JPH0611179Y2 - 開口ケ−スへのシ−ト挿入装置 - Google Patents

開口ケ−スへのシ−ト挿入装置

Info

Publication number
JPH0611179Y2
JPH0611179Y2 JP8047387U JP8047387U JPH0611179Y2 JP H0611179 Y2 JPH0611179 Y2 JP H0611179Y2 JP 8047387 U JP8047387 U JP 8047387U JP 8047387 U JP8047387 U JP 8047387U JP H0611179 Y2 JPH0611179 Y2 JP H0611179Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
bag
stopper
opening
cardboard box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8047387U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6446219U (ja
Inventor
侯朗 岡部
Original Assignee
株式会社岡部ロック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社岡部ロック filed Critical 株式会社岡部ロック
Priority to JP8047387U priority Critical patent/JPH0611179Y2/ja
Publication of JPS6446219U publication Critical patent/JPS6446219U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0611179Y2 publication Critical patent/JPH0611179Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、例えば、段ボール箱、紙函および木箱など
の開口ケースにポリエチレンシートなどの樹脂製の袋状
シートを挿入し、袋口縁部を箱口縁から外側に折返して
開口状態に保持するような開口ケースへのシート挿入装
置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、上述例の開口ケースへのシート挿入装置として
は、例えば実願昭61−95107号に記載の装置があ
る。
すなわち、長尺で、かつミシン目のない完全連続の袋状
シートを巻回するシート巻回部と、 上記シート巻回部のシートを開口ケース上方に導出する
シート送り手段と、 上記シート送り手段先端下部に位置し、シート送り手段
からのシートを吸着保持する固定受部と、 上記固定受部と接離して、シートを切断すると共に、切
断後の袋状シートを吸着して開口する切断開口部と、 開口された袋状シートの上方と開口ケース内と往復動し
て、シートをケース内に挿入するシート挿入手段と、 シート口縁を開口ケースの口縁から外方へ折返す折返し
手段とを備え、 上記切断開口部の前位に袋状シートを熱シールするシー
ル部を配設した開口ケースへのシート挿入装置である。
しかし、上述の従来装置においては次のような問題点が
あった。
すなわち、開口ケースとして例えば段ボール箱を用い、
この段ボール箱の一対の内フラップおよび一対の外フラ
ップを立設させ、袋状シートの袋口縁部を箱口縁として
の上述の各フラップ上端から外側に折返す時、上述の内
フラップ、外フラップは段ボール箱の製箱上の理由によ
り常に外方に開きがってとなっている関係上、上述の折
返し手段によるシートの良好な折返しができない問題点
を有していた。
(ハ)考案の目的 この考案は、上述のフラップを起立保持させる特異な構
成により、良好かつ円滑なシートの折返しを行なうこと
ができる開口ケースへのシート挿入装置の提供を目的と
する。
(ニ)考案の構成 この考案は、一対の内フラップおよび外フラップを立設
させた開口ケースに袋状シートを挿入する開口ケースへ
のシート挿入装置であって、上記開口ケースを四周外方
から規制してシート挿入位置に保持するストッパを設
け、上記ストッパの配設位置を、開口ケース本体とフラ
ップとの間の折目にまたがって、上記各フラップを起立
保持する位置に設定し、上記各フラップを立設させた開
口ケース内に挿入された袋状シートの口縁を、該開口ケ
ースの上端開口の口縁から外方へ折返す折返し装置を備
えた開口ケースへのシート挿入装置であることを特徴と
する。
(ホ)考案の効果 この考案によれば、上述の折目にまたがって配設したス
トッパで、開口ケースを四周外方から規制するので、内
外両フラップが製箱時の要因によって外方に開きがって
となるのを確実に防止して、 これら各フラップを開口ケース本体上に略真っ直乃至呼
称寸法未満に起立保持させることができる。
この結果、上述の折返し装置により、良好かつ円滑なシ
ートの折返しを行なうことができる効果がある。
(ヘ)実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は、開口ケースへのシート自動挿入装置を示し、第
1図、第2図において、 このシート自動挿入装置は開口ケースとしての段ボール
箱Aを待機位置αからシート挿入位置βに搬送する箱搬
送装置Bと、 上述のシート挿入位置βにおいて段ボール箱Aを停止さ
せるストッパ装置Cと、 長尺で、かつミシン目のない完全連続の袋状シートSを
巻回する巻回部Dと、 上述の巻回部DのシートSをシート挿入位置βにおける
段ボール箱A上方に導出搬送するシート送り装置Fと、 上述のシートSを段ボール箱Aのサイズに対応して所定
長さに切断する切断装置Fと、 切断後の袋状シートSを真空吸引して開口する開口装置
Gと、 開口された袋状シートSの上方と開口ケースとしての段
ボール箱A内とを往復動して、シートSを段ボール箱A
内に挿入するシート挿入装置Hと、 シートSの口縁を段ボール箱Aの上端開口の口縁から外
方へ折返す折返し装置Jと、 上述の巻回部Dと切断装置Fとの中途部において袋状シ
ートSを熱溶着するシート溶着装置Kと、 このシート溶着装置Kの後位において袋状シートSに小
径の空気導入穴を穿設する穿孔装置Lと、 袋状シートSの上下を左右に相対的にずらせるずらせ装
置Mと、 前述の開口装置Gで開口された袋状シートSの上端を張
設して方形に矯正するシート張設装置Nとを備えてい
る。
前述の箱搬送装置Bはベース1上にコンベアフレーム2
を搭載し、このコンベアフレーム2上の前後の側板3,
4間にロールコンベア5を配設して段ボール箱Aを第1
図の矢印a方向に搬送すべく構成している。
上述の箱搬送装置Bで搬送される段ボール箱Aを第1図
に示すシート挿入位置βで停止させるストッパ装置Cは
第3図乃至第6図に示すように構成している。
すなわち、本体ハウジング6側に所定間隔を隔てて第1
および第2の各ロータリアクチュエータ7,8(エア揺
動モータのこと)を配設し、これら各ロータリアクチュ
エータ7,8の回動軸9,10に第1ストッパアーム1
1および第2ストッパアーム12を嵌合し、これらの各
ストッパアーム11,12の遊端には段ボール箱当接面
にラバー13,13を取付けた第1ストッパ14と第2
ストッパ15とを位置調節可能に配設している。
また、上述のロータリアクチュエータ7,8間には段ボ
ール箱Aの停止基準面を形成する基準ストッパ16を配
設し、この基準ストッパ16上にL字板17を固定して
いる。
さらに上述の基準ストッパ16に段ボール箱Aを隔てて
対向する部分には固定フレーム18を配設し、この固定
フレーム18の外側面に第1エアシリンダ19を取付
け、この第1エアシリンダ19のピストンロッド先端に
段ボール箱Aを基準ストッパ16に押付ける第3ストッ
パ20を取付けると共に、この第3ストッパ20背面に
突設したガイド棒21を固定フレーム18背面のガイド
筒22内に摺動可能に挿入している。
しかも、上述の第1ストッパ14、第2ストッパ15、
第3ストッパ20および基準ストッパ16上のL字板1
7の配設高さは、段ボール箱Aにおける箱本体23と内
外の両フラップ24,24…との間の折目25にまたが
って、これら各フラップ24…を起立保持する位置に設
定している。
そして、上述のストッパ装置Cは、まず、第3図に示す
ように第1ロータリアクチュエータ7の駆動で、第1ス
トッパアーム11を矢印b方向に回動して、箱搬送装置
Bのロールコンベア5上を矢印a方向に搬送されてきた
段ボール箱Aを、前述のシート挿入位置βにおいて第1
ストッパ14で停止させる。
次に第4図に示すように第2ロータリアクチュエータ8
の駆動で、第2ストッパアーム12を矢印c方向に回動
して、第2ストッパ15で段ボール箱Aを第1ストッパ
14側に押圧する。
次に第6図に示すように、第1エアシリンダ19のピス
トンロッドを突出させて、第3ストッパ20で段ボール
箱Aを基準ストッパ16およびL字板17に押圧して、
正規位置に保持させる。
この時、上述の第1乃至第3の各ストッパ14,15,
20およびL字板17が折目25の上下に同時当接する
ので、段ボール箱Aの上下の各フラップ24…は外方に
開きがってとなるのが防止されて、これらの各フラップ
24…は箱本体23上に略真っ直乃至呼称寸法未満に起
立保持される。
ところで、長尺かつミシン目のない完全連続の袋状シー
トSを巻回する巻回部Dは第2図に示すように構成して
いる。
すなわち、本体ハウジング6の後方下部に、ロールホル
ダ26を介して原反ロール27を取付け、この原反ロー
ル27の巻芯28にミシン目のない完全連続の袋状の長
尺のシートSを巻回して構成している。
なお、この実施例では上述のシートSとしてポリエチレ
ンシートを用いている。
上述の巻回部DのシートSを、シート挿入位置βにおけ
る段ボール箱A上方に導出するシート送り装置Eは、第
2図に示す如くガイドローラ29、対設ローラ30,3
0、テンションローラ31、ガイドローラ32、対設ロ
ーラ33,33および駆動モータ(図示せず)により構
成している。
シート搬送経路中途部としての上述のローラ32,33
間において袋状シートSを熱溶着するシート溶着装置K
は、シートS下面の受台34上方に、内部にニクロム発
熱線(図示せず)を配設したヒータ35を対向させると
共に、このヒータ35を第2エアシリンダ36のピスト
ンロッドに連結して構成している。
そして、後述するシートずらせ動作の次工程時におい
て、上述のピストンロッド下動により、150〜200
℃に加熱したヒータ35を約0.3〜0.8秒間、シー
トSに押圧することで、袋状シートSを熱溶着して線状
の溶着部37(第20図参照)を形成する。
このシート溶着装置Kの後位において袋状シートSに小
径の空気導入穴を穿設する穿孔装置Lと、袋状シートS
の上下を左右に相対的にずらせる装置Mとは、この実施
例では一体ユニット化して構成している。
すなわち、第1図、第7図乃至第9図に示す如く袋状シ
ートSの搬送方向(矢印d方向)と直交して同袋状シー
トSの上方に固定チャンネル38を設け、この固定チャ
ンネル38の下面に所定間隔を隔てて二つのユニット3
9,40を配設している。
これらの各ユニット39,40は左右対称構造であるの
で、以下の説明においては一方のユニット40について
述べる。
上述のユニット40は第7図乃至第9図に示す如く、固
定チャンネル38の下面に逆L字状の取付片41,41
を離間対向状に固定し、これら取付片41,41の上下
各二箇所に摺動ガイド筒42…を固定すると共に、対向
する摺動ガイド筒42,42間には、それぞれロッド4
3,43を摺動可能に挿入している。
また上述の上下の各ロッド43,43にはビス44…を
用いてアウタブロック45を固定し、このアウタブロッ
ク45の凹状のガイド溝46に上下摺動可能なインナブ
ロック47を配設している。
このインナブロック47の上部には所定深さの凹状スト
ッパ48を形成する一方、同インナブロック47のシー
トSと対向する下面にはラバー49を貼着固定してい
る。
そして前述のアウタブロック45頂面にインナブロック
昇降用の第3エアシリンダ50と、ニードル昇降用の第
4エアシリンダ51とをボルト止め固定し、第3エアシ
リンダ50のピストンロッド下端を上述のインナブロッ
ク47に螺合固定する一方、第4エアシリンダ51のピ
ストンロッド下端には連結板52を介して断面中実のニ
ードル53を取付けている。
しかも前述の取付片41の外側面には、上述の各ブロッ
ク45,47を一体摺動させる第5エアシリンダ54を
ボルト止め固定し、この第5エアシリンダ54のピスト
ンロッド先端をアウタブロック45の側面に螺合固定
し、前述の第4エアシリンダ51とニードル53とで穿
孔装置Lを、他の各要素でずらせ装置Mをそれぞれ構成
している。
上述の各装置L,Mによる穿孔動作およびずらせ動作は
次の通りである。
まず、第7図に示すノーマルな状態から、第3、第4の
各エアシリンダ50,51を同時駆動して、インナブロ
ック47を第10図に示す如くアウタブロック45のガ
イド溝46に沿って下降させ、袋状シートSを受部材
(図示せず)との間で固定する。
この時、第3エアシリンダ50は下降を終了するが、第
4エアシリンダ51は凹状ストッパ48の底面にピスト
ンロッド先端が当接するまでストロークし、この第4エ
アシリンダ51の上述のストロークによりニードル53
は、第11図に示す如く下降位置のインナブロック47
下面によりも更に下方に移動し、このニードル53で袋
状シートSに小径の空気導入穴55いわゆる針穴(第1
2図参照)を貫通形成する。
なお、この空気導入穴55が穿設される位置は、段ボー
ル箱Aに対して折返し状となるシートの所定部分に対応
する。
次に、第11図の状態から一方の第4エアシリンダ51
のピストンロッドのみを復動させて、ニードル53を第
12図に示す如くノーマル位置に復帰させる。
次に第12図に示す状態から第5エアシリンダ54を駆
動して、両ブロック45,47を上下2本のロッド4
3,43と共に、横移動させると、第13図に示す如く
袋状シートSの上下を左右に相対的にずらせることがで
きる。
このように上述のニードル53でシートSに空気導入穴
55を穿設して、上下のシートS間に外部空気を導入す
ると共に、ずらせ装置Mで上下のシートSをずらせて、
シートS内に外部導入空気の層を形成する。
しかる後、上述の第3エアシリンダ50、第5エアシリ
ンダ54の復動により、各装置L,Mを第13図の状態
から第7図に示すノーマル状態に復帰させる。このよう
な動作は左右のユニット39,40により同時かつ対称
的に行なわれる。
ところで、上述の袋状シートSを段ボール箱Aの形状に
対応して所定長さに切断する切断装置Fは、第2図に示
すように、対設ローラ33,33の下方において、後述
する開口装置Gと連動して駆動する切断刃56を配設し
て構成している。
なお、切断刃56に代えて熱線等によるシート溶断カッ
タを用いてもよいことは勿論である。
上述の対設ローラ33,33から繰出された袋状シート
Sを挟持し、かつ切断刃56で切断された後に、同袋状
シートSを真空吸引して開口する開口装置Gは第14図
乃至第18図に示す如く構成している。
すなわち、互に接離駆動する前側フレーム57と、後側
フレーム58とを平行に設け、これら各フレーム57,
58の対向部に、負圧吸引管いわゆるバキュームホース
(図示せず)を介して真空吸引装置(図示せず)に連通
する真空吸引パッド59,60を取付けている。
上述の前側フレーム57は比較的長ストロークの第6エ
アシリンダ61におけるピストンロッド62先端に固定
すると共に、この前側フレーム57の両サイドに取付け
たガイド棒63,63を、本体ハウジング6側の固定ガ
イド筒64,64内に摺動可能に挿入している。
前述の後側フレーム58の背面両サイドにはそれぞれ長
さの異なるスペーサ65,66を取付け、このスペーサ
65,66間に斜板67を張架している。
そして、この斜板67に対して直角状に配設した第7エ
アシリンダ68のピストンロッド69先端と、上述の斜
板67とを連結すると共に、この斜板67の両サイドに
取付けたガイド棒70,70を、本体ハウジング6側の
固定ガイド筒71,71内に摺動可能に挿入している。
しかして、上述の後側フレーム58の垂線νに対する第
7エアシリンダ68の開角をθ、同エアシリンダ68の
ピストンロッド69全ストロークを(第16図参照)
とするとき、この第7エアシリンダ68駆動による真空
吸引パッド60前進時に、同真空吸引パッド60を図面
上左方に・tanθだけずらせるように構成している。
上述の開口装置Gはノーマルな状態では第14図に示す
如く、前側フレーム57と後側フレーム58とが所定量
離間した状態にある。
この開口装置Gによる袋状シートSの開口動作は次の通
りである。
まず、第14図の状態において、対設ローラ33,33
間(第2図参照)から所定長さの袋状シートSが真空吸
引パッド60,60の前部に繰出されると、第6エアシ
リンダ61のピストンロッド62が矢印e方向に移動し
て、前側フレーム57を第15図に示す如く後側フレー
ム58に接近させ、これら両フレーム57,58の各真
空吸引パッド59,60で袋状シートSの上端を吸着す
る。
上述の吸着時には切断刃56により袋状シートSの吸着
部上方を切断する。
第15図の状態から第6および第7の各エアシリンダ6
1,68を駆動し、一方の第7エアシリンダ68の全ス
トロークにより第16図に示す如く切断後の袋状シート
Sを段ボール箱Aの一側基準面対応位置に前進させる。
次に第16図の状態から他方の第6エアシリンダ61の
みを前進させて、真空吸引パッド59,60で吸着した
袋状シートSの上端を第17図に示す如く開口する。
次に第17図の状態下において後述するシート張設装置
Nを駆動して、その回動フィンガ75を、開口された袋
状シートSの上端内四隅部に係入して、第18図に示す
如く同シートSを方形状に張設する。
ここで、第15図の状態から第16図の状態に変化する
時、後側フレーム58に取付けた真空吸引パッド60,
60が・tanθだけ左方にずれるので、袋状シートS
はこの位置ずらせ動作により、更に外部空気が流入しや
すい状態となり、次の開口動作を容易とする。
前述の開口装置Gで開口された袋状シートSの上端を張
設して方形にするシート張設装置Nは第19図乃至第2
1図に示す如く構成している。
すなわち、袋状シートSの開口位置上方に離間配置した
第3、第4の各ロータリアクチュエータ72,73(エ
ア揺動モータのこと)を設け、これら各ロータリアクチ
ュエータ72,73の前後にそれぞれ突設させた駆動軸
74…に、略L字状の回動フィンガ75…を嵌合固定し
ている。
そして、第20図に示す如く前述の開口装置Gで切断後
の袋状シートSが開口された時、上述の各ロータリアク
チュエータ72,73を駆動して、その駆動軸74…の
矢印f方向への90度回動により、第21図に示す如く
回動フィンガ75…を上述の袋状シートSの上端開口部
内の四隅に係入し、これら合計4本の回動フィンガ75
…で袋状シートSの四隅部を四方に張設して方形とな
し、開口された袋状シートSの上端姿勢を適正に矯正す
る。
ところで、開口された袋状シートSの上方と開口ケース
としての段ボール箱A内とを往復動して、シートSを段
ボール箱A内に挿入するシート挿入装置Hは第2図に示
す如く構成している。
すなわち、本体ハウジング6の前方上部に支柱76を立
設し、この支柱76にブラケット77,78を介して昇
降用の第8エアシリンダ79を連結している。
そして、この第8エアシリンダ79のピストンロッド先
端にシート挿入枠80を固定して、上述のシート挿入装
置Hを構成している。
上述のシート挿入枠80は第22図乃至第26図に示す
如く、開口された段ボール箱A内の四隅部に所定の昇降
用スペースを介して対応する合計4本の枠棒81…を上
下の連結部材82,83で互いに連結し、上述の第8エ
アシリンダ79のピストンロッドにより、開口された袋
状シートSの上方(第22図参照)と、開口された段ボ
ール箱A内(第25図参照)との間を往復動して、シー
トSを段ボール箱A内に挿入する。
上述の合計4本の枠棒81…には、手動操作により上下
位置調整可能な折返しアクチュエータ84…を取付け
て、前述の折返し装置Jを構成している。
これらの各折返しアクチュエータ84…は、第24図、
第25図に示す如くその折返しロッド85…により、段
ボール箱A内に挿入された袋状シートSの上端口縁を、
段ボール箱Aのフラップ24…上端の口縁から外方へ折
返すためのアクチュエータである。
上述のシート挿入装置Hおよび折返し装置Jの動作は次
の通りである。
まず、前述の開口装置Gで開口され、かつシート張設装
置Nで上端姿勢が矯正された袋状シートSは、第22図
に示す如く同シートSの上方に位置するシート挿入枠8
0の下降により、第23図の状態を経て、第24図に示
す如く開口した段ボール箱A内に挿入される。
この段ボール箱A内に挿入された袋状シートSの上端
は、折返しアクチュエータ84…下端のテーパ状ガイド
面86…により外方の逆ハの字状に広げられる。
次に第24図の状態から上述の各折返しアクチュエータ
84…の折返しロッド85を第25図に矢印で示す如く
突出すると、袋状シートSの上端口端は、同図に示すよ
うに段ボール箱Aの各フラップ24上端の口縁から外方
へ折返し処理され、開口状態を保持する。
次に第26図に示す如く前述の第8エアシリンダ79の
復動により、上述のシート挿入枠80を段ボール箱Aか
ら離反上昇させた後に、ストッパ装置Cによる箱保持を
解除して、箱搬送装置Bのロールコンベア5でシート挿
入完了後の段ボール箱Aを第1図の矢印a方向へ搬送す
る。
なお、第1図における87は待機位置αの段ボール箱A
を一時停止させるためのストッパで、このストッパ87
は第9エアシリンダ88で操作される。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。
まず、第1図、第2図に示す如く前述の箱搬送装置B
で、内外両フラップ24を立設した上方開口形の段ボー
ル箱Aを袋状シート挿入位置βに搬送し、ストッパ装置
Cで段ボール箱Aを所定位置に位置決めする。
この時、第3図乃至第6図に示す如く段ボール箱Aの各
フラップ24は段ボール箱本体23上に略真っ直ぐ乃至
呼称寸法未満に起立する。
次に第2図に示すシート送り装置Eで袋状シートSを所
定長さだけ搬送する。
次に第7図乃至第13図に示すように穿孔装置Lおよび
ずらせ装置Mの作動により、袋状シートSに空気導入穴
55を穿孔すると共に、袋状シートSの上下を相対的に
ずらせて同シートS内に外部空気を導入する。
次に第2図に示すシート溶着装置Kにより穿孔位置より
も原反ロール27側の所定箇所(具体的にはニードル5
3による穿孔位置よりも50mm程度前位)を熱溶着し
て、溶着部37を形成する。
次に穿孔済みの袋状シートSを開口装置Gにおける真空
吸引パッド60,60の前部に、段ボール箱A形状に対
応する長さ分だけ供給する。
次に上述の開口位置Gを第14図の状態から第15図に
示すように駆動して、前後の各真空吸引パッド59,6
0で袋状シートSを吸着保持すると共に、切断装置Fで
吸着部上方のシートSを切断する。
次に第15図の状態から第16図の状態を経て上述の開
口装置Gで、切断後の袋状シートSを第17図に示す如
く開口処理する。上述の第16図の状態に至った時、袋
状シートSは一側の真空吸引パッド60,60の・ta
nθの左動により袋内に更に外気が導入され開口処理し
やすくなる。
次に第18図、第21図に示す如くシート張設装置Nの
回動フィンガ75…を、開口された袋状シートSの上端
内四隅部に係入して、真空吸引パッド59,60による
真空吸引力が充分に及ばない上述の四隅部を四方に引張
って、シート上端姿勢を方形状に矯正する。
次に第22図乃至第26図に示すようにシート挿入装置
Hおよび折返し装置Jを駆動して、シート挿入位置βに
おいて開口した段ボール箱A内に袋状シートSを挿入す
ると共に、同シートSの上端開口を折返しアクチュエー
タ84でフラップ24の外側に折返し、この折返し終了
後に上述のシート挿入装置Hおよび折返し装置Jを第2
2図に示すノーマル位置に復動させる。なお、前述の空
気導入穴55はこの折返し部外側に位置することにな
る。
次に前述のストッパ装置Cによる段ボール箱Aのシート
挿入位置βでの停止保持を解除し、袋状シートSが挿入
された段ボール箱Aを第1図の矢印a方向へ搬送して、
一連のシート自動挿入動作を完了し、以下同様に、シー
ト挿入位置βにおいて後続の各段ボール箱A,A…に順
次袋状シートSを自動挿入する。
以上要するに、段ボール箱Aにおける箱本体23とフラ
ップ24との間の折目25の上下にまたがる状態で配設
した第1、第2、第3の各ストッパ14,15,20お
よび基準ストッパ16上のL字状17の四者により、上
述の段ボール箱Aを四周外方から規制するので、内外両
フラップ24…が製箱時の要因その他によって外方に開
きがってとなるのを確実に防止して、これら各フラップ
24…を段ボール箱本体23に略真っ直乃至呼称寸法未
満に起立保持させることができる。
この結果、前述の折返し装置Jにより袋状シートSの上
端をフラップ24外方へ折返す時、この折返し動作を良
好かつ円滑に行なうことができる効果がある。
この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の開口ケースは、実施例の段ボール箱Aに対応
し、 以下同様に、 開口ケース本体は、箱本体(23)に対応し、 ストッパは、第1ストッパ14、第2ストッパ15、基
準ストッパ16、L字板17、第3ストッパ20に対応
するも、 この考案は、上述の実施例の構成に限定されるものでは
ない。
なお、上記実施例で示した如く、各ロータリアクチュエ
ータ7,8および各ストッパアーム11,12を基準面
側に配設すると、段ボール箱Aのサイズの如何にかかわ
らず、上述のストッパアーム11,12の長さを一定に
設定することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図はシート自動挿入装置の正面図、 第2図はシート自動挿入装置の側面図、 第3図はストッパ装置の平面図、 第4図はストッパ装置の説明図、 第5図は第3図のX−X線矢視図、 第6図はストッパ装置による段ボール箱位置決め完了時
の説明図、 第7図は穿孔装置およびずらせ装置の断面図、 第8図は第7図のY−Y線矢視断面図、 第9図は第7図のZ−Z線に沿うブロックの断面図、 第10図は袋状シート押え動作の説明図、 第11図は穿孔動作の説明図、 第12図はニードルリターン動作の説明図、 第13図はシートずらせ動作の説明図、 第14図は開口装置の平面図、 第15図は同装置によるシート吸着動作の説明図、 第16図はシートの定位置前進動作の説明図、 第17図はシート開口動作の説明図、 第18図はシート張設動作の説明図、 第19図はシート張設装置の断面図、 第20図はシート張設装置の正面図、 第21図は回動フィンガによるシート張設動作の説明
図、 第22図はシート挿入装置および折返し装置の段ボール
箱に対する関連構造を示す側面図、 第23図はシート挿入枠の下降中途段階を示す説明図、 第24図は袋状シートの挿入動作を示す説明図、 第25図は袋状シート口縁の折返し動作を示す説明図、 第26図はシート挿入枠の上昇復帰動作を示す説明図で
ある。 A…段ボール箱(開口ケース) S…袋状シート、14…第1ストッパ 15…第2ストッパ 16…基準ストッパ、17…L字板 20…第3ストッパ、23…箱本体 24…フラップ、25…折目 J…折返し装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の内フラップ(24)および外フラッ
    プ(24)を立設させた開口ケース(A)に袋状シート
    (S)を挿入する開口ケースへのシート挿入装置であっ
    て、 上記開口ケース(A)を四周外方から規制してシート挿
    入位置(β)に保持するストッパ(14,15,16,
    20)を設け、上記ストッパ(14,15,16,2
    0)の配設位置を、開口ケース本体(23)とフラップ
    (24)と間の折目(25)にまたがって、上記各フラ
    ップ(24)を起立保持する位置に設定し、 上記各フラップ(24)を立設させた開口ケース(A)
    内に挿入された袋状シート(S)の口縁を、該開口ケー
    ス(A)の上端開口の口縁から外方へ折返す折返し装置
    (J)を備えた 開口ケースへのシート挿入装置。
JP8047387U 1987-05-27 1987-05-27 開口ケ−スへのシ−ト挿入装置 Expired - Lifetime JPH0611179Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8047387U JPH0611179Y2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27 開口ケ−スへのシ−ト挿入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8047387U JPH0611179Y2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27 開口ケ−スへのシ−ト挿入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6446219U JPS6446219U (ja) 1989-03-22
JPH0611179Y2 true JPH0611179Y2 (ja) 1994-03-23

Family

ID=31305299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8047387U Expired - Lifetime JPH0611179Y2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27 開口ケ−スへのシ−ト挿入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0611179Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2751848B2 (ja) * 1994-12-02 1998-05-18 王子製紙株式会社 製函機
JP6674202B2 (ja) * 2015-07-10 2020-04-01 株式会社共和 製函機及び製函方法
JP6576721B2 (ja) * 2015-07-10 2019-09-18 株式会社共和 製函機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6446219U (ja) 1989-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9764525B2 (en) Box gluing device
JPWO2004009341A1 (ja) 製袋機
US6890290B2 (en) Method and apparatus for producing valve bags
JPH0611179Y2 (ja) 開口ケ−スへのシ−ト挿入装置
EP1356922B1 (en) Plastic bag making apparatus
JP5402526B2 (ja) ヒートシール包装装置
JPH0718572Y2 (ja) シート挿入装置の真空吸引パッド
JPH0425316Y2 (ja)
JPH0526011Y2 (ja)
JP2581550Y2 (ja) シート挿入装置
JP2578322Y2 (ja) シート挿入装置
JP2007168834A (ja) 梱包装置及び梱包袋形成方法及び梱包方法
CN209023883U (zh) 卷筒无胶封尾装置
JP3612647B2 (ja) 袋詰品シール装置
JPH0524506U (ja) シート挿入装置
WO2004041660A2 (en) Method and apparatus for producing valve bags
JPH10114316A (ja) 袋押込み式敷設装置
JPH09277406A (ja) 製袋機
JPH1053221A (ja) 袋折込み式敷設装置
JP2552068Y2 (ja) 包装用袋とスナップ部材取付け装置
JP4320160B2 (ja) プラスチック袋の底材折り込み装置
JPH10297602A (ja) 包装体敷設装置
JP2002002636A (ja) 箱体の切開方法及び装置
JP2990375B2 (ja) 自動製函機
JPH09327869A (ja) ダンボール箱の製函方法