JPH07303215A - Tvシステム - Google Patents

Tvシステム

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Publication number
JPH07303215A
JPH07303215A JP9632094A JP9632094A JPH07303215A JP H07303215 A JPH07303215 A JP H07303215A JP 9632094 A JP9632094 A JP 9632094A JP 9632094 A JP9632094 A JP 9632094A JP H07303215 A JPH07303215 A JP H07303215A
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JP
Japan
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channel
video
same
vtr
associating
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Application number
JP9632094A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Yoshinobu
仁司 吉信
Junya Saito
潤也 斎藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】TVとVTRとを所定の形式で接続して構成し
たTVシステムにおいて、各機器のチャンネル設定の相
違に起因する操作誤りや、録画ミス等各種問題点を解消
する。 【構成】TVチューナーとVTRチューナーとで選択さ
れた同じチャンネルから流されたビデオ信号を同時にデ
ィジタル化し、ディジタル化されたデータのマッチング
をとることによってTVとVTRのチャンネル設定の相
違の有無を判定し、両者のチャンネルを対応付けたチャ
ンネルテーブルをメモリに記憶したり、両者のチャンネ
ル設定が異なる場合は、その旨をメッセージ表示するよ
うに構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1の映像機器、例え
ばテレビジョン受像機(以下TVという)と少なくとも
一つの第2の映像機器、例えばビデオ機器(以下VTR
という)とを所定の形式で接続して構成されたTVシス
テムに関し、特に、これら各映像機器のチャンネル設定
の相違の有無を自動的に判定し、且つ両者を自動的に対
応付けるように構成したTVシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、衛星放送やケーブルテレビの普及
に従ってチャンネル数が増加したため、TVと、チュー
ナーあるはデコーダまたはその両方を内蔵し予約録画が
できるように構成されたVTRとからなるTVシステム
が各家庭に普及しつつある。
【0003】AV機器のチューナーを放送周波数に合わ
せる、所謂チャンネル選択は、チューナーにチャンネル
選択信号を供給することによって行われ、このチャンネ
ル選択信号は、一般に、使用者が操作する各機器専用の
リモートコントロールユニット(リモコン)の数字ボタ
ン、所謂ポジションと対応付けられている。
【0004】この対応付けは、AV機器毎に独自に行わ
れている。例えば、TVのリモコンでは、一般的に”1
〜12”の数字ボタンが設けられており、UHF放送な
どの”13”より上の番号のチャンネルは、リモコン
の”12”以下の数字の空きボタン(放送のないチャン
ネル周波数のボタン)に適宜割当てられている。特に、
UHFチャンネルの比率が高い地方では、TVのリモコ
ンの数字ボタンの割当ては殆ど上記のようになされてい
る。
【0005】つまり、TVのリモコンとVTRのリモコ
ンとで同じ数字ボタンを押して選局しても、それぞれが
選局するチャンネル(周波数帯域)は一致しない場合が
ある。
【0006】また、従来、一般化しているTVシステム
内の複数のAV機器間のコントロールプロトコルでは、
一つの機器のリモコンを操作して他の機器のチャンネル
切替えを行うことは可能であるが、他の機器においての
リモコンの数字ボタンとチャンネル(周波数帯域)との
対応を示すチャンネル設定情報を自動的に使用者に知ら
せる手段は存在しなかった。
【0007】従って、使用者は、自分で各機器のリモコ
ンでチャンネル切り替えを行って見て、PIP(ピクチ
ャー・イン・ピクチャー)等を用いて目視で上記チャン
ネル設定情報を認識し、もし、両者の設定チャンネルが
相違する場合には使用者自身で設定し直していた。
【0008】また、最近、TVシステム内にある全ての
チューナーをシステム内の全ての機器が共用し、これに
よって、録画したいチャンネルに対応するチューナーを
持たないVTRでもそのチャンネルを録画することがで
き、また、チューナーを持たないVTRでも録画を行う
ことができるようにしたTVシステム(シェアード・チ
ューナー・システム)が開発された。
【0009】このTVシステムは、その一例を図11に
示すように、4台のVTR31、32、33、34が、
1台のTV35に接続されている。各VTR31〜34
とTV35との間の接続線において、実線はビデオ信号
および音声信号を伝送するビデオケーブルを表し、点線
は制御信号を伝送するコントロールケーブルを表してい
る。
【0010】このシステムの第1の特徴は、VTR31
〜34の各々間の直接接続はなされず、各VTR31〜
34は全てTV35とのみ放射状に接続され、従って、
各VTR31〜34においては入力切換え、出力切換え
という概念は存在しない。そして、各VTR間の接続は
TV35を介して行われるようになっている。
【0011】また、第2の特徴は、TV35は、入力端
子IN1〜4の他に、出力端子OUT1〜4を有してお
り、これら出力端子は各VTR31〜34の入力端子と
ビデオケーブルで1対1の対応で接続されている。つま
り、TV35は、各VTR31〜34からの映像および
音声を入力すると共に、VTR31〜34に対して映像
および音声を出力する入出力両方の機能を有する。な
お、TV35のカメラ一体型VTR4用の入出力端子I
N/OUT4は、入出力共用である。
【0012】第3の特徴は、TV35と各VTR31〜
34とはコントロールケーブルによって接続されている
ことである。TV35は、各VTR31〜34に対し
て、それぞれのVTRの仕様に基づくコントロールプロ
トコルによって通信することによって全VTR31〜3
4の状態をチェックしたり、動作を制御したりすること
ができるようになっている。
【0013】各VTR31〜34は、TV35からコン
トロールケーブルを通して送られてくる制御信号によっ
て録画開始、録画停止、他機器への映像および音声の出
力開始および停止、電源オン/オフ等の各種動作を行う
ようになっている。
【0014】また、アンテナとTV35およびVTR3
1〜34との接続には、アンテナから各VTRとTV3
5とを串刺し状に接続するものや、分配器を用いたもの
や、複合型等の種々の形式が使用されている。
【0015】このTVシステムにおいては、各VTR3
1〜34の選局は、それらのVTRのチャンネル設定情
報が使用者に認識されているとの前提の下で、TV35
側のリモコンによって遠隔操作される。
【0016】また、ケーブルテレビのチャンネルに一般
放送局のチャンネルが相乗りしている場合、ケーブルテ
レビには一般放送と異なるチャンネル番号が割当てられ
ているので、どちらの放送を録画するかによって使用者
は異なるチャンネル設定を行っていた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明した従来技術のTVシステムには下記のような問題点
があった。 (1)TVのリモコンとVTRのリモコンでは、同じチ
ャンネルに対する数字ボタンの割当てが異なる場合があ
るため、チャンネル操作を間違い易い。特に、UHF放
送を録画する場合が多い地方とそうでない地方との間で
引っ越し等のためAV機器を移動した場合には、チャン
ネル切り換えの操作を間違って、希望する番組とは異な
る番組や(放送のないチャンネルの)砂嵐映像を録画ま
たは録画予約してしまうことが起き易い。
【0018】(2)使用者は、単なるチャンネル切り替
えを行う時でも、リモコン操作に神経を使わなければな
らない。
【0019】(3)上記シェアードチューナーシステム
のようにある機器からビデオ操作を集中管理する場合
は、全ての機器のチャンネル設定が同一であることを前
提としないと、使用者が録画を希望するチャンネルがど
の機器で設定されているのかを常に明確に覚え切れず操
作に混乱を来したり、初期設定に異常に時間がかかるこ
とが起き易い。
【0020】従って、本発明は、上記問題点を解消し、
使用者がチャンネル操作を間違えるおそれがなく、希望
したものと異なるチャンネルを録画するおそれが無く、
また、チャンネル切り替えに神経を使わないで済むよう
な、TVシステムを実現することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るTVシステムは、テレビ放送を選局す
る機能と表示機能とを備えた第1の映像機器と、前記テ
レビ放送を選局する機能を備えた少なくとも1台の第2
の映像機器とから構成されたTVシステムであり、該T
Vシステムには、前記第1の映像機器と第2の映像機器
との夫々で選局したテレビ放送のチャンネルの相違を判
定し、同一チャンネルを対応付ける手段を備えている。
【0022】又、上記同一チャンネルを対応付ける手段
は、前記第1の映像機器と第2の映像機器とで選択され
た同じチャンネルのビデオ信号に基づいて判定するこ
と;上記同一チャンネルを対応付ける手段は、前記ビデ
オ信号をディジタル化し、該ディジタル化されたデータ
のマッチングにより判定するようにしたこと;上記ディ
ジタル化されたデータのマッチングは、画素単位で比較
し、一致した画素数の全体の画素数に対する比率によっ
て両者の同一性を判定するようにしたこと;上記同一チ
ャンネルを対応付ける手段には、チャンネル設定の情報
を記憶するチャンネルテーブルを設けたこと;上記同一
チャンネルを対応付ける手段は、前記第1の映像機器で
選択した同一チャンネルを、前記第2の映像機器で選局
するように操作し、同一と判定された時の第2の映像機
器のチャンネル番号と対応付けて前記チャンネルテーブ
ルに記憶するようにしたこと;上記第1の映像機器は、
前記チャンネルテーブルに基づいて適宜前記第2の映像
機器を選択して該当するチャンネルの設定を行うように
したこと;上記同一チャンネルを対応付ける手段には、
前記チャンネル設定に関する情報をオーバーレイ表示す
るようにしたこと;上記同一チャンネルを対応付ける手
段には、前記チャンネル設定の相違及びその相違の詳細
な情報をオーバーレイ表示するようにしたこと;上記オ
ーバーレイ表示は、絵及び又は文字であるTVシステム
である。
【0023】更に、上記同一チャンネルを対応付ける手
段は、夫々のビデオ信号の増加または減少傾向に基づい
て、両者の同一性を判定するようにしたこと;上記同一
チャンネルを対応付ける手段は、リモコンによって遠隔
操作されるようにしたTVシステムである。
【0024】
【作用】上記構成にした本発明に係るTVシステムは、
下記に示す作用を奏する。 (1)TVシステムには、所謂TVに相当する第1の映
像機器と、VTRに相当する第2の映像機器とで選局し
たテレビ放送のチャンネルの相違を判定する手段を備え
たことにより、TVとVTRとのチャンネルの設定の違
いを自動的にチエックすることができるようになり、利
用者の目視確認によるチエックの手間をなくすることが
できるようになる。
【0025】(2)同一チャンネルを対応付ける手段
は、夫々のチャンネルのビデオ信号に基づいて判定する
ようにすることにより、より正確な映像の一致を検出す
ることができるようになる。
【0026】(3)同一チャンネルを対応付ける手段
は、夫々のビデオ信号をディジタル化し、該ディジタル
化されたデータの画素数の一致する比率で行うようにす
ることにより、判定する回路を小型化することができ
る。
【0027】(4)同一チャンネルを対応付ける手段に
は、チャンネル設定の情報を記憶するチャンネルテーブ
ルを設け、第1の映像機器(TV)で選択した同一チャ
ンネルを、第2の映像機器(VTR)で選局するように
操作し、同一と判定された時のVTRのチャンネル番号
と対応付けしたチャンネルテーブルを作成するようにし
たことにより、操作するTV及びVTRのチャンネルの
再設定をすることがなくなると共に、チャンネル設定の
間違い、録画予約の誤操作等を防止できるようになる。
【0028】(5)第1の映像機器(TV)は、チャン
ネルテーブルに基づいて適宜前記第2の映像機器(VT
R)を選択して該当するチャンネルの設定を行うように
したことにより、例えば待機中のVTR等を利用した録
画等が簡単に行うことができ、TVと同じチャンネル選
択によって各VTRを操作することができる。
【0029】(6)チャンネル設定に関する情報を、絵
や文字からなる映像をオーバーレイ表示するようにした
ことにより、TVとVTRとのチャンネル設定関係を映
像を見ながら知ることができるようになる。
【0030】(7)チャンネル設定の相違及びその相違
のより詳細な情報を、絵や文字からなる映像をオーバー
レイ表示するようにしたことにより、映像を見ながらで
も、TVとVTRとのチャンネル設定の相違のみでな
く、その理由となることまで簡単に知ることができるよ
うになる。
【0031】(8)夫々のビデオ信号の増加または減少
傾向により、両者の同一性を判定するようにしたことに
より、既存の回路を組み合わせてチャンネルの設定の相
違を検出することができる。
【0032】(9)リモコン操作によってチャンネル設
定の相違を判定できるようにしたことにより、操作性を
格段に飛躍させることができるようになる。
【0033】
【実施例】以下、本発明に係るTVシステムの実施例に
ついて説明する。本発明に係る第1の実施例のTVシス
テム1Aは、図1に示すように、TV1と、リモコン2
とから構成され、TV1には第1のVTR、第2のVT
R、第3のVTRとが接続される。
【0034】TV1は、リモコン受信部3と、CPU4
と、システムバス5と、VTR制御通信部6と、フォン
トROM7と、プログラムROM8と、VRAM9と、
RAM10と、チューナー11と、入力切り換え部12
と、音声処理部13と、スピーカー14と、映像信号デ
ィジタル化処理部15と、映像信号処理部16と、モニ
ター17とから構成されている。
【0035】リモコン2は、使用者によって操作され、
リモコン信号を赤外線等で送信する。リモコン受信部3
は、リモコン2からのリモコン信号を受信、解読し、指
令コードをシステムバス5を介してCPU4へ出力す
る。
【0036】CPU4は、システムバス5を介して、リ
モコン受信部3、VTR制御通信部6、フォントROM
7、プログラムROM8、VRAM9、RAM10、チ
ューナー11、入力切り換え部12、音声処理部13、
映像信号ディジタル化処理部15、映像信号処理部16
と接続されており、電源オン時やリモコン2からの入力
に応じて、これらの各回路を制御することによってTV
システム全体の動作を制御する。
【0037】VTR制御通信部6は、第1〜第3のVT
Rとコントロールケーブルとによって接続されており、
CPU4から出力される制御信号を第1〜第3のVTR
へ送信する。この制御信号によって各第1〜第3のVT
Rのチャンネル切り換え、録画、再生、停止等の動作が
制御される。なお、この通信は、信頼性が保証されてい
るという前提でワイアレス通信でもよい。
【0038】フォントROM7は、文字列を表示するた
めのフォントデータや、絵を表示するためのグラフィッ
クデータを格納しており、それらのデータは適時CPU
4によって読み出され、メッセージのオーバーレイ表示
等に使用される。
【0039】プログラムROM8は、各種プログラムを
格納しており、それらのプログラムは適時CPU4によ
って読み出される。
【0040】VRAM9は、モニター17に絵や文字を
表示させる時、フォントROM7から転送されるイメー
ジデータを格納する。このイメージデータは、映像信号
処理部16で映像信号に重畳され、オーバーレイ表示さ
れる。
【0041】RAM10は、プログラム実行時に発生す
る各種データを一時的に格納し、特に、チャンネルテー
ブルと、チャンネルカウンタC1、C2とを内蔵してい
る。このチャンネルテーブルは、図2に示すように、テ
レビ用のチャンネルテーブル18と、第1のVTR用の
チャンネルテーブル19と、第2のVTR用のチャンネ
ルテーブル20と、第3のVTR用のチャンネルテーブ
ル21とからなる。
【0042】チャンネルテーブル18は、12個のメモ
リ領域を有し、それぞれの領域には、あらかじめ設定さ
れているTV1のリモコン2の数字的ボタン1〜12に
対応するチャンネル番号が順番に格納されている。
【0043】チャンネルテーブル19、20、21は、
それぞれ、チャンネルテーブル18と対応する12のメ
モリ領域を有し、テレビのリモコン2の数字ボタンと対
応する各VTR1、2、3のチャンネル番号を格納する
ようになっており、それらのチャンネル番号は、後述す
るように、チャンネル一致判定プログラムを実行するこ
とによって決定され、書き込まれるようになっている。
【0044】図1に戻って、チューナー11は、アンテ
ナから入力した受信信号のうち、CPU4から送られた
チャンネル選択信号に対応する周波数の信号を選択し、
これを入力切り換え部12へ出力する。
【0045】入力切り換え部12には、第1〜第3のV
TRからTV1へ映像信号および音声信号を送信するビ
デオケーブル第1〜第3のLINEの各1端が接続され
ている。
【0046】この入力切り換え部12は、チューナー1
1からの入力と、第1〜第3のVTRからの入力との中
から、CPU4から送られる制御信号によって指定され
たビデオケーブル第1〜第3のLINEを選択し、これ
を映像信号ディジタル化処理部15へ出力する機能を有
する。
【0047】映像信号ディジタル化処理部15は、CP
U4の制御の下で必要に応じて入力切り換え部12から
出力されるTV1とVTRとの両方の映像信号は映像信
号処理部16へ出力されると同時にディジタル化され、
RAM10へ出力される。
【0048】映像信号処理部16は、VRAM9からの
イメージデータを重畳してモニター17へ送出する。
【0049】モニター17は、映像信号処理部16から
の表示データにより、映像とイメージとをオーバーレイ
表示する。
【0050】このように構成されたTVシステム1Aに
おいて、CPU4は、プログラムROM8に格納されて
いる各種プログラムの中の、本発明に係るチャンネル同
一性チェックプログラムを実行する。
【0051】図3は、このプログラムのフローチャート
図を示す。 以下、図3のフローチャート従って、TV
1と第1〜第3のVTRとのチャンネル設定の同一性を
チェックする動作について説明する。
【0052】(1)チャンネル設定の同一性をチェック
する動作の開始は、電源をオンにした時にシステムに変
更が起きていることを認識した時(例えば、VTR制御
通信部6に接続されている3つの端子の電圧レベルが電
源オフ時の状態と異なることによって、接続されたVT
Rが1台増えまたは減ったことを検知した時)や、使用
者のリモコン2の操作によって任意のタイミングでチャ
ンネル設定の指示が行われた時等のような様々な契機に
よって行われる。
【0053】(2)CPU4は、プログラムが開始され
ると、ステップST1でRAM10内に設けられた2つ
のチャンネルカウンタC1、C2にいずれも1(チャン
ネル1)を初期設定し、ステップST2へ進む。
【0054】(3)ステップST2で、CPU4はチュ
ーナー11に対して、チャンネルカウンタC1に設定さ
れている番号のチャンネルを選択するように制御するチ
ャンネル選択信号を送ることによりTV1にチャンネル
1を選局させ、ステップST3へ進む。
【0055】(4)ステップST3で、CPU4は、V
TR1のチューナーをカウンタC1に設定されている番
号のチャンネルを選局させる。
【0056】(5)ステップST4では、チューナー1
1、VTR1で選局されたチャンネルが両方共砂嵐映像
(放送されていないチャンネル)であるか否かをチェッ
クし、もし、両方共砂嵐映像であるならば、以後の処理
において、砂嵐映像同士の一致によって同一チャンネル
と判定されるのを防止するためステップST21へ飛
ぶ。また、両方共砂嵐映像という状態でないならばステ
ップST5へ進む。
【0057】(6)ステップST5では、CPU4は、
チューナー11から出力されたビデオ信号と、VTR1
から出力されたビデオ信号とを映像信号ディジタル化処
理部15によってディジタル化させ、これらディジタル
化されたチューナー11、第1のVTRからのデータ
を、RAM10上に設けられたバッファB1、B2に、
それぞれ、格納する。
【0058】この場合、チューナー11および第1のV
TRから出力される各ビデオ信号は、入力切り換え部1
2を通してシーケンシャルに映像信号ディジタル化処理
部15に供給されるから、それらのディジタル化された
データがバッファB1、B2に記憶される各時点は厳密
には同時ではないが、バッファB1、B2の内容の一致
をチェックするのには支障がない時間差である。
【0059】映像信号ディジタル化処理部15における
ディジタル化は、例えば、画素を”1”(黒)と”0”
(白)の2値でデコード(ディジタル化)する。つま
り、カラー写真をファックスで転送した場合のように白
黒2値のビットマップをバッファB1、B2上に形成す
ることになる。
【0060】この場合、映像信号が既にR、G、Bの3
つの信号に分けられている場合は、R、G、B信号の各
値のMSBが全て立っている画素を”1”とし、それ以
外を”0”とする。また、内部的にY色差で分けられて
いる場合には、YのMSBが立っている画素を”1”に
し、それ以外を”0”にする。
【0061】(7)ステップST6では、RAM10内
のバッファB1とバッファB2とにそれぞれ形成された
ビットマップが完全に一致するかどうかを調べる。一致
の基準としては、ノイズ等により同一チャンネルでも同
一とみなされないという不具合が起こらないように、あ
る程度の幅を持たせている。
【0062】具体的には、バッファB1、B2の各ビッ
トマップデータを1ビット単位で比較し、同一値を示す
画素(ビット)の合計、すなわち、黒同士、白同士で一
致した総数を計数し、この総数の全画素数に対する比率
(%)を算出する。
【0063】(8)ステップST7では、算出された上
記比率をあらかじめ設定した基準値(%)と比較し、こ
の基準値以上であれば、チューナー11とVTR1とは
同一チャンネルに設定されていると判定してステップS
T8へ進み、そうでない時にはステップST12へ飛
ぶ。
【0064】上記基準値は、低すぎると他地域の放送を
間違って同一と判定する場合があり、また、高すぎると
同一チャンネルでも映像品質が悪い時には同一と判定さ
れない場合があるので、その設定に当たっては、地域の
特性等を考慮する必要がある。
【0065】上記(5)、(6)のステップは各1回づ
つとし、特殊な場合を除いてこれで充分であるが、同一
時刻に異なるチャンネルで同一内容の放送をしている場
合等の特殊な場合に一致判定の誤りを避けるためには、
一定時間複数回繰り返すように構成してもよい。ただ
し、回数や時間は多ければ多い程一致判定の精度は高く
なるといえるが厳密な数値的基準はない。
【0066】(9)つぎに、RAM10の第1のVTR
用のチャンネルテーブル19のチャンネルカウンタC1
の内容と対応する領域にチャンネルカウンタC2の値を
設定する(ステップST8)と共に、チャンネルカウン
タC1の内容を1増加し(ステップST9)、かつ、チ
ャンネルカウンタC1の内容をチャンネルカウンタC2
へコピーする(ステップST10)。
【0067】(10)上記ステップST2〜ST10を
カウンタC1がテレビのチャンネル番号の最大値、すな
わち12回繰り返す。
【0068】(11)ステップST12〜ST21は、
チューナー11と第1のVTRとの各チャンネル設定が
異なっている場合に、第1のVTRの対応チャンネル番
号を探し出してチャンネルテーブル19に書き込みチャ
ンネルテーブル19を完成させる手順である。
【0069】すなわち、まず、CPU4は、カウンタC
2に”1”を初期設定する(ステップST12)。つぎ
に、ステップST13で、チューナー11に対して、チ
ャンネルカウンタC1に設定されている番号のチャンネ
ルを選択するように制御する。
【0070】つぎに、ステップST14で、第1のVT
RのチューナーをカウンタC2に設定されている番号の
チャンネルを選局させステップST15へ進む。
【0071】ステップST15では、CPU4は、TV
1の映像信号と第1のVTRの映像信号とを比較し、双
方共砂嵐映像ならばチャンネル一致チェックを行わずス
テップST19へ飛び、双方共砂嵐映像という状態でな
いならばステップST16へ進む。
【0072】ステップST16では、TV1とVTRと
から出力された各ビデオ信号が映像信号ディジタル化処
理部15によってディジタル化され、このディジタル化
されたデータがバッファB1、B2にそれぞれ格納され
る。
【0073】ステップST17では、ステップST6と
同様にしてバッファB1、B2の各内容をビット単位で
比較し、同一の値のビット数の全ビット数に対する比率
を算定し、ステップST18へ進む。
【0074】ステップST18では、CPU4は、上記
比率を所定の基準値と比較することによって、TV1と
第1のVTRとのチャンネルの同一性を判定する。同一
チャンネルであると判定された時は、ステップST8へ
飛び、そこで、第1のVTR用チャンネルテーブル19
の、カウンタC1の値に対応する領域にカウンタC2の
値を記憶する。
【0075】また、同一チャンネルでないと判定された
時は、ステップST19へ進み、カウンタC2の内容
を”1”増加する。
【0076】ステップST13〜ST20は、カウンタ
C2の内容がチャンネルの最大値より大きくなるまで繰
り返され、VHFの1チャンネルからUHFの63チャ
ンネルまで走査される。
【0077】ステップST13〜ST20をチャンネル
の最大数だけ繰り返しても、ステップST18で同一チ
ャンネルが見つからない時には、ループから出てステッ
プST21へ進むことになる。
【0078】ステップST21で、CPU4は、カウン
タC2に無効チャンネルを示す値、例えば0FFhを設
定した後ステップST8へ飛ぶ。この場合、ステップS
T8では、第1のVTR用チャンネルテーブル19のカ
ウンタC1の内容と対応する領域には0FFhが記入さ
れることになる。
【0079】この図3のフローチャート図は、1つの第
1のVTRのチャンネルテーブル19の作成についてで
あるが、入力切り換え部12により接続を切り換えなが
ら、ステップST1〜ステップST21を第1のVT
R、第3のVTRについても行うことによって、第2の
VTR用チャンネルテーブル20と第3のVTR用チャ
ンネルTV21も同様に作成される。
【0080】以上の手順によって作成されたチャンネル
テーブルは、使用者がリモコン2を操作することによっ
て第1〜第3のVTR1のチャンネル切り換えや予約録
画時に下記のように使用される。
【0081】いま、使用者がリモコン2で、第1のVT
Rにチャンネル#9を指定するリモコン信号を送ったと
すると、CPU4は、チャンネルテーブル19を参照し
て、チャンネル#9に対応する第1のVTRのチャンネ
ル番号を検索し、VTR制御通信部6を介して第1のV
TRのチューナーをこのチャンネル番号に設定する。
【0082】そこでもし、チャンネル#9に対応するチ
ャンネルが第1のVTRで無効であれば、例えば、「V
TR1のチューナーでは、9チャンネルは設定されてい
ません。」等のエラーメッセージや絵をモニター17の
画面にスーパーインポーズ表示することによって使用者
に知らせる。
【0083】次に、本発明に係るTVシステムの第2の
実施例について説明する。第1の実施例において、テレ
ビとVTRとの映像信号の比較(ステップST5、ST
6)は、1回または連続2回以上とした。
【0084】しかしながら、例えば、テレビとVTRの
各映像が同じコマーシャルの静止画像である場合、長く
ても45秒後にはつぎのコマーシャルに変わる。もし、
次のコマーシャルも両者で同じであっても長くても45
秒たてば殆どの場合映像は変化するはずである。このよ
うな場合を想定して充分な時間をかけて連続的にチェッ
クを繰り返すと1チャンネルについてのチェックに90
秒もかけなければならないことになる。
【0085】従って、本実施例は、一度同一と判定され
たテレビとVTRの各映像信号について、数分後にもう
一度再チェックを行うようにしたものである。これに
は、システム内にリアルタイムクロックを設け、これを
CPU4と接続し、チェックの時間間隔を制御するよう
に構成すればよい。
【0086】次に、本発明に係るTVシステムの第3の
実施例について説明する。第2の実施例における場合と
は反対に、例えば、F1レースや短距離走のランナーの
映像においては、テレビとVTRのいずれか一方の映像
信号の僅かな遅れのために、異なるチャンネルと判定さ
れる場合が想定される。
【0087】このようなチェック誤りを避けるために、
本実施例では、一度異なるチャンネルと判定されたテレ
ビとVTRの各映像信号について、数秒単位でずらすこ
とによって変化の少ない映像をとらえて再チェックを複
数回行うように構成する。これは、リアルタイムクロッ
クと、図3の簡単な変形によって可能である。
【0088】次に、本発明に係るTVシステムの第4の
実施例について説明する。本実施例は、チャンネルテー
ブルを作成せずに、チャンネル設定作業を使用者に行わ
せる目的で、使用者に対してテレビとVTRとのチャン
ネル設定が異なっていることを知らせるように構成され
ている。
【0089】すなわち、CPU4は、テレビとVTRと
のチャンネル設定が同一でないと判定した時、フォント
ROM7から、例えば、「ビデオのXXchの設定がテ
レビの設定と異なっています。」などのメッセージデー
タや絵などをVRAM9へ転送させる。
【0090】すると、それらのメッセージや絵等は、モ
ニター17の画面にスーパーインポーズで表示されるこ
とになる。使用者はこれらの表示に基づきチャンネル設
定を自分で行う。
【0091】本発明に係るTVシステムの第5の実施例
は、上記第1〜第4の実施例を、シェアードチューナー
システムのように、第1〜第3のVTR間で相互にチュ
ーナーを共用するシステムに適用するものである。
【0092】このようなシステムでは、CPU4によっ
て制御される入出力切り換え部を備えており、CPU4
の制御の下で第1〜第3のVTRの各個間の映像信号お
よび音声信号の授受が可能なように構成されている。
【0093】いま、例えば、リモコン2から第1のVT
Rに予約録画のためのチャンネル切り換えが指令された
とすると、CPU4は、チャンネルテーブル18の中の
リモコンの数字ボタンに対応したチャンネル番号と同一
番号のチャンネルをチャンネルテーブル19から検索
し、このチャンネルが第1のVTRで存在すればそのチ
ャンネル番号へ切り換え、もし、存在しなければ、その
チャンネル番号が有効なTV、VTRを探し、その選ば
れたTVあるいはVTRから第1のVTRへのデータ転
送路を確立し、第1のVTRへ指定されたチャンネルの
映像信号および音声信号を送らせるように制御する。
【0094】次に、本発明に係るTVシステムの第6の
実施例について説明する。本実施例は、テレビとVTR
との各映像信号(または音声信号)をA/D変換しない
でアナログ信号のまま直接同一チャンネル判定回路22
によって比較し同一性を判定するように構成されてい
る。
【0095】この同一チャンネル判定回路22は、2つ
の映像信号(または音声信号)の増加または減少傾向が
一定時間一致しているならば同一チャンネルと判定する
ものである。
【0096】同一チャンネル判定回路22は、図4に示
すように、2つの微分回路23A、23Bと、2つの3
値コンパレータ24A、24Bと、増加/減少傾向判定
回路25と、2つのD−FF(フリップフロップ)2
6、27と、マイコン28とから構成されている。
【0097】微分回路23A、23Bは、それぞれ、映
像信号(または音声信号)A、Bをそれぞれ微分する。
その結果、信号の大きさが増加している時は正の極性の
出力信号が得られ、減少している時は負の極性の出力信
号が得られる。
【0098】3値コンパレータ24A、24Bは、ノイ
ズ等の影響による誤判定を防止するため、微分回路23
A、23Bの各出力信号のゼロ付近(±ΔV以内)に不
感帯を設けるための回路である。この不感帯に入った信
号は、どちらの極性でもないとみなされ、判定には使用
されない。
【0099】図5および図6は、それぞれ、3値コンパ
レータ24A(24B)の構成および動作を示す。3値
コンパレータ24A(24B)は、微分回路23A(2
3B)からの信号INを、2つのコンパレータ29、3
0の各プラス端子に供給し、コンパレータ29のマイナ
ス端子には電圧(+V1 )をコンパレータ30のマイナ
ス端子には電圧(−V1 )を供給する構成されている。
【0100】この回路構成によって、コンパレータ29
の出力Y1 、Y0 からなる2桁の2進数「Y1 0」お
よびコンパレータ30の出力Y3 、Y2 からなる2桁の
2進数「Y3 2」は図6に示すようになる。すなわ
ち、入力信号INの電圧が+V1 以上の場合の2桁の2
進数の出力「Y 1 0」および「Y3 2」は、いずれも
「11」となり、入力信号INの電圧が−V1 以下の場
合の2桁の2進数の出力「Y1 0」および「Y
3 2 」は、いずれも「00」となる。
【0101】また、−V1 <IN<+V1 の場合の2桁
の2進数の出力「Y10」および「Y3 2」は、「1
0」または「01」となり不感帯を表すことになる。
【0102】図4に戻って、増加/減少傾向判定回路2
5は、図7に示すように、4つのAND回路31〜34
と2つのOR回路35、36とで構成されている。AN
D回路31は、コンパレータ29、30の出力Y1 、Y
0 、Y3 、Y2 の論理積をとる。AND回路32は
1 、Y0 、Y3 、Y2 の各反転の論理積をとる。
【0103】また、AND回路33は、Y1 、Y0 とY
3 、Y2 の各反転との論理積をとる。AND回路34
は、Y1 、Y0 の各反転とY3 、Y2 との論理積をと
る。
【0104】OR回路35は、AND回路31、32の
論理和Z1 を出力し、これは、入力信号A、Bが共に増
加または減少であればZ1 =1となり、同一信号傾向を
表す。また、OR回路36はAND回路33、34の論
理和Z0 を出力し、これは、入力信号A、Bの内一方が
増加、他方が減少であればZ0 =1となり、異信号傾向
を表す。
【0105】この「Z1 0」は増加/減少傾向判定回
路25の出力となる。即ち、「Y10」の値と「Y3
2」の値との各種の組み合わせからなる「Z1 0」の値
を図8に示す。この図8から分かるように、図4に示し
た映像又は音声信号の入力信号A、B共に不感帯にな
く、かつ、両信号共に増加傾向または減少傾向の時には
「Z1 0」は「10」であり、一方が増加傾向、他方
が減少傾向の時の「Z1 0」は「01」である。
【0106】図4に戻ってD−FF(フリップフロッ
プ)26、27は、モニタ期間の開始時に、マイコン2
8によってリセットされており、増加/減少傾向判定回
路25の出力信号Z1 、Z0 によって、それぞれ、セッ
トされる。
【0107】マイコン28は、D−FF26、27から
の各出力によって、図9に示すようなプログラムを実行
する。すなわち、まず、判定が開始されるとD−FF2
6、27をクリアパルスによりリセットする(ST2
2)。
【0108】D−FF26、27をクリアした後に、一
定時間、即ちモニター期間だけ待つ(ST23)。
【0109】モニター期間待った後に、D−FF27の
出力Q0 を調べ、それが”1”ならば映像又は音声信号
の夫々の入力信号A、Bは異なるチャンネルであると判
定する(ST24、ST25)。
【0110】もし、D−FF27の出力Q0が”0”で
あり、且つD−FF26の出力Q1が”1”であるなら
ば、映像又は音声信号の夫々の入力信号A、Bは 同一
チャンネルであると判定する(ST24、ST26、S
T27)。
【0111】D−FF27の出力Q0が”0”で、D−
FF26の出力Q1 が”0”の場合は再判定を行う(S
T28)。
【0112】このように動作するマイコン28における
映像信号又は音声信号の夫々の入力信号A、Bは同一信
号か、異信号かの判定について図9に示したマイコンの
判定動作に基づいて、例えば図10に示すようにして判
定される。
【0113】即ち、図10の「例1」は同一信号と判定
した場合であり、「例2」は異信号と判定した場合を示
したものである。以下、「例1」及び「例2」について
図4を参照にして詳細に説明する。
【0114】「例1」は、映像信号又は音声信号の夫々
の入力信号A、Bのアナログ波形SA、SBを微分回路
23A、23Bで微分した波形SA1、SA2を得るこ
とができる。
【0115】この微分された波形SA1、SB1は3値
コンパレータ24A、24Bに入力され、アナログ波形
を所定電圧で比較して3値からなるパルス波形に変換す
る。このことについての詳細は、前記図4、図5、図6
を参考にして説明した3値コンパレータ24A、24B
を参照してもらいたい。
【0116】3値コンパレータ24A、24Bにより、
3値のパルス波形(Y1、Y0、Y3、Y2)は増加/減少
傾向判定回路25に入力され、結果的に「Z1Z0」の波
形が作成される。このことについても前記図7及び図8
を参照にして説明した増加/減少傾向判定回路25を参
照してもらいたい。
【0117】即ち、「Z1Z0」の信号は、図10に示す
ように、結果的には区間T1〜T9に分割された状態の
パルス波形を形成する。例えば、微分されたアナログ波
形SA1、SB1は、区間T1では「Z1Z0」=「1
0」、区間T2では「Z1Z0」=「00」、区間T3では
「Z1Z0」=「10」、・・・となり、「Z1Z0」=
「01」になる条件がないため、D−FF26の出力Q
1は”1”の状態を維持し、且つD−FF27の出力Q0
は”0”の状態を維持するのでマイコン28は映像信号
又は音声信号の夫々の入力信号A、Bのアナログ信号は
同一信号と判定する。
【0118】又、「例2」は、上記説明した「例1」と
同様に、アナログ信号SA、SBを微分して得られた信
号SA1、SB1の3値のパルス波形「Z1Z0」を作成
する。即ち、作成された「Z1Z0」は、結果的に区間T
10〜T16に区分された状態となる。例えば、区間T1
0、T12等では、「Z1Z0」=「10」であり、区間T
16では「Z1Z0」=「01」となる。従って、この
「Z1Z0」=「01」の時にD−FF27の出力Q0
は”1”となり、マイコン28は映像信号又は音声信号
の夫々の入力信号A、Bの信号は異なる信号であると判
定する。
【0119】
【発明の効果】以上説明した構成にすることにより、本
発明に係るTVシステムは下記の効果を奏する。 (1)第1の映像機器(TV)と第2の映像機器(VT
R)とのチャンネル設定の相違が自動的にチェックさ
れ、使用者の目視によるチェックの手間が必要でなくな
ると云う極めて優れた効果を奏する。
【0120】(2)例えばシェアードチューナーシステ
ム等において、録画時に各第2の映像機器(VTR)の
チャンネル設定の同一性を自動的にチェックすることに
よって、操作時に機器によるチャンネル設定の違い、ま
たは、機器の放送元(例えばケーブルテレビと一般放
送)によるチャンネル設定の違いを使用者に知らせるこ
とができ、その結果、希望と異なるチャンネルを録画予
約してしまうなどの誤操作を防ぐことができると云う極
めて優れた効果を奏する。
【0121】(3)又、チャンネル設定が異なっている
場合でも、一方の第2の映像機器(VTR)のチャンネ
ルを走査して同一チャンネルを探し出して両方のチャン
ネルを対応付けておくことによって、使用者がその第2
の映像機器(VTR)のチャンネル再設定を行う必要が
なくなる。
【0122】(4)更に、第1の映像機器(TV)と第
2の映像機器(VTR)間のコントロールプロトコルは
従来のまま変更する必要がなく、TV側にチャンネル同
一性判定手段を設けるだけで構成することができるか
ら、利用者はVTRを買い換える等必要がないと云う極
めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1、第2、第3、第4の実施例
のTVシステムの構成を示す略示的ブロック図である。
【図2】同実施例におけるチャンネルテーブルの一例を
示す説明図である。
【図3】本発明に係るTVシステムの第1の実施例の動
作を示すフローチャート図である。
【図4】本発明に係る第6の実施例のTVシステムにお
ける同一チャンネル判定回路の構成を示す略示的ブロッ
ク図である。
【図5】同同一チャンネル判定回路における3値コンパ
レータの略示的回路図である。
【図6】同3値コンパレータの動作を示す説明図であ
る。
【図7】同同一チャンネル判定回路における増加/減少
傾向判定回路の略示的回路図である。
【図8】同増加/減少傾向判定回路の状態を表で示した
ものである。
【図9】同同一チャンネル判定回路におけるマイコンの
動作を示すフローチャート図である。
【図10】同同一チャンネル判定回路の各部の信号波形
を示す説明図である。
【図11】従来技術のTVシステムを示した説明図であ
る。
【符号の説明】
1 TV 2 リモコン 3 リモコン受信部 4 CPU 5 システムバス 6 VTR制御通信部 7 フォントROM 8 プログラムROM 9 VRAM 10 RAM 11 チューナー 12 入力切り換え部 13 音声処理部 14 スピーカー 15 映像信号ディジタル化処理部 16 映像信号処理部 17 モニター 18、19、20、21 チャンネルテーブル 22 同一チャンネル判定回路 23A、23B 微分回路 24A、24B 3値コンパレータ 25 増加/減少傾向判定回路 26、27 D−FF 28 マイコン 29、30 コンパレータ 31、32、33、34 AND回路 35、36 OR回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビ放送を選局する機能と表示機能と
    を備えた第1の映像機器と、前記テレビ放送を選局する
    機能を備えた少なくとも1台の第2の映像機器とから構
    成されたTVシステムであり、該TVシステムには、前
    記第1の映像機器と第2の映像機器との夫々で選局した
    テレビ放送のチャンネルの相違を判定し、同一チャンネ
    ルを対応付ける手段を備えたことを特徴とするTVシス
    テム。
  2. 【請求項2】 上記同一チャンネルを対応付ける手段
    は、前記第1の映像機器と第2の映像機器とで選択され
    た同じチャンネルのビデオ信号に基づいて判定すること
    を特徴とする請求項1に記載のTVシステム。
  3. 【請求項3】 上記同一チャンネルを対応付ける手段
    は、前記ビデオ信号をディジタル化し、該ディジタル化
    されたデータのマッチングにより判定するようにしたこ
    とを特徴とする請求項2に記載のTVシステム。
  4. 【請求項4】 上記ディジタル化されたデータのマッチ
    ングは、画素単位で比較し、一致した画素数の全体の画
    素数に対する比率によって両者の同一性を判定するよう
    にしたことを特徴とする請求項3に記載のTVシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記同一チャンネルを対応付ける手段に
    は、チャンネル設定の情報を記憶するチャンネルテーブ
    ルを設けたことを特徴とする請求項1、2、3又は4に
    記載のTVシステム。
  6. 【請求項6】 上記同一チャンネルを対応付ける手段
    は、前記第1の映像機器で選択した同一チャンネルを、
    前記第2の映像機器で選局するように操作し、同一と判
    定された時の第2の映像機器のチャンネル番号と対応付
    けて前記チャンネルテーブルに記憶するようにしたこと
    を特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載のTV
    システム。
  7. 【請求項7】 上記第1の映像機器は、前記チャンネル
    テーブルに基づいて適宜前記第2の映像機器を選択して
    該当するチャンネルの設定を行うようにしたことを特徴
    とする請求項5又は6に記載のTVシステム。
  8. 【請求項8】 上記同一チャンネルを対応付ける手段に
    は、前記チャンネル設定に関する情報をオーバーレイ表
    示するようにしたことを特徴とする請求項1、2、3、
    4又は5に記載のTVシステム。
  9. 【請求項9】 上記同一チャンネルを対応付ける手段に
    は、前記チャンネル設定の相違及びその相違の詳細な情
    報をオーバーレイ表示するようにしたことを特徴とする
    請求項1、2、3、4又は5に記載のTVシステム。
  10. 【請求項10】 上記オーバーレイ表示は、絵及び又は
    文字であることを特徴とする請求項6又は7に記載のT
    Vシステム。
  11. 【請求項11】 上記同一チャンネルを対応付ける手段
    は、夫々のビデオ信号の増加または減少傾向に基づい
    て、両者の同一性を判定するようにしたことを特徴とす
    る請求項2に記載のTVシステム。
  12. 【請求項12】 上記同一チャンネルを対応付ける手段
    は、リモコンによって遠隔操作されるようにしたことを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に
    記載のTVシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998043416A1 (fr) * 1997-03-21 1998-10-01 Hitachi, Ltd. Appareil audiovisuel, procede d'utilisation et systeme
CN1124738C (zh) * 1997-03-21 2003-10-15 株式会社日立制作所 音频/视频装置、音频/视频装置使用方法和音频/视频装置系统

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WO1998043416A1 (fr) * 1997-03-21 1998-10-01 Hitachi, Ltd. Appareil audiovisuel, procede d'utilisation et systeme
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