JPH07300096A - 無人ヘリコプタの姿勢制御装置 - Google Patents

無人ヘリコプタの姿勢制御装置

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JPH07300096A
JPH07300096A JP7043983A JP4398395A JPH07300096A JP H07300096 A JPH07300096 A JP H07300096A JP 7043983 A JP7043983 A JP 7043983A JP 4398395 A JP4398395 A JP 4398395A JP H07300096 A JPH07300096 A JP H07300096A
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JP
Japan
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target
angle
machine body
azimuth
tilt angle
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Pending
Application number
JP7043983A
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English (en)
Inventor
Akira Sato
彰 佐藤
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP7043983A priority Critical patent/JPH07300096A/ja
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 風等の外乱の影響を受けないように自動制御
を行いつつ、容易に方向転換できるようにする。 【構成】 制御開始時の初期目標方位角にラダースティ
ック傾斜角相当の方位角を加算して目標方位角φn+1 を
求める目標方位角演算手段32を備える。この目標方位
角φn+1 が得られるようにテールロータブレードを傾斜
させるテールロータブレード傾斜角演算手段33,信号
生成部30を備える。風等の外乱の影響を修正しながら
目標方位角方向へ飛行することができ、送信機10のラ
ダースティックを操作すれば目標方位が容易に変わる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線操縦される無人ヘ
リコプタの姿勢制御を自動で行う無人ヘリコプタの姿勢
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば農薬散布用の無線操縦式無
人ヘリコプタは、操縦者が送信機の操作子を操作するこ
とに起因して生じるパイロット指令信号によって機体の
方位、傾斜角度および高度等を遠隔操作によって制御す
る構造になっていた。機体の方位を制御するには、送信
機のラダー用操作子を操作してテールロータブレードの
傾斜角をサーボモータによって変化させ、メインロータ
の負荷を考慮しながらテールロータの推力を増減させて
行っていた。
【0003】また、傾斜角度を制御するには、送信機の
エレベータ用操作子並びにエルロン用操作子を操作して
メインロータの回転軸線をサーボモータによって機体上
下方向に対して傾斜させて行っていた。高度を制御する
には、送信機のエンコン用操作子を操作してメインロー
タブレードの傾斜角をサーボモータによって増減させて
行っていた。なお、機体を上昇させるためにメインロー
タブレードの傾斜角を大きくすると、メインロータの負
荷が大きくなるので、エンコン用操作子による昇降操作
に応じてエンジン回転数が増減する構造になっていた。
【0004】そして、この種の無人ヘリコプタでは、操
縦を容易に行うことができるように、パイロット指令信
号によって定められた方位、傾斜角度、高度等に対して
機体の実際の方位、傾斜角度、高度等が風等の外乱によ
って変化したとしても機体の姿勢を自動的に修正する姿
勢制御装置を設けることが望まれていた。
【0005】この姿勢制御装置としては、機体がその左
右、前後および上下方向の軸線に対して何度回っている
かを角速度センサを用いて検出すると共に、機体の高度
を検出軸線が機体上下方向に向けられた加速度センサと
高度センサとから検出し、これらの姿勢角および高度が
目標値になるように制御する構成とすることが考えられ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、単に飛行状
態を一定に保つように制御を行うと、この制御が行われ
ているときには操縦性が低くなるという問題があった。
これは、機体の進行方向や高度を変えようとして操作し
ても、上述した目標飛行状態に戻るように制御されてし
まうからである。
【0007】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、風等の外乱の影響を受けないように
自動制御を行いつつ、方向転換したり高度を変えたりす
ることが容易にできるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る無人ヘ
リコプタの姿勢制御装置は、送信機のラダー用操作子お
よびエンコン用操作子の操作量を検出するラダー用セン
サおよびエンコン用センサと、これらのセンサによって
検出された前記両操作子の操作量からテールロータブレ
ード傾斜角制御用サーボモータの指令値を求めるラダー
制御量演算手段と、基準方位に対する機体の現在の方位
角を求める現在方位角演算手段と、前記ラダー用操作子
の操作量、前記サーボモータの基本制御量、機体の方位
とに応じて前記サーボモータを駆動するラダー自動制御
装置とを備え、このラダー自動制御装置を、ラダー用操
作子の操作量に相当する方位角を制御開始時での初期目
標方位角に加算して目標方位角を求める目標方位角演算
手段と、前記目標方位角と現在の機体の方位角との差に
基づいて方位角制御量を演算し、この方位角制御量を前
記サーボモータの指令値に基づいて演算した基本制御量
に加算してテールロータブレードの目標傾斜角を求める
テールロータブレード傾斜角演算手段と、前記テールロ
ータブレードの目標傾斜角にテールロータブレードの実
際の傾斜角が一致するように前記サーボモータを駆動す
るサーボモータ駆動手段とから構成したものである。
【0009】第2の発明に係る無人ヘリコプタの姿勢制
御装置は、送信機のエンコン用操作子の操作量を検出す
るエンコン用センサと、機体の上下方向への加速度を検
出する加速度センサと、これらのセンサの出力に応じて
メインロータブレード傾斜角制御用サーボモータを駆動
するエンコン自動制御装置とを備え、このエンコン自動
制御装置を、前記エンコン用操作子の操作量の変化に基
づいて上下方向の目標加速度を求める目標加速度演算手
段と、前記目標加速度と前記加速度センサによって検出
された実際の加速度との差に基づいて加速度制御量を求
め、この加速度制御量に前記エンコン用操作子の操作量
に基づいて演算した基本制御量を加算してメインロータ
ブレードの目標傾斜角を求めるメインロータブレード傾
斜角演算手段と、前記メインロータブレードの目標傾斜
角にメインロータブレードの実際の傾斜角が一致するよ
うに前記サーボモータを駆動するサーボモータ駆動手段
とから構成したものである。
【0010】第3の発明に係る無人ヘリコプタの姿勢制
御装置は、送信機のエレベータ用操作子およびエルロン
用操作子の操作量を検出するエレベータ用センサおよび
エルロン用センサと、これらのセンサによって検出され
た前記両操作子の操作量からスワッシュプレート駆動用
サーボモータの指令値を求めるスワッシュプレート制御
量演算手段と、機体の現在の傾斜角を求める現在機体傾
斜角演算手段と、前記サーボモータの指令値、機体の傾
斜角とに応じて前記サーボモータを駆動する機体傾斜角
自動制御装置とを備え、この機体傾斜角自動制御装置
を、前記サーボモータの指令値に基づいて目標機体傾斜
角を求める目標機体傾斜角演算手段と、前記目標機体傾
斜角と現在の機体の傾斜角との差に基づいて機体傾斜角
制御量を演算し、この機体傾斜角制御量を前記サーボモ
ータの指令値に基づいて演算した基本制御量に加算して
スワッシュプレートの目標傾斜角を求めるスワッシュプ
レート傾斜角演算手段と、前記スワッシュプレートの目
標傾斜角にスワッシュプレートの実際の傾斜角が一致す
るように前記サーボモータを駆動するサーボモータ駆動
手段とから構成したものである。
【0011】
【作用】第1の発明では送信機のラダー用操作子を操作
する度毎に目標方位が変化し、第2の発明では送信機の
エンコン用操作子を操作する度毎に目標加速度が変化す
る。第3の発明では送信機のエレベータ用操作子および
エルロン操作子を操作する度毎に機体の目標傾斜角度が
変化する。
【0012】
【実施例】
実施例1 以下、第1の発明および第2の発明に係る姿勢制御装置
によって機体の方位制御、高度制御を行うときの一実施
例を図1ないし図6によって詳細に説明する。図1は本
発明に係る無人ヘリコプタの姿勢制御装置を搭載した無
人ヘリコプタの概略構成図、図2は本発明に係る無人ヘ
リコプタの姿勢制御装置の全体構成を示すブロック図、
図3は方位制御を行うための構成を示すブロック図、図
4は高度制御を行うための構成を示すブロック図、図5
は方位制御を行うときの動作を説明するためのフローチ
ャート、図6は高度制御を行うときの動作を説明するた
めのフローチャートである。
【0013】これらの図において、1は移動物としての
無人ヘリコプタの機体、2はメインロータ、3はテール
ロータ、4は前記メインロータ2およびテールロータ3
を回転駆動するエンジンである。5はこのエンジン4の
回転数を制御するエンジンコントローラサーボモータ、
6は前記メインロータ2の軸線の傾斜角やメインロータ
ブレードの傾斜角を制御するコレクティブサーボモー
タ、7は前記テールロータブレードの傾斜角を制御する
ラダーサーボモータで、これらのサーボモータ5〜7は
後述するコントローラ8によって制御される構造になっ
ている。
【0014】9は機体1に搭載された受信機で、この受
信機9は送信機10が発信したパイロット指令信号を受
信部9aが受信してコントローラ8に出力すると共に、
コントローラ8からの制御信号を前記サーボモータ5〜
7に伝えるアンプ9bを内蔵している。なお、この機体
1には、図示してはいないが農薬を空中から散布するた
めの農薬散布装置が装着されている。
【0015】前記コントローラ8は、機体1の互いに直
交する3つの主方位(左右、前後および上下方向)に対
する角度や機体の高度、鉛直方向に対する加速度等を後
述する各種センサを使用して検出し、送信機10から送
られたパイロット指令信号によって設定された目標飛行
状態となるように制御する構造になっている。ここで、
前記センサとしては、機体1の左右方向の軸線(X軸)
回りの角度を検出する傾斜計としての加速度センサ11
および角速度センサ12と、機体1の前後方向の軸線
(Y軸)回りの角度を検出する傾斜計としての加速度セ
ンサ13および角速度センサ14と、機体1の鉛直方向
の軸線(Z軸)回りの角度を検出する地磁気方位センサ
15および角速度センサ16と、機体1のZ軸方向に対
する加速度を検出するための加速度センサ17と、機体
1の高度を検出するための高度センサ18と、エンジン
4の回転数を検出するエンジン回転数検出センサ19
(図2)である。なお、地磁気方位センサ15は後述す
るように省略することもできる。
【0016】これらのセンサのうちX軸の加速度センサ
11はY軸方向への加速度から機体1のY軸が鉛直方向
に対して何度傾斜しているかを検出し、X軸の角速度セ
ンサ12は機体1がX軸回りに回転するときの角速度を
検出するように構成されている。また、Y軸の加速度セ
ンサ13はX軸方向への加速度から機体1のX軸が鉛直
方向に対して何度傾斜しているかを検出し、Y軸の角速
度センサ14は機体1がY軸回りに回転するときの角速
度を検出するように構成されている。
【0017】さらに、地磁気方位センサ15は例えば機
体のY軸が北方位に対して何度回っているかを検出し、
Z軸の角速度センサ16は機体1がZ軸回りに回転する
ときの角速度を検出するように構成されている。加え
て、Z軸の加速度センサ17は機体1のZ軸方向への加
速度から同方向に対しての加速度を検出するように構成
され、高度センサ18は機体1と地表との距離を光学的
に検出するように構成されている。また、エンジン回転
数検出センサ19は、エンジン4のクランク軸(図示せ
ず)の回転を検出するように構成されている。なお、前
記角速度センサ12,14,16としては、本実施例で
は光ファイバジャイロが採用されている。
【0018】コントローラ8は、図2に示すように、機
体1の地球に対する実際の姿勢角を前記各種センサの出
力値から演算する姿勢角演算装置21と、この姿勢角演
算装置21によって求められた機体1の実際の姿勢角
や、加速度センサ11,13,17によって検出された
加速度、高度センサ18によって検出された地表からの
距離、エンジン回転数検出センサ19によって検出され
たエンジン回転数に基づいて機体の飛行状態が操縦者の
意図する状態となるように制御するCPU22と、この
CPU22に各センサを接続するインターフェース等か
ら構成されている。
【0019】前記姿勢角演算装置21は、離陸以前の機
体静止時に機体1の地球に対する傾斜角度、後述する基
準方位に対する方位角の値を検出してこの値を不図示の
メモリに記憶させ、離陸後は角速度センサ12,14,
16によって検出された角速度を積分してなる角度を前
記離陸前の値に加算して現在の姿勢角を求めるように構
成されている。前記基準方位としては例えば真北を基準
方位(0)とする。なお、地磁気方位センサ15を省略
した場合には、例えば、機体1に設けた電源スイッチ
(図示せず)をON状態とした時点の方位角を仮に0と
し、これを基準方位とする。
【0020】離陸以前に求める傾斜角度は加速度センサ
11,13の出力値を用い、方位角は地磁気方位センサ
15の出力値を用いている。地磁気方位センサ15を省
略した場合は、角速度センサ12,14,16の出力値
を用いて方位角を求めている。また、機体1が静止して
いる状態であることを検出するには、角速度センサ1
2,14,16が一定時間の間に予め定めた値より小さ
い値を継続して出力したことを検出することによって行
う。
【0021】前記CPU22は、送信機10から送られ
たパイロット指令信号に基づいて目標とする姿勢角、方
位、高度を演算する機能と、前記姿勢角演算装置21や
各センサの出力によって実際の姿勢角、方位、高度を求
め、実際の飛行状態が目標とする飛行状態になるように
各アクチュエータ(前記各サーボモータ)を制御する機
能とを備えている。各アクチュエータを制御するに当た
っては、送信機10の手動式制御スイッチ23(図3)
がON状態にあるときには目標飛行状態に実際の飛行状
態を一致させ、OFF状態にあるときにはパイロット指
令信号通りに各サーボモータ5〜7を動作させる構成に
なっている。なお、以下においては、制御スイッチ23
がON状態にある時を自動制御モードといい、OFF状
態にある時を手動制御モードという。前記送信機10
は、前記制御スイッチ23以外に操作子としてのスティ
ック(図示せず)が設けられ、このスティックの操作量
(スティック傾斜角度)をセンサによって検出してこの
操作量に対応したパイロット指令信号を発信するように
構成されている。このため、上述した目標とする姿勢
角、方位、高度は、スティック操作量に相当する値にな
る。
【0022】ここで、CPU22による前記制御を図3
ないし図6によって説明する。機体1の方位を制御する
に当たっては図3に示す構成を採り、機体1の高度を制
御するに当たっては図4に示す構成を採る。本実施例で
は理解し易いようにこれらの方位制御と高度制御とを分
けて説明するが、図3に示した構成と図4に示した構成
を組合わせて無人ヘリコプタの姿勢制御装置を構成する
ことができる。
【0023】先ず、図3に基づいて方位制御について説
明する。方位制御を行うに当たっては、送信機10のラ
ダー用スティック(方位を変更するときに操作するステ
ィック)とエンコン用スティック(高度を変更するとき
に操作するスティック)の傾斜角度を送信機10に内蔵
されたセンサ24,25で検出する構成にする。これと
共に、送信機10に、テールロータブレードの傾斜角が
前記センサ24,25の出力に応じた角度となるように
ラダーサーボモータ7を作動させるための指令値U0を
演算するCPU26を設ける。テールロータブレードの
傾斜角を求めるに当たりエンコン用スティックの傾斜角
を加味するのは、エンコン用スティックを操作するとメ
インロータ2のブレードが傾斜し、メインロータ2が回
転するに当たり抵抗が大きくなってその反作用で機体1
がメインロータ2の回転方向とは反対方向に回るので、
この反対回りの推力をテールロータ3の推力で相殺させ
るためである。
【0024】また、このCPU26は、上述したように
ラダーサーボモータ7に対する指令値を演算する以外
に、エンジンコントローラサーボモータ5やコレクティ
ブサーボモータ6に対する指令値をこれらのサーボモー
タを作動させるときに操作するスティックの傾斜角に応
じて演算するように構成されている。なお、CPU26
と制御スイッチ23、各センサ24,25との間に介装
された符号27で示すものはA/D変換器である。
【0025】すなわち、送信機10は前記CPU26が
求めた各サーボモータへの指令値と、制御スイッチ23
のON,OFF状態が判別可能な信号を送信することに
なる。なお、送信機10を、CPU26によって各サー
ボモータへの指令値を演算してこの指令値を送信するよ
うに構成すると、機体1に指令値演算用CPUを搭載す
る場合に較べて機体重量を軽くすることができると共
に、機体1の機種が変わったときにも送信機10は変え
る必要がなく汎用性が高まる。
【0026】一方、機体1のコントローラ8のCPU2
2は、制御スイッチON,OFF信号から制御スイッチ
23のON,OFF状態を判別する信号判別処理部28
と、前記指令値や前記姿勢角演算装置21、X,Y,Z
軸方向の加速度センサ11,13,17からの出力に基
づいて演算を行う演算処理部29と、この演算処理部2
9が求めたテールロータブレードの目標傾斜角に実際の
テールロータブレードの傾斜角が一致するようにラダー
サーボモータ7を駆動するサーボモータ駆動手段として
の信号生成部30とから構成する。すなわち、このコン
トローラ8のCPU22の一部が第1の発明に係るラダ
ー自動制御装置を構成することになる。
【0027】また、前記演算処理部29は、姿勢角演算
装置21の出力から基準方位に対する機体1の現在の方
位角φを求める現在方位角演算手段31と、ラダー用ス
ティックの傾斜角に相当する方位角を制御開始時の機体
1の方位角に加算して目標方位角φn+1 を求める目標方
位角演算手段32と、前記目標方位角φn+1 と現在の機
体の方位角φとの差に基づいて方位角制御量Δuを演算
し、この方位角制御量Δuを、ラダーサーボモータ7へ
の指令値U0 に定数Kを乗じて求めたラダーサーボモー
タ7の基本制御量に加算してテールロータブレードの目
標傾斜角uを求めるテールロータブレード傾斜角演算手
段33とによって構成する。
【0028】次に、この方位制御を行うときの手法を、
前記CPU22の詳細説明と合わせて図5のフローチャ
ートによって説明する。飛行中は図5中のステップS1
に示すように、CPU22の信号判別処理部28は送信
機10から送られた指令値信号からラダーサーボモータ
7への指令値U0 と、コレクティブサーボモータ6への
指令値信号からメインロータブレードの傾斜角指示値を
読込む。これと共に、制御スイッチON,OFF信号か
ら制御スイッチ23がON,OFF何れの状態になって
いるかを読込む。
【0029】その後、ステップS2 に示すように、現在
方位角演算手段31が姿勢角演算装置21の出力から基
準方位に対する機体1の現在の方位角φを読込み、ステ
ップS3 にて目標方位角演算手段32が送信機1でのラ
ダー用スティックの傾斜角θを演算する。この演算は、
テールロータブレードでの傾斜角を決めるラダーサーボ
モータ指令値(これはメインロータの負荷に応じた分を
含んでいる)からメインロータブレードの負荷に応じた
分を取り除くことによって行う。すなわち、ラダーサー
ボモータ指令値からメインロータブレード傾斜角指示値
の相当分を差し引くことによって、ラダースティック傾
斜角θを求めることができる。
【0030】このようにラダースティック傾斜角θを演
算した後、信号判別処理部28がステップS4 にて制御
スイッチ23のON,OFF状態によって自動制御モー
ドであるか手動制御モードであるかを判別する。そし
て、自動制御モードであるときには、手動制御モードか
ら自動制御モードへ変更された直後であるのか、自動制
御モードを継続しているのであるかを判別する。
【0031】手動制御モードから自動制御モードへ変更
された直後である場合には、ステップS5に進み、目標
方位角演算手段32が変数nに0を代入し、ステップS
6において、制御スイッチ23がON状態になったとき
の機体1の実際の方位角を初期目標方位角φn とする。
そして、ステップS7へ進む。ステップS7では、前記ス
テップS3 で求めたラダースティック傾斜角θを関数f
(θ)に代入し、ラダースティック傾斜角に相当する方
位角(この方位角を目標方位角という)方向へ旋回する
ときの旋回角速度を演算する。そして、ステップS8に
て目標方位角φn+1を演算する。この目標方位角φn+1
は、下記の数式(1)に示すように、前記旋回角速度f
(θ)に制御サイクル時間Δtを乗じ、それに前記ステ
ップS6 で求めた初期目標方位角φn を加算して求め
る。 φn+1=φn+f(θ)・Δt・・・(1)
【0032】このように目標方位角φn+1 を求めた後、
テールロータブレード傾斜角演算手段33はステップS
9 において機体1が前記目標方位角を指向するために必
要な方位角制御量Δuを演算する。このΔuは下記の数
式(2)に示すように、目標方位角φn+1 から前記ステ
ップS2 で検出した現在の方位φを差し引いてそれを関
数Fに代入することによって求める。 Δu=F(φn+1 −φ)・・・(2)
【0033】そして、テールロータブレード傾斜角演算
手段33は、前記方位角制御量Δuを用いてテールロー
タブレードの目標傾斜角uをステップS10にて演算し、
その角度を信号生成部30に出力する。このテールロー
タブレードの目標傾斜角uは、下記の数式(3)に示す
ように、先ず、ステップS1 で読込んだラダーサーボモ
ータ指令値U0 に定数Kを乗じてラダーサーボモータ7
の基本制御量を求め、この基本制御量に前記ステップS
9 で求めた方位角制御量Δuを加算して求める。 u=K・U0 +Δu・・・(3) なお、ラダーサーボモータ指令値U0に定数Kを乗じる
代わりに、指令値U0を関数G(U0) に代入して基本
制御量を求めるようにしてもよい。
【0034】信号生成部30では、ステップS11におい
てテールロータブレードの実際の傾斜角が前記ステップ
S10で求めた目標傾斜角と一致するようにラダーサーボ
モータ7を駆動する。このようにラダーサーボモータ7
を制御した後、ステップS1に戻る。
【0035】前記ステップS4 にて制御スイッチ23が
ON状態を継続しており、自動制御モードの継続中であ
ると判定された場合には、ステップS12へ進んで変数n
をn+1とし、ステップS7 へ進む。ステップS7で
は、ステップS4に至る以前にステップS3 で求めたラ
ダースティック傾斜角θに相当する方向へ旋回するとき
の旋回角速度を演算する。
【0036】その後、ラダースティックの傾斜角θに相
当する方位角が得られるようなテールロータブレード傾
斜角をステップS8 〜S10で演算し、ステップS11にて
ラダーサーボモータ7を駆動する。ステップS8 で数式
(1)に代入する初期目標方位角φn は、このときには
前回の制御で求めたφn+1 を用いる。すなわち、今回の
制御では、前回の制御で求めた目標方位角φn+1 に、ラ
ダースティック傾斜角θに相当する方位角を加算して目
標方位角を求めている。そして、ステップS9で数式
(2)に代入する目標方位角φn+1 は、今回の制御での
目標方位角を用いる。
【0037】すなわち、本実施例のCPU22は、自動
制御モードであると判定されたときには、制御開始時の
初期目標方位角にラダースティック傾斜角θ相当の方位
角を加算して目標方位角φn+1 を求め、この目標方位角
φn+1 が得られるようにテールロータブレードを傾斜さ
せることになる。繰り返して説明することになるが、制
御開始時の初期目標方位角としては、自動制御モードに
変更された直後であるときには制御スイッチ23がON
状態になったときの機体1の現在の方位角φであり、自
動制御モードを継続中であるときには、前回の制御で得
られた目標方位角である。
【0038】したがって、例えば飛行中に機体1が横風
を受けたりして機体1の現在方位角φが変わってしまっ
たとしても、初期目標方位角φn,φn+1,φn+2 ・・に
ラダースティック傾斜角θ相当の方位角を加算して目標
方位角を求めてこの目標方位角を機体1が指向するよう
に制御されるので、意図した方位へ機体1を飛行させる
ことができる。しかも、目標方位角はそのときどきでラ
ダースティック傾斜角θに応じて更新されるので、機体
1の飛行方向を速やかに変えることができる。
【0039】一方、ステップS4 にて制御スイッチ23
がON状態からOFF状態に変更された直後であった
り、制御スイッチ23がOFF状態を継続していたりし
て手動制御モードであると判定されたときには、ステッ
プS13に進んで方位角制御量Δuに0を代入し、ステッ
プS10に進む。すなわち、このときにはステップS10で
数式(3)に代入するΔuが0であるから、得ようとす
るテールロータブレード傾斜角uはステップS1 で読込
んだラダーサーボモータ指令値U0 に比例した値にな
る。制御スイッチ23がOFF状態のときはCPU22
は作動せず、通常のマニュアル操作と同様になる。
【0040】次に、図4に基づいて高度制御について説
明する。図4において前記図1ないし図3で説明したも
のと同一もしくは同等部材については、同一符号を付し
詳細な説明は省略する。高度制御を行う場合には、コン
トローラ8の演算処理部29に目標加速度演算手段34
と、メインロータブレード傾斜角演算手段35とを設け
る。前記目標加速度演算手段34は、エンコンスティッ
ク傾斜角度の変化に基づいて上下方向の目標加速度a0
を求めるように構成される。前記メインロータブレード
傾斜角演算手段35は、前記目標加速度a0 と、Z軸方
向の加速度センサ17によって検出された実際の加速度
aとの差に基づいて加速度制御量Δuを求め、この加速
度制御量Δuに、エンコンスティック傾斜角度にある定
数を乗じたものを加算してメインロータブレードの目標
傾斜角uを求めるように構成される。
【0041】また、信号生成部30は、本実施例では前
記メインロータブレードの目標傾斜角uにメインロータ
ブレードの実際の傾斜角が一致するようにコレクティブ
サーボモータ6を駆動するように構成する。
【0042】ここで、この高度制御を行うときの手法
を、前記CPU22の詳細説明と合わせて図6のフロー
チャートによって説明する。飛行中は、先ず図6中のス
テップP1 に示すようにCPU22は変数nに0を代入
し、ステップP2 にて信号判別処理部28が送信機10
から送られたコレクティブサーボモータ6への指令値信
号(メインロータブレードの傾斜角指示値)からエンコ
ンスティック傾斜角θn を読込む。これと共に、制御ス
イッチON,OFF信号から制御スイッチ23がON,
OFF何れの状態になっているかを読込む。
【0043】その後、ステップP3 に示すように、信号
判別処理部28がZ軸方向の加速度センサ17の出力か
ら現在のZ軸方向に対する加速度aを読込む。このよう
に現在加速度aを読込んだ後、信号判別処理部28はス
テップP4 にて制御スイッチ23のON,OFF状態に
よって自動制御モードであるか手動制御モードであるか
を判別する。
【0044】ステップP4 にて制御スイッチ23がON
状態であり自動制御モードであると判定されたときに
は、ステップP5 にて目標加速度演算手段34がエンコ
ンスティックの傾斜角θnの変化に相当する加速度(目
標加速度a0)を演算する。この目標加速度a0 は、下
記の数式(4)に示すように、エンコンスティック傾斜
角の変化分(θn−θn-1)を関数fに代入して求める。 a0 =f(θn−θn-1)・・・(4) なお、エンコンスティック傾斜角の変化分は、今回の制
御が最初であるときには、ステップP2 で求めたエンコ
ンスティック傾斜角θn をそのまま用いる。
【0045】このように目標加速度a0 を求めた後、メ
インロータブレード傾斜角演算手段35はステップP6
にて目標加速度a0 が得られるようにするための加速度
制御量Δuを演算する。この加速度制御量Δuは、下記
の数式(5)に示すように、前記目標加速度a0からス
テップP3で検出した現在加速度aを差し引いたものを
関数Fに代入して求める。 Δu=F(a0 −a)・・・(5)
【0046】そして、メインロータブレード傾斜角演算
手段35は、ステップP7 にて前記加速度制御量Δuに
基づいて目標とするメインロータブレードの傾斜角uを
演算し、その傾斜角を信号生成部30に出力する。前記
目標とするメインロータブレードの傾斜角uは、下記の
数式(6)に示すように、先ず、ステップP2 で求めた
エンコンスティック傾斜角θn に定数Kを乗じてコレク
ティブサーボモータ6の基本制御量を求め、この基本制
御量に前記加速度制御量Δuを加算して求める。 u=K・θn +Δu・・・(6) なお、エンコンスティック傾斜角θnに定数Kを乗じる
代わりに、傾斜角θnを関数G(θn) に代入して基本
制御量を求めるようにしてもよい。
【0047】信号生成部30では、ステップP8 におい
てメインロータブレードの実際の傾斜角が前記ステップ
P7 で求めた目標とする傾斜角と一致するようにコレク
ティブサーボモータ6を駆動する。その後は、ステップ
P9 で変数nをn+1とし、ステップP2 に戻る。
【0048】そして、ステップP2 に戻った後の制御サ
イクルにおいてステップP4 にて自動制御モードである
と判定された場合、目標加速度a0 を求めるときには今
回の制御サイクルのステップP2 で読込んだエンコンス
ティック傾斜角から前回の制御サイクルで読込んだエン
コンスティック傾斜角を差し引いて行う。また、加速度
制御量Δuやメインロータブレード傾斜角uを求めると
きにも、今回の制御サイクルにて読込んだ加速度aやエ
ンコンスティック傾斜角を用いる。
【0049】すなわち、本実施例のCPU22は、自動
制御モードであると判定されたときには、エンコンステ
ィック傾斜角の変化から求めた目標加速度a0 と、Z軸
方向の加速度センサ17によって検出された現在加速度
aとの差に基づいて加速度制御量Δuを求め、この加速
度制御量Δuにエンコンスティック傾斜角θを加算した
メインロータブレード傾斜角uが得られるようにメイン
ロータブレードを傾斜させることになる。
【0050】したがって、飛行中に機体1が風等の外乱
を受けて機体1の高度が変わろうとしても、エンコンス
ティック傾斜角θの変化から求めた目標加速度a0 と実
際の加速度aとの差に応じてメインロータブレードの傾
斜角uが決められるので、意図した高度を容易に維持さ
せることができる。しかも、目標加速度a0 はそのとき
どきでエンコンスティック傾斜角θに応じて更新される
ので、機体1の高度を速やかに変えることができる。
【0051】前記ステップP4 において制御スイッチ2
3がOFF状態で手動制御モードであると判定された場
合には、ステップP10に進んで加速度制御量Δuに0を
代入し、その後、ステップP7 に進む。このとき、ステ
ップP7 では、前記数式(6)においてΔu=0になる
ので、得ようとするメインロータブレード傾斜角uはス
テップP2 で読込んだエンコンスティック傾斜角θn に
比例した値になる。言い換えれば、制御スイッチ23が
OFF状態にあるときにはCPU22は作動せず、通常
のマニュアル操作と同様になる。
【0052】実施例2 次に、第3の発明に係る姿勢制御装置によって機体の姿
勢制御を行うときの一実施例を図7ないし図11によっ
て詳細に説明する。図7は第3の発明に係る無人ヘリコ
プタの姿勢制御装置を搭載した無人ヘリコプタの概略構
成図、図8はメインロータの迎え角および機体の傾斜角
(ピッチ角、ロール角)を変える機構を説明するための
斜視図、図9は第3の発明に係る無人ヘリコプタの姿勢
制御装置の全体構成を示すブロック図、図10は機体の
姿勢制御を行うための構成を示すブロック図、図11は
姿勢制御動作を説明するためのフローチャートである。
これらの図において前記図1ないし図6で説明したもの
と同一もしくは同等部材については、同一符号を付し詳
細な説明は省略する。
【0053】図7に示す機体1に設けられた符号1aで
示すものは、機体1に装着される各種センサ、サーボモ
ータおよびコントローラなどに給電するバッテリー、メ
インロータ2の基部に設けられた符号2Aで示すもの
は、メインロータ2のロータブレード2aの迎え角(ロ
ータブレード2a自体の傾斜角度)およびメインロータ
2の機体1に対する傾斜角(ピッチ角、ロール角)を制
御するためのスワッシュプレートである。このスワッシ
ュプレート2Aは、前記ロータブレード2aとメインロ
ータ2のスタビライザー2bとに、これらの位置に対応
して配設されたリンクを介して連結され、メインロータ
2とともに回転する構造になっている。
【0054】また、このスワッシュプレート2Aは、図
8に示す機体1側の傾斜板2Bにこれに対して回転自在
となるように支承されており、この傾斜板2Bとともに
上下移動するとともに、傾斜板2Bと一体的に傾斜する
ように構成されている。傾斜板2Bは、本実施例では上
下可動軸をそれぞれ有する3個のサーボモータ6a〜6
cによって支持されている。これらの3個のサーボモー
タ6a〜6cによって本発明に係るスワッシュプレート
駆動用サーボモータ6が構成されている。なお、このス
ワッシュプレート駆動用サーボモータ6は、名称は異な
るものの前記実施例1で用いたコレクティブサーボモー
タと同等の部材であるので、前記実施例1と同じ符号を
付して説明する。
【0055】機体1を上昇させるためには、スワッシュ
プレート2Aを傾斜板2Bによって上側へ移動させる。
すなわち、図8(a)に示したように傾斜板2Bを上昇
させると、リンクを介してロータブレード2aの回転方
向前端が後端より高位置に移動し、迎え角が増大する。
これによってメインロータ2の揚力が増大して機体1が
上昇する。
【0056】機体1を鉛直方向に対して傾斜させその方
向へ進めるためには、スワッシュプレート2Aをその方
向へ傾斜させる。例えば、メインロータ2を右に傾斜さ
せる場合には、図8(b)に示すスワッシュプレート2
Aをその機体右側となる部位が下がるように左右のサー
ボモータ6b,6cを駆動して傾斜させることによっ
て、メインロータ2のロータ面が右側に傾斜して機体1
が同方向に傾斜する。以下にこの原理を説明する。
【0057】図8(c)に示すように回転している物体
に、回転面を傾けようとする力AをP点で加えると、9
0度遅れた位置P′点で回転面は最大に傾こうとする。
この効果をジャイロ効果というのは周知のとおりであ
る。
【0058】すなわち、図8(b)に示したようにスワ
ッシュプレート2Aを右に傾けると、前方に位置するス
タビライザー2bは迎え角が小さくなり、後方に位置す
るスタビライザー2bは迎え角が大きくなる。このと
き、ロータブレード2aの迎え角は変わらない。
【0059】前記状態から90度回転して図8(d)に
示すようになると、ジャイロ効果により、前記図8
(b)のときに迎え角が小さくなった前側のスタビライ
ザー2bは下側に下がり、迎え角が大きくなった後側の
スタビライザー2bは上側に上がる。これとともに、ス
ワッシュプレート2Aが傾斜していることに対応して後
側のロータブレード2aの迎え角が増大し、前側のロー
タブレード2aの迎え角が減少する。そして、さらに9
0度回って図8(e)に示すように、ジャイロ効果によ
りメインロータ2のロータ面が右に傾斜することにな
る。
【0060】第3の発明に係る姿勢制御装置は、前記サ
ーボモータ6a〜6cを制御することによって、機体1
の傾斜角を送信機のスティック操作に基づく目標傾斜角
に一致させる。この姿勢制御を行うに当たっては、図9
および図10に示すように、送信機10のエレベータ用
スティック(機体1の前後方向の傾斜角を変更するとき
に操作するスティック)とエルロン用スティック(機体
1の左右方向の傾斜角を変更するときに操作するスティ
ック)の傾斜角度を送信機10に内蔵されたセンサ4
1,42で検出する構成にする。これと共に、送信機1
0に、スワッシュプレート2Aの傾斜角が前記センサ4
1,42の出力に応じた角度となるようにスワッシュプ
レート駆動用サーボモータ6を作動させるための指令値
UPn,URnを演算するCPU43を設ける。なお、前記
指令値UPnはメインロータ2の機体前後方向に対する傾
斜角に相当し、指令値URnはメインロータ2の機体左右
方向に対する傾斜角に相当する。
【0061】また、このCPU43は、上述したように
スワッシュプレート駆動用サーボモータ6に対する指令
値を演算する以外に、エンジンコントローラサーボモー
タ5やラダーサーボモータ7に対する指令値をこれらの
サーボモータを作動させるときに操作するスティックの
傾斜角に応じて演算するように構成されている。なお、
CPU43と制御スイッチ23、各センサ41,42と
の間に介装された符号27で示すものはA/D変換器で
ある。
【0062】すなわち、送信機10は前記CPU43が
求めた各サーボモータへの指令値と、制御スイッチ23
のON,OFF状態が判別可能な信号を送信することに
なる。なお、送信機10を、CPU43によって各サー
ボモータへの指令値を演算してこの指令値を送信するよ
うに構成すると、機体1に指令値演算用CPUを搭載す
る場合に較べて機体重量を軽くすることができると共
に、機体1の機種が変わったときにも送信機10は変え
る必要がなく汎用性が高まる。
【0063】一方、機体1のコントローラ8のCPU2
2は、制御スイッチON,OFF信号から制御スイッチ
23のON,OFF状態を判別する信号判別処理部28
と、前記指令値や前記姿勢角演算装置21、X,Y軸方
向の加速度センサ11,13からの出力に基づいて演算
を行う演算処理部44と、この演算処理部44が求めた
スワッシュプレート2Aの目標傾斜角に実際のスワッシ
ュプレート2Aの傾斜角が一致するようにスワッシュプ
レート駆動用サーボモータ6を駆動するサーボモータ駆
動手段としての信号生成部45とから構成する。すなわ
ち、このコントローラ8のCPU22の一部が第3の発
明に係る姿勢制御装置を構成することになる。
【0064】また、前記演算処理部44は、姿勢角演算
装置21の出力から機体1の現在の傾斜角たるピッチ角
θP(機体座標のY軸の地球に対する傾斜角)、ロール
角θR(機体座標のX軸の地球に対する傾斜角)を求め
る現在方位角演算手段46と、スワッシュプレート駆動
用サーボモータ6の指令値(UPn,URn)に基づいて目
標機体傾斜角(θP0,θR0)を求める目標機体傾斜角演
算手段47と、前記機体傾斜角(θP0,θR0)と現在の
機体1の傾斜角(θP,θR)との差に基づいて機体傾斜
角制御量(ΔuP,ΔuR)を演算し、この機体傾斜角制御
量(ΔuP,ΔuR)を、スワッシュプレート駆動用サーボ
モータ6への指令値(UPn,URn)に定数KP,KRをそ
れぞれ乗じて求めたスワッシュプレート駆動用サーボモ
ータ6の基本制御量に加算してスワッシュプレート2A
の目標傾斜角(UP,UR)を求めるスワッシュプレート
傾斜角演算手段48とによって構成する。
【0065】次に、この姿勢制御を行うときの手法を、
前記CPU22の詳細説明と合わせて図11のフローチ
ャートによって説明する。飛行中は先ず図11中のステ
ップS0 に示すように、CPU22は変数nに0を代入
し、ステップS1 にて信号判別処理部28が送信機10
から送られた指令値信号からスワッシュプレート駆動用
サーボモータ6への指令値UPn,URnを読込む。これと
共に、制御スイッチON,OFF信号から制御スイッチ
23がON,OFF何れの状態になっているかを読込
む。その後、ステップS2 に示すように、現在機体傾斜
角演算手段46が姿勢角演算装置21の出力から機体1
の現在の傾斜角θP,θRを求める。
【0066】その後、信号判別処理部28がステップS
3 にて制御スイッチ23のON,OFF状態によって自
動制御モードであるか手動制御モードであるかを判別す
る。自動制御モードである場合には、ステップS4 に進
み、前記ステップS1 で読み込んだスワッシュプレート
駆動用サーボモータ指令値UPn,URnを関数fP(UP
n),fR(URn)に代入して目標機体傾斜角θP0,θR0
を演算する。
【0067】このように目標機体傾斜角θP0,θR0を求
めた後、スワッシュプレート傾斜角演算手段48はステ
ップS5 において機体1が前記目標機体傾斜角となるよ
うに傾斜するために必要な機体傾斜角制御量ΔuP,Δ
uRを演算する。このΔuP,ΔuRは下記の数式(7),
(8)に示すように、目標機体傾斜角θP0,θR0から前
記ステップS2 で検出した現在の機体1の傾斜角θP,
θRをそれぞれ差し引いてそれらを関数FP,FRにそれ
ぞれ代入することによって求める。 ΔuP=FP(θP0−θP)・・・(7) ΔuR=FR(θR0−θR)・・・(8)
【0068】そして、スワッシュプレート傾斜角演算手
段48は、前記機体傾斜角制御量ΔuP,ΔuRを用いて
スワッシュプレート2Aの目標傾斜角uP,uRをステッ
プS6 にて演算し、その角度を信号生成部45に出力す
る。このスワッシュプレート2Aの目標傾斜角uP,uR
は、下記の数式(9),(10)に示すように、先ず、
ステップS1 で読込んだスワッシュプレート駆動用サー
ボモータ指令値UPn,URnに定数KP,KRをそれぞれ乗
じてスワッシュプレート駆動用サーボモータ6の基本制
御量を求め、この基本制御量に前記ステップS5 で求め
た機体傾斜角制御量ΔuP ,ΔuR をそれぞれ加算して
求める。 uP=KP・UPn+ΔuP・・・(9) uR=KR・URn+ΔuR・・・(10) なお、スワッシュプレート駆動用サーボモータ指令値U
Pn,URnに定数KP,KRをそれぞれ乗じる代わりに、指
令値UPn,URnを関数GP(UPn),GR(URn)に代入
して基本制御量を求めるようにしてもよい。
【0069】信号生成部45では、ステップS7におい
てスワッシュプレート2Aの実際の傾斜角が前記ステッ
プS6 で求めた目標傾斜角と一致するようにスワッシュ
プレート駆動用サーボモータ6を駆動する。このように
スワッシュプレート駆動用サーボモータ6を制御した
後、ステップS8 で変数nをn+1とし、その後、ステ
ップS1 に戻る。
【0070】したがって、例えば飛行中に機体1が横風
を受けたりして機体1の現在の傾斜角θP,θRが変わっ
てしまったとしても、スワッシュプレート2Aが送信機
10のエレベータ用スティックとエルロン用スティック
の各操作量に応じた角度となるようにスワッシュプレー
ト駆動用サーボモータ6を作動させるための指令値UP
n,URnを演算し、それらの指令値UPn,URnに基づい
て目標機体傾斜角θP0,θR0を求め、これらの傾斜角θ
P0,θR0となるように機体1が傾斜されるので、機体1
の傾斜角を意図した傾斜角へ変更することができる。し
かも、目標機体傾斜角はそのときどきで前記両スティッ
クの操作量に応じて更新されるので、機体1の傾斜角度
を速やかに変えることができる。
【0071】一方、ステップS3 にて制御スイッチ23
がOFF状態で手動制御モードであると判定されたとき
には、ステップS9 に進んで機体傾斜角制御量ΔuP,
ΔuRにそれぞれ0を代入し、ステップS6 に進む。す
なわち、このときにはステップS6 で数式(9),(1
0)に代入するΔuP,ΔuRがそれぞれ0であるから、
得ようとするスワッシュプレート2Aの目標傾斜角u
P,uRはステップS1 で読込んだスワッシュプレート駆
動用サーボモータ指令値UPn,URnに比例した値にな
る。制御スイッチ23がOFF状態のときはCPU22
は作動せず、通常のマニュアル操作と同様になる。
【0072】ここで、上述した実施例中の関数、f
(θ),F(φn+1−φ),G(U0),f(θn−θn-
1),F(a0−a),G(θn),fP(UPn),fR(U
Rn),FP(θP0−θP),FR(θR0−θR),GP(UP
n),GR(URn)と、定数K,KP,KRを、それぞれ上
級者用、中級者用、初級者用の3種類設定し、送信機1
0の制御スイッチ23がON状態で自動制御モードのと
き、さらに送信機10のファンクションスイッチ(図示
せず)を操作することにより、前記の3種類の関数およ
び定数のうち何れか一種類を任意に選択して、それらの
関数および定数に基づいて演算し制御するようにしてい
る。このようにすることによって、操縦者は自分の技量
に応じた自動制御を任意に選択することができる。な
お、上級者用を選択すると、本発明に係る制御の寄与率
が低下して手動モードに近い制御が行われる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明に係る無
人ヘリコプタの姿勢制御装置は、送信機のラダー用操作
子およびエンコン用操作子の操作量を検出するラダー用
センサおよびエンコン用センサと、これらのセンサによ
って検出された前記両操作子の操作量からテールロータ
ブレード傾斜角制御用サーボモータの指令値を求めるラ
ダー制御量演算手段と、基準方位に対する機体の現在の
方位角を求める現在方位角演算手段と、前記ラダー用操
作子の操作量、前記サーボモータの基本制御量、機体の
方位とに応じて前記サーボモータを駆動するラダー自動
制御装置とを備え、このラダー自動制御装置を、ラダー
用操作子の操作量に相当する方位角を制御開始時での初
期目標方位角に加算して目標方位角を求める目標方位角
演算手段と、前記目標方位角と現在の機体の方位角との
差に基づいて方位角制御量を演算し、この方位角制御量
を前記サーボモータの指令値に基づいて演算した基本制
御量に加算してテールロータブレードの目標傾斜角を求
めるテールロータブレード傾斜角演算手段と、前記テー
ルロータブレードの目標傾斜角にテールロータブレード
の実際の傾斜角が一致するように前記サーボモータを駆
動するサーボモータ駆動手段とから構成したため、風等
の外乱の影響を修正しながら目標方位角方向へ飛行する
ことができ、送信機のラダー用操作子を操作する度毎に
目標方位が変わるようになる。
【0074】第2の発明に係る無人ヘリコプタの姿勢制
御装置は、送信機のエンコン用操作子の操作量を検出す
るエンコン用センサと、機体の上下方向への加速度を検
出する加速度センサと、これらのセンサの出力に応じて
メインロータブレード傾斜角制御用サーボモータを駆動
するエンコン自動制御装置とを備え、このエンコン自動
制御装置を、前記エンコン用操作子の操作量の変化に基
づいて上下方向の目標加速度を求める目標加速度演算手
段と、前記目標加速度と前記加速度センサによって検出
された実際の加速度との差に基づいて加速度制御量を求
め、この加速度制御量に前記エンコン用操作子の操作量
に基づいて演算した基本制御量を加算してメインロータ
ブレードの目標傾斜角を求めるメインロータブレード傾
斜角演算手段と、前記メインロータブレードの目標傾斜
角にメインロータブレードの実際の傾斜角が一致するよ
うに前記サーボモータを駆動するサーボモータ駆動手段
とから構成したため、風等の外乱の影響を修正しながら
目標高度を維持でき、送信機のエンコン用操作子を操作
する度毎に目標加速度が変わるようになる。
【0075】第3の発明に係る無人ヘリコプタの姿勢制
御装置は、送信機のエレベータ用操作子およびエルロン
用操作子の操作量を検出するエレベータ用センサおよび
エルロン用センサと、これらのセンサによって検出され
た前記両操作子の操作量からスワッシュプレート駆動用
サーボモータの指令値を求めるスワッシュプレート制御
量演算手段と、機体の現在の傾斜角を求める現在機体傾
斜角演算手段と、前記サーボモータの指令値、機体の傾
斜角とに応じて前記サーボモータを駆動する機体傾斜角
自動制御装置とを備え、この機体傾斜角自動制御装置
を、前記サーボモータの指令値に基づいて目標機体傾斜
角を求める目標機体傾斜角演算手段と、前記目標機体傾
斜角と現在の機体の傾斜角との差に基づいて機体傾斜角
制御量を演算し、この機体傾斜角制御量を前記サーボモ
ータの指令値に基づいて演算した基本制御量に加算して
スワッシュプレートの目標傾斜角を求めるスワッシュプ
レート傾斜角演算手段と、前記スワッシュプレートの目
標傾斜角にスワッシュプレートの実際の傾斜角が一致す
るように前記サーボモータを駆動するサーボモータ駆動
手段とから構成したため、風等の外乱の影響を修正しな
がら機体の傾斜角度を目標角度に変更することができ、
送信機のエレベータ用操作子、エルロン用操作子を操作
する度毎に目標機体傾斜角度が変わるようになる。
【0076】したがって、風等の外乱の影響を受けない
ように自動制御を行いつつ、方向転換したり高度を変え
たりすることが容易にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る無人ヘリコプタの姿勢制御装置
を搭載した無人ヘリコプタの概略構成図である。
【図2】 本発明に係る無人ヘリコプタの姿勢制御装置
の全体構成を示すブロック図である。
【図3】 方位制御を行うための構成を示すブロック図
である。
【図4】 高度制御を行うための構成を示すブロック図
である。
【図5】 方位制御を行うときの動作を説明するための
フローチャートである。
【図6】 高度制御を行うときの動作を説明するための
フローチャートである。
【図7】 第3の発明に係る無人ヘリコプタの姿勢制御
装置を搭載した無人ヘリコプタの概略構成図である。
【図8】 メインロータの迎え角および機体の傾斜角
(ピッチ角、ロール角)を変える機構を説明するための
斜視図である。
【図9】 第3の発明に係る無人ヘリコプタの姿勢制御
装置の全体構成を示すブロック図である。
【図10】 機体の姿勢制御を行うための構成を示すブ
ロック図である。
【図11】 姿勢制御動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1…機体、2…メインロータ、3…テールロータ、6…
コレクティブサーボモータ、7…ラダーサーボモータ、
8…コントローラ、9…受信機、10…送信機、15…
方位センサ、17…Z軸方向の加速度センサ、21…姿
勢角演算装置、22…CPU、23…制御スイッチ、2
4…ラダースティック傾斜角検出センサ、25…エンコ
ンスティック傾斜角検出センサ、26,43…CPU、
28…信号判別処理部、29…演算処理部、30,45
…信号生成部、31…現在方位角演算手段、32…目標
方位角演算手段、33…テールロータブレード傾斜角演
算手段、34…目標加速度演算手段、35…メインロー
タブレード傾斜角演算手段。41…エレベータスティッ
ク傾斜角検出センサ、42…エルロンスティック傾斜角
検出センサ、44…演算処理部、46…現在機体傾斜角
演算手段、47…目標機体傾斜角演算手段、48…スワ
ッシュプレート傾斜角演算手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機のラダー用操作子およびエンコン
    用操作子の操作量を検出するラダー用センサおよびエン
    コン用センサと、これらのセンサによって検出された前
    記両操作子の操作量からテールロータブレード傾斜角制
    御用サーボモータの指令値を求めるラダー制御量演算手
    段と、基準方位に対する機体の現在の方位角を求める現
    在方位角演算手段と、前記ラダー用操作子の操作量、前
    記サーボモータの基本制御量、機体の方位とに応じて前
    記サーボモータを駆動するラダー自動制御装置とを備
    え、このラダー自動制御装置を、ラダー用操作子の操作
    量に相当する方位角を制御開始時での初期目標方位角に
    加算して目標方位角を求める目標方位角演算手段と、前
    記目標方位角と現在の機体の方位角との差に基づいて方
    位角制御量を演算し、この方位角制御量を前記サーボモ
    ータの指令値に基づいて演算した基本制御量に加算して
    テールロータブレードの目標傾斜角を求めるテールロー
    タブレード傾斜角演算手段と、前記テールロータブレー
    ドの目標傾斜角にテールロータブレードの実際の傾斜角
    が一致するように前記サーボモータを駆動するサーボモ
    ータ駆動手段とから構成したことを特徴とする無人ヘリ
    コプタの姿勢制御装置。
  2. 【請求項2】 送信機のエンコン用操作子の操作量を検
    出するエンコン用センサと、機体の上下方向への加速度
    を検出する加速度センサと、これらのセンサの出力に応
    じてメインロータブレード傾斜角制御用サーボモータを
    駆動するエンコン自動制御装置とを備え、このエンコン
    自動制御装置を、前記エンコン用操作子の操作量の変化
    に基づいて上下方向の目標加速度を求める目標加速度演
    算手段と、前記目標加速度と前記加速度センサによって
    検出された実際の加速度との差に基づいて加速度制御量
    を求め、この加速度制御量に前記エンコン用操作子の操
    作量に基づいて演算した基本制御量を加算してメインロ
    ータブレードの目標傾斜角を求めるメインロータブレー
    ド傾斜角演算手段と、前記メインロータブレードの目標
    傾斜角にメインロータブレードの実際の傾斜角が一致す
    るように前記サーボモータを駆動するサーボモータ駆動
    手段とから構成したことを特徴とする無人ヘリコプタの
    姿勢制御装置。
  3. 【請求項3】 送信機のエレベータ用操作子およびエル
    ロン用操作子の操作量を検出するエレベータ用センサお
    よびエルロン用センサと、これらのセンサによって検出
    された前記両操作子の操作量からスワッシュプレート駆
    動用サーボモータの指令値を求めるスワッシュプレート
    制御量演算手段と、機体の現在の傾斜角を求める現在機
    体傾斜角演算手段と、前記サーボモータの指令値、機体
    の傾斜角とに応じて前記サーボモータを駆動する機体傾
    斜角自動制御装置とを備え、この機体傾斜角自動制御装
    置を、前記サーボモータの指令値に基づいて目標機体傾
    斜角を求める目標機体傾斜角演算手段と、前記目標機体
    傾斜角と現在の機体の傾斜角との差に基づいて機体傾斜
    角制御量を演算し、この機体傾斜角制御量を前記サーボ
    モータの指令値に基づいて演算した基本制御量に加算し
    てスワッシュプレートの目標傾斜角を求めるスワッシュ
    プレート傾斜角演算手段と、前記スワッシュプレートの
    目標傾斜角にスワッシュプレートの実際の傾斜角が一致
    するように前記サーボモータを駆動するサーボモータ駆
    動手段とから構成したことを特徴とする無人ヘリコプタ
    の姿勢制御装置。
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