JPH07305477A - 外部空間ユニットシステムのフェンス構造 - Google Patents

外部空間ユニットシステムのフェンス構造

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JPH07305477A
JPH07305477A JP6098692A JP9869294A JPH07305477A JP H07305477 A JPH07305477 A JP H07305477A JP 6098692 A JP6098692 A JP 6098692A JP 9869294 A JP9869294 A JP 9869294A JP H07305477 A JPH07305477 A JP H07305477A
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JP
Japan
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fence
pillar
head tie
unit
perspective
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JP6098692A
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English (en)
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Ryuichi Sato
隆一 佐藤
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組み立て簡単として施工をシンプルにし、住
宅の外部空間全般にわたり容易に実現することができる
ユニットシステムにおけるフェンスを提供する。 【構成】 ツーバイフォー工法で使用する規格木材にて
構成したフェンスユニットFを壁位置に組み立てる構成
であって、基礎ユニット25を地面の所定位置に配置
し、該基礎ユニット25にフェンス柱15を立設し、該
フェンス柱15の上下位置にフェンス頭つなぎ材16と
フェンス下桟17を架設し、前記フェンス頭つなぎ材1
6とフェンス下桟17との間の中央の上下方向にフェン
ス中柱18を架設し、フェンスパネルPを嵌め込み固定
して住宅の屋外空間にフェンスを形成可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅の庭等にユニット
を組み立てるだけで外部空間を形成することができるユ
ニットシステムのフェンス構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一戸建て住宅の庭等の余裕敷地に
はアプローチ、庭、ガレージ、洗濯干し場等の外部空間
を構成することができるが、それら外部空間を構成する
ための外構部材は多種多様にわたり存在し、その中でも
木製の構成物だけで外部空間を構成することは少なく、
その外部空間は家屋の玄関や軒や勝手口の位置や敷地の
面積に合わせて構成されており、前記アプローチ、庭等
の施工には、専門的な施工技術を必要としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術におい
て、アプローチ、ガレージ、洗濯干し場等の外部空間を
構成するための外構部材は、そのほとんどが単品部品と
して流通し、好みに合わせて選択していたので、互いに
関連性がなく、トータル的な外部空間を容易に構成する
ことができなかった。例えば、木製の柱間に金網を張り
めぐらしてフェンスとしたり、金属ポール間に板壁を構
成したりしていた。また、柱を立設したり、柱間を接続
する作業等は専門的な施工技術を必要としていたので、
誰もが簡単に外部空間を形成することは困難であった。
そこで、本発明は、ツーバイフォー工法にて使用する規
格木材を用いて外構部材を構成し、組み立て簡単として
施工をシンプルにしたフェンスを提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、次のような手段を用いるものである。即ち、ツー
バイフォー工法で使用する規格木材にて構成したフェン
スユニットを壁位置に組み立てる構成であって、基礎ユ
ニットを地面の所定位置に配置し、該基礎ユニットに柱
部材を立設し、該柱部材間の上部位置にフェンス頭つな
ぎ材を、下部位置にフェンス下桟を架設し、前記フェン
ス頭つなぎ材とフェンス下桟との間の中央の上下方向に
フェンス中柱を立設して、その間にフェンスパネルを嵌
め込み固定し、前記フェンス頭つなぎ材とフェンス下桟
を断面視T字状に構成し、前記フェンス頭つなぎ材とフ
ェンス下桟の上下方向突出部の形状に一致するように、
フェンス中柱の上下両端部をL字状に切り欠いたもので
ある。
【0005】
【作用】このように構成したことによって、住宅の敷地
の所定位置に立設した基礎ユニット上に柱部材を立設し
て、柱部材間の上部位置にフェンス頭つなぎ材を、下部
位置にフェンス下桟を架設して、その間に簡単にフェン
スユニットを組み立てられ、アプローチ、リビングガー
デン、カーポート、サービスヤード等の壁位置や隣接地
との境界等にフェンスユニットが配置される。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面により説
明すると、図1は、本発明の実施例を示す斜視図、図2
は、基礎、柱及び梁等の施工状態を示す斜視図、図3
は、一般部のフェンス頭つなぎ材の取付部分を示す斜視
図、図4は、出入隅部のフェンス頭つなぎ材の取付部分
を示す斜視図、図5は、一般部のフェンス下桟の取付部
分を示す斜視図、図6は、出入隅部のフェンス下桟の取
付部分を示す斜視図、図7は、フェンス控柱頭つなぎ材
の取付部分を示す斜視図、図8は、フェンス控柱下桟の
取付部分を示す斜視図、図9は、フェンス中柱の取付部
分を示す斜視図、図10は、斜め格子状フェンスパネル
の取付部分を示す斜視図、図11は、大和塀状フェンス
パネルの取付部分を示す斜視図、図12は、下見板状フ
ェンスパネルの取付部分を示す斜視図、図13は、一般
部の手摺り頭つなぎ材の取付部分を示す斜視図、図14
は、出入隅部の手摺り頭つなぎ材の取付部分を示す斜視
図、図15は、手摺り中桟の取付部分を示す斜視図であ
る。
【0007】図1において、フェンスユニットFが、例
えば、住宅の外部空間の中でリビングルームに面する庭
に形成したリビングガーデンBに適用される場合につい
て説明すると、リビングガーデンBはリビングルームに
面する庭の外周にフェンスユニットFを巡らし、地面に
デッキユニットDであるローデッキ1と該ローデッキ1
より一段高くしたハイデッキ2を連続して配置し、前記
ハイデッキ2の上方に格子状に組まれたパーゴラユニッ
トGを配設し、外周部分に手摺り10を配設することに
よって形成されており、前記リビングガーデンBは、デ
ッキユニットDに階段5・6を付設して昇降を楽にし、
ベンチ7やテーブル等を配置して、屋外で食事等を楽し
んだりできる。
【0008】前記フェンスユニットFは、フェンス柱1
5、フェンス頭つなぎ材16、フェンス下桟17、フェ
ンス中柱18及びフェンスパネルPからなる部材を基礎
ユニット25・25・・・上に組み立てることによって
形成することができ、前記デッキユニットD、パーゴラ
ユニットGに接していない独立した部分のフェンス柱1
5にはフェンス控柱28を付設し、その間にフェンス控
柱頭つなぎ材29とフェンス控柱下桟30を架設するこ
とによって補強している。また、前記フェンスユニット
Fは、周囲の状況やその設置場所に応じて、高さの異な
るハイフェンスとローフェンスや、前記フェンスパネル
Pを斜め格子、大和塀、下見板等から選択できる。
【0009】前記デッキユニットDは、ローデッキ1と
ハイデッキ2の二種類あり、デッキ床材11、デッキエ
ンド材12、デッキ束13及びデッキ根太14を組み立
てることによって形成され、前記デッキ束13の長短に
よりローデッキ1とハイデッキ2の高さが異なるように
構成されている。また、前記パーゴラユニットGは、パ
ーゴラ柱19、パーゴラ受梁20、パーゴラ材21及び
パーゴラつなぎ材22からなる部材を組み立てることに
よって形成することができる。
【0010】そして、前記デッキユニットD、フェンス
ユニットF及びパーゴラユニットGの構成部材すべて
は、ツーバイフォー工法にて使用する規格木材を利用し
て、それぞれ規定寸法に設定された基本的なフレームと
し、長手方向に所望の長さに切断して組み立てるだけで
よいようにし、外部空間ユニットシステムとしている。
ただし、これらそれぞれの部材は一定の長さの整数倍で
切断するようにしており、プレカットされている。
【0011】このような外部空間ユニットシステムは、
基本的にデッキユニットD、フェンスユニットF、パー
ゴラユニットGを組み合わせることによって外部空間を
形成可能としており、図1に示すように複数組み合わせ
る場合には、強度を高めたり、施工工程を減少させるた
めに基本フレームから組み立てるようにしている。以
下、その組立施工手順を説明すると、図2に示す如く、
設計プランに合わせて基礎ユニット25・25・・・と
束石26・26・・・をそれぞれの所定位置に据え付
け、前記基礎ユニット25にパーゴラ柱19、フェンス
柱15、フェンス控柱28及び手摺り柱38をそれぞれ
の所定位置に立設する。
【0012】そして、前記パーゴラ柱19の頂部にパー
ゴラ受梁20を架設し、前記束石26にローデッキ束1
3aとハイデッキ束13bをそれぞれの所定位置に立設
し、前記ローデッキ束13aとハイデッキ束13bそれ
ぞれの所定位置にデッキ根太14・14・・・を架設
し、前記フェンス柱15・15・・・の上下位置にフェ
ンス頭つなぎ材16・16・・・とフェンス下桟17・
17・・・を架設し、前記フェンス柱15とフェンス控
柱28の上下位置にフェンス控柱頭つなぎ材29とフェ
ンス控柱下桟30を架設する。これで基本フレームがで
きる。
【0013】このとき、前記フェンス頭つなぎ材16
は、板材を断面視T字状に組み立てて強度を確保した構
成であり、図3に示す一般部に架設する場合には、上部
両端がフェンス柱15の幅の二分の一寸法ずつ突出する
ように切断したフェンス頭つなぎ材16を用い、この突
出部をフェンス柱15の天端部に載置し、上方と斜め下
方から釘27を打ち込んで固定し、フェンス柱15・1
5・・・の間ごとに連続して架設している。図4に示す
出入隅部に架設する場合には、出入隅部のフェンス柱1
5に架かる側の上部一端(または両端)がフェンス柱1
5の対角線に沿うように45度角で突出するように切断
したフェンス頭つなぎ材16を用い、この突出部をフェ
ンス柱15の天端部に載置し、上方と斜め下方から釘2
7を打ち込んで固定し、90度角のコーナー部を形成し
ている。
【0014】前記フェンス下桟17は、板材を断面視逆
T字状に組み立てて強度を確保した構成であり、図5に
示す一般部に架設する場合には、平面視コの字状の取付
金物(例えば、既製部品であるFFフィンガー金物)2
3の開放側を上にしてフェンス下桟17の下部端に一致
するようにし、底部の略半分を下方に折り曲げてフェン
ス柱15側に一致するようにし、この取付金物23を介
して釘27を打ち込んで固定し、フェンス柱15・15
・・・の間ごとに連続して架設しており、図6に示す出
入隅部に架設する場合には、前記取付金物23のフェン
ス柱15側の横方向に突出した部分を折り曲げて、連設
するフェンス下桟17の下部側面端に一致するように
し、釘27を側方から斜めに打ち込んで固定し、90度
角のコーナー部を形成している。
【0015】前記フェンス控柱頭つなぎ材29は、図7
に示す如く、板材を断面視T字状に組み立て、上部一端
がフェンス控柱28の幅以上突出した構成であり、この
突出部をフェンス控柱28の天端部に載置し、上方から
釘27を打ち込んで固定し、上部他端をフェンス柱15
の天端部に固定されたフェンス柱頭つなぎ材16・16
の突出部に一致するようにし、該フェンス頭つなぎ材1
6とフェンス控柱頭つなぎ材29の垂下部に一致するT
字状の取付金具24を上方から配置して釘27にて取り
付け、内側両側面から釘27を斜めに打ち込んで固定し
ており、前記フェンス控柱下桟30は、図8に示す如
く、板材を断面視逆T字状に組み立てた構成であり、フ
ェンス控柱28側の端部は斜め両側方から釘27を打ち
込んで固定し、フェンス柱15側の端部は前記取付金物
23のフェンス柱15側の横方向に突出した部分を折り
曲げて下部側面端に一致するようにし、釘27を側方か
ら斜めに打ち込んで固定している。
【0016】また、前記フェンスユニットFとパーゴラ
ユニットG(図1)が接する部分は、パーゴラ柱19の
天端部にパーゴラ材21を載置固定するフェンス頭つな
ぎ材16と、その下方中途部のフェンスパネルPを嵌め
込み固定するフェンス頭つなぎ材16を上下二段架設
し、前記パーゴラ柱19の下部にフェンス下桟17を架
設して、前記上位置のフェンス頭つなぎ材16とフェン
ス下桟17は前述のフェンス柱15と同様の取付方法を
用いてパーゴラ柱19に固定し、前記下位置のフェンス
頭つなぎ材16は両端部の上下二方向から斜めに釘を打
ち込んでパーゴラ柱19に固定している。
【0017】以下、前記デッキ根太14の外周方向にデ
ッキエンド材12・12・・・、上面にデッキ床材11
・11・・・を取付固定してローデッキ1及びハイデッ
キ2を形成し、前記パーゴラ受梁20・20上にパーゴ
ラ材21とパーゴラつなぎ材22を取付固定して格子状
のパーゴラを形成し、前記フェンス頭つなぎ材16とフ
ェンス下桟17との間の中央の上下方向にフェンス中柱
18を架設し、フェンスパネルPを嵌め込み固定してフ
ェンスを形成し、前記手摺り柱38やパーゴラ柱19と
の間に手摺り頭つなぎ材39と手摺り中桟40を架設し
て手摺り10を形成する。
【0018】このとき、前記フェンス中柱18は、図9
に示す如く、上端をL字状に欠切してフェンス頭つなぎ
材16の垂下部と一致するようにし、内側から釘27を
打ち込んで固定しており、同様にフェンス中柱18の下
端もL字状に欠切してフェンス下桟17の立上り部と一
致するようにし、内側から釘を打ち込んで固定してお
り、前記フェンスパネルPは、図10に示す斜め格子状
フェンスパネルP1、図11に示す大和塀状のフェンス
パネルP3、図12に示す下見板状フェンスパネルP5
等の種類があり、施工前に予め組み立てておく(工場で
組み立てられて出荷される)。
【0019】前記斜め格子状フェンスパネルP1は格子
状に組んだ板材の左右端部を支持板31・31にて支持
して内側から嵌め込み可能とし、前記フェンス頭つなぎ
材16の垂下部とフェンス下桟17の立上り部に板材の
上下端部の交差部分から釘27を打ち込んで固定でき
る。前記大和塀状フェンスパネルP3は千鳥状に配置し
た板材の上下端部を支持板33・33にて支持し、片側
の板材を上下方向に突出して内側から嵌め込み可能と
し、前記フェンス頭つなぎ材16の垂下部とフェンス下
桟17の立上り部に板材の上下に突出した部分から釘2
7を打ち込んで固定できる。前記下見板状フェンスパネ
ルP5は鎧状に配置した板材を上下左右の枠板にて支持
し、該上下位置の枠板に取付板35・35を付設して内
側から嵌め込み可能とし、前記フェンス頭つなぎ材16
の垂下部とフェンス下桟17の立上り部に上下位置の取
付板35・35から釘27を打ち込んで固定できる。
【0020】また、前記手摺り頭つなぎ材39は、フェ
ンス頭つなぎ材16と同じ構成であり、図13・図14
に示す一般部と出入隅部に架設する場合には、上部突出
部を手摺り柱38の天端部に載置し、上方と斜め下方か
ら釘27を打ち込んで固定し、前記パーゴラ柱19に取
り付ける場合には、上下二方向から釘を打ち込んで固定
し、柱間隔ごとに連続して架設している。前記手摺り中
桟40は、図15に示す如く、端部の上下二方向から斜
めに釘27を打ち込んで固定し、柱間隔ごとに架設して
いる。なお、前記手摺り10は、フェンス柱15を低く
切断して手摺り柱とし、その天端部にフェンス頭つなぎ
材16を架設する如く、フェンスユニットFの構成部材
を流用した構成とすることもできる。また、前記釘27
は腐食し難い亜鉛メッキの釘が望ましい。
【0021】次に、前記フェンスユニットFは周囲の状
況やその設置場所に合わせて選択できるようにセット化
されており、その大きさを決め、その構成を図16以下
に示す図面により説明すると、基本フレ−ムとしてはハ
イフェンスフレームとローフェンスフレームがあり、図
16に示すフェンスパネルPを二枚嵌め込み固定する大
ハイフェンスフレームF1と大ローフェンスフレームF
2、図17に示すフェンスパネルPを一枚嵌め込み固定
する小ハイフェンスフレームF3と小ローフェンスフレ
ームF4、図18に示すパーゴラユニットGと接する部
分に配置し、二枚のフェンスパネルPを嵌め込み固定す
る大パーゴラフェンスフレームF5と一枚のフェンスパ
ネルPを嵌め込み固定する小パーゴラフェンスフレーム
F6がある。また、補強柱として図19に示すフェンス
控柱セットSがある。なお、前記大小パーゴラフェンス
フレームF5・F6は下位置のフェンスパネルPを取り
付けるフェンス頭つなぎ材16の架設位置を上下変更す
ることによってハイフェンスパネルとローフェンスパネ
ルを嵌め込み固定できる。
【0022】前記基本フレームに嵌め込み固定するフェ
ンスパネルPとしてはハイフェンスパネルとローフェン
スパネルがあり、図20に示す斜め格子状のハイフェン
スパネルP1とローフェンスパネルP2、図21に示す
大和塀状のハイフェンスパネルP3とローフェンスパネ
ルP4、図22に示す下見板状のハイフェンスパネルP
5とローフェンスパネルP6、図23に示す格子状のハ
イフェンスパネルP7とローフェンスパネルP8があ
る。そして、前記基本フレームを連続して配置してフェ
ンスパネルPを嵌め込み固定することによって容易に所
望のフェンスを構成することができる。
【0023】このようなデッキユニットD、フェンスユ
ニットF及びパーゴラユニットGを基本構成とする外部
空間ユニットシステムは、前記手摺り10、ベンチ7、
テーブル等の様々なオプション部品と組み合わせて、利
用性の向上が図れるようにしており、前記オプション部
品の構成部材はツーバイフォー工法にて使用する規格木
材を利用して、規定寸法に設定されパーツ化された組み
立て簡単なキットにて構成され、外部空間ユニットシス
テムとして構成されている。よって、施工手順をシンプ
ル化することができる。すなわち、工場で完成された各
部材を現場にて組み立てるだけでよく、その調整、加工
も木材であるので簡単に行うことができる。また、前記
リビングガーデンの他に、門扉から玄関までの空間にア
プローチを形成したり、玄関脇にカーポートを形成した
り、ユーティリティに面する裏庭に家事を行うためのサ
ービスヤード等を形成したりして、外部空間全般にわた
りトータルな生活の場を実現することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、ツーバイフォーの
規格部材を使用するので、入手し易くコストも低く抑え
られ、所望長さに切断するだけでよく、その規格木質部
材を組み立ててフェンスパネルを嵌め込み固定するだけ
の簡単な構成であり、外観が綺麗で十分な強度を有する
フェンスを隣接地との境界や壁位置に配置したアプロー
チ、リビングガーデン、カーポート、サービスヤード等
を住宅の外部空間に同じ構成でトータル的に形成するこ
とができ、生活の場として積極的に活用することができ
るとともに、専門の業者によらずとも一般の個人でも簡
単に組立可能で、その設計も規格の組み合わせなので簡
単に立案することができる。また、木質材で構成するの
で、和風・洋風にかかわらず、建物と調和した外部空間
を形成することができる。また、フェンス頭つなぎ材と
フェンス下桟は断面視T字状に構成しているので、頑丈
に構成されて、フェンスパネルを嵌め込み、強固に固定
することができ、フェンス中柱は上下両端部にL字状の
切欠がもうけられているので、簡単に取り付けて補強も
できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】基礎、柱及び梁等の施工状態を示す斜視図であ
る。
【図3】一般部のフェンス頭つなぎ材の取付部分を示す
斜視図である。
【図4】出入隅部のフェンス頭つなぎ材の取付部分を示
す斜視図である。
【図5】一般部のフェンス下桟の取付部分を示す斜視図
である。
【図6】出入隅部のフェンス下桟の取付部分を示す斜視
図である。
【図7】フェンス控柱頭つなぎ材の取付部分を示す斜視
図である。
【図8】フェンス控柱下桟の取付部分を示す斜視図であ
る。
【図9】フェンス中柱の取付部分を示す斜視図である。
【図10】斜め格子状フェンスパネルの取付部分を示す
斜視図である。
【図11】大和塀状フェンスパネルの取付部分を示す斜
視図である。
【図12】下見板状フェンスパネルの取付部分を示す斜
視図である。
【図13】一般部の手摺り頭つなぎ材の取付部分を示す
斜視図である。
【図14】出入隅部の手摺り頭つなぎ材の取付部分を示
す斜視図である。
【図15】手摺り中桟の取付部分を示す斜視図である。
【図16】大ハイフェンス及びローフェンスフレームの
斜視図ある。
【図17】小ハイフェンス及びローフェンスフレームの
斜視図ある。
【図18】大小パーゴラフェンスフレームの斜視図であ
る。
【図19】フェンス控柱セットの斜視図である。
【図20】斜め格子状のハイ・ローフェンスパネルの姿
図である。
【図21】大和塀状のハイ・ローフェンスパネルの姿図
である。
【図22】下見板状のハイ・ローフェンスパネルの姿図
である。
【図23】格子状のハイ・ローフェンスパネルの姿図で
ある。
【符号の説明】
15 フェンス柱 16 フェンス頭つなぎ材 17 フェンス中桟 18 フェンス中柱 28 フェンス控柱 29 フェンス控柱頭つなぎ材 30 フェンス控柱中桟 F フェンスユニット P フェンスパネル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ツーバイフォー工法で使用する規格木材
    にて構成したフェンスユニットを壁位置に組み立てる構
    成であって、基礎ユニットを地面の所定位置に配置し、
    該基礎ユニットに柱部材を立設し、該柱部材間の上部位
    置にフェンス頭つなぎ材を、下部位置にフェンス下桟を
    架設し、前記フェンス頭つなぎ材とフェンス下桟との間
    の中央の上下方向にフェンス中柱を立設して、その間に
    フェンスパネルを嵌め込み固定した外部空間ユニットシ
    ステムのフェンス構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフェンス頭つなぎ材と
    フェンス下桟を断面視T字状に構成したことを特徴とす
    る外部空間ユニットシステムのフェンス構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のフェンス頭つなぎ材と
    フェンス下桟の上下方向突出部の形状に一致するよう
    に、フェンス中柱の上下両端部をL字状に切り欠いたこ
    とを特徴とする外部空間ユニットシステムのフェンス構
    造。
JP6098692A 1994-05-12 1994-05-12 外部空間ユニットシステムのフェンス構造 Pending JPH07305477A (ja)

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