JPH0730564U - モータの防水構造 - Google Patents

モータの防水構造

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JPH0730564U
JPH0730564U JP6240293U JP6240293U JPH0730564U JP H0730564 U JPH0730564 U JP H0730564U JP 6240293 U JP6240293 U JP 6240293U JP 6240293 U JP6240293 U JP 6240293U JP H0730564 U JPH0730564 U JP H0730564U
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JP
Japan
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motor
holder base
yoke
rotor
waterproof structure
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Pending
Application number
JP6240293U
Other languages
English (en)
Inventor
木 政 志 鈴
坂 弘 司 野
Original Assignee
自動車電機工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 自動車電機工業株式会社 filed Critical 自動車電機工業株式会社
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Publication of JPH0730564U publication Critical patent/JPH0730564U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータに簡単かつ確実に防水性を付与するこ
とができ、発錆や絶縁性の劣化など浸入水分に基づく種
々の不具合を未然に防止し、モータ性能を長期にわたっ
て良好に維持することができるモータの防水構造を提供
する。 【構成】 ホルダベース8とモータヨーク2との間、お
よびホルダベース8とモータハウジング9との間に、オ
ーリング11,12などのシール用ゴム材をそれぞれ介
装する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、各種機械装置を駆動するのに利用される小型ないし中型のモータ に係わり、さらに詳しくは、当該モータの内部に水分が浸入して、錆や絶縁不良 が発生するのを未然に防止し、もって当該モータの性能を長期にわたって良好に 維持することができるモータの防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記のようなモータとしては、従来より種々の構造、タイプのものが実用化さ れているが、これらの中には、回転子を収納して該回転子の軸の一端を底部に備 えた軸受により回転自在に支持する有底円筒状のモータヨークと、前記回転子の 整流子に当接するブラシを保持するとともに前記ブラシと外部配線との間を電気 的に接続するコネクタを一体的に備え、前記モータヨークの開口側端部に嵌合す る樹脂製のホルダベースと、前記回転子の軸の他端側を貫通状態に軸支するモー タハウジングからなり、該モータハウジングを前記ホルダベースの開口部に嵌合 することによって、当該ホルダベースを介して前記モータヨークの開口部を閉塞 すると共に、前記ホルダベースのコネクタ部を当該モータハウジングとモータヨ ークの間からモータヨークの外部に露出させた、言わばコネクタ直差しタイプの ものがあった。
【0003】 そして、このような構造のモータにおいては、前記ホルダベースのモータヨー クおよびモータハウジングとの嵌合部には、当該嵌合部からモータの内部に水が 浸入して錆や絶縁不良が発生しないようにゾル状のシーラントを塗布するように していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のモータにおいては、上記のようにシーラントの塗布によって モータの防水を図っていたので、シーラントの塗布作業に多くの工数が必要とな るばかりでなく、塗布量のばらつきや塗布したシーラント面の凹凸を避けること が難しく、所期の防水性が必ずしも確保できないという問題点があって、このよ うな問題の解消が上記のようなコネクタ直差しタイプのモータの生産上および品 質上の課題となっていた。
【0005】
【考案の目的】
この考案は、従来のコネクタ直差しタイプのモータにおける上記課題に着目し てなされたものであって、わずかな手数により、モータに簡単かつ確実に防水性 を付与することができ、浸入水分による発錆や絶縁性の劣化に基づく種々の不具 合を未然に防止し、もってモータの性能を長期にわたって良好に維持することの 可能なモータの防水構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わるモータの防水構造は、回転子を回転自在に収納する有底円筒 形のモータヨークと、前記回転子の軸を回転自在に支持するとともに前記モータ ヨークの開口端部を閉塞するモータハウジングとの間に樹脂製のホルダベースが 介在するモータにおいて、前記ホルダベースとモータヨークおよびモータハウジ ングとの間にシール用ゴム材をそれぞれ介装してなる構成としたことを特徴とし ており、このようなモータの防水構造の構成を前述した従来の課題を解決するた めの手段としている。
【0007】
【考案の作用】
この考案に係わるモータの防水構造においては、ホルダベースとモータハウジ ングとの間、およびホルダベースとモータヨークとの間に、例えばオーリングや 角リングなどのシール用ゴム材を介装するようにしているので、例えばホルダベ ースに設けた嵌装用溝にオーリングを嵌合した状態で当該ホルダベースをモータ ヨークあるいはモータハウジングに組み付けるだけで、シーラント塗布の手間や シーラント乾燥の待ち時間なしに、簡単かつ速やかにこれら部材間の接続部がシ ールされることになり、前記部材間接続部からのモータ内部への水の浸入がばら つきなく確実に阻止され、発錆や絶縁不良など水の浸入に基づく種々の不具合が 防止される。
【0008】
【実施例】
以下、この考案を図面に基づいて具体的に説明する。
【0009】 図1は、この考案に係わるモータの防水構造の一実施例として、当該防水構造 を備えたコネクタ直差しタイプのモータの縦断面図を示すものである。
【0010】 図に示すモータ1は、有底円筒状をなすモータヨーク2の内面に界磁束形成用 の永久磁石3,3を備えると共に、当該モータヨーク2の内部に電機子4aと整 流子4bを備えた回転子4を収納しており、該回転子4は、前記モータヨーク2 の底部に備えた含油軸受2aと後述するモータハウジング9の中心部に装着され たボールベアリング9aによって、その軸4cの両端部を回転自在に支持されて いる。
【0011】 なお、前記回転子4と永久磁石3,3との間には、非磁性材料からなる円筒形 の回転子プロテクタ5が取付けられており、前記永久磁石3が破損、あるいはモ ータヨーク2から脱落したとしても、当該永久磁石3あるいはその破片が回転子 4に損傷を与えないようにしてある。
【0012】 前記モータヨーク2の開口側端部(図中右側)には、ブラシ6を収納するブラ シボックス7を備えた略円板状のホルダ部8aと、図示しない外部配線に接続す るためのコネクタ8bとを一体に成形した樹脂製のホルダベース8が嵌合されて いる。
【0013】 また、前記ホルダベース8の中央の開口部には、モータハウジング9が嵌挿さ れ、前述のように、中心部に備えたボールベアリング9aによって前記回転子4 の軸4cの一端側を回転自在に支持すると共に、前記ホルダベース8とともにモ ータヨーク2の開口側端部を閉塞しており、当該モータハウジング9は、円周上 の2箇所において(図中には一か所のみを示している)、ホルダベース8ととも にモータヨーク2にビス10により固定されている。
【0014】 そして、前記コネクタ8bは、モータヨーク2とモータハウジング9の間から 当該モータヨーク2の外部に露出しており、当該コネクタ8bに接続された外部 配線から、インサート成形によって前記コネクタ8b内に組込まれた導電プレー ト8cを経て、ブラシ6および整流子4bを介して回転子4の電機子4aに電流 が供給されることにより、当該回転子4が回転するようになっている。
【0015】 さらに、この実施例では、モータハウジング9のホルダベース8への嵌合に先 だって、モータハウジング9に設けた段差部9bにオーリング11を装着するこ とによって、当該モータハウジング9とホルダベース8との間に前記オーリング 11を介装させており、これによって当該嵌合部からの水分の侵入が阻止される ことになる。 さらに、前記ホルダベース8には、モータヨーク2との嵌合部に オーリング装着溝8dが形成してあり、当該装着溝8dに別のオーリング12を 嵌装したうえで当該ホルダベース8をモータヨーク2に嵌合することによって、 当該ホルダベース8とモータヨーク2との間の防水性を確保するようにしている 。
【0016】 これらオーリング11および12の装着は、極めて容易に短時間のうちに行う ことができ、シーラントの塗布にくらべて防水性のばらつきがなく、シーラント の乾燥を待つ必要もないので、合理的かつ確実にモータ1の防水性を確保するこ とができる。
【0017】 なお、上記実施例においては、モータハウジング9の段差部9bに装着したオ ーリング11によって、すなわち当該オーリング11をモータハウジング9とホ ルダベース8との間に円周方向に介装することによって当該部分の防水を行った 例を示したが、図2に示すように、モータハウジング9のホルダベース8との軸 方向の当接面に設けた環状溝9cにオーリング13に嵌装するようにしてもよい 。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係わるモータの防水構造は、上記構成、すな わちホルダベースとモータヨークおよびホルダベースとモータハウジングとの間 に、オーリングなどのシール用ゴム材をそれぞれ介装する構成としたものである から、簡単かつ確実にモータの防水性を向上させることができ、発錆や絶縁性の 劣化など浸入水分に基づく種々の不具合を未然に防止し、もってモータの性能を 長期にわたって良好に維持することができるという優れた効果をもたらすもので ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるモータの防水構造の一実施例
を示すモータの縦断面図である。
【図2】この考案に係わるモータの防水構造の他の実施
例を示すモータの部分断面図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 モータヨーク 4 回転子 8 ホルダベース 9 モータハウジング 11,12,13 オーリング(シール用ゴム材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子を回転自在に収納する有底円筒形
    のモータヨークと、前記回転子の軸を回転自在に支持す
    るとともに前記モータヨークの開口端部を閉塞するモー
    タハウジングとの間に樹脂製のホルダベースが介在する
    モータにおいて、 前記ホルダベースとモータヨークおよびモータハウジン
    グとの間にシール用ゴム材をそれぞれ介装してなること
    を特徴とするモータの防水構造。
JP6240293U 1993-11-19 1993-11-19 モータの防水構造 Pending JPH0730564U (ja)

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JP6240293U JPH0730564U (ja) 1993-11-19 1993-11-19 モータの防水構造

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JP6240293U JPH0730564U (ja) 1993-11-19 1993-11-19 モータの防水構造

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JPH0730564U true JPH0730564U (ja) 1995-06-06

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ID=13199115

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JP6240293U Pending JPH0730564U (ja) 1993-11-19 1993-11-19 モータの防水構造

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JP (1) JPH0730564U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014039380A (ja) * 2012-08-14 2014-02-27 Mitsuba Corp 電動モータ
US10738526B2 (en) 2016-06-17 2020-08-11 Mitsuba Corporation Actuator and vehicle door opening/closing actuator

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JP2014039380A (ja) * 2012-08-14 2014-02-27 Mitsuba Corp 電動モータ
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