JPH073064U - 硬貨返却レバーの構造 - Google Patents

硬貨返却レバーの構造

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JPH073064U
JPH073064U JP3631093U JP3631093U JPH073064U JP H073064 U JPH073064 U JP H073064U JP 3631093 U JP3631093 U JP 3631093U JP 3631093 U JP3631093 U JP 3631093U JP H073064 U JPH073064 U JP H073064U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬貨返却の円滑化と確実化を図るとともに、
装置の破損、故障を防止を図る。 【構成】 50はケース31に上下に摺動自在な摺動板
で、ケース31外に露呈する操作部56を有し、コイル
スプリング67により上方に付勢されている。57はケ
ース31に左右に摺動自在な作動杆で、切欠き34から
突出可能で、フラッパの係合杆28に当接している。6
3はピン48に回動自在に支持されたカム板で、摺動板
50のローラ53が当接している。そして、カム板63
と作動杆57とはばね66により連結され、作動杆57
には凸部49に係合する段部58が設けられている。ま
た、摺動板50には、作動杆57の突起59と係合し
て、段部58と凸部49との係合を解除するカム突起5
1が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、公衆電話機や自動販売機等の硬貨返却機構における硬貨返却レバー の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、公衆電話機や自動販売機等においては、未処理硬貨を返却する ための硬貨返却機構が備えられている。一般に、この種の硬貨返却機構は、ほぼ 立設したベース基板と、ベース基板に対向配置されてベース基板とともに硬貨軌 道を形成し、かつ、ベース基板に開閉自在に支持されたフラッパと、フラッパと 係合し操作部が装置外部に露呈した硬貨返却レバーとから概略構成される。通常 、フラッパはベース基板に閉じた状態で対向して硬貨軌道を形成し、投入口から 投入された硬貨は硬貨軌道中を転動落下し、硬貨軌道中に設けられた硬貨選別部 によって疑似硬貨は返却軌道に、正規硬貨は蓄積軌道に導かれる。
【0003】 蓄積軌道に正規硬貨が蓄積されると、例えば、公衆電話機では通話が可能とな り、通話時間に応じて硬貨が収納される。通話が終了してハンドセットをフック レバーに載置すると、蓄積軌道の終端に進出していた係止片がフックレバーに連 動して蓄積軌道から退出し、硬貨軌道中あるいは蓄積軌道中の硬貨を返却軌道に 返却する。このとき、硬貨詰まり等が生じて係止片の連動動作では、硬貨返却が 完全に行われない場合には、硬貨返却レバーを操作して硬貨返却を行うようにし ている。
【0004】 第7図は従来の硬貨返却レバーの構造を示すものがある。これを同図に基づい て説明すると、80は公衆電話機で、筐体が、リヤケース81とフロントケース 82とで構成され、上端部に硬貨投入口83が設けられている。84は硬貨投入 口83の直下に配設された硬貨処理部であって、この硬貨処理部には、図示を省 略したベース基板が立設され、硬貨選別部、硬貨蓄積軌道あるいは硬貨返却軌道 等が設けられている。28はベース基板に対向配置され、かつ、開閉自在に支持 されて、ベース基板とともに硬貨軌道を形成する図示を省略したフラッパの係合 杆である。85はリヤケース81の側面部に円弧状に穿設された窓、87は側面 視略L字状に形成され軸86に揺動自在に支持された硬貨返却レバーである。
【0005】 この硬貨返却レバー87はばね91によって軸86を中心として図中反時計方 向に回動習性が付与され、先端部88が係合杆28に当接し、略中央部が折曲げ られて折曲部90が形成され、この折曲部90が窓85に臨み、後端部の操作つ まみ89がリヤケース81の外部に露呈している。このように構成されているこ とにより、硬貨返却レバー87の操作つまみ89を把持してばね91に抗して下 方に押し下げると、レバー87が軸86を中心として時計方向に回動し、先端部 88によって係合杆28が押し上げられて、フラッパがベース基板から開き、硬 貨が返却される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の硬貨返却レバーの構造では、単に、硬貨返却レ バー87が揺動自在に支持され、操作つまみ89を押し下げると軸86を中心と して先端部88が回動するようになっており、操作つまみ89の押し下げと先端 部88とが同時に回動するので、操作つまみ89の押し下げ速度が遅いと、フラ ッパの開閉速度も遅くなり、複数枚の硬貨が同時に落下し、重なるようにしてフ ラッパとベース基板との間に詰まる、いわゆる、うろこ詰まりが発生し易いとい った欠点があった。また、うろこ詰まりを解消、あるいは発生させないように、 硬貨返却レバーの回動速度を必要以上に増すと、フラッパに多大な外力が加わり 、フラッパの支持部等の破損、あるいは装置の故障の原因ともなる欠点があった 。
【0007】 したがって、本考案は、上述した従来の問題あるいは欠点に鑑みてなされたも のであり、その目的とするところは、硬貨返却が円滑にかつ確実に行われるとと もに、装置の破損、故障を防止した硬貨返却レバーの構造を提供することにある 。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案に係る硬貨返却レバーの構造は、操作部を 有し摺動自在に支持された摺動板と、この摺動板の摺動動作に対してばね部材を 介して作動する作動杆と、作動杆の作動によりベース基板と離間してベース基板 とで形成した硬貨軌道中の硬貨を返却するフラッパとからなり、前記作動杆に係 合してこの作動杆の作動を停止させるストッパを設けるとともに、前記作動杆に 係合して前記ストッパの係合を解除させるカムを前記摺動板に設ける。
【0009】
【作用】
本考案によれば、硬貨返却のために、摺動板の操作部を把持して摺動板を摺動 させると、ばねを介して作動杆が引っ張られるが、ストッパによって作動を停止 され、摺動板のカムが作動杆に係合することにより、ストッパの係合が解除され て、蓄積されたばね力により作動杆が作動する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。図1は本考案に係る硬貨返 却レバーの構造を採用した公衆電話機の外観斜視図、図2は図1のII-II 線断面 図、図3は要部の分解斜視図、図4は硬貨返却レバーユニットの分解斜視図、図 5および図6は同レバーユニットの動作を説明する側断面図、平面図である。こ れらの図において、1は硬貨投入型公衆電話機、2は前後に開口部を有するフロ ントケース、3は前面側に開口部を有する箱状のリヤケース、4はフロントケー ス2の開口部に嵌合するフロントパネルである。フロントパネル4の左側部の上 下には一対の凹嵌部5が形成され、上方の凹嵌部5にはフックボタン(図示せず )が設けられ、凹嵌部5にハンドセット6が載置されることにより、フックボタ ンが押圧され、後述する硬貨返却機構が作動する。
【0011】 7はダイヤルボタン、8は機能ボタン、9は表示部、10は硬貨投入口、11 は硬貨返却口、12は金庫、13は金庫12をロックするロック部材、14はK Sキーである。リヤケース3の上部には、係合突起3aが突設され、リヤケース 3の右側面部には、分割面20に開口部21を有する矩形状の切欠き22が形成 され、底面部には、ボス23が突設されている。フロントケース2の上部には爪 部2aが突設され、右側面部の内側面前端部には一対の係合突起25が突設され ている。26はベース基板で、リヤケース3内にほぼ立設して取付けられており 、符号27で示すフラッパがベース基板26に対向し、上部を揺動支点として下 部がベース基板26に開閉自在となっている。
【0012】 これらベース基板26とフラッパ27とは硬貨1枚分の厚みよりもやや大なる 幅の間隙を有して離間しており、上端部に前記硬貨投入口10に対応して硬貨受 入口29が形成され、この硬貨受入口の下方には、硬貨軌道29aが設けられ、 硬貨投入口10からの落下してきた硬貨Cが硬貨受入口29から硬貨軌道29a に導かれる。硬貨軌道29aには、従来周知の硬貨選別部が配設されており、正 規硬貨C1は蓄積軌道へ、疑似硬貨C2は落下して返却軌道へそれぞれ導かれる。 また、フラッパ27は、前述したハンドセット6が凹嵌部5に載置された際フッ クボタンが押圧されることによって、フックボタンに連動してベース基板26か ら開き、硬貨軌道29a中および蓄積軌道中の未処理硬貨を返却軌道に導くとと もに、フラッパ27に一体形成した係合杆28を作動させることによってもベー ス基板26から開くように構成されている。
【0013】 30は硬貨返却レバーユニットで、左側面側が開口したケース31が具備され ており、このケース31には右側面部ほぼ中央に縦長矩形状の操作孔32が設け られ、操作孔32の周りには、囲い壁33が立設されており、前面部には、切欠 き34が形成され、楔35が一対突設されている。囲い壁33の高さは、前記分 割面20の厚みとほぼ同一に形成されている。また、背面部36には取付孔37 が2個設けられているとともに、断面略正方形状の穴38が穿設されており、上 下面部ほぼ中央にはそれぞれ切欠き39、40が設けられて、切欠き39、40 の両脇に二対の軸受部41、42が立設され、下面部の前端側に切欠き43が形 成されている。さらに、右側面部の内底面には、前記切欠き34、穴38の両脇 に二対のガイドピン44が、前記切欠き39、40の両脇に二対のガイドダボ4 5が、また、4個のボス46が、および2個の支持ピン47、48がそれぞれ立 設されているとともに、切欠き34の近傍には、凸部49が突設されている。
【0014】 50は長尺で平板状に形成された摺動板で、表面ほぼ中央一側部にはカム突起 51が突設され、上下には一対のピン52が植設され、このピン52には、それ ぞれローラ53、54がEリング55によって抜け止めされ回転自在に支持され ており、裏面ほぼ中央に操作部56が突設されている。操作部56の高さは、前 記囲い壁33の高さよりもやや小に形成されている。57は長尺でほぼ直方体状 に形成された作動杆で、一側部側には、先端部に段部58が形成されているとと もに、略中央部に傾斜面を有する突起59が突設され、上面にばね掛け止め部6 0と、下面に側面視三角形状に形成されたカム部61とがそれぞれ突設されてい る。62は側面視略三角形状に形成されたカム板で、軸受ボス部63と掛止部6 4が設けられている。66は作動杆57とカム板62とを連結する引っ張りスプ リングであるばねである。67はコイルスプリング、68は段付きシャフトで、 両端にローラ69が回転自在に軸装されている。
【0015】 70は前記ケース31の開口部を覆う平板状のカバーで、前記ボス46に対応 して取付孔71が、支持ピン47、48に対応して位置決め孔72が、また、摺 動板50のピン52に対応して長孔73が、さらに、先端部中央に長溝74がそ れぞれ穿設されており、上下中央には、それぞれ、側面視クランク状の押え片7 5が突設されている。長溝74に臨むようにして先端に湾曲部が形成された板ば ね77が、カバー70にねじ止めされている。78は取付ねじである。
【0016】 次に、このように構成された硬貨返却レバーの構造の組立方法を説明する。最 初に、硬貨返却レバーユニット30の組立方法を図4に基づいて説明する。先ず 、ケース31の操作孔32に操作部56を嵌入させるようにして、摺動板50を 、その幅方向において切欠き39、40に嵌合させて上下に摺動自在とする。次 に、作動杆57の後端部を穴38に挿入し先端を切欠き34に嵌合させて左右に 摺動自在とする。しかる後、コイルスプリング67を支持ピン47に介挿し、一 端を切欠き43に掛け、他端を下方のピン52に掛けて、摺動板50に上方の摺 動習性を付与する。
【0017】 同時に、ばね66の一端をカム板62の掛止部64に掛け、軸受ボス部63を 支持ピン48に挿入してカム板62を支持ピン48に揺動自在に支持し、ばね6 6の他端を作動杆57の掛け止め部60に掛け、カム板62と作動杆57とをば ね66を介して連結する。このとき、カム板62は、ばね66によって支持ピン 48を中心として図中時計方向に回動習性が付与されており、カム板62の上端 面が上方のローラ53に当接し、ローラ53を介して摺動板50を上方に押し上 げる摺動付勢を付与している。次に、段付きシャフト68の両端を軸受部41に 挿入して、ローラ69を摺動板50に当接させる。
【0018】 最後にカバー70の位置決め孔72を支持ピン47、48に位置決めし、ねじ 78を取付孔71からボス46に螺合することによって、カバー70をケース3 1に取付ける。このとき、押え片75が切欠き39、40内に位置して、段付き シャフト68の抜けを防止するとともに、長孔73内にピン52が嵌入して長孔 73が摺動板50の摺動ガイドとして機能する。また、板ばね77の湾曲部77 aが作動杆57の一側面を押圧して、作動杆57の段部58とケース31の凸部 49との係合を保持している。
【0019】 次に、このように組み立てられた硬貨返却レバーユニット30を電話機筐体に 組み込む方法を図3に基づいて説明する。硬貨処理部を構成するフラッパ27と ベース基板26とが、フラッパ27の上部がベース基板に開閉自在に支持され、 このベース基板26がリヤケース3内にほぼ立設して支持されることにより、あ らかじめリヤケース3内に組み込まれている。そして、ユニット30の囲い壁3 3を切欠き22の開口部21から切欠き22に挿入して嵌合させ、ねじ79を取 付孔37からボス23に螺合することによってユニット30をリヤケース3に固 定する。最後に、フロントケース2の爪部2aを係合突起3aに係合させて、こ こを中心として回動させて両分割面20、24を合わせ、図示を省略したねじに よってフロントケース2の下端をリヤケース3に取付けることによって両ケース 2、3を合体させる。
【0020】 このとき、フロントケース2の係合突起25がユニット30の楔35に係合し て、ユニット30を両ケース2、3の内側面に密着させて固定する。また、操作 部56の高さが、囲い壁33の高さよりもやや小に形成され、しかも、囲い壁3 3の高さが、分割面20の厚みとほぼ同一に形成されているので、囲い壁33の 先端縁はリヤケース3の表面とほぼ同一となり、しかも、操作部56がリヤケー ス3の表面から突出することもないので、電話機1の外観意匠を損ねることがな い。
【0021】 次に、硬貨返却レバーユニットによる硬貨返却動作を図3、図5および図6に 基づいて説明する。硬貨返却動作を行うために、公衆電話機1の側面の囲い壁3 3内の操作部56を下方に押し下げると、操作部56と一体であり、ガイドダボ 45およびローラ69によって上下に摺動自在にガイドされた摺動板50も、カ ム板62の回動習性およびコイルスプリング67のばね力に抗して、下方に押し 下げられる。摺動板50が下方に摺動すると、ローラ53に係合するカム板62 が反時計方向に回動させられ、これにともない、ばね66を介して、ガイドピン 44によって左右方向に摺動自在な作動杆57に図中矢印A方向に摺動させる力 が加わる。
【0022】 このとき、図5(b)に示すように、作動杆57の段部58がケース31の凸 部49に係合しているので、凸部49がストッパとして機能し、作動杆57のA 方向への摺動を規制しており、作動杆57の先端はケース31の切欠き34から 突出していない。さらに、操作部56を下方に押し下げると、図6に示すように 、摺動板50のカム突起51が作動杆57の突起59に係合し、作動杆57を板 ばね77のばね力に抗して矢印B方向に移動させので、段部58と凸部49との 係合が解除し、作動杆57はA方向に摺動自在の状態となる。このとき、作動杆 57には、カム板62の反時計方向の回動によるばね66のばね力が蓄積されて いるので、この蓄積されたばね力によって、作動杆57は切欠き34からケース の外へ瞬時に突出して、係合している係合杆28を押圧する。係合杆28が押圧 されることによって、フラッパ27はベース基板26から開き、硬貨軌道29a 中や蓄積軌道中の未処理硬貨を返却軌道に導く。
【0023】 このように、作動杆57が操作部56の操作動作と同時に作動せずに、ばね6 6の蓄積されたばね力で瞬時に作動するように構成したので、フラッパ27の開 く速度が早くなり、これにより、硬貨が複数枚重なるうろこ詰まりの発生を防止 できるとともに、うろこ詰まりが発生しても、従来のようにフラッパに強力な力 を加えずに、うろこ詰まりを解消可能なので、装置を破損させることなく円滑に 硬貨返却を行うことができる。また、硬貨返却レバーを摺動板50と作動杆57 とに分割したので、摺動板50と作動杆57との位置関係を変えることができ、 これによって、操作部56の位置を操作し易い位置に配置でき、使い勝手の向上 を図ることができるとともに、各構成部品間の位置関係も変えることができるの で、設計に自由度が増す。
【0024】 なお、本実施例では、作動杆57の作動方向に対して、操作部56の操作方向 を上下方向として、作動方向に対して操作方向を異なる構造としているが、必要 に応じて、操作部56の操作方向を作動杆57の作動方向と同じ水平方向にする ことも可能なことはいうまでのないことである。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、操作部を有し摺動自在に支持された摺動 板と、この摺動板の摺動動作に対してばね部材を介して作動する作動杆と、作動 杆の作動によりベース基板と離間して硬貨を返却するフラッパとからなり、前記 作動杆に係合してこの作動杆の作動を停止させるストッパを設けるとともに、前 記作動杆に係合して前記ストッパの係合を解除させるカムを前記摺動板に設けた ので、操作部を操作すると、作動杆はばねの蓄積されたばね力によって瞬時に作 動し、これにともない、フラッパの開き速度も早くなり、硬貨が複数枚重なって いても、詰まるようなこともなく、うろこ詰まりの発生を防止できる。
【0026】 また、うろこ詰まりが発生しても、従来のようにフラッパに強力な力を加えず に、うろこ詰まりを解消可能なので、装置を破損させることなく円滑に硬貨返却 を行うことができる。また、硬貨返却レバーを摺動板と作動杆とに分割したので 、摺動板と作動杆との位置関係を変えることができ、これによって、操作部の位 置を操作し易い位置に配置でき、使い勝手の向上を図ることができるとともに、 各構成部品間の位置関係も変えることができるので、設計に自由度が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る硬貨返却レバーの構造を採用した
公衆電話機の外観斜視図である。
【図2】図1のII-II 線断面図である。
【図3】本考案に係る硬貨返却レバーの構造の要部分解
斜視図である。
【図4】本考案に係る硬貨返却レバーの構造における硬
貨返却レバーユニットの分解斜視図である。
【図5】本考案に係る硬貨返却レバーの構造において、
作動杆が動作する前の状態を示し、(a)は側断面図、
(b)は平断面図である。
【図6】本考案に係る硬貨返却レバーの構造において、
作動杆が動作する状態を示し、(a)は側断面図、
(b)は平断面図である。
【図7】(a)は従来の硬貨返却レバーの構造を採用し
た公衆電話機の一部破断側面図、(b)は(a)のB−
B線断面図である。
【符号の説明】
26 ベース基板 27 フラッパ 28 係合杆 30 硬貨返却レバーユニット 31 ケース 32 操作孔 34 切欠き 49 凸部 50 摺動板 56 操作部 57 作動杆 58 段部 59 突起 62 カム板 66 ばね 67 コイルスプリング 77 板ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉益 健夫 東京都目黒区下目黒二丁目2番3号 株式 会社田村電機製作所内 (72)考案者 佐藤 伸之 東京都目黒区下目黒二丁目2番3号 株式 会社田村電機製作所内 (72)考案者 池沢 勇 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 嶋田 郁子 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 笛木 正 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 (72)考案者 野村 道彦 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部を有し摺動自在に支持された摺動
    板と、この摺動板の摺動動作に対してばね部材を介して
    作動する作動杆と、作動杆の作動によりベース基板と離
    間して硬貨を返却するフラッパとからなり、前記作動杆
    に係合してこの作動杆の作動を停止させるストッパを設
    けるとともに、前記作動杆に係合して前記ストッパの係
    合を解除させるカムを前記摺動板に設けたことを特徴と
    する硬貨返却レバーの構造。
JP1993036310U 1993-06-10 1993-06-10 硬貨返却レバーの構造 Expired - Lifetime JP2602131Y2 (ja)

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