JPH07301346A - ソレノイド弁 - Google Patents

ソレノイド弁

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JPH07301346A
JPH07301346A JP9529594A JP9529594A JPH07301346A JP H07301346 A JPH07301346 A JP H07301346A JP 9529594 A JP9529594 A JP 9529594A JP 9529594 A JP9529594 A JP 9529594A JP H07301346 A JPH07301346 A JP H07301346A
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valve
valve spring
mounting hole
adjusting plug
solenoid
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JP9529594A
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Yoshinori Kawashima
芳徳 川島
Satoru Noda
哲 野田
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Keihin Corp
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Keihin Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁ばねのセット荷重の調節後、かしめを行わ
ずとも調節栓の固定が可能であり、また調節栓の固定を
より確実にするためにかしめを行っても調節栓に無用な
変位を生じさせることがなく、しかも同一の調節栓で直
径の異なる弁ばねの支承にも対応できるようにする。 【構成】 調節栓14を、バルブ本体10の取付孔22
に圧入される円筒状の胴部25と、その内端壁25aに
形成されて弁ばね13を支承する円錐状の座部26とか
ら構成し、胴部25の圧入深さにより弁ばね13のセッ
ト荷重を調節し、必要に応じて胴部25を内周側からか
しめてバルブ本体10の係止孔27に係合する突起28
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一端にソレノイド部を
付設したバルブ本体の弁孔に、ソレノイド部に発生する
電磁推力により一方向へ押圧されるスプール弁を嵌装
し、バルブ本体の他端に形成した取付孔に固定される調
節栓とスプール弁との間に、該弁を前記電磁推力と反対
方向へ付勢する弁ばねを縮設したソレノイド弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、かゝるソレノイド弁において、調
節栓をバルブ本体の取付孔に螺合して、その螺合深さに
より弁ばねのセット荷重を調節し、その調節後、調節栓
の螺合部をバルブ本体外側からかしめて固定することが
知られている(例えば特開平2−129484号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなソレノイド弁では、調節栓の螺合部の固定のため
に、かしめが不可欠であり、しかもそのかしめ時には、
ねじ部の変形により調節栓が軸方向に多少とも変位し
て、調節済の弁ばねのセット荷重に狂いを生じることが
ある。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、弁ばねのセット荷重の調節後、かしめを行わずと
も調節栓の固定が可能であり、また調節栓の固定をより
確実にすべくかしめを行っても調節栓に無用な変位を生
じさせることがなく、しかも同一の調節栓で直径の異な
る弁ばねにも対応可能な前記ソレノイド弁を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、調節栓を、バルブ本体の取付孔に圧入さ
れる円筒状の胴部と、この胴部の内端壁に形成されて周
面で弁ばねを支承する円錐状の座部とから構成し、その
胴部の取付孔への圧入深さにより弁ばねのセット荷重を
調節するようにしたことを第1の特徴とする。
【0006】また本発明は、上記特徴に加えて、取付孔
内周面に開口する係止孔をバルブ本体に設け、この係止
孔に係合する突起を調節栓の胴部外周面に形成したこと
を特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0008】先ず本発明の第1実施例を示す図1におい
て、油圧制御用のソレノイド弁1は、リニアソレノイド
部Sとバルブ部Vとからなる。リニアソレノイド部S
は、ハウジング3、コイル4、固定コア5、可動コア6
及び、この可動コア6の中心部に固設される出力杆7を
備え、コイル4を流れる電流値に比例した電磁推力が可
動コア6に発生して、出力杆7を図で左方へ作動するよ
うになっている。出力杆7は固定コア5に設けた軸受8
に摺動自在に支承される。
【0009】バルブ部Vは、固定コア5側でハウジング
3とかしめ結合されるバルブ本体10と、このバルブ本
体10に出力杆7と同軸状に形成された弁孔11に嵌装
されて出力杆7の先端に当接するスプール弁12と、こ
のスプール弁12を出力杆7との当接方向へ付勢する弁
ばね13と、バルブ本体10に固定されて弁ばね13の
外端を支承する調節栓14とから構成される。
【0010】バルブ本体10には、リニアソレノイド部
S側から順に第1〜第6ポート15 1 〜156 が設けら
れ、第1ポート151 は、出力杆7及びスプール弁12
の当接部を収容するように形成されると共に、×印で示
すように油溜に開放される。また第2〜第5ポート15
2 〜155 はそれぞれスプール弁12の外周を囲むよう
に形成される。そして第4ポート154 は、油圧源16
に連なる高圧油路17に接続され、第3ポート15
3 は、油圧作動部18に連なる制御油路19に接続さ
れ、第2,第5ポート152 ,155 は×印で示すよう
に油溜に開放される。また第6ポート156 は、スプー
ル弁12の外端が臨む反力室20に連通するように形成
され、且つオリフィス21を制御油路19の途中に接続
される。
【0011】而して、スプール弁12は、第3ポート1
3 を第2及び第4ポート152 ,154 のいずれとも
連通させない中立位置から図で左方へ変位すると第3ポ
ート153 を第4ポート154 に連通させ、右方へ変位
すると第3ポート153 を第2ポート152 に連通させ
るようになっている。
【0012】さて、調節栓14のバルブ本体10への取
付構造について図2により説明する。バルブ本体10の
外端部には、弁孔11と同軸状に大径の取付孔22が設
けられ、これに調節栓14が取付けられる。調節栓14
は金属板をプレス成形したもので、一端に端壁25aを
有する円筒状の胴部25と、その端壁に弁孔11と同軸
状、且つ凸状に形成された円錐状の座部26とからなっ
ており、その座部26の外周面で弁ばね13の外端を受
けつゝ胴部25は取付孔22に没入するまで圧入され
る。
【0013】またバルブ本体10には、取付孔22の内
周面に開口する1又は複数の係止孔27が穿設され、こ
れに係合する突起28が胴部25の周壁の一部がかしめ
て形成される。
【0014】尚、弁ばね13の内端側半部は、弁孔11
の内周面に案内され、またその端部はスプール弁12の
外端に突設した短軸12a外周に嵌合される。
【0015】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0016】ソレノイド弁1のバルブ部Vの組立に際し
ては、先ずスプール弁12を取付孔22を通してバルブ
本体10の弁孔11に挿入し、続いて弁ばね13を挿入
して、その内端部をスプール弁12外端の短軸12aに
嵌合する。次いで円錐状座部26の外周面で弁ばね13
の外端を支承しながら調節栓14の胴部25を取付孔2
2に没入するまで圧入し、その圧入深さにより弁ばね1
3のセット荷重を調節する。この場合、第4ポート15
4 (入力ポート)に油圧源16を接続した状態でリニア
ソレノイド部Sに規定の電流を流して、第3ポート15
3 (出力ポート)の油圧を測定しながら胴部25の取付
孔22への圧入を徐々に進めていき、第3ポート153
の油圧が所定値まで低下したときが弁ばね13に所定の
セット荷重が与えられたときであり、このとき胴部25
の圧入を止める。次いで、適当なかしめ工具により胴部
25を内周面側からバルブ本体10の係止孔27に向け
て押圧することにより、係止孔27に係合する突起28
を胴部25に形成し、調節栓14をより確実に固定す
る。
【0017】このようなかしめの際、胴部25は取付孔
22に既に圧入されているから、胴部25が軸方向に動
くことはなく、したがって弁ばね13のセット荷重を狂
わすこともない。しかも胴部25は取付孔に没入してい
て、バルブ本体10外方への突出部を形成しないので、
他物との衝突による調節栓14の位置ずれをも確実に防
ぐことができる。
【0018】リニアソレノイド部Sの非通電時には、ス
プール弁12は弁ばね13の弾発力により、図1で右動
限位置を占め、第3及び第4ポート153 ,154 間を
遮断すると共に、第2及び第3ポート152 ,153
を導通させるので、制御油路19は油溜に開放される。
【0019】リニアソレノイド部Sの通電時には、その
電流値に比例した電磁推力が可動コア6から出力杆7を
介してスプール弁12に作用する。これに伴いスプール
弁12が弁ばね12の反発力に抗して左方へ変位する
と、第2及び第3ポート152,153 間を遮断すると
共に、第3及び第4ポート153 ,154 間を導通させ
ることにより、高圧油路17から制御油路19に油圧が
供給される。そして、その油圧は、油圧作動部18に直
ちに供給される外、オリフィス21を介して反力室20
にも伝達し、その油圧による押圧力と弁ばね13の反発
力とが反力としてスプール弁12に作用し、これを出力
杆7側へ押圧する。その結果、スプール弁12は、出力
杆7の電磁推力と上記反力との釣合いを図るように左右
動し、油圧作動部18には、リニアソレノイド部Sに流
れる電流値に比例した油圧を供給するようになる。
【0020】ところで、弁ばね13の、弁孔11から突
出した外端部は、調節栓14の円錐状座部26から常に
調心作用を受けるので、スプール弁12の左右動による
も、常に適正な姿勢を保ってスプール弁12に反発力を
正確に及ぼすことができる。
【0021】また円錐状の座部26は、図3に示すよう
に例えばD1 ,D2 と直径の異なる弁ばね13に対して
も、そのまゝ使用可能であり、常に調心機能を発揮する
ことができる。したがって、特性を異にする各種ソレノ
イド弁に対して調節栓14の共通化が可能となり、コス
ト低減を図ることができる。
【0022】図4は本発明の第2実施例を示す。この実
施例は、調節栓14の円錐状座部25aを凹状に形成
し、この座部25aの内周面で弁ばね13の外端を支承
するようにしたもので、これによっても前実施例と同様
の作用効果を達成することができる。その他の構成は前
実施例と同様であり、図中、前実施例と対応する部分に
は同一の符号を付しておく。
【0023】尚、上記実施例においては、本発明の要旨
を逸脱することなく種々の設計変更が可能である。例え
ば、これを開閉型のソレノイド弁に構成することもでき
る。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、調節栓を、バルブ本体の取付孔に圧入される円筒状
の胴部と、この胴部の内端壁に形成されて周面で弁ばね
を支承する円錐状の座部とから構成し、その胴部の取付
孔への圧入深さにより弁ばねのセット荷重を調節するよ
うにしたので、弁ばねのセット荷重調節後、かしめを行
わずとも調節後の固定状態を保つことができ、しかも円
錐状座部は弁ばねに常に調心作用を与えて、その傾きや
倒れによる弁特性の狂いを回避し得る外、直径の異なる
戻しばねにも対応できるからコスト低減にも寄与し得
る。
【0025】また本発明の第2の特徴によれば、取付孔
内周面に開口する係止孔をバルブ本体に設け、この係止
孔に係合する突起を調節栓の胴部外周面に形成したの
で、係止孔と突起の係合により調節栓の固定をより確実
に行うことができ、しかも調節栓は取入孔への圧入によ
り既に固定されているから、かしめによる前記突起の形
成時でも調節栓の無用な変位を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るソレノイドバルブの
縦断側面図
【図2】図1の要部の拡大図
【図3】同一の調節栓が直径を異にする戻しばねの支承
に対応し得ることを示す説明図
【図4】本発明の第2実施例を示す、図2と同様の断面
【符号の説明】
S リニアソレノイド部 V バルブ部 1 ソレノイド弁 10 バルブ本体 11 弁孔 12 スプール弁 13 弁ばね 14 調節栓 22 取付孔 25 胴部 27 係止孔 28 突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にソレノイド部(S)を付設したバ
    ルブ本体(10)の弁孔(11)に、ソレノイド部
    (S)に発生する電磁推力により一方向へ押圧されるス
    プール弁(12)を嵌装し、バルブ本体(10)の他端
    に形成した取付孔(22)に固定される調節栓(14)
    とスプール弁(12)との間に、該弁(12)を前記電
    磁推力と反対方向へ付勢する弁ばね(13)を縮設した
    ソレノイド弁において、 調節栓(14)を、バルブ本体(10)の取付孔(2
    2)に圧入される円筒状の胴部(25)と、この胴部
    (25)の内端壁(25a)に形成されて周面で弁ばね
    (13)を支承する円錐状の座部(26)とから構成
    し、その胴部(25)の取付孔(22)への圧入深さに
    より弁ばね(13)のセット荷重を調節するようにした
    ことを特徴とする、ソレノイド弁。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 取付孔(22)内周面に開口する係止孔(27)をバル
    ブ本体(10)に設け、この係止孔(27)に係合する
    突起(28)を調節栓(14)の胴部(25)外周面に
    形成したことを特徴とするソレノイド弁。
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