JPH07302358A - Cadシステム用3次元図形視点変更装置 - Google Patents

Cadシステム用3次元図形視点変更装置

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JPH07302358A
JPH07302358A JP6093353A JP9335394A JPH07302358A JP H07302358 A JPH07302358 A JP H07302358A JP 6093353 A JP6093353 A JP 6093353A JP 9335394 A JP9335394 A JP 9335394A JP H07302358 A JPH07302358 A JP H07302358A
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cad system
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JP6093353A
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Yasushi Kanazawa
泰 金沢
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価なCADシステムへの適用を可能にする
とともに、ユーザーが適切な操作を容易に行い得るよう
にすることを目的とする。 【構成】 緯線および経線を持つ球状のガイド図形Gを
向きを固定して、CADシステムの画面上に、視点変更
の対象とする3次元図形Dに重ねて表示するガイド図形
表示手段と、前記ガイド図形G上の、ユーザーによって
指示された点Pの位置に基づき、視点方向を示す情報を
出力する視点方向出力手段と、を具えてなるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CADシステムに用
いられ、CADシステムがそのディスプレイ装置上に表
示する3次元図形の視点をユーザーの指示に応じて変更
する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の上述の如き装置としては、ダイヤ
ルや、マウスや、ジョイスティック等の器具を使用する
ものが知られており、例えばダイヤルを使用する装置で
は、個々のダイヤルをユーザーが手動操作で回すと、該
装置がその回されたダイヤルの種類と回された角度を示
す情報を出力し、これによりCADシステムが画面上の
3次元図形を、その回されたダイヤルの種類に対応する
軸線周りにその回された角度に対応する角度だけ回転さ
せ、またマウスを使用する装置では、マウスをユーザー
が手動操作で移動させると、該装置がそのマウスの移動
方向および移動量を示す情報を出力し、これによりCA
Dシステムが画面上の3次元図形を、そのマウスの移動
に追従(ドラッギング)させて、その移動方向に対応し
た向きにその移動された量に対応した角度だけ回転させ
る。
【0003】そして例えば特開平2-45822号公報に従来
技術として記載されているようなジョイスティックを使
用する装置では、ジョイスティックをユーザーが手動操
作で倒しあるいは回すと、該装置がその倒されあるいは
回されたジョイスティックの方向と角度を示す情報を出
力し、これによりCADシステムが画面上の3次元図形
を、倒された場合はその倒された方向に対応する軸線周
りに、また回された場合は倒された場合と異なる軸線周
りに、その倒されあるいは回された角度に対応する角度
だけ回転させる。
【0004】また従来の上述の如き装置としては、上記
特開平2-45822号公報に出願に係る発明として記載され
ている、器具として凹凸二個の半球状のタブレットを使
用する装置も知られており、この装置では、電磁コイル
を先端に持つスタイラスペンで、複数のループコイルを
表面に沿って配置された半球状のタブレットに触れる
と、そのスタイラスペンが触れた位置に対応するループ
コイルに発生した誘導電圧に基づきその触れた位置を示
す情報を出力し、これによりCADシステムが画面上の
3次元図形を、その触れた位置から半球状のタブレット
の中心へ向かう方向を視点方向とするように回転させ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の装置にあっては、ダイヤルやジョイスティックやタブ
レットを使用するものでは、それらの器具が高価なた
め、安価なCADシステムには適用できないという問題
があり、またマウスを使用するものでは、マウスの動き
に追従させて図形を移動させるので、円滑な移動のため
には大量の情報を高速で処理する必要があって、能力の
高い高価なCADシステムが必要とされ、それゆえこの
場合も安価なCADシステムには適用できないという問
題があった。そして上記従来の装置にあってはいずれ
も、回転後の図形表示状態をユーザーがイメージするの
が難しく、それゆえ適切な操作が困難なため操作のやり
直しが必要となって、3次元図形の表示方向を所望の視
点からのもの変更するのに手間がかかるという問題があ
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
有利に解決した装置を提供することを目的とするもので
あり、この発明のCADシステム用3次元図形視点変更
装置は、図1にその概念を示すように、緯線および経線
を持つ球状のガイド図形を向きを固定して、CADシス
テムの画面上に、視点変更の対象とする3次元図形に重
ねて表示するガイド図形表示手段1と、前記ガイド図形
上の、ユーザーによって指示された点の位置に基づき、
視点方向を示す情報を出力する視点方向出力手段2と、
を具えてなるものである。
【0007】なお、この発明においては、前記ガイド図
形表示手段1が、前記ガイド図形に関する情報をユーザ
ーの入力に基づき変更するガイド図形情報変更手段と、
前記ガイド図形に関する基本情報もしくは、前記ガイド
図形情報変更手段により変更された情報に基づき、前記
画面上への前記ガイド図形の表示のための処理を行うガ
イド図形表示処理手段と、を具えていても良い。
【0008】ここで、前記ガイド図形に関する情報に
は、ガイド図形の表示位置や、表示する大きさや、緯線
や経線のピッチを含めても良く、さらには、前記球状の
ガイド図形の、ユーザーに近い手前側と、ユーザーから
遠い向こう側とのいずれを画面表示するかを示す情報を
含めても良い。
【0009】また、この発明においては、前記ガイド図
形表示手段1が、前記変更されたガイド図形に関する情
報を保存するガイド図形情報保存手段をさらに具え、前
記ガイド図形表示処理手段が、前記基本情報として、初
期設定情報もしくは前記ガイド図形情報保存手段によっ
て保存されている情報を用いて、前記ガイド図形の表示
のための処理を行うこととしても良い。
【0010】
【作用】上述したこの発明のCADシステム用3次元図
形視点変更装置にあっては、ガイド図形表示手段が、緯
線および経線を持つ球状のガイド図形を、その向きを固
定して、CADシステムの画面上に、視点変更の対象と
する3次元図形に重ねて表示し、ユーザーが、マウスや
キーボード上のカーソル移動キー等を手動操作して、そ
のガイド図形上で、視点とする点の位置を指示すると、
視点方向出力手段2が、前記ガイド図形上の、ユーザー
によって指示された点の位置に基づき、視点方向を示す
情報を出力して、CADシステムに、その視点方向から
見た3次元図形を画面表示させる。
【0011】従って、この発明の装置によれば、安価な
マウスや、通常システム自体に付属しているキーボード
等の器具を使用して構成し得るので、安価なCADシス
テムにも適用でき、またドラッギングを行わずに回転後
の図形を表示することから高速での処理の不要とし得る
ので、この点でも安価なCADシステムへの適用を可能
にでき、しかも、ユーザーが回転後の図形表示状態をイ
メージし易い、地球儀の如き緯線および経線を持つ球状
のガイド図形を、その向きを固定して、視点変更の対象
とする3次元図形に重ねてCADシステムの画面上に表
示するので、ユーザーが、適切な操作を容易に行い得
て、3次元図形の表示方向を所望の視点からのものに簡
単かつ速やかに変更することができる。
【0012】なお、前記ガイド図形表示手段1が、前記
ガイド図形に関する情報をユーザーの入力に基づき変更
するガイド図形情報変更手段と、前記ガイド図形に関す
る基本情報もしくは、前記ガイド図形情報変更手段によ
り変更された情報に基づき、前記画面上への前記ガイド
図形の表示のための処理を行うガイド図形表示処理手段
と、を具えていれば、ユーザーが、CADシステムの画
面上に、所望の表示状態で前記ガイド図形を表示させ得
て、視点の変更をさらに容易にすることができる。
【0013】そして、前記変更するガイド図形に関する
情報に、ガイド図形の表示位置や、表示する大きさや、
緯線や経線のピッチを含めれば、ユーザーが、CADシ
ステムの画面上の所望の位置に、所望のピッチの緯線や
経線を持つ所望の大きさのガイド図形を表示させること
ができる。
【0014】また、前記ガイド図形に関する情報に、球
状のガイド図形の、ユーザーに近い手前側と、ユーザー
から遠い向こう側とのいずれを画面表示するかを示す情
報を含めれば、3次元図形の裏側の表示状態も容易に得
ることができる。
【0015】さらに、前記ガイド図形表示手段1が、前
記変更されたガイド図形に関する情報を保存するガイド
図形情報保存手段をさらに具え、前記ガイド図形表示処
理手段が、前記基本情報として、初期設定情報もしくは
前記ガイド図形情報保存手段によって保存されている情
報を用いて、前記ガイド図形の表示のための処理を行う
こととすれば、該装置を再起動して視点変更を再度行う
際に、所望の表示状態での前記ガイド図形を速やかに再
現し得て、所望のガイド図形を設定し直す手間を省くこ
とができる。
【0016】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図2は、この発明のCADシステム用3
次元図形視点変更装置の一実施例を具えるCADシステ
ムを示す構成図であり、当該CADシステムは、図示し
ないキーボードを有する通常のコンピューター3と、そ
のコンピューター3にそれぞれ接続された、CRT装置
等の通常のディスプレイ装置4と、情報の外部記憶のた
めのディスクドライブ装置5と、手動操作されてその操
作量や操作方向の情報を出力する通常のマウス6とを具
えてなり、ここにおける実施例の3次元図形視点変更装
置は、上記マウス6やキーボードを使用し得るように、
該CADシステムの上記コンピューター3に、あらかじ
め与えられたプログラムとして一体的に組み込まれてい
る。
【0017】図3は、上記実施例の3次元図形視点変更
装置が実行する処理の手順を示すフローチャート、また
図4(a)は、その実施例の装置が視点を変更する3次
元図形を例示する斜視図、そして図4(b)は、その3
次元図形の例である図形Dを図4(a)中の矢印Vで示
す視点方向(正面方向)から見た正面図である。かかる
3次元図形Dの視点方向を変更するに際し、当該実施例
の装置は、上記CADシステムがディスプレイ装置4の
画面上に例えば図4(b)に示すように図形Dを正面か
ら見ている視点で図形Dを表示している初期状態から、
先ず、図3中のステップ11で、図5(a)に示す如きガ
イド図形Gの表示情報が保存されているか否かをチェッ
クする。なお、ガイド図形Gの表示情報としては、例え
ば、上記ディスプレイ装置4の画面上でのガイド図形G
の中心の位置や、ガイド図形Gの表示外径や、ガイド図
形Gの緯線や経線のピッチ角度(図示例のガイド図形G
では10°)等がある。
【0018】そして上記ステップ11でガイド図形Gの表
示情報が保存されていないと判断した場合には、ステッ
プ12でガイド図形Gの表示情報を、あらかじめ定めた値
に初期設定した後にステップ14へ進み、その一方、上記
ステップ11でガイド図形Gの表示情報が保存されている
と判断した場合には、ステップ13でガイド図形Gの表示
情報を例えば上記ディスクドライブ装置5から読み込ん
だ後にステップ14へ進む。
【0019】ステップ14では、ガイド図形Gの中心位置
が上記ディスプレイ装置4の画面内にあるか否かをチェ
ックし、このチェックの結果、ガイド図形Gの中心位置
が画面内にない場合には、ガイド図形Gを利用し易くす
るためにステップ15で画面中心をガイド図形Gの中心位
置に定めた後にステップ16へ進み、上記チェックの結
果、ガイド図形Gの中心位置が画面内にある場合には、
そのままステップ16へ進む。
【0020】ステップ16では、上記ステップ12,13で初
期設定もしくは読み込んだ表示情報によって指定された
画面上のガイド図形Gの中心位置にガイド図形Gの中心
点を位置させて、同様にして指定された外径で、同様に
して指定された角度のピッチの緯線および経線を持つガ
イド図形Gを一定の向きで、上記ディスプレイ装置4の
画面上に上記3次元図形Dに重ねて表示する。従って上
記ステップ11からステップ16までの処理は、ガイド図形
表示手段1に相当する。なおここで、ガイド図形Gを3
次元図形Dに「重ねて表示する」とは、ガイド図形Gを
二次元的に含む平面と3次元図形Dを二次元的に含む平
面とを重ねて表示することを意味しており、画面上でガ
イド図形Gと3次元図形Dが離れて位置する場合にガイ
ド図形Gを移動させて図形同士を重ねることまで行うも
のではない。かかるガイド図形Gの移動は後述する中心
移動によって行わせることができる。
【0021】次のステップ17では、上記ディスプレイ装
置4の画面上の例えばガイド図形の脇等の適当な位置に
〔視点変更〕、〔中心移動〕、〔径変更〕、〔ピッチ変
更〕および〔終了〕の六種類の処理メニューを表示し、
続くステップ18ではユーザーから、コマンドおよび、そ
のコマンドに応じた、視点Pやガイド図形Gの中心点等
の点、ガイド図形Gの外径、ガイド図形Gの緯線・経線
のピッチ角度等の入力を得る。
【0022】そして、ユーザーがステップ18で、視点変
更コマンドを選択して入力するとともに、例えばマウス
6の移動操作でガイド図形G上の任意の位置にカーソル
を移動させてその位置をマウス6のスイッチ操作で指示
することによって、あるいはキーボードのキー操作でガ
イド図形G上の任意の位置にカーソルを移動させてその
位置をキーボードのキー操作で指示することによって、
図5(a)に示すように、視点Pを入力した場合には、
処理はステップ18からステップ19を経てステップ20へ進
む。
【0023】ステップ20では、画面上における入力され
た視点Pの位置およびガイド図形Gの中心点の位置と、
ガイド図形Gの外径から求めたガイド図形Gの半径とか
ら、現在は球状のガイド図形Gの正面からガイド図形G
の中心点を見る視線方向で見ている3次元図形Dを、球
状のガイド図形Gの表面上の上記視点Pからガイド図形
Gの中心点を見る新たな視点方向で見る場合に、図形D
を画面の縦軸および横軸回りに何度回転させる必要があ
るかを演算で求め、続くステップ21では、その演算結果
の回転角度を上記CADシステムの、これもあらかじめ
与えられたプログラムとして構成されている図形処理部
に出力して、上記3次元図形Dを、図5(b)に示すよ
うに、ガイド図形Gの中心点を通る画面の縦軸および横
軸回りに上記求めた角度だけ回転させた状態で、上記デ
ィスプレイ装置4の画面上に再表示し、その後はステッ
プ18に戻って、さらなるコマンド入力を待機する。な
お、この図形Dの回転の際、ガイド図形Gは回転させ
ず、一定の向きを維持させる。これにより、図形Dがど
の向きをむいていても、常にガイド図形Gの中心を視点
Pとして入力すれば、図形Dを元の向きに戻すことがで
きる。
【0024】この一方、例えば回転後の図形Dの表示位
置のずれを少なくするためにガイド図形Gの中心点の位
置を図形Dの表示位置の中央に移動させたい等の理由か
ら、ユーザーがステップ18で、中心移動コマンドを選択
して入力するとともに、例えばマウス6やキーボードの
上記と同様の操作で、ガイド図形Gの新たな中心点を入
力した場合には、処理はステップ18からステップ22を経
てステップ23へ進み、そのステップ23で、画面上におけ
る入力された中心点の位置をガイド図形Gの新たな中心
点として、ガイド図形Gを画面上に再表示し、その後ス
テップ18に戻って、さらなるコマンド入力を待機する。
【0025】さらに、例えば視点Pの変更のための操作
をより短時間で行えるようにガイド図形Gの現在の表示
外径をより小さくしたい、あるいはガイド図形Gをより
見易くするためにガイド図形Gの現在の表示外径をより
大きくしたい等の理由から、ユーザーがステップ18で、
径変更コマンドを選択して入力するとともに、例えばキ
ーボードを操作して新たな外径の数値を入力した場合に
は、処理はステップ18からステップ24を経てステップ25
へ進み、そのステップ25で、入力された数値の外径にな
るように、ガイド図形Gを画面上に再表示し、その後ス
テップ18に戻って、さらなるコマンド入力を待機する。
【0026】また、例えば新たな視点Pの指示をより確
実にするためにガイド図形Gの現在の緯線および経線の
表示ピッチをより細かくしたい、あるいは図形Dをより
見易くするためにガイド図形Gの現在の緯線および経線
の表示ピッチをより粗くしたい等の理由から、ユーザー
がステップ18で、ピッチ変更コマンドを選択して入力す
るとともに、例えばキーボードを操作して新たな緯線あ
るいは経線のピッチ角度の数値を入力した場合には、処
理はステップ18からステップ26を経てステップ27へ進
み、そのステップ27で、緯線あるいは経線が入力された
数値のピッチ角度になるように、ガイド図形Gを画面上
に再表示し、その後ステップ18に戻って、さらなるコマ
ンド入力を待機する。
【0027】そして視点変更が終了して、ユーザーがス
テップ18で、終了コマンドを選択して入力した場合に
は、ステップ28を経てステップ29へ進み、そのステップ
29で、ガイド図形Gを画面上から消去するとともに、ガ
イド図形Gの現在の上述の如き表示情報を、例えば上記
ディスクドライブ装置5に保存して、処理を終了する。
なお、この保存した表示情報は、次回の視点変更処理の
際にステップ13で読み込まれることになる。従って上記
ステップ17からステップ29までの処理は、視点方向出力
手段2に相当する。
【0028】上述の如くしてこの実施例の装置によれ
ば、安価なマウス6や、通常システム自体に付属してい
るキーボード等の器具を使用して構成し得るので、安価
なCADシステムにも適用でき、またドラッギングを行
わずに回転後の図形を表示することから高速での処理の
不要とし得るので、この点でも安価なCADシステムへ
の適用を可能にでき、しかも、ユーザーが回転後の図形
表示状態をイメージし易い、地球儀の如き緯線および経
線を持つ球状のガイド図形Gを、その向きを固定して、
視点変更の対象とする3次元図形Dに重ねてCADシス
テムのディスプレイ装置4の画面上に表示するので、ユ
ーザーが適切な操作を容易に行い得て、3次元図形の表
示方向を所望の視点からのものに簡単かつ速やかに変更
することができる。
【0029】しかもこの実施例の装置によれば、ステッ
プ18で、ガイド図形Gに関する情報を、ユーザーの入力
に基づき変更し、ステップ23、ステップ25またはステッ
プ27で、ガイド図形Gに関する基本情報(初期設定情報
もしくは読み込み情報)またはユーザー入力により変更
された情報に基づき、ディスプレイ装置4の画面上への
ガイド図形Gの表示のための処理を行うので、ユーザー
が、CADシステムのディスプレイ装置4の画面上に、
所望の表示状態で前記ガイド図形を表示させ得て、視点
の変更をさらに容易にすることができる。従って、ステ
ップ18の処理はガイド図形情報変更手段に相当し、また
ステップ23、ステップ25およびステップ27の処理は、ガ
イド図形表示処理手段に相当する。
【0030】またこの実施例の装置によれば、前記変更
するガイド図形Gに関する情報に、ガイド図形Gの表示
位置や、表示する大きさ(表示外径)や、緯線や経線の
ピッチ角度を含めているので、ユーザーが、CADシス
テムのディスプレイ装置4の画面上の所望の位置に、所
望のピッチの緯線や経線を持つ所望の大きさのガイド図
形Gを表示させることができる。
【0031】さらにこの実施例の装置によれば、ステッ
プ29で、変更されたガイド図形Gに関する情報を保存
し、既に保存されている情報がある場合にはステップ13
でその情報を読み込んだ後に、ステップ16で、その読み
込んだ情報を用いてガイド図形Gの表示のための処理を
行い、保存されている情報がない場合には、ステップ16
で、初期設定情報を用いて処理を行うので、該装置を再
起動して視点変更を再度行う際に、所望の表示状態での
前記ガイド図形を速やかに再現し得て、所望のガイド図
形を設定し直す手間を省くことができる。従って、ステ
ップ29の処理は、ガイド図形情報保存手段に相当し、ま
たステップ16の処理は、ガイド図形表示処理手段を構成
している。
【0032】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、前記ガ
イド図形に関する情報に、球状のガイド図形の、ユーザ
ーに近い手前側と、ユーザーから遠い向こう側とのいず
れを画面表示するかを示す情報を含めることもでき、こ
のようにすれば、3次元図形の裏側の表示状態も容易に
得ることができる。
【0033】
【発明の効果】かくしてこの発明のCADシステム用3
次元図形視点変更装置によれば、安価なマウスや、通常
システム自体に付属しているキーボード等の器具を使用
して構成し得るので、安価なCADシステムにも適用で
き、またドラッギングを行わずに回転後の図形を表示す
ることから高速での処理の不要とし得るので、この点で
も安価なCADシステムへの適用を可能にでき、しか
も、ユーザーが回転後の図形表示状態をイメージし易
い、地球儀の如き緯線および経線を持つ球状のガイド図
形を、その向きを固定して、視点変更の対象とする3次
元図形に重ねてCADシステムの画面上に表示するの
で、ユーザーが、適切な操作を容易に行い得て、3次元
図形の表示方向を所望の視点からのものに簡単かつ速や
かに変更することができる。
【0034】なお、前記ガイド図形表示手段が、前記ガ
イド図形に関する情報をユーザーの入力に基づき変更す
るガイド図形情報変更手段と、前記ガイド図形に関する
基本情報もしくは、前記ガイド図形情報変更手段により
変更された情報に基づき、前記画面上への前記ガイド図
形の表示のための処理を行うガイド図形表示処理手段と
を具えていれば、ユーザーがCADシステムの画面上
に、所望の表示状態で前記ガイド図形を表示させ得て、
視点の変更をさらに容易にすることができる。
【0035】そして、前記変更するガイド図形に関する
情報に、ガイド図形の表示位置や、表示する大きさや、
緯線や経線のピッチを含めれば、ユーザーがCADシス
テムの画面上の所望の位置に、所望のピッチの緯線や経
線を持つ所望の大きさのガイド図形を表示させることが
できる。
【0036】また、前記ガイド図形に関する情報に、球
状のガイド図形の、ユーザーに近い手前側と、ユーザー
から遠い向こう側とのいずれを画面表示するかを示す情
報を含めれば、3次元図形の裏側の表示状態も容易に得
ることができる。
【0037】さらに、前記ガイド図形表示手段が、前記
変更されたガイド図形に関する情報を保存するガイド図
形情報保存手段をさらに具え、前記ガイド図形表示処理
手段が、前記基本情報として、初期設定情報もしくは前
記ガイド図形情報保存手段によって保存されている情報
を用いて、前記ガイド図形の表示のための処理を行うこ
ととすれば、該装置を再起動して視点変更を再度行う際
に、所望の表示状態での前記ガイド図形を速やかに再現
し得て、所望のガイド図形を設定し直す手間を省くこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のCADシステム用3次元図形視点変
更装置の基本構成を示す概念図である。
【図2】この発明のCADシステム用3次元図形視点変
更装置の一実施例を具えるCADシステムを示す構成図
である。
【図3】上記実施例の3次元図形視点変更装置が実行す
る処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】(a)は、上記実施例の装置が視点を変更する
3次元図形を例示する斜視図であり、(b)は、その3
次元図形の例である図形Dを(a)中の矢印Vで示す視
点方向から見た正面図である。
【図5】(a)は、上記実施例の装置が画面上に表示す
るガイド図形を視点変更前の3次元図形と共に示す説明
図であり、(b)は、上記実施例の装置が画面上に表示
するガイド図形を視点変更後の3次元図形と共に示す説
明図である。
【符号の説明】
1 ガイド図形表示手段 2 視点方向出力手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緯線および経線を持つ球状のガイド図形
    を向きを固定して、CADシステムの画面上に、視点変
    更の対象とする3次元図形に重ねて表示するガイド図形
    表示手段(1)と、 前記ガイド図形上の、ユーザーによって指示された点の
    位置に基づき、視点方向を示す情報を出力する視点方向
    出力手段(2)と、 を具えてなる、CADシステム用3次元図形視点変更装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド図形表示手段(1)は、 前記ガイド図形に関する情報をユーザーの入力に基づき
    変更するガイド図形情報変更手段と、 前記ガイド図形に関する基本情報もしくは、前記ガイド
    図形情報変更手段により変更された情報に基づき、前記
    画面上への前記ガイド図形の表示のための処理を行うガ
    イド図形表示処理手段と、 を具えることを特徴とする、請求項1記載のCADシス
    テム用3次元図形視点変更装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド図形表示手段(1)は、前記
    変更されたガイド図形に関する情報を保存するガイド図
    形情報保存手段をさらに具え、 前記ガイド図形表示処理手段は、前記基本情報として、
    初期設定情報もしくは前記ガイド図形情報保存手段によ
    って保存されている情報を用いて、前記ガイド図形の表
    示のための処理を行うことを特徴とする、請求項2記載
    のCADシステム用3次元図形視点変更装置。
JP6093353A 1994-05-02 1994-05-02 Cadシステム用3次元図形視点変更装置 Pending JPH07302358A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011517001A (ja) * 2008-04-14 2011-05-26 グーグル インコーポレイテッド 仮想表面を使用するパンニング
KR101396742B1 (ko) * 2012-10-16 2014-05-19 구대희 단말기 및 이를 이용한 가상 입체영역 제어 방법

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JP2011517001A (ja) * 2008-04-14 2011-05-26 グーグル インコーポレイテッド 仮想表面を使用するパンニング
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