JPH07306397A - 表示装置および液晶表示装置 - Google Patents

表示装置および液晶表示装置

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JPH07306397A
JPH07306397A JP7052301A JP5230195A JPH07306397A JP H07306397 A JPH07306397 A JP H07306397A JP 7052301 A JP7052301 A JP 7052301A JP 5230195 A JP5230195 A JP 5230195A JP H07306397 A JPH07306397 A JP H07306397A
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JP
Japan
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image
signal
display device
liquid crystal
period
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Application number
JP7052301A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Okumura
治彦 奥村
Takeshi Ito
伊藤  剛
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現実の映像期間以外の期間を帰線期間以上に
拡張し、この期間に所望の処理を行うことのできる表示
装置を提供すること。 【構成】 画素選択用のスイッチ素子を有する表示装置
において、1フレームの画像信号をn(nは3以上の奇
数)対m(mはn以下の任意の数)にインターレース処
理するインターレース処理手段と、このインターレース
処理された画像信号に従い、前記画素選択用のスイッチ
素子を駆動して画像を表示をする画像表示手段と、複数
の画素に対応する画像信号を表示した後、次の画素に対
応する画像信号を表示するまでの期間内に、前記インタ
ーレース処理手段と前記画像表示手段との間の接続を断
つとともに、前記画像表示手段に対して表示以外の処理
を行う映像期間外処理手段とを備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像表示期間以外の期
間を拡張した液晶表示装置などの表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
(1)液晶表示装置は、薄型であるとともに低電圧駆動
が可能であることから、腕時計や電卓などの表示装置と
してだけでなく、ワードプロセッサーやパーソナルコン
ピューターのディスプレイなどにも用いられるようにな
った。さらに、ユーザーの操作性を高めるために、液晶
ディスプレイ上からペンで指示することにより入力する
ペン入力機能を備えた情報機器が提供されている。
【0003】しかしながら、表示画素の容量変化などの
物理量を検出して指示位置を特定する方式のペン入力機
能では、液晶ディスプレイ上のペンで指示された位置の
検出などの処理は、映像期間以外の短いブランキング期
間に実行せざるを得ない。このためペン入力処理を早い
速度で実行する必要があり、大きな消費電力を費やして
いた。また、処理時間が短いために、位置検出精度や操
作性の点で十分な性能の処理を行うことができなかっ
た。
【0004】(2)一方、近年、液晶ディスプレイは高
解像度化(多画素化)が進み、駆動周波数が高速化して
きている。このような状況の中、駆動ICを低電圧化し
て高速信号に対応させることを目的として、コモン電極
を画像の極性と反対に振るコモン反転駆動(例えば特開
昭56−124928に開示された方式)や電源電圧を
画像の極性に同期してシフトする電源レベルシフト駆動
(例えば低電圧駆動,1993年テレビジョン学会年次
大会講演予稿集,pp37−38,1993に開示され
た方式)が提案されている。しかし、コモン反転駆動
は、大容量のコモンを水平駆動周期(15から30マイ
クロ秒)で駆動しなければならないため、消費電力が増
大する。また、電源レベルシフト駆動は、大容量の電源
容量を駆動しなければならないため、強力な駆動回路が
新たに必要になる。またこれはドット反転など高速に電
源を駆動しなければならない駆動には適用が難しく、現
在のところ信号線反転駆動に限って行われている。信号
線反転駆動は、大画面化したときにコモンの抵抗が増大
するために生じる横クロストークが発生しにくい特徴を
持つが、TFTのリークによる縦クロストークは発生し
やすいため、TFT特性に対する要求仕様が厳しくな
る。
【0005】さらに、このような問題点を解決する方法
として、電源は一定にして駆動IC内部にスイッチを設
けてフィールドごと駆動する信号線を切り替える方法
(例えば特開平3−51887に開示された方法)が提
案されている。しかし、このような方法を用いても、信
号線反転とライン反転を組み合わせることで高画質化が
できるドット反転駆動を実現する場合、1ライン毎極性
を反転しなければならないため消費電力が増大する。
【0006】ここで、駆動回路(モジュール回路)の消
費電力がどの様な要因で決まるかを検討する。ここで
は、消費電力は、直流的に流れるバイアス電流による消
費電力は含めないものとする。
【0007】駆動回路は基本的に、信号線駆動回路、バ
ッファー回路、制御信号発生回路、コモン駆動回路、ゲ
ート線駆動回路に分けられる。以下、それぞれについて
詳細に述べる。
【0008】i)信号線駆動回路 信号線駆動回路は、信号線を駆動するための駆動ICで
デジタル方式とアナログ方式に分けられるが、OA画像
がデジタルであることから整合性の良いデジタル方式に
ついて消費電力を検討する。
【0009】デジタル方式の駆動ICは、基本的に信号
のサンプリング時間を決めるシフトレジスタ、デジタル
信号をラッチするラッチ回路、デジタル信号をアナログ
信号に変換するD/A変換回路、信号線を駆動する出力
バッファからなる。ここで、消費電力を決める要因は、
ラッチ回路と出力バッファーであるので、この2つのみ
考える。
【0010】ラッチ回路の最大消費電力P1 は、画像信
号に関する入力等価容量をC1 、サンプリングクロック
に関する入力等価容量をCck、画像のサンプリング周波
数をfs 、ラッチ回路電源電圧をV1 でそれぞれ表すと
以下のようになる。
【0011】 P1 =(C1 +2CCK)*fs /2*V1 2 …(1) 出力バッファーの最大消費電力Pobは、信号線容量をC
S 、水平駆動周波数をfh 、水平の画素数をNh 、信号
線電圧をVs でそれぞれ表すと以下のようになる。
【0012】 POb=Nh *Cs *fh *Vs 2 /2 …(2) ii)バッファー回路 バッファー回路は、入力のデジタル信号を受けてノイズ
除去や波形整形をして信号線駆動回路に安定な信号を供
給する部分で、省略される場合もあるが基本的に必要で
あるので考慮しておく。バッファー回路の最大消費電力
b は、クロックfs に関する回路の入力等価容量をを
bc、画像信号に関する回路の入力等価容量をCbp、バ
ッファ回路の電源電圧をVb でそれぞれ表すと以下のよ
うになる。
【0013】 Pb =(2Cbc+Cbp)*fs /2*Vb 2 …(3) iii )制御信号発生回路 制御信号発生回路は、基本的にゲートアレイ化してお
り、信号により内部の周波数が異なるが主に画像のサン
プリングクロックfs に関係する消費電力が重要なファ
クターと考えられる。ゲートアレイ全体の最大消費電力
gaは、クロックfs に関する回路の等価内部容量をC
gac 、画像信号に関する回路の入力等価容量をCgap
ゲートアレイの電源電圧をVgaでそれぞれ表すと以下の
ようになる。
【0014】 Pga=(2Cgac +Cgap )*fs /2*Vga 2 …(4) iv)コモン駆動回路 コモン駆動回路は、コモン容量Cc を駆動するためのも
ので、コモン駆動回路の最大消費電力PC は、コモンの
駆動周波数をfc 、コモン駆動回路の電源電圧をVC
表すと以下のようになる。なお、コモン反転の場合、f
c は水平駆動周波数fh の半分である。
【0015】 Pc =Cc *fc *VC 2 …(5) v)ゲート線駆動回路 ゲート線駆動回路は、ゲート線の容量Cg を駆動するた
めのもので、ゲート線駆動回路の最大消費電力Pg は、
ゲート線の駆動周波数をfg 、ゲート線駆動回路の電源
電圧をVg で表すと以下のようになる。なお、ゲート線
の駆動周波数fg は、通常、水平駆動周波数fh であ
る。
【0016】 Pg =Cg *fh *Vg 2 …(6) vi)回路全体の消費電力Pall 以上より回路全体の消費電力Pall は、以下のようにな
る。
【0017】 Pall =P1 +Pob+Pb +Pga+PC +Pg =(C1 +2CCK)*fs /2*V1 2 +Nh *CS *fh *VS 2 /2 +(2Cbc+Cbp)*fs /2*Vb 2 +(2Cgac +Cgap ) *fS /2*Vga 2 +Cc *fc *Vc 2 +Cg *fh *Vg 2 ここで、コモンは一定電圧でNh *Cs >>Cg とする
と、 Pall =(C1 +2Cck+2Cbc+Cbp+2Cgac +Cgap ) *(fs /2)*V2 +Nh *Cs *(fh /2)*V2 =Pall (C、f、V) …(7) となり、容量Cと駆動周波数f(水平周波数と画像のク
ロック周波数)とデイジタル系の電源電圧Vの関数とな
る。
【0018】ここで、容量Cはデバイス構造、電圧Vは
プロセスおよび液晶のV−T特性などICおよび液晶パ
ネル構造で決まってしまう。しかし周波数fは画像の水
平走査周波数やフリッカ特性などシステム及び画質から
決まってくるもので、駆動法により下げることが可能で
ある。ただ、通常駆動周波数を下げると、TFTのオフ
リーク電流が同じでも、保持時間が長くなるため画素電
位の低下が大きくなる。このためフリッカ成分は増大す
ると共に、フリッカ成分の周波数も下がってしまうた
め、フリッカがより視覚され易くなり、大幅な画素劣化
を引き起こす。
【0019】そこで、1枚のフィールド画像を奇数枚の
サブフィールドに分割することにより、駆動周波数を下
げるマルチフィールド駆動法(以下、MF駆動法と呼
ぶ)が例えば特願平2−69706に開示されている。
このMF駆動法の概念図を、図23(a)〜(f)に示
す。
【0020】まず、第mフレーム表示時の駆動法を説明
する。最初のTf /3期間には、図23(a)に示すよ
うに1、4、…、N、N+3、N+6、…ラインのゲー
ト線を駆動すると共に、奇数番目の信号線には正極性、
偶数番目の信号線には負極性の画像信号というように信
号線反転駆動を行う。つぎのTf /3期間には(b)に
示すように2、5、…、N+1、N+4、N+7、…ラ
イン、つぎのTr /3期間には(c)に示すように3、
6、…、N+2、N+5、N+8、…ラインを駆動す
る。次のTf /3期間には駆動するラインは、元に戻っ
て、(d)に示すように1、4、…、N、N+3、N+
6、…ラインであるが、(a)とは極性が逆の駆動を行
うことで液晶の交流駆動を実現している。その後の
(e),(f)は、(b),(c)をそれぞれ逆極性に
しただけであるので説明は省略する。
【0021】以上のような駆動を行った場合、フリッカ
成分がどの様になるかを解析する。
【0022】まず、フリッカーの原因としては、オン電
流不足、TFTの突き抜け電圧、TFTのOFF電流が
考えられる。オン電流不足やTFTの突き抜け電圧につ
いては、アレイ構造や突き抜け補正駆動によって対応可
能であるが、TFTのOFF電流については、MF駆動
が原理的にTFTの保持時間を通常駆動より長くするも
のであることを考えると、TFTの光リークなどを含め
たOFF特性が完全でない限り、この特性が通常より大
きくフリッカ特性に影響を与えると考えられる。
【0023】そこで、TFTのOFF電流の要因を中心
に解析する。
【0024】まず、画素の電位変動波形を、図24
(a)に示すように近似する。つまり、正極性で駆動し
ている時は保持がよいのでVP の変動、負極性で駆動し
ているときは保持が悪いのでVN (>Vp )だけ1フィ
ールドの間に電位変化を生じているとする。この時、電
位i(t)は、以下のようになる。
【0025】
【数1】
【0026】実際の透過率変化は、周波数軸上で液晶の
応答特性を上記変動と掛け合わせる必要があるが応答特
性は電位レベルに依存する複雑な特性であるので、ここ
では画素の電位変動のみを輝度変化として解析する。
【0027】これをフーリエ展開すると、以下のように
なる。
【0028】
【数2】
【0029】ここで、フリッカとして重要な基本波成分
(30Hz)のみ考えると、k=1として以下のように
なる。
【0030】
【数3】
【0031】すなわち、各画素はフリッカ成分として図
24(b)に示すようなF30なるスペクトルを持ってい
ることになる。このフリッカ成分を除去する方法とし
て、次の2つの方法が考えられる。
【0032】方法1)輝度変化i(t)自身を高周波に
する。 方法2)隣接している画素により補償する。
【0033】通常、画像信号が高速化することから方法
1はあまり使われていない。ライン反転(コモン反転)
や信号線反転は方法2において2画素で補償するもので
ある。次に、後者の方法2の場合について詳しく説明す
る。
【0034】まず、どの方式でも隣接画素は逆極性の信
号が入力されているので、2画素の平均輝度ia (t)
は次式で表される。
【0035】
【数4】
【0036】これを、フーリエ変換して、 Ia (ω)=I(ω)(1−exp(jωπ/ω0 )) …(12) となる。したがって、Ia (w0 )=0となり、フリッ
カ成分を完全に除去することができる。
【0037】以上は補償画素が2画素の場合であるが、
補償画素をN画素まで広げたMF駆動法では、この時隣
接するN画素の平均ia (t)及びフーリエ変換I
a (ω)は、
【数5】
【0038】である。
【0039】3画素でフリッカ成分を補償する場合を例
に取って、以下説明する。図25に式(8)から求めら
れる3画素それぞれの透過率変化i(t)を実線、一点
鎖線、点線で示し、この時の全体の透過率変化をi
a (t)として示した。また、周波数スペクトルを図2
6に示す。図26から明らかなように、互いに補償され
る画素の透過率変化i(t)が同じであればもともと2
f (Tf :フィールド周期=1/60秒)であったフ
リッカ成分を、3画素補償により2Tf /3、つまり1
/3周期である1/90秒にすることができる。したが
ってフリッカとして視覚されなくなる。これは、周波数
スペクトルでみれば、式(13)から明らかなように各
画素のスペクトルの位相がそれぞれ120度ずれている
ためにベクトル的に加算されその成分がなくなることを
意味している。この原理を利用すると、3、5、7、
…、2N+1、…画素つまり、奇数画素で補償すること
も同様に可能であり、補償できる画素数が多いほど駆動
周波数を小さくできるため、消費電力を低減できる。
【0040】一般に、MF駆動の消費電力PMFは、消費
電力を決める関係式(7)より、 PMF=(C1 +2CCK+2Cbc+Cbp+2Cgac +Cgap ) ×{fs /2(2N+1)}*V2 +Nh *Cs *{fh /2(2N+1)}*V2 =Pall /(2N+1) …(15) が得られる。
【0041】この式から明らかなように、モジュール回
路の駆動周波数に依存する消費電力を1/(2N+1)
に減少させることができるため、大幅に消費電力を低減
することができる。
【0042】MF駆動の解析結果を基に、実際のパネル
を用いてフリッカの低減効果の実験を行った。今回は基
礎実験ということでN=1つまりサブフィールド数3
で、 1)通常駆動(60Hz) 2)単に駆動周波数を下げた場合(20Hz駆動) 3)MF駆動(N=1) について、透過率50%のグレイレベルを表示し、フォ
トディテクターで透過率の時間変化を検出する。検出さ
れた時間変化はFFTアナライザーで周波数成分に変換
され、基本波である20、40、60Hz成分がどの程
度あるかを解析、評価する。
【0043】通常駆動、20Hz駆動、MF駆動(N=
1)について、フリッカ成分の平均輝度に対する相対レ
ベルを測定した結果を表1に示す。表1より、以下のこ
とがわかった。
【0044】1)20Hzに駆動周波数を落とした場合
はフリッカ成分として20、40、60、80…が予想
通り生じていること。 2)MF駆動により予想通り20Hz成分が消え、3倍
の60Hz成分に変換されていること。 3)60Hz成分についても、通常駆動とMF駆動が同
レベルであり、フリッカによる画質劣化は殆ど通常駆動
と同じであること。
【0045】
【表1】
【0046】以上示したように、MF駆動法は、面フリ
ッカについては非常に有効な方法であるが、保持時間が
大幅に大きくなるため、表1に示したように、1画素毎
(通常は1ライン毎)のフリッカ成分が大きくなる。そ
のため、フィールド毎に生じる横縞が視認され静止画の
画質劣化を引き起こす。
【0047】さらに、静止画においても、画像に相関が
ないような高精細な画像においては、各フリッカ成分が
補償されなくなり、そのフリッカ成分のうち、正極性と
負極性の差によって生じる新たなキャリアが空間周波数
軸上に発生し、それによって折り返し歪が生じることが
実験より明らかになった。この折り返し歪は、静止した
ものではなく動くものであるため、非常に視覚され易
く、大幅に画質劣化を生じさせている。
【0048】以上のように、従来の液晶表示装置では、
消費電力が増大したり、横クロストークや縦クロストー
クなどにより画質が劣化するという問題があった。ま
た、消費電力を低減できるMF駆動法では、静止画では
保持時間が長いためにラインフリッカが増大しライン妨
害となったり、高周波成分を多く含む画像においては正
極性と負極性との保持特性の差によって生じるキャリア
で高周波成分が折り返し歪となって、画質が大幅に劣化
していた。また、通常このような劣化を補正する期間と
しては、画像の表示されていない期間であるブランキン
グ期間(帰線期間)を用いていたが、この期間は映像期
間の10%程度の短いものであるため、補正の効果が不
十分であった。
【0049】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
ペン入力や画質改善のための補正処理などの表示画素や
駆動回路等を利用する所望の処理を行おうとすると、画
像の表示されていない短い期間であるブランキング期間
(帰線期間)を用いたり、画素表示期間を短くする必要
がある。また、駆動周波数が大きくなったり、消費電力
を多く費やしたり、十分な内容の処理ができないなどの
問題点があった。
【0050】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、現実の映像期間以外の期間を帰線期間以上に拡張
し、この期間に所望の処理を行うことのできる表示装置
および液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0051】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
画素選択用のスイッチ素子を有する表示装置において、
1フレームの画像信号をn(nは3以上の奇数)対m
(mはn以下の任意の数)にインターレース処理するイ
ンターレース処理手段と、このインターレース処理され
た画像信号に従い、前記画素選択用のスイッチ素子を駆
動して画像を表示をする画像表示手段と、複数の画素に
対応する画像信号を表示した後、次の画素に対応する画
像信号を表示するまでの期間内に、前記インターレース
処理手段と前記画像表示手段との間の接続を断つととも
に、前記画像表示手段に対して表示以外の処理を行う映
像期間外処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0052】好ましくは、前記画像表示手段に対して映
像期間外に行う処理は、画質を改善するために各画素に
補正信号を印加する処理であることを特徴とする。
【0053】また、好ましくは、前記画像表示手段に対
して映像期間外に行う処理は、操作者が入力ペンで液晶
パネルを指示した位置を検出するペン入力処理であるこ
とを特徴とする。
【0054】また、好ましくは、前記画像表示手段に対
して映像期間外に行う処理は、前記画像選択用スイッチ
素子をオフしたままで、前記画像表示手段に供給される
電源と前期画像表示手段内の回路の一部または全部との
接続を切る電力制御手段によるものであることを特徴と
する。
【0055】また、好ましくは、本発明(請求項5)
は、前記インターレース処理された画像信号をn/m倍
速変換する倍速変換手段と、このn/m倍速変換された
画像信号に従い、前記画素選択用のスイッチ素子を駆動
して画像を表示をする画像表示手段と、1フレームの画
像信号を表示した後、次の画像信号を表示するまでの期
間内に、前記倍速変換手段と前記画像表示手段との間の
接続を断つとともに、前記画像表示手段に対して所望の
処理を行う映像期間外処理手段とをさらに備えたことを
特徴とする。
【0056】また、好ましくは、前記電力制御手段によ
り、前記電源と前記画像表示手段との接続が切れている
期間に、前記画像表示手段の出力をハイインピーダンス
にすることを特徴とする。
【0057】また、好ましくは、前記画像表示手段に供
給される電源との接続を切る前記画像表示手段内の回路
は信号線駆動回路に含まれる階調発生回路であることを
特徴とする。
【0058】また、好ましくは、前記画像表示手段に供
給される電源との接続を切る前記画像表示手段内の回路
は信号線ドライバーに用いられるバイアス電流回路であ
ることを特徴とする。
【0059】また、好ましくは、前記表示装置は、液晶
からなる画素をマトリックス上に配列した液晶表示装置
であり、一画素ごとに画素選択用に設けたスイッチ素子
を経由して画素に画像信号を供給する複数の信号線と、
前記スイッチ素子の導通を制御する複数のゲート線と、
前記画素と対向して共通の電圧を印加するコモン電極か
らなることを特徴とする。
【0060】また、好ましくは、前記表示装置は、蛍光
体からなる画素をマトリックス上に配列したプラズマ表
示装置であり、前記画素と組み合わせて電圧を印加され
る複数のアノード電極および複数のカソード電極とから
なり、前記スイッチ素子を経由して、前記複数のアノー
ド電極とカソード電極の一方に画像信号が供給され、他
方に走査信号が供給されることを特徴とする。
【0061】また、好ましくは、前記表示装置は、1枚
のフィールド画像を奇数枚のサブフィールド画像に分割
することにより、駆動周波数を下げるマルチフィールド
駆動法を適用したものであることを特徴とする。
【0062】また、好ましくは、前記画像表示手段に対
して映像期間外に行う処理は、正極性の保持特性と負極
性の保持特性を等しくするように、画素の部分に負極性
の信号を入力する処理であることを特徴とする。
【0063】また、好ましくは、前記画像表示手段に対
して映像期間外に行う処理は、前記コモン電極に印加す
る共通の電圧と同等の電圧を信号線に印加する処理であ
ることを特徴とする。
【0064】また、好ましくは、前記画像表示手段に対
して映像期間外に行う処理は、操作者がペン入力するこ
とにより、液晶の静電容量が変化することを検出する処
理であることを特徴とする。
【0065】また、本発明(請求項15)は、1画素毎
に画素選択用のスイッチ素子を有する液晶表示装置にお
いて、1フレームの画像信号をn(nは3以上の奇数)
対m(mはn以下の任意の数)にインターレース処理す
るインターレース処理手段と、このインターレース処理
された画像信号に従い、前記画素選択用のスイッチ素子
を駆動して画像を表示をする画像表示手段と、1走査線
に対応する画像信号を表示した後、次の走査線に対応す
る画像信号を表示するまでの期間内に、前記インターレ
ース処理手段と前記画像表示手段との間の接続を断つと
ともに、前記画像表示手段に対して表示以外の処理を行
う映像期間外処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0066】好ましくは、前記画像表示手段に対して映
像期間外に行う処理は、画質を改善するために各画素に
補正信号を印加する処理であることを特徴とする。
【0067】また、好ましくは、前記画像表示手段に対
して映像期間外に行う処理は、操作者が入力ペンで液晶
パネルを指示した位置を検出するペン入力処理であるこ
とを特徴とする。
【0068】また、好ましくは、前記液晶表示装置は液
晶からなる画素をマトリックス上に配列した液晶表示装
置であり、前記スイッチ素子を経由して画素に画像信号
を供給する複数の信号線と、前記スイッチ素子の導通を
制御する複数のゲート線と、前記画素と対向して共通の
電圧を印加するコモン電極からなることを特徴とする。
【0069】また、好ましくは、前記液晶表示装置は、
1枚のフィールド画像を奇数枚のサブフィールド画像に
分割することにより、駆動周波数を下げるマルチフィー
ルド駆動法を適用したものであることを特徴とする。
【0070】また、好ましくは、前記画像表示手段に対
して映像期間外に行う処理は、正極性の保持特性と負極
性の保持特性を等しくするように、画素の部分に負極性
の信号を入力する処理であることを特徴とする。
【0071】また、好ましくは、前記画像表示手段に対
して映像期間外に行う処理は、前記コモン電極に印加す
る共通の電圧と同等の電圧を信号線に印加する処理であ
ることを特徴とする。
【0072】また、好ましくは、前記画像表示手段に対
して映像期間外に行う処理は、操作者がペン入力するこ
とにより、液晶の静電容量が変化することを検出する処
理であることを特徴とする。
【0073】
【作用】本発明(請求項1,15)では、インターレー
ス処理手段が1フレームの画像信号をn(nは3以上の
奇数)対m(mはn以下の任意の数)にインターレース
する結果、画像信号を表示するのに要する期間が短縮さ
れ、複数の画素(あるいは1走査線)に対応する画像信
号を表示した後、次の画素(あるいは走査線)に対応す
る画像信号を表示するまでの映像期間以外の期間は従来
に比較して非常に長く拡張される。
【0074】従って、映像期間外処理手段は、この拡張
された映像期間以外の自由に使える期間を利用し、この
期間内に、前記インターレース処理手段と前記画像表示
手段との間の接続を断ったうえで、前記画像表示手段に
対して所望の処理(例えば、操作者が入力ペンで液晶パ
ネルを指示することにより発生した容量などの物理量の
変化の検出)を行うことができる。
【0075】また、本発明(請求項5)では、インター
レース処理手段が1フレームの画像信号をn(nは3以
上の奇数)対m(mはn以下の任意の数)にインターレ
ースし、次に、倍速変換手段がこのインターレース処理
された画像信号をn倍速変換する結果、画像信号を表示
するのに要する期間が短縮され、1フレームの画像信号
を表示した後、次のフレームの画像信号を表示するまで
の映像期間以外の期間は従来に比較して非常に長く拡張
される。
【0076】従って、映像期間外処理手段は、この拡張
された映像期間以外の自由に使える期間を利用し、この
期間内に、前記倍速変換手段と前記画像表示手段との間
の接続を断ったうえで、前記画像表示手段に対して所望
の処理(例えば、操作者が入力ペンで液晶パネルを指示
することにより発生した容量などの物理量の変化の検
出)を行うことができる。
【0077】ここで、映像期間外の処理としては画像劣
化の補正や入力ペンの検出に限られるものでなく、この
期間を利用して画素選択用のスイッチ素子をオフしたま
まで、回路に供給される電源をオフして消費電力の低減
をはかることも実施される。
【0078】また、本発明は、TFTやTFDの液晶表
示装置だけでなく、液晶自体にメモリ性を有する強誘電
液晶や反誘電液晶、メモリ性を有する動作をするプラズ
マデイスプレイ(PDP)やメモリ素子を内蔵した真空
マイクロ表示装置などメモリ性を有する表示装置全般に
適用できる。
【0079】また、信号線に画像信号が入力されている
期間が大幅に短くなるため、クロストークやフリッカ等
の画素電圧変化によって現れる現象を大幅に改善するこ
とができる。
【0080】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。
【0081】(第1の実施例)本発明の第1の実施例に
係る液晶表示装置について説明する。図1には、同実施
例の液晶表示装置の要部構成を示す。この液晶表示装置
は、n:1インターレース処理部2、n倍速変換処理部
4、切替回路6、処理回路8、信号線駆動回路10、ゲ
ート線駆動回路12、液晶表示パネル14を備えてい
る。nの値は、2以上の任意の整数であり、本実施例で
はn=3とした場合の構成について説明する。
【0082】また、本実施例の液晶表示装置は、1枚の
フィールド画像を奇数枚のサブフィールドに分割するこ
とにより、駆動周波数を下げるマルチフィールド駆動法
を適用したものであるが、このマルチフィールド駆動法
は良く知られているので、その詳細な説明は省略する。
【0083】さらに、処理回路8によって行われる処理
内容は、どのような内容のものであっても良いが、本実
施例では従来技術で問題となっていた表示画像の劣化を
改善するための補正処理を行う場合を例として説明す
る。
【0084】上記構成において、まず、マルチフィール
ド駆動法を適用した公知の回路によって、1フレーム分
の画像信号入力S0が3:1インターレース処理部2に
与えられる。なお、図2中において、P1は1,4,
…,3m−2,…ラインのゲート線のいずれかに対応す
る信号部分、P2は2,5,…,3m−1,…ラインの
ゲート線のいずれかに対応する信号部分、P3は3,
6,…,3m,…ラインのゲート線のいずれかに対応す
る信号部分を表すものとする。
【0085】この3:1インターレース処理部2では、
1枚のフィールドに対応する入力画像信号S0ごとに、
3:1インターレース処理を施し、駆動周波数を1/3
に落とした信号S1を得る。その際、図2のように、最
初の1枚のフィールドに対応する入力画像信号S0から
はP1に該当する信号部分を抽出し、次のフィールドに
対応する入力画像信号S0からはP2に該当する信号部
分を抽出し、その次の1枚のフィールドに対応する入力
画像信号S0からはP3に該当する信号部分を抽出し、
以上を順次繰り返す。
【0086】次に、3倍速変換処理部4によって、信号
S1を3倍速変換し、信号S2を得る。3倍速変換処理
部4は、例えばフィールドメモリを用いて構成すること
ができる。この場合、フレーム容量の1/3のメモリ容
量で可能である。
【0087】この信号S2を、切替信号Cによって制御
される切替回路6と公知の技術を用いて構成した信号線
駆動回路10および公知の技術を用いて構成したゲート
線駆動回路12を用いて、P1〜P3の画像表示位置に
従って3ライン毎に、液晶表示パネル14の該当する画
素に書き込む。
【0088】このようにすれば、1枚のフィールドの画
像信号が画素に書き込まれた後、次のフィールドの画像
信号が信号が書き込まれるまで、図2のように画像を表
示しない未使用の期間Fが生じる。
【0089】このように、本実施例によれば、映像期間
以外の期間を帰線期間に比較して極めて長く拡張するこ
とができる。そして、この期間を用いて、所望の処理を
行うことができる。
【0090】次に、上記の期間Fを用いて行う補正処理
について説明する。ここでは、処理回路8は、補正信号
を発生する機能を有する補正信号発生回路であるものと
する。
【0091】この補正処理では、正極性の保持特性と負
極性の保持特性を等しくするように、画素の部分に負極
性の信号S3を入力する。つまり、正極性の画素は保持
特性が良いので、信号線電圧としては負極性でも問題は
ないが、負極性の画素は保持特性が悪いので,なるべく
同じ極性の電圧であることが保持特性上望まれる。この
ように正極性と負極性の保持特性を合わせるのは、この
差で通常はフリッカが発生するからだけではなく、従来
例で説明したような低消費電力駆動(MF駆動)を行う
場合に、高周波成分を多く含む様な画像が表示される
と、折り返し歪を生じさせるキャリアが生じるが、この
主な発生要因が極性による保持特性の差であることに起
因する。つまり、折り返し歪を抑えるためには、保持特
性自体を良くするのではなく、保持特性の極性依存性を
なくすことがもっとも効果的である。そこで、処理回路
8で図2の信号S3の様な負極性の一定電圧を発生さ
せ、信号S2および信号S3を入力とする切換回路6を
制御して信号S4を得る。
【0092】この負極性のレベルについては、クロスト
ークが生じ易い10%レベルの画像信号や透過率が急峻
に変化する50%レベルの信号に対してクロストークが
少ない様に決めるのが望ましい。また、この実施例のよ
うに、補正電圧が一定値の場合は、高速で画像信号を書
き込む分の消費電力の増大を補正部分で減らすことがで
きる。つまり、補正電圧を1度信号線に書き込んで信号
線の容量で保持するか、もしくは1水平周波数以上のあ
る周期で信号線ドライバーを駆動して信号線に新たに補
正電圧を書き込めば良いので、補正している間はほぼ信
号処理系の動作(クロック)を止めることができること
になり、平均としては補正を行なわない場合の3:1イ
ンターレースによる消費電力と同等になり、低消費電力
化が可能となる。
【0093】また、クロストークの低減に対しては、ク
ロストークの生じる電圧が信号線にかかっている期間が
短ければ短いほど良い。つまり、本実施例の駆動方法
は、画像信号が信号線にかかっている期間は従来の1/
3であるのでクロストーク量も1/3程度になる。この
ようにクロストークが減少すると、画素容量を減少させ
ることができ、その分、保持容量による開口率低下を改
善でき、開口率を向上させることができる。
【0094】この例では、入力画像信号を3:1にイン
ターレース化したが、通常のノンインターレース信号で
もN:1のインターレース信号でも、N:M(M<N)
でも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変えることがで
きる。
【0095】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例に係る液晶表示装置について説明する。本実施例の
液晶表示装置は、図3に示すように、第1の実施例で説
明した図1の液晶表示装置の構成からn倍速変換回路4
を削除し、n:1インターレース処理部2の出力を倍速
変換せずに切替回路6に与える構成を有している。すな
わち、本実施例の液晶表示装置は、n:1インターレー
ス処理部2、切替回路6、処理回路8、信号線駆動回路
10、ゲート線駆動回路12、液晶表示パネル14を備
えている。nの値は、2以上の任意の整数であり、本実
施例ではn=3とした場合の構成について説明する。
【0096】また、本実施例の液晶表示装置は、1枚の
フィールド画像を奇数枚のサブフィールドに分割するこ
とにより、駆動周波数を下げるマルチフィールド駆動法
を適用したものであるが、このマルチフィールド駆動法
は良く知られているので、詳細な説明は省略する。
【0097】さらに、処理回路8によって行われる処理
内容は、どのような内容のものであっても良い。
【0098】上記構成において、まず、マルチフィール
ド駆動法を適用した公知の回路によって、1フレーム分
の画像信号入力S0が3:1インターレース処理部2に
与えられる。なお、図4中において、P1は1,4,
…,3m−2,…ラインのゲート線のいずれかに対応す
る信号部分、P2は2,5,…,3m−1,…ラインの
ゲート線のいずれかに対応する信号部分、P3は3,
6,…,3m,…ラインのゲート線のいずれかに対応す
る信号部分を表すものとする。
【0099】この3:1インターレース処理部2では、
1枚のフィールドに対応する入力画像信号S0ごとに、
3:1インターレース処理を施し、駆動周波数を1/3
に落とした信号S1を得る。その際、図3のように、最
初の1枚のフィールドに対応する入力画像信号S0から
はP1に該当する信号部分を抽出し、次のフィールドに
対応する入力画像信号S0からはP2に該当する信号部
分を抽出し、その次の1枚のフィールドに対応する入力
画像信号S0からはP3に該当する信号部分を抽出し、
以上を順次繰り返す。
【0100】この信号S1を、切替信号Cによって制御
される切替回路6と公知の技術を用いて構成した信号線
駆動回路10および公知の技術を用いて構成したゲート
線駆動回路12を用いて、P1〜P3の画像表示位置に
従って3ライン毎に、液晶表示パネル14の該当する画
素に書き込む。
【0101】このようにすれば、1ラインの画像信号が
画素に書き込まれた後、次のラインの画像信号が信号が
書き込まれるまで、通常の水平部ブランキング期間より
大幅に長い未使用の期間F´が生じる。この期間を用い
て、所望の処理を行うことができる。
【0102】例えば、上記未使用の期間F´を用いて、
第1の実施例と同様の補正処理を行う場合、図3のよう
な信号S4が信号線駆動回路4に与えられる。
【0103】この例では、入力信号を3:1にインター
レース化したが、通常のノンインターレース信号でも
N:1のインターレース信号でも、N:M(M<N)で
も、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変えることができ
る。
【0104】(第3の実施例)次に、本発明の第3の実
施例に係る液晶表示装置について説明する。図5に、第
3の実施例を示す。本実施例は、第1の実施例および第
2の実施例において所望の処理として前述したような補
正処理を行う場合の補正信号S3の電圧として、コモン
電極24に印加するコモン電圧Vcom と同等の電圧を信
号線22,23に印加する。
【0105】これにより、画素20−信号線22,23
間の横電界によるディスクリネーション(discli
nation)が減少し、現在デイスクリネーションを
ブラックマトリックスによって隠している部分を少なく
することができ、開口率を向上させることができる。
【0106】ここで、第1〜第3の実施例において、前
述したように処理回路8として補正信号を発生する機能
を有する補正信号発生回路を用いて補正処理を行った場
合は、TFTやTFDなどの画素スイッチの保持時間が
長くなるような場合のフリッカの増大を抑えることがで
き、また、正極性と負極性の保持特性が同じになるよう
に補正する期間を設け、その補正期間を画像入力期間と
同等かそれ以上にすることにより、正極性と負極性の画
素信号差によって生じるキャリアの発生を抑え、折り返
し歪を低減することができる。また、画像の違いによる
クロストーク量の変化を画像入力期間を短くすることや
それと同等かそれ以上の補正期間を設けることなどによ
り大幅に低減することができるため、高画質な液晶表示
装置を実現することができる。
【0107】なお、以上説明した第1〜第3の実施例に
おいて、所望の処理として補正処理を行う場合、補正信
号S3の電圧は一定レベルにしているが、補正電圧を画
像に応じて変え、あるいは入力信号依存性を持たせて変
化させることもできる。また、補正期間は、従来は画像
信号を駆動している期間に比べて、非常に小さかったが
(例えば垂直ブランキング期間)、補正効果を上げるた
めに画像駆動時間と同等もしくはそれ以上に設定するの
が望ましい。
【0108】(第4の実施例)次に、本発明の第4の実
施例に係る液晶表示装置について説明する。本実施例の
液晶表示装置は、第1の実施例または第2の実施例で説
明した、画像表示をしない未使用の期間Fまたは期間F
´に行う所望の処理として、ペン入力処理を行うもので
ある。
【0109】図6には、本実施例の液晶表示装置の要部
構成を示す。この液晶表示装置は、第1の実施例の期間
Fを利用する場合は、n:1インターレース処理部2、
n倍速変換処理部4、信号線駆動回路30、ゲート線駆
動回路32、液晶表示パネル34、第1の容量変位検出
回路(以下、第1検出回路と言う)36、第2の容量変
位検出回路(以下、第2検出回路と言う)38を用いて
構成する。一方、第2の実施例の期間F´を利用する場
合は、n:1インターレース処理部2、信号線駆動回路
30、ゲート線駆動回路32、液晶表示パネル34、第
1検出回路36、第2検出回路38を用いて構成する。
【0110】第1および第2の実施例と異なり、図6の
構成では切替回路6を用いていないのは、切替回路の機
能に該当する手段を信号線駆動回路30内に設けてある
からである。
【0111】また、本実施例では、液晶表示パネル34
上のペン指示の位置を液晶表示パネル34に関する物理
量の変位として検出する方式を用いているため、第1お
よび第2の実施例の処理回路8の代りに検出回路36,
38を利用している。なお、上記期間Fまたは期間F´
において処理回路8および切替回路6を用いて液晶表示
パネル34に信号を与え、この信号をペンで検出する方
式を適用することも可能である。
【0112】ここで、図7には、信号線駆動回路30、
ゲート線駆動回路32、液晶表示パネル34、第1検出
回路36、第2検出回路38のより詳細な構成例を示
す。信号線駆動回路30はシフトレジスタ38,サンプ
リング・スイッチ素子42,バッファ40,コンデンサ
41およびスイッチ39からなり、ゲート線駆動回路3
2はバッファ43およびスイッチ43からなり、同様の
構成を有する第1検出回路36および第2検出回路38
は差動増幅器50,コンデンサ51,スイッチ素子52
およびシフトレジスタ53からなる。
【0113】まず、上記構成において、第1の実施例ま
たは第2の実施例で説明したように、n:1インターレ
ース処理部2,n倍速変換処理部4および切替回路6に
よって、またはn:1インターレース処理部2および切
替回路6によって、画像表示をしない未使用の期間Fま
たは期間F´が設けられる。この場合の動作は、第1の
実施例および第2の実施例の説明から明らかであるの
で、その詳細な説明は省略する。
【0114】次に、この期間Fまたは期間F´を利用し
てペン入力処理を行う。このペン入力処理について説明
する。ペン入力の原理としては、液晶の静電容量がセル
ギャップに依存して変化することから、ペンで押された
部分(例えば図7のAと記された点線の領域)において
だけ静電容量(47,49)が変化するので、その容量
変化を検出することによりペンの位置を検出するもので
ある。具体的には液晶の誘電率をε、静電容量C、セル
ギャップd、面積Sとすると、 C=εS/d となる。
【0115】図7では、液晶ディスプレイは信号線20
とゲート線21が直行して配置されているので、それぞ
れの容量変化による電圧変化を検出する検出回路36,
38を各信号線、ゲート線毎に設け、その交点からペン
が入力されている位置Aを特定する。ただし、押されて
いる1点Aのみ静電容量が変化するのではなく、その点
Aを中心にしてある程度広い範囲で静電容量が変化する
ので、その最大値を検出する方法が好ましい。
【0116】まず、画像を表示している期間では、信号
線駆動回路30のS/H用スイッチ42はパルスSTH
によって駆動されるシフトレジスタ38の出力によって
on−offが繰り返され、各容量41には画像信号V
DIN のうちの指定されるサンプル位置に応じた電位が保
持される。そして、スイッチ39によって一斉にあるい
は画素ごとに逐次その出力が、ゲート線駆動回路32の
スイッチ44によって選択されたゲート線21上の該当
する画素に書き込まれる。この出力の書き込みは、全て
の画素に対して行われる。
【0117】そして、全ての画素への書き込みが完了し
た後の期間Fまたは1画素への書き込みが完了した後の
期間F´に検出回路38が動作する。まず、各信号線2
0の寄生容量47に書き込まれた電荷は検出用の容量5
1に移されて電圧に変換される。そして、スイッチ52
はパルスDSTHによって駆動されるシフトレジスタ5
3の出力によってon−offが繰り返され、各信号線
20に対応する上記電圧が逐次検出され、シリアルな出
力信号Vout1として出力される。
【0118】一方、ゲート線21についても、上記期間
Fまたは期間F´に検出回路36が動作する。まず、各
ゲート信号線21の寄生容量49に書き込まれた電荷は
検出用の容量に移されて電圧に変換される。そして、信
号線の場合と同様に各ゲート線21に対応する上記電圧
が逐次検出され、シリアルな出力信号Vout2として出力
される。
【0119】次に、実際の検出方法を説明する。押され
ている点における容量変化を△C、押されている信号線
またはゲート線の容量(例えば容量47)をCsel 、押
されていない信号線またはゲート線の容量をCnsel(例
えば容量54)とすると、 Csel =Cnsel+△C となる。
【0120】従って、押される前の電圧をVnselとする
と、押されたときの電圧Vsel は電荷保存の法則によ
り、 Vsel =Vnsel・Cnsel/(Cnsel+△C) となり、電圧が変化する。この電圧変化を検出すること
により、場所が特定できる。変化した電圧群の中で、最
も電圧変化の大きい部分(図8中のN)がペンの縦方向
の位置となる。同様に、ゲート線方向にも行うことによ
って点として検出される。
【0121】この例では、検出回路と駆動回路を別々に
示したが、同じICの中でも、その機能があれば良い。
【0122】このように、本発明をペン入力機能に適用
した場合は、従来用いていたブランキング期間より大幅
に拡張された期間を利用して、低速に長い時間かけてペ
ン入力処理をすることができる。従って、消費電力の削
減を図ることができるとともに、EMI対策としても有
利である。
【0123】また、処理期間を長く取れるので、指示位
置を特定する処理を精密に行って指示位置検出精度の向
上を図り、あるいは操作者のペン入力に対する操作性を
高めた入力処理を行うことができる。
【0124】(第5の実施例)次に、本発明の第5の実
施例に係る液晶表示装置について説明する。図9および
図10に第5の実施例を示す。本実施例では、ゲート回
路102により3:1インターレース状に、入力信号S
1を制御信号S3のハイレベルの間だけ抜き出す。図1
0に示すように信号1、4、7、…を抜き出したあと、
間引いた信号S2を信号線ドライバー10に入力してシ
リアル−パラレル変換を行う。これにより1水平期間だ
けS3より遅れた信号S4で選択されたゲート走査信号
G1に同期して画素に書き込まれる。
【0125】信号が画素に書きこまれたあとは、次の信
号が書きこまれるまではなにに使っても構わない。この
例では、従来例で説明した信号線駆動回路に含まれる階
調発生回路のバイアス電流などの静的に消費されている
電力を対象とする。この電力は信号の書き込みが行われ
ていないときでも消費されているので、この電流を減ら
すために、供給される電源をカットする回路を設け、書
き込み信号に同期して制御する。ここで、オペアンプ1
20は、V1,V2,…,Vkを出力とする階調発生回
路の要素回路であって、オペアンプ120の静的電流I
1を制御するためにオペアンプ120の電源供給端子と
電源の間にスイッチSW1を設けている。制御信号S4
によりこのスイッチSW1をon/off制御すること
により、階調電圧V1からVkを作成しているオペアン
プを信号線を駆動している期間(S4がハイレベルの期
間)だけ動作させる。
【0126】このようにすると、静的電流I1の波形で
示したように、必要なときだけ、静的電流(バイアス電
流)が流れ、必要なくなると。電流が流れなくなるので
動作しなくなる。この結果、静的電流も動的電流と同様
に IMF = Ist/(2N+1) と1/(2N+1)にすることができる。ここで、IMF
はMF駆動の静的電流、(2N+1)はインターレース
比である。
【0127】本実施例では、電源側だけに電流をカット
するスイッチを設けたが、グランド側や両方につけても
良い。本実施例では、入力信号を3:1のインターレー
ス比としたが、N:1のインターレース信号でも、2N
+1:1の奇数インターレース信号でも良い。
【0128】図11は画素を駆動していない期間に、電
源を切るだけでは、出力信号が変化して、その分消費電
力が増加してしまう問題を出力にスイッチSW2を設け
ることにより解決している。
【0129】(第6の実施例)次に、本発明の第6の実
施例に係る液晶表示装置について説明する。MF駆動を
行う場合、非選択期間中においては、階調信号を出力す
る必要がない。ゆえに、その期間中は階調信号用OPア
ンプICに電力を送る必要がないため、図12のDC/
DCコンバータ200を動作させなくても良い。具体的
には、非選択期間中、DC/DCコンバータ200内の
インダクタンスLへの入力を制御もしくはスイッチのコ
ントロール方式を可変式にすることによって実施する。
【0130】図13は、DC/DCコンバータの基本図
である。上記方式を実施するためには、基本的に、次の
2方式によって行う。
【0131】1)インダクタンスLへの入力を制御する
場合は、図14に示すスイッチSW11をコントロール
する。
【0132】2)インダクタンスLに蓄積したエネルギ
ーを容量Cと負荷に送るスイッチSW12をコントロー
ルする。
【0133】上記1の方式において、SW11をコント
ロールする信号(以下、OESW)は、走査線のON/
OFFを制御する信号(以下、OEF)を元に作られ
る。具体的には、1ライン分の信号が信号線ドライバー
10内に蓄積された後、次の走査期間に信号電圧を出力
する構成においては、OESWはOEFより1水平期間
だけシフトした信号波形になっている。また、この場
合、SW11をコントロールしてインダクタンスLに印
加する電圧を制御するのであるが、完全にハイインピー
ダンス状態にする構成と、異なる電圧間(選択時の電圧
より非選択時の電圧を低くする)でスイッチングする構
成とが考えられる。
【0134】上記2の方式においては、SW12のコン
トロール方式として、図15に示すように、(a)ON
/OFFする時間のデューティー比を変える方式と、
(b)デューティー比は一定であるがスイッチ自体をO
N/OFFして出力電圧をコントロールする方式が考え
られる。つまり、平滑された出力電圧が、選択期間では
所望の電圧レベルになっており、非選択期間では低消費
電力状態となる電圧レベルになっている。具体的には、
選択期間中のON/OFF回数と非選択期間中のON/
OFF回数が異なることによって実施する。
【0135】これらスイッチのON/OFF時間につい
ては、DC/DCコンバータの立ち上がり時間を考慮に
入れて設定する。
【0136】以上の方式において、負荷への出力電圧を
安定にし、負荷回路内の容量成分での電荷の充放電によ
る消費電力の増加を防ぐため、DC/DCコンバータの
出力段にスイッチもしくはそれに相当する方式を備え付
ける。具体的には、図16に示すように、ダイオード、
非線形抵抗もしくはスイッチ素子230と、容量Cによ
って制御する。このスイッチ素子230においては、S
W13,SW14を同時に、もしくは、非選択期間はS
W14をOFFしてからSW13をOFFし、選択期間
はSW13をONしてからSW14をONする構成をと
る。
【0137】この他の方法として、駆動によって異なる
DC/DCコンバータを2段設けてもよい。つまり、図
17に示すように、通常駆動(60Hz駆動)用のDC
/DCコンバータ241とMF駆動用のDC/DCコン
バータ243を2つ用意しておき、選択された駆動に合
せてその間で切り換えられる方法をとる。これによっ
て、低消費電力駆動用に効率が最適設計されたDC/D
Cコンバータを選択できるようになるため、低消費電力
駆動法を効果的に実施できる。
【0138】以上によって、DC/DCコンバータのO
FFSET量として消費されている発信回路部での消費
電力についても低減が可能となる。
【0139】(第7の実施例)次に、本発明の第7の実
施例に係る液晶表示装置について説明する。第7の実施
例を図18および図19に示す。この例ではD/A変換
内臓の信号線ドライバーなどに用いられる出力バッファ
のバイアス電流を、画像の書換が行われていない期間は
オフする実施例を示している。通常バイアス電流Isは
20から30マイクロアンペア程度であるが、信号線分
必要であり、合計するとVGAレベルで約2000倍の
40から60ミリアンペアとなり、5Vとしても200
mWから300mWとなってしまう。ここでは、第1の
実施例と同様に、3:1のインターレース信号Vi(図
9,11,12のS2に該当)が入力された場合につい
て説明する。通常バイアス電流を減らすために、パネル
容量CpをプリチャージするトランジスタTr1を設
け、容量を駆動する前にVpなる電圧にチャージアップ
する。その後、Viが書き込まれ、3水平走査期間(3
H期間)保持される。しかし、Viを容量にチャージす
る期間は通常1H期間で十分なため、後2H期間は無駄
に電力を消費することになる。そこで、本実施例では、
バイアス電流を決めているVscをこの2H期間下げ、
バイアス電流をカットするとともに、プリチャージ用の
Tr1をonにして、出力電圧を安定させることと次に
書き込まれる信号に備えたプリチャージを同時に行う。
【0140】このような動作を行うために追加する回路
はほとんどなく、コストアップ及び、チップ面積の増加
はほとんどない。また、本実施例により、静的消費電力
を第5の実施例と同様に1/(2N+1)とすることが
できる。また、電源オフの期間は、従来は画像信号を駆
動している期間に比べて、非常に小さかったが(たとえ
ば垂直ブランキング期間)、本発明では低消費電力効果
をあげるために、画像駆動時間と同等もしくはそれ以上
とできる。
【0141】(第8の実施例)次に、本発明の第8の実
施例に係る液晶表示装置について説明する。本発明をプ
ラズマデイスプレイ(PDP)に適用した実施例を図2
0、図21、および図22に示す。
【0142】図20は、DC型PDPの構造図で、上下
のガラス基板に平行して配線されたアノード電極30
1,302とカソード電極304があり、その間に、プ
ラズマガスが封入されている。発光原理としては、アノ
ード・カソード間に電圧がかかると放電が発生し、蛍光
体311〜313に当たって光が発生する。
【0143】図21では、表示信号を3:1にインター
レース変換し、それを、3倍速で読みだして表示信号が
パネルを駆動している期間を1/3に圧縮する。表示の
ための駆動を行っていない期間は、カソード電極304
とアノード電極301,302にそれぞれ特有の信号を
入力することにより、ペン入力位置を検出可能とするも
のである。
【0144】基本的に表示信号は8ビットであるが、こ
れがインターフェース回路331で各ビット分離され、
各ビットごとシリアルに表示信号としてパネル339に
入力される。表示信号を駆動している期間は、カソード
電極には走査パルスが印加され、それに同期してアノー
ド電極から表示信号と発光を持続させるためのサステイ
ンパルスが印加される(つまりメモリ性を持つことにな
る)。その結果、各画素341に表示信号が書き込ま
れ、サステインパルスが印加されている期間、その状態
が保たれる。このサステインパルスが印加されている期
間は、各ビットで異なっており、パルス幅変調を受けて
その平均輝度として視覚される。一方、表示信号を駆動
していない期間は、カソード電極は電圧を印加する必要
はないが、ペン入力を検出する期間として用いる。つま
り、カソード電極としては、その電極特有の電圧、位
相、波形(シリアルなアドレス信号:走査線480本な
ら、9ビットのデータなど)または、それらの組み合わ
せ信号を入力する。たとえばこの例では、各電極に位相
の異なるパルスで発光の起こらない程度の振幅の電圧を
加え、この位相変化をペン(図21の334)に内蔵し
た検出器で、アノード電極とペンの間の寄生容量を通じ
て検出する。
【0145】各電極には位相の異なったパルスが印加さ
れるので、どのカソード電極であるかはその位相を検出
することにより容易に認識することができる。また、ア
ドレス方向の検出は、アノード電極から、同様に表示信
号が来ていない期間に、そのアドレス特有の電圧、位
相、波形またはそれらの組み合わせ信号を入力する。こ
れも同様に、発光が発生しない(つまり表示に影響がな
い)レベルであることはいうまでもない。このパルスも
同様に、ペンに内蔵された検出回路により検出され、入
力されているペンの位置が精度よく判別できる。このと
きアドレス方向か、カソード方向か区別するために、ア
ノードに加える信号とカソードに加える信号の振幅パル
ス幅など何らかの特徴を信号に付加しておかなければな
らない。
【0146】この実施例のように、表示信号を駆動して
いる期間と同等、またはそれ以上の期間ペン検出用の信
号を印加できるので、検出用の信号が低周波になり、位
相や周波数変化が検出し易くなる。また、表示とペン入
力がシリアルにできるので制御や検出用の信号処理を特
別な回路の付加無しに同じCPUでできる。また、検出
用の信号を逆に高速にすれば、ブランキング期間に検出
する方法に比べ、検出期間が長いため、1フィールド期
間に何度もペン入力を検出でき、高速にペン入力を検出
することができる。通常検出速度は100回/秒と言わ
れており、フィールド周波数より早く検出する必要があ
り、この方法はそれを実現できる。このとき、3ライン
に1ラインは検出できない期間ができるが、通常高速で
動く場合のペンの動きは滑らかであるので、周辺の画素
で補間することが可能であり、できない場合でもこのラ
インだけブランキングで検出した後、補間することによ
り対応可能である。さらに、ペン入力期間だけ、インタ
ーレース走査比を大きくとれば、補間するライン数を小
さくすることができ検出処理が容易になる。
【0147】この実施例では、DC型PDPの実施例を
説明したが、AC型PDPでもメモリ性を有する限りそ
のほかの表示装置にも適用できる。
【0148】また、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々
変形して実施することができる。
【0149】
【発明の効果】本発明(請求項1,15)によれば、1
フレームの画像信号をn(nは3以上の奇数)対m(m
はn以下の任意の数)にインターレースするので、画像
信号を画像表示手段にて表示するのに要する期間が短縮
され、1画素に対応する画像信号を表示した後、次の画
素に対応する画像信号を表示するまでの映像期間以外の
期間は従来に比較して非常に長く拡張される。
【0150】この拡張された映像期間以外の自由に使え
る期間を利用し、この期間内に、画像信号の画像表示手
段への入力を断ったうえで、前記画像表示手段に対して
所望の処理を行うことができる。
【0151】また、本発明(請求項5)によれば、1フ
レームの画像信号をn(nは3以上の奇数)対m(mは
n以下の任意の数)にインターレースし、続けてn倍速
変換するので、画像信号を画像表示手段にて表示するの
に要する期間が短縮され、1フレームの画像信号を表示
した後、次のフレームの画像信号を表示するまでの映像
期間以外の期間は従来に比較して非常に長く拡張され
る。
【0152】この拡張された映像期間以外の自由に使え
る期間を利用し、この期間内に、画像信号の画像表示手
段への入力を断ったうえで、画像表示手段に対して所望
の処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部構成を示すブロッ
ク図
【図2】本発明の第2の実施例の駆動信号電圧及びタイ
ミングチャートを示した図
【図3】本発明の第2の実施例の要部構成を示すブロッ
ク図
【図4】本発明の第2の実施例の駆動信号電圧及びタイ
ミングチャートを示した図
【図5】本発明の第3の実施例を示す図
【図6】本発明の第4の実施例の概略構成を示す図
【図7】本発明の第4の実施例の要部をさらに詳しく示
す図
【図8】本発明の第5の実施例における位置検出の原理
を説明するための図
【図9】本発明の第5の実施例の構成を示した図
【図10】本発明の第5の実施例の駆動信号電圧及びタ
イミングチャートを示す図
【図11】本発明の第5の実施例の変形例の構成を示す
【図12】本発明の第6の実施例の要部構成を示すブロ
ック図
【図13】DC/DCコンバータの基本構成を示す図
【図14】DC/DCコンバータの制御方式を説明する
ための構成図
【図15】DC/DCコンバータの制御方式を説明する
ための波形図
【図16】DC/DCコンバータの制御方式を説明する
ための他の構成図
【図17】2種類のDC/DCコンバータを切換えて使
う一例を示す図
【図18】本発明の第7の実施例の回路構成を示す図
【図19】本発明の第7の実施例の駆動信号を示す図
【図20】本発明の第8の実施例のDC型PDPの構造
を示す図
【図21】本発明の第8の実施例の回路構成を示す図
【図22】本発明の第8の実施例の駆動信号電圧及びタ
イミングチャートを示す図
【図23】従来の駆動法の概略を説明するため表示装置
画素の図
【図24】従来の駆動法におけるフリッカ波形の近似図
【図25】従来の駆動法におけるフリッカ補償効果を説
明するための図
【図26】従来の駆動法におけるフリッカのスペクトル
を示す図
【符号の説明】
2…n:1インターレース処理部、4…n倍速変換処理
部、6…切替回路、8…処理回路、10,30…信号線
駆動回路、12,32…ゲート線駆動回路、14,34
…液晶表示パネル、36,38,333検出回路、10
2…ゲート回路、103…走査間引き制御回路、104
…一走査遅延回路、120…オペアンプ、SW1,SW
2…スイッチ、200,241,243…DC/DCコ
ンバータ、301,302,303…アノード電極、3
04…カソード電極、311〜313…蛍光体、331
…インターフェース回路、332…カソード・ドライ
バ、334…ペン、335,336,337,338…
アノード・ドライバ、339…パネル、340…ディス
プレイ、341…画素

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画素選択用のスイッチ素子を有する表示装
    置において、 1フレームの画像信号をn(nは3以上の奇数)対m
    (mはn以下の任意の数)にインターレース処理するイ
    ンターレース処理手段と、 このインターレース処理された画像信号に従い、前記画
    素選択用のスイッチ素子を駆動して画像を表示をする画
    像表示手段と、 複数の画素に対応する画像信号を表示した後、次の画素
    に対応する画像信号を表示するまでの期間内に、前記イ
    ンターレース処理手段と前記画像表示手段との間の接続
    を断つとともに、前記画像表示手段に対して表示以外の
    処理を行う映像期間外処理手段とを備えたことを特徴と
    する表示装置。
  2. 【請求項2】前記画像表示手段に対して映像期間外に行
    う処理は、画質を改善するために各画素に補正信号を印
    加する処理であることを特徴とする請求項1に記載の表
    示装置。
  3. 【請求項3】前記画像表示手段に対して映像期間外に行
    う処理は、操作者が入力ペンで液晶パネルを指示した位
    置を検出するペン入力処理であることを特徴とする請求
    項1に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】前記画像表示手段に対して映像期間外に行
    う処理は、前記画像選択用スイッチ素子をオフしたまま
    で、前記画像表示手段に供給される電源と前期画像表示
    手段内の回路の一部または全部との接続を切る電力制御
    手段によるものであることを特徴とする請求項1に記載
    の表示装置。
  5. 【請求項5】前記インターレース処理された画像信号を
    n/m倍速変換する倍速変換手段と、 このn/m倍速変換された画像信号に従い、前記画素選
    択用のスイッチ素子を駆動して画像を表示をする画像表
    示手段と、 1フレームの画像信号を表示した後、次の画像信号を表
    示するまでの期間内に、前記倍速変換手段と前記画像表
    示手段との間の接続を断つとともに、前記画像表示手段
    に対して所望の処理を行う映像期間外処理手段とをさら
    に備えたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】前記電力制御手段により、前記電源と前記
    画像表示手段との接続が切れている期間に、前記画像表
    示手段の出力をハイインピーダンスにすることを特徴と
    する請求項4に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】前記画像表示手段に供給される電源との接
    続を切る前記画像表示手段内の回路は信号線駆動回路に
    含まれる階調発生回路であることを特徴とする請求項4
    に記載の表示装置。
  8. 【請求項8】前記画像表示手段に供給される電源との接
    続を切る前記画像表示手段内の回路は信号線ドライバー
    に用いられるバイアス電流回路であることを特徴とする
    請求項4に記載の表示装置。
  9. 【請求項9】前記表示装置は、液晶からなる画素をマト
    リックス上に配列した液晶表示装置であり、 一画素ごとに画素選択用に設けたスイッチ素子を経由し
    て画素に画像信号を供給する複数の信号線と、 前記スイッチ素子の導通を制御する複数のゲート線と、 前記画素と対向して共通の電圧を印加するコモン電極か
    らなることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  10. 【請求項10】前記表示装置は、蛍光体からなる画素を
    マトリックス上に配列したプラズマ表示装置であり、 前記画素と組み合わせて電圧を印加される複数のアノー
    ド電極および複数のカソード電極とからなり、 前記スイッチ素子を経由して、前記複数のアノード電極
    とカソード電極の一方に画像信号が供給され、他方に走
    査信号が供給されることを特徴とする請求項5に記載の
    表示装置。
  11. 【請求項11】前記表示装置は、1枚のフィールド画像
    を奇数枚のサブフィールド画像に分割することにより、
    駆動周波数を下げるマルチフィールド駆動法を適用した
    ものであることを特徴とする請求項9に記載の表示装
    置。
  12. 【請求項12】前記画像表示手段に対して映像期間外に
    行う処理は、正極性の保持特性と負極性の保持特性を等
    しくするように、画素の部分に負極性の信号を入力する
    処理であることを特徴とする請求項9に記載の表示装
    置。
  13. 【請求項13】前記画像表示手段に対して映像期間外に
    行う処理は、前記コモン電極に印加する共通の電圧と同
    等の電圧を信号線に印加する処理であることを特徴とす
    る請求項9に記載の表示装置。
  14. 【請求項14】前記画像表示手段に対して映像期間外に
    行う処理は、操作者がペン入力することにより、液晶の
    静電容量が変化することを検出する処理であることを特
    徴とする請求項9に記載の表示装置。
  15. 【請求項15】1画素毎に画素選択用のスイッチ素子を
    有する液晶表示装置において、 1フレームの画像信号をn(nは3以上の奇数)対m
    (mはn以下の任意の数)にインターレース処理するイ
    ンターレース処理手段と、 このインターレース処理された画像信号に従い、前記画
    素選択用のスイッチ素子を駆動して画像を表示をする画
    像表示手段と、 1走査線に対応する画像信号を表示した後、次の走査線
    に対応する画像信号を表示するまでの期間内に、前記イ
    ンターレース処理手段と前記画像表示手段との間の接続
    を断つとともに、前記画像表示手段に対して表示以外の
    処理を行う映像期間外処理手段とを備えたことを特徴と
    する液晶表示装置。
  16. 【請求項16】前記画像表示手段に対して映像期間外に
    行う処理は、画質を改善するために各画素に補正信号を
    印加する処理であることを特徴とする請求項15に記載
    の液晶表示装置。
  17. 【請求項17】前記画像表示手段に対して映像期間外に
    行う処理は、操作者が入力ペンで液晶パネルを指示した
    位置を検出するペン入力処理であることを特徴とする請
    求項15に記載の液晶表示装置。
  18. 【請求項18】前記液晶表示装置は液晶からなる画素を
    マトリックス上に配列した液晶表示装置であり、 前記スイッチ素子を経由して画素に画像信号を供給する
    複数の信号線と、 前記スイッチ素子の導通を制御する複数のゲート線と、 前記画素と対向して共通の電圧を印加するコモン電極か
    らなることを特徴とする請求項15に記載の液晶表示装
    置。
  19. 【請求項19】前記液晶表示装置は、1枚のフィールド
    画像を奇数枚のサブフィールド画像に分割することによ
    り、駆動周波数を下げるマルチフィールド駆動法を適用
    したものであることを特徴とする請求項15に記載の液
    晶表示装置。
  20. 【請求項20】前記画像表示手段に対して映像期間外に
    行う処理は、正極性の保持特性と負極性の保持特性を等
    しくするように、画素の部分に負極性の信号を入力する
    処理であることを特徴とする請求項18に記載の液晶表
    示装置。
  21. 【請求項21】前記画像表示手段に対して映像期間外に
    行う処理は、前記コモン電極に印加する共通の電圧と同
    等の電圧を信号線に印加する処理であることを特徴とす
    る請求項18に記載の液晶表示装置。
  22. 【請求項22】前記画像表示手段に対して映像期間外に
    行う処理は、操作者がペン入力することにより、液晶の
    静電容量が変化することを検出する処理であることを特
    徴とする請求項18に記載の液晶表示装置。
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