JPH07298781A - キノコ栽培袋閉じ装置 - Google Patents

キノコ栽培袋閉じ装置

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JPH07298781A
JPH07298781A JP6120689A JP12068994A JPH07298781A JP H07298781 A JPH07298781 A JP H07298781A JP 6120689 A JP6120689 A JP 6120689A JP 12068994 A JP12068994 A JP 12068994A JP H07298781 A JPH07298781 A JP H07298781A
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Japan
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bag
mushroom cultivation
holding
closing device
mouth
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JP6120689A
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Inventor
Haruo Tsukada
春夫 塚田
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TSUKADA TEKKOSHO KK
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TSUKADA TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】キノコ培養基を収納したキノコ栽培袋の袋口
を、自動的に閉じることができる装置を開示する。 【構成】ベルトコンベヤ1上の定位置に停止する、キノ
コ栽培袋100を挟んで、袋挟み台3と、袋押え片4
を、相互に近接及び離隔自在に対向して設け、袋挟み台
と袋押え片との間に挟圧された袋を側方から挟持可能な
挟持片53と該挟持片を回動して袋口102を該挟持片
に巻き付ける回動手段としての揺動モータ60とから成
る袋口の巻閉じ装置5を上下方向及び水平方向に移動自
在に配設し、前記袋の停止位置の上方に前記巻閉じ装置
5によって巻閉じられた袋口102をホチキス80で固
定する固定手段70を上下動自在に設けたことを特徴と
するキノコ栽培袋閉じ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キノコの栽培装置に関
するものであり、特に、キノコ培養基を収納したプラス
チック製袋の口を閉じる装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】エノキダケなどの栽培においては、通常8
00〜1000cc程度のプラスチック製広口ビンにお
が屑を主体とする培養基を詰めて、キノコの菌床栽培を
行うのが、一般的であるが、一方、図7に示すように、
ポリエチレンやポリ塩化ビニールなどのプラスチックフ
ィルム製のキノコ栽培袋100の下半部に、オガクズ、
米糠などを水分調整して収納し、加熱殺菌してキノコ培
養基105をつくり、これに種菌を植え付けて、栽培袋
100の袋口102を閉ざしてから、目的とするキノコ
の生育に至適な条件に保ったキノコ栽培室に収納して、
栽培することも行われている。101は、袋口を閉じた
後の袋内の通気を確保するために栽培袋に設けた開口部
を覆うエアフィルタである。
【0003】このようなキノコ栽培袋100を閉じる方
法として、作業者が、袋口102を折り重ねて、粘着テ
ープやホチキスなどで止めることが行われているが、数
万個もの栽培袋の開口部を作業者が手で折畳んで閉じる
作業は、手間がかかると共に、作業者も容易でなく、ま
た、作業時に雑菌が袋内に混入する危険もあり、機械に
よる自動処理が望まれている。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、キノコ培養基を収納し
たキノコ栽培袋の袋口を人手によることなく、自動的に
閉じることができる装置を開示することを目的とするも
のである。
【0005】
【発明の構成】本発明の第一の要旨は、ベルトコンベ
ヤ、往復動台、回転台などから成る搬送手段により搬送
されて定位置に停止する、キノコ培養基を下半部に収納
したキノコ栽培袋の上半部が占めるべき空間を挟んで、
該空間の一側には垂直面を有する袋挟み台を、該空間の
他側には袋押え片を、相互に近接及び離隔自在に対向し
て設け、前記袋挟み台と袋押え片との間に偏平に挟圧さ
れた袋口を側方から挟持可能な挟持部材と該挟持部材を
回動して袋口を該挟持部材に巻き付ける回動手段とから
成る袋口の巻閉じ装置を上下方向及び水平方向に移動自
在に配設し、前記袋の停止位置の上方に前記巻閉じ手段
によって巻閉じられた袋口を固定する袋口の固定手段を
上下動自在に設けたことを特徴とするキノコ栽培袋閉じ
装置にある。
【0006】本発明の第二の要旨は、搬送手段により定
位置に停止するキノコ栽培袋の上半部が占めるべき空間
を挟んで、該空間の一側には略台形の垂直面を有する袋
挟み台を、該空間の他側には前記栽培袋の上半部を前記
袋挟み台に圧接する袋押え片を、往復駆動手段によって
前後方向から相互に近接及び離隔自在に対向して設け、
前記袋挟み台と袋押え片との間に挟圧された袋口を左右
方向から挟持可能な一対の挟持部材と該一対の挟持部材
の夫々を回動して袋口を該挟持部材に巻き付ける一対の
回動手段とから成る袋口の巻閉じ装置を往復駆動手段に
よって上下方向及び左右方向に移動自在に配設し、前記
栽培袋の停止位置の上方に前記巻閉じ装置によって巻閉
じられた袋口を固定する固定手段を往復駆動手段によっ
て上下動自在に設けたことを特徴とするキノコ栽培袋閉
じ装置にある。
【0007】上記の装置は、搬送手段により、その定位
置に運ばれたキノコ栽培袋の上半部を、袋挟み台と袋押
え片との間に挟んで偏平に挟圧し、ついで、袋口付近を
挟持部材が挟んで下方に半回転若しくは1回転しながら
巻閉じ装置が下方に移動することにより、袋口を挟持部
材に巻き付けて閉じる。この状態で、粘着テープやホチ
キス等の固定手段が下降して袋口を固定することによ
り、キノコ栽培袋は、袋口が閉ざされた状態で固定され
る。この段階で、固定手段、巻閉じ装置、押え片、袋挟
み台は、元の位置に復帰するように作動する。
【0008】本発明の第三の要旨は、上記第二要旨にお
いて規定されたキノコ栽培袋閉じ装置において、袋挟み
台の左右側縁付近に、該側縁と略平行な回動軸を有する
回動手段と、該回動手段により駆動される揺動レバーの
自由端側に袋挟み台の垂直面に圧接可能な袋折畳み板と
を備えた袋折畳み手段が設けられていることを特徴とす
るキノコ栽培袋閉じ装置にある。
【0009】袋挟み台と袋押え片との間に挟圧されて偏
平になった栽培袋の上半部の左右縁辺は、略台形をなす
袋挟み台の左右縁辺から側方にはみ出すが、このはみ出
し部分を袋折畳み板が袋挟み台面に折り返してから、巻
閉じ装置によって袋口を閉じることにより、固定手段に
より固定された袋口の巻閉じ部分の形態保持力と密閉性
とを強化することができる。
【0010】本発明の第四の要旨は、上記第一乃至第三
要旨において規定されるキノコ栽培袋閉じ装置におい
て、挟持部材が、バネにより相互に重接方向に付勢され
た一対の挟持片を交差させて回動軸の一端に揺動自在に
軸支し、該一対の挟持片の一側の自由端には、前記バネ
の弾発力に抗して挟持片を離隔方向に保持する当接板を
設け、該当接板と挟持片の交差部との距離を変化させる
駆動手段により、挟持片が開閉するように構成されてい
ることを特徴とするキノコ栽培袋閉じ装置にある。
【0011】この構成により、挟持片の自由端と当接板
とが押しあうことにより、挟持片は開き、挟持片の交差
部が、自由端から離れることにより、挟持片は、バネ圧
により閉じる。この閉じた状態で挟持片を保持する回動
軸を回動手段によって必要角度だけ回動しつつ、巻閉じ
装置全体を下降させれば、挟持片が挟む袋口付近は、挟
持片に巻き付いた状態で折畳まれることになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例に基づいて、本発明
を詳細に説明する。図1〜6は、本発明に係るキノコ栽
培袋閉じ装置の一実施例を示すものである。ベルトコン
ベヤ1は、横フレーム90により、適宜な高さに支持さ
れており、その一端付近に、ストッパ片2が、コンベヤ
ベルトを横断する方向に伸長して設けられている。キノ
コ栽培袋100は、ベルトコンベヤ1の一端側に載置供
給され、ストッパ片2に当接した位置で停止する。コン
ベヤ1の停止は、停止位置1aにキノコ栽培袋の存否を
検出するセンサーとしての近接スイッチ3が、キノコ栽
培袋を検出して、コンベヤ1のモータを制御する制御器
(図示せず)に検出信号を送ることにより行われる。図
1において、停止位置1aに停止するきのこ栽培袋10
0の上半部が占めるべき空間を、前後方向(紙面の表側
と裏側)から挟んで、後側には、袋挟み台3が、又、前
側には、袋押え片4が、夫々、配設されている。更に、
該栽培袋上半部が占める空間に、左右方向から臨む状態
で、上部が開放されている栽培袋を閉じるための巻閉じ
装置5が設けられている。
【0013】袋挟み台3は、図3において、縦フレーム
91によって、水平に保持されている1対の案内ロッド
95、95に、摺動自在に嵌合する案内管31を介し
て、図3において、左右方向に(従って、図1において
前後方向に)移動自在に支持された垂直の支持板30の
下部に固設されている。袋挟み台3は、台形をなす平板
で、その背面には、空気圧によって、360度未満の所
定の角度だけ回動する一対の揺動形アクチュエータ(以
下において揺動モータという)31、31が、固設され
ている。又、袋挟み台3の左右側縁には、袋折畳み板3
2、32を一端に有する揺動レバー33、33が、左右
側縁に平行な軸34によって軸支されており、該揺動レ
バー33の他端は、リンク機構を介して、揺動モータ3
1、31の出力軸に接続している。そして、揺動モータ
31が所定の角度だけ回動すると、袋折畳み板32は、
袋挟み台の側方を前面側に回動して該挟み台に重なるこ
とができる。96は、支持板30を往復駆動するエアシ
リンダである。
【0014】一方、支持板30に対向して、案内ロッド
95、95に、垂直平板から成る移動フレーム板50
が、支持板30と同様に案内管50aによって摺動自在
に支持されている。この移動フレーム板50の下端か
ら、袋挟み台方向に、水平に突設された支持台50b
に、一対のエアシリンダ41、41が載置固定されてい
る。袋押え片4は、袋挟み台3に対面する状態で、該挟
み台3と平行な薄板から成り、エアシリンダ41、41
によって、挟み台方向に近接して該台3に重接できるよ
うに保持されている。97は、移動フレーム板40を、
支持板30方向に近接離隔するように、往復駆動するエ
アシリンダである。
【0015】この移動フレーム板40には、案内管40
aが設けられている位置よりやや下方に、水平方向に取
付板42が突設されている。該取付板42には、上下駆
動するエアシリンダ43が設けられており、該エアシリ
ンダ43のピストンロッド43aには、キノコ栽培袋1
00の上部開口(袋口102)の巻閉じ装置5を図1に
おいて、上下及び前後方向に移動自在に支持する基台4
5が、その左右重量がバランスする中央部付近におい
て、固着している。45、45は、ピストンロッド43
aの両側において、下端が該基台に固着する案内ロッド
で、46、46は、その案内管である。
【0016】巻閉じ装置5は、袋口の挟持部材50と、
該挟持部材50を1回転に近い角度だけ正逆回動可能な
回動手段としての、空気圧駆動の揺動モータ60とから
成り、キノコ栽培袋の停止位置を挟んで、この基台45
の左右両側に一対、互いに対向して設けられている。基
台45上には、左右一対の直線ガイド部材46が左右方
向に伸長して固設されている。このガイド部材46に移
動自在に嵌着する一対の被案内部材47に、移動枠台4
8が、その一側端部で固着している。49、49は、こ
の一対の被案内部材47の一方を、ガイド部材46に沿
って往復駆動するエアシリンダである。移動枠台48上
には、正面視形状がL状のフレーム板61が固設されて
いる。このフレーム板61上には、中央部付近に移動台
63がフレーム板61上を摺動自在に載置されており、
この移動台63にピストンロッドを介して連結するエア
シリンダ62は、移動台63を、フレーム板61の立上
縁から成る当接板61aに近接離隔自在に駆動できるよ
うに、フレーム板61上に固設されている。
【0017】移動台63上には、空気圧によって、正逆
揺動可能な揺動モータ60が、回動手段として設けられ
いる。該揺動モータの出力軸64は、当接板61aを貫
通して、袋押え片4側に突出している。該出力軸64の
先端には、挟持部材50を保持する保持台51が固着し
ている。この保持台51に立設された支軸52によっ
て、一対の挟持片53、53を、はさみ状に交差させて
支持して成る挟持部材50が、水平方向に開閉自在に支
持されている。挟持片53は、支軸52によって揺動自
在に保持台51に支持されているクロスアーム53b
と、該クロスアームの一側の端部に設けられた短冊状の
挟み片53aとから成り、この互いに対向する挟み片5
3a、53aに設けられた透孔に遊挿したバネ軸54の
一半にコイルバネ55を装着して、対向する挟み片53
a、53aを互いに重接する方向に付勢している。尚、
バネ軸54の両端は、フランジ状の突縁により、挟み片
の透孔から抜け落ちないようになっている。
【0018】クロスアーム53b、53bの自由端53
c、53cは、当接板61aに摺動自在に当接すること
により、前記コイルバネ55の弾発力に抗して、クロス
アーム53bを離隔状態に保持しており、移動台63を
駆動するエアシリンダ62によって、当接板61aとク
ロスアームの交差点をなす支軸52との距離を短くすれ
ば、挟み片53aは離隔し、反対に、該距離が長くなれ
ば、バネ圧により挟み片53aは閉じる。
【0019】71は、天井フレーム92から、キノコ栽
培袋の停止すべき定位置の中央部付近に向かって垂下す
るように設けられたエアシリンダで、該シリンダ71の
ピストンロッドの下端には、略逆L状のホチキス取付部
72が設けられている。この取付部には、磁力によっ
て、ホチキス80の一半81が、着脱自在に、保持固定
されている。ホチキスの揺動側の一半82は、磁力によ
る固定側の一半81と、枢支部83を介して、揺動自在
に枢支されており、揺動側の一半82には、これを固定
側の一半81に押圧するためのクレビス形エアシリンダ
85が、該シリンダのピストンロッドの先端に、抜き差
し自在なピン84を介して連結している。該シリンダ8
5のシリンダ基部は、ホチキス取付部の水平端部に軸着
86されることにより、袋口の固定手段70が形成され
ている。
【0020】
【作用】上記実施例に係る装置の作動を以下に説明す
る。図7に示すような上部が開口するキノコ栽培袋10
0を、ベルトコンベヤ1に供給すると、キノコ栽培袋1
00は、停止位置1aまで搬送されると、検出器として
の近接スイッチ3が、これを検出して、コンベヤ1を停
止し、袋100は、ストッパ片2に接触する位置で停止
する。次に、図3において、エアシリンダ96、97が
作動して、支持板30及び移動フレーム板40を駆動
し、袋100の上半部を前後から挟む方向に移動する。
支持板30及び移動フレーム板40は、袋挟み台3及び
袋閉じ装置5がコンベヤ1の中央ライン付近に到達した
位置において停止する。同時に、エアシリンダ41が伸
長して、袋押え片4を袋挟み台3に押し付けた位置で停
止する。袋100の上半部は、袋挟み台3に平らになっ
て押し付けられた状態となる。図4は、この状態を示し
ている。
【0021】袋押え片4が停止すると、揺動モータ3
1、31が回動し、袋折畳み片32、32は、図2にお
いて、左右共に、袋挟み台の右側に示すような待機状態
にあったものが、袋挟み台3の前面側に回動して、回動
後の状態として、便宜的に袋挟み台の左側に示したよう
に、袋挟み台3に重接する。両折畳み片32、32は、
同期して、袋挟み台3の中央部を通る垂線に対称な状態
で動作することは、言うまでもない。この袋折畳み片3
2、32により、袋100の、台形をなす袋挟み台3の
両側に突出していた部分が折り返されて、袋挟み台3上
に折り畳まれる。揺動モータ31が停止すると、エアシ
リンダ49、49が伸長して、移動枠台48、48が袋
100の方向に移動し、左右の巻閉じ装置5の、夫々一
対の挟み片53a、53a間に、袋口102付近が入る
位置において停止する。このとき、巻閉じ装置5のエア
シリンダ62は、最も縮小した状態にあり、従って、挟
持部材50の支軸52は、当接板61aに最も近接した
位置にある。
【0022】エアシリンダ49、49が停止すると、エ
アシリンダ62が伸長して、移動台62を当接板61a
側に移動させる。それに伴って、当接板61aと支軸5
2との距離が開いて、コイルバネ55によって、一対の
挟み片53a、53aは、重接方向に移動し、袋口10
2を挟む。図5は、この状態を示すものである。エアシ
リンダ62が、伸長しきって停止すると、揺動モータ6
0が作動を開始して、ほぼ1回転に近く回動し、同時
に、巻閉じ装置5を保持する基台45が、エアシリンダ
43の下降動作によって、所定の長さ(およそ挟み片の
上下幅の2〜3倍程度の長さ)だけ下降する。かくし
て、袋口102は、巻閉じられる。
【0023】揺動モータ60及びエアシリンダ43が停
止すると、袋口固定手段70を駆動するエアシリンダ7
1が下降し、ホチキス80間に、袋100の巻閉じ部を
挟む。次いで、エアシリンダ85が往復動することによ
り、ホチキス80の揺動側が往復揺動して、折畳まれた
袋口をステープルによって固定する。図6は、この状態
を示す。袋口の固定が終了すると、エアシリンダ71、
49、揺動モータ31が復帰動作を行って、袋固定手段
が上昇し、巻閉じ装置5が左右方向に移動し、折畳み板
32が、袋挟み台から離れる。次いで、エアシリンダ4
1、96、97、43が、作動して、袋挟み台3、袋押
え片4、巻閉じ装置5が、元の位置に復帰し、ついでベ
ルトコンベヤ1が、逆転して、巻閉じられた袋を装着部
側に送り出す。この一連の動作を1サイクルとして、そ
の繰り返しにより、巻閉じ操作が繰り返される。
【0024】上記の一連の動作は、公知の手段、例え
ば、近接スイッチやリミットスイッチ等の適宜な位置検
出手段と、タイマー回路等を含むシーケンス制御装置
と、該制御装置によって作動する空気流路切替弁装置等
によって、自動制御される。実施例では、駆動装置は、
空気機器を用いたが、これは、正逆回転する電動モータ
とその回転力を直線や曲線運動に変換する公知の各種機
器を用いてもよいことは、勿論である。また、搬送台
は、往復動するものでなく、一方通行のものでもよい。
更に、巻閉じ装置は、左右片方だけでも、十分に機能す
る。袋口の固定は、ホチキスの代わりに、袋の熔融温度
以上に加熱した電熱コテ等で部分的に融着するもの、粘
着テープをローラで供給するして貼り付ける方法などが
採用できる。
【0025】
【効果】本願装置は、袋口を一回転させた状態で折り重
ねて閉じてあるので、袋口の閉塞が完全で、次工程にお
いて、袋口の折り重ね部がプラスチックフィルムの弾性
によって解けて、開いてしまうことがない。また、袋挟
み台を台形にして、袋の左右側縁を折畳み板によって折
り返してから、巻閉じしておくことにより、巻閉じ部の
構成が堅固になり、ステープルによる一か所だけの固定
でも、巻閉じ部の保形性は良好で、崩れることがなく、
生育したキノコの取り出し操作も、固定部の解除動作
が、一か所だけで済むので、極めて容易で、手間がかか
らない。また、巻閉じ動作は、人手が介入しないので、
雑菌の混入する機会が、従来に比して極めて少なくな
り、更に、装置自体を外部雰囲気と隔離することも、容
易に行えるので、作業室全体を無菌処理するのに比べ
て、格段に費用が軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例に係る装置の要部を、正面
から見た説明図である。
【図2】図1の装置を、平面方向から見た要部の説明図
である。
【図3】図1の装置を、側面方向から見た説明図であ
る。
【図4】キノコ栽培袋を袋挟み台と押え片との間に押圧
した状態を側面から見た説明図である。
【図5】キノコ栽培袋の袋口を巻閉じ装置が挟んだ状態
を正面から見た説明図である。
【図6】巻閉じ装置が巻閉じた袋口を、袋口の固定手段
が固定する状態を示す説明図である。
【図7】キノコ栽培袋の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ベルトコンベヤ 2 ストッパ片 3 袋挟み台 4 袋押え片 5 巻閉じ装置 32 折畳み板 41 エアシリンダ 46 直線案内部材 47 被案内部材 50 挟持部材 53 挟持片 55 コイルバネ 43、49、62 エアシリンダ 60 揺動モータ 61a 当接板 63 移動台 70 袋口固定手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送手段により定位置に停止する、キノコ
    培養基を下半部に収納したキノコ栽培袋の上半部が占め
    るべき空間を挟んで、該空間の一側には垂直面を有する
    袋挟み台を、該空間の他側には袋押え片を、相互に近接
    及び離隔自在に対向して設け、前記袋挟み台と袋押え片
    との間に挟圧された袋口を側方から挟持可能な挟持部材
    と該挟持部材を回動して袋口を該挟持部材に巻き付ける
    回動手段とから成る袋口の巻閉じ装置を上下方向及び水
    平方向に移動自在に配設し、前記袋の停止位置の上方に
    前記巻閉じ装置によって巻閉じられた袋口を固定する袋
    口の固定手段を上下動自在に設けたことを特徴とするキ
    ノコ栽培袋閉じ装置。
  2. 【請求項2】搬送手段により定位置に停止するキノコ栽
    培袋の上半部が占めるべき空間を挟んで、該空間の一側
    には略台形の垂直面を有する袋挟み台を、該空間の他側
    には前記栽培袋の上半部を前記袋挟み台に圧接する袋押
    え片を、往復駆動手段によって前後方向から相互に近接
    及び離隔自在に対向して設け、前記袋挟み台と袋押え片
    との間に挟圧された袋口を左右方向から挟持可能な一対
    の挟持部材と該一対の挟持部材の夫々を回動して袋口を
    該挟持部材に巻き付ける一対の回動手段とから成る袋口
    の巻閉じ装置を往復駆動手段によって上下方向及び左右
    方向に移動自在に配設し、前記栽培袋の停止位置の上方
    に前記巻閉じ装置によって巻閉じられた袋口を固定する
    固定手段を往復駆動手段によって上下動自在に設けたこ
    とを特徴とするキノコ栽培袋閉じ装置。
  3. 【請求項3】袋挟み台の左右側縁付近に、該側縁と平行
    な回動軸を有する回動手段と、該回動手段により駆動さ
    れる揺動レバーの自由端側に袋挟み台の垂直面に圧接可
    能な袋折畳み板とを備えた袋折畳み手段が設けられてい
    る請求項2のキノコ栽培袋閉じ装置。
  4. 【請求項4】挟持部材が、バネにより相互に重接方向に
    付勢された一対の挟持片を交差させて回動軸の一端に揺
    動自在に軸支し、該一対の挟持片の一側の自由端には、
    前記バネの弾発力に抗して挟持片を離隔方向に保持する
    当接板を設け、該当接板と挟持片の交差部との距離を変
    化させる駆動手段により、挟持片が開閉するように構成
    されている請求項1〜3のいずれかに記載のキノコ栽培
    袋閉じ装置。
JP6120689A 1994-05-09 1994-05-09 キノコ栽培袋閉じ装置 Pending JPH07298781A (ja)

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JP6120689A JPH07298781A (ja) 1994-05-09 1994-05-09 キノコ栽培袋閉じ装置

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