JPH07303700A - 合成樹脂製針 - Google Patents
合成樹脂製針Info
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- JPH07303700A JPH07303700A JP7057862A JP5786295A JPH07303700A JP H07303700 A JPH07303700 A JP H07303700A JP 7057862 A JP7057862 A JP 7057862A JP 5786295 A JP5786295 A JP 5786295A JP H07303700 A JPH07303700 A JP H07303700A
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Abstract
に注射針、採血針、留置針、混注針、瓶針、穿刺針等の
医療用合成樹脂製針を提供する。 【構成】 繊維強化された合成樹脂製針であって、該繊
維は可燃性を有し、該針の一端から他端に向けて設けら
れていることを特徴とする。繊維は針の長手方向に沿っ
て全長に亘って直線的に、または曲線状をなして設けら
れている。また、繊維は針の円周方向に対し偏在させ、
外部より中空部を観察可能としてもよい。
Description
樹脂製針に係わり、特に注射針、採血針、留置針、混注
針、瓶針、穿刺針等の医療用合成樹脂製針に関する。
属が一般的に使用されている。金属製の注射針は、針の
肉厚を薄くでき、小さな外径であっても大きな流量を確
保できることや、刃先をシャープに研磨できるのでスム
ーズな穿刺が行えることなどのメリットを有するもので
あるが、廃棄時に焼却処分ができず、針としての原形を
留めたままゴミとして回収業者に処分してもらってい
る。そのため、焼却処分が可能な注射針の開発が望ま
れ、その材質として、合成樹脂の使用が検討されてい
る。
では剛性、強度不足により刺通時に刃先が変形したり折
れたり曲がったりして刺通が困難であった。また、剛性
を向上させるために充填材を添加した場合、剛性が向上
する反面、靭性が低下し脆くなり、返って刺通時に折れ
てしまう虞れが増加するものであった。従って、注射針
として実用上十分な剛性と靭性とを併せ持つ合成樹脂製
注射針の出現が望まれているが、これを満足するものは
未だ得られていないのが現状である。したがって、本発
明は、実用に耐え得る剛性と靭性とを有し、しかも焼却
処分が可能な注射針を提供することを目的とする。
するため、以下の(1)〜(5)の対策が講ぜられた。 (1)繊維強化された合成樹脂製針であって、該繊維が
可燃性を有しその長手方向を該針の軸方向に沿うように
(直線的に、または多少曲線状をなしていてもよい)設
けられていること。 (2)該繊維は該針の軸方向全長に亘って設ける。 (3)該繊維は該針に実質的に均一に分散させる。 (4)該繊維は該針の外周近傍に偏在させてもよい。 (5)該針は中空針であり、該繊維は該針の円周方向に
対し不均一に偏在され、外部より中空部を観察可能とし
てもよい。 なお、針は中実、または中空針であってもよい。
構成として、繊維強化された合成樹脂製針であって、該
繊維は可燃性を有し、該針の一端から他端に向けて設け
られていることを特徴とするものである。
繊維が長手方向に連続しているため(直線状、若しくは
曲線的に)、長手方向に垂直な方向への曲げ荷重に対す
る強度が高く、折れが生じにくい。さらに繊維が可燃性
であるから焼却処理することができる。
材料としては、環状オレフィン系樹脂、ポリフェニレン
サルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリアミド、
ポリアセタール、変性ポリフェニレンエーテル、ポリエ
ステル系樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、フッ素系
樹脂、ポリスルホン、ポリエーテルイミド、ポリエーテ
ルスルホン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルラクト
ン、液晶ポリエステル、ポリアミドイミド、ポリイミ
ド、ポリエーテルニトリル、ポリプロピレン等の熱可塑
性樹脂、あるいはエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、等の熱硬化性樹脂が挙げられる。これら
の内、取扱の容易さ、生体安全性を考慮すると熱可塑性
樹脂が好ましい。さらに曲げ弾性率が2×104 Kg/
cm2 以上である高弾性熱可塑性樹脂、例えばポリカー
ボネート、環状オレフィン系樹脂、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテル
イミド、ポリフェニレンサルファイド、液晶ポリエステ
ル樹脂等が望ましい。
燃性のものである。ここで可燃性とは焼却炉等での焼却
後、その形状を有さないことを言う。具体的には、炭素
繊維、黒鉛繊維、アラミド繊維、ポリエチレン繊維、ポ
リビニルアルコール繊維、全芳香族ポリエステル繊維、
ポリイミド繊維、ポリアミドイミド繊維、ヘテロ環高性
能繊維、ポリアミド系繊維、ポリアセタール繊維、ガラ
ス繊維、ポリアリレート繊維等が挙げられる。これらの
内、剛性の面から弾性率が5.0×103Kg/mm2以
上である炭素繊維、アラミド繊維、ヘテロ環高性能繊
維、ポリアリレート繊維、ガラス繊維が好ましく、より
好ましくは弾性率が10.0×103Kg/mm2以上で
ある炭素繊維、アラミド繊維、ヘテロ環高性能繊維が好
ましい。また、繊維の繊維径は1〜50μmであるもの
が好ましく、より好ましくは約5〜25μmである。
に対する繊維の添加量は採用する樹脂や繊維の組合わせ
により異なるが合成樹脂製針全体に基づいて概ね10〜
80容量%程度であり、好ましくは30〜80容量%、
より好ましくは40〜70容量%である。繊維が10容
量%以上添加されていれば、長手方向に垂直な方向への
曲げ荷重に対する強度が実用的なレベルにまで上昇す
る。また、添加する繊維が短繊維のみの場合、添加量が
30容量%以上では曲げ弾性率および曲げ強さがかえっ
て弱くなり脆く折れやすくなる傾向にある。しかし、本
発明の合成樹脂製針の場合、繊維を多量に添加してもこ
れらの数値は上昇し続ける。すなわち、短繊維を添加す
る場合に比べて、刺通性能が良好でしかも折れにくい合
成樹脂製針が得られる。また、繊維の形状等にもよるが
80容量%程度までは個々の繊維が合成樹脂製針を構成
する樹脂材料中に分散され、繊維同士が互いに直接触れ
ないと考えられるので繊維が樹脂材料の強度の上昇に充
分寄与することができる。これらの樹脂と繊維を用いて
針を作製するが、樹脂として透明性の高い、ポリカーボ
ネート等を使用し、針管の長手方向に対し垂直方向の断
面において強化長繊維を部分的に集束し、不均一に分散
させるよう合成樹脂製針を形成すると、合成樹脂製針内
を流れる流体を目視することができる合成樹脂製針が得
られる。作成された合成樹脂製針において、その弾性率
は20×104Kg/cm2以上が好ましく、より好まし
くは30×104Kg/cm2以上、さらに好ましくは5
0×104Kg/cm2以上である。
中空針を例にとって以下に説明する。押出成型機(図示
せず)に接続された図1に示したクロスヘッド部1の後
端に設けられた繊維挿入部12へ連続した繊維2を挿入
し、挿入部12から押出し部13へ向かって繊維を前進
させる。このとき図示しない押出成型機にて加熱、溶融
した熱可塑性樹脂4を押出成型機接続部3を介してクロ
スヘッド部1内へ挿入し、繊維2に含浸させる。そし
て、樹脂含浸された繊維を樹脂の押出し速度に合わせて
ダイス131、マンドレル132間より引き抜き、押出
された管状体51を冷却、固化することにより中空針用
管状体を製造する。
針と強化長繊維を用いて円筒状あるいは管状体の成型を
行う。なお、成型品の形状は外径0.5〜5.0mm,内
径0〜4.8mmの寸法にて成型を行う。なお、成型品
は上述した押出し成型のように連続的に成型を行っても
よいし、射出成型のように所定の長さに成型する不連続
的な成型を行っても良い。このように成型された成型品
を目的の長さにカットして刃面づけを行うことにより合
成樹脂製針を得る。刃面づけの方法として、加熱した金
型へ入れる方法、砥石により研磨する方法、レーザー、
ウォータージェット、刃物等によりカットする方法等を
挙げられる。また刃先形状はオープンエンドのランセッ
トタイプでも良く、管状体内腔に連通し外部に開口する
孔のついた円錐形状でもよい。合成樹脂製針は接着剤、
熱融着、高周波融着等によりシリンジ等への接続部を有
するハブに固定することができる。
部1内にて繊維2を均一に分散させた状態で成型を行っ
た場合には、繊維2が実質的に均一に分散されている合
成樹脂製針が成型され、また繊維2を円周方向に偏在さ
せた状態で成型を行った場合には、針管の長手方向に対
し垂直方向の断面において繊維2が部分的に収束し、不
均一に偏在されている合成樹脂製針が成型される。
脂材料に短繊維を充填させてもよい。短繊維としては、
ウイスカー(ひげ結晶)、無機フィラー(例えばシリ
カ、タルク)、ガラス繊維、炭素繊維、黒鉛繊維、アラ
ミド繊維、等が挙げられる。ウイスカーとしては、酸化
チタン、ホウ酸アルミニウム、チタン酸カリウム、グラ
ファイト、等が挙げられる。それらの充填量は合成樹脂
製針全体積の0〜30容量%が望ましい。短繊維の大き
さは、直径0.01〜50μm、好ましくは0.05〜
10μm、長さ1.0〜100μm、好ましくは3〜5
0μmが望ましい。
径7μm、東洋レーヨン社製、ベスファイトHTA、弾
性率24×104Kg/mm2)7800本からなる長繊
維束を均一に分散するように押出し成型機に接続された
クロスヘッド部後端の繊維挿入部より連続して挿入し、
挿入部から押出し部へ向かって繊維束を前進させる。こ
のとき、押出し成型機によって加熱、溶融されたポリカ
ーボネート(三菱エンジニアリングプラスチック社製、
レックス7020、弾性率2.3×104Kg/cm2)
をクロスヘッド部内に挿入し、炭素繊維をダイス・マン
ドレル間から引き抜き、合成樹脂内に繊維が均一に分散
した状態で押出すことによって中空状に成型した後、冷
却、固化することにより内径1.0mm、外径1.5mm
のパイプ形状の成型品を得た。得られたパイプ形状の成
型品を50mmの長さに切断した後、一端を砥石により
刃面を形成させ、合成樹脂製針を製造した。
相当するように12000本からなる長繊維束を均一に
分散するようにしてクロスヘッド部に連続して挿入した
以外は実施例1と同様にして合成樹脂製針を製造した。
相当するようにアラミド繊維(直径12μm、日本アラ
ミド社製、トワロンHM1056、弾性率13×104
Kg/mm2)3900本からなる長繊維束を均一に分
散するようにしてクロスヘッド部に連続して挿入した以
外は実施例1と同様にして合成樹脂製針を製造した。
スカー(直径1.0μm、長さ5.0μm、石原産業社
製、FTL−200)を成型品全体の9容量%を用い、
これらをクロスヘッド部に導入した以外は実施例2と同
様にして合成樹脂製針を製造した。
相当するように15000本からなる長繊維束を均一に
分散するようにしてクロスヘッド部に連続して挿入した
以外は実施例1と同様にして合成樹脂製針を製造した。
%に相当するように5200本からなる長繊維束を均一
に分散するようにしてクロスヘッド部に連続して挿入し
た以外は実施例3と同様にして合成樹脂製針を製造し
た。
相当するようにポリアクリレート繊維(直径23μm、
クラレ社製、ベクトランHT、弾性率8×104Kg/
mm2)1400本からなる長繊維束を均一に分散する
ようにしてクロスヘッド部に連続して挿入した以外は実
施例1と同様にして合成樹脂製針を製造した。
相当するように15000本からなる長繊維束を均一に
分散するようにしてクロスヘッド部に連続して挿入し、
ポリカーボネートの代りに環状オレフィンコポリマー
(三井石油化学社製、APL6015、弾性率3.2×
104Kg/cm2)を押出し成型機によって加熱、溶融
しクロスヘッド部に導入した以外は実施例1と同様にし
て合成樹脂製針を製造した。
相当するように15000本からなる長繊維束を均一に
分散するようにしてクロスヘッド部に連続して挿入し、
ポリカーボネートの代りにポリブチレンテレフタレート
(三菱エンジニアリングプラスチック社製、ノバドウル
5050、弾性率2.4×104Kg/cm2)を押出し
成型機によって加熱、溶融しクロスヘッド部に導入した
以外は実施例1と同様にして合成樹脂製針を製造した。
相当するように15000本からなる長繊維束を均一に
分散するようにしてクロスヘッド部に連続して挿入し、
ポリカーボネートの代りにポリフェニレンサルフィド
(ポリプラスチック(株):フォートロン002A9、
弾性率4.0×104Kg/cm2)を押出し成型機によ
って加熱、溶融しクロスヘッド部に導入した以外は実施
例1と同様にして合成樹脂製針を製造した。
相当するように15000本からなる長繊維束を均一に
分散するようにしてクロスヘッド部に連続して挿入し、
ポリカーボネートの代りにポリエーテルエーテルケトン
(住友化学社製、ビクトレックス450G、弾性率3.
8×104Kg/cm2)を押出し成型機によって加熱、
溶融しクロスヘッド部に導入した以外は実施例1と同様
にして合成樹脂製針を製造した。
相当するように15000本からなる長繊維束を均一に
分散するようにしてクロスヘッド部に連続して挿入し、
ポリカーボネートの代りにポリエーテルイミド(日本G
Eプラスチック社製、Ultem 1000、弾性率3.4×
104Kg/cm2)を押出し成型機によって加熱、溶融
しクロスヘッド部に導入した以外は実施例1と同様にし
て合成樹脂製針を製造した。
相当するように15000本からなる長繊維束を均一に
分散するようにしてクロスヘッド部に連続して挿入し、
ポリカーボネートの代りに液晶ポリエステル(三菱エン
ジニアリングプラスチック社製、ノバキュレートE31
0、弾性率12.0×104Kg/cm2)を押出し成型
機によって加熱、溶融しクロスヘッド部に導入した以外
は実施例1と同様にして合成樹脂製針を製造した。
相当するように18000本からなる長繊維束を均一に
分散するようにしてクロスヘッド部に連続して挿入した
以外は実施例1と同様にして合成樹脂製針を製造した。
相当するように21500本からなる長繊維束を均一に
分散するようにしてクロスヘッド部に連続して挿入した
以外は実施例1と同様にして合成樹脂製針を製造した。
繊維束が繊維挿入部およびクロスヘッド部内に円周方向
に対して3方向に集束し、偏在させた状態で成型を行っ
た以外は実施例1と同様にして合成樹脂製針を製造し
た。
相当するように2600本からなる長繊維束を均一に分
散するようにしてクロスヘッド部に連続して挿入し、さ
らにポリカーボネートとともに短繊維として酸化チタン
ウイスカー(直径1.0μm、長さ5.0μm、石原産業
社製、FTL−200)を成型品全体の19容量%を用
い、これらを押出し成型機によって加熱、溶融しクロス
ヘッド部に導入した以外は実施例1と同様にして合成樹
脂製針を製造した。
合成樹脂製針を製造した。
00μm、)を成型品全体の19容量%添加した以外は
実施例1と同様に合成樹脂製針を製造した。
リフェニレンサルフィド(ポリプラスチック(製):フ
ォートロン 002A9、弾性率4.0×104Kg/c
m2)と充填剤として炭素短繊維(19容量%)を用
い、これらを押出し成型機によって加熱、溶融しクロス
ヘッド部に導入した以外は実施例1と同様にして合成樹
脂製針を製造した。
相当するように23000本からなる長繊維束を均一に
分散するようにしてクロスヘッド部に連続して挿入した
以外は実施例1と同様にして合成樹脂製針を製造した。
相当するように15000本からなる長繊維束を均一に
分散するようにしてクロスヘッド部に連続して挿入し、
かつポリカーボネートの代りにポリエチレン(三菱化学
社製、三菱ポリエチ−HD HJ930、弾性率1.0
×104Kg/cm2)を用い、これを押出し成型機によ
って加熱、溶融しクロスヘッド部に導入した以外は実施
例1と同様にして合成樹脂製針を製造した。
1〜5の合成樹脂製針のそれぞれについて、試験方法J
IS K 7203に従って曲げ弾性率、曲げ強さの測
定を行った。また、刺通性能を示す指標として穿刺部が
イソプレンゴム(硬度JISA40、厚さ6mm)からな
る輸液バッグ(テルモ(株)社製、商品名:テルパッ
ク)の栓体にそれぞれ20本ずつ刺通し、その評価を行
った。ここで、刺通性能は次の評価法により行った。
できた。 B: 刃先のへたりや折れにより15〜19本しか刺通
できなかった。 C: 刃先のへたりや折れにより10〜14本しか刺通
できなかった。 D: 刃先のへたりや折れにより0〜9本しか刺通でき
なかった。 これらの結果を弾性率、曲げ強さの測定結果と合わせて
表1に示す。
を医療用注射針基準(昭和45年12月20日、厚生省
告示第443号)に基づき溶出試験を行った結果、いず
れもこの基準を満たし、問題はなかった。さらに、本発
明の合成樹脂製針は輸液セットの輸液容器に接続するた
めの瓶針、体内から血液を取り出す採血針、体内へ薬液
を注入する注射針、留置針等へ適用できることが確認さ
れた。さらに、ハブ部分への固着は接着剤を使用して
も、また熱融着、高周波融着などを利用しても行えるこ
とが確認された。
化合成樹脂製針によれば、該繊維は可燃性であるので、
焼却処分が可能であり、錆が出ず、靭性の向上とともに
剛性の強化が図られる。また、針を構成する合成樹脂と
接着性のある繊維であると刃面づけを容易におこなえる
等の効果がある。また、短繊維を充填した場合に比べて
繊維が長手方向に連続しているため(直線状、若しくは
曲線的に)、長手方向に垂直な方向への曲げ荷重に対す
る強度が高く、折れが生じにくい。すなわち、長繊維の
場合は添加しても靭性が低下しにくく、脆く折れ易くな
ることがないので、短繊維に比べて剛性、靭性共に向上
が図れるなどの利点を有する。
するための成型機の部分断面図である。
Claims (20)
- 【請求項1】 繊維強化された合成樹脂製針であって、
該繊維は可燃性を有し、該針の一端から他端に向けて設
けられていることを特徴とする合成樹脂製針。 - 【請求項2】 該繊維が該針の一端から他端に向けて直
線状に設けられていることを特徴とする請求項1記載の
合成樹脂製針。 - 【請求項3】 該繊維が該針の一端から他端に向けて曲
線をなして設けられていることを特徴とする請求項1記
載の合成樹脂製針。 - 【請求項4】 該繊維が炭素繊維、黒鉛繊維、アラミド
繊維、ポリエチレン繊維、ポリビニルアルコール繊維、
全芳香族ポリエステル繊維、ポリイミド繊維、ポラミド
イミド繊維、ヘテロ環高性能繊維、ポリアミド系繊維、
ポリアセタール繊維、ガラス繊維、ポリアリレート繊維
から選ばれるものであることを特徴とする請求項1記載
の合成樹脂製針。 - 【請求項5】 該繊維が炭素繊維、アラミド繊維、ヘテ
ロ環高性能繊維、ポリアリレート繊維、ガラス繊維から
選ばれるものであることを特徴とする請求項1記載の合
成樹脂製針。 - 【請求項6】 該繊維が炭素繊維、アラミド繊維、ヘテ
ロ環高性能繊維から選ばれるものであることを特徴とす
る請求項4記載の合成樹脂製針。 - 【請求項7】 該繊維の弾性率が5.0×103Kg/m
m2以上であることを特徴とする請求項1記載の合成樹
脂製針。 - 【請求項8】 該繊維の添加量が合成樹脂製針全体に対
し10ないし80容量%であることを特徴とする請求項
1記載の合成樹脂製針。 - 【請求項9】 該繊維の繊維径が1〜50μmであるこ
とを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製針。 - 【請求項10】 該合成樹脂製針に使用される合成樹脂
が、環状オレフィン系樹脂、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアセタ
ール、変性ポリフェニレンエーテル、ポリエステル系樹
脂、ポリテトラフルオロエチレン、フッ素系樹脂、ポリ
スルホン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルホ
ン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルラクトン、液晶
ポリエステル、ポリアミドイミド、ポリイミド、ポリエ
ーテルニトリル、ポリプロピレン、ポリエチレンの熱可
塑性樹脂、あるいはエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ポ
リウレタン樹脂の熱硬化性樹脂から選ばれるものである
ことを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製針。 - 【請求項11】 該合成樹脂製針に使用される合成樹脂
が、ポリカーボネート、環状オレフィン系樹脂、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリエーテルエーテルケトン、
ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド、全
芳香族ポリエステル樹脂から選ばれるものであることを
特徴とする請求項1記載の合成樹脂製針。 - 【請求項12】 該合成樹脂製針に使用される合成樹脂
の曲げ弾性率が2×104Kg/cm2以上であることを
特徴とする請求項1記載の合成樹脂製針。 - 【請求項13】 該合成樹脂製針にさらに短繊維が充填
されていることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製
針。 - 【請求項14】 該短繊維が、ウイスカー(ひげ結
晶)、無機フィラー(例えばシリカ、タルク)、ガラス
繊維、炭素繊維、黒鉛繊維、アラミド繊維から選ばれる
ものであることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製
針。 - 【請求項15】 該短繊維の充填量が、合成樹脂製針全
体積の0〜30容量%であることを特徴とする請求項1
記載の合成樹脂製針。 - 【請求項16】 該合成樹脂製針が医療用針であること
を特徴とする請求項1記載の合成樹脂製針。 - 【請求項17】 該合成樹脂製針の弾性率が20×10
4Kg/cm2以上であることを特徴とする請求項1記載
の合成樹脂製針。 - 【請求項18】 該繊維が不均一に分散されていること
を特徴とする請求項1記載の合成樹脂製針。 - 【請求項19】 該繊維が針の外周近傍に偏在している
ことを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製針。 - 【請求項20】 該繊維が針の円周方向に対し不均一に
偏在され、外部より中空部を観察可能となっていること
を特徴とする請求項1記載の合成樹脂製針。
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JP05786295A JP3560675B2 (ja) | 1994-03-17 | 1995-03-17 | 合成樹脂製針 |
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JP4744894 | 1994-03-17 | ||
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JPH07303700A true JPH07303700A (ja) | 1995-11-21 |
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JP05786295A Expired - Fee Related JP3560675B2 (ja) | 1994-03-17 | 1995-03-17 | 合成樹脂製針 |
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