JPH08123221A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08123221A
JPH08123221A JP6264052A JP26405294A JPH08123221A JP H08123221 A JPH08123221 A JP H08123221A JP 6264052 A JP6264052 A JP 6264052A JP 26405294 A JP26405294 A JP 26405294A JP H08123221 A JPH08123221 A JP H08123221A
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JP
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image carrier
paper
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JP6264052A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Sato
和彦 佐藤
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Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 紙質の異なる各種転写材(例えば普通紙、O
HPシート等)や、サイズ(紙幅)の異なる転写材(例
えばA3,A4,A5等)に対して転写、分離安定性を
向上し、高画質の転写画像を得る。特に像担持体上で各
色のトナー像を重ね合わせるプロセスで、良好なカラー
画像を転写材上に形成する。 【構成】 画像形成装置の給紙部15から転写ローラ1
8に至る給紙経路内に転写材Pの通過を検知する検知手
段15Bを設けるとともに、該検知手段15Bにより転
写材Pの反射率を測定することにより転写材Pが普通紙
かOHPシートかを判別して転写ローラ18に印加する
バイアス値を制御する制御手段を設け、該制御手段によ
る転写ローラ18の印加バイアス値を、普通紙の設定電
流値IPに対してOHPシートの設定電流値IOHPが、I
P>IOHPとなるように定電流制御する。或いは、普通紙
の設定電圧値VPに対してOHPシートの設定電圧値V
OHPがVP<VOHPとなるように定電圧制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電複写機などの静
電転写プロセスを利用する画像形成装置、特に転写材と
して普通紙とOHPシートや異なるサイズの転写材が使
用可能で、更に像担持体上に、単色のトナー像を少なく
とも2色以上重ね合わせることによってカラーのトナー
像を形成するカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真技術を用いた静電複写機や静電
プリンタにおいて、帯電・転写・分離装置には、コロナ
放電器が従来広く用いられてきた。しかしながら、コロ
ナ放電器は、5〜10kVの高電圧印加を必要とし、放電に
よるオゾン発生をともなう等の問題点がある。そのため
近年になって代替技術として低電圧化とオゾンレスを目
的とした接触帯電方式や転写ローラ方式や非コロナ分離
方式等が注目されている。
【0003】転写ローラ方式や非コロナ分離方式は、従
来のコロナ放電による転写に比べてオゾン発生量が少な
いこと、放電ワイヤ汚れ等に起因する転写ムラがないこ
と、低コストであることという長所があるため、近年実
用化されるようになった。
【0004】転写材としてOHPシートを使用する場合
の適正な転写電流、転写電圧の領域は、普通紙を使用す
る場合の適正転写領域とはずれているため、何らかの転
写制御を行う必要がある。また、転写材のサイズ(紙
幅)によっても上記適正転写領域はずれてしまう。これ
ら適正転写領域のずれは、像担持体上に単色のトナー像
を少なくとも2色以上重ね合わせることによってカラー
のトナー像を形成するカラー画像形成装置において特に
顕著である。
【0005】像担持体、例えば感光体ドラム、感光体ベ
ルト等において、従来一般に、直径30mm以下、又は転写
部位又は分離部位における曲率半径が15mm以下のもので
あっては、特に分離手段を設けなくても転写材(記録紙
等)の剛性(スティッフネス,紙等の腰の強さ)によっ
ていわゆる曲率分離が可能であった。また、直径70mm以
下、又は転写部位又は分離部位における曲率半径が35mm
以下のものであっては、分離手段の位置に無関係で分離
が可能であった。
【0006】感光体ドラム上で各色のトナー像を重ね合
わせるカラー画像形成装置にあっては、画像1枚分のト
ナー像を像担持体上に形成しなければならず、像担持体
の一周長さは画像長さよりも長くなければならない。そ
のため、感光体ドラムの直径が必然的に大径化するか
ら、転写材の剛性による分離が困難となる。又、このよ
うなカラー画像形成装置では、重ね合わせ色は、感光体
ドラム上のトナー付着量が多いため、転写電流を多く必
要とし、分離は更に困難になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な課題を解決するためになされたものであって、上記の
問題点を解消し、下記の目的を達成して、安定して良好
な転写性と分離性が得られる画像形成装置を提供するも
のである。
【0008】(1) 直径70mm以上のドラム状、又は少な
くとも転写部位又は分離部位で曲率半径35mm以上のベル
ト状の像担持体を用いた画像形成装置における転写と分
離の両立をはかること。
【0009】(2) 像担持体上で各色のトナー像の重ね
合わせを行うプロセスで転写と分離の両立性を計り、良
好なカラー画像を転写材上に形成すること。
【0010】(3) 転写ムラや分離ハジキによる白抜け
等のない高画質の転写画像を得ること。
【0011】(4) 高圧放電に基づくオゾンの発生や、
窒化物の生成もなく、これらによる感光体劣化や画質低
下などの少ないプロセスを提供すること。
【0012】(5) 分離安定性を確保し、単色と重ね合
わせ色の双方の良好な転写性・分離性を確保する。
【0013】(6) 紙質の異なる各種転写材、例えば普
通紙とOHPシート等に対して常に転写安定性を確保
し、高画質の転写画像を得る。
【0014】(7)サイズ(紙幅)の異なる転写材に対し
て常に転写安定性を確保し、高画質の転写画像を得る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の画像形成装置は、像担持体上に形成された静電潜
像を、現像手段の帯電トナーにより現像してトナー像に
形成し、該トナー像を給紙部から送られて前記像担持体
と転写ローラとの間を通過する転写材に静電転写し、更
に前記転写ローラの下流側に設置された分離手段によっ
て該転写材を、前記像担持体と分離手段とが近接する分
離位置において前記像担持体表面から分離し、像担持体
上で少なくとも2色以上の重ね合わせ現像を行うことを
特徴とする画像形成装置において、前記給紙部から転写
ローラに至る給紙経路内に前記転写材の通過を検知する
検知手段を設けるとともに、該検知手段により前記転写
材の反射率または、透過率を測定することにより該転写
材が普通紙かOHPシートかを判別して前記転写ローラ
に印加するバイアス値を制御する制御手段を設け、該制
御手段による転写ローラの印加バイアス値を、普通紙の
設定電流値IPに対してOHPシートの設定電流値IOHP
が、IP>IOHPとなるように定電流制御することを特徴
とするものである。
【0016】また、この発明の画像形成装置は、前記給
紙部から転写ローラに至る給紙経路内に前記転写材の通
過を検知する検知手段を設けるとともに、該検知手段に
より前記転写材の反射率または、透過率を測定すること
により該転写材が普通紙かOHPシートかを判別して前
記転写ローラに印加するバイアス値を制御する制御手段
を設け、該制御手段による転写ローラの印加バイアス値
を、普通紙の設定電圧値VPに対してOHPシートの設
定電圧値VOHPが、VP<VOHPとなるように定電圧制御
することを特徴とするものである。
【0017】更に、この発明の画像形成装置は、前記給
紙部または該給紙部から転写ローラに至る給紙経路内
に、前記転写材の紙幅を検知する検知手段を設けるとと
もに、該検知手段により前記転写材のサイズを判別して
前記転写ローラに印加するバイアス値を制御する制御手
段を設け、該制御手段による転写ローラの印加バイアス
値を、紙幅の狭い転写材への設定電流値I1に対して紙
幅の広い転写材への設定電流値I2が、I1>I2となる
ように定電流制御することを特徴とするものである。
【0018】更にまた、この発明の画像形成装置は、前
記給紙部または該給紙部から転写ローラに至る給紙経路
内に、前記転写材の紙幅を検知する検知手段を設けると
ともに、該検知手段により前記転写材のサイズを判別し
て前記転写ローラに印加するバイアス値を制御する制御
手段を設け、該制御手段による転写ローラの印加バイア
ス値を、紙幅の狭い転写材への設定電圧値V1に対して
紙幅の広い転写材への設定電圧値V2が、V1>V2とな
るように定電圧制御することを特徴とするものである。
【0019】
【実施例】本発明の実施例の説明に先立って、本発明の
画像形成装置の一例であるカラープリンタの構成とその
作用を図1の断面構成図によって説明する。
【0020】このカラープリンタは、像担持体上に順次
形成される各色トナー像を重ね合わせたのち、転写部で
転写紙上に1回で転写してカラー画像を形成し、その
後、分離手段により像担持体面から剥離する方式のカラ
ー画像形成装置である。
【0021】図1において10は像担持体である感光体ド
ラムで、OPC感光体(有機感光体)をドラム基体上に
塗布形成したもので、接地されて図示の時計方向に駆動
回転される。12はスコロトロン帯電器で、感光体ドラム
10の周面に対し高電位VHの一様な帯電をグリッド電位
Gに電位保持されたグリッドとコロナ放電ワイヤによ
るコロナ放電によって与えられる。このスコロトロン帯
電器12による帯電に先だって、前プリントまでの感光体
の履歴をなくすために発光ダイオード等を用いたPCL
(帯電前除電器)11による露光を行って感光体周面の除
電をしておく。
【0022】感光体ドラム10への一様帯電ののち、像露
光手段13により画像信号に基づいた像露光が行われる。
像露光手段13は図示しないレーザダイオードを発光光源
とし回転するポリゴンミラー131,fθレンズ132,シリ
ンドリカルレンズ133を経て反射ミラー134により光路を
曲げられ主走査がなされるもので、感光体ドラム10の回
転(副走査)によって潜像が形成される。本実施例では
文字部に対して露光を行い、文字部の方が低電位VL
なるような反転潜像を形成する。
【0023】感光体ドラム10の周辺には、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒色(K)等
のトナーとキャリアとから成る現像剤をそれぞれ内蔵し
た現像器14(14Y,14M,14C,14K)が設けられてい
て、先ず1色目のイエローの現像がマグネットを内蔵し
現像剤を保持して回転する現像スリーブ141によって行
われる。現像剤はフェライトをコアとしてそのまわりに
絶縁性樹脂をコーティングしたキャリアと、ポリエステ
ルを主材料として色に応じた顔料と荷電制御剤、シリ
カ、酸化チタン等を加えたトナーとからなるもので、現
像剤は層形成手段によって現像スリーブ141上に100〜60
0μmの層厚(現像剤)に規制されて現像域へと搬送され
る。
【0024】現像域における現像スリーブ141と感光体
ドラム10との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい0.2〜
1.0mmとして、この間にVACのACバイアスとVDCのD
Cバイアスが重畳して印加される。VDCとVH、トナー
の帯電は同極性であるため、VACによってキャリアから
離脱するきっかけを与えられたトナーはVDCより電位の
高いVHの部分には付着せず、VDCより電位の低いVL
分に付着し顕像化(反転現像)が行われる。
【0025】1色目の顕像化が終った後2色目のマゼン
タの画像形成行程にはいり、再びスコロトロン帯電器12
による一様帯電が行われ、2色目の画像データによる潜
像が像露光手段13によって形成される。このとき1色目
の画像形成行程で行われたPCL11による除電は、1色
目の画像部に付着したトナーがまわりの電位の急激な低
下により飛び散るため行わない。
【0026】再び感光体ドラム10周面の全面に亘ってV
Hの電位となった感光体のうち、1色目の画像のない部
分に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行わ
れるが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行う
部分では、1色目の付着したトナーにより遮光とトナー
自身のもつ電荷によってVM′の潜像が形成され、VDC
とVM′の電位差に応じた現像が行われる。この1色目
と2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像をVL
の潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバランス
が崩れるため、1色目の露光量を減らしてVH>VM>V
Lとなる中間電位とすることもある。
【0027】3色目のシアン、4色目の黒色についても
2色目のマゼンタと同様の画像形成行程が行われ、感光
体ドラム10周面上には4色の顕像が形成される。
【0028】一方給紙カセット15より半月ローラ16を介
して搬出された一枚の転写材(普通紙、OHPシート
等)Pは一旦停止し、転写のタイミングの整った時点で
給紙部のレジストローラ対17の回転作動により転写域へ
と給紙される。
【0029】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム10の周面に転写ローラ18が圧接され、
給紙された転写材Pを挟着して多色像が一括して転写さ
れる。
【0030】次いで転写材Pはほぼ同時に圧接状態とさ
れた分離手段19によって除電され、感光体ドラム10の周
面より分離して定着装置21に搬送され、熱ローラ(上ロ
ーラ)211と圧着ローラ(下ローラ)212の加熱,加圧に
よってトナーを溶着したのち、排紙ローラ22を介して装
置外部に排出される。尚前記の転写ローラ18、分離手段
19は転写材Pの通過後感光体ドラム10の周面より退避離
間して、次なるトナー像の形成に備える。
【0031】一方、転写材Pを分離した感光体ドラム10
は、クリーニング装置23のブレード231の圧接により残
留トナーを除去・清掃し、再び前記PCL11による除電
と帯電器12による帯電を受けて次なる画像形成のプロセ
スに入る。尚前記のブレード231は感光体面のクリーニ
ング後、直ちに移動して感光体ドラム10の周面より退避
する。
【0032】以下、前記装置の画像形成部を構成する各
機材の機能,性能の特徴について説明する。
【0033】(像担持体)感光体ドラム10は安定した回
転作動により周面のOPC感光体に前記のスコロトロン
帯電器12による均一な帯電作用が実現される。帯電に際
しグリッド電位が制御されて帯電電位の安定が図られ
る。感光体の仕様ならびにその帯電条件は一例として次
のように設定される。特に、特開昭64-17066号、特開平
2-183258号、特開平2-183265号、特開平3-128973号に記
載のY型チタニルフタロシアニン若しくは多結晶型チタ
ニルフタロシアニンを用いたOPCが好ましい。
【0034】 感光体 : OPC,直径120mm,線速100mm/sec,負帯電 帯電条件: 帯電ワイヤ:白金線(クラッド又はアロイ)が好ましく用いられ る。VH−750V,VL−50V (像露光)感光体ドラム10周面のOPC感光体は帯電器
12により負帯電されたあと、像露光手段13の図示しない
半導体レーザユニットの発光による露光を受けて静電潜
像を形成する。
【0035】プリンターコマンドを解読するフォーマッ
タからの画像データは、レーザダイオード(LD)変調
回路に送られて、変調された画像信号により半導体レー
ザユニットのLDが発光すると、そのビーム光はビーム
インデックスにより各走査線の同期が図られてポリゴン
ミラー131に投射される。
【0036】ポリゴンミラー131はその多面体でビーム
光を反射して走査し、その走査光はfθレンズ132、シリ
ンドリカルレンズ133によりビーム径が補正されたあと
反射ミラー134を介して感光体を露光して主走査を行
い、静電画像を形成する。
【0037】レーザ光は光学系により600DPI相当に
ビーム径が絞られる。従って高品質画像を得るためには
トナーの粒径も小さくする必要がある。本実施例では各
色とも8μmのサイズのトナーを使用している。ただし
ユーザにとって最も重要なのは黒色の文字品質であり、
黒色トナーは小粒径トナー(7〜11μm)が好適であ
る。
【0038】像露光の光学系としては例えば次に記す構
成のものが使用される。
【0039】 ポリゴンミラー: 6面、回転数23600rpm,エアーベアリング採用 レンズ焦点距離: f=140mm ドットクロック: 20MHZ ビーム径 : 約60×80μm (現像)図2は現像器14の構成を示した断面図で、トナ
ー補給ボックスより供給されたトナーは現像器の右端部
に落下され、相反する方向に回転する一対の撹拌スクリ
ュ142によってキャリアと撹拌混合され、所定の帯電量
(Q/M)に設定される。
【0040】一方、トナー濃度は透磁率検知方法(L検
知方式)により検知され、この出力周波数にもとづいて
トナーの供給量を制御して5ないし7%程度のトナー濃
度値に設定制御される。
【0041】撹拌された二成分現像剤は供給ローラ143
を介して現像スリーブ141に搬送され、層厚規制部材144
によって薄層とされて感光体ドラム10の現像域に搬送さ
れ、次に記す現像条件によって静電潜像の反転現像を行
う。この現像方式では現像剤の穂立とドラムとは非接触
状態で現像が行われ、直流成分に交流成分を重ね合わせ
た現像電界により非接触二成分反転現像が行われてい
る。
【0042】 現像間隙 : 0.5mm トナー搬送量 : 20〜30mg/cm2 現像バイアス(AC): 1.7kV,8KHZ (DC): −650V 現像スリーブ回転方向: 感光体ドラムに対し正転 画像濃度調整 : 現像スリーブ回転数制御又は現像バイアス制御(レ ーザビームにより感光体に標準票板を形成し、現像 後反射濃度を測定し画像濃度調整を行う) トナー濃度制御 : L検知方式 (給紙)図1において、転写材Pは給紙カセット15内に
片側基準で格納されており、従ってさばき爪151は転写
材Pの基準面側にのみ設けられ更に半月ローラ16も片持
ち構造とされて転写材Pの基準面側に片寄って位置され
ている。
【0043】給紙部は、専用のモータを有しており、半
月ローラ16が矢示方向に回転して押上げ板152上に積載
した転写材Pをさばき爪151の作用によりその最上層の
1枚のみを搬出する。
【0044】給紙カセット15より搬出された転写材Pは
搬送系路に入ってUターンし、先端がレジストローラ対
17を通過したすぐ後に給紙センサ171の検知によってモ
ータを一旦停止したのち、転写のタイミングが整った段
階で再びモータが回転を始め、感光体面に対し所定の角
度を保ってその転写域に給紙される。
【0045】一方、手差しによる給紙は装置本体の前面
に位置する手差し給紙台153を図1の一点鎖線にて示す
位置より実線にて示す位置に回動してセットして行う。
【0046】手差しされた転写材Pはピックアップロー
ラ154の回転により搬送され、レジストローラ17を経て
転写域に給紙される。
【0047】手差し給紙の対象とする紙は、通常用いら
れる20lbsないし24lbsの一般の転写材Pの他、16lbsの
薄紙や36lbsの厚紙やOHP用のトランスペアレンスシ
ート等である。又手差し給紙台153を取り外し、オプシ
ョンとして専用のフィーダを装着することで封筒や糊付
ラベル等の給紙も可能である。
【0048】図3は本発明による転写分離部の要部構成
図である。
【0049】前記レジストローラ対17の近傍に設けた給
紙センサ171は、通過する転写材Pの種類(普通紙かO
HPか)および転写材Pのサイズ(紙幅)を検知する検
知手段である。該検知手段による判別検知信号は、CP
U172と制御基板173から成る制御手段により前記転写ロ
ーラ18に印加するバイアス値が変化される。
【0050】即ち、(1A)前記給紙センサ171により
転写材Pの反射率または、透過率を測定することによ
り、該転写材Pか普通紙か透明なOHPシートかを判別
して、前記制御手段により転写用電源180の印加バイア
ス値を制御する。即ち、普通紙の設定電流値IPに対し
てOHPシートの設定電流値IOHPが、IP>IOHPとな
るように定電流制御する。または、前記制御手段による
転写ローラ18の印加バイアス値を、普通紙の設定電圧値
Pに対してOHPシートの設定電圧値VOHPが、VP
OHPとなるように定電圧制御する。
【0051】また、(1B)前記給紙センサ171は、レ
ジストローラ対17を通過する転写材Pのサイズ(紙幅)
を検知し、制御手段による印加バイアス値を、紙幅の狭
い転写材Pへの設定電流値I1に対して紙幅の広い転写
材Pへの設定電流値I2が、I1>I2となるように定電
流制御する。或いは、紙幅の狭い転写材Pへの設定電圧
値V1に対して紙幅の広い転写材Pへの設定電圧値V
2が、V1>V2となるように定電圧制御する。
【0052】更に、他の転写材Pの種類及びサイズ検知
の手段として、転写材Pを収納する給紙カセット15の種
類を検知して転写ローラ18への印加バイアス値を制御す
ることも可能である。即ち、各給紙カセット15には、収
容する各種サイズの転写紙毎にそれぞれ固有の識別部15
Aが設けられ、該給紙カセット15を着脱可能に設置する
給紙装置側には検知手段(マイクロスイッチ等)15Bが
設けてある。上記給紙カセット15を給紙装置に装着する
ことにより、識別部15Aが検知手段15Bにより検知され
て、給紙カセット15内の転写材Pのサイズまたは種類が
判別され、その検知信号が前記CPU172に送られ、こ
の制御手段により転写ローラ18の印加バイアス値を紙幅
または紙の種類に対応して定電流制御又は定電圧制御す
る。即ち、(2A)給紙カセット15は、収容する転写材
Pの種類(例えばOHPシート、普通紙、糊付ラベル、
封筒等)毎に専用の給紙カセットを形成し、これら各給
紙カセット15にはそれぞれ異なる識別部15Aが設けてあ
る。これらの給紙カセット15のうち所望の転写材Pを収
容する給紙カセット15を給紙装置に装着することによ
り、給紙カセット15内から所望の転写材Pが送り出され
て転写手段18側へ給送され、転写部でIP>IOHPとなる
ように定電流制御またはVP<VOHPとなるよう定電圧制
御される。また、給紙カセット15内に収容される転写材
Pのサイズを前記識別部15Aにより検知することによ
り、転写材Pの紙幅が検知され、前述と同様に紙幅の大
小によって、I1>I2の定電流制御、或いはV1>V2
定電圧制御が行われる。
【0053】(転写分離)転写ローラ18は感光体ドラム
10の周面に対する位置が可変であって、単色画像のプリ
ント時には図3に示す如く好ましくは常に圧接状態(転
写時のみ圧接でも可)に置かれるが、カラー画像の形成
中には退避して離間した位置に保たれ、転写時にのみ圧
接される。この場合の押圧力としては、ローラ単位長さ
当たりの力として30〜500g/cm、ローラ単位面積当た
りの力として100〜2000g/cm2であることが望ましく、
圧接状態のニップ幅として0.5〜5mm程度であることが
望ましい。一方、分離手段19も転写ローラ18の位置変動
にほぼ同期して感光体ドラム10の周面に圧接ならびに離
間の作動をすることが望ましい。
【0054】本実施例の装置には、転写用電源180の印
加電圧が+1.5ないし4kVDCで、又分離手段19にはD
CとACを重畳したバイアス電圧を印加する分離用電源
190が使用される。
【0055】(定着)本実施例の装置の備える定着装置
21は一対のローラから成るいわゆる熱ローラ方式の定着
装置であって、ヒータを内蔵し時計方向に駆動回転する
上ローラ211と、該上ローラ211に圧接して従動回転する
下ローラ212との間に形成されたニップ部により転写材
Pを加熱搬送してトナー像の溶着を行う(図1参照)。
【0056】(転写ローラ18)次に、前述した転写ロー
ラ18の構成について詳細に説明する。
【0057】図4(A)は単層タイプの転写ローラ18A
の断面図である。図において、転写ローラ18Aは、ステ
ンレス鋼棒から成る軸体(芯金)181と、その外周にポ
リウレタンゴム、シリコーンゴム、スチレンブタジエン
共重合体エラストマー、オレフィン系エラストマー等の
樹脂材を、セルサイズ10〜100μm程度の発泡タイプ若し
くは連泡タイプで形成し、更に上記樹脂材に導電性付与
剤としてカーボンブラック等の無機物及び/又は有機導
電剤を混在させた電荷供給可能な導電性とした弾性部18
2とから構成されている。尚、弾性部182としてカーボン
ブラックを含有した発泡ポリウレタン系樹脂のルビセル
ローラ(日東工業(株)製)を用いた。該転写ローラ18A
の電気抵抗は107〜108Ω・cm、ゴム硬度はアスカーCス
ケールで硬度32が好ましい。尚、弾性部182の外径は16m
m、軸体181の外径は8mmのものを用いた。
【0058】転写ローラ18Aの他の具体例として、導電
性転写スポンジローラ(ブリジストン社製)の2種も使
用可能である。即ち、Aタイプとしてカーボンを含有し
た電子導電系の転写ローラ、およびBタイプとして導電
性有機材を含有したイオン導電系の転写ローラの2種を
使用した。Aタイプは環境に左右されない導電性、連続
使用における抵抗値の安定性がよい、抵抗値に印加電圧
依存性がある等の特長を有し、アスカーC硬度36°、電
気抵抗107Ω・cmである。Bタイプは抵抗値が印加電圧
に左右されない、ローラ内の抵抗値が均一である、連続
使用における抵抗値の安定性がよい、低温低湿で高め、
高温高湿で低めの抵抗値を示す等の特長を有し、アスカ
ーC硬度37°、電気抵抗108Ω・cmで、特に量産性に適
している。A,B両タイプとも転写ローラとして好適で
ある。
【0059】転写ローラ18Aの更に他の具体例として、
シリコーン系スポンジローラ(発泡タイプ)(信越ポリ
マー社製)のうち、アスカーC硬度30°、電気抵抗107
〜108Ω・cmのものも転写ローラとして使用可能であ
る。
【0060】転写ローラ18Aの更に他の具体例として、
北辰工業(株)製のエステル系ウレタンスポンジローラ
(発泡タイプ)やエーテル系ウレタンスポンジローラ
(発泡タイプ)で、アスカーC硬度30〜40°、電気抵抗
106〜108Ω・cmのものも使用可能である。
【0061】図4(B)は、被覆タイプの転写ローラ18
Bを示す断面図である。
【0062】この転写ローラ18Bは、上記単層タイプの
転写ローラの弾性部182の外周面上に、ポリフッ化ビニ
リデン(PVDF),ポリアミド6(ナイロン6),ポ
リアミド66(ナイロン66),ポリエチレンテレフタレー
ト(PET),パーフルオロアクリレート系樹脂(PF
A),ポリエステル系樹脂等から成る表面被覆層部183
を、5〜100μmの膜厚で設けたものである。上記被覆層
部183を設けることにより、転写ローラ18Bの表面のク
リーニングが容易確実になり、メンテナンス性が向上す
る。該転写ローラ18Bの電気抵抗は107〜108Ω・cmであ
る。
【0063】図4(C)は、被覆タイプの転写ローラ18
の他の実施例18Cを示す断面図である。この転写ローラ
18Cは、上記軸体181の外周面上に設けた弾性部182の更
に外層に中抵抗層部184を設け、その外周面上に前記被
覆層部183を形成したものである。上記中抵抗層部184
は、電気抵抗を最適制御できる材料を選択することがで
きる。これによって弾性部182は所要の弾性を備え、中
抵抗層部184は所要の導電性付与性を備えた機能分離型
に構成することが可能である。電気抵抗の測定の方法
は、例えばローラ軸の両端をそれぞれ500g重の力でAl
などの導電板に押圧し、導電板とローラ軸のΩ単位の抵
抗値を測定し、或いはAlなどの円形の導電体に押圧し、
転写ローラ18CとAl導電体とを回転させながら抵抗値を
測定し、弾性層、被覆層の全層厚と形成ニップ面積から
Ω・cm単位に換算することができる。上記各転写ローラ
18Cの電気抵抗としては、103Ω・cmないし1011Ω・cm
のものが好ましい。又、上記各転写ローラ18Cのゴム硬
度は、ゴム硬度計による計測で60°以下(JIS-K6301 ア
スカーCスケール硬度)が好ましい。
【0064】上記転写ローラ18によるローラ転写は、転
写材Pの背面に直接転写ローラ18を接触させて、トナー
を圧接し、トナーと逆極性の電性を転写ローラ18に印加
して転写を行う。
【0065】(分離手段19)ベルト感光体や小径ドラム
感光体では、分離部の小さな曲率半径を利用して、転写
材Pの剛性のみで分離させることができるが、感光体形
状の制約を受ける。又高速機等ではAC除電分離と併用
することで安定した高速の分離を達成している。AC除
電分離は、転写の直後に記録紙を交流コロナ又は高電圧
交流で除電して記録紙の感光体への静電吸着力を低減
し、紙の剛性や自重を利用して分離するものである。し
かし、AC除電が強すぎると画像抜けの転写不良が発生
しやすく、弱いと薄く剛性の弱い記録紙ほど分離が難し
くなるため、記録紙種や環境を考慮して除電量をバラン
ス良く設定する必要がある。除電による分離手段の各種
実施例を図5(A)〜(F)に示す。
【0066】図5(A)は、分離手段19の他の実施例を
示し、尖突型電極板19Aの正面図である。該尖突型電極
板19Aは、板厚0.1〜2.0mmのステンレス鋼板、銅板、鉄
板、アルミニウム合金板等の導電性金属基板から形成さ
れ、一方の端面に図示のような複数の尖突状山型が等高
状に直列配置されている。その山の高さaは1〜10mm、
山のピッチbは1〜10mmの範囲に形成されている。
【0067】図5(B),(C)は、ステンレス鋼線又
はアルミニウム線等の金属細線(フィラメント)から成
る導電性細線191を保持部材192に1列又は複数列配置し
た分離手段19の斜視図であり、図5(B)は密集配列型
分離ブラシ19B、図5(C)は疎ら配列型分離ブラシ19
Cを示す。上記導電性細線191の直径は0.01〜0.1mm、保
持部材192からの金属線の突出長さは2〜20mmである。
図5(C)に示す疎ら配列型においては、各導電性細線
191の各束毎に間隔を0.5〜5mmに配列したものが分離効
果として好ましい結果が得られた。尚、上記導電性細線
191として、金属細線の代りに、レーヨン等に導電性付
与剤を添加した導電性繊維を用いた分離ブラシ19B,19
Cを形成することも可能である。
【0068】図5(D)は、前記図5(C)の正面図で
ある。図において、導電性細線191は直径0.1mmの細線を
束にして、保持部材192に突出長さ(毛長)L(2〜20m
m)、各束間のピッチp(0.5〜5mm)で植設したもので
ある。上記導電性細線191としては、金属細線(金属繊
維)や導電性繊維等が挙げられる。
【0069】金属細線は、通常の導電性と剛性を有する
もので、ステンレス鋼,鉄,銅,アルミニウム,タング
ステン,クロム,ニッケル,ニッケルクロム鋼,銀,
鉛,錫,亜鉛及びこれらを含有する合金又はアモルファ
ス金属等から選ばれる。
【0070】導電性繊維は、カーボンなどの無機導電性
材料又は有機導電性材料を含有させたレーヨンやナイロ
ン,ポリエステル等の樹脂(プラスチック)が用いられ
る。
【0071】上記導電性細線191における導電性とは、1
05Ω・cm以下が好ましく、下限値は材料自体の剛性など
により決まる。
【0072】上記導電性細線191のうち、この実施例で
は、例えば、アキレス(株)製のアキレスノンスパークJ
Sタイプ(線径0.1mm)や、東英産業(株)製のアモルフ
ァス繊維NAmV10-5-12-285(線径0.1mm)等を用いた。
【0073】分離ブラシ19B,19Cの導電性細線191の
突出長さLは、短すぎると転写材Pを介した像担持体10
と導電性細線191間の放電が起こりにくく、分離ブラシ1
9B,19Cに高電圧を印加せざるを得ず、このため分離
はじきの発生、更には転写材分離不良を発生する。又、
突出長さが長すぎると、転写材搬送方向と直交する方向
(分離ブラシ19B,19Cの長手方向)の画像むらの発生
や、導電性細線191自体の耐久性を損なう。
【0074】導電性細線191の各細線束間のピッチpが
大きすぎると、画像むらの発生や分離はじきや更には分
離不良を発生する。
【0075】図5(E)は、金属細線の代りに、先端の
曲率半径が100μmの小球形状を有する複数本の針状電極
193を保持部材192に植設した分離手段19Dの斜視図であ
る。
【0076】図5(F)は、導電性除電テープ194の先
端を鋸歯状に形成し、保持部材192に挟持した分離手段1
9Eの斜視図である。該導電性除電テープ194としては、
テイジンメタリアン除電テープ(帝人(株)製)やシント
ロン9212(Shintron Fabric社製)等がある。
【0077】図6(A)は本発明による画像形成装置要
部の中央断面図であり、転写状態を示す。図6(B)は
転写ローラ18Aおよび分離手段19Aの部分平面図であ
る。
【0078】前記現像器14Kの下流側で転写ローラ18A
との間には、前記レジストローラ対17から給送された転
写材Pを感光体ドラム10の周面に案内する転写材進入ガ
イド部材172が固設されている。該転写材進入ガイド部
材172は、転写材Pを感光体ドラム10に所定の進入角度
で進入される案内面を有し、その先端部は感光体ドラム
10と所定の間隔を保持している。
【0079】前記転写ローラ18Aと分離手段19Aとをユ
ニット化した転写分離ユニット20は、像担持体10の周面
に接離可能である。図6(A)は上記ユニットが像担持
体10の周面に圧着した状態を示す断面図である。
【0080】前記転写ローラ18Aの軸体181の両軸端
は、第1の可動保持部材201の両側板に揺動自在に保持
されている。該第1の可動保持部材201は、支軸202を中
心にして揺動可能に支持されていて、コイルばね203に
より上方の像担持体10側に付勢されている。204は画像
形成装置本体に固設された固定底板である。
【0081】上記支軸202の同軸上には、第2の可動保
持部材205が揺動自在に保持され、図示しない連係部材
によって前記第1の可動保持部材201と応動して一体と
なって揺動する。該第2の可動保持部材205の底面側は
コイルばね206によって転写ローラと同様に上方に付勢
されている。
【0082】前記転写ローラ18Aと分離手段19の尖突型
電極板19Aとの中間および該尖突型電極板19Aの転写材
搬送下流側には、転写材搬送ガイド部材205A,205Cが
前記第2の可動保持部材205上に固設されている。そし
て該転写材搬送ガイド部材205A,205Cのスリット部に
分離用の尖突型電極板19Aの保持部材が挿入されてい
て、尖突型電極板19Aの先端部が感光体ドラム10の周面
と所定間隔dを保って固定されている。
【0083】転写ローラ18Aと尖突型電極板19Aの中間
に位置する転写材搬送ガイド部材205Aの上面部には、
図6(A)の紙面垂直方向に長手のガイド面を有し、転
写材Pの最大幅をカバーし、感光体ドラム10の表面と所
定の狭い間隔を保持している。そして該尖突型電極板19
Aの転写材搬送方向上下流間の上部には、転写材搬送ガ
イド部材205A,205Cの上部を架け渡す細い線状の架橋
部205Bが複数の箇所に設けられていて、ここを通過す
る転写材Pの先端部が尖突型電極板19Aの側面やガイド
部材205A,205Cの側面に当接して搬送不良する問題を
解消している。転写ローラ18Aのニップ位置から搬出さ
れた転写材Pは、上記転写材搬送ガイド部材205Aの上
面及び尖突型電極板19Aの上部の架橋部205Bの上面の
間隙を通過して、分離用尖突型電極板19Aの先端部上方
を通過していく。
【0084】上記転写材搬送ガイド部材205Cの分離手
段(尖突型電極板19A)の下流側の上面部には、転写材
Pを定着装置21側へ案内する搬送ガイド面が形成されて
いる。前記転写材搬送ガイド部材205Cの上面部及び搬
送ガイド面には、転写材搬送方向に複数本の突起条(リ
ブ)を形成して、転写材Pを円滑に搬送する。
【0085】上記転写材搬送ガイド部材205A,205C
は、絶縁性材料、例えば変性PPE樹脂、ABS樹脂等
の樹脂成型部材で搬送性を向上させるために表面をテフ
ロンでコートする場合もある。転写ローラ18Aと分離用
の尖突型電極板19Aは逆極性の高電圧が印加されるか
ら、両部材18A,19A間の空間には放電を発生し易く、
転写ムラや分離不良を起こしたり、転写ローラ18Aや尖
突型電極板19Aの損傷を発生したりする。転写ローラ18
Aと分離用の電極板19Aの中間を絶縁性の転写材搬送ガ
イド部材205Aを設置することにより、上記の問題は解
消される。
【0086】また、前記第2の可動保持部材205の両側
面には、分離部材位置規制手段が設けられている。該分
離部材位置規制手段のローラ保持用支持208は、前記第
2の可動保持部材205の両端に固定されている。該ロー
ラ保持用支持208には、ローラ209が回転自在に支持され
ている。該ローラ209の外周上端と前記分離用尖突型電
極板19Aの先端部とは、高さ方向に所定の距離に設定さ
れていて、ローラ209が像担持体10の周面に当接したと
き、尖突型電極板19Aの先端部が像担持体10の周面から
所定の間隙dを保つように設定されている。上記の所定
の間隙dを保持することにより、高電圧を印加した尖突
型電極板19Aの先端部と、像担持体10の周面との間で安
定した放電が行われ、分離性能が向上する。尚、上記分
離部材位置規制手段は、像担持体10の周面上に画像形成
領域外に設置されている。
【0087】前記転写分離ユニット20は、転写時には、
前述のように支軸202を中心にして揺動可能に支持さ
れ、コイルばね203,206により上方に付勢されて、転写
ローラ18Aは像担持体10の周面に圧接され像担持体の線
速と等速、あるいは像担持体の線速より少し速く回転す
る。
【0088】画像転写以外の状態では、即ち像担持体10
上に異なる色のトナー像(Y,M,C,K)を形成する
過程では、上記転写分離ユニット20は、像担持体10の周
面から強制的に離間されている。図7はこの離間状態を
示す。
【0089】前記第1の可動保持部材201の両側面に
は、固定軸201Aが水平に植設されていて、該固定軸201
Aにローラ(カムフォロワ)201Bが回転自在に嵌合し
ている。
【0090】一方、上記転写分離ユニット20の上方に
は、画像形成装置の駆動源に接続して回転可能なカム軸
105が支持されていて、該カム軸105にカム106が固定さ
れている。
【0091】該カム105の周面は、前記転写分離ユニッ
ト20のローラ201Bに圧接している。上記カム105の回転
により、その最大半径周面がローラ201Bに圧接する
と、転写・分離ユニット20は支軸202を中心にして下方
に揺動され、転写ローラ18Bおよび尖突型電極板19Aは
像担持体10の周面から離間する。
【0092】前記カム105の回転によりその最小半径周
面がローラ201Bに圧接する状態では、転写・分離ユニ
ットは上方にばね付勢されて、転写ローラ18Bは像担持
体10の周面に所定圧で圧接してニップを形成して像担持
体の線速と等速、あるいは像担持体の線速より少し速く
回転し、転写材Pの通紙によりトナー像の転写が可能と
なる。
【0093】また、転写分離ユニット20の上昇停止位置
では、ローラ209が像担持体10の周面に圧接して、尖突
型電極板19Aは像担持体10の周面と所定の間隙を維持
し、転写材Pの通紙時に像担持体10に周面からの分離を
可能にする。
【0094】図8はこの発明を適用する画像形成装置の
他の実施例を示すカラープリンタの断面構成図である。
尚、図面に使用されている符号について、図1と同じ機
能を有する部分には、同符号を付している。また、前記
実施例と異なる点を説明する。
【0095】駆動ローラ101と従動ローラ102に巻回され
て回動可能な感光体ベルト(像担持体)103の周辺に
は、スコロトロン帯電器12、像露光手段(半導体レーザ
光走査装置)13、現像器14Y,14M,14C,14K、転写
ローラ18、分離手段19、クリーニング装置23が配設され
ている。
【0096】直径が70mm以上の駆動ローラ101を巻回す
る感光体ベルト103は、前述の大径感光体ドラム10と同
様に転写分離性に問題が生じるので、前述と同様の位置
に分離手段19を設定することにより、分離性能の向上、
転写画質の向上が達成される。
【0097】図9(A)は本発明に係る給紙センサ171
による転写材Pの検知手段の一例を示す回路図、図9
(B)は光センサの断面図である。
【0098】光センサ(ホトカプラ)PCは、転写材P
に対して入射角約90°をもって585nmの可視光(赤外光
ないし可視光でも可)を照射する発光素子である発光ダ
イオードLEDと、約45°の反射紙をもって受光する受
光素子であるホトトランジスタPTとより構成されてい
る。回路図において、発光ダイオードLEDの陽極端子
には出力+12Vの直流電源Veが接続され、他方は電流
制御手段LED CONT.により発光ダイオードLEDの抵
抗値のバラツキを調整したのち固定できるようになって
いる。ホトトランジスタPTは直流電源Veから出力+1
2Vの電圧が印加される。発光ダイオードLEDの光で
照射された転写材Pからの反射光を受光するホトトラン
ジスタPTの出力電流は反射光の強さに応じて変化し、
負荷抵抗R2の両端にはホトトランジスタPTの出力電
流に比例した電圧が生じる。この電圧は演算増幅器であ
るIC1の(+)入力端子に入力され増幅される。その
結果、演算増幅器IC1の出力端子と(−)入力端子と
の間にVoutの電圧が出力される。この出力電圧が転写
材Pが白色の普通紙であるか、透明なOHPシートであ
ることを検知する検知信号となる。または、この光セン
サPCによる検知信号は、転写材Pの給送方向と直交す
る方向の紙幅が、例えば大サイズのA3判か、中サイズ
のA4判か、小サイズのA5判かを検知して制御手段に
送る。尚、C1はサージ電圧やその他のノイズのバイパ
ス用のコンデンサである。
【0099】図10は上記光センサPCを用いた給紙セン
サ171による制御手段の転写材別の転写電流Itと転写電
圧Vtの制御を示す特性図である。図10(A)におい
て、転写材Pがほぼ白色の普通紙の場合には、その反射
光の強さにより一般に最適転写電流値Itは20〜32μAで
あるが、透明または透明に近い一般のOHPシートの場
合の最適転写電流値Itは8〜12μAである。このように
転写電流値Itが転写材Pの種類によって大きく差異が
あるから、OHPシートを転写するときには、転写電流
tを8〜12μAの中央値10μAになるように切り換え制
御すれば、良好な転写が行われる。
【0100】これに対して給紙センサ171による転写電
圧Vtの転写材別特性は、図10(B)に示すように、普
通紙の場合の最適転写電圧値Vtが2.7〜3.2kV、OHP
シートの場合の最適転写電圧値Vtが3.0〜3.6kVであ
り、両者の最適範囲は一部重複してズレが少ない。しか
し、両者の各中央値は明らかにズレているから、OHP
シートを転写するときには、転写電圧Vtを3.0〜3.6kV
の中央値3.3kVに切り換え設定するよう制御すれば、良
好な転写が行われる。
【0101】なお、上記転写材Pは種類別(普通紙、O
HPシート等)に専用の給紙カセット内に収容され該給
紙カセットの種別を識別手段により自動判別する、また
は手動で切り換え操作するようにしてもよい。
【0102】図11は転写材Pのサイズ(紙幅)毎の最適
転写電流値と最適転写電圧値を示す特性図である。図11
(A)に示すように、大サイズのA3判転写材の場合の
最適転写電流値は21〜25μA、中サイズのA4判転写材
の場合の最適転写電流値は24〜28μA、小サイズのA5
判転写材の場合の最適転写電流値は26〜30μAで、各電
流値範囲は若干重複しているが、それらの中央値は明ら
かに差異がある。従って各サイズの転写材毎の転写電流
値Itを、各中央値に予め設定し、前記給紙センサ171に
よる転写材サイズ検知信号から制御手段により転写材サ
イズ毎の上記各最適転写電流中央値に切り換えるように
すれば、良好な転写が得られる。
【0103】また、転写ローラ18を転写電圧制御する場
合には、図11(B)に示すように転写材Pのサイズによ
り最適転写電圧Vtは異なるが、それぞれの中央値に予
め設定して、転写材サイズ検知信号により制御して切り
換えるようにすれば良好な転写が得られる。
【0104】なお、上記転写材Pはサイズ毎に専用の給
紙カセットに収容され、該給紙カセットを画像形成装置
の給紙部に装着することにより、転写材Pのサイズが識
別され、上記転写電流・電圧制御を行う。
【0105】図12は、給紙センサ171と片側基準(B
L)給紙の各種サイズの転写材の配置を示す配置図であ
る。給紙センサ171は、複数の光センサPC1,PC
2,PC3から成り、通過する転写材Pのサイズを検知
して、その検知信号を制御手段に送る。即ち、例えば光
センサPC1はA3判転写材P1のサイズ検知を、光セ
ンサPC2はA4判転写材P2のサイズ検知を、光セン
サPC3はA5判転写材P3のサイズ検知をそれぞれ行
う。なお、転写材Pのサイズ検知は、上記A系列以外に
B系列(B4判,B5判等)やインチサイズ系列(8.5
インチ,11インチ,14インチ幅)にも適用可能である。
【0106】図13は、給紙センサ171とセンタ基準(C
L)給紙の各種サイズの転写材の配置を示す配置図であ
る。給紙センサ171は、A3判転写材P1のサイズを検
知する光センサPC1A,PC1B、A4判転写材P2
のサイズを検知する光センサPC2A,PC2B、A5
判転写材P3のサイズを検知する光センサPC3A,P
C3Bとから構成されている。これら対をなす光センサ
群によってセンタ基準(CL)給送の転写材P1,P
2,P3のサイズ(紙幅)が検知され、その検知信号に
より制御手段を介して転写電流Itまたは転写電圧Vt
制御され各転写材サイズに最適の設定電流または設定電
圧によって転写が行わされる。
【0107】図14は、給紙カセット15と給紙装置の取り
付け部の配置を示す平面図である。図14(A)はA3判
転写材P1を収納する給紙カセット、図14(B)はA4
判転写材P2を収納する給紙カセット、図14(C)はA
5判転写材P3を収納する給紙カセットである。各給紙
カセット15の給紙装置装着側には、複数個(図示2個)
の識別部15Aが設けてある。一方、給紙装置の給紙カセ
ット取り付け部には、複数箇所(図示3箇所)にマイク
ロスイッチ等の検知手段15Bが固設されている。前記識
別部15Aは、その数と植設位置とによって、一般に給紙
カセット15の(2n−1)種の表示が可能である。例えば
1ないし3個の識別部なら7(23−1)種、1ないし4
個の識別部なら15(24−1)種の表示が可能である。着
脱可能な給紙カセット15を給紙装置の収納取り付け部に
装着すると、識別部15Aが検知手段15Bに係着すること
により、給紙カセット15の種別が判別され、給紙カセッ
ト15内の転写材Pのサイズや種類(OHPシート、封
筒、ラベル等)が検知される。このサイズや種類の検知
信号により制御手段を介して転写ローラ18への転写電流
tまたは転写電圧Vtが制御される。
【0108】図15は給紙・転写過程を示すタイミングチ
ャートである。
【0109】図15(A)はマルチカラーモードにおける
現像、給紙、給紙検知、転写のタイミングチャートであ
る。4色目の黒色現像開始後、タイミング調整されてレ
ジストローラ対17の駆動回転が開始され、給紙センサ17
1通過時に光センサPCにより転写材Pが普通紙かOH
Pシートかを判別され、或いは転写材Pのサイズが検知
され、転写域へと給紙され、転写域において、制御され
た転写電流Itまたは転写電圧Vtにより転写材種別また
はサイズに応じて適正な転写が行われる。
【0110】図15(B)はモノクロモードにおける現
像、給紙、給紙検知、転写のタイミングチャートであ
る。単色の現像開始後、タイミング調整されてレジスト
ローラ対17の駆動回転が開始され、給紙センサ171によ
り転写材Pの種別、サイズが検知され転写制御される。
【0111】
【発明の効果】本発明により、紙質の異なる転写材、例
えば普通紙とOHPシート等に対して常に転写性安定性
を確保し、高画質の転写画を得ることができる。また、
サイズ(紙幅)の異なる転写材に対しても適正な転写制
御を行い良好な転写画像を得た。また、オゾン発生のな
い環境衛生対策の向上と、転写材分離の安定化による分
離性能の向上と、ジャムや画像転写むらのない転写画像
の画質向上に有効である。特に像担持体上で各色トナー
像を重ね合わせるカラー画像形成装置に適用して非接触
二成分反転現像による像支持体上に形成されたトナー画
像を転写分離するとき、転写ハジキや転写ムラ等の転写
不良のない良好なカラー画像が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置の一例としてのカラー
プリンタの断面構成図。
【図2】現像器の断面図。
【図3】転写分離部の要部構成図。
【図4】各種転写ローラの断面図。
【図5】各種分離手段の斜視図及び正面図。
【図6】本発明に係る転写分離ユニットの転写時の中央
断面図および部分平面図。
【図7】本発明に係る転写分離ユニットの非転写時の中
央断面図。
【図8】この発明を適用するカラープリンタの他の実施
例を示す断面構成図。
【図9】給紙センサの回路図及び光センサの断面図。
【図10】転写材別の転写電流、転写電圧の特性図。
【図11】転写材サイズ毎の転写電流、転写電圧の特性
図。
【図12】片側基準給紙における転写材と給紙センサの
配置図。
【図13】センタ基準給紙における転写材と給紙センサ
の配置図。
【図14】給紙カセットと給紙装置の取付部の配置を示
す平面図。
【図15】給紙・転写の過程を示すタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
1 画像形成装置筐体 10 感光体ドラム(像担持体) 103 感光体ベルト(像担持体) 14,14Y,14M,14C,14K 現像器 15 給紙カセット 15A 識別部 15B 検知手段 18,18A,18B,18C 転写ローラ(転写手段) 171 給紙センサ(検知手段) 172 転写材進入ガイド部材 180 転写用電源 19 分離手段 19A 尖突型電極板(分離手段) 190 分離用電源 20 転写分離ユニット 205 第2の可動保持部材 205A,205C 転写材搬送ガイド部材 21 定着装置 P 転写材(転写紙、OHPシート等) PC,PC1,PC1A,PC1B 光センサ PC2A,PC2B,PC3A,PC3B 光センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/08 507 K X

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成された静電潜像を、現
    像手段の帯電トナーにより現像してトナー像に形成し、
    該トナー像を給紙部から送られて前記像担持体と転写ロ
    ーラとの間を通過する転写材に静電転写し、更に前記転
    写ローラの下流側に設置された分離手段によって該転写
    材を、前記像担持体と分離手段とが近接する分離位置に
    おいて前記像担持体表面から分離し、像担持体上で少な
    くとも2色以上の重ね合わせ現像を行うことを特徴とす
    る画像形成装置において、前記給紙部から転写ローラに
    至る給紙経路内に前記転写材の通過を検知する検知手段
    を設けるとともに、該検知手段により前記転写材の反射
    率または、透過率を測定することにより該転写材が普通
    紙かOHPシートかを判別して前記転写ローラに印加す
    るバイアス値を制御する制御手段を設け、該制御手段に
    よる転写ローラの印加バイアス値を、普通紙の設定電流
    値IPに対してOHPシートの設定電流値IOHPが、IP
    >IOHPとなるように定電流制御することを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体上に形成された静電潜像を、現
    像手段の帯電トナーにより現像してトナー像に形成し、
    該トナー像を給紙部から送られて前記像担持体と転写ロ
    ーラとの間を通過する転写材に静電転写し、更に前記転
    写ローラの下流側に設置された分離手段によって該転写
    材を、前記像担持体と分離手段とが近接する分離位置に
    おいて前記像担持体表面から分離し、像担持体上で少な
    くとも2色以上の重ね合わせ現像を行うことを特徴とす
    る画像形成装置において、前記給紙部から転写ローラに
    至る給紙経路内に前記転写材の通過を検知する検知手段
    を設けるとともに、該検知手段により前記転写材の反射
    率または、透過率を測定することにより該転写材が普通
    紙かOHPシートかを判別して前記転写ローラに印加す
    るバイアス値を制御する制御手段を設け、該制御手段に
    よる転写ローラの印加バイアス値を、普通紙の設定電圧
    値VPに対してOHPシートの設定電圧値VOHPが、VP
    <VOHPとなるように定電圧制御することを特徴とする
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体上に形成された静電潜像を、現
    像手段の帯電トナーにより現像してトナー像に形成し、
    該トナー像を給紙部から送られて前記像担持体と転写ロ
    ーラとの間を通過する転写材に静電転写し、更に前記転
    写ローラの下流側に設置された分離手段によって該転写
    材を、前記像担持体と分離手段とが近接する分離位置に
    おいて前記像担持体表面から分離し、像担持体上で少な
    くとも2色以上の重ね合わせ現像を行うことを特徴とす
    る画像形成装置において、前記給紙部または該給紙部か
    ら転写ローラに至る給紙経路内に、前記転写材の紙幅を
    検知する検知手段を設けるとともに、該検知手段により
    前記転写材のサイズを判別して前記転写ローラに印加す
    るバイアス値を制御する制御手段を設け、該制御手段に
    よる転写ローラの印加バイアス値を、紙幅の狭い転写材
    への設定電流値I1に対して紙幅の広い転写材への設定
    電流値I2が、I1>I2となるように定電流制御するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像担持体上に形成された静電潜像を、現
    像手段の帯電トナーにより現像してトナー像に形成し、
    該トナー像を給紙部から送られて前記像担持体と転写ロ
    ーラとの間を通過する転写材に静電転写し、更に前記転
    写ローラの下流側に設置された分離手段によって該転写
    材を、前記像担持体と分離手段とが近接する分離位置に
    おいて前記像担持体表面から分離し、像担持体上で少な
    くとも2色以上の重ね合わせ現像を行うことを特徴とす
    る画像形成装置において、前記給紙部または該給紙部か
    ら転写ローラに至る給紙経路内に、前記転写材の紙幅を
    検知する検知手段を設けるとともに、該検知手段により
    前記転写材のサイズを判別して前記転写ローラに印加す
    るバイアス値を制御する制御手段を設け、該制御手段に
    よる転写ローラの印加バイアス値を、紙幅の狭い転写材
    への設定電圧値V1に対して紙幅の広い転写材への設定
    電圧値V2が、V1>V2となるように定電圧制御するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記検知手段が光センサであることを特
    徴とする請求項1ないし4の何れか1項記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記検知手段が、前記転写材を収納する
    給紙カセットに設けた識別用部材と、前記給紙部におけ
    る給紙カセット収容部に設けた検知部材とから成ること
    を特徴とする請求項1ないし4の何れか1項記載の画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】 前記像担持体が、直径70mm以上のドラム
    状の像担持体、または少なくとも転写または分離部位で
    曲率半径35mm以上のベルト状の像担持体であることを特
    徴とする請求項1ないし4の何れか1項記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記現像手段が、前記静電潜像を担持す
    る像担持体と現像剤を担持する前記現像手段とが対峙す
    る現像領域に、直流成分に交流成分を重畳させるバイア
    ス電界印加による非接触現像手段であることを特徴とす
    る請求項1ないし4の何れか1項または請求項7記載の
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記現像手段が、磁性キャリア粒子とト
    ナー粒子とから成る二成分現像剤により前記像担持体上
    に形成された静電潜像を現像してトナー像に形成する現
    像手段であることを特徴とする請求項1ないし4の何れ
    か1項または請求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記現像手段が、前記像担持体上に形
    成された光ビームスポットによる静電潜像を現像する反
    転現像手段であることを特徴とする請求項1ないし4の
    何れか1項または請求項8ないし9の何れか1項記載の
    画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記分離手段として、尖突電極を用い
    たことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項記載
    の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記分離手段として、分離ブラシを用
    いたことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項記
    載の画像形成装置。
JP6264052A 1994-10-27 1994-10-27 画像形成装置 Pending JPH08123221A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003316091A (ja) * 2002-02-22 2003-11-06 Canon Inc 画像形成装置
JP2008139883A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Ricoh Co Ltd 粉体量検出装置、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JP2003316091A (ja) * 2002-02-22 2003-11-06 Canon Inc 画像形成装置
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