JPH11300590A - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置

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JPH11300590A
JPH11300590A JP10115347A JP11534798A JPH11300590A JP H11300590 A JPH11300590 A JP H11300590A JP 10115347 A JP10115347 A JP 10115347A JP 11534798 A JP11534798 A JP 11534798A JP H11300590 A JPH11300590 A JP H11300590A
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JP
Japan
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velocity ball
polishing
constant velocity
constant
rotation
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JP10115347A
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English (en)
Inventor
Yasunari Ikuta
康成 生田
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ブラウン管用ガラスパネル20が固定されるテ
ーブル12の公転に伴う自転を簡単な機構で防止する。 【解決手段】ワークをテーブル上に保持して、テーブル
を偏芯回転させながら研磨具を押し付ける研磨装置にお
いて、テーブル12の偏心回転に伴う自転を等速ボール
ジョイント16によって防止する。また、等速ボールジ
ョイント16をテーブル12の回転中心を挟むように一
対設け、そして、一端をテーブルに固定し、他端を研磨
装置の本体に固定する。また、等速ボールジョイント1
6が持つ隙間(等速ボールジョイントを構成するボール
と内輪との間の隙間と、ボールと外輪との間の隙間とを
加えた隙間)に起因するテーブルのガタ及び等速ボール
ジョイントの上下端部の間に設けられるスプライン結合
部のガタを無くすために、一対の等速ボールジョイント
16を互い反対方向に捩じった状態で固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は研磨装置に係り、特
にブラウン管用ガラスパネルのフェース面を研磨する研
磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョンやディスプレイ等の
ブラウン管の画像表示部分を構成するブラウン管用ガラ
スパネルは、溶融したガラス塊(ゴブ)をボトム金型に
供給し、このゴブをプランジャーでプレスすることによ
り成形される。このようなプレスによる製造方法では、
ブラウン管用ガラスパネルのフェース面に微小な凹みの
点欠陥や皺状の線欠陥が生じ易いため、これらの欠陥を
除去して光学面品質を確保すべく、フェース面に研磨処
理が施されている。
【0003】斯かるフェース面の研磨装置は、ガラスパ
ネルを固定するテーブルを有し、このテーブルの姿勢を
一定に保持した状態でテーブルを偏芯回転(公転)させ
ながら、フェース面に研磨具を押し当てて研磨する。こ
れにより、研磨具が当たるフェース面上の任意の点はど
の点をとっても周速が一定になるので、フェース面を均
一に研磨することができる。
【0004】ところで、従来の研磨装置には、テーブル
を偏心回転させる軸に軸受を介してテーブルが連結され
ている装置がある。この研磨装置は、テーブルの偏心回
転に伴って前記軸を中心とするテーブルの共回り(自
転)が発生するため、テーブルの自転を防止する手段が
設けられており、斯かる手段として、ユニバーサルジョ
イントが使用されているものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テーブ
ルの自転防止手段としてユニバーサルジョイントを使用
すると、ユニバーサルジョイントの入力軸と出力軸との
交差角度によっては、入力軸と出力軸の回転が一致しな
くなる場合がある。このような場合、ユニバーサルジョ
イントに動作不良が発生するので、前記テーブルの偏心
回転が阻害されて研磨精度が低下すると共に、ユニバー
サルジョイントが早期に損傷するという欠点がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、テーブルを円滑に偏心回転させることができ
るテーブル自転防止手段を備えた研磨装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
するために、ワークをテーブル上に保持して、該テーブ
ルを偏芯回転させながら前記ワークに研磨具を押し付け
てワークを研磨する研磨装置において、前記テーブルの
偏心回転に伴う該テーブルの自転を等速ボールジョイン
トによって防止することを特徴とする。
【0008】本発明によれば、テーブルの自転防止手段
として、入力軸と出力軸の交差角度に関わらず入力軸と
出力軸の回転が常に一致する等速ボールジョイントを適
用したので、テーブルを円滑に偏心回転させることがで
きる。これにより、ユニバーサルジョイントを使用した
従来の研磨装置と比較して、研磨精度が向上する。本発
明の他の特徴は、等速ボールジョイントをテーブルの回
転中心を挟むように一対設け、そして、一端をテーブル
に固定し、他端を研磨装置の本体に固定する。これによ
り、前記テーブルは、固定部材である研磨装置本体に一
対の等速ボールジョイントを介して固定されるので、そ
の自転が確実に防止される。
【0009】更に本発明の他の特徴は、等速ボールジョ
イントが持つ隙間(等速ボールジョイントを構成するボ
ールと内輪との間の隙間と、ボールと外輪との間の隙間
とを加えた隙間)に起因するテーブルのガタ及び等速ボ
ールジョイントの上下端部の間に設けられるスプライン
結合部のガタを無くすことにより、テーブルを更に円滑
に偏心回転させることである。斯かる手段によれば、一
対の等速ボールジョイントを互い反対方向に捩じった状
態で固定する。これにより、一方の等速ボールジョイン
トの隙間のある方向にテーブルが回転しようとしても、
他方の等速ボールジョイント側では前記方向に隙間が無
いので、テーブルは回転しない。即ち、テーブルにガタ
は生じない。したがって、テーブルのガタを無くすこと
ができるので、テーブルを更に円滑に偏心回転させるこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る研磨装置の好ましい実施の形態について詳説する。図
1は、本発明の実施の形態に係る研磨装置10の一部断
面を含む正面図である。同図に示す研磨装置10は、主
としてテーブル12、偏心回転機構14、等速ボールジ
ョイント16、16、及び研磨部18から構成されてい
る。
【0011】前記テーブル12は、装置本体11に前記
等速ボールジョイント16、16を介して設置されてい
る。また、前記テーブル12は、図2に示すように矩形
状に形成され、その上面にブラウン管用ガラスパネル2
0が載置される。前記ブラウン管用ガラスパネル20
は、フェース面21を上に向けた状態でテーブル12に
載置されると共に、テーブル12に設けられた位置決め
部材22、22…によって、テーブル12の所定の位置
に位置決め保持される。
【0012】前記偏心回転機構14は図1に示すよう
に、モータ24、主軸26、及び出力軸28を主な構成
としている。前記モータ24は、装置本体11の側方に
突設された支持プレート30上に支持されると共に、そ
のスピンドル25を下方に向けた状態で支持プレート3
0に取り付けられている。前記スピンドル25は、支持
プレート30に形成された貫通孔31に貫通配置され、
その先端部にプーリ32が取り付けられている。前記プ
ーリ32には、無端状ベルト34が巻き掛けられ、この
ベルト34は、主軸26の下部に設けられたプーリ36
に巻き掛けられて張設されている。前記主軸26は、鉛
直方向に配置されると共に、装置本体11に軸受38、
38を介して回転自在に設けられている。したがって、
前記偏心回転機構14によれば、前記モータ24を駆動
すると、その駆動力がプーリ32、ベルト34、及びプ
ーリ36から成るベルト伝達機構を介して主軸26に伝
達される。これにより、主軸26はその軸芯27を中心
に回転される。
【0013】主軸26の上部には、出力軸28が連結さ
れている。前記出力軸28は、主軸26の軸芯27に対
してその軸芯29が偏心した位置に設けられると共に、
テーブル12の下部中央に形成されたカップ状の軸受部
15に軸受40、40を介して連結されている。したが
って、主軸26が軸芯27を中心に回転されると、前記
出力軸28は、主軸26の軸芯27を中心に偏心回転
し、前記テーブル12も同様に、主軸26の軸芯27を
中心に偏心回転する。そして、前記テーブル12の偏心
回転に伴うテーブル12の自転(出力軸28の軸芯29
を中心とするテーブル12の回転)を、前記等速ボール
ジョイント16、16によって防止する。この等速ボー
ルジョイント16、16については後述する。
【0014】なお、本実施の形態では、主軸26と一体
に設けられた出力軸28に軸受40を介してテーブル1
2を連結した連結構造について説明したが、この限りで
はない。例えば、主軸26を中空状に形成し、この中空
部に出力軸28を挿入配置すると共に軸受を介して偏心
回転可能に主軸26に支持し、この出力軸28に前記テ
ーブル12を直結するような連結構造でも適用すること
ができる。
【0015】前記研磨部18は、ブラウン管用ガラスパ
ネル20のフェース面21を研磨する研磨布42を有し
ている。この研磨布42は、ベースプレート44に固定
されている。前記ベースプレート44には、ベースプレ
ート44を上下移動させるシリンダ装置46のピストン
47と、前記ベースプレート44を水平方向に揺動させ
る水平揺動機構48の揺動アーム49とがジョイント5
0を介して連結されている。また、前記ベースプレート
44には、スラリ供給管52が連結され、このスラリ供
給管52から研磨布42にスラリが供給される。
【0016】したがって、前記研磨部18によれば、シ
リンダ装置46のピストン47を伸縮することにより、
研磨布42をフェース面21に対して進退移動させるこ
とができると共に、フェース面21に対する研磨布42
の研磨圧力を設定することができる。また、研磨圧力設
定後に、水平揺動機構48の揺動アーム49を図1上で
左右に往復移動させながら、スラリ供給管52から研磨
布42にスラリを供給することにより、フェース面21
全域を研磨することができる。
【0017】なお、水平揺動機構48としては、シリン
ダ装置を適用しても良く、また、機械的な駆動装置、例
えばリンク機構を有する駆動装置を適用しても良い。ま
た、本実施の形態では、フェース面21の研磨具として
研磨布42を用いたが、これに限られるものではない。
荒削り研磨か仕上げ研磨により材質が適宜選択できるば
かりでなく、その形態もいろいろなものが使用できる。
例えば、ゴム又はフェルト製の円筒状ドラム研磨具を用
い、このドラム研磨具を中心軸周りに回転させながら、
フェース面21に押し当てて研磨するドラム研磨法を採
用しても良い。斯かるドラム研磨法は、柔軟性を有する
中空円筒状ドラム研磨具に所定の内圧を加えた状態で、
ブラウン管用ガラスパネル20のフェース面21に押し
当てながら回転させ、且つ所定の硬度と粒度を有するス
ラリ状の研磨剤を、その間に供給して研磨するものであ
る。この研磨法は、フェース面21への追従性が良いの
で、種々の曲率を有するブラウン管用ガラスパネル20
の研磨方法として有効である。
【0018】次に等速ボールジョイント16について説
明する。この等速ボールジョイント16は図3に示すよ
うに、その軸52の上下端に内輪54、複数のボール5
6、外輪(軸)58、及び図示しないボール保持器から
成るジョイント部60、60が設けられている。また、
前記軸52の下端部にはスプライン53が形成され、ス
プライン53は内輪54に形成された図示しないスプラ
イン溝に嵌合されている。このスプライン嵌合によって
前記軸52は、上下方向の移動が許容されている。
【0019】なお、本実施の形態で適用した等速ボール
ジョイント16はバーフィールド型のジョイントであ
り、周知なものなのでその作動原理については省略する
が、軸52と外輪58との交差角度に関わらず、軸52
と外輪58の回転が常に一致する特性を有している。前
記等速ボールジョイント16の取付方法について説明す
ると、等速ボールジョイント16の下部外輪58が、ボ
ルト62によって座板64に締結され、この座板64が
ボルト66によって装置本体11に固定されている。こ
れにより、等速ボールジョイント16の下部が、固定部
材である装置本体11に固定される。一方、等速ボール
ジョイント16の上部外輪58は、ボルト68によって
座板70に締結され、座板70がボルト72によってテ
ーブル14に固定されている。これにより、等速ボール
ジョイント16の上部が、移動部材であるテーブル12
に固定される。
【0020】ところで、前記等速ボールジョイント16
はその構成上、ジョイント部60、60に隙間(ボール
56と内輪54との間の隙間と、ボール56と外輪58
との間の隙間とを加えた隙間)が必ず発生する。このよ
うな隙間を等速ボールジョイント16に持たせた状態で
テーブル12を偏心回転すると、前記隙間に起因してテ
ーブル12にガタが発生し、このガタによってテーブル
12の円滑な偏心回転が阻害され、研磨精度が低下する
という不具合が発生する。
【0021】更にテーブル12にガタが発生すると、テ
ーブルの停止位置精度が悪くなり、ガラスパネルをテー
ブルの所定位置に乗せることが困難となり、ときにはテ
ーブル上に設けた位置決め部材に乗り上げることがあ
る。そこで、本実施の形態では、前記不具合を解消する
ために等速ボールジョイント16を図4に示すように、
テーブル12の中央部を挟んで対角位置に2個設けてい
る。そして、これらの等速ボールジョイント16、16
を図4上矢印A、Bで示すように互い反対方向に捩じっ
た状態でテーブル12に固定している。この固定方法に
ついて説明すると、まず、図3に示す2本のボルト7
2、72のねじ部73、73を、テーブル12に形成さ
れた通し孔74、74に貫通配置する。次に、前記ねじ
部73、73を等速ボールジョイント16の中心17を
中心に、例えば図4上で矢印A方向に捩じる。この捩じ
りによって、等速ボールジョイント16は、前記隙間分
だけ捩じられる。次いで、隙間が無くなった位置で等速
ボールジョイント16をナット76、76でテーブル1
2に固定する。以上が等速ボールジョイント16の固定
手順である。このように2個の等速ボールジョイント1
6、16を互いに反対方向に捩じって固定すると、一方
の等速ボールジョイント16の隙間のある方向にテーブ
ル12が回転しようとしても、他方の等速ボールジョイ
ント16では前記方向に隙間が無いので、テーブル12
は回転しない。よって、テーブル12にガタが無くなる
ので、テーブル12は円滑に偏心回転し、研磨精度が向
上する。
【0022】なお、本実施の形態では、等速ボールジョ
イント16を装置本体11とテーブル12との間に設け
た例について説明したが、この限りではない。例えば、
主軸に出力軸を同軸上に設け、主軸を偏心回転させてテ
ーブル12を偏心回転させる偏心回転機構であれば、そ
の偏心回転機構と装置本体11との間に等速ボールジョ
イント16を設置すれば良い。
【0023】次に、前記の如く構成された研磨装置10
の作用について説明する。まず、テーブル12上にブラ
ウン管用ガラスパネル20を載置して、位置決め部材2
2、22…によって位置決め固定する。そして、研磨部
18のシリンダ装置46を駆動してピストン47を伸長
し、研磨布42をフェース面21に押し当てると共に研
磨圧力を所定の圧力に設定する。これにより、研磨の準
備作業が終了する。
【0024】次に、モータ24を駆動すると共に水平揺
動機構48を駆動し、そして、研磨布42にスラリを供
給してフェース面21の研磨を開始する。前記モータ2
4が駆動すると、その回転力がベルト伝達機構を介して
主軸26に伝達されて主軸26が回転する。主軸26が
回転すると、その主軸26に偏芯した位置に設けられた
出力軸28が、主軸26の軸心27を中心として偏芯回
転し、これにより、テーブル12も偏芯回転する。
【0025】ここで、前記出力軸28は、軸受40によ
ってテーブル12に回転自在に支持されているため、前
記主軸26が回転すると、その主軸26の回転に伴いテ
ーブル12が共回り、すなわち、出力軸28の軸芯29
を中心に自転しようとする。しかし、前記テーブル12
は、等速ボールジョイント16、16を介して装置本体
11に固定されているため、その自転が防止された状態
で円滑に偏心回転する。したがって、前記研磨装置10
によれば、フェース面21を均一に研磨することができ
る。
【0026】以上説明したように前記研磨装置10で
は、テーブル12の自転防止手段として等速ボールジョ
イント16を採用した。ユニバーサルジョイントは入力
軸と出力軸が直線状になっていないといけないが、等速
ボールジョイントはこのような制約を受けない。これは
ジョイントを取り付けるフレーム上部の面とテーブルの
下面の平行度が必ずしも良好でない装置では極めて重要
である。ユニバーサルジョイントを平行が不良な状態で
使用すると、テーブルの公転運動中に非常に大きな無理
な力がジョイントに加わり、破壊を招く。
【0027】これに対し、等速ボールジョイント16
は、軸52と外輪58、58の交差角度に関わらず軸5
2と外輪58、58の回転が常に一致する特性を有して
いる。本実施の形態の研磨装置10は、等速ボールジョ
イント16の前記特性を専ら利用したので、テーブル1
2の偏心量に影響されることなく、テーブル12の自転
を円滑に防止することができる。
【0028】また、前記研磨装置10によれば、テーブ
ル12を1軸で偏芯回転させる機構を採用しているの
で、平行2軸を用いてテーブル12を偏芯回転させる研
磨装置と比較して、高い部品精度や組立精度は要求され
ない。したがって、前記研磨装置10は、製作がきわめ
て容易になり、また、設計の自由度が広がり、更にコス
トダウンも図ることができる。
【0029】また、前記研磨装置10では、等速ボール
ジョイント16を2個設け、これらの等速ボールジョイ
ント16、16を互い反対方向に捩じった状態で固定す
ることにより、テーブルのガタを無くしたので、テーブ
ルを更に円滑に偏心回転させることができる。なお、本
実施の形態では、ブラウン管用ガラスパネルのフェース
面を研磨する研磨装置について説明したが、これに限定
されるものではない。即ち、テーブルを偏心回転させて
ワークを研磨する研磨装置、例えばブラウン管用ファン
ネルの研磨装置や板ガラスの研磨装置等の他の研磨装置
にも適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る研磨装
置によれば、テーブルの自転防止手段として、入力軸と
出力軸の交差角度に関わらず入力軸と出力軸の回転が常
に一致する等速ボールジョイントを適用したので、テー
ブルを円滑に偏心回転させることができる。
【0031】また、本発明によれば、等速ボールジョイ
ントを一対個設け、これらの等速ボールジョイントを互
い反対方向に捩じった状態で固定することにより、テー
ブルのガタを無くしたので、テーブルを更に円滑に偏心
回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る研磨装置の一部断面を含む正
面図
【図2】図1に示した研磨装置の上面図
【図3】図1の研磨装置に適用された等速ボールジョイ
ントの拡大図
【図4】図3に示した等速ボールジョイントの絞り固定
方法を説明するための説明図
【符号の説明】
10…研磨装置 12…テーブル 14…偏心回転機構 16…等速ボールジョイント 18…研磨部 20…ブラウン管用ガラスパネル 21…フェース面 24…モータ 26…主軸 28…出力軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークをテーブル上に保持して、該テーブ
    ルを偏芯回転させながら前記ワークに研磨具を押し付け
    てワークを研磨する研磨装置において、 前記テーブルの偏心回転に伴う該テーブルの自転を等速
    ボールジョイントによって防止することを特徴とする研
    磨装置。
  2. 【請求項2】前記等速ボールジョイントは、前記テーブ
    ルの回転中心を挟むように一対設けられると共に、一端
    が前記テーブルに固定され他端が前記研磨装置の本体に
    固定されることを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  3. 【請求項3】前記一対の等速ボールジョイントは、互い
    反対方向に捩じられて固定されていることを特徴とする
    請求項2記載の研磨装置。
JP10115347A 1998-04-24 1998-04-24 研磨装置 Pending JPH11300590A (ja)

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