JPH07299204A - 遊技機制御用マイクロコンピュータチップ - Google Patents

遊技機制御用マイクロコンピュータチップ

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JPH07299204A
JPH07299204A JP6113708A JP11370894A JPH07299204A JP H07299204 A JPH07299204 A JP H07299204A JP 6113708 A JP6113708 A JP 6113708A JP 11370894 A JP11370894 A JP 11370894A JP H07299204 A JPH07299204 A JP H07299204A
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rom
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flip
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 遊技機制御に使用されるアプリケーションプ
ログラムの不正を防止するように構成された半導体チッ
プに関する。 【構成】 データ書き換えを禁止させた内蔵RAMと、
内蔵ROMに書かれたプログラムが不正か否かを検出す
る識別手段と、内蔵ROMに書かれたアプリケーション
プログラム及びユーザーデータに基づき遊技プログラム
を実行するための中央処理装置と、アプリケーションプ
ログラムからの信号に基づき前記中央処理装置に対して
乱数を送信する乱数発生回路と、入賞口に設けた入賞セ
ンサーからの信号を検知しチャタリングを除去する回路
とからなり、前記乱数発生回路がチャタリング除去回路
を介して入賞センサーからの信号を受けた時に乱数デー
タを中央処理装置に送信するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機械のパチンコ遊
技機、回胴式遊技機、アレンジボール、ジャン球遊技機
等に搭載されその遊技機制御に使用されるアプリケーシ
ョンプログラム(機器制御プログラムやデータ)の不正
を防止するように構成された半導体チップに関するもの
である。
【0002】パチンコ機械等の遊技機は、風俗営業法の
規則に基づく国家公安委員会の規則に従い遊技機の認定
及び型式の検定を受け合格しなければ販売することがで
きない製品であり、マイクロプロセッサーを使用したも
のも第三者検査機関が行う型式試験に合格しなければな
らず、この型式合格を受けたものについて第三者監督機
関に対して検定申請をし、検定合格した遊技機を市場に
流通させることができ、またパチンコホール等で営業に
供することができる仕組みとなっている。
【0003】そのため型式合格を受けた後に第三者が遊
技機の基板を取り替えたり、チップを取り替えたり、マ
イクロプロセッサーを改造したり、マイクロプロセッサ
ーのROMを書き換えたりする等の改造を行い、不正遊
技機として使用されるケースが考えられ、型式合格後の
改造を防止することが今日の課題となっている。
【0004】
【従来技術】従来のこの種の遊技機は、マイクロプロセ
ッサーと一体となった回路を組み、電動役物を連続して
作動させる装置や、電動役物等を電気的にコントロール
するものや、回胴式遊技機において回転する回胴の回転
制御するものなどが知られており、これらの回路では第
三者検査機関の型式試験に合格したものは所定の確率
で、遊技者に勝利球を放出するように構成されている。
また遊技機の場合アプリケーションプログラム及びデー
タは所定のアドレス領域内に格納することが義務付けら
れている。また遊技機においては所定の入賞口に玉が入
った時に大当たり又は小当たりするようにプログラムさ
れているものが多く、大当たり又は小当たりは所定の確
率で出ることが要求されており、メーカーはプログラム
的に乱数を作ったり、乱数発生回路を組み込んでその条
件を満たすようにしている。パチンコ遊技機は、2m se
c.位の間隔で中央処理装置にリセットをかけており、全
ての処理は2m sec.内に行われ、乱数の更新もこの中で
行われ、同時に球の入賞もこの2m sec.内で調べられ
る。つまり、入賞判定と乱数更新は一定のタイミングと
なる。この為乱数発生には混合合同法等の手法が用いら
れているが、いずれにせよ乱数発生パターンは規則性を
持ち、不正できないこともない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のマイクロプロセッサーの場合は、型式試験に合格
した後に第三者が回路内の制御プログラムやデータを改
変しても型式試験合格製品と外見だけでは区別がつきに
くく型式試験合格製品として取り扱われる可能性が高
い。そのためかかる第三者による遊技機への不正行為を
充分に阻止出来ないといった不都合がある。かかる不正
を野放しにすれば、遊技者が不利益を被ると共に、型式
試験を行っている公的第三者検査機関の信用も毀損され
ることになり、ひいては型式試験を行う意義が薄れてく
るおそれがある。また乱数の発生にも様々な方式が存在
するために検査機関が所定の確率で大当たりがでるかど
うかを確認するのに手間がかかり中々試験結果がでない
という不都合や、型式認定後に乱数発生回路がいじられ
たりするという不都合がある。そこで本発明はかかる従
来技術の欠点に鑑みなされたもので、遊技機に内蔵され
るマイクロプロセッサーの不正改造を不可能にするため
の構成を設けると共に、乱数発生回路自体もチップ内に
収め、遊技機内のマイクロプロセッサー内の内蔵ROM
や制御回路にプログラムやデータ及び乱数の改竄等を防
止するための機能を持たせること及び入賞センサーのチ
ャタリングにより誤動作を生じないようにすることを目
的とする。
【0006】本発明の基本概念は、入賞センサーから送
られてくる信号はチャタリングしているものが多く、チ
ャタリングしている部分を除去してやればきれいな波形
として検出することができる。さらにこのチャタリング
除去回路を不正防止チップ内に装着することによりチャ
タリング除去の精度を悪くする等の不正を防ぐ。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は内蔵
ROMと、ユーザープログラム用のデータが書き込まれ
た外部からのデータ書き換えを禁止させた内蔵RAM
と、内蔵ROMに書かれたプログラムが認定を受けたも
のか否かについて内蔵ROMを走査して内蔵ROMに書
かれたプログラムが不正か否かを検出する識別手段と、
内蔵ROMに書かれたアプリケーションプログラム及び
ユーザーデータに基づき遊技プログラムを実行するため
の中央処理装置と、アプリケーションプログラムからの
信号に基づき前記中央処理装置に対して乱数を送信する
乱数発生回路と、入賞口に設けた入賞センサーからの信
号を検知しチャタリングを除去する回路とからなり、前
記乱数発生回路がチャタリング除去回路を介して入賞セ
ンサーからの信号を受けた時に乱数データを中央処理装
置に送信するように構成されており、チャタリング除去
回路が、所定の周期に分周されたセレクトクロック波形
と入賞センサーからの信号を入力する第1Dフリップフ
ロップと、該第1Dフリップフロップの出力とセレクト
クロック波形が入力される第2Dフリップフロップと、
前記第1及び第2Dフリップフロップの出力とインバー
タを介して入力されるセレクトクロック波形とが入力さ
れるアンド回路と、前記第1及び第2Dフリップフロッ
プの出力とセレクトクロック波形とが入力されるノア回
路と、前記ノア回路とアンド回路の出力が入力されるR
Sフリップフロップとからなり、前記RSフリップフロ
ップのS側にクリヤ信号の否定したものが入力され、か
つRSフリップフロップの負の出力側がトライステート
出力されるように構成され、このトライステートの出力
信号を検出信号とする遊技機制御用マイクロコンピュー
タチップ。尚、Dフリップフロップは、D入力がHなら
クロック信号の立上りでQ=Hとなり、DがLなら同じ
くクロック信号の立上りでQ=Lとなるものである。R
Sフリップフロップは、記憶機能を持たせたものであ
る。
【0008】
【作用】本発明にかかるマイクロイコンピュータチップ
では、チップ内蔵ROMに書き込まれたプログラムにつ
いてそれが検査合格したものであるか否についてのチェ
ックが行われ、これが正しい場合に装置を作動させる。
チップ内蔵ROMに書かれた制御プログラム及びRAM
に書かれたデータに基づき中央処理装置が遊技機を制御
している。尚、本発明にかかる装置では、プログラムが
指定領域から外れてプログラムを動作することを禁止し
ており、また各プログラム制御回路はプログラムがチッ
プ外の記憶手段のデータ等を読み込みにいくことを禁止
しているので、プログラム実行中に外部記憶手段へのア
クセスが禁止される。尚、チップ内のROMは再書き込
み禁止のもので作られており、許可を受けた後にプログ
ラムを書き換えることはできない。
【0009】一方プログラムに記載された大当たり等の
確率情報は、乱数発生回路に入力され、該入力された数
値m(100,200)等により大当たりが起こる確率が定ま
る。そして入賞センサーから発信された入賞信号を受け
取った時点の乱数を読み込みこれを中央制御装置に送信
する。従って乱数発生回路は、内蔵ROMから入力され
る数値により乱数の数が変更されるため、プログラムを
見るだけで大当たり確率を判別することが可能となる。
また入賞確率を定める乱数データは内蔵ROMに書き込
まれたプログラムから入力される数値により決定される
ために、検査終了後に入賞確率を変更することは不可能
となる。さらに、入賞センサーで検出される入賞波形
は、はっきりとした矩形波ではなく、チャタリングを起
こしている場合が多い。そこで本発明では、クロック発
生回路から適当な波長の分周波を作り出し、該分周波の
周期より短いチャタリング成分を除去する。すなわち、
分周波と入賞波形とを第1Dフリップフロップに入力
し、その正の値と分周波を第2Dフリップフロップに入
力することにより周期の大きな波形を作り出す。これら
第1、第2Dフリップフロップの正の出力をそれぞれア
ンド回路とノア回路に入力すると共にアンド回路の分周
波を逆転させた波形を、ノア回路に分周波を入力するこ
とにより、出力波形がそれぞれ最小波形が分周波と同じ
矩形波となり、これらをRSフリップフロップに入力す
ることにより連続した矩形波がつながりチャタリングを
除去した入賞波形となる。これを乱数発生回路に入力す
ることにより入賞球にあった乱数の発生を促すことにな
る。
【0010】
【実施例】以下に本発明を図示された実施例に従って詳
細に説明する。本発明にかかる遊技機制御用マイクロコ
ンピュータチップ及びそのチップ内の不正プログラム検
出のための照合装置が考える運用方式は図1に示すよう
にICメーカーにより生産されたEPROM内蔵のチッ
プ(開発チップ)が遊技機用マイクロコンピュータチッ
プメーカーより遊技機開発メーカーに卸され、該開発メ
ーカーは当該EPROM内蔵チップを用いて法律に適合
した範囲内で遊技機制御用をプログラムを作成し、これ
を遊技機の第三者検査機関に提出して型式試験申請を行
う。検査機関はチップ内蔵EPROMにかかれたプログ
ラムが適正なものか否かを試験し、試験結果(合格か否
か)を開発メーカーに通知する。試験に合格したROM
データは検査機関からマイクロコンピュータチップメー
カーに対して適合ROMデータとして流され、そこで各
ROMに対して個々の機種に対応した識別コード(許可
日等のデータや暗号化キーコードの選択番号を含む)と
所定の暗号化アルゴリズム(例えばフィールエイト)に
より暗号化処理が施された識別コードとROMに記載さ
れるプログラム、識別コード及び暗号化識別コードに基
づき算出されるチェックコードが付与される。第三者検
査機関は、合格した機種とそれに付与された識別番号の
対応表を作成する。そして適合ROMデータと識別コー
ドは例えば公的なROM書き込み機関に流され、ROM
書き込み機関はICメーカー(又はチップメーッカー)
から量産用の再書き込み禁止ROM(例えばヒューズR
OM)内蔵チップ(量産チップ)の提供を受け、所定の
書式にて型式試験に合格したROMデータならびに識別
コード及び暗号化識別コードを書き込むと共にROMに
再書き込み禁止の処理を施す。
【0011】次にROM書き込み機関から型式試験合格
ROMデータ、識別コード及び暗号化識別コード等が書
き込まれた再書き込み禁止のROM内蔵のチップが納品
され、納品されたチップに基づき開発メーカーは遊技機
を生産し、これを第三者監督機関に検定申請し、検定試
験に合格した遊技機がパチンコホールに納品され営業に
用いられる。パチンコホール側は、かかる検定合格した
製品を用いて営業を行う為に監督機関に認定申請を行い
営業が許可される。
【0012】本発明の遊技機制御用チップは図2のブロ
ック図で示すような構成からなる。図2において5は、
遊技機プログラムの実行・制御を行う中央処理装置(C
PU)であり、CPU5に動作に必要なクロックを発生
するクロック発生回路6と接続されている。CPU5は
各種バスを介して外部の各種データを入力または外部へ
出力するためのパラレル入出力ポートと、遊技用のアプ
リケーションプログラム、照合用の識別コード、それを
所定の暗号化キーコードに基づき暗号化した照合用の識
別コード、エラーコードならびにアプリケーションプロ
グラム、識別コード及びエラーコードから所定のアルゴ
リズム(フィールエイト、循環冗長検査)により算出さ
れたチェックコードが書かれた再書き込み禁止内蔵RO
M7と、遊技制御用のデータを一時保存するための内蔵
RAM8と、外部装置から入力された認識コードに基づ
きこれが合致していたときに後述する手順にてROM7
データのチェックコードの算出及び予め内蔵ROM7に
書かれたチェックコードとの比較を行い、その後にRO
M7データの内容(識別コード及び暗号化識別コード又
はエラーコード)及びRAM8データの内容を外部装置
に出力する識別手段としての識別回路9と、時間を設定
し各種タイミングを制御するカウンタ・タイマ回路10
と、CPUの異常動作を監視するウオッチドグタイマ
(WDT)12と、内蔵ROM7以外からのプログラムの
実行を禁止する不正アドレス実行禁止制御回路(IAT
G)14と、リセット回路16と接続されており、18は内蔵
ROM7のメモリー制御回路であり、20はROM7のR
OM書き込みの為のメモリープログラム制御回路であ
る。尚、チェックコードの比較の結果正しい時に識別番
号を正しくない時にエラーコードを送信するように構成
されている。また1は、チップ内に装着された乱数発生
回路であり、該乱数発生回路1から出力される数値は所
定の数値m(自然数)内の数値であり、その数値は内部
データバスを介して中央処理装置5に入力される。この
乱数発生回路1から出力される数値は、遊技機に設置さ
れた入賞センサー2の信号をチャタリング除去回路3
(チップ内蔵)を経て、入力された時点の数値が出力さ
れる。
【0013】次に図3に示すものは識別回路9の具体的
なブロック図を示すものであり、識別回路9のデータの
入出力を行うデータ入出力回路22と、データ入出力回路
22を介して外部装置による照合の場合は外部装置から入
力されたトリガタイミングパルスに基づきトリガのタイ
ミングを調整すると共に通信速度に関する情報(ボー・
レート)を出力するタイミング発生回路24と、チップの
ROM,RAMアクセス時のアドレスの発生及びそのア
ドレスの順次アクセス動作を行うアドレスバスと接続さ
れたアドレスカウンタ26と、チップのデータバスと接続
されたパラレル/シリアル変換回路28と、各ブロックの
基準クロックの発生、シリアルデータ送信時のボー・レ
ートの決定及び各動作時のタイマー監視を行うデバイダ
/タイマ回路30と、外部装置から入力された認識コード
と予め記憶された認識コードとの一致を判定する認識コ
ード判定回路32と、チップ内蔵ROM7に書き込まれた
プログラム、識別コード、暗号化識別コード及びエラー
コードに基づき所定の前述したアルゴリズムと同じ手法
にてチェックコードを算出するROMチェック回路34
と、前記データ入出力回路22,タイミング発生回路24,
アドレスカウンタ26,パラレル/シリアル変換回路28,
デバイダ/タイマ回路30,認識コード判定回路32及びR
OMチェック回路34の作動を制御するIDコントロール
回路36とからなる。IDコントロール回路36は、照合装
置から送出された認識コードを確認した後に中央処理装
置5をフローティング状態にするためにバス開放要求を
行い、CPU5を一時停止させる。また、データ入出力
回路22には、図4に示すように第三者がいたずらか何か
でマイクロコンピュータチップのSD端子に過度な電流
を流すことにより回路を破壊することが考えられるの
で、かかる場合に遊技機を作動させないように自己診断
回路21を組み込んである。この自己診断回路21は、CP
U5からフェッチ・サイクルを受け所定のチェックパル
スを2回発振する発振回路21aと、該発振回路21aから
発振されたチェックパルスをOR回路21b、出力端子21
c、出力回路21d(バッファー機能を持つ)、入力回路
21e(バッファー機能を持つ)、入力端子21fを介して
比較回路21gに接続されたものからなり、該比較回路21
gにはチェックパルス発振回路21aからも直接パルスが
入力されるように構成されており、さらに前記比較回路
21gはリセット回路16へ出力されるようになっている。
【0014】次に乱数発生回路1及びチャタリング除去
回路3は図6に示すような構成からなる。すなわちnビ
ットのユーザ設定レジスタ40と、該レジスタ40と接
続されたリロードレジスタ41と、リロードレジスタ4
1と接続されたnビットのプリセッタブルダウンカウン
タ42と、該カウンタ42から出力される数値をラッチ
し格納するnビットの第1レジスタ43,nビットの第
2レジスタ44とからなり、第2レジスタ44に転送さ
れた乱数データが内部データバスを介して中央処理装置
4に転送される。このnビットのプリセッタブルダウン
カウンタ42は例えば12MHzのクロック発生回路6
からクロック信号が入力され、その信号に基づき所定の
数だけカウントを行う。このカウンタ42のカウントす
べき数値は、リロードレジスタ41からの入力信号に基
づき変更されるが、図に示すようにカウント終了信号が
インプットされた時にのみ変更されるように構成されて
いる。
【0015】またチャタリング除去回路3は、入賞セン
サー2からの12MHzの入力信号と、クロック発生回
路6のクロック信号を1/213、1/214、1/215
1/216に分周するプリスケーラ45によりサンプリン
グクロック信号を作り出し、該作り出したクロック信号
を選択させるサンプリングクロックセレクタ46と該ク
ロックセレクタ46で選択されたクロック信号に基づき
そのクロック信号一周期より短いチャタリング成分を取
り除くように構成されている。これは、入賞センサー2
の特性によりチャタリングの波形の周期が長かったり、
短かったりするので、ユーザの都合により自由に選択で
きるようにしたものである。
【0016】さらにチャタリング除去回路3の出力信号
は、第1レジスタ44と第1フリップフロップ回路47
に出力され、第2フリップフロップ回路48、オア回路
49、1クロックディレイ50,51及び第2レジスタ
のデコード回路52からなるラッチデータ内部データバ
スを介して読み出す。すなわち第1レジスタにラッチさ
れた乱数データはエンプティフラグが空きならば、エン
プティフラグを立てる。ユーザはエンプティフラグを確
認して第2レジスタに転送された乱数データを読みだ
す。そして読み出した後にエンプティフラグをクリヤす
る。
【0017】一方チップの内蔵ROM7には例えば、図
5に示すように0000H番地から3FDFH番地まで
のエリアまでをユーザープログラム領域(アプリケーシ
ョンプログラム領域)とし、3FE0H番地から32バ
イトに識別コード、暗号化識別コード及び暗号化キーコ
ードの選択番号が書き込まれている。そして4000H
番地から7DFF番地までを未使用領域として7E00
H番地から7FFFH番地までの512バイトをRAM
専用の番地とし、さらに8000HからFFFFHまで
を未使用領域としており、例えばメモリーのアドレス制
御により通常は、3FC0H番地から3FFFH番地へ
は、データ内容を読み込めないように制御している。
尚、本実施例では、RAMの容量は切り替え装置により
256/512バイトにより切り替わるように構成され
ている。
【0018】次に図7に示すものは本発明にかかる乱数
発生回路1の第2実施例を示すものでチャタリング除去
回路3は前述第1実施例と同じように構成されている。
前述第1実施例のプリセッタブルダウンカウンタ42の
代わりにnビットのフリーランニングカウンタ42bを
用い、リロードレジスタ41から直接にカウンタ42b
に入力せずに、nビットのコンパレータ60を設置し、
リロードレジスタ41の数値データmとカウンタ42b
の出力データをコンパレータ60に入力してカウンタ4
2bの出力データがリロードレジスタ41のデータと一
致した時にカウンタ42bにリセット信号を送り、カウ
ンタ42bの数値を0にクリヤーするように構成したも
のからなる。このnビットのカウンタ42bも例えば1
2MHzのクロック発生回路6からクロック信号が入力
され、その信号に基づき所定の数(m)だけカウントを
行う。このカウンタ42のカウントすべき数値は、リロ
ードレジスタ41からの入力データに基づき変更される
が、図に示すようにカウント数値が予めリロードレジス
タ41から入力された数値(m)と一致した時にのみ変
更できるように構成されている。
【0019】チャタリング除去回路3は具体的には以下
の構成からなる。所定の周期に分周されたセレクトクロ
ック波形(SCLK)と入賞センサーからの信号(D)
を入力する第1Dフリップフロップ53と、該第1Dフ
リップフロップ53の正の出力(QA)とセレクトクロ
ック波形(SCLK)が入力される第2Dフリップフロ
ップ54と、前記第1及び第2Dフリップフロップ5
3,54の正の出力とインバータ55を介して入力され
るセレクトクロック波形(SCLK)とが入力されるア
ンド回路56と、前記第1及び第2Dフリップフロップ
53,54の正の出力(QA,QB)とセレクトクロッ
ク波形(SCLK)とが入力されるノア回路57と、前
記ノア回路57とアンド回路56の出力(S,R)が入
力されノア回路58,59で構成されたRSフリップフ
ロップとからなり、前記RSフリップフロップのS側に
インバータ62を介してクリヤ信号が入力され、かつR
Sフリップフロップの負の出力側がトライステート出力
される(クリヤ信号がHのときに出力される)ように構
成され、このトライステートの出力信号を検出信号
(Q)としてとらえ、乱数発生回路1に対して出力する
ように構成されている。
【0020】以上述べた構成において本発明の実施例に
かかるマイクロコンピュータチップは、次のように作動
する。マイクロコンピュータチップでは、電源が入れら
れた時点で、識別回路号9のデータ入出力回路22内の自
己診断回路21内のチェックパルス発振回路21aがフェッ
チ・サイクルを受信し、出力端子21c及び比較回路21g
に対して2回ほどチェックパルスを発振し、出力回路21
d、入力回路21e、入力端子21fを介して入力されたパ
ルスとを比較する。パルスが一致していれば比較回路21
gからリセット回路16に出力されず、一致しないとき
(入力端子から入ってくるパルスがない時)は比較回路21
gから回路が異常ということでリセット回路16にリセッ
ト信号を出力し、遊技機制御用CPU5をリセットし、
遊技機が作動しないようにする。異常ない時及び外部装
置からの照合信号がインプットされた時には、識別回路
9のIDコントロール回路36は、チップのCPU5をフ
ローティング状態(リセット)とし、次にROMチェッ
ク回路34に対して内蔵ROM7に書かれたデータのチェ
ックを指示する。
【0021】ROMチェック回路34は、マイクロコンピ
ュータチップ内蔵のROM7にアクセスし、プログラ
ム、識別コード及び暗号化識別コードを順次走査しなが
ら所定のアルゴリズムに従いチェックコードを算出す
る。本実施例では、チェックコードの算出は、日本電信
電話(株)が開発したフィールエイトとか、循環冗長検
査により行っている。算出されたチェックコードは、R
OM7の所定番地に予め記載された算出済みチェックコ
ードとの照合が行われ、一致していない時には遊技機を
停止状態とし、一致していた時には遊技機を作動させ
る。この時CPU5では、IATG14がプログラムが走
行しているアドレスを常時監視し、規定のアドレス範囲
を外れた時には割込みしてリセット回路を作動させてい
る。またWDT12がノイズ等による誤動作(暴走)を検出
し、正常な状態に戻すようにしている。尚プログラムに
よる遊技機の制御はパラレルI/Oポートを介して制御
が行われている。
【0022】次に内蔵ROMに書き込まれたプログラム
に基づき遊技機が作動中において、遊技機の入賞口2に
球が入った時には、図7に示すようにまずチャタリング
除去回路3を経て検出信号が第1レジスタに入力され、
その時点におけるカウンタの数値(乱数)が格納され
る。格納された乱数データは第2レジスタに転送され、
中央処理装置5に送信され、そこでその乱数の数値が大
当たりか否かが判別されることになり、数値が一致した
時には大当たりとして役物が作動し、他方一致しなかっ
た時には大当たりでないとして、役物を作動させない。
【0023】例えば、プログラムに記載される確率が1
000分の1の時にはカウンタへに999を入力し、カ
ウンタをして0から999までカウントすることを繰返
し行わせ、入賞口2に球が入った時点で出力される検出
信号を受け取った時点の第1レジスタに入力されるカウ
ンタのカウント数値p−1(p−1≦999)をラッチ
して中央処理装置5に判定させ、p−1=999の時に
大当たりとする(確率は1/1000)。ここでカウン
タが8ビット(n=8)の時には最大255までしかカ
ウントできないため、確率は1/256が最小となる
が、16ビットのカウンタを用いれば最大65535ま
でカウントでき、確率を1/65536とすることがで
きる。また、複数の乱数発生回路で出てくる数値の判定
を2通り行い、判定がいずれも一致した時に大当たりと
するように構成すれば、例え8ビットのカウンタを用い
た場合には、確率を1/65536まで落すことができ
る。
【0024】またこの確率を決定するものは内蔵ROM
のプログラム領域からカウンタに入力されるプログラム
で決定されるため、検定終了後の確率の変更はプログラ
ム改変としてチェックされるために、事実上できないこ
とになる。
【0025】次に入賞センサー2から送信される入賞出
力波形にチャタリング部分を含む場合の除去は、図9に
示すように行われる。セレクトクロック波形(SCL
K)は、クロック発生回路6から入賞センサー2の出力
波形の特性に併せて複数種類の分周波を作成し、この中
から適当な周波数のものを選択する。また、クリヤ信号
(CLRN)は、本実施例では常にHIGHの状態に設定し
ている。第1Dフリップフロップ53に入賞波形(D)
が入力されると、図9で示すような周期の長い矩形波
(QA)となる。この矩形波(QA)を第2Dフリップ
フロップ54に入力することにより、矩形波(QA)に
タイムラグを与えた矩形波(QB)となる。
【0026】これら矩形波(QA,QB)をそれぞれ、
アンド回路56及びノア回路57に入力することによ
り、最小周期がセレクトクロック波形(SCLK)と同
じ構成からなる矩形波(S,R)となる。さらにこれら
矩形波(S,R)を2つのノア回路58,59からなる
RSフリップフロップに入力することにより、連続した
矩形波がつながり周期の大きな矩形波(Q)として出力
される。この矩形波は、最初に入力された入賞波形
(D)よりも若干遅れた波形となるが、チャタリングが
完全に除去されたものとなる。尚、本実施例ではチャタ
リング除去回路を1個設けたもので構成したが、これに
限定されるものではなく入賞センサーの数に合わせて回
路を複数設けるのが好ましい。
【0027】
【効果】以上述べたように本発明にかかるマイクロコン
ピュータチップでは、チップ内に乱数発生回路を内蔵さ
せ、その乱数が出力される範囲を内蔵ROMのプログラ
ム領域に記載されたデータに基づくように構成すると共
に内蔵ROM内のプログラムを遊技機の起動時に識別回
路でチェックするように構成したので、第三者検査機関
は大当たりの起こる確率を簡単に判別することができ
る。また大当たりの確率を検定後に改変することができ
ないことから、遊技者は安心して遊技をすることができ
る。さらに、チャタリング除去回路をチップ内に装着し
ており、乱数発生回路にノイズのない入賞信号が入力さ
れることになるので、入賞数に対応した乱数の発生を行
うことができ、誤動作を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明かかる装置の運用方式を示す概略図で
ある。
【図2】 本発明にかかるマイクロコンピュータチップ
ブロック図である。
【図3】 チップ内の識別回路回路のブロック図であ
る。
【図4】 データ入力回路に組み込まれた自己診断回路
のブロック図である。
【図5】 内蔵ROM及びRAMに格納されているプロ
グラム等の番地を示す図である。
【図6】 チップに内蔵される乱数発生回路の第1実施
例を示すブロック図である。
【図7】 チップに内蔵される乱数発生回路の第2実施
例を示すブロック図である。
【図8】 チャタリング除去回路のブロック図である。
【図9】 チャタリング除去回路における核部所の波形
を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 乱数発生回路 2 入賞センサー 3 チャタリング除去回路 5 中央処理装置(CPU) 6 クロック発生回路 7 再書き込み禁止内蔵ROM 8 内蔵RAM 9 識別回路 10 カウンタ・タイマ回路 11 パラレル入出力ポート 12 ウォッチドグタイマ(WDT) 14 不正アドレス実行禁止制御回路(IAT
G) 16 リセット回路 18 メモリー制御回路 20 メモリープログラム制御回路 21 自己診断回路 21a チェックパルス発生回路 21b OR回路 21c 出力端子 21d 出力回路 21e 入力回路 21f 入力端子 21g 比較回路 21h 切換回路 22 データ入出力回路 24 タイミング発生回路 26 アドレスカウンタ 28 パラレル/シリアル変換回路 30 デバイダ/タイマ回路 32 認識コード判定回路 34 ROMチェック回路 36 IDコントロール回路 40 ユーザ設定レジスタ 41 リロードレジスタ 42 プリセッタブルカウンタ 42b フリーランニングカウンタ 43 第1レジスタ 44 第2レジスタ 45 プリスケーラ 46 クロックセレクタ 47 第1フリップフロップ 48 第2フリップフロップ 49 オア回路 50,51 1クロックディレイ 52 デコード回路 53 第1Dフリップフロップ 54 第2Dフリップフロップ 55 インバータ 56 アンド回路 57 ノア回路 58,59 ノア回路 60 コンパレータ 62 インバータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵ROMと、ユーザープログラム用の
    データが書き込まれた外部からのデータ書き換えを禁止
    させた内蔵RAMと、内蔵ROMに書かれたプログラム
    が認定を受けたものか否かについて内蔵ROMを走査し
    て内蔵ROMに書かれたプログラムが不正か否かを検出
    する識別手段と、内蔵ROMに書かれたアプリケーショ
    ンプログラム及びユーザーデータに基づき遊技プログラ
    ムを実行するための中央処理装置と、アプリケーション
    プログラムからの信号に基づき前記中央処理装置に対し
    て乱数を送信する乱数発生回路と、入賞口に設けた入賞
    センサーからの信号を検知しチャタリングを除去する回
    路とからなり、前記乱数発生回路がチャタリング除去回
    路を介して入賞センサーからの信号を受けた時に乱数デ
    ータを中央処理装置に送信するように構成されており、
    チャタリング除去回路が、所定の周期に分周されたセレ
    クトクロック波形と入賞センサーからの信号を入力する
    第1Dフリップフロップと、該第1Dフリップフロップ
    の出力とセレクトクロック波形が入力される第2Dフリ
    ップフロップと、前記第1及び第2Dフリップフロップ
    の出力とインバータを介して入力されるセレクトクロッ
    ク波形とが入力されるアンド回路と、前記第1及び第2
    Dフリップフロップの出力とセレクトクロック波形とが
    入力されるノア回路と、前記ノア回路とアンド回路の出
    力が入力されるRSフリップフロップとからなり、前記
    RSフリップフロップのS側にクリヤ信号の否定したも
    のが入力され、かつRSフリップフロップの負の出力側
    がトライステート出力されるように構成され、このトラ
    イステートの出力信号を検出信号とすることを特徴とす
    る遊技機制御用マイクロコンピュータチップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115792579A (zh) * 2023-01-05 2023-03-14 旋智电子科技(上海)有限公司 用于控制测试模式的电路和方法

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