JPH06346913A - エンジンのクランク潤滑装置 - Google Patents

エンジンのクランク潤滑装置

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JPH06346913A
JPH06346913A JP5134895A JP13489593A JPH06346913A JP H06346913 A JPH06346913 A JP H06346913A JP 5134895 A JP5134895 A JP 5134895A JP 13489593 A JP13489593 A JP 13489593A JP H06346913 A JPH06346913 A JP H06346913A
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JP
Japan
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bearing
crank
claw
groove
rotation axis
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JP5134895A
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English (en)
Inventor
Katsuya Mogi
克也 茂木
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンのクランク潤滑装置において、クラ
ンクシャフトの潤滑性を改善するとともに、構造の簡素
化をはかる。 【構成】 主軸受2にクランクシャフト10に摺接する
軸受メタル5,6を介装し、軸受メタル5,6にその回
転止めを行う爪21を形成し、主軸受2にオイルポンプ
から吐出される潤滑油が導かれる主軸受溝33を形成
し、爪21の内側にクランク内部通路14に連通する爪
内溝26を画成し、主軸受溝33と爪内溝26を連通す
る油穴25を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのクランク潤
滑装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車用エンジンは高速化により
出力の向上がはかられているが、エンジンのクランクシ
ャフトは高速、大荷重のもとで摺動するため、潤滑的に
非常に厳しい条件となる。
【0003】従来のエンジンのクランク潤滑装置とし
て、例えば図10に示すようなものがある(実開昭62
−55720号公報、参照)。
【0004】これについて説明すると、クランクシャフ
ト10のジャーナル部11はエンジン本体1に形成され
た主軸受2と、エンジン本体1に締結されたベアリング
キャップ3の間に半割り状の上下の軸受メタル45,4
6を介して回転自在に支持される。
【0005】上下の軸受メタル45,46は半円筒形に
形成され、互いに接合するそれぞれの一端部に回転止め
用の爪41が形成される。
【0006】エンジン本体1にはオイルポンプから吐出
される潤滑油が供給される油孔42が形成される。
【0007】軸受メタル45の背面には油孔42に連通
する外周溝43と、この外周溝43に両端部に開口する
2つの油穴44と、各油穴44に連通して軸受メタル4
5の軸受面に開口する2つの内周溝47が形成される。
軸受メタル46の軸受面には2つの内周溝49が形成さ
れる。内周溝47と49は互いに連続し、クランク回転
軸Oを中心として所定の角度範囲に形成される。
【0008】クランクシャフト10の内部にはジャーナ
ル部11とコンロッドの軸受を連通するクランク内部通
路60が配設される。クランク内部通路60は、ジャー
ナル部11に開口した2つの入口通孔61,62を有
し、2つの入口通孔61,62は、クランク回転軸Oと
交差して形成され、クランク回転軸Oを中心として互い
に90°の挟角をもって形成される。
【0009】以上のように構成され、各入口通孔61,
62の少なくとも一方は、クランクシャフト10の回転
角度によらず常に各内周溝47,49のいずれか一方に
連通しているため、クランク内部通路60は常にオイル
ポンプの吐出圧が導かれ、コンロッドの軸受に潤滑油を
連続的に圧送することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに従来のエンジンは、各軸受メタル45,46に複数
の内周溝47,49がそれぞれ形成されるため、各軸受
メタル45,46にクランクシャフト10に対する軸受
面積を大きく削減し、両者間に生じる面圧の増大を招く
とともに、軸受メタル45,46に対する加工工数が多
く生産性が悪いという問題点がある。
【0011】また、軸受メタル45,46の形状が互い
に異なるために、軸受メタル45,46の間で部品の共
通化することができず、この点でも生産性が悪いという
問題点があった。
【0012】本発明は上記の問題点に着目し、エンジン
のクランク潤滑装置において、クランクシャフトの潤滑
性を改善するとともに、構造の簡素化をはかることを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
オイルポンプから吐出される潤滑油を主軸受からクラン
クシャフトの内部に形成されたクランク内部通路を通し
てコンロッドの軸受に供給するエンジンにおいて、前記
主軸受にクランクシャフトに摺接する軸受メタルを介装
し、軸受メタルにその回転止めを行う爪を形成し、主軸
受に前記オイルポンプから吐出される潤滑油が導かれる
主軸受溝を形成し、爪の内側に前記クランク内部通路に
連通する爪内溝を画成し、主軸受溝と爪内溝を連通する
油穴を形成する。
【0014】請求項2記載の発明は、2つの前記爪内溝
をクランク回転軸について互いに点対称となる位置にク
ランク回転軸を中心として90°以上の角度範囲に形成
する一方、前記クランク内部通路に2つの入口を形成
し、各入口をクランク回転軸を中心として90°の挟角
をもって形成する。
【0015】請求項3記載の発明は、前記軸受メタルを
半割り円筒状に分割し、両軸受メタルの接合部に渡って
画成される2つの前記爪内溝を形成し、1つの軸受メタ
ルに形成される各爪を互いにクランク回転軸について線
対称となるように軸受メタル中心線について周方向にオ
フセットして形成する。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明において、オイルポンプか
ら吐出される潤滑油は、軸受メタルの背面側に画成され
た主軸受溝から油穴を通って爪内溝に流入し、クランク
シャフトと軸受メタルの摺動部を潤滑する。爪内溝に流
入した潤滑油の一部は、クランク内部通路を通ってコン
ロッドの軸受に供給される。
【0017】クランクシャフトと軸受メタルの間に画成
される油通路として、通孔の内側に爪内溝を設けたこと
により、前記従来装置のように軸受メタルの内周面に溝
を刻む必要がなく、油通路によってクランクシャフトに
対する軸受面積を削減することが抑えられるとともに、
軸受メタルに対する加工工数を減らして生産性を高めら
れる。
【0018】請求項2記載の発明においては、2つの爪
内溝をクランク回転軸について互いに点対称となる位置
にクランク回転軸を中心として90°以上の角度範囲に
形成する一方、クランク内部通路の2つの入口をクラン
ク回転軸を中心として90°の挟角をもって形成するこ
とにより、各入口の少なくとも一方は、クランクシャフ
トの回転角度によらず常に各爪内溝のいずれか一方に連
通しているため、クランク内部通路には常にオイルポン
プの吐出圧が導かれ、コンロッドの軸受に潤滑油を連続
的に圧送することができる。
【0019】請求項3記載の発明においては、互いに接
合して組み付けられる2つの軸受メタルを互いに同一形
状とすることが可能となり、各軸受メタルの共通化をは
かることにより、部品の種類を減らして、生産性を高め
ることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0021】図2に示すように、クランクシャフト10
はエンジン本体に回転自在に支持されるジャーナル部1
1と、コンロッドの大端部を回転自在に支持するクラン
クピン部12を有し、ピストンの往復動をコンロッドを
介して回転運動に変換する働きをする。
【0022】図1に示すように、クランクシャフト10
のジャーナル部11はエンジン本体1に形成された主軸
受2と、エンジン本体1に締結されたベアリングキャッ
プ3の間に半割り状に分割された上下の軸受メタル5,
6を介して回転自在に支持される。
【0023】図3に示すように、上下の軸受メタル5,
6は半円筒形に形成され、互いに接合するそれぞれの両
端部に回転止め用の爪21が形成される。
【0024】各爪21は軸受メタル5,6を周方向に延
びる帯状に切欠いて折り曲げられることにより、その先
端面23が軸受メタル5,6の背面22より外側に突出
している。
【0025】図4、図6に示すように、各爪21は軸受
メタル5,6の幅方向(クランクシャフト10の軸方
向)にオフセットして形成される。1つの軸受メタル
5,6に形成される各爪21が互いにクランク回転軸O
について線対称となる位置に、軸受メタル中心線Mを挟
んで互いに同方向にオフセットされる。
【0026】エンジン本体1には主軸受2に開口する主
軸受溝33が形成される。この主軸受溝33は主軸受2
の全周に渡って半円弧状に延びる。主軸受溝33の両端
部に軸受メタル5の爪21が係合する。主軸受溝33の
深さは軸受メタル5の背面22に対する突出量と略等し
く、全周に渡って一定に形成される。
【0027】また、主軸受溝33に対して各爪21が嵌
合できるように、その幅が爪21の幅よりわずかに大き
く形成され、かつそのオフセット方向およびオフセット
量が爪21と等しく形成される。
【0028】ベアリングキャップ3にはその内周面の両
端部に2つの溝34が開口し、各溝34は主軸受溝33
とは反対側にオフセットされる。各溝34に軸受メタル
6の各爪21が係合する。
【0029】これにより、図4に示すように、軸受メタ
ル5,6を互いに接合させた状態で、一方の爪21の先
端面23は他方の爪21の先端面23と接合しない非接
合部24を有し、それぞれの非接合部24をエンジン本
体1の接合面31またはベアリングキャップ3の接合面
32に接合することにより、軸受メタル5,6の回転止
めが行われる。
【0030】エンジン本体1には溝33に開口する油孔
35が形成される。この油孔35はエンジン本体1に形
成された図示しないオイルギャラリに連通し、オイルポ
ンプから吐出される潤滑油が供給される。
【0031】軸受メタル5,6には各爪21の内側に2
つの爪内溝26が画成される。各爪内溝26は、クラン
ク回転軸Oについて互いに点対称となる位置に、クラン
ク回転軸Oを中心として90°の角度範囲に形成され
る。すなわち、各爪内溝26は、軸受メタル5,6の円
弧を4等分した2つの円弧に沿ってそれぞれ形成され
る。このために、各爪21は、図5に示すように、クラ
ンク回転軸Oについて45°の角度範囲で折り曲げられ
ている。
【0032】軸受メタル5,6の各爪21には油穴25
が形成される。軸受メタル5に開口する油穴25は主軸
受溝33と爪内溝26を連通する。
【0033】図7にも示すように、クランクシャフト1
0の内部にはジャーナル部11とクランクピン部12を
連通するクランク内部通路14が配設される。オイルポ
ンプから吐出される潤滑油は主軸受2からクランク内部
通路14を通ってクランクピン部12とコンロッドの軸
受に供給される。
【0034】クランク内部通路14は、ジャーナル部1
1に開口した2つの入口通孔15,16と、この各入口
通孔15,16に連通してクランクウェブおよびクラン
クピン部12内を貫通した通孔17と、この通孔17に
連通してクランクピン部12を径方向に貫通した出口通
孔18とから構成される。通孔17の開口端には栓体1
9が介装されている。
【0035】ジャーナル部11に開口した2つの入口通
孔15,16は、図2に示すように、クランク回転軸O
と交差して形成され、クランク回転軸Oを中心として互
いに90°の挟角をもって形成される。
【0036】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0037】オイルポンプから吐出される潤滑油は、油
孔35を通ってクランクシャフト10の軸受メタル5の
背面22に流入し、主軸受溝33を通って周方向に流
れ、各油穴25から各爪内溝26に流入し、ジャーナル
部11と軸受メタル5,6の摺動部を潤滑する。
【0038】各爪内溝26に流入した潤滑油の一部は、
クランク内部通路14を通ってクランクピン部12に供
給され、クランクピン部12とコンロッドの摺動部を潤
滑する。
【0039】各爪内溝26は、クランク回転軸Oについ
て互いに点対称となる位置にクランク回転軸Oを中心と
して90°の角度範囲に形成される一方、クランク内部
通路14の2つの入口通孔15,16は、クランク回転
軸Oを中心として90°の挟角をもって形成されている
ために、各入口通孔15,16の少なくとも一方は、ク
ランクシャフト10の回転角度によらず常に各爪内溝2
6のいずれか一方に連通しているため、クランク内部通
路14は常にオイルポンプの吐出圧が導かれ、コンロッ
ドの軸受に潤滑油を連続的に圧送することができる。
【0040】ジャーナル部11と軸受メタル5,6の間
に画成される油通路として、爪内溝26を設けたことに
より、前記従来装置のように軸受メタルの内周面に溝を
刻む必要がなく、ジャーナル部11に対する軸受面積を
削減することが抑えられるとともに、軸受メタル5,6
に対する加工工数を減らして生産性を高められる。
【0041】また、各軸受メタル5,6に形成される各
爪21が互いにクランク回転軸Oについて線対称となる
位置に、軸受メタル中心線Mを挟んで同方向にオフセッ
トされることにより、互いに接合して組み付けられる上
下の軸受メタル5,6の形状を同一とし、各軸受メタル
5,6の共通化をはかることにより、部品の種類を減ら
して、生産性を高めることができる。
【0042】次に、図8、図9に示す他の実施例につい
て説明する。なお、図1、図2等との対応部分には同一
符号を付して示すことにする。
【0043】クランク内部通路34は、ジャーナル部1
1に開口した2つの入口35,36と、一方の入口36
に連通してクランクウェブおよびクランクピン部12内
を貫通した通孔37と、この通孔37に連通してクラン
クピン部12を径方向に貫通した出口通孔18とから構
成される。通孔37の開口端には栓体39が介装されて
いる。
【0044】2つの入口35,36はジャーナル部11
を貫通した1本の通孔32によって形成される。各入口
35,36はクランク回転軸Oを中心として互いに90
°の挟角をもって形成される。
【0045】クランク内部通路34を構成する通孔32
と通孔32,37はそれぞれクランク中心軸Oからでき
るだけ離れるようにオフセットして形成される。
【0046】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0047】各爪内溝26に流入した潤滑油の一部は、
クランク内部通路14を通ってクランクピン部12に供
給され、クランクピン部12とコンロッドの摺動部を潤
滑する。
【0048】各爪内溝26は、クランク回転軸Oについ
て互いに点対称となる位置にクランク回転軸Oを中心と
して90°の角度範囲に形成される一方、クランク内部
通路34の2つの入口35,36は、クランク回転軸O
を中心として90°の挟角をもって形成されているため
に、各入口35,36の少なくとも一方は、クランクシ
ャフト10の回転角度によらず常に各爪内溝26のいず
れか一方に連通しているため、クランク内部通路14は
常にオイルポンプの吐出圧が導かれ、コンロッドの軸受
に潤滑油を連続的に圧送することができる。
【0049】この場合、クランク内部通路34がクラン
ク回転軸Oからオフセットして配置されることにより、
各爪内溝26からクランク内部通路34に流入する潤滑
油に働く遠心力の総和を小さくし、ポンプ吐出圧を低く
設定してオイルポンプの駆動損失を低減できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、オイルポンプから吐出される潤滑油を主軸受からク
ランクシャフトの内部に形成されたクランク内部通路を
通してコンロッドの軸受に供給するエンジンにおいて、
前記主軸受にクランクシャフトに摺接する軸受メタルを
介装し、軸受メタルにその回転止めを行う爪を形成し、
主軸受に前記オイルポンプから吐出される潤滑油が導か
れる主軸受溝を形成し、爪の内側に前記クランク内部通
路に連通する爪内溝を画成し、主軸受溝と爪内溝を連通
する油穴を形成したため、油通路によってクランクシャ
フトに対する軸受面積を削減することが抑えられるとと
もに、軸受メタルに対する加工工数を減らして生産性を
高められる。
【0051】請求項2記載の発明は、2つの前記爪内溝
をクランク回転軸について互いに点対称となる位置にク
ランク回転軸を中心として90°以上の角度範囲に形成
する一方、前記クランク内部通路に2つの入口を形成
し、各入口をクランク回転軸を中心として90°の挟角
をもって形成したため、各入口の少なくとも一方は、ク
ランクシャフトの回転角度によらず常に各爪内溝のいず
れか一方に連通しているため、クランク内部通路には常
にオイルポンプの吐出圧が導かれ、コンロッドの軸受に
潤滑油を連続的に圧送することができる。
【0052】請求項3記載の発明は、前記軸受メタルを
半割り円筒状に分割し、両軸受メタルの接合部に渡って
画成される2つの前記爪内溝を形成し、1つの軸受メタ
ルに形成される各爪を互いにクランク回転軸について線
対称となる位置に軸受メタル中心線について同方向にオ
フセットして形成したため、互いに接合して介装される
2つの軸受メタルを互いに同一形状とすることが可能と
なり、各軸受メタルの共通化をはかることにより、部品
の種類を減らして、生産性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す主軸受等の横断面図。
【図2】同じくクランクシャフト等の横断面図。
【図3】同じく軸受メタルの斜視図。
【図4】同じく軸受メタルの側面図。
【図5】同じく軸受メタルの正面図。
【図6】同じく軸受メタルの平面図。
【図7】同じくクランク内部通路の構成図。
【図8】他の実施例を示すクランクシャフト等の横断面
図。
【図9】同じくクランク内部通路の構成図。
【図10】従来例を示すクランクシャフト等の縦断面
図。
【図11】同じく軸受メタルの斜視図。
【符号の説明】
1 エンジン本体 2 主軸受 3 ベアリングキャップ 5 軸受メタル 6 軸受メタル 10 クランクシャフト 11 ジャーナル部 12 クランクピン部 14 クランク内部通路 15 入口通孔 16 入口通孔 21 爪 25 油穴 26 爪内溝 33 主軸受溝 35 油孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルポンプから吐出される潤滑油を主
    軸受からクランクシャフトの内部に形成されたクランク
    内部通路を通してコンロッドの軸受に供給するエンジン
    において、前記主軸受にクランクシャフトに摺接する軸
    受メタルを介装し、軸受メタルにその回転止めを行う爪
    を形成し、主軸受に前記オイルポンプから吐出される潤
    滑油が導かれる主軸受溝を形成し、爪の内側に前記クラ
    ンク内部通路に連通する爪内溝を画成し、主軸受溝と爪
    内溝を連通する油穴を形成したことを特徴とするエンジ
    ンのクランク潤滑装置。
  2. 【請求項2】 2つの前記爪内溝をクランク回転軸につ
    いて互いに点対称となる位置に、かつクランク回転軸を
    中心として90°以上の角度範囲に形成する一方、前記
    クランク内部通路に2つの入口を形成し、各入口をクラ
    ンク回転軸を中心として90°の挟角をもって形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジンのクランク潤
    滑装置。
  3. 【請求項3】 前記軸受メタルを半割り円筒状に分割
    し、両軸受メタルの接合部に渡って画成される2つの前
    記爪内溝を形成し、1つの軸受メタルに形成される各爪
    を互いにクランク回転軸について線対称となるように軸
    受メタル中心線について周方向にオフセットして形成し
    たことを特徴とする請求項1または2記載のエンジンの
    クランク潤滑装置。
JP5134895A 1993-06-04 1993-06-04 エンジンのクランク潤滑装置 Pending JPH06346913A (ja)

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