JP3160747B2 - ソレノイド弁 - Google Patents
ソレノイド弁Info
- Publication number
- JP3160747B2 JP3160747B2 JP10725595A JP10725595A JP3160747B2 JP 3160747 B2 JP3160747 B2 JP 3160747B2 JP 10725595 A JP10725595 A JP 10725595A JP 10725595 A JP10725595 A JP 10725595A JP 3160747 B2 JP3160747 B2 JP 3160747B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- mounting hole
- plug
- press
- caulking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Description
付設したバルブ本体の弁孔に、ソレノイド部に発生する
電磁推力により一方向へ押圧されるスプール弁を嵌装
し、バルブ本体の他端に形成した取付孔に固定される調
節栓とスプール弁との間に、該弁を前記電磁推力と反対
方向へ付勢する弁ばねを縮設したソレノイド弁に関す
る。
節栓をバルブ本体の取付孔に螺合して、その螺合深さに
より弁ばねのセット荷重を調節し、その調節後、調節栓
の螺合部をバルブ本体外側からかしめて固定することが
知られている(例えば特開平2−129484号公報参
照)。
ようなソレノイド弁では、調節栓の螺合部の固定のため
に、かしめが不可欠であり、しかもそのかしめ時には、
螺合部の微小間隙により調節栓が軸方向に多少とも変位
して、調節済の弁ばねのセット荷重に狂いを生じること
がある。
ので、弁ばねのセット荷重の調節後、調節栓の固定を確
実にすべく、かしめを行っても調節栓に無用な変位を生
じさせることがない前記ソレノイド弁を提供することを
目的とする。
に、本発明は、有底薄肉円筒状に形成した調節栓をバル
ブ本体の取付孔に圧入し、その圧入後の調節栓と取付孔
との圧入嵌合面に、互いに密合する凹,凸部をかしめ加
工により形成したことを特徴とする。
を加減することにより弁ばねのセット荷重を調整するこ
とができる。そして調節栓の取付孔内周壁への部分的な
食込みにより調節栓の取付孔との結合強度を強めること
ができ、しかも調節栓は取付孔への圧入により既に固定
されているから、かしめ時でも調節栓の無用な軸方向変
位を防ぐことができる。
説明する。
イド弁1は、リニアソレノイド部Sとバルブ部Vとから
なる。リニアソレノイド部Sは、ハウジング3、コイル
4、固定コア5、可動コア6、及びこの可動コア6の中
心部に固設される出力杆7を備え、コイル4を流れる電
流値に比例した電磁推力が可動コア6に発生して、出力
杆7を図で左方へ作動するようになっている。出力杆7
は固定コア5に設けた軸受8に摺動自在に支承される。
3とかしめ結合されるバルブ本体10と、このバルブ本
体10に出力杆7と同軸状に形成された弁孔11に嵌装
されて出力杆7の先端に当接するスプール弁12と、こ
のスプール弁12を出力杆7との当接方向へ付勢する弁
ばね13と、バルブ本体10に固定されて弁ばね13の
外端を支承する調節栓14とから構成される。スプール
弁体12の外端には、弁ばね13の内端が嵌合する短軸
12aが形成される。
S側から順に第1〜第6ポート15 1 〜156 が設けら
れ、第1ポート151 は、出力杆7及びスプール弁12
の当接部を収容するように形成されると共に、×印で示
すように油溜に開放される。また第2〜第5ポート15
2 〜155 はそれぞれスプール弁12の外周を囲むよう
に形成される。そして第4ポート154 は、油圧源16
に連なる高圧油路17に接続され、第3ポート15
3 は、油圧作動部18に連なる制御油路19に接続さ
れ、第2,第5ポート152 ,155 は×印で示すよう
に油溜に開放される。また第6ポート156 は、スプー
ル弁12の外端が臨む反力室20に連通するように形成
され、且つオリフィス21を介して制御油路19の途中
に接続される。
には、スプール弁12は弁ばね13の弾発力をもって、
図1で右動限位置を占め、第3及び第4ポート153 ,
15 4 間を遮断すると共に、第2及び第3ポート1
52 ,153 間を導通させるので、制御油路19は油溜
に開放される。また、リニアソレノイド部Sの通電時に
は、その電流値に比例した電磁推力が可動コア6から出
力杆7を介してスプール弁12に作用する。これに伴い
スプール弁12が弁ばね12の反発力に抗して左方へ変
位すると、第2及び第3ポート152 ,153 間を遮断
すると共に、第3及び第4ポート153 ,154 間を導
通させることにより、高圧油路17から制御油路19に
油圧が供給される。そして、その油圧は、油圧作動部1
8に直ちに供給される外、オリフィス21を介して反力
室20にも伝達し、その油圧による押圧力と弁ばね13
の反発力とが反力としてスプール弁12に作用し、これ
を出力杆7側へ押圧する。その結果、スプール弁12
は、出力杆7の電磁推力と上記反力との釣合いを図るよ
うに左右動し、油圧作動部18には、リニアソレノイド
部Sに流れる電流値に比例した油圧を供給するようにな
る。
付構造について図2により説明する。バルブ本体10の
外端部には、弁孔11と同軸状に大径の取付孔22が設
けられ、これに調節栓14が取付けられる。この調節栓
14は、金属板の絞り加工により、円筒状周壁14aの
一端に閉塞端壁14bを連設して薄肉有底円筒状に成形
される。その際、閉塞端壁14bには前記弁ばね13外
端に嵌入する支持凸部23が同時に形成される。
22に圧入されるものであって、その圧入後、調節栓1
4の周壁14aは、それを内側からかしめピン27で押
圧することにより、取付孔22の内周壁に部分的に食込
むようにかしめられる。即ち、両者の圧入嵌合面に互い
に密合する凹、凸部25,26が形成される。
る。
ては、先ずスプール弁12を取付孔22を通してバルブ
本体10の弁孔11に挿入し、続いて弁ばね13を挿入
して、その内端部をスプール弁12外端の短軸12aに
嵌合する。次いで閉塞端壁14bの支持凸部23で弁ば
ね13の外端を支承しながら調節栓14の周壁14aを
取付孔22に没入するまで圧入し、その圧入深さにより
弁ばね13のセット荷重を調節する。この場合、第4ポ
ート154 (入力ポート)に油圧源16を接続した状態
でリニアソレノイド部Sに規定の電流を流して、第3ポ
ート153 (出力ポート)の油圧を測定しながら調節栓
14の取付孔22への圧入を徐々に進めていき、第3ポ
ート153 の油圧が所定値まで低下したときが弁ばね1
3に所定のセット荷重が与えられたときであり、このと
き調節栓14の圧入を止める。
栓14の周壁14aをその内側からかしめピン27で押
圧することにより、両者の圧入嵌合面に互いに密合する
凹、凸部25,26を形成して、調節栓14の固定をよ
り確実にするのであるが、調節栓14は取入孔22への
圧入により既に固定されているから、かしめピン27に
よるかしめ時でも調節栓14の無用な軸方向変位を防
ぎ、弁ばね13のセット荷重の狂いを回避できる。また
前記密合する凹、凸部25,26は、いずれもかしめ加
工により初めて形成されるものであり、予め取付孔22
内周面に設けた凹部に合せて調節栓14の周壁14aに
凸部をかしめ形成するものと異なり、周壁14aにおけ
るかしめ位置の許容範囲が広く、かしめ加工を容易、確
実に行うことができる。さらに取付孔22に没入した調
節栓14は他物との衝突を回避できるから、位置ずれを
起こすこともない。
栓14の閉塞端壁14bに弁ばね13の固定端を受容す
る支持凹部24を形成した点を除けば前記実施例と同様
の構成であり、図中、前記実施例との対応部には同一符
号を付す。
分だけ弁ばね13の長さを増加させ、ばね定数を低めに
設定することができる。
取付孔22内面及び周壁14aにかしめ加工される凹、
凸部25,26を環状に形成した点を除けば前記実施例
と同様の構成であり、図中、前記実施例との対応部には
同一の符号を付す。
14の固定強度をより高めることができる。
れるものではなく、その要旨を逸脱することなく、種々
の設計変更が可能である。例えば、かしめにより形成さ
れる凹、凸部25,26を図2の半球状に代えて円錐状
あるいは角錐状とすることもでき、またその形成個数は
1個でも複数個でもよい。
円筒状に形成した調節栓をバルブ本体の取付孔に圧入
し、その圧入後の調節栓と取付孔との圧入嵌合面に、互
いに密合する凹,凸部をかしめ加工により形成したの
で、調節栓をバルブ本体の取付孔に圧入する際、その圧
入深さを加減することにより、弁ばねのセット荷重を調
整することができる。そして、この調節栓の圧入後、調
節栓と取付孔との圧入嵌合面に、互いに密合する凹,凸
部をかしめ形成するが、そのかしめ時には、既に調節栓
は、上記圧入により固定されていることから、弁ばねの
セット荷重を狂わすことなく、調節栓の固定強度を増大
させることできる。
面図
Claims (1)
- 【請求項1】 一端にソレノイド部(S)を付設したバ
ルブ本体(10)の弁孔(11)に、ソレノイド部
(S)に発生する電磁推力により一方向へ押圧されるス
プール弁(12)を嵌装し、バルブ本体(10)の他端
に形成した取付孔(22)に固定される調節栓(14)
とスプール弁(12)との間に、該弁(12)を前記電
磁推力と反対方向へ付勢する弁ばね(13)を縮設した
ソレノイド弁において、 有底薄肉円筒状に形成した調節栓(14)をバルブ本体
(10)の取付孔(22)に圧入し、その圧入後の調節
栓(14)と取付孔(22)との圧入嵌合面に、互いに
密合する凹,凸部(25,26)をかしめ加工により形
成したことを特徴とする、ソレノイド弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10725595A JP3160747B2 (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | ソレノイド弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10725595A JP3160747B2 (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | ソレノイド弁 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000299442A Division JP3488862B2 (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | ソレノイド弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08303627A JPH08303627A (ja) | 1996-11-22 |
JP3160747B2 true JP3160747B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=14454423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10725595A Expired - Lifetime JP3160747B2 (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | ソレノイド弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3160747B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010185497A (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-26 | Nachi Fujikoshi Corp | 電磁弁 |
KR101847176B1 (ko) * | 2016-07-01 | 2018-04-09 | 주식회사 현대케피코 | 솔레노이드 밸브 |
-
1995
- 1995-05-01 JP JP10725595A patent/JP3160747B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010185497A (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-26 | Nachi Fujikoshi Corp | 電磁弁 |
KR101847176B1 (ko) * | 2016-07-01 | 2018-04-09 | 주식회사 현대케피코 | 솔레노이드 밸브 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08303627A (ja) | 1996-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4790177B2 (ja) | 特にスリップコントロール式液圧ブレーキ装置用の電磁弁 | |
JPH08233141A (ja) | 液体又は気体を配分するための調量弁 | |
US5004440A (en) | Pressure control valve | |
JPWO2010024282A1 (ja) | ソレノイドバルブ | |
JPH06241342A (ja) | 電磁弁装置 | |
JP3488862B2 (ja) | ソレノイド弁 | |
JP2005133934A (ja) | ブレーキ用流体制御装置 | |
US6938875B2 (en) | Proportional solenoid valve | |
US11994230B2 (en) | Solenoid valve | |
JP3160747B2 (ja) | ソレノイド弁 | |
JPH09166238A (ja) | 電磁弁 | |
KR20040071727A (ko) | 자동 변속기용 전자기 밸브 | |
JP2704830B2 (ja) | ソレノイド弁 | |
JP2776930B2 (ja) | 圧力調整弁 | |
JP4470600B2 (ja) | 電磁弁 | |
JPH09273653A (ja) | ソレノイドバルブ | |
JP3214780B2 (ja) | ソレノイド弁 | |
JP3390787B2 (ja) | 電磁駆動ソレノイドバルブ | |
JP2000154883A (ja) | 電磁弁 | |
WO2021193356A1 (ja) | ソレノイドバルブ | |
JP4258938B2 (ja) | ソレノイドバルブ及びソレノイドバルブの製造方法 | |
JP2001041342A (ja) | 電磁弁及びその組付方法 | |
JP2987497B2 (ja) | リニアソレノイド弁 | |
JPH10332031A (ja) | 圧力調整弁 | |
JP3184942B2 (ja) | 電磁弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080223 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090223 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110223 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140223 Year of fee payment: 13 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |