JPH07300567A - 染料組成物及びこれを用いる染色法 - Google Patents
染料組成物及びこれを用いる染色法Info
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- JPH07300567A JPH07300567A JP6240509A JP24050994A JPH07300567A JP H07300567 A JPH07300567 A JP H07300567A JP 6240509 A JP6240509 A JP 6240509A JP 24050994 A JP24050994 A JP 24050994A JP H07300567 A JPH07300567 A JP H07300567A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】
【化1】
(R0 ,R1 ,R2 ;水素原子、C1 〜C3 アルキル
基、R3 ;水素原子、ハロゲン原子、C1 〜C3 アルキ
ル基、W;水素原子、カルボキシル基、スルホン酸基、
−SO2 X基、X;−CH=CH2 基、−C2 H4 OS
O3 H基、−C2 H4 Cl基、Y;水酸基、X,m;
0,1) 上記、〔I−A〕及び/又は〔I−B〕で示される赤色
系反応染料及びこれら染料と染め足の揃った黄色系及び
青色系反応染料からなる反応染料組成物。 【効果】 橙色系から茶色系までの色相が再現性よく得
られる。
基、R3 ;水素原子、ハロゲン原子、C1 〜C3 アルキ
ル基、W;水素原子、カルボキシル基、スルホン酸基、
−SO2 X基、X;−CH=CH2 基、−C2 H4 OS
O3 H基、−C2 H4 Cl基、Y;水酸基、X,m;
0,1) 上記、〔I−A〕及び/又は〔I−B〕で示される赤色
系反応染料及びこれら染料と染め足の揃った黄色系及び
青色系反応染料からなる反応染料組成物。 【効果】 橙色系から茶色系までの色相が再現性よく得
られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は赤色反応染料と黄色反応
染料からなる橙色系反応染料組成物及び更にこれに青色
反応染料を配合してなるブラウン系反応染料組成物に関
する。更に本発明は赤色、黄色及び青色各成分の染着速
度が揃った反応染料組成物及びそれを用いる染色法に関
する。
染料からなる橙色系反応染料組成物及び更にこれに青色
反応染料を配合してなるブラウン系反応染料組成物に関
する。更に本発明は赤色、黄色及び青色各成分の染着速
度が揃った反応染料組成物及びそれを用いる染色法に関
する。
【0002】
【従来の技術】反応染料は色相が鮮明で、豊富であり、
しかも諸堅牢度に優れているので、広く使用されてい
る。しかし反応染料は、反応基の種類により染色速度が
異なっている。更にその構造によってもその染色速度が
異なっている。例えば遊離酸の形で一般式〔I−A〕
しかも諸堅牢度に優れているので、広く使用されてい
る。しかし反応染料は、反応基の種類により染色速度が
異なっている。更にその構造によってもその染色速度が
異なっている。例えば遊離酸の形で一般式〔I−A〕
【0003】
【化9】
【0004】(式中、R0 ,R1 及びR2 は水素原子又
はC1 〜C3 のアルキル基を表わし、R3 は水素原子、
ハロゲン原子又はC1 〜C3 アルキル基を表わし、Xは
−CH=CH2 基、−C2 H4 OSO3 H基又は−C2
H4 Cl基を表わす。)にて示されるビニルスルホン系
の赤色反応染料は吸尽染色法において無機塩の依存性が
小さく、耐光性、塩素堅牢度に優れている。又、遊離酸
の形で一般式〔I−B〕
はC1 〜C3 のアルキル基を表わし、R3 は水素原子、
ハロゲン原子又はC1 〜C3 アルキル基を表わし、Xは
−CH=CH2 基、−C2 H4 OSO3 H基又は−C2
H4 Cl基を表わす。)にて示されるビニルスルホン系
の赤色反応染料は吸尽染色法において無機塩の依存性が
小さく、耐光性、塩素堅牢度に優れている。又、遊離酸
の形で一般式〔I−B〕
【0005】
【化10】
【0006】(式中、R1 ,R2 及びXは前記一般式
〔I−A〕におけると同様の意義を有し、Yは水酸基又
はXを表わし、Wは水素原子、カルボキシル基、スルホ
ン酸基又は−SO2 X基を表わし、mは0又は1を表わ
す。)で示されるビニルスルホン系の赤色反応染料も吸
尽染色法において無機塩の依存性が小さく、塩素堅牢度
やビルドアップ性に優れている。従ってこの優れた特性
を活かして巾広い色相の染色に赤色原色として活用する
要求は多い。
〔I−A〕におけると同様の意義を有し、Yは水酸基又
はXを表わし、Wは水素原子、カルボキシル基、スルホ
ン酸基又は−SO2 X基を表わし、mは0又は1を表わ
す。)で示されるビニルスルホン系の赤色反応染料も吸
尽染色法において無機塩の依存性が小さく、塩素堅牢度
やビルドアップ性に優れている。従ってこの優れた特性
を活かして巾広い色相の染色に赤色原色として活用する
要求は多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この染料は染
色速度が速く、例えばこの赤色染料を使ってオレンジ色
相を得るように黄色染料と配合して染色をした場合、染
色速度の違いから、染色時間の経過に伴なって色相が変
化し、色調の再現性が得にくい。具体的には、例えば遊
離酸の形で一般式〔II〕
色速度が速く、例えばこの赤色染料を使ってオレンジ色
相を得るように黄色染料と配合して染色をした場合、染
色速度の違いから、染色時間の経過に伴なって色相が変
化し、色調の再現性が得にくい。具体的には、例えば遊
離酸の形で一般式〔II〕
【0008】
【化11】
【0009】(式中、Xは前記一般式〔I−A〕におけ
ると同様の意義を有する。)で示される黄色反応染料は
無機塩の依存性が小さく、耐光性、塩素堅牢度に優れて
いるが、前記一般式〔I−A〕及び〔I−B〕で示され
る赤色染料に比べて染色速度が遅く、染色時間の経過に
伴って、染布が赤味から黄味へと変化していく。このこ
とは、染色の再現性を得る上で不利である。それ故染色
速度の揃った黄色反応染料の開発が要望される。このこ
とはオレンジ染色に限らず、ブラウン染色においても、
黄色反応染料と共に青色反応染料について染色速度の揃
ったものの選択や、開発が要望される。
ると同様の意義を有する。)で示される黄色反応染料は
無機塩の依存性が小さく、耐光性、塩素堅牢度に優れて
いるが、前記一般式〔I−A〕及び〔I−B〕で示され
る赤色染料に比べて染色速度が遅く、染色時間の経過に
伴って、染布が赤味から黄味へと変化していく。このこ
とは、染色の再現性を得る上で不利である。それ故染色
速度の揃った黄色反応染料の開発が要望される。このこ
とはオレンジ染色に限らず、ブラウン染色においても、
黄色反応染料と共に青色反応染料について染色速度の揃
ったものの選択や、開発が要望される。
【0010】
【発明を解決するための手段】本発明者等は、かかる要
求を満すよう、種々検討した結果本発明に到達した。即
ち、本発明は遊離酸の形で前記一般式〔I−A〕及び/
又は〔I−B〕で示される水溶性反応染料を赤色成分と
して用い、これに黄色成分として、遊離酸の形で前記一
般式〔II〕で示される黄色反応染料60〜40重量%
と、遊離酸の形で一般式〔III 〕
求を満すよう、種々検討した結果本発明に到達した。即
ち、本発明は遊離酸の形で前記一般式〔I−A〕及び/
又は〔I−B〕で示される水溶性反応染料を赤色成分と
して用い、これに黄色成分として、遊離酸の形で前記一
般式〔II〕で示される黄色反応染料60〜40重量%
と、遊離酸の形で一般式〔III 〕
【0011】
【化12】
【0012】(式中、Tはアミノ基またはメチル基を表
わし、Xは前記一般式〔I−A〕におけると同様の意義
を有する。)で示される黄色反応染料40〜60重量%
とからなる二成分黄色反応染料混合物を配合してなる橙
色系反応染料組成物、或いは前記二成分黄色反応染料混
合物に、遊離酸の形で一般式〔IV〕
わし、Xは前記一般式〔I−A〕におけると同様の意義
を有する。)で示される黄色反応染料40〜60重量%
とからなる二成分黄色反応染料混合物を配合してなる橙
色系反応染料組成物、或いは前記二成分黄色反応染料混
合物に、遊離酸の形で一般式〔IV〕
【0013】
【化13】
【0014】(式中、Xは前記一般式〔I−A〕におけ
ると同様の意義を有する。)で示される黄色反応染料を
前記二成分黄色反応染料混合物100重量部当り最高3
0重量部、好ましくは5〜30重量部配合してなる三成
分黄色反応染料混合物を配合してなるオレンジ系反応染
料組成物、更にこのオレンジ系反応染料組成物に、遊離
酸の形で一般式〔V〕
ると同様の意義を有する。)で示される黄色反応染料を
前記二成分黄色反応染料混合物100重量部当り最高3
0重量部、好ましくは5〜30重量部配合してなる三成
分黄色反応染料混合物を配合してなるオレンジ系反応染
料組成物、更にこのオレンジ系反応染料組成物に、遊離
酸の形で一般式〔V〕
【0015】
【化14】
【0016】(式中、Xは前記一般式〔I−A〕におけ
ると同様の意義を有する。)及び遊離酸の形で下記一般
式〔VI〕
ると同様の意義を有する。)及び遊離酸の形で下記一般
式〔VI〕
【0017】
【化15】
【0018】(式中、Zは塩素原子、フッ素原子、水酸
基、シアノアミノ基、スルホエチルアミノ基又はスルホ
フェニルアミノ基を表わし、Aはフェニレン基、C2 〜
C3 アルキレン基、又はC2 〜C3 アルキレンオキシC
2 〜C3 アルキレン基を表わし、R4 は水素原子、C1
〜C3 アルキル基、フェニル基又は−A−SO2 X基を
表わし、Xは前記一般式〔I−A〕におけると同様の意
義を有する。)で示される化合物の群から選ばれる少く
とも1種の青色反応染料を配合してなるブラウン系染料
組成物、及びこれらの染料組成物を用いるセルロース繊
維の染色法を要旨とするものである。
基、シアノアミノ基、スルホエチルアミノ基又はスルホ
フェニルアミノ基を表わし、Aはフェニレン基、C2 〜
C3 アルキレン基、又はC2 〜C3 アルキレンオキシC
2 〜C3 アルキレン基を表わし、R4 は水素原子、C1
〜C3 アルキル基、フェニル基又は−A−SO2 X基を
表わし、Xは前記一般式〔I−A〕におけると同様の意
義を有する。)で示される化合物の群から選ばれる少く
とも1種の青色反応染料を配合してなるブラウン系染料
組成物、及びこれらの染料組成物を用いるセルロース繊
維の染色法を要旨とするものである。
【0019】以下、詳細に本発明を説明する。前記一般
式〔I−A〕,〔I−B〕及び〔VI〕においてR0 ,R
1 ,R2 ,R3 及びR4 で表わされるC1 〜C3 アルキ
ル基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、i
so−プロピル基が挙げられる。又R3 で表わされるハ
ロゲン原子としては臭素原子及び塩素原子が挙げられ
る。
式〔I−A〕,〔I−B〕及び〔VI〕においてR0 ,R
1 ,R2 ,R3 及びR4 で表わされるC1 〜C3 アルキ
ル基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、i
so−プロピル基が挙げられる。又R3 で表わされるハ
ロゲン原子としては臭素原子及び塩素原子が挙げられ
る。
【0020】又、Aで表わされるC2 〜C3 アルキレン
基又はC2 〜C3 アルキレンオキシC2 〜C3 アルキレ
ン基の具体例としては−C2 H4 −基、−C3 H6 −
基、−C2 H4 OC2 H4 −基、−C3 H6 OC3 H6
−が挙げられる。−A−SO2 X基の具体例としては、
β−(β−クロロエチルスルホニル)エチル基、γ−
(β−クロロエチルスルホニル)プロピル基、γ−(β
−スルファートエチルスルホニル)プロピル基、β−
(ビニルスルホニル)エチル基、β−〔β−(β−クロ
ロエチルスルホニル)エトキシ〕エチル基、γ−〔γ−
(β−スルファートエチルスルホニル)プロポキシ〕プ
ロピル基、β−〔β−(ビニルスルホニル)エトキシ〕
エチル基等が挙げられる。
基又はC2 〜C3 アルキレンオキシC2 〜C3 アルキレ
ン基の具体例としては−C2 H4 −基、−C3 H6 −
基、−C2 H4 OC2 H4 −基、−C3 H6 OC3 H6
−が挙げられる。−A−SO2 X基の具体例としては、
β−(β−クロロエチルスルホニル)エチル基、γ−
(β−クロロエチルスルホニル)プロピル基、γ−(β
−スルファートエチルスルホニル)プロピル基、β−
(ビニルスルホニル)エチル基、β−〔β−(β−クロ
ロエチルスルホニル)エトキシ〕エチル基、γ−〔γ−
(β−スルファートエチルスルホニル)プロポキシ〕プ
ロピル基、β−〔β−(ビニルスルホニル)エトキシ〕
エチル基等が挙げられる。
【0021】特に−C2 H4 SO2 C2 H4 OSO
3 H,−C3 H6 SO2 C2 H4 OSO3 H,−C2 H
4 OC2 H4 SO2 C2 H4 OSO3 H等が好ましいも
のとして例示される。本発明の染料組成物における赤
色、黄色及び青色の各反応染料の混合割合は以下の通り
である。
3 H,−C3 H6 SO2 C2 H4 OSO3 H,−C2 H
4 OC2 H4 SO2 C2 H4 OSO3 H等が好ましいも
のとして例示される。本発明の染料組成物における赤
色、黄色及び青色の各反応染料の混合割合は以下の通り
である。
【0022】即ち、先ず、一般式〔I−A〕及び/又は
〔I−B〕で示される赤色の反応染料と混合される一般
式〔II〕及び〔III 〕で示される黄色反応染料からなる
二成分黄色反応染料混合物における両者の混合割合は、
一般式〔II〕で示される黄色反応染料60〜40重量%
及び一般式〔III 〕で示される黄色染料40〜60重量
%の範囲から選ばれる。
〔I−B〕で示される赤色の反応染料と混合される一般
式〔II〕及び〔III 〕で示される黄色反応染料からなる
二成分黄色反応染料混合物における両者の混合割合は、
一般式〔II〕で示される黄色反応染料60〜40重量%
及び一般式〔III 〕で示される黄色染料40〜60重量
%の範囲から選ばれる。
【0023】又、一般式〔II〕、〔III 〕及び〔IV〕で
示される黄色反応染料からなる三成分黄色反応染料混合
物を用いる場合、各成分の混合割合は、一般式〔II〕及
び〔III 〕で示される黄色反応染料からなる二成分黄色
反応染料混合物100重量部に対して、一般式〔IV〕で
示される黄色反応染料を最高30重量部、好ましくは5
〜30重量部配合される。好ましい三者の配合割合は、
一般式〔II〕で示される黄色反応染料55〜45重量
%、一般式〔III 〕で示される黄色反応染料35〜25
重量%及び一般式〔IV〕で示される黄色反応染料20〜
10重量%である。
示される黄色反応染料からなる三成分黄色反応染料混合
物を用いる場合、各成分の混合割合は、一般式〔II〕及
び〔III 〕で示される黄色反応染料からなる二成分黄色
反応染料混合物100重量部に対して、一般式〔IV〕で
示される黄色反応染料を最高30重量部、好ましくは5
〜30重量部配合される。好ましい三者の配合割合は、
一般式〔II〕で示される黄色反応染料55〜45重量
%、一般式〔III 〕で示される黄色反応染料35〜25
重量%及び一般式〔IV〕で示される黄色反応染料20〜
10重量%である。
【0024】本発明において、赤色反応染料及び黄色反
応染料に、更に青色反応染料を配合する場合には、一般
式〔V〕及び〔VI〕で示される青色反応染料の少くとも
一種が用いられるが、好ましくは一般式〔V〕で示され
る青色反応染料35〜65重量%と一般式〔VI〕で示さ
れる青色反応染料65〜35重量%からなる混合物が用
いられる。
応染料に、更に青色反応染料を配合する場合には、一般
式〔V〕及び〔VI〕で示される青色反応染料の少くとも
一種が用いられるが、好ましくは一般式〔V〕で示され
る青色反応染料35〜65重量%と一般式〔VI〕で示さ
れる青色反応染料65〜35重量%からなる混合物が用
いられる。
【0025】組成物の溶解性、繊維に対する均染性を考
慮すれば、更に一般式〔V〕で示される反応染料が下記
一般式〔V−1〕と〔V−2〕
慮すれば、更に一般式〔V〕で示される反応染料が下記
一般式〔V−1〕と〔V−2〕
【0026】
【化16】
【0027】(式中、Xは前記一般式〔I−A〕におけ
ると同様の意義を有する。)で示される青色反応染料の
混合物であって、両者の混合割合が重量比で60〜9
5:40〜5のものが特に好ましい。一方一般式〔VI〕
で表わされる青色反応染料においてZがフッ素原子の場
合、Aがフェニレン基の場合、染色速度が速すぎて好ま
しくない。
ると同様の意義を有する。)で示される青色反応染料の
混合物であって、両者の混合割合が重量比で60〜9
5:40〜5のものが特に好ましい。一方一般式〔VI〕
で表わされる青色反応染料においてZがフッ素原子の場
合、Aがフェニレン基の場合、染色速度が速すぎて好ま
しくない。
【0028】赤色反応染料に配合される黄色反応染料の
割合は、赤色反応染料100重量部に対し二成分及び三
成分黄色反応染料混合物いずれも5〜5000重量部、
好ましくは10〜1000重量部である。又配合される
青色反応染料は全体として赤色反応染料100重量部に
対して5〜5000重量部、好ましくは10〜1000
重量部である。
割合は、赤色反応染料100重量部に対し二成分及び三
成分黄色反応染料混合物いずれも5〜5000重量部、
好ましくは10〜1000重量部である。又配合される
青色反応染料は全体として赤色反応染料100重量部に
対して5〜5000重量部、好ましくは10〜1000
重量部である。
【0029】本発明の染料組成物において、色合せのた
めに更に他の赤色系、黄色系或は青色系の反応染料を配
合する場合には10重量%までの範囲ならば、その特性
に影響は殆んどなく、差支えない。本発明の染料組成物
を構成する各反応染料は、いずれも遊離酸又はその塩の
形で存在するが、通常、その塩としては、リチウム塩、
ナトリウム塩、カリウム塩及びカルシウム塩などのアル
カリ金属塩又はアルカリ土類金属塩が好ましい。また、
本発明で用いられる前記一般式〔I−A〕〜〔VI〕で示
される反応染料は公知であり、公知の方法に従って製造
することができる。
めに更に他の赤色系、黄色系或は青色系の反応染料を配
合する場合には10重量%までの範囲ならば、その特性
に影響は殆んどなく、差支えない。本発明の染料組成物
を構成する各反応染料は、いずれも遊離酸又はその塩の
形で存在するが、通常、その塩としては、リチウム塩、
ナトリウム塩、カリウム塩及びカルシウム塩などのアル
カリ金属塩又はアルカリ土類金属塩が好ましい。また、
本発明で用いられる前記一般式〔I−A〕〜〔VI〕で示
される反応染料は公知であり、公知の方法に従って製造
することができる。
【0030】本発明の染色法の対象となるセルロース繊
維としては、木綿、ビスコースレーヨン及びキュプラア
ンモニウムレーヨン、麻等を挙げることができる。これ
らのセルロース繊維はポリエステル、トリアセテート、
ジアセテート、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、羊
毛及び絹等との混合繊維の形をとっていてもよい。本発
明の二原色又は三原色の水溶性反応染料組成物を用いる
セルロース繊維の染色法としては、吸尽染色法、連続染
色法、コールドパッドバッチ法等種々の方法が適用され
るが、いずれの場合にも染色速度が合致しており、再現
性の良い染色が施される。セルロース繊維を吸尽染色す
るには、例えば重炭酸ソーダ、炭酸ソーダ、炭酸リチウ
ム、苛性ソーダ、トリエチルアミン等のアルカリ及び例
えば芒硝、食塩等の無機塩の存在下に染色する。この際
のアルカリの使用量は、通常染色浴1リットル当り10
〜30gである。また無機塩の使用量は染色浴1リット
ル当り30〜50g程度が適当である。また、染色温度
は40℃〜80℃、好ましくは50℃〜60℃である。
染色後の染色物は、ソーピング及び水洗処理した後乾燥
する。
維としては、木綿、ビスコースレーヨン及びキュプラア
ンモニウムレーヨン、麻等を挙げることができる。これ
らのセルロース繊維はポリエステル、トリアセテート、
ジアセテート、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、羊
毛及び絹等との混合繊維の形をとっていてもよい。本発
明の二原色又は三原色の水溶性反応染料組成物を用いる
セルロース繊維の染色法としては、吸尽染色法、連続染
色法、コールドパッドバッチ法等種々の方法が適用され
るが、いずれの場合にも染色速度が合致しており、再現
性の良い染色が施される。セルロース繊維を吸尽染色す
るには、例えば重炭酸ソーダ、炭酸ソーダ、炭酸リチウ
ム、苛性ソーダ、トリエチルアミン等のアルカリ及び例
えば芒硝、食塩等の無機塩の存在下に染色する。この際
のアルカリの使用量は、通常染色浴1リットル当り10
〜30gである。また無機塩の使用量は染色浴1リット
ル当り30〜50g程度が適当である。また、染色温度
は40℃〜80℃、好ましくは50℃〜60℃である。
染色後の染色物は、ソーピング及び水洗処理した後乾燥
する。
【0031】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明は、これらの実施例に限定されるもので
はない。尚、各実施例共染料は遊離酸の形で記載してい
るがすべてナトリウム塩の形のものを用いた。 実施例1 赤色成分として、下記構造式〔a〕
するが、本発明は、これらの実施例に限定されるもので
はない。尚、各実施例共染料は遊離酸の形で記載してい
るがすべてナトリウム塩の形のものを用いた。 実施例1 赤色成分として、下記構造式〔a〕
【0032】
【化17】
【0033】で示される反応染料0.05g、黄色成分
として、下記構造式〔b〕
として、下記構造式〔b〕
【0034】
【化18】
【0035】で示される反応染料0.025g、下記構
造式〔c〕
造式〔c〕
【0036】
【化19】
【0037】で示される反応染料0.015g及び下記
構造式〔d〕
構造式〔d〕
【0038】
【化20】
【0039】で示される反応染料0.01gよりなる染
料組成物を30℃の水170mlに溶解し、これに芒硝
10gを添加し、木綿布10gを挿入し、振盪式染色機
にて25分間振盪させ、その後ソーダ灰水溶液100g
/lを30ml添加し、5分間、同温度で振盪後、1℃
/分の割合で60℃まで30分間かけて昇温した。
料組成物を30℃の水170mlに溶解し、これに芒硝
10gを添加し、木綿布10gを挿入し、振盪式染色機
にて25分間振盪させ、その後ソーダ灰水溶液100g
/lを30ml添加し、5分間、同温度で振盪後、1℃
/分の割合で60℃まで30分間かけて昇温した。
【0040】同様な染浴を6ポット調製し、染色温度が
次の温度に達した時点で各染色ポットから木綿布をとり
出し、これを水洗、酢酸2g/lの水溶液にて中和、水
洗、湯洗後、ヘキストジャパン製HostapalCT
−40(登録商標)2g/lのソーピング浴にて100
℃、10分間ソーピングし、水洗し、乾燥した。 …35℃、…40℃、…50℃、…60℃ …60℃×10分、…60℃×60分 からまでの染色布は一定の橙色で次第に濃くなって
おり、赤色染料と黄色染料の染色スピードがよく一致し
ていた。
次の温度に達した時点で各染色ポットから木綿布をとり
出し、これを水洗、酢酸2g/lの水溶液にて中和、水
洗、湯洗後、ヘキストジャパン製HostapalCT
−40(登録商標)2g/lのソーピング浴にて100
℃、10分間ソーピングし、水洗し、乾燥した。 …35℃、…40℃、…50℃、…60℃ …60℃×10分、…60℃×60分 からまでの染色布は一定の橙色で次第に濃くなって
おり、赤色染料と黄色染料の染色スピードがよく一致し
ていた。
【0041】比較例1 赤色成分として、前記構造式〔a〕で示される反応染料
0.05g及び黄色成分として前記構造式〔b〕で示さ
れる反応染料0.05gを用い、実施例1に準じて操作
し、60℃で60分染色した染布を基準として、〜
それぞれの染布と色相を比較したところ、〜に向
かって赤色が強くなり、色相が変化していた。これは赤
色成分の染料の染色速度が黄色成分の染色速度と異なっ
ていることに起因する。
0.05g及び黄色成分として前記構造式〔b〕で示さ
れる反応染料0.05gを用い、実施例1に準じて操作
し、60℃で60分染色した染布を基準として、〜
それぞれの染布と色相を比較したところ、〜に向
かって赤色が強くなり、色相が変化していた。これは赤
色成分の染料の染色速度が黄色成分の染色速度と異なっ
ていることに起因する。
【0042】実施例2〜6 実施例1における構造式〔a〕,〔b〕,〔c〕及び
〔d〕で示される反応染料の配合割合を表−1記載のよ
うに変えた以外すべて実施例1に準じて実施した。その
結果、いずれも赤色成分と黄色成分の染色速度がよく一
致していた。
〔d〕で示される反応染料の配合割合を表−1記載のよ
うに変えた以外すべて実施例1に準じて実施した。その
結果、いずれも赤色成分と黄色成分の染色速度がよく一
致していた。
【0043】比較例2 実施例1において構造式〔a〕,〔b〕,〔c〕及び
〔d〕を表−1記載のように変えて実施例1に準じて実
施した。その結果、染色速度の不一致から染色時間の経
過に伴って色相が変化した。
〔d〕を表−1記載のように変えて実施例1に準じて実
施した。その結果、染色速度の不一致から染色時間の経
過に伴って色相が変化した。
【0044】
【表1】
【0045】実施例7−1〜7−22 実施例1における構造式〔a〕で示される赤色反応染料
を、表−2−A,表−2−Bに記載の構造式で示される
染料に置換えた以外すべて実施例1と同様に操作した。
その結果染色布は一定の橙色で次第に濃くなっており、
赤色反応染料と黄色反応染料の染色速度がよく一致して
いることが分る。
を、表−2−A,表−2−Bに記載の構造式で示される
染料に置換えた以外すべて実施例1と同様に操作した。
その結果染色布は一定の橙色で次第に濃くなっており、
赤色反応染料と黄色反応染料の染色速度がよく一致して
いることが分る。
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】
【表5】
【0050】実施例8 実施例1において、構造式〔b〕で示される黄色染料
を、下記構造式で示される染料に置換えた以外は実施例
1と同様に操作した。その結果、染色布は一定の橙色で
次第に濃くなっており、赤色染料と黄色染料の染色速度
がよく一致していることを示した。
を、下記構造式で示される染料に置換えた以外は実施例
1と同様に操作した。その結果、染色布は一定の橙色で
次第に濃くなっており、赤色染料と黄色染料の染色速度
がよく一致していることを示した。
【0051】
【化21】
【0052】実施例9〜11 前記構造式〔a〕,〔b〕,〔c〕及び〔d〕で示され
る反応染料並びに下記構造式〔e〕,〔f〕で示される
青色染料を表−3に記載の通り配合し、実施例1の方法
に準じて操作して染色した。染色布は一定のブラウンが
染色時間の経過と共に濃色に移行して行った。これは赤
色、黄色及び青色の染色速度がよく一致していることを
表わしている。
る反応染料並びに下記構造式〔e〕,〔f〕で示される
青色染料を表−3に記載の通り配合し、実施例1の方法
に準じて操作して染色した。染色布は一定のブラウンが
染色時間の経過と共に濃色に移行して行った。これは赤
色、黄色及び青色の染色速度がよく一致していることを
表わしている。
【0053】
【化22】
【0054】
【化23】
【0055】
【表6】
【0056】実施例12 実施例1において構造式〔c〕で示される黄色反応染料
を、下記構造式で示される黄色反応染料に替えた以外
は、実施例1と同様に染色操作を実施した。染色布は染
色時間の経過に伴って一定の橙色が濃色へと変化してい
った。つまり赤色と黄色の染料の染色速度が一致してい
ることを表わしている。
を、下記構造式で示される黄色反応染料に替えた以外
は、実施例1と同様に染色操作を実施した。染色布は染
色時間の経過に伴って一定の橙色が濃色へと変化してい
った。つまり赤色と黄色の染料の染色速度が一致してい
ることを表わしている。
【0057】
【化24】
【0058】実施例13 実施例10において構造式〔e〕で示される青色染料に
代えて下記構造式〔e−1〕及び〔e−2〕
代えて下記構造式〔e−1〕及び〔e−2〕
【0059】
【化25】
【0060】で示される青色反応染料の4:1の混合物
に置き換えた以外は実施例10に準じて操作して染色し
た。染色布は一定のブラウンが染色時間の経過と共に濃
色に移行していた。これは赤色、黄色及び青色の染色速
度がよく一致していることを表わしている。 実施例14〜30 実施例10において構造式〔f〕で表わされる青色染料
を表−4で表わされる青色染料に置きかえた以外は実施
例10に準じて操作して染色した。染色布は一定のブラ
ウンが染色時間の経過と共に濃色に移行して行った。こ
れは赤色、黄色及び青色の染色速度がよく一致している
ことを表わしている。
に置き換えた以外は実施例10に準じて操作して染色し
た。染色布は一定のブラウンが染色時間の経過と共に濃
色に移行していた。これは赤色、黄色及び青色の染色速
度がよく一致していることを表わしている。 実施例14〜30 実施例10において構造式〔f〕で表わされる青色染料
を表−4で表わされる青色染料に置きかえた以外は実施
例10に準じて操作して染色した。染色布は一定のブラ
ウンが染色時間の経過と共に濃色に移行して行った。こ
れは赤色、黄色及び青色の染色速度がよく一致している
ことを表わしている。
【0061】
【表7】
【0062】
【表8】
【0063】
【表9】
【0064】実施例31〜33 実施例10において構造式〔a〕で表わされる赤色染料
を表−2−B中の実施例7−15,7−17及び7−2
0に記載の赤色染料にそれぞれ置きかえた以外は実施例
10に準じて染色した。染色布は一定のブラウンが染色
時間の経過と共に濃色に移行して行った。これは赤色、
黄色及び青色の染色速度が良く一致していることを表わ
している。
を表−2−B中の実施例7−15,7−17及び7−2
0に記載の赤色染料にそれぞれ置きかえた以外は実施例
10に準じて染色した。染色布は一定のブラウンが染色
時間の経過と共に濃色に移行して行った。これは赤色、
黄色及び青色の染色速度が良く一致していることを表わ
している。
【0065】実施例34 実施例1及び実施例9〜11で使用した構造式〔a〕,
〔b〕,〔c〕,〔d〕,〔e〕及び〔f〕で示される
反応染料を用いて、下記組成のパディング液を調製し
た。 パディング液の組成(1リットル当りの量) 〔a〕2.0g,〔b〕2.5g.〔c〕1.5g,
〔d〕1.0g,〔e〕2.5g,〔f〕2.5g、ア
ルギン酸ナトリウム(中粘度品)2.0g、m−ニトロ
ベンゼンスルホン酸ナトリウム10.0g、ヘキサメタ
リン酸ソーダ2.0g及びLeonil SR−J(ヘ
キストジャパン社製 界面活性剤)2ml。
〔b〕,〔c〕,〔d〕,〔e〕及び〔f〕で示される
反応染料を用いて、下記組成のパディング液を調製し
た。 パディング液の組成(1リットル当りの量) 〔a〕2.0g,〔b〕2.5g.〔c〕1.5g,
〔d〕1.0g,〔e〕2.5g,〔f〕2.5g、ア
ルギン酸ナトリウム(中粘度品)2.0g、m−ニトロ
ベンゼンスルホン酸ナトリウム10.0g、ヘキサメタ
リン酸ソーダ2.0g及びLeonil SR−J(ヘ
キストジャパン社製 界面活性剤)2ml。
【0066】次に木綿布をパディング液に含浸し、絞り
率70%に搾液し、100℃で3分間乾燥した。次に、
芒硝200g/l、炭酸ナトリウム40g/l及び38
°Be水酸化ナトリウム水溶液15ml/lを含有する
ケミカル液を含浸させ(絞り率80%)、102℃で3
0秒、60秒、120秒間スチーミング固着し、水洗、
酢酸2g/lの水溶液にて中和、水洗、湯洗後ヘキスト
ジャパン社製HostapalCT−40(登録商標)
2g/lのソーピング浴にて100℃で10分間ソーピ
ングし、水洗し、乾燥した。その結果、染色布は一定色
相のブラウンで次第に濃くなっており、赤色染料、黄色
染料及び青色染料の染色速度がよく一致していることを
示していた。
率70%に搾液し、100℃で3分間乾燥した。次に、
芒硝200g/l、炭酸ナトリウム40g/l及び38
°Be水酸化ナトリウム水溶液15ml/lを含有する
ケミカル液を含浸させ(絞り率80%)、102℃で3
0秒、60秒、120秒間スチーミング固着し、水洗、
酢酸2g/lの水溶液にて中和、水洗、湯洗後ヘキスト
ジャパン社製HostapalCT−40(登録商標)
2g/lのソーピング浴にて100℃で10分間ソーピ
ングし、水洗し、乾燥した。その結果、染色布は一定色
相のブラウンで次第に濃くなっており、赤色染料、黄色
染料及び青色染料の染色速度がよく一致していることを
示していた。
【0067】
【発明の効果】本発明の染料組成物は赤色系染料成分
と、黄色系染料成分、更にこれと青色系染料成分のそれ
ぞれの染色速度が一致しているので、染色時間の長短に
よって色相が変化しない。この染料組成物を用いれば、
橙色からブラウンに到る色相の再現性が良好な染色が可
能である。又本発明組成物は、無機塩の依存性が小さ
く、耐光性、耐塩素、堅牢度に優れている。
と、黄色系染料成分、更にこれと青色系染料成分のそれ
ぞれの染色速度が一致しているので、染色時間の長短に
よって色相が変化しない。この染料組成物を用いれば、
橙色からブラウンに到る色相の再現性が良好な染色が可
能である。又本発明組成物は、無機塩の依存性が小さ
く、耐光性、耐塩素、堅牢度に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06P 3/66 B (72)発明者 清水 完二 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石1番1号 三菱化成ヘキスト株式会社テクニカルセ ンター内 (72)発明者 中村 昇 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石1番1号 三菱化成ヘキスト株式会社テクニカルセ ンター内
Claims (8)
- 【請求項1】 遊離酸の形で一般式〔I−A〕 【化1】 (式中、R0 ,R1 及びR2 は水素原子又はC1 〜C3
アルキル基を表わし、R3 は水素原子、ハロゲン原子又
はC1 〜C3 アルキル基を表わし、Xは−CH=CH2
基、−C2 H4 OSO3 H基又は−C2 H4 Cl基を表
わす。)及び/又は遊離酸の形で一般式〔I−B〕 【化2】 (式中、R1 ,R2 及びXは前記一般式〔I−A〕にお
けると同様の意義を有し、Yは水酸基又はXを表わし、
Wは水素原子、カルボキシル基、スルホン酸基又は−S
O2 X基を表わし、mは0又は1を表わす。)で示され
る赤色反応染料並びに遊離酸の形で一般式〔II〕 【化3】 (式中、Xは前記一般式〔I−A〕におけると同様の意
義を有する。)にて示される黄色反応染料60〜40重
量%と遊離酸の形で一般式〔III 〕 【化4】 (式中、Tはアミノ基又はメチル基を表わし、Xは前記
一般式〔I−A〕におけると同様の意義を有する。)で
示される黄色反応染料40〜60重量%とからなる二成
分黄色反応染料混合物を配合してなる反応染料組成物。 - 【請求項2】 二成分黄色反応染料混合物に代えて、二
成分黄色反応染料混合物100重量部に対し、5〜30
重量部の遊離酸の形で一般式〔IV〕 【化5】 (式中、Xは前記一般式〔I−A〕におけると同様の意
義を有する。)にて示される黄色反応染料を配合して得
られる三成分黄色反応染料混合物を配合してなる請求項
1記載の反応染料組成物。 - 【請求項3】 黄色反応染料混合物に加えて、遊離酸の
形で下記一般式〔V〕 【化6】 (式中、Xは前記一般式〔I−A〕におけると同様の意
義を有する。)及び遊離酸の形で下記一般式〔VI〕 【化7】 (式中、Zは塩素原子、フッ素原子、水酸基、シアノア
ミノ基、スルホエチルアミノ基又はスルホフェニルアミ
ノ基を表わし、Aはフェニレン基、C2 〜C3 アルキレ
ン基又はC2 〜C3 アルキレンオキシC2 〜C3 アルキ
レン基を表わし、R4 は水素原子、C1 〜C3 アルキル
基、フェニル基又は−A−SO2 X基を表わし、Xは前
記一般式〔I−A〕におけると同様の意義を有する。)
で示される青色反応染料の群から選ばれた少くとも1種
の青色反応染料を配合してなる請求項1又は2記載の反
応染料組成物。 - 【請求項4】 選ばれた青色反応染料が前記一般式
〔V〕及び一般式〔VI〕で示される青色反応染料の混合
物であって、その混合割合が重量比で35〜65:65
〜35である請求項3記載の反応染料組成物。 - 【請求項5】 前記一般式〔V〕で示される青色反応染
料が遊離酸の形で下記一般式〔V−1〕及び〔V−2〕 【化8】 (式中、Xは前記一般式〔I−A〕におけると同様の意
義を有する。)で示される青色反応染料の混合物であっ
て、その混合割合が重量比で60〜95:40〜5であ
る請求項3又は4記載の反応染料組成物。 - 【請求項6】 黄色反応染料混合物の赤色反応染料に対
する配合割合が、赤色反応染料100重量部当り5〜5
000重量部である請求項1又は2記載の反応染料組成
物。 - 【請求項7】 青色反応染料総量の赤色反応染料に対す
る配合割合が、赤色反応染料100重量部当り5〜50
00重量部である請求項3〜5のいずれかに記載の反応
染料組成物。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の反応染
料組成物を用いることを特徴とするセルロース繊維の染
色法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6240509A JPH07300567A (ja) | 1993-10-15 | 1994-09-08 | 染料組成物及びこれを用いる染色法 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28163593 | 1993-10-15 | ||
JP6201194 | 1994-03-07 | ||
JP6-62011 | 1994-03-07 | ||
JP5-281635 | 1994-03-07 | ||
JP6240509A JPH07300567A (ja) | 1993-10-15 | 1994-09-08 | 染料組成物及びこれを用いる染色法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07300567A true JPH07300567A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=27297713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6240509A Pending JPH07300567A (ja) | 1993-10-15 | 1994-09-08 | 染料組成物及びこれを用いる染色法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07300567A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0879804A1 (en) * | 1997-05-21 | 1998-11-25 | Alcatel | Improved black appearing color coating for optical fiber |
JP2006037051A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-09 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 反応染料組成物、及びその繊維への適用 |
CN102391684A (zh) * | 2011-07-07 | 2012-03-28 | 天津德凯化工股份有限公司 | 一种染尼龙用的黄色活性染料及其制备方法 |
-
1994
- 1994-09-08 JP JP6240509A patent/JPH07300567A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0879804A1 (en) * | 1997-05-21 | 1998-11-25 | Alcatel | Improved black appearing color coating for optical fiber |
JP2006037051A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-09 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 反応染料組成物、及びその繊維への適用 |
CN102391684A (zh) * | 2011-07-07 | 2012-03-28 | 天津德凯化工股份有限公司 | 一种染尼龙用的黄色活性染料及其制备方法 |
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