JPH073035U - 継電器の端子番号自動付加装置 - Google Patents

継電器の端子番号自動付加装置

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JPH073035U
JPH073035U JP794091U JP794091U JPH073035U JP H073035 U JPH073035 U JP H073035U JP 794091 U JP794091 U JP 794091U JP 794091 U JP794091 U JP 794091U JP H073035 U JPH073035 U JP H073035U
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一歩 丹沢
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富士ファコム制御株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 継電器によってシーケンス回路を構成する設
計図の継電器のコイル及び接点の端子に番号を自動的に
付加する継電器の端子番号自動付加装置関し、継電器の
コイル及び接点の端子に番号を付加する作業を、記入ミ
スや記入洩れを生じないようにすることを目的とする。 【構成】 継電器の線輪及び接点を示す部品記号により
回路構成が示され、且つ部品記号が何れの継電器に属す
るかを示す種別符号が、部品記号毎に付加された図面の
種別符号を読取り判別する手段と、種別符号に対応する
型番情報が格納されたテーブルと、型番情報で指定され
る継電器の端子番号が格納されたファイルと、ファイル
内の端子番号を取出しこの図面に印字する出力手段と、
図面から読取った種別符号に対応する型番情報をテーブ
ルから索出し、型番情報で指定される継電器の端子番号
を図面上の継電器に属する部品記号の近傍に印字出力せ
しめる処理部とを備えるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、継電器によってシーケンス回路を構成する設計図の継電器のコイル 及び接点の端子に番号を自動的に付加する継電器の端子番号自動付加装置に関す るものである。
【0002】 設計図に用いられている継電器の端子番号を、型種別に自動的に付加できる手 段の実用化が望まれている。
【0003】
【従来の技術】
周知のように継電器は、接点とこの接点をメーク(make)又はブレイク(break) させるコイルにより構成されている。このような継電器を多数用いる機器の設計 を行う場合は、設計者は第4図(a) 或いは第5図(a) に示す内部接続図を参照し て、設計図面上の端子に端子番号を付加する作業を行っている。
【0004】 第4図は、型番が「MA406N−31」の継電器の内部配線図、また第5図 は、型番が「MY3」の継電器の内部接続図であり、第4図(b) 及び第5図(b) はそれぞれの内部接続図を表形式に展開したものである。
【0005】 設計者が継電器を用いたシーケンス回路を設計する際、設計図には第2図(a )に示す部品のシンボル記号(コイル及び接点等)が記入される。設計者がこれ ら部品の端子に番号(数字)を付加する場合には、内部接続図に従って継電器の 型名別にそれぞれの番号を付加して図面を完成させている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
以上のように従来は、継電器のコイル及び接点端子に番号を付加する作業を継 電器の内部接続図を参照しながら手作業で行うため、記入ミスや記入洩れを生じ て製造工程に支障が生じるという問題点があった。
【0007】 本考案は以上のような状況から、継電器のコイル及び接点の端子に番号を付加 する作業を、記入ミスや記入洩れを生じないようにして製造工程に支障が生じな いようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の継電器の端子番号自動付加装置は、継電器の線輪及び接点を示す部品 記号によって回路構成が示され、且つこの部品記号が何れの継電器に属するかを 示す種別符号が、部品記号毎に付加された図面の種別符号を読取り判別する手段 と、この種別符号に対応する型番情報が格納されたテーブルと、この型番情報で 指定される継電器の端子番号が格納されたファイルと、このファイル内の端子番 号を取出し前記図面に印字する出力手段と、この図面から読取った前記種別符号 に対応する型番情報をこのテーブルから索出し、この型番情報で指定される継電 器の端子番号をこの図面上のこの継電器に属する部品記号の近傍に印字出力せし める処理部とを備えるように構成する。
【0009】
【作用】
以上のように、図面上の部品記号の端子に番号を付加する作業を本考案の継電 器の端子番号自動付加装置により行うと、設計者が手作業によって行う必要がな くなり、作業ミスを防止することが可能となる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図面によって説明する。第1図乃至第6図は本考案の一実施例 を説明するブロック図、第7図は本考案の一実施例の装置の処理工程を説明する フローチャートである。
【0011】 第2図(a)に示す設計図は、継電器を使用したシーケンス回路の出図例であ り、コイル記号,接点記号には継電器の形式を表す符号「CR1」,「MC」が 付されている。本考案は、これらのコイル及び接点に所定の端子番号を自動付加 できるようにするものである。
【0012】 第2図(b)は第2図(a)に示すシーケンス回路のメモリ上でのデータの構 造を示したものであり、本考案の継電器の端子番号自動付加装置で扱うデータは 第2図(a)及び第2図(b)で示す点線で囲まれる小さなブロックを処理の単 位としており、1つのブロックが1個のシンボル記号に対応している。
【0013】 第6図にシーケンス図で使用されるシンボル記号と、そのシンボルの意味、そ してデータの処理においてシンボルの種類を識別するためのシンボル名称との対 応を示す。
【0014】 1つのブロック内の情報には、シンボル記号の種類を識別するためのシンボル 名称、シンボル名称に付された符号、端子番号の3種の情報を有している。第2 図(b)のa欄は第6図のシンボル名称が、b欄は第1図のテーブル5の符号が 、c欄は第4図或いは第5図の端子番号がそれぞれ対応している。
【0015】 以後、説明の便宜上、ブロックの位置を示すために第2図(a)及び第2図( b)に示す様に縦方向に1,2,3,・・・・・n ,n+1 ・・・、横方向にA, B,C,・・・Oと振り、縦横の位置関係から目的のブロックを指示する。例え ば、第2図(a)の一番上方にあるコイルの置かれたブロックは、ブロック「2 −M」と呼ぶことにする。 第1図において、処理部4は第2図(b)に示すシ ーケンスと同じメモリ1を、ブロック「1−A」,「1−B」,「2−A」,「 2−B」・・・・という順序で、1ブロックずつデータを取り出して順次調べて いく。シンボル名称「COIL」と一致した時に、そのブロックに付された符号 を取出し、メモリ2の先頭から順次符号を格納していく。この処理を第2図(b )の最終のブロックまで続けると、メモリ2には図面中に使用されている全ての コイルの符号が格納されることになる。
【0016】 その後、処理部4はメモリ2の先頭から符号を1つずつ取り出し、以下の処理 を行なう。即ち、最初に「CR1」なる符号が取り出されるので処理部4はテー ブル5を調べ、この符号「CR1」に対応する型式「MY3」を索出する。
【0017】 そして処理部4は、ファイル6の中の型番「MY3」の第5図(b) の表形式と 同じ接点情報ファイル7を取り出し、これをメモリ3に格納する。次に第2図( b)と同じメモリ1の先頭ブロック「1−A」から順次1ブロックづつ取り出し てシンボル名称を判別する。ブロック内のシンボルが、コイル,A接点及びB接 点すなわちシンボル名称が「COIL」,「PNTA」,「PNTB」の何れか で、かつ、符号が「CR1」の場合に限り、以下の処理を行なう。
【0018】 まず最初に、ブロック番号「2−M」にてシンボル名称「COIL」で符合「 CR」が発見されるので、メモリ3内の接点情報ファイル7を参照してこのコイ ルのブロックにコイルの端子番号を付加する処理を行なう。即ちメモリ1のブロ ック番号「2−M」の端子番号の項に接点情報ファイル7のコイルの端子番号「 10」及び「11」の情報を第3図(a)及び第3図(b)に示すように格納する。
【0019】 次にブロック番号「4−K」にてシンボル名称「PNTB」,符号「CR1」 を発見する。この時このブロックは、シンボル名称よりB接点であることが認識 される。メモリ3内の接点情報にはC接点として、「1」,「4」,「7」の端 子番号の情報が格納されているが、B接点として使用されているので、処理部4 では「4」,「7」の端子を選択し、ブロック「4−K」にこの「4」,「7」 の端子情報を第3図(a)及び第3図(b)に示すように格納する。「1」は使 用されないので空きとなる。
【0020】 つぎに、ブロック番号「n−C」ではシンボル名称「PNTA」,符号「CR 1」を発見する。このブロックはシンボル名称よりA接点であることが認識され る。メモリ3内の接点情報のC接点「1」,「4」,「7」は既に上の処理で用 いられているので、「2」,「5」,「8」からA接点の端子として、「2」, 「8」を選択し、ブロック「n−C」にこの「2」,「8」の端子番号の情報を 格納する。「5」は使用されないので空きとなり、以上の処理を最終のブロック に至るまで続ける。
【0021】 1つの継電器についての処理が終了した後、処理部4は、メモリ2から次の符 号「MC」を取り出し、「CR1」の場合と同様の処理を行なう。処理部4はこ の符号「MC」に対応する型番「MA406N−31」をテーブル5から検出し たのち、ファイル6の中から接点情報ファイル9を取り出し、これをメモリ3に 格納する。その後「CR1」の場合と同様にメモリ1の先頭ブロックから順次1 ブロックずつ取出してシンボル名称を判別する。今度はブロック内のシンボルが コイル,A接点,B接点の何れかで、且つ符号が「MC」の場合に限り以下の処 理を行なう。即ちメモリ3のブロック番号「2−K」にてシンボル名称「PNT B」,符号「MC」を発見する。このブロックは、シンボル名称よりB接点であ ることがわかるので、メモリ3内の接点情報よりB接点の端子番号「14」,「 16」を取り出し、ブロック「2−K」の端子番号の項に格納する。
【0022】 次に、ブロック「4−M」にて、シンボル記号「COIL」,符号「MC」を 発見するので、メモリ3内の端子情報からコイルの端子番号「0」,「1」を取 り出し、ブロック番号「4−M」に格納する。残りの接点が使われているブロッ ク「6−C」,「n+2−c」の接点についても同様の処理を行なう。
【0023】 尚、以上の処理において、シーケンス回路図で使われている接点の数、コイル の数が符号ごとに割りつけられた型番固有の接点数をオーバーした場合には以下 のエラー処理を行なう。即ち、符号「CR1」に対応づけられた型番「MY3」 の場合はC接点として登録されているので、A接点及びB接点の数をあわせて3 個を越えた場合、また符号「MC」(型番MA406N−31)はファイル6の 端子番号情報9よりA接点が3個、B接点が1個を越えた場合に、符号とオーバ ーした接点のブロック番号をプリンタ装置8にエラーとして印字される処理を行 なう。
【0024】 以上の処理によって第2図(a)及び第2図(b)は、第3図(a)及び第3 図(b)に示す如くコイル及び接点のそれぞれの端子に番号が付加されたシーケ ンス図面が得られる。
【0025】 なお、第7図は以上に説明した本考案の一実施例の装置の処理工程を説明する フローチャートである。
【0026】
【考案の効果】
本考案によれば、設計図の回路記号の端子に所定の番号を付加する場合に、手 作業が不要となるのでミスの発生がなくなり、作業効率を向上させることが可能 となる。
【図面の簡単な説明】
【第1図】 本考案の一実施例を説明するブロック図、
【第2図(a)】 本考案の一実施例を説明するブロッ
ク図、
【第2図(b)】 本考案の一実施例を説明するブロッ
ク図、
【第3図(a)】 本考案の一実施例を説明するブロッ
ク図、
【第3図(b)】 本考案の一実施例を説明するブロッ
ク図、
【第4図】 本考案の一実施例を説明するブロック図、
【第5図】 本考案の一実施例を説明するブロック図、
【第6図】 本考案の一実施例を説明するブロック図、
【第7図】 本考案の一実施例の装置の処理工程を説明
するフローチャート、
【符号の説明】
1,2,3はメモリ、5はテーブル、6はファイル、
7,9は接点情報ファイル、8はプリンタ装置、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継電器の線輪及び接点を示す部品記号に
    よって回路構成が示され、且つ該部品記号が何れの継電
    器に属するかを示す種別符号が、部品記号毎に付加され
    た図面の種別符号を読取り判別する手段と、 該種別符号に対応する型番情報が格納されたテーブル
    と、 前記型番情報で指定される継電器の端子番号が格納され
    たファイルと、 該ファイル内の端子番号を取出し前記図面に印字する出
    力手段と、 前記図面から読取った前記種別符号に対応する型番情報
    を前記テーブルから索出し、該型番情報で指定される継
    電器の端子番号を前記図面上の該継電器に属する部品記
    号の近傍に印字出力せしめる処理部とを備えたことを特
    徴とする継電器の端子番号自動付加装置。
JP794091U 1991-02-21 1991-02-21 継電器の端子番号自動付加装置 Expired - Lifetime JPH0726766Y2 (ja)

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JPH0726766Y2 JPH0726766Y2 (ja) 1995-06-14

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