JPH07303022A - 弾性表面波装置 - Google Patents

弾性表面波装置

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JPH07303022A
JPH07303022A JP6094982A JP9498294A JPH07303022A JP H07303022 A JPH07303022 A JP H07303022A JP 6094982 A JP6094982 A JP 6094982A JP 9498294 A JP9498294 A JP 9498294A JP H07303022 A JPH07303022 A JP H07303022A
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JP
Japan
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distance
acoustic wave
temperature
surface acoustic
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JP6094982A
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English (en)
Inventor
Hideya Morishita
英也 森下
Koji Nakajima
幸司 中島
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to KR1019950011288A priority patent/KR0180806B1/ko
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • HELECTRICITY
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    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
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    • H03H9/05Holders; Supports
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    • H03H9/1064Mounting in enclosures for surface acoustic wave [SAW] devices
    • H03H9/1071Mounting in enclosures for surface acoustic wave [SAW] devices the enclosure being defined by a frame built on a substrate and a cap, the frame having no mechanical contact with the SAW device
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、IDT電極両端間の距離に対する
導波路方向の入出力電極間の距離の比を、3.5より小
さい範囲に選定することによって、半田バンプ接続によ
る断線不良を軽減し、周波数シフト量を低減し、温度係
数を小さくし、温度周波数変移曲線の最大値を中心温度
(30℃)に近づけ、そして昇温および降温測定におけ
る周波数変移曲線のヒステリシスを改善した弾性表面波
装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、SAWチップが搭載されたパッケ
ージのチップキャリアに、パッケージのキャップが導電
部材で接合されている弾性表面波装置において、前記S
AWチップの入出力IDT電極導波路の両側に設けられ
た導波路方向の入出力電極の中心間の距離L2と、前記
入出力IDT電極の両外側端間の距離L3とが、L2<
3.5L3の関係式で形成されている弾性表面波装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入出力電極間の距離と
IDT電極の両外側端間の距離との比を所定値に選定す
ることにより、中心周波数の温度特性を改善した弾性表
面波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、弾性表面波装置は、図7に示され
るように、SAWチップ11が、チップキャリア12
に、フェイスダウンボンドされ、そしてキャップ13が
チップキャリア12に半田バンプ接続されて、SAWチ
ップ11がキャップ13の中に収納される構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の弾性表面波装置においては、SAWチップ11と、
パッケージ(チップキャリア12およびキャップ13)
との熱膨脹率を同じにするのが理想であるが、実際に
は、理想通りにはいかない。そこで、なるべく熱膨脹率
の近いものを選んでいるが、ヒートサイクル等の信頼性
試験で、周波数シフトが大きくなる、また、半田バンプ
接続での断線が発生する、などの問題が生じる。
【0004】したがって、本発明は、SAWチップ材料
とパッケージ材料との熱膨脹率の違いには言及せずに、
SAWチップの電極パターンに着目して、特に、そのI
DT電極両端間の距離に対する導波路方向の入出力電極
間の距離の比を、3.5よりも小さい範囲に選定するこ
とによって、半田バンプ接続による断線不良を軽減し、
周波数シフト量を低減し、温度係数を小さくし、温度周
波数変移曲線の最大値を中心温度(30℃)に近づけ、
そして昇温および降温測定における周波数変移曲線のヒ
ステリシスを改善した弾性表面波装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、SAWチップ
が搭載されたパッケージのチップキャリアに、パッケー
ジのキャップが導電部材で接合されている弾性表面波装
置において、前記SAWチップの入出力IDT電極導波
路の両側に設けた導波路方向の入出力電極の中心間の距
離L2と、前記入出力IDT電極の両外側端間の距離L
3とが、L2<3.5L3 の関係式で形成されている
弾性表面波装置である。
【0006】
【作用】本発明は、IDT電極両端間の距離に対する導
波路方向の入出力電極間の距離の比を、3.5以下に選
定することによって、半田バンプ接続による断線不良が
軽減し、周波数シフト量が低減し、温度係数が小さくな
り、温度周波数変移曲線の最大値が中心温度(30℃)
に近づき、そして昇温および降温測定における周波数変
移曲線のヒステリシスが改善される。
【0007】
【実施例】つぎに、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本実施例の弾性表面波装置の形
態図を示すものである。同図において、1はSAWチッ
プで、チップキャリア2にフェイスダウンボンディング
される。3はキャップで、チップキャリア2に半田バン
プ接続される。
【0008】図2は、図1に示す2ポートSAWチップ
1の平面図を示すもので、圧電基板4にIDT電極5
a、5bが設けられ、その両側に反射器電極6a、6b
が設けられている。このIDT電極5a、5bは、2ポ
ートSAW共振子電極を構成している。このIDT電極
5aからは、入出力電極7a、7bが導出されて、反射
器電極6aの両側にそれぞれ設けられている。また、I
DT電極5bからは、入出力電極8a、8bが導出され
て、反射器電極6bの両側にそれぞれ設けられている。
【0009】そして、SAWチップ1のこれらの電極等
の大きさを、図示のように符号化する。即ち、 L1: 圧電基板4の長さ方向(導波路方向)の長さ L2: 入出力電極7aと8a(7bと8b、7aと8
b、7bと8a)の中心間の導波路方向と引出線間距離 L3: IDT電極5aと5bとの外側端間の距離 W1: 圧電基板4の幅方向(導波路方向と直角方向)
の長さ W2: 入出力電極7aと7b(8aと8b)の中心間
の距離 Φ : 入出力電極7a、7b、8a、8bの直径 ここに、中心周波数433MHzの2ポートSAW発振
子として、下記寸法のものを製作した。
【0010】L1=3840μm L2=(下記、3
例) L3=656μm W1=2380μm W2=1580μm Φ
=300μm ここに、L2以外の寸法は上記値にして、L2の値を、
1)840μm、2)1670μm、3)2500μm
に選定して、3つのサンプルを作成して、L2に対する
中心周波数f0 のシフト量および断線不良率の変化の状
況を計測した。その結果は図4の通りであった。なお、
実線は中心周波数f0 のシフト量、点線は断線不良率で
ある。この図4から、L2に対し、中心周波数f0 のシ
フト量も断線不良率も、ほぼ比例して増減していること
が解る。
【0011】ところで、信頼性試験での中心周波数f0
のシフト量は、70kHz以下であることが要求されて
いるので、この70kHzに相当するL2の値は、この
図4より約2300μmとなる。
【0012】これから、L2とL3との比L2/L3は
3.5となる。即ち、L2(=2300μm)/L3
(=656μm)=約3.5となる。したがって、本発
明は、この結果より、L2とL3との比L2/L3を
3.5より小さく選定するものである。即ち、 L2<
3.5L3 の関係式により、上記目的を達成するもの
である。
【0013】つぎに、本実施例と従来例との比較を図表
により説明する。
【0014】
【表1】
【0015】表1に示す条件にて、本実施例と従来例と
を作製し、その結果を表2に示す。
【0016】
【表2】
【0017】この表2より、本実施例が、従来例に比較
して、信頼性試験でのf0 シフト量、中心周波数温
度特性の温度係数および中心周波数温度特性曲線の最
大値温度が、改善されていることが理解できる。
【0018】また、昇温および降温測定における周波数
変移曲線のヒステリシス特性について、本実施例を図5
に、従来例を図6にそれぞれ示す。なお、両図におい
て、実線は昇温測定、点線は降温測定を示す。この図5
と図6により、従来例に比べて本実施例は、昇温カーブ
と降温カーブとにヒステリシスが現れていないことが理
解できる。
【0019】なお、上記実施例においては、2ポートS
AW共振子について説明したが、図3に示すように、I
DT電極5cを有する1ポートSAW共振子について
も、入出力電極9a、9bを導波路の両側にそれぞれ導
出して、それらの入出力電極9a、9bの中心間の導波
路方向と直行する引出線間距離をL2とした場合には、
本発明は、1ポートSAW共振子についても適用でき
る。また、本発明は、トランスバーサルフィルタについ
ても、適用できる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、IDT電極両端間の距離に対
する導波路方向の入出力電極間の距離の比を、3.5以
下に選定することによって、半田バンプ接続による断線
不良を軽減し、周波数シフト量を低減し、温度係数を小
さくし、温度周波数変移曲線の最大値を中心温度(30
℃)に近づけ、そして昇温および降温測定における周波
数変移曲線のヒステリシスを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略断面図
【図2】 図1の2ポートSAWチップの平面図
【図3】 他の実施例の1ポートSAWチップの平面図
【図4】 図2記載実施例の片側入出力電極間の距離に
対する中心周波数シフト量および断線不良率の図
【図5】図2記載実施例の昇温および降温測定における
周波数変移曲線のヒステリシス特性図
【図6】 従来例の昇温および降温測定における周波数
変移曲線のヒステリシス特性図
【図7】 従来例の概略断面図
【符号の説明】
1 2ポートS
AWチップ 1a 1ポートS
AWチップ 2 チップキャ
リア 3 キャップ 4 圧電基板 5a、5b、5c IDT電極 6a、6b、6c、6d 反射器電極 7a、7b、8a、8b、9a、9b 入出力電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】SAWチップが搭載されたパッケージのチ
    ップキャリアに、パッケージのキャップが導電部材で接
    合されている弾性表面波装置において、 前記SAWチップの入出力IDT電極導波路の両側に設
    けた導波路方向の入出力電極の中心間の距離L2と、前
    記入出力IDT電極の両外側端間の距離L3とが、L2
    <3.5L3 の関係式で形成されている弾性表面波装
    置。
JP6094982A 1994-05-09 1994-05-09 弾性表面波装置 Pending JPH07303022A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6094982A JPH07303022A (ja) 1994-05-09 1994-05-09 弾性表面波装置
EP95106866A EP0682408B1 (en) 1994-05-09 1995-05-05 SAW device
DE69517556T DE69517556T2 (de) 1994-05-09 1995-05-05 Oberflächenwellenanordnung
KR1019950011288A KR0180806B1 (ko) 1994-05-09 1995-05-09 표면파 장치

Applications Claiming Priority (1)

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Publications (1)

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ID=14125112

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KR (1) KR0180806B1 (ja)
DE (1) DE69517556T2 (ja)

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EP0682408A1 (en) 1995-11-15
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