JPH0730380U - 高速回転用斜板形油圧ポンプ - Google Patents
高速回転用斜板形油圧ポンプInfo
- Publication number
- JPH0730380U JPH0730380U JP5844393U JP5844393U JPH0730380U JP H0730380 U JPH0730380 U JP H0730380U JP 5844393 U JP5844393 U JP 5844393U JP 5844393 U JP5844393 U JP 5844393U JP H0730380 U JPH0730380 U JP H0730380U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- swash plate
- drive shaft
- hydraulic pump
- plate
- type hydraulic
- Prior art date
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- Pending
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- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速回転で使用できる斜板形油圧ポンプを提
供すること 【構成】 吸入口2と吐出口3を有するポンプケース1
内に斜板6と該ポンプケース及び斜板を挿通する駆動軸
9とを設け、該駆動軸にこれと平行の複数本のピストン
11を出没自在に設けたシリンダブロック10を固定
し、該ピストンの頭部をシュー12を介して斜板に摺接
させると共に駆動軸に固定したガイド14の球面に沿っ
て揺動する押え板13により該シューと斜板の摺接を確
保するようにした斜板形油圧ポンプに於いて、該ポンプ
ケースに該吸入口から駆動軸の軸端16に向けての通路
17を形成し、該駆動軸内に該通路から該押え板とガイ
ドの摺動部に向けて延びる潤滑孔20を形成した 【効果】 駆動軸が軽量になって軸受の耐久性が向上
し、押え板とガイドの焼付きを防止でき、簡単な加工で
安価に製作できる
供すること 【構成】 吸入口2と吐出口3を有するポンプケース1
内に斜板6と該ポンプケース及び斜板を挿通する駆動軸
9とを設け、該駆動軸にこれと平行の複数本のピストン
11を出没自在に設けたシリンダブロック10を固定
し、該ピストンの頭部をシュー12を介して斜板に摺接
させると共に駆動軸に固定したガイド14の球面に沿っ
て揺動する押え板13により該シューと斜板の摺接を確
保するようにした斜板形油圧ポンプに於いて、該ポンプ
ケースに該吸入口から駆動軸の軸端16に向けての通路
17を形成し、該駆動軸内に該通路から該押え板とガイ
ドの摺動部に向けて延びる潤滑孔20を形成した 【効果】 駆動軸が軽量になって軸受の耐久性が向上
し、押え板とガイドの焼付きを防止でき、簡単な加工で
安価に製作できる
Description
【0001】
本考案は、高速回転に適した斜板形油圧ポンプに関する。
【0002】
従来、斜板形油圧ポンプとして、図1に示すような、吸入口aと吐出口bを有 するポンプケースc内に斜板dと該斜板を挿通した駆動軸eとを設け、出没自在 の複数本のピストンfを備えたシリンダブロックgを該回転軸eに取付けた構成 のものが知られており、各ピストンfの球状の頭部をシューhを介して斜板dの 板面に摺接させ、該シューhが斜板dから浮き上がらないように駆動軸eに固定 したガイドiに沿って揺動する押え板jで押えるようになっている。 該駆動軸eがエンジンにより回転されると、回転するシリンダブロックgから ピストンfが出没して吸入口aから吸入した流体を吐出口bから吐出するポンプ 作動を行なう。
【0003】
このような斜板形油圧ポンプは、一般にディーゼルエンジンで駆動されること を予定して製作されており、5000rpm以上で駆動されることはない。これ 以上の回転数で駆動すると、シャフトの重量が大きすぎることと高速回転の遠心 力のためにガイドiと押え板jの摺動部が潤滑不足を生じることのために、軸受 けの耐久性が悪く、焼付きが生じやすく、例えばガソリンエンジンで高速回転す ることの要望に応じることができない。
【0004】 本考案は、高速回転で使用できる斜板形油圧ポンプを提供することを目的とす るものである。
【0005】
本考案では、吸入口と吐出口を有するポンプケース内に斜板と該ポンプケース 及び斜板を挿通する駆動軸とを設け、該駆動軸にこれと平行の複数本のピストン を出没自在に設けたシリンダブロックを固定し、該ピストンの頭部をシューを介 して斜板に摺接させると共に駆動軸に固定したガイドの球面に沿って揺動する押 え板により該シューと斜板の摺接を確保するようにした斜板形油圧ポンプに於い て、該ポンプケースに該吸入口から駆動軸の軸端に向けての通路を形成し、該駆 動軸内に該通路から該押え板とガイドの摺動部に向けて延びる潤滑孔を形成する ことにより、上記の目的を達成するようにした。
【0006】
該駆動軸を回転するとシリンダブロックが回転し、斜板に摺接したピストンが 出没して吸入口から吸入した流体を吐出口から吐出が得られ、該斜板をガイドに 沿って揺動させると斜板傾転角が変更されてその吐出量が大小に変化する。該駆 動軸に例えばガソリンエンジンを連結して高速回転する場合、該駆動軸に通路が 形成されているのでその回転重量が小さく、また、該通路を介して押え板とこれ のガイドの摺動部へ吸入口からの流体の一部を供給して潤滑することができるの で、耐久性が良く焼付きも発生しない。
【0007】
本考案の実施例を図2に基づき説明すると、同図に於いて符号1は吸入口2と 吐出口3を有するポンプケースを示し、該ポンプケース1の内部には支軸4に支 えられて制御ピストン5により揺動する斜板6が設けられ、該斜板6及びポンプ ケース1を挿通して軸受7、8で支持した駆動軸9が設けられる。該駆動軸9に はシリンダブロック10がスプライン係合により固定され、該シリンダブロック 10には例えば7本のピストン11が該駆動軸9と平行で且つ等間隔で配置され る。各ピストン11の球形の頭部にシュー12を嵌着して斜板6の板面に該シュ ー12により摺接させるようにし、その摺接を確保するために押え板13により 該シュー12が押えられる。また該押え板13は斜板6の揺動に追従するように 、駆動軸9に固定した球面を有するガイド14に支えられる。15は弁板である 。
【0008】 以上の構成は従来の一般的な斜板形油圧ポンプの構成と変りがないが、駆動軸 9を高速回転させてポンプ吐出を行なうため、該吸入口2に駆動軸9の軸端16 へ連通する通路17を形成し、該駆動軸9の軸端16からその軸心を通る軸方向 孔18と半径方向の横孔19とで構成した潤滑孔20を形成し、該横孔19の先 端を押え板13とそのガイド14の摺動部に向けて開口させるようにした。
【0009】 該駆動軸9をガソリンエンジンに連結してこれを8000〜10000rpm の高速で回転すると、吸入口2から吸入される流体の一部が通路17及び潤滑孔 20を介して押え板13とガイド14との摺動部に供給され、そこが高速回転の ために油膜が切れて焼付き状態になることが防止されると共に潤滑孔20を形成 したことにより駆動軸9が軽量になり、高速回転による軸受7、8の損耗を減少 させることができる。該通路17と潤滑孔20の形成は比較的簡単なドリル加工 により行なえ、コストの上昇もわずかで済む。
【0010】
以上のように本考案に於いては、斜板形油圧ポンプの吸入口から駆動軸の軸端 へつながる通路をポンプケースに形成すると共に該駆動軸に押え板とそのガイド の摺動部に向かう潤滑孔を形成したので、駆動軸が軽量になって軸受の耐久性が 向上し、押え板とガイドの焼付きを防止でき、簡単な加工で安価に製作できる等 の効果がある。
【図1】従来例の截断側面図
【図2】本考案の実施例の截断側面図
1 ポンプケース 2 吸入口 3 吐
出口 6 斜板 9 駆動軸 10 シ
リンダブロック 11 ピストン 12 シュー 13
押え板 14 ガイド 16 軸端 17
通路 18 軸方向孔 19 横孔 20
潤滑孔
出口 6 斜板 9 駆動軸 10 シ
リンダブロック 11 ピストン 12 シュー 13
押え板 14 ガイド 16 軸端 17
通路 18 軸方向孔 19 横孔 20
潤滑孔
Claims (2)
- 【請求項1】 吸入口と吐出口を有するポンプケース内
に斜板と該ポンプケース及び斜板を挿通する駆動軸とを
設け、該駆動軸にこれと平行の複数本のピストンを出没
自在に設けたシリンダブロックを固定し、該ピストンの
頭部をシューを介して斜板に摺接させると共に駆動軸に
固定したガイドの球面に沿って揺動する押え板により該
シューと斜板の摺接を確保するようにした斜板形油圧ポ
ンプに於いて、該ポンプケースに該吸入口から駆動軸の
軸端に向けての通路を形成し、該駆動軸内に該通路から
該押え板とガイドの摺動部に向けて延びる潤滑孔を形成
したことを特徴とする高速回転用斜板形油圧ポンプ。 - 【請求項2】 上記潤滑孔は上記駆動軸の軸端から軸心
を通る軸方向孔と上記摺動部に向かう半径方向の横孔と
で構成した請求項1に記載の高速回転用斜板形油圧ポン
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5844393U JPH0730380U (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 高速回転用斜板形油圧ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5844393U JPH0730380U (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 高速回転用斜板形油圧ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0730380U true JPH0730380U (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=13084548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5844393U Pending JPH0730380U (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 高速回転用斜板形油圧ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730380U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003227473A (ja) * | 2003-01-10 | 2003-08-15 | Mitsubishi Electric Corp | 斜板式ポンプの潤滑機構 |
JP2014208996A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-11-06 | カヤバ工業株式会社 | 水圧回転機 |
-
1993
- 1993-10-28 JP JP5844393U patent/JPH0730380U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003227473A (ja) * | 2003-01-10 | 2003-08-15 | Mitsubishi Electric Corp | 斜板式ポンプの潤滑機構 |
JP2014208996A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-11-06 | カヤバ工業株式会社 | 水圧回転機 |
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