にはんだ付け、溶接、導電性接着剤等により接続して
いる。
先端から延出したメタル材からなるサブリード32をヒ
ートスプレッダー10上にマウントした半導体チップ2
0側面とそれに対向する第1誘電体フィルム40内側面
との間の空隙90内方に折曲させて、サブリード32先
端を空隙90内側に露出したヒートスプレッダー10部
分にはんだ付け、溶接、導電性接着剤等により接続して
いる。
【0036】この図9に示した半導体装置のその他の構
成並びにその作用は、前述図3と図4に示した半導体装
置と同様であって、この半導体装置は、前述図1と図2
に示した半導体装置にも利用可能である。
成並びにその作用は、前述図3と図4に示した半導体装
置と同様であって、この半導体装置は、前述図1と図2
に示した半導体装置にも利用可能である。
【0037】図10ないし図13は本発明の半導体装置
の他の好適な実施例を示し、図10はその一部平面図、
図11は図10のB−B断面図、図12はそのキャップ
の一部平面図、図13はその第2誘電体フィルムの一部
平面図である。以下に、この半導体装置を説明する。
の他の好適な実施例を示し、図10はその一部平面図、
図11は図10のB−B断面図、図12はそのキャップ
の一部平面図、図13はその第2誘電体フィルムの一部
平面図である。以下に、この半導体装置を説明する。
【0038】図の半導体装置では、図10と図11に示
したように、キャップ60からサブリード62を延出し
て、そのサブリード62先端をグランド線路用のリード
30に電気的に接続している。そして、キャップ60を
グランド線路用のリード30を介して接地できるように
している。
したように、キャップ60からサブリード62を延出し
て、そのサブリード62先端をグランド線路用のリード
30に電気的に接続している。そして、キャップ60を
グランド線路用のリード30を介して接地できるように
している。
【0039】具体的には、図12に示したように、グラ
ンド線路用のリード30直上に位置するキャップ60部
分をコの字状にカットして、そのコの字状にカットした
キャップ60の内側部分にメタル材からなる細帯状のサ
ブリード62であって、その後端をキャップ60に連ね
たサブリード62をキャップ60の一部を用いて形成し
ている。サブリード62は、キャップ60の端部又はそ
の中途部(図では、中途部としている)に形成してい
る。
ンド線路用のリード30直上に位置するキャップ60部
分をコの字状にカットして、そのコの字状にカットした
キャップ60の内側部分にメタル材からなる細帯状のサ
ブリード62であって、その後端をキャップ60に連ね
たサブリード62をキャップ60の一部を用いて形成し
ている。サブリード62は、キャップ60の端部又はそ
の中途部(図では、中途部としている)に形成してい
る。
【0040】サブリード62直下の第2誘電体フィルム
50部分には、図13に示したように、長穴52を開口
している。そして、その長穴52内方にサブリード62
を折曲させて、サブリード62先端を長穴52を通して
長穴52内側に露出したグランド線路用のリード30上
面にはんだ付け、溶接、導電性接着剤等により接続して
いる。
50部分には、図13に示したように、長穴52を開口
している。そして、その長穴52内方にサブリード62
を折曲させて、サブリード62先端を長穴52を通して
長穴52内側に露出したグランド線路用のリード30上
面にはんだ付け、溶接、導電性接着剤等により接続して
いる。
【0041】この図10ないし図13に示した半導体装
置のその他の構成並びにその作用は、前述図1と図2に
示した半導体装置と同様であって、この半導体装置は、
前述図3と図4に示した半導体装置にも利用可能であ
る。
置のその他の構成並びにその作用は、前述図1と図2に
示した半導体装置と同様であって、この半導体装置は、
前述図3と図4に示した半導体装置にも利用可能であ
る。
【0042】図14ないし図18は本発明の半導体装置
のもう一つの好適な実施例を示し、図14はそのキャッ
プを取り除いた一部平面図、図15は図14のC−C断
面図、図16はそのシール板の一部平面図、図17と図
18はその第2誘電体フィルムの一部平面図である。以
下に、この半導体装置を説明する。
のもう一つの好適な実施例を示し、図14はそのキャッ
プを取り除いた一部平面図、図15は図14のC−C断
面図、図16はそのシール板の一部平面図、図17と図
18はその第2誘電体フィルムの一部平面図である。以
下に、この半導体装置を説明する。
【0043】図の半導体装置では、図14と図15に示
したように、シール板80からサブリード82を延出し
て、そのサブリード82先端をグランド線路用のリード
30に電気的に接続している。そして、シール板80を
グランド線路用のリード30を介して接地できるように
している。
したように、シール板80からサブリード82を延出し
て、そのサブリード82先端をグランド線路用のリード
30に電気的に接続している。そして、シール板80を
グランド線路用のリード30を介して接地できるように
している。
【0044】具体的には、図16に示したように、グラ
ンド線路用のリード30直上に位置するシール板80部
分をコの字状にカットして、そのコの字状にカットした
シール板80の内側部分にメタル材からなる細帯状のサ
ブリード82であって、その後端をシール板80に連ね
たサブリード82をシール板80の一部を用いて形成し
ている。サブリード82は、シール板80の中途部又は
その端部(図では、端部としている)に形成している。
ンド線路用のリード30直上に位置するシール板80部
分をコの字状にカットして、そのコの字状にカットした
シール板80の内側部分にメタル材からなる細帯状のサ
ブリード82であって、その後端をシール板80に連ね
たサブリード82をシール板80の一部を用いて形成し
ている。サブリード82は、シール板80の中途部又は
その端部(図では、端部としている)に形成している。
【0045】サブリード82直下の第2誘電体フィルム
50部分には、図17に示したような外端を切欠いた長
穴52、又は図18に示したような切欠きのない長穴5
2を開口している。そして、その長穴52内方にサブリ
ード82を折曲させて、サブリード82先端を長穴52
を通して長穴52内側に露出したグランド線路用のリー
ド30上面にはんだ付け、溶接、導電性接着剤等により
接続している。
50部分には、図17に示したような外端を切欠いた長
穴52、又は図18に示したような切欠きのない長穴5
2を開口している。そして、その長穴52内方にサブリ
ード82を折曲させて、サブリード82先端を長穴52
を通して長穴52内側に露出したグランド線路用のリー
ド30上面にはんだ付け、溶接、導電性接着剤等により
接続している。
【0046】この図14ないし図18に示した半導体装
置のその他の構成並びにその作用は、前述図3と図4に
示した半導体装置と同様である。
置のその他の構成並びにその作用は、前述図3と図4に
示した半導体装置と同様である。
【0047】なお、図14ないし図18に示した半導体
装置においては、キャップ60下面をシール板80上面
にはんだ付け、シーム溶接等の溶接により接合しても良
く、そのようにした場合には、キャップ60をシール板
80、サブリード82及びグランド線路用のリード30
を介して接地できて都合が良い。
装置においては、キャップ60下面をシール板80上面
にはんだ付け、シーム溶接等の溶接により接合しても良
く、そのようにした場合には、キャップ60をシール板
80、サブリード82及びグランド線路用のリード30
を介して接地できて都合が良い。
【0048】図19と図20は本発明の半導体装置のも
う一つの好適な実施例を示し、図19はそのキャップを
取り除いた一部平面図、図20は図19のD−D断面図
である。以下に、この半導体装置を説明する。
う一つの好適な実施例を示し、図19はそのキャップを
取り除いた一部平面図、図20は図19のD−D断面図
である。以下に、この半導体装置を説明する。
【0049】図の半導体装置では、シール板80からサ
ブリード82を延出して、そのサブリード82先端をヒ
ートスプレッダー10に電気的に接続している。そし
て、シール板80とヒートスプレッダー10とを同一電
位に保持できるようにしている。それと共に、半導体チ
ップ20のグランド電極をヒートスプレッダー10とグ
ランド線路用のリード30とにワイヤ70を介してそれ
ぞれ電気的に接続して、シール板80とヒートスプレッ
ダー10とをグランド線路用のリード30を介してそれ
ぞれ接地できるようにしている。
ブリード82を延出して、そのサブリード82先端をヒ
ートスプレッダー10に電気的に接続している。そし
て、シール板80とヒートスプレッダー10とを同一電
位に保持できるようにしている。それと共に、半導体チ
ップ20のグランド電極をヒートスプレッダー10とグ
ランド線路用のリード30とにワイヤ70を介してそれ
ぞれ電気的に接続して、シール板80とヒートスプレッ
ダー10とをグランド線路用のリード30を介してそれ
ぞれ接地できるようにしている。
【0050】具体的には、シール板80の内端にメタル
材からなる細帯状のサブリード82を延出して、そのサ
ブリード82をヒートスプレッダー10にマウントした
半導体チップ20側面とそれに対向する第1誘電体フィ
ルム40内側面との間の空隙90内方に折曲させてい
る。そして、サブリード82先端を空隙90内側に露出
したヒートスプレッダー10部分にはんだ付け、溶接、
導電性接着剤等により接続している。それと共に、半導
体チップ20のグランド電極を上記空隙90内側に露出
したヒートスプレッダー10部分とグランド線路用のリ
ード30の内端とにワイヤ70を介してそれぞれ電気的
に接続している。
材からなる細帯状のサブリード82を延出して、そのサ
ブリード82をヒートスプレッダー10にマウントした
半導体チップ20側面とそれに対向する第1誘電体フィ
ルム40内側面との間の空隙90内方に折曲させてい
る。そして、サブリード82先端を空隙90内側に露出
したヒートスプレッダー10部分にはんだ付け、溶接、
導電性接着剤等により接続している。それと共に、半導
体チップ20のグランド電極を上記空隙90内側に露出
したヒートスプレッダー10部分とグランド線路用のリ
ード30の内端とにワイヤ70を介してそれぞれ電気的
に接続している。
【0051】この図19と図20に示した半導体装置の
その他の構成並びにその作用は、前述図3と図4に示し
た半導体装置と同様である。
その他の構成並びにその作用は、前述図3と図4に示し
た半導体装置と同様である。
【0052】図21は本発明の半導体装置のさらにもう
一つの好適な実施例を示し、詳しくはそのキャップを取
り除いた一部平面図である。以下に、この半導体装置を
説明する。
一つの好適な実施例を示し、詳しくはそのキャップを取
り除いた一部平面図である。以下に、この半導体装置を
説明する。
【0053】図の半導体装置では、シール板80からサ
ブリード82を延出して、そのサブリード82先端を半
導体チップ20のグランド電極にワイヤ70を介して電
気的に接続している。半導体チップ20のグランド電極
は、グランド線路用のリード30とヒートスプレッダー
10とにワイヤ70を介してそれぞれ電気的に接続して
いる。そして、シール板80とヒートスプレッダー10
とを同一電位に保持できるようにしている。それと共
に、シール板80とヒートスプレッダー10とをグラン
ド線路用のリード30を介してそれぞれ接地できるよう
にしている。
ブリード82を延出して、そのサブリード82先端を半
導体チップ20のグランド電極にワイヤ70を介して電
気的に接続している。半導体チップ20のグランド電極
は、グランド線路用のリード30とヒートスプレッダー
10とにワイヤ70を介してそれぞれ電気的に接続して
いる。そして、シール板80とヒートスプレッダー10
とを同一電位に保持できるようにしている。それと共
に、シール板80とヒートスプレッダー10とをグラン
ド線路用のリード30を介してそれぞれ接地できるよう
にしている。
【0054】具体的には、シール板80の内端にメタル
材からなる細帯状のサブリード82を延出して、そのサ
ブリード82を第2誘電体フィルム50内側に折曲させ
て、サブリード82先端を第2誘電体フィルム50内側
に露出した第1誘電体フィルム40上面に搭載してい
る。サブリード82先端は、半導体チップ20のグラン
ド電極にワイヤ70を介して電気的に接続している。半
導体チップ20のグランド電極は、半導体チップ20側
面とそれに対向する第1誘電体フィルム40内側面との
間の空隙90内側に露出したヒートスプレッダー10部
分とグランド線路用のリード30の内端とにワイヤ70
を介してそれぞれ電気的に接続している。
材からなる細帯状のサブリード82を延出して、そのサ
ブリード82を第2誘電体フィルム50内側に折曲させ
て、サブリード82先端を第2誘電体フィルム50内側
に露出した第1誘電体フィルム40上面に搭載してい
る。サブリード82先端は、半導体チップ20のグラン
ド電極にワイヤ70を介して電気的に接続している。半
導体チップ20のグランド電極は、半導体チップ20側
面とそれに対向する第1誘電体フィルム40内側面との
間の空隙90内側に露出したヒートスプレッダー10部
分とグランド線路用のリード30の内端とにワイヤ70
を介してそれぞれ電気的に接続している。
【0055】この図21に示した半導体装置のその他の
構成並びにその作用は、前述図3と図4に示した半導体
装置と同様である。
構成並びにその作用は、前述図3と図4に示した半導体
装置と同様である。
【0056】なお、図19と図20又は図21に示した
半導体装置においては、ワイヤ70に代えて、図5ない
し図8に示したように、ヒートスプレッダー10から延
出したサブリード12をグランド線路用のリード30に
電気的に接続したり、図9に示したように、グランド線
路用のリード30から延出したサブリード32をヒート
スプレッダー10に電気的に接続したり、図14と図1
5に示したように、シール板80から延出したサブリー
ド82をグランド線路用のリード30に電気的に接続し
たりして、ヒートスプレッダー10やシール板80をグ
ランド線路用のリード30を介して接地できるようにし
ても良く、そのようにしても、上述図19と図20又は
図21に示した半導体装置と同様な作用を持つ半導体装
置を形成できる。
半導体装置においては、ワイヤ70に代えて、図5ない
し図8に示したように、ヒートスプレッダー10から延
出したサブリード12をグランド線路用のリード30に
電気的に接続したり、図9に示したように、グランド線
路用のリード30から延出したサブリード32をヒート
スプレッダー10に電気的に接続したり、図14と図1
5に示したように、シール板80から延出したサブリー
ド82をグランド線路用のリード30に電気的に接続し
たりして、ヒートスプレッダー10やシール板80をグ
ランド線路用のリード30を介して接地できるようにし
ても良く、そのようにしても、上述図19と図20又は
図21に示した半導体装置と同様な作用を持つ半導体装
置を形成できる。
【0057】また、図5と図6、図9、図10と図1
1、図14と図15、図19と図20、図21にそれぞ
れ示した半導体装置においては、キャップ60やシール
板80やヒートスプレッダー10をそれらの外端から延
出したサブリード(図示せず)又はワイヤ(図示せず)
等を介して第1誘電体フィルム40や第2誘電体フィル
ム50外方に突出したグランド線路用のリード30中途
部に電気的に接続して、キャップ60やシール板80や
ヒートスプレッダー10をグランド線路用のリード30
を介して接地できるようにしても良く、そのようにして
も、上述半導体装置と同様な作用を持つ半導体装置を形
成できる。
1、図14と図15、図19と図20、図21にそれぞ
れ示した半導体装置においては、キャップ60やシール
板80やヒートスプレッダー10をそれらの外端から延
出したサブリード(図示せず)又はワイヤ(図示せず)
等を介して第1誘電体フィルム40や第2誘電体フィル
ム50外方に突出したグランド線路用のリード30中途
部に電気的に接続して、キャップ60やシール板80や
ヒートスプレッダー10をグランド線路用のリード30
を介して接地できるようにしても良く、そのようにして
も、上述半導体装置と同様な作用を持つ半導体装置を形
成できる。
【0058】また、図1と図2、図3と図4等にそれぞ
れ示した半導体装置においては、図2や図4に示したよ
うに、キャップ60に細孔64を多数設けたり、シール
板80に細孔84を多数設けたり、ヒートスプレッダー
10に細孔(図示せず)を多数設けたりして、それらの
細孔64又は84にキャップ60やシール板80やヒー
トスプレッダー10接合用の接着剤の一部を食い込ませ
ることにより、キャップ60下面やシール板80下面を
第2誘電体フィルム50上面に強固に接合できるように
したり、キャップ60下面をシール板80上面に強固に
接合できるようにしたり、ヒートスプレッダー10上面
を第1誘電体フィルム40下面に強固に接合できるよう
にしたりしても良い。
れ示した半導体装置においては、図2や図4に示したよ
うに、キャップ60に細孔64を多数設けたり、シール
板80に細孔84を多数設けたり、ヒートスプレッダー
10に細孔(図示せず)を多数設けたりして、それらの
細孔64又は84にキャップ60やシール板80やヒー
トスプレッダー10接合用の接着剤の一部を食い込ませ
ることにより、キャップ60下面やシール板80下面を
第2誘電体フィルム50上面に強固に接合できるように
したり、キャップ60下面をシール板80上面に強固に
接合できるようにしたり、ヒートスプレッダー10上面
を第1誘電体フィルム40下面に強固に接合できるよう
にしたりしても良い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置によれば、ヒートスプレッダーと複数本のリードと第
1誘電体フィルム、第2誘電体フィルムとキャップ又は
それに加えてシール板とからなる製造容易で簡便なパッ
ケージに半導体チップを収容してなる安価な汎用タイプ
の半導体装置を提供できる。
置によれば、ヒートスプレッダーと複数本のリードと第
1誘電体フィルム、第2誘電体フィルムとキャップ又は
それに加えてシール板とからなる製造容易で簡便なパッ
ケージに半導体チップを収容してなる安価な汎用タイプ
の半導体装置を提供できる。
【0060】それと共に、半導体チップが発する熱を高
熱伝導性のヒートスプレッダーを通して半導体装置外部
に効率良く迅速に放散させることができる。
熱伝導性のヒートスプレッダーを通して半導体装置外部
に効率良く迅速に放散させることができる。
【0061】また、信号線路用のリードの上方にメタル
材からなるキャップ又はシール板を第2誘電体フィルム
を介して配置すると共に、信号線路用のリードの下方に
ヒートスプレッダーを第1誘電体フィルムを介して配置
して、信号線路用のリードをストリップ伝送線路に形成
し、そのリードの特性インピーダンスを50Ω等にマッ
チングさせることができる。
材からなるキャップ又はシール板を第2誘電体フィルム
を介して配置すると共に、信号線路用のリードの下方に
ヒートスプレッダーを第1誘電体フィルムを介して配置
して、信号線路用のリードをストリップ伝送線路に形成
し、そのリードの特性インピーダンスを50Ω等にマッ
チングさせることができる。
【0062】また、ヒートスプレッダーをグランド線路
用のリードに電気的に接続したり、キャップ又はシール
板をグランド線路用のリードに電気的に接続したりした
本発明の半導体装置にあっては、信号線路用のリードの
下方に配置したヒートスプレッダーをグランド線路用の
リードを介して接地したり、信号線路用のリードの上方
に配置したキャップ又はシール板をグランド線路用のリ
ードを介して接地したりできる。そして、ヒートスプレ
ッダーとキャップ又はシール板との間に挿通したストリ
ップ伝送線路構造をした信号線路用のリードの特性イン
ピーダンスを50Ω等に正確にマッチングさせて、その
リードを高周波信号を伝送損失少なく伝えることができ
る。
用のリードに電気的に接続したり、キャップ又はシール
板をグランド線路用のリードに電気的に接続したりした
本発明の半導体装置にあっては、信号線路用のリードの
下方に配置したヒートスプレッダーをグランド線路用の
リードを介して接地したり、信号線路用のリードの上方
に配置したキャップ又はシール板をグランド線路用のリ
ードを介して接地したりできる。そして、ヒートスプレ
ッダーとキャップ又はシール板との間に挿通したストリ
ップ伝送線路構造をした信号線路用のリードの特性イン
ピーダンスを50Ω等に正確にマッチングさせて、その
リードを高周波信号を伝送損失少なく伝えることができ
る。
【0063】また、シール板とヒートスプレッダーとを
電気的に接続した本発明の半導体装置にあっては、シー
ル板とヒートスプレッダーとを同一電位に保持して、そ
れらの間に挿通したストリップ伝送線路構造をした信号
線路用のリードの特性インピーダンスを50Ω等に正確
にマッチングさせることができる。
電気的に接続した本発明の半導体装置にあっては、シー
ル板とヒートスプレッダーとを同一電位に保持して、そ
れらの間に挿通したストリップ伝送線路構造をした信号
線路用のリードの特性インピーダンスを50Ω等に正確
にマッチングさせることができる。
【図1】本発明の半導体装置の正面断面図である。
【図2】本発明の半導体装置の一部破断平面図である。
【図3】本発明の半導体装置の正面断面図である。
【図4】本発明の半導体装置の一部破断平面図である。
【図5】本発明の半導体装置の一部底面図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】本発明の半導体装置のヒートスプレッダーの一
部平面図である。
部平面図である。
【図8】本発明の半導体装置の第1誘電体フィルムの一
部平面図である。
部平面図である。
【図9】本発明の半導体装置の正面断面図である。
【図10】本発明の半導体装置の一部平面図である。
【図11】図10のB−B断面図である。
【図12】本発明の半導体装置のキャップの一部平面図
である。
である。
【図13】本発明の半導体装置の第2誘電体フィルムの
一部平面図である。
一部平面図である。
【図14】本発明の半導体装置のキャップを取り除いた
一部平面図である。
一部平面図である。
【図15】図14のC−C断面図である。
【図16】本発明の半導体装置のシール板の一部断面図
である。
である。
【図17】本発明の半導体装置の第2誘電体フィルムの
一部平面図である。
一部平面図である。
【図18】本発明の半導体装置の第2誘電体フィルムの
一部平面図である。
一部平面図である。
【図19】本発明の半導体装置のキャップを取り除いた
一部平面図である。
一部平面図である。
【図20】図19のD−D断面図である。
【図21】本発明の半導体装置のキャップを取り除いた
一部平面図である。
一部平面図である。
10 ヒートスプレッダー 12 サブリード 20 半導体チップ 30 リード 32 サブリード 40 第1誘電体フィルム 50 第2誘電体フィルム 60 キャップ 62 サブリード 70 ワイヤ 80 シール板 82 サブリード 90 空隙
Claims (11)
- 【請求項1】 メタル材からなるヒートスプレッダー上
に半導体チップをマウントして、その半導体チップ周囲
の前記ヒートスプレッダー上に複数本のリードを第1誘
電体フィルムを介して並べて接合すると共に、前記複数
本のリード上に前記半導体チップ上方を覆うメタル材か
らなるキャップを第2誘電体フィルムを介して接合して
なる半導体装置。 - 【請求項2】 キャップと第2誘電体フィルムとの間
に、メタル材からなるシール板を介在させた請求項1記
載の半導体装置。 - 【請求項3】 ヒートスプレッダーをグランド線路用の
リードに電気的に接続した請求項1又は2記載の半導体
装置。 - 【請求項4】 ヒートスプレッダーをグランド線路用の
リードに前記ヒートスプレッダー又はグランド線路用の
リードから延出したメタル材からなるサブリードを介し
て電気的に接続した請求項3記載の半導体装置。 - 【請求項5】 キャップをグランド線路用のリードに電
気的に接続した請求項1、2、3又は4記載の半導体装
置。 - 【請求項6】 キャップをグランド線路用のリードに前
記キャップから延出したメタル材からなるサブリードを
介して電気的に接続した請求項5記載の半導体装置。 - 【請求項7】 シール板をグランド線路用のリードに電
気的に接続した請求項2、3、4又は5記載の半導体装
置。 - 【請求項8】 シール板をグランド線路用のリードに前
記シール板から延出したメタル材からなるサブリードを
介して電気的に接続した請求項7記載の半導体装置。 - 【請求項9】 シール板とヒートスプレッダーとを電気
的に接続した請求項2、3、4、5、6、7又は8記載
の半導体装置。 - 【請求項10】 シール板とヒートスプレッダーとを前
記シール板から延出したメタル材からなるサブリードを
介して電気的に接続した請求項9記載の半導体装置。 - 【請求項11】 シール板とヒートスプレッダーとを前
記シール板から延出したメタル材からなるサブリードと
そのサブリードに接続したワイヤとを介して電気的に接
続した請求項9記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6124624A JPH07307420A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6124624A JPH07307420A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07307420A true JPH07307420A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14890027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6124624A Pending JPH07307420A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07307420A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990032607A (ko) * | 1997-10-20 | 1999-05-15 | 윤종용 | 에어-캐버티 플라스틱 패키지와 그 제조 방법 |
JP2014175409A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Toshiba Corp | 高周波半導体用パッケージ |
JP2017518640A (ja) * | 2014-05-23 | 2017-07-06 | マテリオン コーポレイション | エアキャビティパッケージ |
-
1994
- 1994-05-12 JP JP6124624A patent/JPH07307420A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990032607A (ko) * | 1997-10-20 | 1999-05-15 | 윤종용 | 에어-캐버티 플라스틱 패키지와 그 제조 방법 |
JP2014175409A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Toshiba Corp | 高周波半導体用パッケージ |
US9177881B2 (en) | 2013-03-07 | 2015-11-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | High-frequency semiconductor package and high-frequency semiconductor device |
JP2017518640A (ja) * | 2014-05-23 | 2017-07-06 | マテリオン コーポレイション | エアキャビティパッケージ |
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