JPH07306599A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07306599A
JPH07306599A JP6098847A JP9884794A JPH07306599A JP H07306599 A JPH07306599 A JP H07306599A JP 6098847 A JP6098847 A JP 6098847A JP 9884794 A JP9884794 A JP 9884794A JP H07306599 A JPH07306599 A JP H07306599A
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image forming
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forming apparatus
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JP6098847A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Sato
和彦 佐藤
Shigeki Takeuchi
茂樹 竹内
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 画像形成装置における分離部でのジャム発生
を防止し、かつ転写ムラや分離不良のない高画質の転写
画像を得ることを目的とする。 【構成】 像担持体10上に形成された静電潜像を、現像
手段の帯電トナーにより現像してトナー像を形成し、こ
のトナー像を、給紙部から送られて像担持体10と転写手
段18との間を通過する転写材Pに静電転写し、更に分離
手段19によって転写材Pを、像担持体10から分離する画
像形成装置において、分離手段19の転写材搬送方向下流
側に、又は転写手段18と分離手段19の下流側に、転写材
表面の帯電を除去する導電体から成る除電手段20を設け
た画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電複写機、静電プ
リンタなど、静電転写プロセスを利用する画像形成装
置、特に分離用ブラシ等分離手段を利用する画像形成装
置に関するものである。更に像担持体上に、単色のトナ
ー像を少なくとも2色以上重ね合わせることによってカ
ラーのトナー像を形成するカラー画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真技術を用いた静電複写機や静電
プリンタにおいて、帯電・転写・分離装置には、コロナ
放電器が従来広く用いられてきた。しかしながら、コロ
ナ放電器は、5〜10kVの高電圧印加を必要とし、放電に
よるオゾン発生をともなう等の問題点がある。そのため
近年になって代替技術として低電圧化とオゾンレスを目
的とした接触帯電方式や転写ローラ方式や分離ブラシ方
式等が注目されている。
【0003】転写材の像担持体からのAC除電分離は、
転写工程で付与された転写材上の帯電を交流コロナ放電
器で除電して転写材の静電吸着力を消去し、転写材の剛
性と自重を利用して行われている。しかし、AC除電が
強すぎると画像抜けの転写不良を発生しやすく、弱いと
薄手の転写材ほど分離が難しくなるため、転写材の種類
や環境条件を考慮して除電量をバランスよく設定する必
要がある。また、AC除電分離は、高電圧コロナ放電に
よるオゾン発生や、放電ワイヤ汚れ等に起因する転写ム
ラ発生や、高電圧電源による製造コスト高などの問題が
ある。このため、分離工程においても、低電圧、低オゾ
ンが要望されている。
【0004】上記低電圧、低オゾン化を達成する除電分
離手段として、除電ブラシ、除電針が知られている。こ
の除電分離手段は、像担持体に近接して設けた除電ブラ
シまたは除電針に転写材上の帯電を打ち消す電圧を印加
して除電を行っているが、その最適な除電電圧はごく狭
い範囲である。即ち、除電電圧が強すぎると転写材が逆
に帯電して画像抜けの転写不良を発生しやすく、除電電
圧が弱いと転写材に転写工程での帯電が残存し薄い転写
材ほど分離が難しくなる。また、最適な除電電圧は使用
環境条件(温度,湿度)で変化するので、上記除電分離
手段のみでは、常に安定して転写材の分離を行うのは困
難である。
【0005】像担持体、例えば感光体ドラム、感光体ベ
ルト、誘電体ドラム等において、従来一般に、直径30mm
以下、又は転写部位又は分離部位における曲率半径が15
mm以下のものであっては、特に分離手段を設けなくても
転写材(記録紙等)の剛性(スティッフネス,紙等の腰
の強さ)によっていわゆる曲率分離が可能であった。ま
た、直径70mm以下、又は転写部位又は分離部位におる曲
率半径が35mm以下のものであっては、分離手段を設ける
だけでその分離手段による除電効果と転写材の剛性によ
って分離が可能であった。しかし、感光体ドラム上で各
色のトナー像を重ね合わせるカラー画像形成装置にあっ
ては、画像1枚分のトナー像を像担持体上に形成しなけ
ればならず、像担持体の一周長さは画像長さよりも長く
なければならない。そのため、感光体ドラムの直径が必
然的に大径化するから、転写材の剛性による曲率分離の
寄与は小さくなり、除電分離が必須となる。又、このよ
うなカラー画像形成装置では、重ね合わせ色は、感光体
ドラム上のトナー付着量が多いため、転写電流を多く必
要とし、分離は更に困難になる。従って、このようなカ
ラー画像形成装置では上記の問題がより顕著となる。
【0006】転写材の帯電荷を除去する除電ブラシの公
知技術としては、特開平2-91671号公報が、転写材の像
担持体からの分離を行う除電針の公知技術としては、特
開平4-168979号、特開平4-16880号各公報が挙げられ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の課
題を解決するためになされたものであって、上記の問題
点を解消し、下記の目的を達成して、安定して良好な転
写性と分離性が得られる画像形成装置を提供するもので
ある。
【0008】(1) 直径70mm以上のドラム状、又は少な
くとも転写部位又は分離部位で曲率半径35mm以上のベル
ト状の像担持体を用いた画像形成装置における転写と分
離の両立をはかること。
【0009】(2) 像担持体上で各色のトナー像の重ね
合わせを行うプロセスで転写と分離の両立性を計り、良
好なカラー画像を転写材上に形成すること。
【0010】(3) 転写ムラや分離ハジキによる白抜け
等のない高画質の転写画像を得ること。
【0011】(4) 高圧放電に基づくオゾンの発生や、
窒化物の生成もなく、これらによる感光体劣化や画質低
下などの少ないプロセスを提供すること。
【0012】(5) 分離安定性を確保し、単色と重ね合
わせ色の双方の良好な転写性・分離性を確保する。
【0013】(6) 紙質の異なる各種転写材に対して常
に分離安定性を確保し、高画質の転写画像を得る。
【0014】(7) あらゆる使用環境の変化に対して、
常に安定した分離性能を確保する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の画像形成装置は、像担持体上に形成された静電潜
像を、現像手段の帯電トナーにより現像してトナー像を
形成し、該トナー像を、給紙部から送られて前記像担持
体と転写手段との間を通過する転写材に静電転写し、更
に分離手段によって該転写材を、前記像担持体から分離
する画像形成装置において、前記分離手段の転写材搬送
方向下流側に、前記転写材表面の帯電を除去する導電体
から成る除電手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0016】又、この発明の画像形成装置は、前記転写
手段と分離手段との間に、前記転写材表面の帯電を除去
する導電体から成る除電手段を設けたことを特徴とする
ものである。
【0017】
【実施例】本発明の実施例の説明に先立って、本発明の
画像形成装置の一例であるカラープリンタの構成とその
作用を図1の断面構成図によって説明する。
【0018】このカラープリンタは、像担持体上に順次
形成される各色トナー像を重ね合わせたのち、転写部で
記録紙上に1回で転写してカラー画像を形成し、その
後、分離手段により像担持体面から剥離する方式のカラ
ー画像形成装置である。
【0019】図1において10は像担持体である感光体ド
ラムで、OPC感光体(有機感光体)をドラム基体上に
塗布形成したもので、接地されて図示の時計方向に駆動
回転される。12はスコロトロン帯電器で、感光体ドラム
10周面に対し高電位VHの一様な帯電をグリッド電位VG
に電位保持されたグリッドとコロナ放電ワイヤによるコ
ロナ放電によって与えられる。このスコロトロン帯電器
12による帯電に先だって、前プリントまでの感光体の履
歴をなくすために発光ダイオード等を用いたPCL(帯
電前除電器)11による露光を行って感光体周面の除電を
しておく。
【0020】感光体ドラム10への一様帯電ののち、像露
光手段13により画像信号に基づいた像露光が行われる。
像露光手段13は図示しないレーザダイオードを発光光源
とし回転するポリゴンミラー131,fθレンズ132,シリ
ンドリカルレンズ133を経て反射ミラー134により光路を
曲げられ主走査がなされるもので、感光体ドラム10の回
転(副走査)によって潜像が形成される。本実施例では
文字部に対して露光を行い、文字部の方が低電位VL
なるような反転潜像を形成する。
【0021】感光体ドラム10の周縁には、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒色(K)等
のトナーとキャリアとから成る現像剤をそれぞれ内蔵し
た現像器14(14Y,14M,14C,14K)が設けられてい
て、先ず1色目のイエローの現像がマグネットを内蔵し
現像剤を保持して回転する現像スリーブ141によって行
われる。現像剤はフェライトをコアとしてそのまわりに
絶縁性樹脂をコーティングしたキャリアと、ポリエステ
ルを主材料として色に応じた顔料と荷電制御剤、シリ
カ、酸化チタン等を加えたトナーとからなるもので、現
像剤は層形成手段によって現像スリーブ141上に100〜60
0μmの層厚(現像剤)に規制されて現像域へと搬送され
る。
【0022】現像域における現像スリーブ141と感光体
ドラム10との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい0.2〜
1.0mmとして、この間にVACのACバイアスとVDCのD
Cバイアスが重畳して印加される。VDCとVH、トナー
の帯電は同極性であるため、VACによってキャリアから
離脱するきっかけを与えられたトナーはVDCより電位の
高いVHの部分には付着せず、VDCより電位の低いVL
分に付着し顕像化(反転現像)が行われる。
【0023】1色目の顕像化が終った後2色目のマゼン
タの画像形成行程にはいり、再びスコロトロン帯電器12
による一様帯電が行われ、2色目の画像データによる潜
像が像露光手段13によって形成される。このとき1色目
の画像形成行程で行われたPCL11による除電は、1色
目の画像部に付着したトナーがまわりの電位の急激な低
下により飛び散るため行わない。
【0024】再び感光体ドラム10周面の全面に亘ってV
Hの電位となった感光体のうち、1色目の画像のない部
分に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行わ
れるが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行う
部分では、1色目の付着したトナーにより遮光とトナー
自身のもつ電荷によってVM′の潜像が形成され、VDC
とVM′の電位差に応じた現像が行われる。この1色目
と2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像をVL
の潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバランス
が崩れるため、1色目の露光量を減らしてVH>VM>V
Lとなる中間電位とすることもある。
【0025】3色目のシアン、4色目の黒色についても
2色目のマゼンタと同様の画像形成行程が行われ、感光
体ドラム10周面上には4色の顕像が形成される。
【0026】一方給紙カセット15より半月ローラ16を介
して搬出された一枚の転写材(転写紙等)Pは一旦停止
し、転写のタイミングの整った時点で給紙部のレジスト
ローラ対17の回転作動により転写域へと給紙される。
【0027】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム10の周面に転写手段18が圧接され、給
紙された転写材Pを挟着して多色像が一括して転写され
る。
【0028】次いで転写材Pはほぼ同時に圧接状態とさ
れた分離手段19によって除電され、更に導電体から成る
除電手段(以下、導電体と称す)20により除電されて感
光体ドラム10の周面より分離して定着装置21に搬送さ
れ、熱ローラ(上ローラ)211と圧着ローラ(下ロー
ラ)212の加熱,加圧によってトナーを溶着したの
ち、排紙ローラ22を介して装置外部に排出される。なお
前記の転写手段18、分離手段19及び導電体20は転写材P
の通過後感光体ドラム10の周面より退避離間して、次な
るトナー像の形成に備える。
【0029】一方、転写材Pを分離した感光体ドラム10
は、クリーニング装置23のブレード231の圧接により残
留トナーを除去・清掃し、再び前記PCL11による除電
と帯電器12による帯電を受けて次なる画像形成のプロセ
スに入る。なお前記のブレード231は感光体面のクリー
ニング後、直ちに移動して感光体ドラム10の周面より退
避する。
【0030】以下、前記装置の画像形成部を構成する各
機材の機能,性能の特徴について説明する。
【0031】(像担持体)感光体ドラム10は安定した回
転作動により周面のOPC感光体に前記のスコロトロン
帯電器12による均一な帯電作用が実現される。帯電に際
しグリッド電位が制御されて帯電電位の安定が図られ
る。感光体の仕様ならびにその帯電条件は一例として次
のように設定される。特に、特開昭64-17066号、特開平
2-183258号、特開平2-183265号、特開平3-128973号に記
載のY型チタニルフタロシアニンもしくは多結晶型チタ
ニルフタロシアニンを用いたOPCが好ましい。
【0032】感光体 : OPC,直径100mm,線速100
mm/sec,負帯電 帯電条件: 帯電ワイヤ:白金線(クラッド又はアロ
イ)が好ましく用いられる。VH−850V,VL−50V (像露光)感光体ドラム10周面のOPC感光体は帯電器
12により負帯電されたあと、像露光手段13の図示しない
半導体レーザユニットの発光による露光を受けて静電潜
像を形成する。
【0033】プリンターコマンドを解読するフォーマッ
タからの画像データは、レーザダイオード(LD)変調
回路に送られて、変調された画像信号により半導体レー
ザユニットのLDが発光すると、そのビーム光はビーム
インデックスにより各走査線の同期が図られてポリゴン
ミラー131に投射される。
【0034】ポリゴンミラー131はその多面体でビーム
光を反射して走査し、その走査光はfθレンズ132、シリ
ンドリカルレンズ133によりビーム径が補正されたあと
反射ミラー134を介して感光体を露光して主走査を行
い、静電画像を形成する。
【0035】レーザ光は光学系により600DPI相当に
ビーム径が絞られる。従って高品質画像を得るためには
トナーの粒径も小さくする必要がある。本実施例では各
色とも8μmのサイズのトナーを使用している。ただし
ユーザにとって最も重要なのは黒色の文字品質であり、
黒色トナーは小粒径トナー(7〜11μm)が好適であ
る。
【0036】像露光の光学系としては例えば次に記す構
成のものが使用される。
【0037】ポリゴンミラー: 6面、回転数23600rp
m,エアーベアリング採用 レンズ焦点距離: f=140mm ドットクロック: 20MHZ ビーム径 : 約60×80μm (現像)図2は現像器14の構成を示した断面図で、トナ
ー補給ボックスより供給されたトナーは現像器の右端部
に落下され、相反する方向に回転する一対の撹拌スクリ
ュ142によってキャリアと撹拌混合され、所定の帯電量
(Q/M)に設定される。
【0038】一方、トナー濃度は透磁率検知方法(L検
知方式)により検知され、この出力周波数にもとづいて
トナーの供給量を制御して5ないし7%程度のトナー濃
度値に設定制御される。
【0039】撹拌された二成分現像剤は供給ローラ143
を介して現像スリーブ141に搬送され、層厚規制部材144
によって薄層とされて感光体ドラム10の現像域に搬送さ
れ、次に記す現像条件によって静電潜像の反転現像を行
う。この現像方式では現像剤の穂立とドラムとは非接触
状態で現像が行われ、直流成分に交流成分を重ね合わせ
た現像電界により非接触二成分反転現像が行われてい
る。
【0040】現像間隙 : 0.5mm トナー搬送量 : 20〜30mg/cm2 現像バイアス(AC): 2kV,8KHZ (DC): −750V 現像スリーブ回転方向: 感光体ドラムに対し正転 画像濃度調整 : 現像スリーブ回転数制御又は
現像バイアス制御(レーザビームにより感光体に標準票
板を形成し、現像後反射濃度を測定し画像濃度調整を行
う) トナー濃度制御 : L検知方式 (給紙)図1において、転写材Pは給紙カセット15内に
片側基準で格納されており、従ってさばき爪151は転写
材Pの基準面側にのみ設けられ更に半月ローラ16も片持
ち構造とされて転写材Pの基準面側に片寄って位置され
ている。
【0041】給紙部は、専用のモータを有しており、半
月ローラ16が矢示方向に回転して押上げ板152上に積載
した転写材Pをさばき爪151の作用によりその最上層の
1枚のみを搬出する。
【0042】給紙カセット15より搬出された転写材Pは
搬送系路に入ってUターンし、先端がレジストローラ対
17を通過したすぐ後に図示しない給紙センサの検知によ
ってモータを一旦停止したのち、転写のタイミングが整
った段階で再びモータが回転を始め、感光体面に対し所
定の角度を保ってその転写域に給紙される。
【0043】一方手差しによる給紙は装置本体の前面に
位置する手差し給紙台153を図1の一点鎖線にて示す位
置より実線にて示す位置に回動してセットして行う。
【0044】手差しされた転写材Pはピックアップロー
ラ154の回転により搬送され、レジストローラ対17を経
て転写域に給紙される。
【0045】手差し給紙の対象とする紙は、通常用いら
れる16lbsないし24lbsの一般の転写材Pの他、36
lbsの厚紙やOHP用のトランスペアレンスシート等
である。又手差し給紙台153を取り外し、オプションと
して専用のフィーダを装着することで封筒の給紙も可能
である。
【0046】(転写・分離)転写手段18は感光体ドラム
10の周面に対する位置が可変であって、単色画像のプリ
ント時には図3に示す如く常に圧接状態に置かれるが、
カラー画像の形成中には退避して離間した位置に保た
れ、転写時にのみ圧接される。この場合の押圧力として
は、ローラ単位長さ当たりの力として50〜1000g/cmで
あることが望ましく、圧接状態のニップ幅として0.5〜
5mm程度であることが望ましい。一方、分離手段19も転
写手段18の位置変動にほぼ同期して感光体ドラム10の周
面に圧接ならびに離間の作動をする。
【0047】本実施例の装置には、転写用電源180の印
加電圧が+3ないし4kVDCで、又分離手段19にはDC
とACを重畳したバイアス電圧を印加する分離用電源19
0が使用される。更に、分離を確実にするため、前記分
離手段19の下流側に設けた導電体20には、約−1kVの電
圧を印加する第2の分離陽電源200が接続されている。
【0048】(定着)本実施例の装置の備える定着装置
21は一対のローラから成るいわゆる熱ローラ方式の定着
装置であって、ヒータを内蔵し時計方向に駆動回転する
上ローラ211と、該上ローラ211に圧接して従動回転する
下ローラ212との間に形成されたニップ部により転写材
Pを加熱搬送してトナー像の溶着を行う(図1参照)。
【0049】(転写手段18)次に、前述した転写手段18
の構成について詳細に説明する。
【0050】図4(A)は単層タイプの転写ローラ18A
の断面図である。図において、転写手段18は、ステンレ
ス鋼棒から成る軸体(芯金)181と、その外周にポリウ
レタンゴム、シリコーンゴム、スチレンブタジエン共重
合体エラストマー、オレフィン系エラストマー等の樹脂
材を、セルサイズ10〜100μm程度の発泡タイプもしくは
連泡タイプで形成し、更に上記樹脂材に導電性付与剤と
してカーボンブラック等の無機物及び/又は有機導電剤
を混在させた電荷供給可能な導電性とした弾性部182と
から構成されている。なお弾性部182として発泡ポリウ
レタン系樹脂ルビセルローラ(日東工業(株)製)を用い
た。該転写ローラ18Aの電気抵抗は107〜108Ω・cmであ
る。
【0051】図4(B)は、被覆タイプの転写ローラ18
Bを示す断面図である。
【0052】この転写ローラ18Bは、上記単層タイプの
転写ローラの弾性部182の外周面上に、ポリフッ化ビニ
リデン(PVDF),ポリアミド6 (ナイロン6 ),ポ
リアミド66(ナイロン66),ポリエチレンテレフタレー
ト(PET),パーフルオロアクリレート系樹脂(PF
A),ポリエステル系樹脂等から成る表面被覆層部183
を、5〜100μmの膜厚で設けたものである。上記被覆層
部183を設けることにより、転写ローラ18Bの表面のク
リーニングが容易確実になり、メンテナンス性が向上す
る。該転写ローラ18Bの電気抵抗は105〜106Ω・cmであ
る。被覆タイプの転写ローラ18Bの一例として、導電性
ウレタン塗料をコーティングしたハイデンソーコートロ
ーラ(日東工業(株)製)や、弾性部182にスポンジ状の
エーテル系ウレタン系樹脂と表面被覆層部183にソリッ
ドタイプエステル系ポリウレタンから成る導電性ローラ
(電機抵抗105〜106Ω・cm)を使用した。
【0053】図4(C)は、被覆タイプの転写手段18の
他の実施例を示す断面図である。この転写ローラ18C
は、上記軸体181の外周面上に設けた弾性部182の更に外
層に中抵抗層部184を設け、その外周面上に前記被覆層
部183を形成したものである。上記中抵抗層部184は、電
気抵抗を最適制御できる材料を選択することができる。
これによって弾性部182は所要の弾性を備え、中抵抗層
部184は所要の導電性付与性を備えた機能分離型に構成
することが可能である。電気抵抗の測定の方法は、例え
ばローラ軸の両端をそれぞれ500g重の力でAlなどの導
電板に押圧し、導電板とローラ軸のΩ単位の抵抗値を測
定し、弾性層、被覆層の全層厚と形成ニップ面積からΩ
・cm単位に換算することができる。上記各転写手段18の
電気抵抗としては、103Ω・cmないし1011Ω・cmのもの
が好ましい。又、上記各転写手段18のゴム硬度は、ゴム
硬度計による計測で60°以下(JIS−K6301 アスカ
−Cスケール硬度)が好ましい。
【0054】上記転写手段18によるローラ転写は、転写
材Pの背面に直接転写手段18を接触させて、トナーを圧
接し、トナーと逆極性の電性を転写手段18に印加して転
写を行う。
【0055】次に、転写手段18の他の実施例について説
明する。
【0056】図5は転写ブラシ18Dの断面図、図6は転
写ブラシ18Dの各種実施例の斜視図である。図5(A)
は転写ブラシ18Dが像担持体10の表面から離間している
状態を示す断面図である。
【0057】複数本の弾性を有する細い導電性ワイヤ18
5の両端部は、導電性の保持部材186A,186Bに並列かつ
等間隔に植設され、各導電性ワイヤ185は上方に凸の逆
U字形状をなす。そして該各導電性ワイヤ185の逆U字
型の頂部の包絡線は、転写材Pの搬送方向Aと直交する
方向になるように一直線になっている。187は絶縁性支
持部材である。
【0058】上記導電性ワイヤ185は、第1の実施例と
して、アキレスノンスパークJSタイプ(アキレス(株)
製)の直径100μmを用い、これをピッチ(p)1mm間隔
で保持部材186A,186Bに植設した。上記U字形状の半
径Rは12mm、高さHは12mmで作製した。第2の実施例の
転写ブラシ18Dでは、直径50μmの銅線を間隔2mmでメ
ッシュ状に形成し、上記逆U字形状に架設した。第3の
実施例の転写ブラシ18Dでは直径100μmのカーボン繊維
をピッチ(p)0.8mmで架設した。
【0059】図5(B)は、転写時に、転写ブラシ18D
を移動させて、転写材Pを介して像担持体10に圧接した
転写状態を示す断面図である。この圧接状態では、複数
の導電性ワイヤ185は、弾性変形して転写材Pを像担持
体10の表面に密接させてトナー像を均一に転写させるこ
とができる。この圧接力の適正範囲は、導電性ワイヤ18
5の弾性によっても異なるが、導電性ワイヤ185の長手方
向の長さ当たり58〜100/cmが好ましい。又、そのとき
形成されるニップ幅は0.5〜20mmが好ましい。
【0060】図6(A)は複数本の導電性ワイヤ185の
両端部をそれぞれ保持部材186A,186B間に植設して、
露出している中間部を湾曲状しに架設したものである。
【0061】図6(B)は、上記の湾曲状の複数本の導
電性ワイヤ185を、転写材Pの搬送方向と直交する方向
に、他の複数の導電性ワイヤ188により横断状に接続し
て、導電性ワイヤ185の倒れを防止したものである。な
お、上記横断状に接続した導電性ワイヤ188は、図示の
水平配列でなく、傾斜配列することにより転写材Pの引
っ掛かりを防止するようにしてもよい。
【0062】図6(C)は、転写ブラシ18Dの他の実施
例を示すもので、複数の導電性ワイヤ189をメッシュ状
に交差させて形成したものである。なお、上記導電性ワ
イヤ189を、一枚の弾性を有する導電性薄板に多数の小
穴を嵌設してネット状に形成したものにより作製するこ
とも可能である。
【0063】(分離手段19)ベルト感光体や小径ドラム
感光体では、分離部の小さな曲率半径を利用して、転写
材Pの剛性のみで分離させることができるが、感光体形
状の制約を受ける。又高速機等ではAC除電分離と併用
することで安定した高速の分離を達成している。AC除
電分離は、転写の直後に記録紙を交流コロナ又は高電圧
交流で除電して記録紙の感光体への静電吸着力を低減
し、紙の剛性や自重を利用して分離するものである。し
かし、AC除電が強すぎると画像抜けの転写不良が発生
しやすく、弱いと薄く剛性の弱い記録紙ほど分離が難し
くなるため、記録紙種や環境を考慮して除電量をバラン
ス良く設定する必要がある。除電による分離手段の各種
実施例を図7(A)〜(F)に示す。
【0064】図7(A),(B)は、ステンレス鋼線又
はアルミニウム線等の金属細線(フィラメント)から成
る導電性細線191を保持部材192に1列又は複数列配置し
た分離手段19の斜視図であり、図7(A)は密集配列型
分離ブラシ19A、(B)は疎ら配列型分離ブラシ19Bを
示す。上記導電性細線191の直径は0.01〜0.1mm、保持部
材192からの金属線の突出長さは2〜20mmである。図7
(B)に示す疎ら配列型においては、各導電性細線191
の各束毎に間隔を0.5〜5mmに配列したものが分離効果
として好ましい結果が得られた。なお、上記導電性細線
191として、金属細線の代りに、レーヨン等に導電性付
与剤を添加した導電性繊維を用いた分離ブラシ19A,19
Bを形成することも可能である。
【0065】図7(C)は、前記図7(B)の正面図で
ある。図において、導電性細線191は直径0.1mmの細線を
束にして、保持部材192に突出長さ(毛長)L(2〜20m
m)、各束間のピッチp(0.5〜5mm)で植設したもので
ある。上記導電性細線191としては、金属細線(金属繊
維)や導電性繊維等が挙げられる。
【0066】金属細線は、通常の導電性と剛性を有する
もので、ステンレス鋼,鉄,銅,アルミニウム,タング
ステン,クロム,ニッケル,ニッケルクロム鋼,銀,
鉛,錫,亜鉛及びこれらを含有する合金又はアモルファ
ス金属等から選ばれる。
【0067】導電性繊維は、カーボンなどの無機導電性
材料又は有機導電性材料を含有させたレーヨンやナイロ
ン,ポリエステル等の樹脂(プラスチック)が用いられ
る。
【0068】上記導電性細線191における導電性とは、1
05Ω・cm以下が好ましく、下限値は材料自体の剛性など
により決まる。
【0069】上記導電性細線191のうち、この実施例で
は、例えば、アキレス(株)製のアキレスノンスパークJ
Sタイプ(線径0.1mm)や、東英産業(株)製のアモルフ
ァス繊維NAmV10-5-12-285(線径0.1mm)等を用いた。
【0070】分離ブラシ19A,19Bの導電性細線191の
突出長さLは、短すぎると転写材Pを介した像担持体10
と導電性細線191間の放電が起こりにくく、分離ブラシ1
9A,19Bに高電圧を印加せざるを得ず、このため分離
はじきの発生、更には転写材分離不良を発生する。又、
突出長さが長すぎると、転写材搬送方向と直交する方向
(分離ブラシ19A,19Bの長手方向)の画像むらの発生
や、導電性細線191自体の耐久性を損なう。
【0071】導電性細線191の各細線束間のピッチpが
大きすぎると、画像むらの発生や分離はじきや更には分
離不良を発生する。
【0072】図7(D)は、金属細線の代りに、先端の
曲率半径が100μmの小球形状を有する金属針193を保持
部材192に植設した分離手段19Cの斜視図である。
【0073】図7(E)は、導電性テープ194の先端を
鋸歯状に形成し、保持部材192に挟持した分離手段19D
の斜視図である。該導電性テープ194としては、テイジ
ンメタリアン除電テープ(帝人(株)製)やシントロン92
12(Shintron Fabric社製)等がある。
【0074】図7(F)は、分離手段19の他の実施例を
示し、尖突型電極板19Eの正面図である。該尖突型電極
板19Eは、板厚0.1〜2.0mmのステンレス鋼板、銅板、鉄
板、アルミニウム合金板等の導電性金属薄板から形成さ
れ、一方の端面に図示のような複数の尖突状山型が等高
状に直列配置されている。その山の高さ(a)は1〜10
mm、山のピッチ(b)は1〜10mmの範囲に形成されてい
る。
【0075】(除電手段20)図8(A)〜(E)は、除
電手段20の各種実施例を示す斜視図及び正面図である。
【0076】図8(A)に示す導電体20Aは、厚さ
(t)0.5〜2.0mm、幅(W)0.5〜40mmの銅板、鉄板、
ステンレス鋼板、アルミニウム合金板等の導電性金属板
により形成されたもので、該導電体20の先端部と像担持
体10表面との転写材Pの分離時の最近接距離は0.2〜5m
mに設置される。
【0077】図8(B)に示す導電体20Bは、銅アクリ
ル繊維、例えばNAM002、NEA003、NET006(何
れもアキレス(株)製)から成る薄板で、保持部材201に
より突出長さ(L)1〜10mmの範囲内で均一に突出配列
されている。
【0078】図8(C)に示す導電体20Cは、ステンレ
ス鋼線又はカーボン繊維から成る導電性細線で、保持部
材201に1列又は複数列配列したものである。該導電性
細線の突出長さ(毛長L)は2〜10mm、ピッチ(p)は
0〜6mm、細線直径0.01〜0.1mmである。
【0079】図8(D)に示す除電手段20の導電体20D
は、複数の尖突山型形状を有する除電テープにより形成
され、保持部材201に挟持固定されている。この除電テ
ープから成る導電体20Dは、例えばメタリアン除電テー
プ、厚さ(+)0.15mm(シャイン通商(株)製)素材を使
用しピッチ(b)1〜10mm、山の高さ(a)1〜10mmの
山角波型(鋸歯型)をなす尖突部を複数個直線配列に形
成したものである。
【0080】図8(E)に示す除電手段20の導電体20E
は、上記導電体20Dとほぼ同形状をなす板厚0.1〜1.0mm
の金属薄板で、ステンレス鋼板、銅板、アルミニウム合
金板、鉄板等から形成される。
【0081】(実験例) ・露光光源;半導体レーザ ・感光体;アルミ基板上に有機光導電性層を設けたドラ
ム又はベルト、Y型チタニルフタロシアニンを含有する
OPC感光体 ・現像剤;トナー(イエローY,マゼンタM,シアン
C,黒色K):各トナーの粒径8.5μm、電荷量−20μC
/g、トナー濃度7%キャリア:粒径45μm、Cu-Zn-フ
ェライト、St-MMA共重合体被覆 ・感光体ドラム(10);直径100mm、線速74mm/sec ・転写ローラ(18A,B);ローラ外径24mm、弾性部
(182)はポリウレタン系ルビセルローラ(日東工業
(株)製)(100V印加時の軸体181とローラ外周間の電気
抵抗測定値、5.0×104Ω)、被覆層部(183)はPVD
F、(図4(B)の被覆タイプ)、又は図4(A)に示
す単層タイプ ・転写ブラシ(18D);図6(A)参照、導電性ワイヤ
185は直径0.1mmのカーボン繊維使用 ・分離ブラシ(19A,B);(図7(A,B,C)参
照)導電性細線(191)の保持部材よりの突出長さ3〜1
0mm、各金属線束間隔0.6〜4.0mm、金属線直径100μm、
ノンスパークJSタイプ(アキレス(株)製)及びアモル
ファス繊維NAmV10-5-12-285(東英産業(株)製) ・分離用尖突型電極板(195);図7(F)参照 ・転写手段(18)と分離手段(19)及び導電体(20)の
配置及び動作 :分離手段19は感光体ドラム10の鉛直下方近傍に配置
し、感光体ドラム10の中心方向に移動可能である。
【0082】:転写手段18は該分離手段19の上流側で感
光体ドラム10の周面上での間隔約15mmに配置し、感光体
ドラム10中心方向に移動可能である。
【0083】:転写手段18は、転写材Pの通紙時にのみ
感光体ドラム10表面に圧着ニップする。すなわち、転写
材Pの先端が転写手段18がニップ位置から上流側5mmの
位置に給送されたとき圧着を開始する。そして非通紙時
には感光体ドラム10の表面から離間する。
【0084】・導電体(20);分離手段19の下流又は転
写手段18と分離手段19との中間に配置した。
【0085】・感光体ドラム10の表面電位 現像器14Y,14M,14C,14Kの各現像スリーブ141と
の対向位置において、感光体ドラム10の表面電位がそれ
ぞれ−750Vになるように制御する。
【0086】・現像バイアス 現像器14Y,14M,14C,14Kの各現像バイアスは、そ
れぞれ−650VDCに2.4kVP-P、8KHZACを重畳させたも
のである。
【0087】
【表1】
【0088】上記表1は感光体ドラム10上の各色トナー
付着量を示す。この条件で下記の実験データを得た。な
お、表中、Yはイエロートナー、Mはマゼンタトナー、
Cはシアントナー、Kは黒色トナーを示し、更にR(レ
ッド)は上記YトナーとMトナーの重ね合わせ色、G
(グリーン)はYトナーとCトナーの重ね合わせ色、B
(ブルー)はMトナーとCトナーの重ね合わせ色を示
す。
【0089】以下、導電体20を配置した本発明の画像形
成装置の転写分離除電部の実施例(A)と、導電体20を
有しない従来装置の比較例(B)との各環境条件に対す
る実験結果の分離不良率を表2ないし表6に示す。
【0090】〔実験例1〕図9,表2参照 ・像担持体10;直径100mmの感光体ドラム ・転写材P;16lb紙および20lb紙 ・転写手段18;図4(B)に示す被覆タイプの転写ロー
ラ(18B) 弾性部(182),カーボンブラック含有ルビセル(日東
工業(株)製)、素材 ・ポリウレタン系発泡タイプ(トーヨーポリマー(株)
製) 表面被覆層部(183),ポリフッ化ビニリデン樹脂 電気抵抗 105〜106Ω・cm ・分離手段19;導電性細線,アキレスノンスパークJS
タイプ(アキレス(株)製)、ピッチ(p)0.8mm、毛長
(L)3mmの分離ブラシ19A、像担持体(10)表面と導
電性細線先端間距離0.5mm ・除電手段20;銅板、板厚1mm、幅(W)30mmの導電体
20A、導電体20Aを分離手段19の下流側に配置し、かつ
幅Wを転写材搬送方向に長くとった。
【0091】・転写電流(It);20μA ・分離電圧;HH(高温高湿時)−0.8kV、NN(常温
常湿時)−0.8kV、LL(低温低湿時)−1.2kV ・転写押圧力;1.5kg・f ・分離押圧力;0.7kg・f ・分離不良率の比較;導電体20Aを配置し電圧印加また
は接地することにより、16lb紙を使用して高温高湿(H
H)、常温常湿(NN)、低温低湿(LL)の各環境条
件において表2に示すような極めて良好な分離性能が得
られた。また、転写材Pとして20lb紙を使用した場合
は、導電体有りでの分離不良率は各環境共に皆無、導電
体無しで分離不良率はHHで2/1000、NNで1/100
0、LLで5/1000であった。
【0092】
【表2】
【0093】〔実験例2〕図9,表3参照 ・像担持体10;直径100mmの感光体ドラム ・転写材P;16lb紙 ・転写手段18;図4(B)に示す被覆タイプの転写ロー
ラ18B、ハイデンソーコートローラ電気抵抗105〜106Ω
・cm ・分離手段19;尖突型電極板19D(図7(F)参照) ステンレス鋼薄板、厚さ0.1mm、ピッチ2mm、山の高さ
3mm、像担持体(10)表面と尖突型電極板(19E)の先
端間隔距離1mm ・除電手段20;銅板、板厚1mm、幅(W)40mmの導電
体20A、配置位置は実施例1と同じ下流位置 ・転写電流(It);16μA ・分離電圧;HH…−1.0kV、NN…−1.0kV、LL…−
1.5kV ・転写押圧力;1.4kg・f ・分離押圧力;0.7kg・f ・分離不良率;導電体20Aを配置し接地することによ
り、各環境条件において表3に示すような優れた分離性
能が得られた。
【0094】
【表3】
【0095】〔実験例3〕図9,表4参照 ・像担持体10;直径100mmの感光体ドラム ・転写材P;16lb紙 ・転写手段18;転写ブラシ18D(図6(A)参照) 導電性ワイヤ(185)として線径0.1mmのカーボン繊維を
使用した。
【0096】・分離手段19;分離ブラシ19B(図7
(B),(C)参照) 導電性細線191としてアキレスノンスパークJSタイプ
(アキレス(株)製)、線径0.1mm、ピッチ(p)3mm、
毛長(L)3mm、像担持体(10)と細線先端間の距離0.
5mm ・除電手段20;銅アクリル繊維NAM002(アキレス
(株)製)、幅(W)5mmの導電体20B、像担持体(10)
と導電体(20B)先端間の距離0.3mm、導電体20Bを分
離ブラシ19Bの下流側に分離ブラシ19Bと平行配置し
た。
【0097】・転写電流(It);20μA ・分離電圧;HHでVDC−0.5kV、VACPP1.5kV NNでVDC−0.5kV、VACPP1.5kV LLでVDC−1.0kV、VACPP1.5kV ・転写押圧力;1.0kg・f ・分離押圧力;0.7kg・f ・分離不良率;導電体20Bを配置しバイアス電圧印加す
ることにより、各環境条件において表4に示すような良
好な分離性能が得られた。
【0098】
【表4】
【0099】〔実験例4〕図9,表5参照 ・像担持体10;直径100mmの感光体ドラム ・転写材P;16lb紙 ・転写手段18;単層タイプ転写ローラ18A(図4(A)
参照) 弾性部182;カーボンブラック含有ルビセル(日東工業
(株)製)、素材・ポリウレタン系発泡タイプ(トーヨー
ポリマー(株)製)、電気抵抗105〜106Ω・cm ・分離手段19;分離ブラシ19B(実施例3と同じ) ・除電手段20;メタリアン除電テープ(シャイン通商
(株)製)使用の導電体20D(図8(D,E)参照)、ピ
ッチ(b)3mm、山の高さ(a)5mm、幅(W)5mmの
導電体、像担持体(10)と導電体20D先端との距離0.5m
m、分離手段19と転写手段18との中間に分離ブラシ19B
と平行配置。
【0100】・転写電流;16μA ・分離電圧;HHで−1.0kV、NNで−1.0kV、LLで−
1.2kV ・転写押圧力;1.2kg・f ・分離押圧力;0.6kg・f ・分離不良率;導電体20Dを中間配置し接地することに
より、各環境条件下で表5に示すような良好な分離性能
が得られる。
【0101】
【表5】
【0102】〔実験例5〕図9,表6参照 ・像担持体10;直径100mmの感光体ドラム ・転写材P;16lb紙 ・転写手段18;単層タイプ転写ローラ18A(図4(A)
参照) 素材は実験例4とほぼ同じ 電気抵抗 107〜108Ω・cm ・分離手段19;尖突型電極板19D(図7(F)参照) ステンレス鋼薄板、ピッチ(p)3mm、山の高さ5mm、
像担持体(10)表面と尖突型電極板19Eの先端間隔距離
1mm ・除電手段20;カーボンブラック3C(アキレス(株)
製)の除電ブラシ(導電体)20C(図8(C)参照) 像担持体(10)表面と除電ブラシ20C先端間の間隔距離
0mm、除電ブラシ20Cの配置位置は実験例4と同じ中間
位置。
【0103】・転写電流;20μA ・分離電圧;直流電圧VDCはHH,NNで各−0.8kV、
LLで−1.2kV、交流電圧VACPPはHH,NN,LL何
れも1.5kV 分離不良率;除電ブラシ20Cを中間配置し接地すること
により、各環境条件下で表6に示すような良好な分離性
能が得られた。
【0104】
【表6】
【0105】次に、像担持体10の直径と、転写材分離の
関係を以下の実験結果により検討した。
【0106】像担持体10の周囲に複数(3〜4個)の現
像装置を配置したカラー複写機、カラープリンタにおい
ては、像担持体10の直径が大きくなる。例えば直径70mm
以上の感光体ドラム(像担持体)10では前記曲率分離に
よる寄与が低減し、特に薄手の転写材P(例えば16lb
s)を用いた場合の分離不良率が大きく、他の分離手段
との併用を必要とする。
【0107】〔実験例6〕図9,表7参照 ・像担持体10;直径30mmの感光体ドラム ・転写材P;16lb紙 ・転写手段18;被覆タイプの転写ローラ(18B) 弾性部(182)、カーボンブラック含有ルビセルローラ
(日東工業(株)製)、表面被覆層部(183)、アジペー
ト系ポリウレタン 電気抵抗 106Ω・cm ・分離手段19;導電性細線、ノンスパーク4Sタイプ
(アキレス(株)製)ピッチ(p)0.8mm、毛長(L)3m
mの分離ブラシ19A ・除電手段20;導電体20Aを分離手段19の下流側に配置
し、接地した。
【0108】・分離不良率の比較;表7に示すように、
HH,NN,LLの各環境条件で極めて良好な分離性能
が得られた。
【0109】
【表7】
【0110】〔実験例7〕図9,表8参照 ・像担持体10;直径80mmの感光体ドラム ・転写材P;16lb紙 ・転写手段18;単層タイプの転写ローラ(18A) カーボンブラック含有ルビセル(日東工業(株)製) 電気抵抗 107〜108Ω・cm ・分離手段19;尖突型電極板19D(図7(F)参照) ステンレス鋼薄板、ピッチ2mm、山の高さ3mm、厚さ0.
1mm ・除電手段20;導電体20Aを分離手段19の下流側に配置
し、接地した。
【0111】・分離不良の比較;表8に示すように、H
H,NN,LLの各環境条件で極めて良好な分離性能が
得られた。
【0112】
【表8】
【0113】転写手段18により像担持体10表面に密着し
た転写材Pは、分離手段19により転写材Pの先端が剥離
されるが、転写材先端に続く転写材面部が従来の静電分
離手段では引き剥がすことが不充分で、像担持体10表面
に張り付いたまま回動してクリーニング部近傍で紙詰り
を発生する分離不良が頻発していた。本発明では従来の
分離手段19の上流側又は下流画に導電体の除電手段20を
設けることにより、該導電体に転写材Pが接触して、転
写材P上の静電荷を除去又は低減することにより、分離
不良率は著しく低減することが可能になった。
【0114】なお、上記除電手段20は、分離手段19の分
離用電源190と異なる電源を用い温湿度の異なる環境条
件下で電圧可変として実験したが、画像形成装置に装備
するときには、一定の分離電圧の電源を用いることも可
能である。
【0115】図10は本発明に係る画像形成装置の要部中
央断面図であり、転写状態を示す。
【0116】前記転写手段と分離手段とをユニット化し
た転写・分離ユニットは、像担持体10の周面に接離可能
である。
【0117】前記転写ローラ18Aの軸体181の両軸端
は、第1の可動保持部材1801の両側板に揺動自在に保持
されている。該第1の可動保持部材1801は、支軸1802を
中心にして揺動可能に支持されていて、コイルばね1803
により上方の像担持体10側に付勢されている。1804は画
像形成装置本体に固設された固定底板である。
【0118】上記支軸1802の同軸上には、第2の可動保
持部材1805が揺動自在に保持され、図示しない連係部材
によって前記第1の可動保持部材1801と応動して一体と
なって揺動する。該第2の可動保持部材1805の底面側は
コイルばね1806によって転写ローラ18Aと同様に上方に
付勢されている。
【0119】前記転写ローラ18Aと分離ブラシ19Aの中
間で分離ブラシ19Aの転写材搬送下流側には、転写材搬
送ガイド部材1807が前記第1の可動保持部材1801上に固
設されている。スリット部195Aに分離ブラシ19Aの保
持部材192が挿入されていて、分離ブラシ19Aの導電性
細線191の先端部が、像担持体10の周面と所定間隔dを
保って固定される。
【0120】転写ローラ18Aと分離ブラシ19Aの中間に
位置する転写材搬送ガイド部材1807の上面部は、図
10の紙面直角方向に長手のガイド面を有し、転写材P
の最大幅をカバーし、像担持体10の表面と所定の狭い間
隙を保持している。転写ローラ18Aのニップ位置から搬
出された転写材Pは、上記転写材搬送ガイド部材1807の
上面部の間隙を通過して、分離ブラシ19Aの先端部を通
過していく。このとき、転写材Pの先端は、分離ブラシ
19Aの導電性細線191の側面に直接突き当たらないよう
前記間隙が設定されているから、導電性細線191が毛倒
れをして分離性能を損ねたり、導電性細線191を損傷す
ることはない。
【0121】又、前記第2の可動保持部材1805の両側面
には、分離部材位置規制手段が設けられている。該分離
部材位置規制手段のローラ保持部材1808は、前記第2の
可動保持部材1805に固定されている。該ローラ保持部材
1808の上部には、回転軸を有するローラ1809が回転自在
に支持されている。該ローラ1809の外周上端と前記分離
ブラシ19Aの先端部とは、高さ方向に所定の距離に設定
されていて、ローラ1809が像担持体10の周面に当接した
とき、分離ブラシ19Aの先端部が像担持体10の周面から
所定の間隙dを保つように設定されている。上記の所定
の間隙dを保持することにより、高電圧を印加した分離
ブラシ19Aの先端部と、像担持体10の周面との間が安定
した放電が行われ、分離性能が向上する。なお、上記分
離部材位置規制手段は、像担持体10の周面上に画像形成
領域外に設置されている。
【0122】前記ローラ保持部材1808の上流側側面部に
は、分離ブラシ19Aが取り付けられている。又該ローラ
保持部材1808の下流側側面部には、除電手段20の導電体
20Aが固設されている。該導電体20Aの上面側は像担持
体10の表面に近接して所定距離を保っている。
【0123】前記転写・分離除電ユニットは、前述のよ
うに支軸1802を中心にして揺動可能に支持され、転写時
には、コイルばね1803,1806により上方に付勢されて、
転写ローラ18Aは像担持体10の周面に圧接され従動回転
する。
【0124】画像転写以外の状態では、すなわち像担持
体10上に異なる色のトナー像(Y,M,C,K)を形成
する過程では、上記転写・分離ユニットは、像担持体10
の周面から強制的に離間されている。図11はこの離間状
態を示す。
【0125】前記第1の可動保持部材1801の両側面に
は、固定軸1810が水平に植設されていて、該固定軸1810
にローラ(カムフォロワ)1811が回転自在に嵌合してい
る。
【0126】一方、上記転写・分離除電ユニットの上方
には、画像形成装置の駆動源に接続して回転可能なカム
軸1812が支持されていて、該カム軸1812にカム1813が固
定されている。該カム1813の周面は、前記転写・分離除
電ユニットのローラ1811に圧接している。上記カム1813
の回転により、その最大半径周面がローラ1811に圧接す
ると、転写・分離除電ユニットは支軸1802を中心にして
下方に揺動され、転写ローラ18A及び分離ブラシ19Aは
像担持体10の周面から離間する。
【0127】前記カム1813の回転によりその最大半径周
面がローラ1811に圧接する状態では、転写・分離除電ユ
ニットは上方にばね付勢されて、転写ローラ18Aは像担
持体10の周面に所定圧で圧接してニップを形成して従動
回転し、転写材Pの通紙によりトナー像の転写が可能と
なる。押圧力としては300g/cmとした。
【0128】又、転写・分離除電ユニットの上昇停止位
置では、ローラ1809が像担持体10の周面に圧接して、分
離ブラシ19Aは像担持体10の周面と所定の間隙を維持
し、転写材Pの通紙時に像担持体10に周面からの分離を
可能にする。
【0129】図12はこの発明を適用する画像形成装置の
他の実施例を示すカラープリンタの断面図である。な
お、図面に使用されている符号について、図1と同じ機
能を有する部分には、同符号を付している。又、前記実
施例と異なる点を説明する。
【0130】駆動ローラ101と従動ローラ102に巻回され
て回動可能な感光体ベルト(像担持体)103の周辺に
は、スコロトロン帯電器12、像露光手段(半導体レーザ
光走査装置)13、現像器14Y,14M,14C,14K、転写
ローラ18A、分離ブラシ19A、除電手段20、クリーニン
グ装置23が配設されている。
【0131】直径が70mm以上の駆動ローラ101を巻回す
る感光体ベルト103は、前述の大径感光体ドラム10と同
様に転写・分離性に問題が生じるので、前述と同様に分
離手段19の下流又は上流に除電手段20を設け、この除電
用電源による除電電圧により、分離性能の向上が達成さ
れる。
【0132】
【発明の効果】本発明により、オゾン発生のない環境衛
生対策の向上と、転写材分離の安定化による分離性能の
向上と、ジャムや画像転写むらのない転写画像の画質向
上に有効である。特に直径70mm以上の大径の像担持体上
で各色トナー像を重ね合わせるカラー画像形成装置に適
用して非接触二成分反転現像による像支持体上に形成さ
れたトナー画像を転写・分離するとき、高温高湿から低
温低湿に至る広い環境条件で分離不良のない良好なカラ
ー画像が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置の一例としてのカラー
プリンタの断面構成図。
【図2】現像器の断面図。
【図3】転写分離部の要部構成図。
【図4】各種転写ローラの断面図。
【図5】転写ブラシの断面図。
【図6】転写ブラシの斜視図。
【図7】各種分離手段の斜視図及び正面図。
【図8】本発明による除電手段の各種実施例を示す斜視
図及び正面図。
【図9】本発明による転写分離除電手段の各種配置を示
す図。
【図10】本発明に係る転写分離除電ユニットの転写時
の画像形成装置要部の中央断面図。
【図11】上記ユニットを像担持体から離間させた状態
を示す図。
【図12】この発明を適用するカラープリンタの他の実
施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 画像形成装置筐体 10 感光体ドラム(像担持体) 103 感光体ベルト(像担持体) 14,14Y,14M,14C,14K 現像器 18 転写手段 18A,18B,18C 転写ローラ(転写手段) 18D 転写ブラシ(転写手段) 180 転写用電源 182 弾性部 183 表面被覆層部 185,188,189 導電性ワイヤ 19 分離手段 19A,19B 分離ブラシ(分離手段) 19D,19E 尖突型電極板(分離手段) 190 分離用電源 191 導電性細線 192 保持部材 193 金属針 194 導電性テープ 20 除電手段(導電体) 20A,20B,20C,20D,20E 導電体 201 保持部材 1812 カム軸 1813 カム P 転写材(転写紙)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成された静電潜像を、現
    像手段の帯電トナーにより現像してトナー像を形成し、
    該トナー像を、給紙部から送られて前記像担持体と転写
    手段との間を通過する転写材に静電転写し、更に分離手
    段によって該転写材を、前記像担持体から分離する画像
    形成装置において、前記分離手段の転写材搬送方向下流
    側に、前記転写材表面の帯電を除去する導電体から成る
    除電手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体上に形成された静電潜像を、現
    像手段の帯電トナーにより現像してトナー像を形成し、
    該トナー像を、給紙部から送られて前記像担持体と転写
    手段との間を通過する転写材に静電転写し、更に分離手
    段によって該転写材を、前記像担持体から分離する画像
    形成装置において、前記転写手段と分離手段との間に、
    前記転写材表面の帯電を除去する導電体から成る除電手
    段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記像担持体が、直径70mm以上のドラム
    状の像担持体、又は少なくとも転写部位若しくは、分離
    部位で曲率半径35mm以上のベルト状の像担持体であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記像担持体上に、複数の前記現像手段
    により複数色の重ね合わせトナー像を形成し、該重ね合
    わせトナー像を前記転写手段により転写材上に形成する
    ことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記導電体に、直流成分に交流成分を重
    畳させるバイアス電圧を印加する印加手段を接続したこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記現像手段が、前記静電潜像を担持す
    る像担持体と、現像剤を担持する前記現像手段とが対峙
    する現像領域に、直流成分に交流成分を重畳させるバイ
    アス電界による非接触現像手段であることを特徴とする
    請求項1ないし5の何れか1項記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記現像手段が、二成分現像剤による非
    接触現像により行われることを特徴とする請求項1ない
    し6の何れか1項記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記現像手段が、光ビームによる静電潜
    像を反転現像する手段であることを特徴とする請求項1
    ないし7の何れか1項記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記現像手段が、複数色の現像剤による
    カラー画像形成手段であることを特徴とする請求項1な
    いし8の何れか1項記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記転写手段として、転写ローラを用
    いたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記転写手段として、転写ブラシを用
    いたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】 前記分離手段として、導電性ブラシを
    用いたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成
    装置。
  13. 【請求項13】 前記分離手段として、複数の尖突を有
    する尖突電極を用いたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236999A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
CN102467003A (zh) * 2010-11-09 2012-05-23 富士施乐株式会社 图像形成装置和电荷消除装置
JP2016090632A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 富士ゼロックス株式会社 除電装置および画像形成装置

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