JPH07300003A - チューブレスタイヤ用ディスクホイール - Google Patents
チューブレスタイヤ用ディスクホイールInfo
- Publication number
- JPH07300003A JPH07300003A JP6126744A JP12674494A JPH07300003A JP H07300003 A JPH07300003 A JP H07300003A JP 6126744 A JP6126744 A JP 6126744A JP 12674494 A JP12674494 A JP 12674494A JP H07300003 A JPH07300003 A JP H07300003A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rim
- tire
- wheel
- band
- wedge
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チューブレスタイヤ内の空気の漏洩を軽量に
して簡単な構造で確実に防ぐことができると共に、ディ
スクホイールの分解組立時に少ない工数でシール部材を
組み付け性を損なうことなく容易にすることができるチ
ューブレスタイヤ用ディスクホイールの提供。 【構成】 タイヤ内の空気圧によりディスクの内外リム
の合わせ面に密着するゴム、合成樹脂等からなるシール
部を有するリムバンドがディスク周縁の外リムと内リム
との接合部の周縁部に設けられている。
して簡単な構造で確実に防ぐことができると共に、ディ
スクホイールの分解組立時に少ない工数でシール部材を
組み付け性を損なうことなく容易にすることができるチ
ューブレスタイヤ用ディスクホイールの提供。 【構成】 タイヤ内の空気圧によりディスクの内外リム
の合わせ面に密着するゴム、合成樹脂等からなるシール
部を有するリムバンドがディスク周縁の外リムと内リム
との接合部の周縁部に設けられている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、農耕車両、二
輪車等に使用されるディスクとその外側の外リムと内側
の内リムとから成る形式のチューブレスタイヤ用ディス
クホイールに関する。
輪車等に使用されるディスクとその外側の外リムと内側
の内リムとから成る形式のチューブレスタイヤ用ディス
クホイールに関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、特開平５−２４４０５号には、
自動車などのチューブレスタイヤ用のホイール、特に、
リムがデイスクの外側の外リムと内側の内リムとから成
る形式の、所謂、スリーピース型ホイールおよびスリー
ピース型ホイール組立体において、フランジ部相互若し
くは前記フランジ部とデイスクとの環状の接合面の中程
に環状溝を設け、前記環状溝にシール剤を充填したもの
が記載されている。
自動車などのチューブレスタイヤ用のホイール、特に、
リムがデイスクの外側の外リムと内側の内リムとから成
る形式の、所謂、スリーピース型ホイールおよびスリー
ピース型ホイール組立体において、フランジ部相互若し
くは前記フランジ部とデイスクとの環状の接合面の中程
に環状溝を設け、前記環状溝にシール剤を充填したもの
が記載されている。
【０００３】また例えば、実開昭６２−４９４０３号に
は、自動車に装着される空気入りタイヤを用いた車輪に
おいて、パッキングにより２つ割りのリムの気密を保持
するものが記載されている。
は、自動車に装着される空気入りタイヤを用いた車輪に
おいて、パッキングにより２つ割りのリムの気密を保持
するものが記載されている。
【０００４】そして、例えば、特開平３−２２４８０１
号には、タイヤの空気圧の低下又は喪失に際して継続し
て動作するように構成されたタイプのチューブレス空気
タイヤ用ホイールアセンブリ及び空気が抜けた状態でタ
イヤトレッドを支持するためにタイヤの内部に配置され
た安全インサート装置を含むものが記載されている。
号には、タイヤの空気圧の低下又は喪失に際して継続し
て動作するように構成されたタイプのチューブレス空気
タイヤ用ホイールアセンブリ及び空気が抜けた状態でタ
イヤトレッドを支持するためにタイヤの内部に配置され
た安全インサート装置を含むものが記載されている。
【０００５】そしてまた例えば、特開昭６３一２２７４
０２号には、左右一対のホイル部材を接合連結したホイ
ルのリムに沿ってタイヤを環装したチューブレスタイヤ
車輪において、前記両ホイル部材の接合部位に、車輪中
心側に向けて先狭まりのＶ字形断面となる環状溝部を形
成し、この環状溝部の全周に亘って弾性シール材を装着
してあるチューブレスタイヤ車輪が記載されている。
０２号には、左右一対のホイル部材を接合連結したホイ
ルのリムに沿ってタイヤを環装したチューブレスタイヤ
車輪において、前記両ホイル部材の接合部位に、車輪中
心側に向けて先狭まりのＶ字形断面となる環状溝部を形
成し、この環状溝部の全周に亘って弾性シール材を装着
してあるチューブレスタイヤ車輪が記載されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平５−２４４
０５号公報に記載されているものでは、充填するタイプ
のシール剤は、ホイールの分解・組立時に、シール剤を
きれいに落した組立後に再び新たなシール剤を充填する
必要があるため、作業性が劣るという問題を有してい
る。
０５号公報に記載されているものでは、充填するタイプ
のシール剤は、ホイールの分解・組立時に、シール剤を
きれいに落した組立後に再び新たなシール剤を充填する
必要があるため、作業性が劣るという問題を有してい
る。
【０００７】また、実開昭６２−４９４０３号公報およ
び特開平３−２２４８０１号公報に記載されているもの
においては、パッキングやＯリングの保持部分の加工が
必要であり、精度確保のためにも切削加工と成るため、
加工工数の増加を招くとともに、加工部分の板厚が厚く
なり重量増加となるという問題がある。
び特開平３−２２４８０１号公報に記載されているもの
においては、パッキングやＯリングの保持部分の加工が
必要であり、精度確保のためにも切削加工と成るため、
加工工数の増加を招くとともに、加工部分の板厚が厚く
なり重量増加となるという問題がある。
【０００８】そしてまた、特開昭６３−２２７４０２号
公報に記載されているものは、弾性シール材の弾性力に
頼るため該公報中の第２図のようなシールではシール性
が不足し、第４図ではシール材を保持しにくく組付性が
悪い。また、エア圧は隙間にも加わるためシール性が悪
いという問題を有している。
公報に記載されているものは、弾性シール材の弾性力に
頼るため該公報中の第２図のようなシールではシール性
が不足し、第４図ではシール材を保持しにくく組付性が
悪い。また、エア圧は隙間にも加わるためシール性が悪
いという問題を有している。
【０００９】本発明は、上記した各従来技術が有する問
題を解決し、チューブレスタイヤ内の空気の漏洩を軽量
にして簡単な構造で確実に防ぐことができると共に、デ
ィスクホイールの分解組立時に少ない工数でシール部材
を組み付け性を損なうことなく容易にすることができる
チューブレスタイヤ用ディスクホイールの提供を目的と
するものである。
題を解決し、チューブレスタイヤ内の空気の漏洩を軽量
にして簡単な構造で確実に防ぐことができると共に、デ
ィスクホイールの分解組立時に少ない工数でシール部材
を組み付け性を損なうことなく容易にすることができる
チューブレスタイヤ用ディスクホイールの提供を目的と
するものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明に係るチューブレ
スタイヤ用ホイールは、タイヤ内の空気圧によりディス
クの内外リムの合わせ面に密着するゴム、合成樹脂等か
らなるシール部を有するリムバンドがディスク周縁の外
リムと内リムとの接合部の周縁部に設けられているもの
である。
スタイヤ用ホイールは、タイヤ内の空気圧によりディス
クの内外リムの合わせ面に密着するゴム、合成樹脂等か
らなるシール部を有するリムバンドがディスク周縁の外
リムと内リムとの接合部の周縁部に設けられているもの
である。
【００１１】本発明に係るチューブレスタイヤ用ホイー
ルのシール部は、リムバンド外周の突起状体で、断面形
状が楔状をした楔状部とその近傍に先端が先鋭なほぼ三
角形状の左右同形の鰭状部とからなるものである。
ルのシール部は、リムバンド外周の突起状体で、断面形
状が楔状をした楔状部とその近傍に先端が先鋭なほぼ三
角形状の左右同形の鰭状部とからなるものである。
【００１２】本発明に係るチューブレスタイヤ用ホイー
ルのシール部は、先端が断面ほぼ半円形のリムバンド外
周の突起状体のものである。
ルのシール部は、先端が断面ほぼ半円形のリムバンド外
周の突起状体のものである。
【００１３】
【作用】リムバンドをタイヤビードの両端に狭持し、外
リム及び内リムの湾曲部外周の合わせ面にリムバンドの
シール部が嵌入するようにセットした後、外リム及び内
リムの両リム取付け部をディスクの外端に設けられたフ
ランジにボルト、ナット等の固着部材により取り付け固
定する。
リム及び内リムの湾曲部外周の合わせ面にリムバンドの
シール部が嵌入するようにセットした後、外リム及び内
リムの両リム取付け部をディスクの外端に設けられたフ
ランジにボルト、ナット等の固着部材により取り付け固
定する。
【００１４】リムバンドには、外リム及び内リムのリム
取付部の周縁部の両湾曲部の外周面にタイヤ内の空気圧
によって密着するように形成されたシール部が設けられ
ているので、タイヤ内の圧力空気はタイヤビードとリム
バンドとの間から外リム、内リムとリムバンドとの接触
面を経て外リム及び内リムの湾曲部外周の合わせ面に至
っても、先端が断面ほぼ半円形の突起状体の断面ほぼ半
円形部に圧力空気が作用し突起状体の密着面が湾曲部の
外面に密着し、タイヤ内の加圧空気はに密封され、外リ
ム及び内リムの湾曲部外周の合わせ面からタイヤ内の加
圧空気が漏洩することはない。
取付部の周縁部の両湾曲部の外周面にタイヤ内の空気圧
によって密着するように形成されたシール部が設けられ
ているので、タイヤ内の圧力空気はタイヤビードとリム
バンドとの間から外リム、内リムとリムバンドとの接触
面を経て外リム及び内リムの湾曲部外周の合わせ面に至
っても、先端が断面ほぼ半円形の突起状体の断面ほぼ半
円形部に圧力空気が作用し突起状体の密着面が湾曲部の
外面に密着し、タイヤ内の加圧空気はに密封され、外リ
ム及び内リムの湾曲部外周の合わせ面からタイヤ内の加
圧空気が漏洩することはない。
【００１５】タイヤ内の圧力空気はタイヤビードとリム
バンドとの間から外リム、内リムとリムバンドとの接触
面を経て外リム及び内リムの湾曲部外周の合わせ面に至
るが、図３において矢印で示すように、この部分には首
部と楔部との間の左右に形成された先鋭なほぼ三角形状
の鰭状部の空気加圧面に圧力空気が作用し、鰭状部の密
着面を湾曲部の外面に密着させるとともに楔状部を合わ
せ面に圧入するので、タイヤ内の加圧空気は完全に密封
され、外リム及び内リムの湾曲部外周の合わせ面からタ
イヤ内の加圧空気が漏洩することはない。
バンドとの間から外リム、内リムとリムバンドとの接触
面を経て外リム及び内リムの湾曲部外周の合わせ面に至
るが、図３において矢印で示すように、この部分には首
部と楔部との間の左右に形成された先鋭なほぼ三角形状
の鰭状部の空気加圧面に圧力空気が作用し、鰭状部の密
着面を湾曲部の外面に密着させるとともに楔状部を合わ
せ面に圧入するので、タイヤ内の加圧空気は完全に密封
され、外リム及び内リムの湾曲部外周の合わせ面からタ
イヤ内の加圧空気が漏洩することはない。
【００１６】図４に示すものにおいては、先端が断面ほ
ぼ半円形部によってタイヤ内の圧力空気を密封する突状
体がリムバンドの外周に一体に設けられているので、パ
ッキンやＯリングのようにリムバンドと別体のものによ
って密封するものが有する問題点である密封部材の組み
付け性を大幅に改善するとともに、外リム及び内リムの
湾曲部外周の合わせ面からタイヤ内の加圧空気が漏洩す
ることを防止する。
ぼ半円形部によってタイヤ内の圧力空気を密封する突状
体がリムバンドの外周に一体に設けられているので、パ
ッキンやＯリングのようにリムバンドと別体のものによ
って密封するものが有する問題点である密封部材の組み
付け性を大幅に改善するとともに、外リム及び内リムの
湾曲部外周の合わせ面からタイヤ内の加圧空気が漏洩す
ることを防止する。
【００１７】
【実施例】本発明に係るチューブレスタイヤ用ディスク
ホイールの実施例を図面を参照して説明する。図１から
図３は本発明に係るチューブレスタイヤ用ディスクホイ
ールの一実施例を示す図であり、図１はチューブレスタ
イヤ用ディスクホイールの断面図、図２は図１の一点鎖
線の円内を拡大して示した図、図３は図２の部分の作用
を説明するための拡大図、図４は本発明に係るチューブ
レスタイヤ用ディスクホイールの他の実施例を示す断面
図、図５は本発明に係るチューブレスタイヤ用ディスク
ホイールのさらに他の実施例を示す断面図である。
ホイールの実施例を図面を参照して説明する。図１から
図３は本発明に係るチューブレスタイヤ用ディスクホイ
ールの一実施例を示す図であり、図１はチューブレスタ
イヤ用ディスクホイールの断面図、図２は図１の一点鎖
線の円内を拡大して示した図、図３は図２の部分の作用
を説明するための拡大図、図４は本発明に係るチューブ
レスタイヤ用ディスクホイールの他の実施例を示す断面
図、図５は本発明に係るチューブレスタイヤ用ディスク
ホイールのさらに他の実施例を示す断面図である。
【００１８】図１から図２に示すように、ハブ１２に取
り付けられたディスク１の周縁部のフランジ１０にボル
ト、ナット等の固着部材１１によって外リム２及び内リ
ム３のリム取付部１３が取付固定されている。外リム２
及び内リム３のリム取付部１３、１３の周縁部には湾曲
部４、４が形成されており、外リム２及び内リム３に取
り付けられているタイヤビード１４の内外端に狭持され
るように、タイヤビード１４内の外リム２、内リム３の
周縁部５、５にリムバンド６が固着されている。
り付けられたディスク１の周縁部のフランジ１０にボル
ト、ナット等の固着部材１１によって外リム２及び内リ
ム３のリム取付部１３が取付固定されている。外リム２
及び内リム３のリム取付部１３、１３の周縁部には湾曲
部４、４が形成されており、外リム２及び内リム３に取
り付けられているタイヤビード１４の内外端に狭持され
るように、タイヤビード１４内の外リム２、内リム３の
周縁部５、５にリムバンド６が固着されている。
【００１９】リムバンド６には、外リム２及び内リム３
のリム取付部１３、１３の周縁部の両湾曲部４、４の外
周面にタイヤ内の空気圧によって密着するように形成さ
れたシール部７が設けられている。
のリム取付部１３、１３の周縁部の両湾曲部４、４の外
周面にタイヤ内の空気圧によって密着するように形成さ
れたシール部７が設けられている。
【００２０】シール部７は、リムバンド６の外周に連続
した突起状体として設けられており、外リム２及び内リ
ム３の湾曲部外周の合わせ面８に嵌合するように形成さ
れた断面が楔状をした楔状部１７をその先端に有してお
り、リムバンド６と楔状部１７とは首部１９で連結され
ており、首部１９と楔部１７との間の左右には先端が先
鋭なほぼ三角形状の鰭状部１８が形成されている。
した突起状体として設けられており、外リム２及び内リ
ム３の湾曲部外周の合わせ面８に嵌合するように形成さ
れた断面が楔状をした楔状部１７をその先端に有してお
り、リムバンド６と楔状部１７とは首部１９で連結され
ており、首部１９と楔部１７との間の左右には先端が先
鋭なほぼ三角形状の鰭状部１８が形成されている。
【００２１】８は外リム２及び内リム３のリム取付部１
３、１３の合わせ面、１６は外リム２及び内リム３のリ
ム取付部１３、１３の周縁部の両湾曲部４、４の外周面
とリムバンド６の内周面とによって形成される空間であ
る。
３、１３の合わせ面、１６は外リム２及び内リム３のリ
ム取付部１３、１３の周縁部の両湾曲部４、４の外周面
とリムバンド６の内周面とによって形成される空間であ
る。
【００２２】図４に示すリムバンド６には、外リム２及
び内リム３のリム取付部１３、１３の周縁部の両湾曲部
４、４の外周面とリムバンド６の内周面とによって形成
される空間１６に嵌合し、タイヤ内の空気圧によって外
リム２及び内リム３のリム取付部１３、１３の周縁部の
両湾曲部４、４の外周面に密着するように半円形に形成
されたシール部７が設けられている。なお、１５はリム
バンド６の外周に中子９を取り付ける中子取付部であ
る。
び内リム３のリム取付部１３、１３の周縁部の両湾曲部
４、４の外周面とリムバンド６の内周面とによって形成
される空間１６に嵌合し、タイヤ内の空気圧によって外
リム２及び内リム３のリム取付部１３、１３の周縁部の
両湾曲部４、４の外周面に密着するように半円形に形成
されたシール部７が設けられている。なお、１５はリム
バンド６の外周に中子９を取り付ける中子取付部であ
る。
【００２３】リムバンド６の外周面にはタイヤがパンク
したときでも車両が走行可能となるように中子９が取り
付け固定されている。
したときでも車両が走行可能となるように中子９が取り
付け固定されている。
【００２４】図５に示すリムバンド６に設けられている
シール部７は、図１から図３に示すものと同じものであ
るが、リムバンド６の外周面に中子が設けられていない
ものである。なお、本発明に係るチューブレスタイヤ用
ディスクホイールのシール部は、上記実施例において説
明したものに限定されるものではない。そして、図４及
び図５に示すものは、図１におけるハブ１２に取り付け
られたディスク１の周縁部のフランジ１０が省略されて
図示されている。
シール部７は、図１から図３に示すものと同じものであ
るが、リムバンド６の外周面に中子が設けられていない
ものである。なお、本発明に係るチューブレスタイヤ用
ディスクホイールのシール部は、上記実施例において説
明したものに限定されるものではない。そして、図４及
び図５に示すものは、図１におけるハブ１２に取り付け
られたディスク１の周縁部のフランジ１０が省略されて
図示されている。
【００２５】図３を参照して本発明に係るチューブレス
タイヤ用ディスクホイールの一実施例を示すものの作用
を説明すると、リムバンドをタイヤビードの両端に狭持
し、外リム及び内リムの湾曲部外周の合わせ面にリムバ
ンドのシール部が嵌入するようにセットした後、外リム
及び内リムの両リム取付け部をディスクの外端に設けら
れたフランジにボルト、ナット等の固着部材により取り
付け固定する。
タイヤ用ディスクホイールの一実施例を示すものの作用
を説明すると、リムバンドをタイヤビードの両端に狭持
し、外リム及び内リムの湾曲部外周の合わせ面にリムバ
ンドのシール部が嵌入するようにセットした後、外リム
及び内リムの両リム取付け部をディスクの外端に設けら
れたフランジにボルト、ナット等の固着部材により取り
付け固定する。
【００２６】タイヤ内の圧力空気はタイヤビード１４と
リムバンド６との間から外リム２、内リム３とリムバン
ド６との接触面を経て外リム２及び内リム３の湾曲部外
周の合わせ面８に至るが、図３において矢印で示すよう
に、この部分には首部１９と楔部１７との間の左右に形
成された先鋭なほぼ三角形状の鰭状部１８の空気加圧面
２０に圧力空気が作用し、鰭状部１８の密着面２１を湾
曲部４の外面に密着させるとともに楔状部１７を合わせ
面８に圧入するので、タイヤ内の加圧空気は完全に密封
され、外リム２及び内リム３の湾曲部外周の合わせ面８
からタイヤ内の加圧空気が漏洩することはない。
リムバンド６との間から外リム２、内リム３とリムバン
ド６との接触面を経て外リム２及び内リム３の湾曲部外
周の合わせ面８に至るが、図３において矢印で示すよう
に、この部分には首部１９と楔部１７との間の左右に形
成された先鋭なほぼ三角形状の鰭状部１８の空気加圧面
２０に圧力空気が作用し、鰭状部１８の密着面２１を湾
曲部４の外面に密着させるとともに楔状部１７を合わせ
面８に圧入するので、タイヤ内の加圧空気は完全に密封
され、外リム２及び内リム３の湾曲部外周の合わせ面８
からタイヤ内の加圧空気が漏洩することはない。
【００２７】図４に示す他の実施例のものにおいては、
先端が断面ほぼ半円形部２３によってタイヤ内の圧力空
気を密封する突状体２２がリムバンド６の外周に一体に
設けられているので、パッキンやＯリングのようにリム
バンド６と別体のものによって密封するものが有する問
題点である密封部材の組み付け性を大幅に改善するとと
もに、外リム２及び内リム３の湾曲部外周の合わせ面８
からタイヤ内の加圧空気が漏洩することを防止する。
先端が断面ほぼ半円形部２３によってタイヤ内の圧力空
気を密封する突状体２２がリムバンド６の外周に一体に
設けられているので、パッキンやＯリングのようにリム
バンド６と別体のものによって密封するものが有する問
題点である密封部材の組み付け性を大幅に改善するとと
もに、外リム２及び内リム３の湾曲部外周の合わせ面８
からタイヤ内の加圧空気が漏洩することを防止する。
【００２８】
【効果】本発明に係るチューブレスタイヤ用ホイール
は、ディスク周縁の外リムと内リムとの接合部の周縁部
に、タイヤ内の空気圧により密着しディスクの内外リム
の合わせ面からの空気漏れを防ぐシール部を有するリム
バンドが設けられているので、チューブレスタイヤ内の
内外リムの合わせ面からタイヤ内の空気が漏洩すること
を構造簡単かつ安価な手段によって防ぐことができると
ともに、少ない加工数で、軽量にして、組み付け性を損
なうことなくチューブレスタイヤ用ホイールを組み立て
ることができるという効果を奏する。
は、ディスク周縁の外リムと内リムとの接合部の周縁部
に、タイヤ内の空気圧により密着しディスクの内外リム
の合わせ面からの空気漏れを防ぐシール部を有するリム
バンドが設けられているので、チューブレスタイヤ内の
内外リムの合わせ面からタイヤ内の空気が漏洩すること
を構造簡単かつ安価な手段によって防ぐことができると
ともに、少ない加工数で、軽量にして、組み付け性を損
なうことなくチューブレスタイヤ用ホイールを組み立て
ることができるという効果を奏する。
【００２９】本発明に係るチューブレスタイヤ用ホイー
ルにおけるシール部は、リムバンド外周の突起状体で、
断面形状が楔状をした楔状部とその近傍に先端が先鋭な
ほぼ三角形状の左右同形の鰭状部とからなるものである
ので、簡単かつ軽量な構造でタイヤ内の空気圧を利用し
てチューブレスタイヤ内の内外リムの合わせ面からタイ
ヤ内の空気が漏洩することをメンテナンスレスで防ぐこ
とができるという効果を奏する。
ルにおけるシール部は、リムバンド外周の突起状体で、
断面形状が楔状をした楔状部とその近傍に先端が先鋭な
ほぼ三角形状の左右同形の鰭状部とからなるものである
ので、簡単かつ軽量な構造でタイヤ内の空気圧を利用し
てチューブレスタイヤ内の内外リムの合わせ面からタイ
ヤ内の空気が漏洩することをメンテナンスレスで防ぐこ
とができるという効果を奏する。
【００３０】本発明に係るチューブレスタイヤ用ホイー
ルにおけるシール部は、先端が断面ほぼ半円形のリムバ
ンド外周の突起状体であるので、簡単かつ安価な構造で
タイヤ内の空気圧を利用してチューブレスタイヤ内の内
外リムの合わせ面からタイヤ内の空気が漏洩することを
防ぐことができるという効果を奏する。
ルにおけるシール部は、先端が断面ほぼ半円形のリムバ
ンド外周の突起状体であるので、簡単かつ安価な構造で
タイヤ内の空気圧を利用してチューブレスタイヤ内の内
外リムの合わせ面からタイヤ内の空気が漏洩することを
防ぐことができるという効果を奏する。
【図１】本発明に係るチューブレスタイヤ用ディスクホ
イールの一実施例を示す断面図である。
イールの一実施例を示す断面図である。
【図２】図１及び図５の一点鎖線の円内付近を拡大して
示した図である。
示した図である。
【図３】シール部の作用を説明するための図２の一点鎖
線の円内付近を拡大して示した図である。
線の円内付近を拡大して示した図である。
【図４】本発明に係るチューブレスタイヤ用ディスクホ
イールの他の実施例を示す断面図である。
イールの他の実施例を示す断面図である。
【図５】本発明に係るチューブレスタイヤ用ディスクホ
イールのさらに他の実施例を示す断面図である。
イールのさらに他の実施例を示す断面図である。
１ ディスク ２ 外リム ３ 内リム ４ 湾曲部 ５ 周縁部 ６ リムバンド ７ シール部 １７楔状部 １８鰭状部 ２２突起状体 ２３半円形部
Claims (3)
- 【請求項１】 タイヤ内の空気圧によりディスクの内外
リムの合わせ面に密着するゴム、合成樹脂等からなるシ
ール部を有するリムバンドがディスク周縁の外リムと内
リムとの接合部の周縁部に設けられていることを特徴と
するチューブレスタイヤ用ディスクホイール。 - 【請求項２】 シール部は、リムバンド外周の突起状体
で、断面形状が楔状をした楔状部とその近傍に先端が先
鋭なほぼ三角形状の左右同形の鰭状部とからなるもので
あることを特徴とする請求項１に記載のチューブレスタ
イヤ用ディスクホイール。 - 【請求項３】 シール部は、先端が断面ほぼ半円形のリ
ムバンド外周の突状体であることを特徴とする請求項１
に記載のチューブレスタイヤ用ディスクホイール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6126744A JPH07300003A (ja) | 1994-04-29 | 1994-04-29 | チューブレスタイヤ用ディスクホイール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6126744A JPH07300003A (ja) | 1994-04-29 | 1994-04-29 | チューブレスタイヤ用ディスクホイール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07300003A true JPH07300003A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=14942840
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6126744A Pending JPH07300003A (ja) | 1994-04-29 | 1994-04-29 | チューブレスタイヤ用ディスクホイール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07300003A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU721091B2 (en) * | 1998-08-07 | 2000-06-22 | Topy Kogyo Kabushiki Kaisha | Multi-piece rim type disk wheel and a method for producing the same |
| JP2009241915A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-10-22 | Hiroyoshi Fujimoto | パンク対応車輪用パッキン |
| JP4635111B1 (ja) * | 2009-10-23 | 2011-02-23 | 一博 池田 | 二重構造を備えたタイヤホイールおよびその取り付け方法 |
| CN103009919A (zh) * | 2010-10-19 | 2013-04-03 | 李月祥 | 支撑轮式组合体防暴胎车圈 |
| US9067465B2 (en) | 2010-02-25 | 2015-06-30 | Harley-Davidson Motor Company Group, LLC | Tubeless rim seal for a laced wheel |
| KR102022191B1 (ko) * | 2018-04-20 | 2019-09-17 | 김옥희 | 농사용 수레바퀴 |
-
1994
- 1994-04-29 JP JP6126744A patent/JPH07300003A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU721091B2 (en) * | 1998-08-07 | 2000-06-22 | Topy Kogyo Kabushiki Kaisha | Multi-piece rim type disk wheel and a method for producing the same |
| JP2009241915A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-10-22 | Hiroyoshi Fujimoto | パンク対応車輪用パッキン |
| JP4635111B1 (ja) * | 2009-10-23 | 2011-02-23 | 一博 池田 | 二重構造を備えたタイヤホイールおよびその取り付け方法 |
| WO2011048708A1 (ja) * | 2009-10-23 | 2011-04-28 | Ikeda Kazuhiro | 二重構造を備えたタイヤホイールおよびその取り付け方法 |
| US9067465B2 (en) | 2010-02-25 | 2015-06-30 | Harley-Davidson Motor Company Group, LLC | Tubeless rim seal for a laced wheel |
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| KR102022191B1 (ko) * | 2018-04-20 | 2019-09-17 | 김옥희 | 농사용 수레바퀴 |
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