JPH07299589A - 粉粒体充填管の製造方法 - Google Patents

粉粒体充填管の製造方法

Info

Publication number
JPH07299589A
JPH07299589A JP6097150A JP9715094A JPH07299589A JP H07299589 A JPH07299589 A JP H07299589A JP 6097150 A JP6097150 A JP 6097150A JP 9715094 A JP9715094 A JP 9715094A JP H07299589 A JPH07299589 A JP H07299589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filled
powder
welding
granular material
tubular body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6097150A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3604720B2 (ja
Inventor
Takeji Kagami
武二 各務
Shunichi Kikuta
俊一 菊田
Shunichi Kubo
俊一 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd filed Critical Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Priority to JP09715094A priority Critical patent/JP3604720B2/ja
Publication of JPH07299589A publication Critical patent/JPH07299589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3604720B2 publication Critical patent/JP3604720B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
  • Metal Extraction Processes (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性および製品歩留りの向上を図ることが
できる粉粒体充填管の製造方法を提供する。 【構成】 金属帯板Sを管状体に成形する途中で管状体
に粉粒体を供給し、管状体の両エッジ面を高周波溶接3
により接合し、粉粒体が充填された溶接管Pを縮径4
し、巻き取る粉粒体充填管の製造方法において、成形工
程1から巻取り工程9までの製造工程が連続しており、
製造ラインを走行中の縮径した粉粒体充填管Pの溶接部
を非破壊探傷試験8し、非破壊探傷試験8の結果に基づ
いて溶接入熱量を調整する.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は炭素鋼、ステンレス
鋼、銅合金、アルミニウム合金その他の金属管に粉粒体
を充填した粉粒体充填管の製造方法に関する。
【0002】ここで、粉粒体とは溶接用フラックス、酸
化物超電導材、溶鋼用添加剤等の粉粒体をいう。
【0003】
【従来の技術】粉粒体充填管の一つとして溶接用フラッ
クス入りシームレスワイヤがあり、以下この溶接用フラ
ックス入りシームレスワイヤを例として説明する。
【0004】この溶接用フラックス入りシームレスワイ
ヤ(以下、フラックス入りワイヤという)の製造では、
帯鋼を所要の幅でスリッティングし、スリット後の帯鋼
を成形ロールによりU字形からO字形に漸次成形する。
この成形途中でU字形帯鋼の長手方向に沿った開口から
フィーダによりフラックスを帯鋼谷部に供給する。つい
で、O字形に成形すると同時に、開口の相対するエッジ
面を溶接により接合し、引き続いて縮径する。さらに必
要に応じて焼鈍したのちフラックスが充填された管を所
望の径に伸線、巻き取って製品とする。上記溶接法とし
て高周波誘導溶接法、高周波抵抗溶接法等の高周波溶接
が広く用いられている。これらの溶接法は、いずれもほ
ぼO字形に成形したところで、高周波電流により発生す
るジュール熱により開口のエッジ面を溶融温度まで加熱
し、相対するエッジ面を一対のスクイズロールにより圧
接する。このようなフラックス入りスワイヤの製造方法
として、たとえば特開昭60−234795号公報、あ
るいは特公平4−60758号公報で開示されたフラッ
クス入りワイヤの製造方法がある。
【0005】フラックスを充填し、溶接した管を圧延、
伸線等により縮径する際に、管外皮に割れが発生するこ
とがある。縮径時の割れはそのまま製品すなわち溶接用
フラックス入りワイヤに持ち込まれ、溶接作業性を劣化
させる。この割れの主要な原因は、高周波溶接工程での
不適切な入熱量であることが知られている(たとえば、
特開平5−394号公報参照)。
【0006】上記公報に図示されているように、製造設
備に供給された金属帯板から所要径に縮径された粉粒体
充填管まで連続した状態で、フラックス入りスワイヤを
製造することが行われている。フラックス入りスワイヤ
を連続製造している間、成形、溶接、および縮径条件は
一定に保たれる。したがって、溶接条件が不適切で溶接
部に欠陥が発生すれば、1ロット分の製品すべてが不合
格となり、多量のスクラップが発生するおそれがある。
スクラップの発生を防ぐため、溶接部の良好な溶接管の
みを縮径することも試みられている。この場合、通常の
操業状態で成形機の運転を急停止し、フラックスを充填
した、縮径工程前の溶接管を一部切り出し、密着偏平試
験を行っている。溶接部が良好と判断されたロットの溶
接管は次の縮径工程に送り、不良と判断されたロットの
溶接管はスクラップとしている。また、溶接部が不良と
判断された場合、溶接欠陥の状況に応じて高周波溶接条
件を調整している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】成形、溶接、縮径など
工程が連続している場合、上述のように多量のスクラッ
プが発生するおそれがある。また、成形機の運転を急停
止し、試料を切り出して密着偏平試験する場合、製造工
程が中断し、生産性が低下していた。また、密着偏平試
験で不合格となれば、巻き取った1コイルすべてがスク
ラップとなり、歩留りの低下を招いていた。さらに、密
着偏平試験で合格しても、溶接部に残留した微小な欠陥
が管の縮径サイズが小さくなるに従って管長手方向に延
び、製品サイズではもはや無視できない程度の長さとな
ることもあった。
【0008】この発明は、生産性および製品歩留りの向
上を図ることができる粉粒体充填管の製造方法を提供し
ようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の粉粒体
充填管の製造方法は、金属帯板を管状体に成形する途中
で管状体に粉粒体を供給し、管状体の両エッジ面を高周
波溶接により接合し、粉粒体が充填された溶接管を縮径
し、巻き取る粉粒体充填管の製造方法において、成形工
程から巻取り工程までの製造工程が連続しており、製造
ラインを走行中の縮径した粉粒体充填管の溶接部を非破
壊探傷試験し、非破壊探傷試験の結果に基づいて溶接入
熱量を調整する。
【0010】この発明の第2の粉粒体充填管の製造方法
は、金属帯板を管状体に成形する途中で管状体に粉粒体
を供給し、管状体の両エッジ面を高周波溶接により接合
し、粉粒体が充填された溶接管を縮径し、巻き取る粉粒
体充填管の製造方法において、縮径工程が1次縮径工程
と2次縮径工程とからなり、成形工程から2次縮径工程
までの製造工程が連続しており、製造ラインを走行中の
2次縮径した粉粒体充填管の溶接部を非破壊探傷試験
し、非破壊探傷試験の結果に基づいて溶接入熱量を調整
する。
【0011】図1は上記粉粒体充填管の製造方法の工程
を示している。図1に示すように金属帯板Sを管状体に
成形1する途中で管状体に粉粒体を供給2し、管状体の
両エッジ面を高周波溶接3により接合する。ついで、粉
粒体が充填された溶接管Pを縮径4し、非破壊探傷試験
8を行い、巻取り9を行う。第1の発明では縮径工程は
1次縮径5のみであり、1次縮径5後に非破壊探傷試験
8を行う。また、第2の発明では1次縮径5および2次
縮径7を行い、2次縮径7後に非破壊探傷試験8を行
う。1次縮径5の後に焼鈍6するようにしてもよく、ま
た1次縮径5と2次縮径7との間で速度調整を行うよう
にしてもよい。速度調整では、たとえばルーパーなどで
1次縮径5と2次縮径7との間の速度差を吸収する。
【0012】上記第1および第2の発明の製造方法にお
いて、非破壊探傷試験の結果と溶接入熱量との関係は、
実機の運転実績または実験によりあらかじめ求めてお
く。溶接入熱量は、たとえば溶接速度を一定に保ち、溶
接電流を調節する。溶接入熱量だけで調整できない場
合、溶接速度または溶接開先の形状もしくは寸法を調整
するようにしてもよい。
【0013】図1に示すように溶接速度V1 を基準とし
て縮径速度V2 、V3 および巻取り速度V4 を調整する
ことが好ましい。溶接速度V1 は溶接入熱量つまり割れ
の発生に関わるので、溶接速度V1 を基準として縮径速
度V2 、V3 および巻取り速度V4 を調整すると、割れ
の発生を防止しやすい。たとえば、巻取り速度V4 を基
準として、溶接速度V1 および縮径速度V2 、V3 を調
整すると、溶接速度V1 および縮径速度V2 、V3 は低
速であるため、速度調整が容易である。しかし、溶接速
度V1 の変動により、割れが発生しやすい。
【0014】非破壊探傷試験として、渦流探傷試験また
は超音波探傷試験が用いられるが、割れ検出分解能の点
で渦流探傷試験が優れている。非破壊探傷試験は連続的
にまたは間欠的に行ってもよい。しかし、割れの発生を
可能な限り防ぐ点から、粉粒体充填管の全長にわり連続
的に非破壊探傷試験を行うことが望ましい。
【0015】製造ラインに焼鈍工程あるいはめっき工程
を含めてもよい。この場合も、金属帯板と所要の直径ま
で縮径した粉粒体充填管とが連続した状態で、焼鈍ある
いはめっきを行う。また、粉粒体充填管を巻き取る直前
に、縮径した管を仕上げ伸線するようにしてもよい。
【0016】
【作用】溶接部の探傷試験を非破壊で行うので、粉粒体
充填管の製造工程の連続化が可能となる。工程の連続化
および粉粒体充填管を巻き取りながら非破壊探傷試験を
行ことにより、ほぼリアルタイムで高周波溶接条件の可
否を判断することができる。また、縮径した後に粉粒体
充填管の割れを検出するので、高周波溶接条件の可否を
高い確度で知ることができる。
【0017】
【実施例】図2はこの発明の方法を実施する設備の一例
を示すもので、フラックス入り溶接用シームレスワイヤ
製造設備を示している。
【0018】フラックス入り溶接用シームレスワイヤ製
造設備は主として、成形・造管装置11、1次縮径装置
23、1次焼鈍装置26、速度差調整装置31、2次縮
径装置33、渦流探傷試験装置36、2次焼鈍装置3
8、および伸線装置47とからなっている。
【0019】成形・造管装置11は帯板Sを供給するア
ンコイラ12、前後の帯板Sを接続するシャーウエルダ
13、成形または溶接速度を調整するルーパー14、お
よび帯板Sのエッジ部を整形するエッジスカーファ15
を備えている。エッジスカーファ15に続いて成形機1
7が設けられている。成形機17は、製造ラインに沿っ
て配列された予成形ロール、成形ロール群、サイドロー
ル群、フィンパスロール群、シームガイドロール(いず
れも図示しない)を備えている。また、サイドロール群
の途中にフラックス供給機18が配置されている。フラ
ックス供給機18は、成形途中の管状体内に開口部から
フラックスを供給する。フラックス供給機18に続いて
高周波誘導溶接機19およびビードカッタ21が配置さ
れている。高周波誘導溶接機21はフラックスが充填さ
れた管状体のエッジ部を高周波誘導加熱し、スクイズロ
ール(図示しない)で圧下してエッジ部を接合する。制
御装置20で、入熱量(溶接電流)を調整する。ビード
カッタ21は、溶接部の余盛を切削、削除する。
【0020】1次縮径装置23は、1次圧延機24より
なっており、1次圧延機24は3ロール式圧延機であっ
て8スタンド構成されている。1次圧延機24は、フラ
ックスが充填された溶接管(以下、フラックス充填管P
という)を1次縮径する。
【0021】1次焼鈍装置26は、1次焼鈍炉27、ア
ッキュムレータ28および水冷装置29からなってい
る。1次焼鈍炉27は直結直接通電式炉であって、温度
は手動調整される。アッキュムレータ28はループ懸垂
式でループ数は10〜100ターンである。また、水冷
装置29はフラックス充填管Pを常温水に浸漬して、冷
却する。
【0022】速度差調整装置31はルーパーであって、
1次焼鈍装置26から送り出されたフラックス充填管P
の速度と2次圧延速度との差をルーパーで吸収する。
【0023】2次縮径装置33は2次圧延機34を備え
ており、2次圧延機34は3ロール式圧延機であって1
0スタンド構成されている。2次圧延機34は、1次焼
鈍されたフラックス充填管Pを更に小径に圧延する。
【0024】渦流探傷試験装置36は、2次圧延された
フラックス充填管Pについて溶接部の割れの有無を渦流
探傷試験により検出する。渦流探傷試験は走行中のフラ
ックス充填管Pについて連続的に行われる。試験結果は
モニタテレビに表示されるとともに、割れが検出される
と警報が鳴る。
【0025】2次焼鈍装置38はコイラ39、2次焼鈍
炉40、酸洗槽41、中和槽42、めっき槽43、湯洗
槽44、およびコレクタ45からなっている。コイラ4
5は2次縮径されたフラックス充填管Pをループ状に形
成しながら、コンベア(図示しない)上に載せる。2次
焼鈍炉40はトンネル炉型であって、温度は自動調整さ
れる。酸洗槽41は塩酸浴よりなり、中和槽42はカセ
イソーダ浴よりなっている。めっき槽43はナトリウム
浴中でフラックス充填管Pを電気めっきする。コレクタ
45は2次焼鈍およびめっきが終わったループ状のフラ
ックス充填管Pを巻き取る。
【0026】伸線装置47は、供給装置48、仕上げ伸
線機49、および巻取り機50からなっている。供給装
置48はループ状のフラックス充填管Pを仕上げ伸線機
49に供給する。仕上げ伸線機49は湿式逆張力伸線機
であって、フラックス充填管Pを最終仕上げ径に伸線
し、製品とする。巻取機50は製品となったフラックス
充填管Pを巻き取る。
【0027】上記のように構成された設備で、フラック
ス入り溶接用シームレスワイヤを製造する方法について
説明する。
【0028】金属帯板の材質と板厚、溶接速度、アペッ
クス角その他の条件に基づいて高周波誘導溶接機の基準
入熱量を設定する。金属帯板、溶接速度その他の条件に
より割れが発生しない基準入熱量が、あらかじめ経験的
に求められている。溶接速度は、設備能力および生産性
の点から最適値があらかじめ設定される。この実施例で
は、溶接速度は30 m/minであり、基準入熱量140kV
A である。溶接速度が決まれば、溶接速度を基準速度と
して成形速度、1次圧延機および2次圧延機における各
スタンドの圧延速度、仕上げ伸線機の伸線速度、ならび
に製品の巻取り速度が決まる。
【0029】アンコイラ12から供給された金属帯板
(SPCCまたはSPHC、60〜65w ×2.0〜
2.4t mm )Sはシャーウエルダ13、ルーパー14
を経てエッジスカーファ15でエッジ面が板面に対して
直角となるように切削される。金属帯板Sは成形機17
で直径22 mm のフラックス充填管Pに成形され、エッ
ジ部が溶接接合される。フラックス充填管Pは、1次圧
延機24で直径11 mm まで1次縮径される。ついで、
フラックス充填管Pは1次焼鈍炉27において700〜
740℃の温度で焼鈍され、アッキュムレータ28で2
40℃まで徐冷され、さらに水冷装置29で常温まで冷
却される。
【0030】1次焼鈍されたフラックス充填管Pは、速
度差調整装置31を経て2次圧延機34に入る。圧延ロ
ールと管との間のスリップ、圧延ロールの摩耗などによ
り圧延速度が変化して、1次圧延機27と2次圧延機3
9との間に圧延速度差が生じた場合、速度差調整装置3
1はルーパーでこの速度差を吸収する。2次圧延機34
では3〜4 mm まで縮径される。
【0031】2次圧延機34の出側で、フラックス充填
管Pは全長にわたり連続的に渦流探傷試験がなされる。
割れが検出されると警報が発せられ、成形機17の運転
員は高周波誘導溶接機19の溶接入熱量を再調整する。
割れの検出から溶接入熱量の再調整まで、2.5分かか
るが、その間製造ラインは停止せずに運転を続ける。割
れの発生した箇所は記録されているので、後にその部分
は除去してスクラップとする。
【0032】2次圧延機34で2次縮径されたフラック
ス充填管Pは、2次焼鈍炉40において700〜800
℃で2次焼鈍され、酸洗、中和工程を経てめっきされ
る。めっきされたフラックス充填管Pは、コレクタ45
で巻き取られる。結局、アンコイラ12から供給された
帯板Sから、コレクタ45で巻き取られたフラックス充
填管Pまでが連続している。巻き取られたフラックス充
填管Pは、キャリヤ(図示しない)に載せ、次の伸線装
置47に移送する。
【0033】めっきされたフラックス充填管Pは、仕上
げ伸線機49で1.2 mm まで仕上げ伸線され、巻取り
機50に巻き取られる。
【0034】上記設備で24時間連続製造した最終製品
について渦流探傷試験を行った結果、ワイヤの割れは皆
無であった。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、粉粒体充填管の製造
工程の連続化が可能となり、ほぼリアルタイムかつ高い
確度で高周波溶接条件の可否を検知できる。この結果、 a.製造工程途中の仕掛品がなくなり、生産性が向上す
る。たとえば、従来法(非連続な製造工程)のに比べ
て、生産性が30〜40%上昇し、作業者を5人から2
人に削減できた。 b.溶接部の割れ、および従来各ロットごとに発生して
いた始終端末不良(製造条件が整わない部分)が減少
し、歩留りが向上する。たとえば、従来法に比べて15
〜20%向上した。 c.上記生産性および歩留りの向上により、たとえば従
来法に比べて製造コストが20%低下した。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の粉粒体充填管の製造方法を示す工程
図である。
【図2】この発明の方法を実施する設備の一例を示すも
ので、フラックス入り溶接用シームレスワイヤ製造設備
の構成図である。
【符号の説明】
1 成形 2 フラックス充填供給 3 高周波溶接 4 縮径 5 1次縮径 6 焼鈍 7 2次縮径 8 非破壊探傷試験 9 巻取り 11 成形・造管装置 12 アンコイラ 17 成形機 18 フラックス供給機 19 高周波誘導溶接機 23 1次縮径装置 24 1次圧延機 26 1次焼鈍装置 27 1次焼鈍炉 31 速度差調整装置 33 2次縮径装置 34 2次圧延機 36 渦流探傷装置 38 2次焼鈍装置 40 2次焼鈍炉 43 めっき槽 47 仕上げ伸線装置 49 仕上げ伸線機 50 巻取り機 P フラックス充填管 S 金属帯板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 27/90 H01B 12/02 ZAA 13/00 565 D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属帯板を管状体に成形する途中で管状
    体に粉粒体を供給し、管状体の両エッジ面を高周波溶接
    により接合し、粉粒体が充填された溶接管を縮径し、巻
    き取る粉粒体充填管の製造方法において、成形工程から
    巻取り工程までの製造工程が連続しており、製造ライン
    を走行中の縮径した粉粒体充填管の溶接部を非破壊探傷
    試験し、非破壊探傷試験の結果に基づいて溶接入熱量を
    調整することを特徴とする粉粒体充填管の製造方法。
  2. 【請求項2】 金属帯板を管状体に成形する途中で管状
    体に粉粒体を供給し、管状体の両エッジ面を高周波溶接
    により接合し、粉粒体が充填された溶接管を縮径する粉
    粒体充填管の製造方法において、縮径工程が1次縮径工
    程と2次縮径工程とからなり、成形工程から2次縮径工
    程までの製造工程が連続しており、製造ラインを走行中
    の2次縮径した粉粒体充填管の溶接部を非破壊探傷試験
    し、非破壊探傷試験の結果に基づいて溶接入熱量を調整
    することを特徴とする粉粒体充填管の製造方法。
  3. 【請求項3】 溶接速度を基準として縮径速度および巻
    取り速度を調整する請求項1または2記載の粉粒体充填
    管の製造方法。
  4. 【請求項4】 非破壊探傷試験が渦流探傷試験である請
    求項1または2記載の粉粒体充填管の製造方法。
  5. 【請求項5】 非破壊探傷試験が粉粒体充填管の全長に
    わたって行われる請求項1または2記載の粉粒体充填管
    の製造方法。
JP09715094A 1994-05-11 1994-05-11 粉粒体充填管の製造方法 Expired - Fee Related JP3604720B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09715094A JP3604720B2 (ja) 1994-05-11 1994-05-11 粉粒体充填管の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09715094A JP3604720B2 (ja) 1994-05-11 1994-05-11 粉粒体充填管の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07299589A true JPH07299589A (ja) 1995-11-14
JP3604720B2 JP3604720B2 (ja) 2004-12-22

Family

ID=14184550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09715094A Expired - Fee Related JP3604720B2 (ja) 1994-05-11 1994-05-11 粉粒体充填管の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3604720B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11183442A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Sumitomo Metal Ind Ltd 圧延ロールのクラック探傷方法およびその装置
US10202229B2 (en) 2007-05-21 2019-02-12 Cryovac, Inc. Easy opening packaging article made from heat-shrinkable film exhibiting directional tear

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11183442A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Sumitomo Metal Ind Ltd 圧延ロールのクラック探傷方法およびその装置
US10202229B2 (en) 2007-05-21 2019-02-12 Cryovac, Inc. Easy opening packaging article made from heat-shrinkable film exhibiting directional tear

Also Published As

Publication number Publication date
JP3604720B2 (ja) 2004-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0812633B1 (en) Method of and apparatus for producing steel pipes
US3800405A (en) Method for producing copper-clad aluminum wire
JP3604720B2 (ja) 粉粒体充填管の製造方法
JPH02307686A (ja) ステンレス電縫鋼管の製造方法
USRE28526E (en) Method for producing copper-clad aluminum wire
JP2722926B2 (ja) 溶接管の製造方法及びその装置
JP2000210714A (ja) 鋼管製造の設備列
JP4250849B2 (ja) 電縫鋼管の製造方法および設備列
KR100293577B1 (ko) 강관의 제조방법 및 제조설비
JP3241530B2 (ja) 粉粒体充填管の製造方法
CN218925665U (zh) 一种硅钢轧制退火涂层联合生产机组
JP3518256B2 (ja) 鋼管の製造方法および製造設備列
JPH1177148A (ja) 鋼管の製造設備列
JPH06246484A (ja) 粉粒体充填管の製造方法
JP3461669B2 (ja) 熱間連続圧延鋼板の製造方法
JP2002113593A (ja) 粉粒体充填管の製造方法およびその装置
JP2905399B2 (ja) 熱間圧延における鋼片の接合方法
JPS6123867B2 (ja)
JP2732935B2 (ja) 粉粒体充填管の製造方法
JPH07108475B2 (ja) 粉粒体充填管の製造方法
JPH0471601B2 (ja)
JP2005169455A (ja) 電縫鋼管の製造装置
JP2003236696A (ja) 溶接用フラックス入りワイヤの製造方法
CN117260293A (zh) 层状复合金属带材制造卷焊管的电磁感应钎焊工艺及装置
JPH0852513A (ja) 溶接管の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040806

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040930

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071008

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081008

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101008

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101008

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111008

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111008

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121008

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees