JPH073017B2 - 無杼織機のドラム式緯糸貯留装置 - Google Patents
無杼織機のドラム式緯糸貯留装置Info
- Publication number
- JPH073017B2 JPH073017B2 JP61036651A JP3665186A JPH073017B2 JP H073017 B2 JPH073017 B2 JP H073017B2 JP 61036651 A JP61036651 A JP 61036651A JP 3665186 A JP3665186 A JP 3665186A JP H073017 B2 JPH073017 B2 JP H073017B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- feed motor
- weft
- storage device
- power
- storage means
- Prior art date
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03D—WOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
- D03D47/00—Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
- D03D47/34—Handling the weft between bulk storage and weft-inserting means
- D03D47/36—Measuring and cutting the weft
- D03D47/361—Drum-type weft feeding devices
- D03D47/367—Monitoring yarn quantity on the drum
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Looms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は無杼織機のドラム式緯糸貯留装置に関するも
のであり、更に詳しくは回転するヤーンガイドにより貯
糸ドラム上に緯糸を巻付け貯留する形式の緯糸貯留装置
における停電時の運転技術の改良に関するものである。
のであり、更に詳しくは回転するヤーンガイドにより貯
糸ドラム上に緯糸を巻付け貯留する形式の緯糸貯留装置
における停電時の運転技術の改良に関するものである。
(従来技術とその問題点) 上記形式の緯糸貯留装置にあっては、従来その停電時に
インダクションモーターからなるフィードモーターの電
源への接続を断って、フィードモーターをいわば自由回
転させて自然に停止させていた。このため緯糸はフィー
ドモーターが機械的に停止するまで貯糸ドラム上に巻続
けられる。
インダクションモーターからなるフィードモーターの電
源への接続を断って、フィードモーターをいわば自由回
転させて自然に停止させていた。このため緯糸はフィー
ドモーターが機械的に停止するまで貯糸ドラム上に巻続
けられる。
ところでフィードモーターは織機運転時には相当の高速
で駆動されている。例えば織機回転数600RPM、4ワイン
ド/1ピックとするとフィードモーターは2400RPMで駆動
されている。かかる高速で駆動されているフィードモー
ターを停電時に上記したように自然停止させるようにす
ると、停電後の制動力としてはモーター軸受のベアリン
グ摩擦ぐらいなものであるから、停電後も約100〜150位
自由回転することになる。この回転数に対応する緯糸巻
付け量は30〜40ピックにも相当するものとなる。従って
自然に停止したときには貯糸ドラム上に多量の緯糸が何
重にも重なりあって巻付けられており、このままでは次
の緯入再開時の緯糸解舒が円滑に行われず、とても再起
動できる状態ではない。そこでこの緯糸を取除く必要が
あり、これは緯糸の浪費は勿論のこと、装置の作業性を
極度に悪化させることになる。
で駆動されている。例えば織機回転数600RPM、4ワイン
ド/1ピックとするとフィードモーターは2400RPMで駆動
されている。かかる高速で駆動されているフィードモー
ターを停電時に上記したように自然停止させるようにす
ると、停電後の制動力としてはモーター軸受のベアリン
グ摩擦ぐらいなものであるから、停電後も約100〜150位
自由回転することになる。この回転数に対応する緯糸巻
付け量は30〜40ピックにも相当するものとなる。従って
自然に停止したときには貯糸ドラム上に多量の緯糸が何
重にも重なりあって巻付けられており、このままでは次
の緯入再開時の緯糸解舒が円滑に行われず、とても再起
動できる状態ではない。そこでこの緯糸を取除く必要が
あり、これは緯糸の浪費は勿論のこと、装置の作業性を
極度に悪化させることになる。
(発明の要旨) この発明はドラム式緯糸貯留装置における停電時の緯糸
の貯糸ドラムへの不要巻付けをできる限り少なくするこ
とを目的とする。
の貯糸ドラムへの不要巻付けをできる限り少なくするこ
とを目的とする。
このためこの発明にあっては、停電時にヤーンガイド駆
動用のインダクションモーターに電気的制動を掛けるべ
く、停電時に閉回路となる接点を介して予め蓄電されて
いる蓄電手段を上記のモーターに接続することを要旨と
するものである。
動用のインダクションモーターに電気的制動を掛けるべ
く、停電時に閉回路となる接点を介して予め蓄電されて
いる蓄電手段を上記のモーターに接続することを要旨と
するものである。
(実施態様) 第2図に本発明の前提となる緯糸貯留装置10の概略を示
す。緯糸Wは、給糸体11から供給され、フィードモータ
1によって駆動されるヤーンガイド12の内部を通り、貯
糸ドラム13の外周面に巻付けられていく。このフィード
モータ1は、後述のインバーターユニット2により例え
ば、織機の回転に同期するように駆動される。
す。緯糸Wは、給糸体11から供給され、フィードモータ
1によって駆動されるヤーンガイド12の内部を通り、貯
糸ドラム13の外周面に巻付けられていく。このフィード
モータ1は、後述のインバーターユニット2により例え
ば、織機の回転に同期するように駆動される。
貯糸ドラム13上の緯糸Wは、貯留時に係止ピン14によっ
て係止されている。この係止ピン14は、例えばソレノイ
ド15によって貯糸ドラム7の外周面に向けて進退自在に
設けられており、緯入れ時に後退することによって貯留
状態の緯糸Wを解舒する。解舒された貯糸Wは、ノズル
16によって噴射流体とともに図示しない経糸開口中に緯
入れされる。
て係止されている。この係止ピン14は、例えばソレノイ
ド15によって貯糸ドラム7の外周面に向けて進退自在に
設けられており、緯入れ時に後退することによって貯留
状態の緯糸Wを解舒する。解舒された貯糸Wは、ノズル
16によって噴射流体とともに図示しない経糸開口中に緯
入れされる。
第1図に示すのは、本発明の停電時に閉回路となる接点
を介して予め蓄電されている蓄電手段としてインバータ
ーユニット2に内装の平滑コンデンサーを用いた例であ
る(なお同図中には後に説明する他の例も一緒に示して
ある)。この例の場合には図中においてa-a′およびb
−b′と接続が構成されている。
を介して予め蓄電されている蓄電手段としてインバータ
ーユニット2に内装の平滑コンデンサーを用いた例であ
る(なお同図中には後に説明する他の例も一緒に示して
ある)。この例の場合には図中においてa-a′およびb
−b′と接続が構成されている。
即ち図示しない電源とフィードモーター1との間にはイ
ンバーターユニット2が介装されており、このインバー
ターユニット2とフィードモーター1との間には電磁開
閉器3のa接点が介装されている。インバーターユニッ
ト2は整流器21とインバーター23を有しており、両者間
には平滑コンデンサー22が介装されている。この平滑コ
ンデンサー22は抵抗器4および電磁開閉器3のb接点を
介してフィードモーターの3相の内任意の2相に接続さ
れている。またインバーター23には制御部24が付設され
ており、速度指令を受けてフィードモーター1の通常運
転時の回転速度を制御する。
ンバーターユニット2が介装されており、このインバー
ターユニット2とフィードモーター1との間には電磁開
閉器3のa接点が介装されている。インバーターユニッ
ト2は整流器21とインバーター23を有しており、両者間
には平滑コンデンサー22が介装されている。この平滑コ
ンデンサー22は抵抗器4および電磁開閉器3のb接点を
介してフィードモーターの3相の内任意の2相に接続さ
れている。またインバーター23には制御部24が付設され
ており、速度指令を受けてフィードモーター1の通常運
転時の回転速度を制御する。
電磁開閉器3の動作コイルは通常電力が供給されている
ときにはオンとなり、供給が断たれるとオフとなるよう
に設定されている。
ときにはオンとなり、供給が断たれるとオフとなるよう
に設定されている。
電力が供給されている間は、電磁開閉器3のa接点を介
してフィードモーター1にインバーター23からの駆動電
力が供給される。また電磁開閉器3のb接点は開いてい
るので、平滑コンデンサー22には電荷が蓄積される。
してフィードモーター1にインバーター23からの駆動電
力が供給される。また電磁開閉器3のb接点は開いてい
るので、平滑コンデンサー22には電荷が蓄積される。
停電になると、電磁開閉器3のa接点は開き、インバー
ター23からフィードモーター1への電力供給は断たれ
る。一方電磁開閉器3のb接点は閉じて、平滑コンデン
サー22はインダクションモーターからなるフィードモー
ターの電源への直流電源として作用し、その蓄積した電
力をフィードモーター1の2相に供給する。この結果フ
ィードモーター1に制動が働き、フィードモーター1は
極めて短い時間で停止する。
ター23からフィードモーター1への電力供給は断たれ
る。一方電磁開閉器3のb接点は閉じて、平滑コンデン
サー22はインダクションモーターからなるフィードモー
ターの電源への直流電源として作用し、その蓄積した電
力をフィードモーター1の2相に供給する。この結果フ
ィードモーター1に制動が働き、フィードモーター1は
極めて短い時間で停止する。
以上の例ではインバーターユニット内部の平滑コンデン
サーを蓄電手段として用いたが、外部に設けた大容量コ
ンデンサーを用いてもよい。この場合には、図中におい
てa-a″およびb-b″と接続を構成して、整流器51、外部
コンデンサー52からなる回路に接続する。
サーを蓄電手段として用いたが、外部に設けた大容量コ
ンデンサーを用いてもよい。この場合には、図中におい
てa-a″およびb-b″と接続を構成して、整流器51、外部
コンデンサー52からなる回路に接続する。
またコンデンサーに代えてバッテリー6を用いてもよ
い。この場合にはa-aおよびb-bと接続を構成する。
い。この場合にはa-aおよびb-bと接続を構成する。
また以上の例では有接点の電磁開閉器を用いたが、これ
に代えて半導体式の無接点開閉器を用いてもよい。
に代えて半導体式の無接点開閉器を用いてもよい。
(発明の効果) この発明によれば、停電時にフィードモーターに積極的
に制動が掛けられるので、貯糸ドラムに巻かれる不要緯
糸の量を大幅に少なくすることが出来る。しかも機械的
制動ではなく電気的制動なので、関連部分の機械的消耗
が全んどない。しかもこの発明の実施に当っては、従来
からの回路構成に蓄電手段を組み込むだけで、特に別設
の装置を用いる必要がない。したがって構造的な大型化
と複雑化を招くことなしに、停電時の制動を効果的に掛
けることができる。
に制動が掛けられるので、貯糸ドラムに巻かれる不要緯
糸の量を大幅に少なくすることが出来る。しかも機械的
制動ではなく電気的制動なので、関連部分の機械的消耗
が全んどない。しかもこの発明の実施に当っては、従来
からの回路構成に蓄電手段を組み込むだけで、特に別設
の装置を用いる必要がない。したがって構造的な大型化
と複雑化を招くことなしに、停電時の制動を効果的に掛
けることができる。
第1図はこの発明の装置の一例を示す回路図である。 第2図は、緯糸貯留装置の概略を示す図である。 1……フィードモーター 2……インバーターユニット 3……電磁開閉器 4……抵抗器
Claims (4)
- 【請求項1】停電時にヤーンガイド駆動用のインダクシ
ョンモーターに電気的制動を掛けるべく、停電時に閉回
路となる接点を介して予め蓄電されている蓄電手段が上
記のモーターに接続される ことを特徴とする無杼織機のドラム式緯糸貯留装置。 - 【請求項2】前記の蓄電手段がインバーターユニット内
装式の平滑コンデンサーである ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の装置。 - 【請求項3】前記の蓄電手段が外部の大容量コンデンサ
ーである ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の装置。 - 【請求項4】前記の蓄電手段がバッテリーである ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61036651A JPH073017B2 (ja) | 1986-02-20 | 1986-02-20 | 無杼織機のドラム式緯糸貯留装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61036651A JPH073017B2 (ja) | 1986-02-20 | 1986-02-20 | 無杼織機のドラム式緯糸貯留装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62199848A JPS62199848A (ja) | 1987-09-03 |
JPH073017B2 true JPH073017B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=12475757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61036651A Expired - Fee Related JPH073017B2 (ja) | 1986-02-20 | 1986-02-20 | 無杼織機のドラム式緯糸貯留装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073017B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH616902A5 (ja) * | 1976-10-28 | 1980-04-30 | Sulzer Ag |
-
1986
- 1986-02-20 JP JP61036651A patent/JPH073017B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
「モータ活用マニュアル」(株)オーム社昭和48年2月25日発行 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62199848A (ja) | 1987-09-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |