JPH07301993A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07301993A
JPH07301993A JP6119602A JP11960294A JPH07301993A JP H07301993 A JPH07301993 A JP H07301993A JP 6119602 A JP6119602 A JP 6119602A JP 11960294 A JP11960294 A JP 11960294A JP H07301993 A JPH07301993 A JP H07301993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
image forming
forming apparatus
developing device
main body
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Pending
Application number
JP6119602A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sanpei
敦史 三瓶
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャッタ部材を設けることなく、簡単な構成
で、現像装置の取り外し時に、回収トナー搬送装置と現
像装置との連結接合部からの画像形成装置本体内へのト
ナー落下を、経時に亘って安定して防止できるようにし
た画像形成装置を提供することである。 【構成】 回収トナー搬送装置18の端部と、現像装置
5のトナーケース25とを、互いに分離自在に連結接合
する。感光体1と、クリーニング装置と、回収トナー搬
送装置18とはプロセスカートリッジとして一体化構成
され、このプロセスカートリッジは、ストッパ部材35
によって現像装置5を取り外さない限り、取り外せない
ようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリーニング装置によ
って回収したトナーを現像装置で再利用するタイプの画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ或いはファクシミリな
どの画像形成装置において、ドラム状やベルト状の感光
体に対して、帯電、露光、現像を行って感光体上にトナ
ー像を形成し、このトナー像を記録媒体に転写したあと
に、感光体表面上に残留付着するトナーをクリーニング
装置によって除去し、この除去したトナーを現像装置に
戻して再利用するようにした画像形成装置が知られてい
る。
【0003】図10は、トナーのリサイクル手段を有す
る画像形成装置の一例を示し、この画像形成装置による
画像形成プロセスに関して説明しながら、従来技術の問
題点を明らかにしてゆく。
【0004】同図において、符号1はドラム状の感光体
を示し、この感光体1は、図示されない駆動手段によっ
て矢印a方向に回転駆動さる。この回転時に、先ず、感
光体1の表面が帯電装置の一例である帯電ローラ2によ
って一様に帯電され、この帯電面に対して、露光部3に
おいて、図示していない画像露光装置によって画像露光
又は光書き込みが行われることにより、感光体1の表面
に所定の静電潜像が形成される。このあと、感光体上の
画像形成に不必要な部分が、イレーサ4によって除電さ
れる。帯電ローラ2と画像露光装置は、感光体上に静電
潜像を形成する潜像形成手段を構成する。
【0005】感光体1には現像装置5が対向配備され、
この装置本体の現像タンク6内には図示していない粉体
状の現像剤が入れられ、この現像剤は現像ローラ7上に
供給担持されつつ現像ローラ7上を運ばれ、そのトナー
が感光体1上の静電潜像に静電的に移行し、該潜像がト
ナー像として可視像化される。このように、現像装置5
は感光体1上に形成された静電潜像をトナー像として可
視像化するものである。図示した現像装置5において
は、トナーとキャリアを有する二成分系現像剤が使用さ
れているが、キャリアを含まない一成分系現像剤を用い
ることもできる。
【0006】一方、レジストローラ対8からは、記録媒
体の一例である転写紙9が感光体1に向けて搬送され、
転写ベルト11と感光体1とで挟まれつつ、転写紙が送
られる間で、転写装置の一例である転写ローラ11aの
作用で、感光体1上のトナー像が転写紙9に転写され
る。この転写のあと、転写紙は転写ベルト11によって
定着装置12に向けて送られ、この定着装置12を通る
間で、転写紙上の転写トナー像が定着される。このよう
にして定着されたトナー像を担持する転写紙は排紙ロー
ラ対13を経て図示されないトレイに排出される。
【0007】感光体1と対向して、現像装置6と反対側
の位置にはクリーニング装置14が配設され、このクリ
ーニング装置14は、クリーニング部材の一例であるク
リーニングブレード15を有し、かかるクリーニングブ
レード15によって、トナー像の転写後において感光体
1の表面上に残留付着しているトナー(未転写トナー)
が掻き取り除去される。かようにして除去されたトナー
は、クリーニング装置14のクリーニングケーシング1
6内に回収される。このように、クリーニング装置14
は、感光体1上のトナー像を転写媒体に転写したあと、
感光体上に残留付着するトナーを回収するものである。
残留トナーがクリーニングブレード15によって除去さ
れたのち、除電ランプ17の作用により感光体1の表面
が除電状態にされ、次の画像形成に備えられる。
【0008】ここで、クリーニング装置14によって回
収されたトナーを、クリーニング装置14から現像装置
5に向けて搬送するための回収トナー搬送装置18が、
クリーニング装置14と現像装置5との間に設けられて
いる。この回収トナー搬送装置18は、トナー搬送管2
0や、この内部に挿設されたトナー搬送部材21などで
主に構成されている。なお、このトナー搬送部材21
は、例えばコイルスプリングなどで構成され、トナー搬
送管20外に設けた駆動手段22により、同管内で回転
駆動される。
【0009】クリーニングケーシング16内に回収され
たトナーは同ケーシング内に設けたトナー搬送コイル2
3によって図示奥側から手前側に運ばれ、感光体1の手
前側に跨がるようにして配設されるトナー搬送管20内
に入る。トナー搬送管20内に入ったトナーは、トナー
搬送部材21の回転により図示右方へと送られ、現像装
置5の一部をなすトナーケース25内に入る。
【0010】トナーケース25は、図示手前側から、感
光体1と対向した現像タンク6に向けて配設され、その
奥端部側が現像タンク6に接続されている。そして、ト
ナー搬送管20の右側の端部(トナー排出側端部)は、
トナーケース25の手前側の部位(感光体1の端部より
手前の部位)に接続されている。
【0011】トナー搬送管20の端部から排出されたト
ナーは、一旦トナーケース25に収容され、現像タンク
6内の現像剤中のトナー量が減少すると、トナーケース
25内のスプリングコイルより成るトナー搬送部材2
6,27の回転によって、奥側へと送られ、現像タンク
6内に入れられる。このようにして、トナーが現像装置
5で再利用されるのである。なお、トナーケース25に
向けて、トナーボトル28からトナー搬送手段29を介
して新トナー19が送り込まれ、現像タンク6内に補給
されるようになっている。
【0012】上述のように、図10に示した画像形成装
置は、感光体1と、現像装置5と、クリーニング装置1
4と、回収トナー搬送装置18を有し、これらの装置
が、画像形成装置本体10内に設けられている。
【0013】近時、この種の画像形成装置にあっては、
保守や点検や交換などを容易にするために、各種の画像
形成プロセス機器をユニット化し、このユニット化した
ものを画像形成装置本体10に対して着脱自在に装着し
ている。又、複数の画像形成プロセス機器をプロセスカ
ートリッジとして一体化構成している。その際、少なく
ともクリーニング装置14と回収トナー搬送装置18と
を、現像装置5とは別のプロセスカートリッジとして一
体化構成し、この一体化構成したプロセスカートリッジ
と現像装置5とを画像形成装置本体10に対して着脱自
在とすることが従来より一般に行われている。図10の
例では、感光体1と、クリーニング装置14と、回収ト
ナー搬送装置18を一体化構成し、それをプロセスカー
トリッジとしている。
【0014】かようなプロセスカートリッジと、現像装
置5とを独立した構成として、両者を単独で別々に画像
形成装置本体10に対して着脱する場合、当然のことな
がら、両者の間に連結接合部を設けなければならない。
例えば、図10に示した画像形成装置の例では、A部が
連結接合部となる。
【0015】ところで、汎用の小型の画像形成装置で
は、スペース上の制約から、回収トナー搬送装置18を
画像形成装置10の前面側、すなわち、作業者が画像形
成装置の保守、点検を行う側に設けるのが普通となって
おり、このため連結接合部Aも画像形成装置の前面側に
位置するようになっている。そして、感光体などを含む
プロセスカートリッジや、現像装置5などは、図の手前
側(前面側)に感光体1の軸方向に沿って抜き出すよう
にしている。
【0016】かような構成の画像形成装置では、プロセ
スカートリッジ又は現像装置を画像形成装置本体から取
り外す際、連結接合部Aに付着して溜ったトナーが、そ
の接合部から飛散落下し、画像形成装置本体内をトナー
で汚してしまうという不具合があった。
【0017】そこで、従来においては、接合部Aに差し
込んだシャッタ部材31を用いて、例えば現像装置5を
取り外すとき、トナー搬送管20のトナー出口側開口部
をシャッタ部材31で塞ぎ、この開口部からのトナー落
ちなどを防止するようにしていた。しかしながら、この
ような手段によるものでは、最初の段階でトナーの封鎖
性能(飛散落下防止性能)を満足しても、シャッタ部材
31と、これに接触する部材との隙間にトナーが入り込
んだりすると、次回の現像装置の着脱時に、衝撃などに
よって、そのようなトナーが飛散落下するおそれがあ
り、又、シャッタ部材31と接触する部分の劣化などに
よって完全なトナーの封鎖性能を経時に亘って維持する
ことが困難な状況となっていた。更に、かようなシャッ
タ部材の面倒な挿入作業を必要としていた。なお、この
種の技術に関連するものとして、例えば、特開昭63−
25676号公報等によるものが既に提案されるところ
となっている。
【0018】この他、本出願人に係る特公昭62−36
226号公報で提案されたような技術、すなわち、ユニ
ット脱着のとき、クリーニングユニットと現像装置とを
つなぐトナー搬送パイプを上方へ回動退避させるような
ものが知られているが、これによるものでは、トナー搬
送パイプを回動させると言ったような面倒な作業を必要
とし、しかもその回動のための構成が複雑化し、且つそ
のコストが上昇する欠点を免れない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、シャ
ッタ部材などを設けることなく、簡単な構成で、プロセ
スカートリッジや現像装置の取り外し時に、画像形成装
置本体内へのトナー落下を、経時に亘って安定して防止
できるようにした画像形成装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、感光体と、この感光体に形成された静電潜
像をトナー像として可視像化する現像装置と、前記トナ
ー像を記録媒体に転写したあと、感光体上に残留付着す
るトナーを除去して回収するクリーニング装置と、この
クリーニング装置によって回収されたトナーをクリーニ
ング装置から現像装置に向けて搬送する回収トナー搬送
装置とを画像形成装置本体内に設け、少なくともクリー
ニング装置と回収トナー搬送装置とを、現像装置とは別
のプロセスカートリッジとして一体化構成し、この一体
化構成したプロセスカートリッジと現像装置とを画像形
成装置本体に対して着脱自在とした画像形成装置におい
て、画像形成装置本体内に装填された回収トナー搬送装
置のトナー出口側開口部と、同じく画像形成装置本体内
に装填された現像装置のトナー受け入れ側開口部とを互
いに連結接合すると共に、現像装置を画像形成装置本体
から取り外さない限り、プロセスカートリッジの取り外
しを不能とするストッパ部材を設け、且つ、連結接合し
た前記両開口部を互いにスライドさせながら、プロセス
カートリッジを画像形成装置本体内に残して、現像装置
を取り外すとき、回収トナー搬送装置内から、そのトナ
ー出口側開口部を通して落下するトナーを受けて収容す
るトナー受け部を、前記現像装置に設けた構成を提案す
るものである。
【0021】その際、トナー受け部は現像装置の上部壁
面により構成され、該上部壁面の両側には、現像装置着
脱方向と平行したリブが突設されていると有利である。
【0022】又、トナー出口側開口部のまわりとトナー
受れ入れ側開口部のまわりの一方にシール材を固定し、
シール材の設けられていない方の開口部を区画する周壁
面には、シール材に近づくに従って開口部の面積が拡大
するようなテーパが形成されていると効果的である。
【0023】更に、画像形成装置本体からの現像装置の
取り外し時にトナー受け部上のトナーを払拭清掃する清
掃部材を、プロセスカートリッジ又は画像形成装置本体
に設けると有利である。
【0024】更に、トナー受け部の表面がトナーに対す
る離型性の良い材料で構成されていると特に有利であ
る。
【0025】更に、画像形成装置本体からの現像装置の
取り外し時に、この取り外し動作に連動して、回収トナ
ー搬送装置のトナー出口側部分に衝撃力を付与する衝撃
付与手段を設けると効果的である。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0027】図1は、本発明一実施例の画像形成装置の
要部のみを示す断面図である。なお、これから出てくる
部材のうち、図10に示した従来例と同一の機能を達成
する部材については、便宜上、同一の符号を使用する。
図1は、時計方向に回転駆動されるドラム状の感光体1
と、現像装置5と、回収トナー搬送装置18とを示して
いるが、その他のプロセス機器は、図10と全く同様な
状態に配置されている。すなわち、図1に示した画像形
成装置も、同図に示した感光体1と、現像装置5と、回
収トナー搬送装置18のほかに、図10に示した帯電装
置の一例である帯電ローラ2及び画像露光装置より成る
潜像形成手段と、イレーサ4と、記録媒体の一例である
転写紙9を感光体1に給送するレジストローラ対8と、
転写ベルト11と、転写装置の一例である転写ローラ1
1aと、転写紙9上に転写されたトナー像を定着する定
着装置12と、トレイに転写紙9を排出する排紙ローラ
対13と、トナー像を転写紙9に転写したあと、感光体
1上に残留するトナーを除去して回収するクリーニング
装置14と、除電ランプ17とを有していて、これらの
プロセス機器が画像形成装置本体10内に設けられてい
る。図1に示していない上記各プロセス機器の構成と、
その作用は、図10に示した従来例と同じであるため、
その説明は省略することとし、以下の説明においても、
必要に応じて図10を参照することにする。
【0028】又、図1に示した回収トナー搬送装置18
も、上記クリーニング装置14(図10)によって回収
されたトナーを、クリーニング装置から現像装置5に向
けて搬送するものであり、かかる回収トナー搬送装置1
8は、クリーニング装置と現像装置5との間に配置さ
れ、トナー搬送管20や、この内部に挿設された、例え
ばコイルスプリングより成るトナー搬送部材21を有
し、トナー搬送管20外に設けた駆動手段22によりト
ナー搬送部材21がトナー搬送管20内で回転駆動され
る。これにより、クリーニング装置のクリーニングケー
シング16(図10)に回収されたトナーがトナー搬送
管20内を搬送され、現像装置5のトナーケース25に
運ばれる。
【0029】図1に示した現像装置5も、感光体1上に
形成された静電潜像をトナー像として可視像化するもの
であって、基本的には図10に示した現像装置と変りは
ない。すなわちこの現像装置5の現像タンク6内に、図
示していない粉体状の現像剤が収容され、この現像剤が
現像ローラ7上に担持されて搬送され、感光体1に形成
された静電潜像の可視像化に供される。図1に示した現
像装置5も、トナーとキャリアを有する二成分系現像剤
が使用されているが、キャリアを含まない一成分系現像
剤を用いるように、この現像装置5を構成することもで
きる。
【0030】図1に示したトナーケース25は、図10
の場合と同様に図1の手前側から、感光体1と対向した
現像タンク6に向けて配置され、その奥端部側が現像タ
ンク6に接続されている。そして、トナー搬送管20の
右側の端部(トナー排出側端部)は、後述するジョイン
ト管24を介して、トナーケース25の手前側の部位
(感光体1の端部より手前の部位)に接続されている。
トナー搬送管20を通してトナーケース25に搬送され
たトナーはこのトナーケース25に一旦収容され、現像
タンク6内の現像剤中のトナー量の減少が図示していな
いセンサによって検知されると、トナーケース25内の
スプリングコイルより成るトナー搬送部材26,27の
回転によって、トナーが奥側へと送られる。そしてこの
トナーが現像タンク6内に入れられ、ここで再利用され
る。
【0031】図1に示した画像形成装置も、その少なく
ともクリーニング装置と回収トナー搬送装置18を、現
像装置5とは別のプロセスカートリッジとして一体化構
成し、この一体化構成したプロセスカートリッジと現像
装置5とを画像形成装置本体10に対して着脱自在とす
る形式のものであって、特に図1に示した例では、感光
体1と、クリーニング装置14(図10)と、回収トナ
ー搬送装置18の三者がプロセスカートリッジとして一
体化構成され、これとは独立した構成となっている現像
装置5と共に、画像形成装置本体10に対して着脱自在
となっている。
【0032】ここで、図示した回収トナー搬送装置18
のトナー搬送管20は、水平線に対して24度程度傾く
ように配設されている。現像タンク6の上側に突出する
トナーケース25にトナー搬送管20を接続するため
に、かような傾斜態位にトナー搬送管20が配設される
のである。
【0033】トナー搬送管20がかように傾斜している
と、クリーニング装置側からのトナーの充填作用と相ま
って、トナーの重力の働きでトナー搬送管20の図示左
側の内部に回収トナーが充満する傾向となり、連結接合
部をクリーニング装置と回収トナー搬送装置との間に設
けてしまうと、こちら側からトナーが洩れ出し易くな
る。又、その部位にシャッタ部材を設けるものとする
と、充満傾向の回収トナー中にシャッタ部材を挿入する
必要があって、どうしてもシャッタ部材で遮ったトナー
が画像形成装置本体内に落ちてしまうことになる。
【0034】感光体1と、クリーニング装置14(図1
0)と、回収トナー搬送装置18を分割構造にして、別
々に着脱する構成とした場合には、シャッタ部材を設け
る方式では、上述のシャッタ部材の他に、回収トナー搬
送装置とクリーニング装置との連結接合部にもシャッタ
部材が要ることになり、この種のシャッタ部材の挿入作
業が誠に煩瑣なものとなるばかりでなく、トナー洩れも
起こり易くなる。
【0035】図1に示すように、トナー搬送管20を傾
斜させる構成において、クリーニング装置と回収トナー
搬送装置18との間に連結接合部を設けずに、感光体と
クリーニング装置と回収トナー搬送装置とのうちの少な
くともクリーニング装置と回収トナー搬送装置とを一体
化構成し、且つ、回収トナー搬送装置18と現像装置5
との連結接合部Aを水平状態とし、更に、この接合部A
でも、シャッタ部材を不要のものとすることができれ
ば、トナー落ちを防止できることは勿論、シャッタ部材
の煩瑣な挿脱作業も行う必要がなくなる。
【0036】図示した画像形成装置は、シャッタ部材な
どを用いることなくトナー落ちを防止できるものであ
り、このための構成に関して、以下に順を追って述べる
こととする。
【0037】図1において、トナー搬送管20の端部
(トナー搬送方向下流側の端部)には、前述のように屈
曲したジョイント管24が一体的に接続されている。こ
のように回収トナー搬送装置18はジョイント管24を
有しているのであるが、かかるジョイント管24の下端
のトナー出口側開口部32と、現像装置5のトナーケー
ス25の上端のトナー受れ入れ側開口部33とは互いに
分離自在に連結接合される。本例では、ジョイント管2
4の下端部のトナー出口側開口部32のまわりに、ゴム
や発泡体などの弾性材より成るシール材34が固定さ
れ、このシール材34と、トナーケース25の上端部と
が互いに接した状態となっていて、この接する部分が連
結接合部Aとなっているのである。勿論、シール材34
などの中間部材を省略し、トナー出口側開口部32とト
ナー受け入れ側開口部33とを直に連結接合してもよ
い。このように、画像形成装置本体10内に装填された
回収トナー搬送装置18のトナー出口側開口部32と、
同じく画像形成装置本体10内に装填された現像装置5
のトナー受け入れ側開口部33とが、直接、又は中間部
材を介して、互いに分離自在に連結接合される。
【0038】ここで、現像装置5には現像ローラ7が設
けられているのであるが、このローラ軸7aは現像タン
ク6よりも手前側に突出していて、この突出した軸部に
はストッパ部材35の一端側が固定されている。そし
て、このストッパ部材35の他端側に設けた穴35aに
は感光体1の軸1Aが嵌入している。
【0039】図1に示した回収トナー搬送装置18は、
図10の場合と同様に、画像形成装置本体10の前面
側、すなわち作業者が通常、画像形成装置の保守点検を
行う側に設けられ、連結接合部Aも、画像形成装置の前
面側、すなわち手前側に位置する。感光体1とクリーニ
ング装置14(図10)と回収トナー搬送装置18とを
一体化構成したプロセスカートリッジと、現像装置5と
は、共に感光体1の軸方向に沿って着脱自在となってい
る。本例の場合は、両者とも図示手前側に取り外される
ようになっている。
【0040】ストッパ部材35は、現像装置5を画像形
成装置本体10から取り外さない限り、プロセスカート
リッジの取り外しを不能にするものである。現像装置5
を画像形成装置本体10内に装填したままプロセスカー
トリッジを取り外そうとすると、その感光体1がストッ
パ部材35にぶつかってしまい、プロセスカートリッジ
自体を取り出せないのである。逆に、プロセスカートリ
ッジを画像形成装置本体10内に装填したまま、現像装
置5を引き出せば、ローラ軸7aに嵌合したストッパ部
材35が、感光体1の軸1Aから外れ、現像装置5を取
り外すことができる。又、ストッパ部材35は、本例で
は、感光体1と現像ローラ7との中心の位置決めを行う
機能も有している。
【0041】なお、感光体1を含めずに、回収トナー搬
送装置18とクリーニング装置14(図10)とを一体
化構成したプロセスカートリッジとした場合には、例え
ば、ストッパ部材35を図示左側へ延ばし、クリーニン
グ装置14(図10)若しくは回収トナー搬送装置18
自体を、かかるストッパ部材で、現像装置よりも先に取
り外し不能にする構成とすればよい。
【0042】図2は、図1のX−X線に沿う断面図であ
り、トナーケース25内に入った回収トナーは、前述の
ように、トナー搬送部材26や今一つのトナー搬送部材
27(図1)によって図示b方向(画像形成装置本体の
奥側)に搬送される。なお、図1及び図2に示した現像
装置5にも、図10に示したトナーボトル28と同様な
トナーボトル(図1,図2には示さず)が設けられてい
るが、かかるトナーボトルから送られた新トナーは、図
2において矢印E方向に入り、トナーケース25内を通
って現像タンク6内に入れられる。
【0043】トナー搬送管20(図1)に接続されたジ
ョイント管24は、これに設けた位置決めピン36が画
像形成装置本体の前側板37の穴37aに嵌入すること
によって位置決めされる。図1に示した現像装置5は、
図において手前側に取り外される。すなわち、図2にお
いて矢印c方向に取り外されるのであるが、このとき、
プロセスカートリッジは画像形成装置本体内に残され
る。すなわち、連結接合した両開口部32,33を互い
にスライドさせながら、本例の場合は、シール材34に
対してトナーケース25の上部をスライドさせながら、
プロセスカートリッジを画像形成装置本体10内に残し
て、現像装置5が図3に示すように画像形成装置本体1
0に対して取り外されるのである。なお、現像タンク6
の底部には、図1に示すように突起6aが設けられ、こ
れがガイド部材38の凹部と係合することにより、現像
タンク6は、この引き出し時に左右方向に動かぬように
保持される。
【0044】現像装置5には、これが上述のように取り
外されるとき、回収トナー搬送装置18内からそのトナ
ー出口側開口部32を通して落下するトナーを受けて収
容するトナー受け部が設けられている。本実施例におい
ては、かかるトナー受け部が、現像装置5のトナーケー
ス25の上部壁面25A(図2)により構成されてい
る。
【0045】図1において、トナー搬送部材21とジョ
イント管24との間には両内壁面部分に、図2に示す如
く5乃至6mm程度のスキマGを確保している。従って、
この部分では、送られたトナーが圧縮されることは少な
く、その壁面にはトナーが付着しにくくなっている。こ
れに対して、ジョイント管24内に突入したトナー搬送
部材21の端部や、ジョイント管24のトナー出口側開
口部32付近の内壁面にはトナー(図1中のT)が付着
し易くなっている。又、ジョイント管24内の隅部にも
トナーが付着し易くなっている。
【0046】かような一連のトナーが、現像装置5を図
3に示したように取り外す際に、トナー出口側開口部3
2から外に洩れ出し、従来はかかるトナーが画像形成装
置本体内に落下し易くしていたのである。本実施例にお
いては、現像タンク6をトナーケース25もろとも画像
形成装置本体10から取り外すとき、その現像装置5の
取り外し動作に伴う衝撃、或いはシール材34と、トナ
ーケース25の上端部との摺動抵抗に伴うジョイント管
24の振動などによって、上述の如きトナーTがトナー
出口側開口部32に向けて落下し、この落下したトナー
が図2の上部壁面25Aに受け止められる。図3におい
て符号39で示すものが、その受けられた落下トナーで
ある。
【0047】このように、現像装置5を画像形成装置本
体10から引き出すとき、回収トナー搬送装置18内に
付着したトナーや半固着状態のトナーを、現像装置5の
上部壁面25Aより成るトナー受け部によって受け止め
るので、そのトナーが画像形成装置本体10内に落下し
たり、飛散する不具合を防止できる。しかも現像装置5
を画像形成装置本体10に対して引き出した状態にして
おいて、プロセスカートラッジを画像形成装置本体10
から取り外すときは、その回収トナー搬送装置18のジ
ョイント管24内には、落下するような量のトナーが存
在しないので、このときもトナーが画像形成装置本体1
0内に落下したり飛散することはない。現像装置5が画
像形成装置本体10内に装填されているときは、プロセ
スカートリッジを取り外すことはできないので、その回
収トナー搬送装置のトナー出口側開口部32から外にト
ナーが落下することはない。
【0048】従って、本例の構成によれば、図10に示
したようなシャッタ部材31を不要のものとすることが
できる。これによって、画像形成装置の構成も簡単にな
り、所定のコストで作製するシャッタ部材が要らなくな
るので、コスト的にも有利になり、又、その挿脱作業も
不要なものとなる。又、トナーを画像形成装置本体内に
飛散落下させることなく、現像装置を簡単に着脱するこ
とができる。更に、シャッタ部材を用いないので、経時
に亘ってトナーを画像形成装置本体内に飛散落下させな
いようにすることができる。
【0049】ここで、図4及び図5に示す如く、トナー
ケース25の上部壁面25Aの両側に、現像装置着脱方
向と平行したリブ40を突設すると、図3に示したよう
な落下トナー39を、現像装置5の取り外し時に、トナ
ーケース25の両側から画像形成装置本体内に落とさな
いようにすることができる。
【0050】なお、図3に示す上部壁面25Aに乗った
トナー39は、現像装置5を画像形成装置本体に対して
引き出したあと清掃除去することになるが、トナー受け
部を構成する現像装置5の上部壁面25Aを、トナーに
対する離型性の良い材質のもので構成すると、トナーの
清掃除去性を良くすることができる。トナーケース25
自体を、例えば、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、
スチロール樹脂、ハイインパクトスチロール樹脂、ポリ
プロピレン樹脂などで作製することにより、トナーの化
学的な侵食を防止でき、その表面についても滑らかな面
とすることができると同時に、この滑らか性を経時に亘
って維持できる。
【0051】更に、トナーケース25の上部壁面表面に
かような材種層を被覆形成してもよいし、又、そのよう
な材種のものでできたトナーケース25の表面に、更に
ポリエチレンテレフタレート(商品名マイラー)などを
貼り付けるようにしてもよい。このように、トナー受け
部の表面をトナーに対する離型性の良い材料で構成する
ことによって、その表面の清掃性を向上させることがで
きるのである。
【0052】ところで、図3及び図4に示すように現像
装置5を取り外すとき、トナーケース25の、トナー受
け入れ側開口部33のある上面部は、シール材34に対
して摺擦することとなる。そこで、トナーケース25
に、図3に符号Bで示すような傾斜部を設け、トナー受
け入れ側開口部33が設けられたトナーケース25の上
面部の部分よりも、奥側のトナーケース上面の部分、す
なわち上部壁面25Aの部分を低くすることにより、現
像装置5の着脱時にシール材34が摺擦するトナーケー
ス25の面の面積を少なくできる。これによって、シー
ル材34が、そのトナーケース25の上面部の摺擦によ
って受けるストレスを緩和することができ、シール材3
4が剥離したり、変形したりするのを防止することがで
きる。
【0053】かような構成に代え、又はかかる構成と共
に、図4に示す如くトナー受け入れ側開口部33を区画
する開口周壁面Fに逆のハの字状のテーパを形成しても
よい。シール材34を、ジョイント管24のトナー出口
側開口部32のまわりに固定し、トナーケース25に形
成されたトナー受け入れ側開口部33の周壁面Fに、か
ようなテーパを設けることによって、現像装置5を着脱
するとき、シール材34が周壁面Fの鋭利なエッジ部に
接触しないようにすることができる。これによりシール
材34を傷めないようにすることができ、経時に亘って
シール材34によるシール性を維持することができる。
【0054】シール材34は、普段、トナーのシール機
能を達成するものであるが、これを、ジョイント管24
の方ではなく、トナーケース25のトナー受け入れ側開
口部33のまわりに設けるようにしてもよい。この場合
には、回収トナー搬送装置18のトナー出口側開口部3
2を区画する周壁面に、ハの字状のテーパを形成するこ
とによって、そのシール材がトナー出口側開口部32の
周壁面の鋭利なエッジ部に接触することを防止できる。
【0055】要は、トナー出口側開口部32のまわりと
トナー受け入れ側開口部33のまわりの一方にシール材
34を固定し、シール材34の設けられていない方の開
口部を区画する周壁面に、シール材34に近づくに従っ
てその開口部の面積が拡大するようなテーパを形成すれ
ば、シール材34の損傷や剥離を防止できるのである。
【0056】図1に示したガイド部材38が、画像形成
装置本体10の奥側へ向けて高さが高くなるように、こ
のガイド部材38に傾斜(テーパ)を付け、現像装置5
を画像形成装置本体10の奥側へ押し込んでこれをセッ
トするとき、トナー受け入れ側開口部33を順次上方に
移動させ、最終的にこの開口部33のまわりの上壁面部
分がシール材34を介してジョイント管24の下面に圧
接するように構成しても、上述したところと同様な作用
効果が得られる。ただし、この構成によると、ガイド部
材38にテーパを形成する分、画像形成装置本体10の
内部のスペースを大きくする必要がある。
【0057】ここで、図4及び図5において、画像形成
装置本体10の前側板37には、弾性体より成る払拭清
掃部材42の基端部が固定されており、現像装置5の取
り外し時に、その清掃部材42により、現像装置5の上
部壁面25A上のトナー39を払拭清掃し、画像形成装
置本体内に設けたトナー受け皿43などのトナー受け止
め部に落とすようにすると、現像装置5を画像形成装置
本体外に取り出したときの、その清掃作業が楽になる。
【0058】すなわち、図4において、清掃部材42に
よってトナー39を掻き集めながら矢印d方向に落とし
込み、画像形成装置本体内に設けたトナー受け皿43に
収容する。なお、トナー受け皿43を画像形成装置本体
に対して着脱自在に構成しておくと、受け皿43内に溜
まった回収トナーを受け皿から取り除いて廃棄したりす
ることができる。又、溜まった回収トナーを受け皿43
ごと廃棄することもできる。
【0059】清掃部材42は、例えばポリウレタンゴム
やその発泡体などの弾性材よりなるブレード状弾性体と
して構成され、その自由端は所定の喰込量をもって、上
部壁面25Aに当接する。なお、清掃部材42を用いる
場合に、前述のように上部壁面25Aを離型性のよい材
質のもので構成すると、更にトナーの清掃性をよくする
ことができる。払拭清掃部材42をプロセスカートリッ
ジの方に設けるようにしてもよい。
【0060】図4に示した清掃部材42は、ジョイント
管24よりも、画像形成装置本体10の奥側に設けられ
ているので、現像装置5を手前側に取り外すとき、清掃
部材42によって清掃したトナーケース25の上部壁面
25A上に、ジョイント管24の内部からトナーが落下
して、ここを汚してしまうことも考えられる。そこで、
図4に鎖線で示したように、回収トナー搬送装置18の
トナー出口側開口部32よりも、画像形成装置本体10
の手前側の部位に、前述の清掃部材42と全く同様な清
掃部材42aを設け、この清掃部材42aによって、ト
ナーケース25の上部壁面25A上のトナーを払拭清掃
し、これをトナー受け皿43に落とし込むようにすれ
ば、現像装置5を取り出したときの、その清掃作業を省
略することもできる。清掃部材42aも、その基端部を
画像形成装置本体又はプロセスカートリッジに固定する
ことができ、図4の例では、ジョイント管24に清掃部
材42aの基端部が固定されている。清掃部材42,4
2aは、その両者を設けるようにしてもよいし、そのい
ずれか一方を設けるだけであってもよい。
【0061】上述のように、画像形成装置本体10から
の現像装置5の取り出し時に、トナー受け部上のトナー
を払拭清掃する清掃部材42,42aを、プロセスカー
トリッジ又は画像形成装置本体10に設けることによっ
て、現像装置5がトナーによって汚される程度を低減で
きる。
【0062】なお、図4及び図5に示した実施例におい
ては、リブ40と、清掃部材42,42aと、トナー受
け皿43が付設され、しかもトナー受け入れ開口部33
にテーパが形成されているが、その他の構成は、図1乃
至図3に示した構成と変りはない。
【0063】ところで、図1において、トナー搬送部材
21の端部や、トナー出口側開口部32付近の壁面に、
トナーTが付着し易くなっているのであるが、かような
トナーが半固着状態となると、現像装置5を摺動させて
取り外すとき、そのようなトナーが落下しにくくなる。
このように、回収トナー搬送装置18の方にトナーが残
ってしまうと、プロセスカートリッジの取り外し時に、
そのときの衝撃によって、その残ったトナーが画像形成
装置本体10内に落下するおそれがある。そこで、現像
装置5の取り外し時に、ジョイント管24に対して所定
の衝撃力を付与すると、そのような半固着状態のトナー
をたたき落とすことができ、上述した不具合を回避する
ことができる。
【0064】図6乃至図8において、本体前側板37に
は、例えば合成樹脂板や薄い金属板などの弾性板より成
る叩打部材46の基端部が固定されていて、この自由端
側には図7に示すようにジョイント管24の側に向けて
突起46aが設けられている。一方、図8に示す如く、
現像装置5のトナーケース25の一方の側面の上部に
は、所定のピッチ間隔で突起部25bが一体形成されて
いる。
【0065】図8において、現像装置5を矢印c方向に
取り外すと、叩打部材46に形成した下垂片46bに向
かって進行する突起部25bが、下垂片46bに衝き当
たり、その下垂片46bを外側に押しやる。そして突起
部25bが通過すると、叩打部材46の自由端部は、そ
の自己弾性によりジョイント管24に向けて瞬間的に変
位復元し、このとき、突起46aはジョイント管24を
叩打する。この叩打は、複数の突起部25bが通過する
間中、行われる。この叩打による衝撃によって、先のト
ナーT(図1)や、ジョイント管内に付着して溜まった
トナーなどが、たたき落とされるのである。
【0066】なお、突起部25bについては、1箇所だ
け設けるようにしてもよく、又、図6に示すように複数
箇所に亘って設けるようにしてもよい。後者の場合はト
ナーの完全なたたき落とし機能を保証することができ
る。このようにして、たたき落としたトナーを、図8に
示した清掃部材42、又は図4に示した清掃部材42a
によって清掃除去すると、画像形成装置内でのトナーの
飛散防止効果を更に高めることができる。
【0067】この実施例によれば、現像装置の取り外し
に連動して、回収トナー搬送装置18に衝撃力を付与す
ることができ、手作業で、回収トナー搬送装置をたたい
たりするようなことをしないで済む。
【0068】叩打部材46、突起46a及び突起部25
bは、画像形成装置本体10からの現像装置5の取り外
し時に、この取り外し動作に連動して、回収トナー搬送
装置18のトナー出口側部分に衝撃力を付与する衝撃付
与手段の一例を構成するものである。なお、図6乃至図
8に示した実施例の他の構成は、図1乃至図3に示した
実施例、ないしは図4及び図5に示した実施例と変りは
ない。
【0069】回収トナーのブロッキングを防止するため
に、画像形成装置の稼動時に、回収手段に、振動を与え
るようにしたものがある(特公昭63−45599号公
報)。このような衝撃付与手段を用いてもよいが、この
構成によると、画像形成装置の作動中、常時大きな騒音
が発生するおそれがある。図6乃至図8に示した実施例
においては、現像装置5の取り外し時に振動を与えるも
のであり、画像形成装置の稼動中に振動騒音を発生させ
るようなおそれはない。
【0070】図9は、ジョイント管24の端部側を拡大
して示した断面図であるが、ここに示すように、その内
壁面の隅に丸みRを付けるようにすると、隅に付着した
トナーの固着化を防止できる。すなわち、隣り合う内壁
平面を曲面でつなげるのである。
【0071】回収トナーは凝集度が高く、内壁の平面の
交差する部分(隅)に僅かなトナーが溜まると、この溜
まった少量の固着トナーに、更にトナーが付着するよう
になって、これが増長して固着状態となり、落下トナー
(上部壁面25Aに落とすトナー)が増加するばかりで
なく、トナーブロッキングが発生するおそれがある。隅
部に丸みRを付けることによって、かような不具合の発
生を抑えることができる。
【0072】更に、ジョイント管24の内壁面の表面を
トナーに対する離型性のよいもの(先に述べた材質のも
の)とし、その表面を滑らかに形成すると、トナー回収
時に、ジョイント管24内にトナーを滞留させにくくす
ることができ、スムーズにトナーケース25内にトナー
を落とし込むことができる。これによって、ジョイント
管24の内壁面にトナーが固着するようなことが無くな
り、現像装置の取り外し時に、トナー出口側開口部32
から落ちるトナー量を少なくできる。又、連結接合部の
トナーブロッキングを効果的に防止できる。図9に示し
た構成は、前述の全ての実施例に適用できるものであ
る。
【0073】なお、本発明においては、感光体としてド
ラム状のみならず、無端ベルト状のものや、その他の構
成のものを使用する画像形成装置にも適用できる。
【0074】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置によれ
ば、シャッタ部材を用いることなしに、現像装置又はプ
ロセスカートリッジの取り外し時に、画像形成装置本体
内へのトナーの飛散落下を防止できる。又、シャッタ部
材の挿脱作業も不要になり、更に、シャッタ部材を用い
ないので連結接合部の劣化を防止でき、トナーの連結接
合部からの洩れ出し防止機能を経時に亘って維持するこ
とができる。そしてシャッタ部材が不要であることか
ら、画像形成装置自体を低コストのものとすることがで
きる。
【0075】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
現像装置の取り外し時に、トナー受け部の両側から画像
形成装置本体内にトナーを落とさないようにすることが
できる。
【0076】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
回収トナー搬送装置と現像装置との連結接合部のシール
性を高めることができると共に、シール材の劣化を防止
することができることで、シール性を経時に亘って維持
できる。
【0077】請求項4に記載の画像形成装置によれば、
現像装置のトナー受け部に落下したトナーの清掃廃棄作
業を楽に行うことができ、又はその作業を省くことがで
きる。
【0078】請求項5に記載の画像形成装置によれば、
現像装置のトナー受け部からのトナーの除去を容易に行
うことができる。
【0079】請求項6に記載の画像形成装置によれば、
回収トナー搬送装置のトナー出口側部分におけるトナー
の除去性を高めることができ、プロセスカートリッジの
取り外し時におけるトナーの飛散落下を更に効果的に防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の画像形成装置の要部のみを示
す断面図である。
【図2】図1のX−X線に沿う断面図である。
【図3】現像装置を画像形成装置本体に対して取り外す
ときの様子を示す断面図である。
【図4】トナーケースの上部壁面に乗ったトナーを清掃
部材によって払拭清掃除去する方式の実施例を示す、図
3と同様な断面図である。
【図5】同上実施例の一部断面正面図である。
【図6】回収トナー搬送装置を叩打する実施例の側面図
である。
【図7】同上実施例の回収トナー搬送装置の一部の平面
図である。
【図8】同上実施例の回収トナー搬送装置の一部の斜視
図である。
【図9】回収トナー搬送装置に付設されるジョイント管
の拡大断面図である。
【図10】従来の画像形成装置の一例の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 感光体 5 現像装置 10 画像形成装置本体 14 クリーニング装置 18 回収トナー搬送装置 25A 上部壁面 32 トナー出口側開口部 33 トナー受け入れ側開口部 34 シール材 35 ストッパ部材 39 トナー 40 リブ 42 清掃部材 42a 清掃部材 F 周壁面 T トナー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と、この感光体に形成された静電
    潜像をトナー像として可視像化する現像装置と、前記ト
    ナー像を記録媒体に転写したあと、感光体上に残留付着
    するトナーを除去して回収するクリーニング装置と、こ
    のクリーニング装置によって回収されたトナーをクリー
    ニング装置から現像装置に向けて搬送する回収トナー搬
    送装置とを画像形成装置本体内に設け、少なくともクリ
    ーニング装置と回収トナー搬送装置とを、現像装置とは
    別のプロセスカートリッジとして一体化構成し、この一
    体化構成したプロセスカートリッジと現像装置とを画像
    形成装置本体に対して着脱自在とした画像形成装置にお
    いて、画像形成装置本体内に装填された回収トナー搬送
    装置のトナー出口側開口部と、同じく画像形成装置本体
    内に装填された現像装置のトナー受け入れ側開口部とを
    互いに連結接合すると共に、現像装置を画像形成装置本
    体から取り外さない限り、プロセスカートリッジの取り
    外しを不能とするストッパ部材を設け、且つ、連結接合
    した前記両開口部を互いにスライドさせながら、プロセ
    スカートリッジを画像形成装置本体内に残して、現像装
    置を取り外すとき、回収トナー搬送装置内から、そのト
    ナー出口側開口部を通して落下するトナーを受けて収容
    するトナー受け部を、前記現像装置に設けたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 トナー受け部は現像装置の上部壁面によ
    り構成され、該上部壁面の両側には、現像装置着脱方向
    と平行したリブが突設されている請求項1に記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 トナー出口側開口部のまわりとトナー受
    れ入れ側開口部のまわりの一方にシール材を固定し、シ
    ール材の設けられていない方の開口部を区画する周壁面
    には、シール材に近づくに従って開口部の面積が拡大す
    るようなテーパが形成されている請求項1又は2に記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像形成装置本体からの現像装置の取り
    外し時にトナー受け部上のトナーを払拭清掃する清掃部
    材を、プロセスカートリッジ又は画像形成装置本体に設
    けた請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 トナー受け部の表面がトナーに対する離
    型性の良い材料で構成されている請求項1乃至4のいず
    れか1つに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置本体からの現像装置の取り
    外し時に、この取り外し動作に連動して、回収トナー搬
    送装置のトナー出口側部分に衝撃力を付与する衝撃付与
    手段を設けた請求項1乃至5のいずれか1つに記載の画
    像形成装置。
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