JPH07304085A - 押出機におけるダイス構造 - Google Patents

押出機におけるダイス構造

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JPH07304085A
JPH07304085A JP6096022A JP9602294A JPH07304085A JP H07304085 A JPH07304085 A JP H07304085A JP 6096022 A JP6096022 A JP 6096022A JP 9602294 A JP9602294 A JP 9602294A JP H07304085 A JPH07304085 A JP H07304085A
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JP
Japan
Prior art keywords
die
heater
extruder
sheathed heater
outer peripheral
Prior art date
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Pending
Application number
JP6096022A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tsujioka
弘史 辻岡
Takashi Miyazaki
隆 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07304085A publication Critical patent/JPH07304085A/ja
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイス7部分における樹脂温度の低下を防止
して樹脂圧低下を図った押出機1におけるダイス7構造
を提供する。 【構成】 押出機1のシリンダ2先端部にダイ3、4、
5、6を介してダイス7が装着される。ダイス7の外周
部を囲繞してヒータ装置15が装着される。ヒータ装置
15は、ダイス7の外周部を囲繞するコイル状とされた
シーズヒータ16と、シーズヒータ16を保持すると共
にダイ6に取付け固定される取付け片部17bを有する
ヒータ取付け具17とが備えられる。ヒータ取付け具1
7は、コイル状とされたシーズヒータ16外周側を囲繞
して保持する円筒体状の保持本体部17aと、保持本体
部17aの軸心方向両端部に内方側へ張り出し状にそれ
ぞれ設けられ、シーズヒータ16の両端部にそれぞれ係
止される周方向複数の広がり規制片部17eとが備えら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コルゲートチューブを
製造する際に使用される押出機におけるダイス構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コルゲートチューブを製造する場
合、特公昭55ー37412号公報にも開示されている
ように、対向して循環移動されるコルゲートチューブ成
形型を有する成型機のコルゲートチューブ成形型間に、
押出機から熱軟化状態の樹脂をチューブ状に押出すと共
にエアーを吹き込んで膨張させ、前記コルゲートチュー
ブ成形型内面に密着状とさせることによって、コルゲー
トチューブが順次押出成形されるように構成されてい
た。
【0003】そして、例えば図4に示される如く、押出
機1のシリンダ2の樹脂押出し側先端部に複数のダイ
3、4、5、6を介してダイス7が装着され、ダイス7
の樹脂押出部7aは成型機8のコルゲートチューブ成形
型間に位置するよう配置されている。
【0004】また、各ダイ3、4、5、6の外周部には
その外周面に沿って帯状に覆うヒータ9、10、11、
12がそれぞれ装着され、各ダイ3、4、5、6を通過
する熱軟化状態の樹脂を加熱するよう構成されていた。
【0005】そして、これら各ダイ4、5、6によって
押出機1のヘッド13が構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の押出機1の構造によれば、ダイス7部分にヒータが
無いため、各ダイ3、4、5、6部分で加熱を行っても
ダイス7部分で樹脂が冷却されて押出しのための樹脂圧
が高くなるという欠点があった。
【0007】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、ダイ
ス部分における樹脂温度の低下を防止して樹脂圧低下を
図った押出機におけるダイス構造を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、対向するコルゲートチューブ成形型間
に熱軟化状態の樹脂を案内すべく、押出機のシリンダ先
端部にダイを介してダイスが装着された押出機におい
て、前記ダイスの外周部を囲繞してヒータ装置が装着さ
れてなる点にある。
【0009】また、ヒータ装置は、ダイスの外周部を囲
繞するコイル状とされたシーズヒータと、該シーズヒー
タを保持すると共にダイに取付け固定される取付け部を
有するヒータ取付け具とが備えられてなる構造としても
よい。
【0010】さらに、ヒータ取付け具は、コイル状とさ
れたシーズヒータ外周側を囲繞して保持する円筒体状の
保持本体部と、該保持本体部の軸心方向両端部に内方側
へ張り出し状にそれぞれ設けられ、コイル状とされたシ
ーズヒータの両端部にそれぞれ係止される周方向複数の
広がり規制部とが備えられてなる構造としてもよい。
【0011】
【作用】本発明によれば、ダイス部分にもヒータ装置を
装着した構造としているので、ダイス部分における樹脂
温度の低下が有効に防止でき、樹脂を押出す際に作用す
る樹脂圧の低下が図れる。
【0012】また、ヒータ装置として、ダイスの外周部
を囲繞するコイル状とされたシーズヒータと、該シーズ
ヒータを保持すると共にダイに取付け固定される取付け
部を有するヒータ取付け具とを備えた構造とすれば、ヒ
ータ装置をコンパクトに構成でき、取付け部を利用して
その取付も容易に行える。
【0013】さらに、ヒータ取付け具として、コイル状
とされたシーズヒータ外周側を囲繞して保持する円筒体
状の保持本体部と、該保持本体部の軸心方向両端部に内
方側へ張り出し状にそれぞれ設けられ、コイル状とされ
たシーズヒータの両端部にそれぞれ係止される周方向複
数の広がり規制部とを備えた構造とすれば、保持本体部
の広がり規制部によってシーズヒータのコイル状態が保
持され、コイル状態のバラケが有効に防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1は前記図4の従来例に相当する部分の斜視
図を示しており、該図中従来例と同様構成部分は同一符
号を付し、その説明を省略する。
【0015】そして、本実施例においては、ダイス7の
ダイ6側の基部の外周部を囲繞してヒータ装置15が装
着されている。
【0016】ヒータ装置15は、図2および図3に示さ
れる如く、ダイス7の前記基部外周部を囲繞すべく、所
定の内径を有したコイル状に構成されたシーズヒータ1
6と、該シーズヒータ16を保持するヒータ取付け具1
7を備えている。
【0017】また、ヒータ取付け具17は、前記シーズ
ヒータ16のコイル状とされた部分の外周部を全幅にわ
たって囲繞する円筒体状の保持本体部17aと、該保持
本体部17aの外周面に溶接等により固着されると共
に、保持本体部17aの軸方向一端縁側より径外方突出
状に設けられた取付け部としての取付け片部17bを備
えている。そして、取付け片部17bには適宜径のボル
ト挿通孔17cが形成されている。
【0018】前記保持本体部17aは周方向一個所でそ
の軸心方向に分割状とされ、その対向する端縁には互い
に対向する締め付け片部17dが外方張り出し状に設け
られている。そして、保持本体部17aの軸方向に長い
補強板18を介して、両締め付け片部17dがネジ19
とナット20により締結され、ここに、シーズヒータ1
6のコイル状とされた部分の外周部に保持本体部17a
が締結状に固定され、相対的にシーズヒータ16は保持
本体部17aに保持される。
【0019】また、保持本体部17aの軸心方向両端部
には、周方向に所定間隔を有して複数の広がり規制部と
しての広がり規制片部17eが、それぞれ径内方側へ張
り出し状に設けられている。そして、各広がり規制片部
17eがシーズヒータ16のコイル状とされた部分の両
端部に当接状に係止され、シーズヒータ16の前記軸心
方向の移動が規制されている。
【0020】そして、ヒータ取付け具17の保持本体部
17aでシーズヒータ16を保持した状態で、図1に示
される如く、ダイス7の基部に外嵌状とされ、取付け片
部17bのボルト挿通孔17cを利用して、ダイ6に取
り付けられているボルト22を利用して共締め状に取付
け固定されている。
【0021】本発明の実施例は以上のように構成されて
おり、各ダイ3、4、5、6にそれぞれヒータ9、1
0、11、12が装着されるだけでなく、ダイス7部分
にもヒータ装置15が装着されているため、ダイス7部
分においても樹脂温度の低下が有効に防止でき、ここ
に、樹脂を押出す際に作用する樹脂圧の低下が図れる。
そして、樹脂圧の低下によって樹脂の押出しがより円滑
に行われ、押出し速度、いわゆる線速が上がり、生産性
を向上させることができる。
【0022】また、ヒータ装置15は、ダイス7の基部
外周部を囲繞するコイル状に構成されたシーズヒータ1
6と、該シーズヒータ16の外周部を覆って保持すると
共にダイ6に取付け固定される取付け片部17bを有す
るヒータ取付け具17とを備えた構造とされており、ヒ
ータ装置15全体としてコンパクトに構成でき、狭い空
間であっても取付け片部17bを利用して容易に取り付
けることができる。
【0023】さらに、保持本体部17aの軸心方向両端
部に設けられた各広がり規制片部17eによって、シー
ズヒータ16の軸心方向移動が規制されると共に、シー
ズヒータ16のコイル状態が保持され、コイル状態のバ
ラケが有効に防止できる。
【0024】例えば、図4に示される従来装置におい
て、ダイ3のヒータ9の設定温度を255゜C、ダイ4
のヒータ10の設定温度を255゜C、ダイ5のヒータ
11の設定温度を255゜C、ダイ6のヒータ12の設
定温度を260゜Cに設定した場合、樹脂圧が555k
gf/cm2 、線速が7、5m/分であったが、図1に
示される本実施例装置においては、さらにダイス7に装
着されたヒータ装置15を260゜Cに設定することに
よって、樹脂圧が540kgf/cm2 、線速が8、0
m/分となり、線速が向上でき、生産性を向上させるこ
とができた。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明の押出機における
ダイス構造によれば、ダイスの外周部を囲繞してヒータ
装置が装着されてなるものであり、ダイス部分における
樹脂温度の低下が有効に防止でき、樹脂を押出す際に作
用する樹脂圧の低下が図れる利点がある。
【0026】また、ヒータ装置として、ダイスの外周部
を囲繞するコイル状とされたシーズヒータと、該シーズ
ヒータを保持すると共にダイに取付け固定される取付け
部を有するヒータ取付け具とを備えた構造とすれば、コ
ンパクトに構成でき、取付け部を利用してその取付も容
易に行える利点がある。
【0027】さらに、ヒータ取付け具として、コイル状
とされたシーズヒータ外周側を囲繞して保持する円筒体
状の保持本体部と、該保持本体部の軸心方向両端部に内
方側へ張り出し状にそれぞれ設けられ、コイル状とされ
たシーズヒータの両端部にそれぞれ係止される周方向複
数の広がり規制部とを備えた構造とすれば、保持本体部
の広がり規制部によってシーズヒータのコイル状態が保
持され、コイル状態のバラケが有効に防止できる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部斜視図である。
【図2】ヒータ装置の拡大図である。
【図3】図2のIII−III線矢視一部断面図であ
る。
【図4】従来例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 押出機 2 シリンダ 3、4、5、6 ダイ 7 ダイス 8 成型機 9、10、11、12 ヒータ 15 ヒータ装置 16 シーズヒータ 17 ヒータ取付け具 17a 保持本体部 17b 取付け片部 17e 広がり規制片部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向するコルゲートチューブ成形型間に
    熱軟化状態の樹脂を案内すべく、押出機のシリンダ先端
    部にダイを介してダイスが装着された押出機において、 前記ダイスの外周部を囲繞してヒータ装置が装着されて
    なることを特徴とする押出機におけるダイス構造。
  2. 【請求項2】 前記ヒータ装置は、前記ダイスの外周部
    を囲繞するコイル状とされたシーズヒータと、該シーズ
    ヒータを保持すると共に前記ダイに取付け固定される取
    付け部を有するヒータ取付け具とが備えられてなること
    を特徴とする請求項1記載の押出機におけるダイス構
    造。
  3. 【請求項3】 前記ヒータ取付け具は、前記コイル状と
    されたシーズヒータ外周側を囲繞して保持する円筒体状
    の保持本体部と、該保持本体部の軸心方向両端部に内方
    側へ張り出し状にそれぞれ設けられ、前記コイル状とさ
    れたシーズヒータの両端部にそれぞれ係止される周方向
    複数の広がり規制部とが備えられてなることを特徴とす
    る請求項2記載の押出機におけるダイス構造。
JP6096022A 1994-05-10 1994-05-10 押出機におけるダイス構造 Pending JPH07304085A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007517682A (ja) * 2003-12-12 2007-07-05 アウリス イェミエ シートの縁にストリップを取付ける方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007517682A (ja) * 2003-12-12 2007-07-05 アウリス イェミエ シートの縁にストリップを取付ける方法
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