JPH0730271Y2 - 研磨装置等における研磨軸取付構造 - Google Patents

研磨装置等における研磨軸取付構造

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JPH0730271Y2
JPH0730271Y2 JP3113890U JP3113890U JPH0730271Y2 JP H0730271 Y2 JPH0730271 Y2 JP H0730271Y2 JP 3113890 U JP3113890 U JP 3113890U JP 3113890 U JP3113890 U JP 3113890U JP H0730271 Y2 JPH0730271 Y2 JP H0730271Y2
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JP
Japan
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polishing
oil pan
bearing body
lens
machine base
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JP3113890U
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Inventor
良夫 古宇田
Original Assignee
株式会社八紘エンジニアリング
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、レンズ等の研磨、切削するための研磨装置
等における研磨軸の取付けに関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の研磨装置等における研磨皿は、その主軸
の軸受けにオイルパンが一体に取付けられており、研磨
皿を機台に対して適宜傾斜させて回転駆動し、レンズホ
ルダーに取付けたレンズを傾斜させた上記研磨皿に圧接
して往復動させつつ研磨液によってレンズを研磨すると
共に、研磨皿より落下した研磨液はオイルパンで回収す
るようにしたものであった。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、レンズの曲率半径、レンズの大きさ、材
質等によって、レンズを最も能率良く、且つ高精度に研
磨するために、研磨皿を大きく傾けて研磨しなければな
らない場合があるが、研磨皿にはオイルパンが一体に取
付けられているので、必然的に研磨皿と同角度に大きく
傾斜するため、オイルパンの排出孔もその四周端部に設
置しなければ、オイルパン傾斜方向によって研磨液がオ
イルパンより溢出して確実に回収できないばかりでな
く、研磨皿の主軸の回転駆動により、オイルパン全体が
振動等を起し、これがために研磨皿がブレを生ずる虞が
あった。その上、これを作動する傾斜作動装置は複雑大
型化し、作業性が悪くなるものであった。
これを避けるためにオイルパンを固定して主軸を傾斜さ
せようとすれば、一般の従来の軸構造では、軸とオイル
パンが干渉し、また研磨液のシール性等によって傾斜角
度は著しく制限されて所望の傾斜角度を得ることが非常
に困難であった。
そこで、この考案、上記従来の問題点に鑑み、これを解
決しようとするものであって、研磨皿を所望の傾斜角度
に容易に且つ確実に設定することができ、大小各種のレ
ンズを容易に研磨することができると共に、オイルパン
が振動等を起すことなく、堅牢に設置でき研磨液の溢
出、漏出等を防止し、確実に回収することのできる研磨
装置等における研磨軸の取付構造を得るにある。
(課題を解決するための手段) これを達成する手段として、この考案は、オイルパンを
機台上に張設してこれと一体的に固定し、該オイルパン
に軸受体に設けた球状部を嵌合し、該軸受体に研磨体を
上部に備えた主軸を回転駆動可能に嵌合すると共に、該
軸受体と機台と間に研磨体傾動機構を設けて、上記球状
部を中心点として上記軸受体をオイルパンに対して傾動
し、上記研磨体の傾斜角度を調節可能に設定しうるよう
にしたものである。
(実施例) この考案の構成を図面に示すレンズ研磨機に実施した実
施例について詳細に説明する。
機台1には隔壁2を隔てて前半部に研磨室3、後半部に
研磨作動機構室4が形成され、研磨室3の上部には研磨
作動機構室4に設置された作動機構5により駆動される
アーム6が突出し、この先端に挿通したかんざし7の下
端にレンズを取付けたレンズホルダー8が連結され、該
レンズホルダー8の下方に配置され回転駆動する研磨皿
9に圧接しつつ前後往復動して研磨されるものであっ
て、この機構は周知の構造である。
この考案は、この研磨皿9とその外周に張設したオイル
パン10の構造を特徴とするものである。
オイルパン10は中央部分11を台形状に突出し、その外周
部分に立上り壁13を設けて、中央部分11との間に凹状の
受液部12を形成する。この該受液部12は前方に向かって
研磨液が流れるように傾斜すると共に、前端に排出孔14
を設けて、該オイルパン10を機台1に一体的に固定す
る。
軸受体15は円筒状の直胴部16とその上に球形状に形成さ
れた球状部17より構成され、上下に貫通する嵌合孔18に
スラストベアリング19、パッキング20等を介して主軸21
を回転自在に嵌合し、その上端に研磨皿9を取付ける。
また、軸受体15の球状部17は上記オイルパン10の中央部
分11に設けた嵌合部22にシーリング23を介して回転自在
に嵌合し、直胴部16は保持枠体24の水平取付部25に固定
立設する。
保持枠体24は水平取付部25の前後に垂直板26,26を立設
し、その上端に夫々支軸28を取付け、該支軸28を機台1
に立設した軸受台29に回転自在に枢着する。この支軸28
の中心軸線X−Xは上記軸受体15の球状部17の中心0と
一致するように設定する。また、保持枠体24には水平取
付部25の一側にモーター取付板27を垂設し、これに駆動
モーター30を取付け、該駆動モーター30に取付けたプー
リー31と上記主軸21の下端に取付けたプーリー32との間
にベルト33を張設して主軸21を駆動モーター30によって
回転駆動する。
さらに、前部垂直板26と機台1との間に研磨皿傾動機構
34を取付ける。この研磨皿傾動機構34は、雌ねじを有す
るねじ受体35を垂直板26に回動可能に取付け、該ねじ受
体35にねじ棒36を螺合し、機台1に操作用ハンドル37を
回転自在に枢着し、その軸38と上記ねじ棒36とを自在継
手39を介して連結する。
なお、40は研磨皿9の傾斜固定用ハンドルを示す。
このように構成されているので、レンズを研磨するに
は、研磨皿9をレンズホルダー8に対して傾斜させる必
要がある。それには研磨皿傾動機構34の操作用ハンドル
37を回転して、これに連結されている自在継手39を介し
て、ねじ棒36を回転し、これと螺合しているねじ受体35
を移動する。これによってねじ受体35を取付けた保持枠
体24は支軸28を中心にして回動する。この支軸28はその
中心軸線X−Xが保持枠体24に取付けられている軸受体
15の球状部17の中心0と一致するように設定されている
ので、該軸受体15は球状部17を支点とし回動し、固定さ
れているオイルパン10に対して第3図実線に示すように
傾動するため、該支軸28に嵌合している主軸21上端の研
磨皿9は右方向に傾斜し、所望の傾斜角度に設定するこ
とができる。
また、研磨皿傾動機構34の操作用ハンドル37を逆に回転
することによって保持枠体24を回動し、軸受体15を第3
図破線に示すように左方向に傾斜させることができる。
なお、この傾斜角度範囲は左右に夫々35度に傾斜させる
ことができる。
このように研磨皿9をレンズホルダー8に対して傾斜さ
せた後、研磨皿9にレンズホルダー8を圧接し、研磨皿
9を駆動モーター30によって回転駆動し、レンズホルダ
ー8を作動機構5により前後往復動させ、研磨皿9とレ
ンズホルダー8間に研磨液を注入することによってレン
ズを研磨する。この研磨作動中、研磨液は研磨皿9より
オイルパン10の受液部12上に流下する。この受液部12は
前方に向かって研磨液が流れるように傾斜しているので
前端の排出孔14より排出回収され、再び研磨皿9とレン
ズホルダー8間に注入するように循環させることができ
る。
(考案の効果) 以上、実施例について詳述した如く、この考案はオイル
パンを機台に張設固定し、軸受体の球状部をオイルパン
に嵌合して、該球状部を中心点として軸受体をオイルパ
ンに対して傾動させ、研磨体を傾斜させるようにしたの
で、研磨体である研磨皿はレンズの曲率半径、レンズの
大きさ、材質或いは特殊なレンズ等であっても大きく傾
けて研磨することができ、これによって、レンズを能率
良く、且つ高精度に研磨できると共に、オイルパンは機
台に固定され常に一定の状態で堅牢に設置されているの
で、従来のように研磨皿とともにオイルパンが大きく傾
斜し、研磨液がオイルパンより溢出したり、傾斜作動装
置が複雑大型化し、研磨皿の回転駆動でオイルパンが振
動等を起して、これが研磨皿にブレを生じさせる等の虞
れが全くなく、研磨液はオイルパンより溢出、漏出等も
なく、確実に排出孔より排出回収することができる等の
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案の縦断側面図、第2図は同じく縦断正
面図、第3図は同じく要部の傾斜時の縦断側面図、第4
図は研磨皿の軸受体とオイルバン部分の拡大一部縦断側
面図を示す。 1……機台、9……研磨皿 10……オイルパン、12……受液部 15……軸受体、16……直胴部 17……球状部、21……主軸 24……保持枠体、25……水平取付部 26……垂直板、27……モーター取付板 28……支軸、29……軸受台 30……駆動モーター、31……プーリー 32……プーリー、33……ベルト 34……研磨皿傾動機構、35……ねじ受体 36……ねじ棒、37……操作用ハンドル 39……自在継手

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルパンを機台上に張設してこれと一体
    的に固定し、該オイルパンに軸受体に設けた球状部を嵌
    合し、該軸受体に研磨体を上部に備えた主軸を回転駆動
    可能に嵌合すると共に、該軸受体と機台と間に研磨体傾
    動機構を設けて、上記球状部を中心点として上記軸受体
    をオイルパンに対して傾動し、上記研磨体の傾斜角度を
    調節可能に設定しうるようにしたことを特徴とする研磨
    装置等における研磨軸取付構造
JP3113890U 1990-03-28 1990-03-28 研磨装置等における研磨軸取付構造 Expired - Lifetime JPH0730271Y2 (ja)

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JPH03123665U JPH03123665U (ja) 1991-12-16
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