JPH116332A - 組立て外構 - Google Patents
組立て外構Info
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- JPH116332A JPH116332A JP15872597A JP15872597A JPH116332A JP H116332 A JPH116332 A JP H116332A JP 15872597 A JP15872597 A JP 15872597A JP 15872597 A JP15872597 A JP 15872597A JP H116332 A JPH116332 A JP H116332A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- built
- wall construction
- exterior wall
- exterior
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gates (AREA)
- Fencing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】人力による外構の造成作業を簡単にして、それ
に伴って作業員の技術の優劣に関わりなく、工期の短縮
を可能にすると共に、一定の高い品質を有し、その上
に、長期間に亘る使用に耐えうる組立て外構を提供す
る。 【解決手段】左右2本の支柱1,1間に亘って、又は、
2本の支柱1,1間に亘って架設した梁2に、前記支柱
1及び梁2に組み込み可能な組み込み部34を有した軽量
な剛性枠体31の両面に、耐久性を有する外装材32を配置
し、その剛性枠体31と外装材32とで形成された空間に発
泡材33を充填して形成したパネル3を組み込んで外構を
構成した。
に伴って作業員の技術の優劣に関わりなく、工期の短縮
を可能にすると共に、一定の高い品質を有し、その上
に、長期間に亘る使用に耐えうる組立て外構を提供す
る。 【解決手段】左右2本の支柱1,1間に亘って、又は、
2本の支柱1,1間に亘って架設した梁2に、前記支柱
1及び梁2に組み込み可能な組み込み部34を有した軽量
な剛性枠体31の両面に、耐久性を有する外装材32を配置
し、その剛性枠体31と外装材32とで形成された空間に発
泡材33を充填して形成したパネル3を組み込んで外構を
構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の周りに造
成されるフェンス、門等の外構の改良に関する。
成されるフェンス、門等の外構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、建築物の周りに造成されるフ
ェンス、門等の外構としては、木製、金属製、コンクリ
ート製、コンクリートブロック等で構成されたものが今
日周知である。
ェンス、門等の外構としては、木製、金属製、コンクリ
ート製、コンクリートブロック等で構成されたものが今
日周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した木
製、金属製のものなどは、長期間の使用で風雨等による
塗装の剥れが生じ、腐ったり、錆びたりして破損するこ
とになるから定期的に修繕塗装を行っている。しかしな
がら、このような修繕塗装は非常に面倒でつい怠ってし
まって、結局塗装が剥がれたまま放置していることも見
受けられる。又、コンクリート製、コンクリートブロッ
ク製のものなども外観の美感や、耐久性の向上のため塗
装を施したり、表面に外装材などを張ったりして表面仕
上げをしている。しかしながら、上記した作業は通常コ
ンクリートやコンクリートブロックで外構を造成した後
に行っているが、例えばコンクリートブロックの場合
は、該ブロックを一個ずつ積み上げながら、その積み上
げられるブロック相互をセメントなどで接着して外構を
造成するため非常に時間が掛かり、しかもその後に表面
仕上げをすることから、コスト高になると共に、長期間
の工期を必要としていた。更に、上記の作業を行う作業
員の技術の優劣によって完成した外構の品質及び工期の
期間にばらつきが生じてしまう可能性がある。尚、上述
した表面仕上げも定期的に修繕塗装を行わなければなら
ないことは言うまでもない。
製、金属製のものなどは、長期間の使用で風雨等による
塗装の剥れが生じ、腐ったり、錆びたりして破損するこ
とになるから定期的に修繕塗装を行っている。しかしな
がら、このような修繕塗装は非常に面倒でつい怠ってし
まって、結局塗装が剥がれたまま放置していることも見
受けられる。又、コンクリート製、コンクリートブロッ
ク製のものなども外観の美感や、耐久性の向上のため塗
装を施したり、表面に外装材などを張ったりして表面仕
上げをしている。しかしながら、上記した作業は通常コ
ンクリートやコンクリートブロックで外構を造成した後
に行っているが、例えばコンクリートブロックの場合
は、該ブロックを一個ずつ積み上げながら、その積み上
げられるブロック相互をセメントなどで接着して外構を
造成するため非常に時間が掛かり、しかもその後に表面
仕上げをすることから、コスト高になると共に、長期間
の工期を必要としていた。更に、上記の作業を行う作業
員の技術の優劣によって完成した外構の品質及び工期の
期間にばらつきが生じてしまう可能性がある。尚、上述
した表面仕上げも定期的に修繕塗装を行わなければなら
ないことは言うまでもない。
【0004】本発明は、上記した従来事情に鑑みてなさ
れたものでその目的とするところは、人力による外構の
造成作業を簡単にして、それに伴って作業員の技術の優
劣に関わりなく、工期の短縮を可能にすると共に、一定
の高い品質を有し、その上に、長期間に亘る使用に耐え
うる組立て外構を提供することにある。
れたものでその目的とするところは、人力による外構の
造成作業を簡単にして、それに伴って作業員の技術の優
劣に関わりなく、工期の短縮を可能にすると共に、一定
の高い品質を有し、その上に、長期間に亘る使用に耐え
うる組立て外構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、左右2本の支柱間に亘って、又
は、2本の支柱間に亘って架設した梁に、前記支柱及び
梁に組み込み可能な組み込み部を一体に有した軽量な剛
性枠体の両面に、耐久性を有する外装材を配置し、その
枠体と外装材とで形成された空間に発泡材を充填して形
成したパネルを組み込んで構成したことである。(請求
項1)
に講じた技術的手段は、左右2本の支柱間に亘って、又
は、2本の支柱間に亘って架設した梁に、前記支柱及び
梁に組み込み可能な組み込み部を一体に有した軽量な剛
性枠体の両面に、耐久性を有する外装材を配置し、その
枠体と外装材とで形成された空間に発泡材を充填して形
成したパネルを組み込んで構成したことである。(請求
項1)
【0006】上記軽量な剛性枠体の素材としては、例え
ば、薄肉状の鋼材、アルミ材、ステンレス材、FRP材
等が好ましい。上記耐久性を有する外装材は、石材、タ
イルなどが挙げられるが、好ましくは長期間風雨にさら
されても耐え得る耐久性を有する石材がよい。上記石材
においては衝撃にも優れた強度を発揮する。又、外装材
は例えば剛性枠体の両面が同じ材質のもの、あるいは夫
々異なる材質のものを用いても任意である。
ば、薄肉状の鋼材、アルミ材、ステンレス材、FRP材
等が好ましい。上記耐久性を有する外装材は、石材、タ
イルなどが挙げられるが、好ましくは長期間風雨にさら
されても耐え得る耐久性を有する石材がよい。上記石材
においては衝撃にも優れた強度を発揮する。又、外装材
は例えば剛性枠体の両面が同じ材質のもの、あるいは夫
々異なる材質のものを用いても任意である。
【0007】上記組み込み部の具体的構成としては、組
み込み部を支柱に対してその上端からスライド嵌合可能
に構成する。(請求項2) 又、組み込み部を梁に対して嵌合載置可能に構成する。
(請求項3) 又、組み込み部を梁に対して掛止可能に構成する。(請
求項4) 以上の構成により達成できる。
み込み部を支柱に対してその上端からスライド嵌合可能
に構成する。(請求項2) 又、組み込み部を梁に対して嵌合載置可能に構成する。
(請求項3) 又、組み込み部を梁に対して掛止可能に構成する。(請
求項4) 以上の構成により達成できる。
【0008】上記した請求項1の技術的手段によれば下
記の作用を奏する。パネルは、あらかじめ工場で所望の
外装材を施した一つのユニットにされる。上記パネルの
大きさは人力で扱える程度での大きさがよく、更に好ま
しくは、600mm ×600mm 〜600mm ×3000mm程度が最も扱
いやすい。又、パネルは、むくの板状に形成されるが、
外装材を軽量な剛性枠体の両面に固着し、その空間に発
泡材を充填して形成しているから、むくの板状であるに
も関わらず、前記外装材を比較的重い石材を使用した場
合でも軽量化が図れて人力による作業がしやすく、しか
も軽量でありながら高い剛性をも有する。更に、上記パ
ネルにおける外装材は耐久性を有する素材が用いられて
いるから、長期間の使用に耐え得る。上記パネルを、そ
の組み込み部を所望の間隔を置いて立設された左右2本
の支柱に亘って、又は、2本の支柱間に亘って架設した
梁に、組み込むことで外構が構成される。
記の作用を奏する。パネルは、あらかじめ工場で所望の
外装材を施した一つのユニットにされる。上記パネルの
大きさは人力で扱える程度での大きさがよく、更に好ま
しくは、600mm ×600mm 〜600mm ×3000mm程度が最も扱
いやすい。又、パネルは、むくの板状に形成されるが、
外装材を軽量な剛性枠体の両面に固着し、その空間に発
泡材を充填して形成しているから、むくの板状であるに
も関わらず、前記外装材を比較的重い石材を使用した場
合でも軽量化が図れて人力による作業がしやすく、しか
も軽量でありながら高い剛性をも有する。更に、上記パ
ネルにおける外装材は耐久性を有する素材が用いられて
いるから、長期間の使用に耐え得る。上記パネルを、そ
の組み込み部を所望の間隔を置いて立設された左右2本
の支柱に亘って、又は、2本の支柱間に亘って架設した
梁に、組み込むことで外構が構成される。
【0009】上記した請求項2の技術的手段では、パネ
ルが左右2本の支柱の上端から嵌合状態でスライド組み
込みされる。又、請求項3では、パネルが梁の上に嵌合
状態で載置組み込みされる。又、請求項4では、パネル
が梁に掛止状態で掛止組み込みされる。
ルが左右2本の支柱の上端から嵌合状態でスライド組み
込みされる。又、請求項3では、パネルが梁の上に嵌合
状態で載置組み込みされる。又、請求項4では、パネル
が梁に掛止状態で掛止組み込みされる。
【0010】
【発明の効果】本発明は、以上の構成にしたことにより
以下の効果を奏する。一つのユニットにした軽量、且
つ、剛性を有するパネルを左右2本の支柱に亘って、又
は、2本の支柱間に亘って架設した梁に、嵌合、又は、
掛止といういたって簡単な組み込み作業であるから、人
力での作業がしやすく、しかも作業員の技術の優劣に関
わりなく、短い工期で一定の高い品質の外構を構成する
ことができ、その上、上記パネルにおける外装材が耐久
性を有しているから長期間に亘る使用に耐え得る外構を
提供することができる。
以下の効果を奏する。一つのユニットにした軽量、且
つ、剛性を有するパネルを左右2本の支柱に亘って、又
は、2本の支柱間に亘って架設した梁に、嵌合、又は、
掛止といういたって簡単な組み込み作業であるから、人
力での作業がしやすく、しかも作業員の技術の優劣に関
わりなく、短い工期で一定の高い品質の外構を構成する
ことができ、その上、上記パネルにおける外装材が耐久
性を有しているから長期間に亘る使用に耐え得る外構を
提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の組立て外構Aに
おける使用の1例を示したもので、その外構が家屋の周
りに造成されたフェンスとして使用されたものを示す。
以下、組立て外構Aをフェンスと称して説明し、フェン
スに符号Aを付す。
に基づいて説明する。図1は、本発明の組立て外構Aに
おける使用の1例を示したもので、その外構が家屋の周
りに造成されたフェンスとして使用されたものを示す。
以下、組立て外構Aをフェンスと称して説明し、フェン
スに符号Aを付す。
【0012】フェンスAは、フェンスAの造成範囲にお
ける地面に所望間隔を置いて立設した複数の支柱1…
と、その支柱1・・・ 相互間に架渡すように配設した梁2
と、該支柱1及び梁2に組み込まれるパネル3とで構成
されている。尚、図中4は組み込まれたパネル3の上面
の露出部を隠す笠木である。
ける地面に所望間隔を置いて立設した複数の支柱1…
と、その支柱1・・・ 相互間に架渡すように配設した梁2
と、該支柱1及び梁2に組み込まれるパネル3とで構成
されている。尚、図中4は組み込まれたパネル3の上面
の露出部を隠す笠木である。
【0013】上記支柱1は、図1に示すように所望長さ
に加工した金属製の角パイプを、地面から表出したコン
クリート基礎BにアンカーボルトCを用いて固定してい
る。尚、支柱1の立設方法としては地面に直接埋め込む
ようにしてもよいが、この場合でもコンクリートなどで
固定するのは言うまでもない。又、上記支柱1を構成す
る材料としては、上記した角パイプの他に、H鋼、チャ
ンネル等が挙げられる。
に加工した金属製の角パイプを、地面から表出したコン
クリート基礎BにアンカーボルトCを用いて固定してい
る。尚、支柱1の立設方法としては地面に直接埋め込む
ようにしてもよいが、この場合でもコンクリートなどで
固定するのは言うまでもない。又、上記支柱1を構成す
る材料としては、上記した角パイプの他に、H鋼、チャ
ンネル等が挙げられる。
【0014】梁2は、上記支柱1同様に金属製の角パイ
プが用いられ、支柱1相互間に固定部材21を用いて架設
されている。上記梁2は、主にガレージや門等の入り口
Dのスペースを確保するために用いられるものである。
尚、梁2を構成する材料としては、上記した角パイプの
他に、支柱1と同様にH型鋼、C型鋼等が挙げられる。
プが用いられ、支柱1相互間に固定部材21を用いて架設
されている。上記梁2は、主にガレージや門等の入り口
Dのスペースを確保するために用いられるものである。
尚、梁2を構成する材料としては、上記した角パイプの
他に、支柱1と同様にH型鋼、C型鋼等が挙げられる。
【0015】パネル3は図2に示すように、基本的には
塀を構成する塀用パネル3A、入り口を構成する入り口用
パネル3B、コーナー部を構成するコーナー用パネル3cに
分けけられるが、これらはともに支柱1及び梁2に組み
込み可能な組み込み部34を有した軽量な剛性枠体31の両
面に、耐久性を有する外装材32を配置し、その剛性枠体
31と外装材とで形成された空間に発泡材33を充填して形
成されている。
塀を構成する塀用パネル3A、入り口を構成する入り口用
パネル3B、コーナー部を構成するコーナー用パネル3cに
分けけられるが、これらはともに支柱1及び梁2に組み
込み可能な組み込み部34を有した軽量な剛性枠体31の両
面に、耐久性を有する外装材32を配置し、その剛性枠体
31と外装材とで形成された空間に発泡材33を充填して形
成されている。
【0016】上記した3種類のパネル3の構成を詳述す
れば、塀用パネル3Aは、アルミ材等を用いて平面C型に
形成された外枠311,311 を所望長さに加工し、その外枠
311の開放部を外向きにすると共に、左右に2本所望間
隔を置いて配置して剛性枠体31とし、その剛性枠体31の
表裏面に、枠体31の高さ及び間隔に合致した大きさに加
工した石材を用いてなる外装材32を配置し、剛性枠体31
と外装材32との間に形成された空間に発泡ウレタン等を
用いた発泡材33を充填して形成されている。
れば、塀用パネル3Aは、アルミ材等を用いて平面C型に
形成された外枠311,311 を所望長さに加工し、その外枠
311の開放部を外向きにすると共に、左右に2本所望間
隔を置いて配置して剛性枠体31とし、その剛性枠体31の
表裏面に、枠体31の高さ及び間隔に合致した大きさに加
工した石材を用いてなる外装材32を配置し、剛性枠体31
と外装材32との間に形成された空間に発泡ウレタン等を
用いた発泡材33を充填して形成されている。
【0017】入り口用パネル3Bは、その構成が基本的に
は上記した塀用パネル3Aと同じ構成であり、要は2本の
外枠311,311 が横向きで上下方向に所望間隔を置いて配
置されているものである。
は上記した塀用パネル3Aと同じ構成であり、要は2本の
外枠311,311 が横向きで上下方向に所望間隔を置いて配
置されているものである。
【0018】コーナー部パネル3Cも、その構成が基本的
には上記した塀用パネル3Aと同じ構成であり、剛性枠体
31を、所望長さに加工した平面直角状の角パイプでなる
内枠312 を配置すると共に、その両端部の延長線上に、
該内枠312 と同じ長さに加工した上記外枠311 を所望間
隔を置いて配置して形成しているものである。
には上記した塀用パネル3Aと同じ構成であり、剛性枠体
31を、所望長さに加工した平面直角状の角パイプでなる
内枠312 を配置すると共に、その両端部の延長線上に、
該内枠312 と同じ長さに加工した上記外枠311 を所望間
隔を置いて配置して形成しているものである。
【0019】又、組み込み部34は、上記した三つのパネ
ルともに、枠体31における外枠31,31の開放部の幅を、
上記した支柱1及び梁2の幅よりも幅広にすることで、
支柱1及び梁2に対して挟持嵌合可能に形成されてい
る。
ルともに、枠体31における外枠31,31の開放部の幅を、
上記した支柱1及び梁2の幅よりも幅広にすることで、
支柱1及び梁2に対して挟持嵌合可能に形成されてい
る。
【0020】尚、図面では塀用パネル3Aの大きさが、幅
を左右2本の支柱1,1間と同じ幅、高さを支柱に対し
て複数のパネルを積み重ねて塀が形成される程度の高さ
にされているが、この大きさに限ったものではなく、例
えば、1枚のパネルを支柱1,1間に組み込めば塀が形
成される大きさ、又は、図示されたパネルよりも、更に
小型に形成した大きさにするも任意であり、要は、人力
で扱える程度であればよい。このことは、入り口用パネ
ル3B、コーナー用パネル3Cも同様であり、要するにどの
ような大きさに設定してもよいものである。又、上記し
た枠体31は、2本の外枠311 で形成されているが、4本
の外枠311を用いて四角形に形成してもよく、要は支柱
1や梁2に組み込み可能になっていればよい。又、外装
材32は本実施の形態の説明では石材としているが、これ
は石材に限らず、例えばタイルなどを用いてもよく、
又、表面と裏面で異なった素材の外装材を用いてもよ
い。
を左右2本の支柱1,1間と同じ幅、高さを支柱に対し
て複数のパネルを積み重ねて塀が形成される程度の高さ
にされているが、この大きさに限ったものではなく、例
えば、1枚のパネルを支柱1,1間に組み込めば塀が形
成される大きさ、又は、図示されたパネルよりも、更に
小型に形成した大きさにするも任意であり、要は、人力
で扱える程度であればよい。このことは、入り口用パネ
ル3B、コーナー用パネル3Cも同様であり、要するにどの
ような大きさに設定してもよいものである。又、上記し
た枠体31は、2本の外枠311 で形成されているが、4本
の外枠311を用いて四角形に形成してもよく、要は支柱
1や梁2に組み込み可能になっていればよい。又、外装
材32は本実施の形態の説明では石材としているが、これ
は石材に限らず、例えばタイルなどを用いてもよく、
又、表面と裏面で異なった素材の外装材を用いてもよ
い。
【0021】以下、上記した支柱1、梁2、パネル3を
使用したフェンスAの構成方法を説明する。先ず、立設
された支柱1,1間の上端から塀用パネル3Aを組み込み
部34が挟持嵌合した状態でスライドさせて落とし込む。
次に、コーナー用パネル3Cを組み込み部34が嵌合した状
態でスライドさせて落とし込む。続いて、上記支柱1,
1間に架渡された梁2の上に入り口用パネル3Bを嵌合載
置する。そして、夫々パネル3を組み込んだ後、組み込
み部34と、支柱1及び梁2との間にスぺーサーを圧入し
たり、ボルトなどを用いて固定する(図示せず)最後
に、笠木4をパネルの上端や下端等に固定する。
使用したフェンスAの構成方法を説明する。先ず、立設
された支柱1,1間の上端から塀用パネル3Aを組み込み
部34が挟持嵌合した状態でスライドさせて落とし込む。
次に、コーナー用パネル3Cを組み込み部34が嵌合した状
態でスライドさせて落とし込む。続いて、上記支柱1,
1間に架渡された梁2の上に入り口用パネル3Bを嵌合載
置する。そして、夫々パネル3を組み込んだ後、組み込
み部34と、支柱1及び梁2との間にスぺーサーを圧入し
たり、ボルトなどを用いて固定する(図示せず)最後
に、笠木4をパネルの上端や下端等に固定する。
【0022】図3(a)乃至(d)は、上記した組み込
み部34の形態の変形例を示していおり、このような形態
のものでもよい。(a)のように、外枠311 をC型に替
えてH型にしてもよい。又、(b)のように、組み込み
部34を外枠311 にパネル3から突出するように形成し
て、H型鋼やC型鋼の開放部に嵌合してもよい。又、
(c)のように組み込み部34を外枠311 にパネル3内に
埋没した状態で形成してもよい。更に、(d)のように
支柱1に対してやといFを介してパネル3を組み込んで
もよい。尚、パネル3を支柱1に組み込んだときに支柱
の面が露出してしまうものは、支柱1に外装材Eや塗装
などを施しておく。
み部34の形態の変形例を示していおり、このような形態
のものでもよい。(a)のように、外枠311 をC型に替
えてH型にしてもよい。又、(b)のように、組み込み
部34を外枠311 にパネル3から突出するように形成し
て、H型鋼やC型鋼の開放部に嵌合してもよい。又、
(c)のように組み込み部34を外枠311 にパネル3内に
埋没した状態で形成してもよい。更に、(d)のように
支柱1に対してやといFを介してパネル3を組み込んで
もよい。尚、パネル3を支柱1に組み込んだときに支柱
の面が露出してしまうものは、支柱1に外装材Eや塗装
などを施しておく。
【0023】又、図4(a),(b)は、入り口用パネ
ル3Bの組み込み部34の形態の変形例を示しており、この
例は、上記した嵌合組み込みに替えて掛止組み込みにし
たものである。この形態を説明すると、組み込み部34が
外枠311 の上面に梁2に掛止可能な引っ掛け片341 を一
体に凸設してなるもので、(a)は引っ掛け片341 を梁
2に掛止することで入り口用パネル3Bが梁2に吊持され
る。又、(b)は、梁2を側面に切欠部21を設けたC型
鋼とし、その梁2を下向きにして配設し、その切欠部21
から引っ掛け片341 を挿入すると共に、左右いずれかに
スライドさせることで、入り口用パネル3Bが吊持され
る。
ル3Bの組み込み部34の形態の変形例を示しており、この
例は、上記した嵌合組み込みに替えて掛止組み込みにし
たものである。この形態を説明すると、組み込み部34が
外枠311 の上面に梁2に掛止可能な引っ掛け片341 を一
体に凸設してなるもので、(a)は引っ掛け片341 を梁
2に掛止することで入り口用パネル3Bが梁2に吊持され
る。又、(b)は、梁2を側面に切欠部21を設けたC型
鋼とし、その梁2を下向きにして配設し、その切欠部21
から引っ掛け片341 を挿入すると共に、左右いずれかに
スライドさせることで、入り口用パネル3Bが吊持され
る。
【0024】図5はコーナー部の取り合いの他の例を示
しており、上記したようなコーナー用パネル3Cをあらか
じめ形成したものに替えて、コーナー部に平面直角状の
角パイプを立設してコーナー支柱11とし、そのコーナー
支柱11の両端部に上記した塀用パネル3Aを組み込んでも
よい。この場合、コーナー支柱の露出部には外装材Gを
施しておく。
しており、上記したようなコーナー用パネル3Cをあらか
じめ形成したものに替えて、コーナー部に平面直角状の
角パイプを立設してコーナー支柱11とし、そのコーナー
支柱11の両端部に上記した塀用パネル3Aを組み込んでも
よい。この場合、コーナー支柱の露出部には外装材Gを
施しておく。
【0025】尚、上記したパネル3や外装材等それらの
相互間に生じる隙間には図示はしないがコーキング材な
どで目どめをする。
相互間に生じる隙間には図示はしないがコーキング材な
どで目どめをする。
【図1】本発明に係る外構の一例を示す正面図。
【図2】外構の組立て状態を示す斜視図
【図3】組み込み部の変形例を示す要部平面図。(a)
乃至(d)
乃至(d)
【図4】入り口用パネルにおける組み込み部の変形例を
示し、(a)は変形例の一例を示す要部断面図、(b)
は変形例の他の例を示す斜視図。
示し、(a)は変形例の一例を示す要部断面図、(b)
は変形例の他の例を示す斜視図。
【図5】コーナー部の取り合いの他の例を示す要部平面
図。
図。
A:外構 1:支柱 2:梁 3:パネル 3
1:剛性枠体 32:外装材 33:発泡材 34:組み込み部
1:剛性枠体 32:外装材 33:発泡材 34:組み込み部
Claims (4)
- 【請求項1】左右2本の支柱間に亘って、又は、2本の
支柱間に亘って架設した梁に、前記支柱及び梁に組み込
み可能な組み込み部を一体に有した軽量な剛性枠体の両
面に、耐久性を有する外装材を配置し、その枠体と外装
材とで形成された空間に発泡材を充填して形成したパネ
ルを組み込んで構成した組立て外構。 - 【請求項2】上記組み込み部が支柱に対してその上から
スライド嵌合可能であるパネルを組み込んで構成した請
求項1に記載の組立て外構。 - 【請求項3】上記組み込み部が梁に対して嵌合載置可能
であるパネルを組み込んで構成した請求項1に記載の組
立て外構。 - 【請求項4】上記組み込み部が梁に対して掛止可能であ
るパネルを組み込んで構成した請求項1に記載の組立て
外構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15872597A JPH116332A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 組立て外構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15872597A JPH116332A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 組立て外構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH116332A true JPH116332A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15677981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15872597A Pending JPH116332A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 組立て外構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH116332A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013117153A (ja) * | 2011-11-02 | 2013-06-13 | Shikoku Chem Corp | 塀用パネル、パネル塀製作方法およびパネル塀 |
JP2013249597A (ja) * | 2012-05-30 | 2013-12-12 | Shikoku Chem Corp | 壁用パネル、壁用パネル群、パネル壁、およびパネル壁の構築方法 |
JP2016094725A (ja) * | 2014-11-13 | 2016-05-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 門柱 |
JP2017066601A (ja) * | 2015-09-28 | 2017-04-06 | 有限会社伊藤建設 | 塀用パネル |
JP2017128847A (ja) * | 2016-01-18 | 2017-07-27 | 株式会社Lixil | 壁構造体 |
ES2694646A1 (es) * | 2017-06-23 | 2018-12-26 | Inversiones Y Representaciones Rimar, S.A. | Elemento cerámico de cerramiento para vallados y cerramiento que utiliza dicho elemento cerámico |
-
1997
- 1997-06-16 JP JP15872597A patent/JPH116332A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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