JP2552068Y2 - 包装用袋とスナップ部材取付け装置 - Google Patents
包装用袋とスナップ部材取付け装置Info
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- JP2552068Y2 JP2552068Y2 JP8488091U JP8488091U JP2552068Y2 JP 2552068 Y2 JP2552068 Y2 JP 2552068Y2 JP 8488091 U JP8488091 U JP 8488091U JP 8488091 U JP8488091 U JP 8488091U JP 2552068 Y2 JP2552068 Y2 JP 2552068Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、包装用のビニ
ール袋やビニロン袋のような包装用袋とその蓋体に対す
るスナップ部材取付け装置に関するものである。
ール袋やビニロン袋のような包装用袋とその蓋体に対す
るスナップ部材取付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、包装用のビニール袋やビニロン
袋は、第8図に示すように、袋1が袋本体1aと袋本体
1aに連設された蓋体1bとによって形成され、袋本体
1aに取り付けた雄又は雌のスナップ部材a…と、蓋体
1bに取り付けた雌又は雄のスナップ部材b…とを嵌合
することによって袋口を閉じるように構成されている。
袋は、第8図に示すように、袋1が袋本体1aと袋本体
1aに連設された蓋体1bとによって形成され、袋本体
1aに取り付けた雄又は雌のスナップ部材a…と、蓋体
1bに取り付けた雌又は雄のスナップ部材b…とを嵌合
することによって袋口を閉じるように構成されている。
【0003】前記スナップ部材a,bは、袋本体や蓋体
のようなシート部材の片面に配置される雄又は雌の嵌合
部材と、シート部材の反対側の面から嵌合部材の孔に突
起部を打ち込み、その先端を打撃して押し潰すことによ
り、前記嵌合部材をシート部材にカシメ止めするリベッ
ト状部材とから構成されている。
のようなシート部材の片面に配置される雄又は雌の嵌合
部材と、シート部材の反対側の面から嵌合部材の孔に突
起部を打ち込み、その先端を打撃して押し潰すことによ
り、前記嵌合部材をシート部材にカシメ止めするリベッ
ト状部材とから構成されている。
【0004】ところで、包装用のビニール袋やビニロン
袋のように、薄いシートによって作製された袋において
は、リベット状部材の突起部が貫通するシート部分が破
けたり、貫通孔が不測に拡大することがないように、袋
本体1a側は勿論、蓋体1b側においても材料シートを
二つ折りした状態でスナップ部材を取り付ける必要があ
る。
袋のように、薄いシートによって作製された袋において
は、リベット状部材の突起部が貫通するシート部分が破
けたり、貫通孔が不測に拡大することがないように、袋
本体1a側は勿論、蓋体1b側においても材料シートを
二つ折りした状態でスナップ部材を取り付ける必要があ
る。
【0005】従来、蓋体1bに対するスナップ部材bの
取付けは、先ず、袋本体における袋口の一辺から突出し
た舌片を手作業によって二つ折りし、この二つ折りした
部分をスナップ取付け機構における相対向する打込み具
(嵌合部材を保持する打込み具とリベット状部材を保持
する打込み具)間に差し入れて行っていた。
取付けは、先ず、袋本体における袋口の一辺から突出し
た舌片を手作業によって二つ折りし、この二つ折りした
部分をスナップ取付け機構における相対向する打込み具
(嵌合部材を保持する打込み具とリベット状部材を保持
する打込み具)間に差し入れて行っていた。
【0006】上記の従来例では、舌片を手作業によって
二つ折りし、更に、この二つ折りした部分をスナップ取
付け機構の打込み具間に差し込むといった人為操作が必
要なため、作業能率が低くて袋の製造コストが高く付
き、しかも、スナップ取付け位置に狂いが生じやすいと
いった欠点があった。
二つ折りし、更に、この二つ折りした部分をスナップ取
付け機構の打込み具間に差し込むといった人為操作が必
要なため、作業能率が低くて袋の製造コストが高く付
き、しかも、スナップ取付け位置に狂いが生じやすいと
いった欠点があった。
【0007】また、袋が幅広である場合、スナップ部材
a,bとスナップ部材a,bとの間隔L1 や各スナップ
部材a,bと蓋体の側縁との間隔L2 が広いため、同図
に仮想線で示すように、二つ折りされた舌片がめくれ上
がって、見苦しい状態となり、商品の印象を低下させる
ことがあった。
a,bとスナップ部材a,bとの間隔L1 や各スナップ
部材a,bと蓋体の側縁との間隔L2 が広いため、同図
に仮想線で示すように、二つ折りされた舌片がめくれ上
がって、見苦しい状態となり、商品の印象を低下させる
ことがあった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上記の現状に鑑み、本
考案は、二つ折りされた舌片のめくれ上がることがない
ようにした包装用袋と、その袋の製造に使用するスナッ
プ部材取付け装置を提供せんとするものである。
考案は、二つ折りされた舌片のめくれ上がることがない
ようにした包装用袋と、その袋の製造に使用するスナッ
プ部材取付け装置を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本考案が講じた技術的手段は、次の通りである。
即ち、第1考案による包装用袋は、袋本体における袋口
の一辺から突出した舌片を二つ折りして蓋体を形成する
と共に、この蓋体に袋本体側に取り付けられた2個の雄
又は雌のスナップ部材に嵌合する2個の雌又は雄のスナ
ップ部材を取り付け、且つ、当該雌又は雄のスナップ部
材の取付け位置の中間位置において蓋体の二つ折り舌片
を点溶着してあることを特徴とするものである。
めに、本考案が講じた技術的手段は、次の通りである。
即ち、第1考案による包装用袋は、袋本体における袋口
の一辺から突出した舌片を二つ折りして蓋体を形成する
と共に、この蓋体に袋本体側に取り付けられた2個の雄
又は雌のスナップ部材に嵌合する2個の雌又は雄のスナ
ップ部材を取り付け、且つ、当該雌又は雄のスナップ部
材の取付け位置の中間位置において蓋体の二つ折り舌片
を点溶着してあることを特徴とするものである。
【0010】第2考案によるスナップ部材取付け装置
は、袋本体における袋口の一辺から突出した舌片を二つ
折りして蓋体を形成すると共に、この蓋体に、袋本体側
に取り付けられた2個の雄又は雌のスナップ部材に嵌合
する2個の雌又は雄のスナップ部材を取り付け、且つ、
当該雌又は雄のスナップ部材の取付け位置の中間位置に
おいて蓋体の二つ折り舌片を点溶着するための装置であ
って、前記舌片を載置するための段差が形成された受け
台と、該受け台に対して昇降自在で且つ下降により前記
舌片の付け根側を受け台に押し付けて、舌片の前記段差
よりも先端側を受け台から浮上させる3個の第1押え具
と、前記受け台に沿って段差と直交する方向に往復移動
自在で且つ第1押え具が舌片の付け根側を受け台に押さ
え付けた状態で往動することにより浮上した舌片先端側
を第1押え具の上に折り返す3個の第2押え具と、第
1,第2押え具間の位置において、舌片の折り返しによ
る二重部分に前記スナップ部材をカシメ止めするスナッ
プ取付け機構とを備え、少なくとも中央の第1押え具及
び第2押え具には、その先端部に開口部を形成して、第
2押え具が舌片先端側を第1押え具の上に折り返した状
態において、これらの開口部が互いに重なり合うように
構成すると共に、前記受け台とその上方には、重なり合
った開口部を通して蓋体の二つ折り舌片を点溶着するた
めの点溶着機構を設けたことを特徴としている。
は、袋本体における袋口の一辺から突出した舌片を二つ
折りして蓋体を形成すると共に、この蓋体に、袋本体側
に取り付けられた2個の雄又は雌のスナップ部材に嵌合
する2個の雌又は雄のスナップ部材を取り付け、且つ、
当該雌又は雄のスナップ部材の取付け位置の中間位置に
おいて蓋体の二つ折り舌片を点溶着するための装置であ
って、前記舌片を載置するための段差が形成された受け
台と、該受け台に対して昇降自在で且つ下降により前記
舌片の付け根側を受け台に押し付けて、舌片の前記段差
よりも先端側を受け台から浮上させる3個の第1押え具
と、前記受け台に沿って段差と直交する方向に往復移動
自在で且つ第1押え具が舌片の付け根側を受け台に押さ
え付けた状態で往動することにより浮上した舌片先端側
を第1押え具の上に折り返す3個の第2押え具と、第
1,第2押え具間の位置において、舌片の折り返しによ
る二重部分に前記スナップ部材をカシメ止めするスナッ
プ取付け機構とを備え、少なくとも中央の第1押え具及
び第2押え具には、その先端部に開口部を形成して、第
2押え具が舌片先端側を第1押え具の上に折り返した状
態において、これらの開口部が互いに重なり合うように
構成すると共に、前記受け台とその上方には、重なり合
った開口部を通して蓋体の二つ折り舌片を点溶着するた
めの点溶着機構を設けたことを特徴としている。
【0011】
【作用】第1考案の構成によれば、スナップ部材の取付
け位置の中間位置において蓋体の二つ折り舌片を点溶着
してあるため、幅広の袋であっても、二つ折りされた舌
片がめくれ上がることがない。第2考案の構成によれ
ば、袋の舌片を受け台の所定位置に載置した状態で、前
記第1,第2押え具およびスナップ取付け機構を動作さ
せることにより、舌片の二つ折りと、スナップ部材のカ
シメ止めとが自動的に行われ、さらに、スナップ部材の
取付け位置の中間位置において二つ折り舌片の点溶着が
自動的に行われることになる。尚、受け台に袋の舌片を
載置する工程は、人為操作によって行ってもよく、袋の
搬送手段を付加して自動的に行うようにしてもよい。
け位置の中間位置において蓋体の二つ折り舌片を点溶着
してあるため、幅広の袋であっても、二つ折りされた舌
片がめくれ上がることがない。第2考案の構成によれ
ば、袋の舌片を受け台の所定位置に載置した状態で、前
記第1,第2押え具およびスナップ取付け機構を動作さ
せることにより、舌片の二つ折りと、スナップ部材のカ
シメ止めとが自動的に行われ、さらに、スナップ部材の
取付け位置の中間位置において二つ折り舌片の点溶着が
自動的に行われることになる。尚、受け台に袋の舌片を
載置する工程は、人為操作によって行ってもよく、袋の
搬送手段を付加して自動的に行うようにしてもよい。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本考案に係る包装用袋の一例を示す。こ
の包装用袋1は、ビニールやビニロン等のシートによっ
て形成された袋本体1aにおける袋口の一辺から突出し
た舌片2を二つ折りして蓋体1bを形成すると共に、こ
の蓋体1bに袋本体1a側に取り付けられた2個の雄又
は雌のスナップ部材a,aに嵌合する2個の雌又は雄の
スナップ部材b,bを取り付け、且つ、当該雌又は雄の
スナップ部材b,bの取付け位置の中間位置と、スナッ
プ部材b,bと蓋体1bの側縁との中間位置において蓋
体蓋体1bの二つ折り舌片2を点溶着W…したものであ
る。
する。図1は、本考案に係る包装用袋の一例を示す。こ
の包装用袋1は、ビニールやビニロン等のシートによっ
て形成された袋本体1aにおける袋口の一辺から突出し
た舌片2を二つ折りして蓋体1bを形成すると共に、こ
の蓋体1bに袋本体1a側に取り付けられた2個の雄又
は雌のスナップ部材a,aに嵌合する2個の雌又は雄の
スナップ部材b,bを取り付け、且つ、当該雌又は雄の
スナップ部材b,bの取付け位置の中間位置と、スナッ
プ部材b,bと蓋体1bの側縁との中間位置において蓋
体蓋体1bの二つ折り舌片2を点溶着W…したものであ
る。
【0013】図2〜図7は、上記の包装用袋の製造に使
用するスナップ部材取付け装置を示す。この装置の詳細
な構成は、次の通りである。即ち、架台3上に、前記舌
片2を載置するための受け台4が設けられており、受け
台4には、図5や図6に示すように、数ミリメートル程
度の段差4aが形成されている。また、架台3の上部に
は、水平支軸5周りで揺動する一対のアーム6が設けら
れており、アーム6の先端間に架設した角軸7には、図
3、図4に示すように、3個の第1押え具8A…が取り
付けられている。これらの第1押え具8A…は、前記ア
ーム6が水平支軸5周りに揺動することにより前記受け
台4に対して昇降動作するように構成されている。
用するスナップ部材取付け装置を示す。この装置の詳細
な構成は、次の通りである。即ち、架台3上に、前記舌
片2を載置するための受け台4が設けられており、受け
台4には、図5や図6に示すように、数ミリメートル程
度の段差4aが形成されている。また、架台3の上部に
は、水平支軸5周りで揺動する一対のアーム6が設けら
れており、アーム6の先端間に架設した角軸7には、図
3、図4に示すように、3個の第1押え具8A…が取り
付けられている。これらの第1押え具8A…は、前記ア
ーム6が水平支軸5周りに揺動することにより前記受け
台4に対して昇降動作するように構成されている。
【0014】そして、下降により前記舌片2の付け根側
を受け台4に押し付けて、舌片2の前記段差4aよりも先
端側2aを受け台4から浮上させるように構成されてい
る。また、架台3には、一対のロッド9を受け台4に沿
って前記段差4aと直交する方向へスライド自在に支持す
る筒状ガイド10が設けられている。
を受け台4に押し付けて、舌片2の前記段差4aよりも先
端側2aを受け台4から浮上させるように構成されてい
る。また、架台3には、一対のロッド9を受け台4に沿
って前記段差4aと直交する方向へスライド自在に支持す
る筒状ガイド10が設けられている。
【0015】前記ロッド9の先端間に架設した角軸11に
は、前記第1押え具8A…の上方に位置する3個の第2
押え具8B…が取り付けられており、ロッド9のスライ
ドにより、第2押え具8B…が受け台4に沿って段差4a
と直交する方向に往復移動するように構成されている。
そして、第1押え具8A…が舌片2の付け根側を受け台
4に押さえ付けた状態で第2押え具8B…が往動するこ
とにより、段差4aを越えて浮上した舌片先端側2aを第1
押え具8A…の上に折り返すように構成されている。
は、前記第1押え具8A…の上方に位置する3個の第2
押え具8B…が取り付けられており、ロッド9のスライ
ドにより、第2押え具8B…が受け台4に沿って段差4a
と直交する方向に往復移動するように構成されている。
そして、第1押え具8A…が舌片2の付け根側を受け台
4に押さえ付けた状態で第2押え具8B…が往動するこ
とにより、段差4aを越えて浮上した舌片先端側2aを第1
押え具8A…の上に折り返すように構成されている。
【0016】12はモータMにより軸13周りに回転駆動さ
れる円板であり、その両面にはカム溝14a,14bが刻設
されている。15は支軸16周りに揺動するアームであり、
その先端には、前記カム溝14aに嵌入するカムフォロワ
ー17aが装着されている。また、アーム15の先端と前記
アーム6の中間部とはターンバックル付きリンク18aに
より枢支連結されている。19は支軸20周りに往復揺動す
るアームであり、その一端には前記カム溝14bに嵌入す
るカムフォロワー17bが装着されている。アーム19の他
端と前記ロッド9とは、ターンバックル付きリンク18b
により枢支連結されている。
れる円板であり、その両面にはカム溝14a,14bが刻設
されている。15は支軸16周りに揺動するアームであり、
その先端には、前記カム溝14aに嵌入するカムフォロワ
ー17aが装着されている。また、アーム15の先端と前記
アーム6の中間部とはターンバックル付きリンク18aに
より枢支連結されている。19は支軸20周りに往復揺動す
るアームであり、その一端には前記カム溝14bに嵌入す
るカムフォロワー17bが装着されている。アーム19の他
端と前記ロッド9とは、ターンバックル付きリンク18b
により枢支連結されている。
【0017】また、架台3には、第1,第2押え具8
A,8B間の位置において、舌片2の折り返しによる二
重部分に前記スナップ部材b…をカシメ止めする2組の
スナップ取付け機構21,21が設けられている。これらの
スナップ取付け機構21,21は既知構造のものであって、
図7に示すように、雌又は雄の嵌合部材b’を保持する
打込み具22と該嵌合部材b’をカシメ止めするリベット
状部材b”を保持する打込み具23と、打込み具22を打込
み具23に対して昇降移動させるための手段と、打込み具
22に対して嵌合部材b’を供給するホッパー24と、打込
み具23に対してリベット状部材b”を供給するホッパー
25とを備えている。26,26はスナップ取付け機構21,21
の駆動モータである。
A,8B間の位置において、舌片2の折り返しによる二
重部分に前記スナップ部材b…をカシメ止めする2組の
スナップ取付け機構21,21が設けられている。これらの
スナップ取付け機構21,21は既知構造のものであって、
図7に示すように、雌又は雄の嵌合部材b’を保持する
打込み具22と該嵌合部材b’をカシメ止めするリベット
状部材b”を保持する打込み具23と、打込み具22を打込
み具23に対して昇降移動させるための手段と、打込み具
22に対して嵌合部材b’を供給するホッパー24と、打込
み具23に対してリベット状部材b”を供給するホッパー
25とを備えている。26,26はスナップ取付け機構21,21
の駆動モータである。
【0018】図4〜図6に示すように、第1押え具8A
…及び第2押え具8B…には、その先端部に開口部27A
…,27B…を形成して、第2押え具8B…が舌片2先端
側を第1押え具8A…の上に折り返した状態において、
これらの開口部27A…,27B…が互いに重なり合うよう
に構成してある。また、前記受け台4とその上方に位置
する第2押え具8B…の基部には、重なり合った開口部
27A…,27B…を通して蓋体1bの二つ折り舌片2を点
溶着するための上下に対をなす加熱押圧具28A,28Bを
設けて点溶着機構28を構成してある。
…及び第2押え具8B…には、その先端部に開口部27A
…,27B…を形成して、第2押え具8B…が舌片2先端
側を第1押え具8A…の上に折り返した状態において、
これらの開口部27A…,27B…が互いに重なり合うよう
に構成してある。また、前記受け台4とその上方に位置
する第2押え具8B…の基部には、重なり合った開口部
27A…,27B…を通して蓋体1bの二つ折り舌片2を点
溶着するための上下に対をなす加熱押圧具28A,28Bを
設けて点溶着機構28を構成してある。
【0019】次に、上記の構成による作用を説明する。
袋1の舌片2を受け台4に載置した状態で、前記モータ
Mを稼働すると、円板12が回転するので、カム溝14aと
カムフォロワー17aの作用により、アーム15が支軸16周
りに揺動し、ターンバックル付きリンク18aを介してア
ーム6が水平支軸5周りに揺動する。これにより、第1
押え具8A…が下降して舌片2の付け根側を受け台4に
押し付けるので、舌片2の前記段差4aよりも先端側2aが
受け台4から浮上する。
袋1の舌片2を受け台4に載置した状態で、前記モータ
Mを稼働すると、円板12が回転するので、カム溝14aと
カムフォロワー17aの作用により、アーム15が支軸16周
りに揺動し、ターンバックル付きリンク18aを介してア
ーム6が水平支軸5周りに揺動する。これにより、第1
押え具8A…が下降して舌片2の付け根側を受け台4に
押し付けるので、舌片2の前記段差4aよりも先端側2aが
受け台4から浮上する。
【0020】この状態で、カム溝14bとカムフォロワー
17bの作用により、アーム19が支軸20周りに揺動し、ロ
ッド9を受け台4に沿ってスライドさせるので、第2押
え具8B…が往動し、図5の(A),(B)に示すよう
に、段差4aを越えて浮上した舌片先端側2aを突き動かし
て第1押え具8A…の上に折り返す。
17bの作用により、アーム19が支軸20周りに揺動し、ロ
ッド9を受け台4に沿ってスライドさせるので、第2押
え具8B…が往動し、図5の(A),(B)に示すよう
に、段差4aを越えて浮上した舌片先端側2aを突き動かし
て第1押え具8A…の上に折り返す。
【0021】この状態で、駆動モータ26,26の出力によ
り、図7に示すように、打込み具22が所定のタイミング
で打込み具23側へと下降し、嵌合部材b’とリベット状
部材b”が、舌片2の二つ折りにより形成された蓋体1
bの所定位置にカシメ止めされる。
り、図7に示すように、打込み具22が所定のタイミング
で打込み具23側へと下降し、嵌合部材b’とリベット状
部材b”が、舌片2の二つ折りにより形成された蓋体1
bの所定位置にカシメ止めされる。
【0022】上記の動作と並行して、舌片2の点溶着W
…が行われる。即ち、図5の(B)に示すように、舌片
2が二つ折りされた状態で、第2押え具8B…の基部に
装備されている上方の加熱押圧具28Aが下降し、図6の
(B),(C)に示すように、相対向した開口部27A
…,27B…を通して上下の加熱押圧具28A,28Bが二つ
折りされた舌片2を挟持し、点溶着W…を行うのであ
る。
…が行われる。即ち、図5の(B)に示すように、舌片
2が二つ折りされた状態で、第2押え具8B…の基部に
装備されている上方の加熱押圧具28Aが下降し、図6の
(B),(C)に示すように、相対向した開口部27A
…,27B…を通して上下の加熱押圧具28A,28Bが二つ
折りされた舌片2を挟持し、点溶着W…を行うのであ
る。
【0023】スナップ部材bの取付け及び点溶着W…が
終了したら、所定のタイミングで打込み具22及び加熱押
圧具28Aが元位置に復帰すると共に、第2押え具8B…
と第1押え具8A…がこの順に元位置に復帰することに
なる。
終了したら、所定のタイミングで打込み具22及び加熱押
圧具28Aが元位置に復帰すると共に、第2押え具8B…
と第1押え具8A…がこの順に元位置に復帰することに
なる。
【0024】
【考案の効果】請求項1によれば、スナップ部材の取付
け位置の中間位置において蓋体の二つ折り舌片を点溶着
してあるため、幅広の袋であっても、二つ折りされた舌
片がめくれ上がって、見苦しい状態となることがない。
請求項2によれば、袋の舌片を受け台の所定位置に載置
した状態で、前記第1,第2押え具およびスナップ取付
け機構を動作させることにより、舌片の二つ折りと、ス
ナップ部材のカシメ止めと、二つ折り舌片の点溶着とが
自動的に行われることになり、舌片のめくれ上がる虞れ
のない包装用袋の製造を能率よく且つ精度よく行える効
果がある。
け位置の中間位置において蓋体の二つ折り舌片を点溶着
してあるため、幅広の袋であっても、二つ折りされた舌
片がめくれ上がって、見苦しい状態となることがない。
請求項2によれば、袋の舌片を受け台の所定位置に載置
した状態で、前記第1,第2押え具およびスナップ取付
け機構を動作させることにより、舌片の二つ折りと、ス
ナップ部材のカシメ止めと、二つ折り舌片の点溶着とが
自動的に行われることになり、舌片のめくれ上がる虞れ
のない包装用袋の製造を能率よく且つ精度よく行える効
果がある。
【図1】本考案に係る包装用袋の斜視図である。
【図2】本考案に係るスナップ部材取付け装置の正面図
である。
である。
【図3】スナップ部材取付け装置の要部の側面図であ
る。
る。
【図4】スナップ部材取付け装置の要部の斜視図であ
る。
る。
【図5】舌片の二つ折り作用を説明するための要部の縦
断側面図である。
断側面図である。
【図6】舌片の点溶着作用を説明するための要部の縦断
側面図である。
側面図である。
【図7】スナップ取付け作用を説明するための要部の縦
断側面図である。
断側面図である。
【図8】従来例を説明する包装用袋の斜視図である。
W…点溶着、a,b…スナップ部材、1a…袋本体、1
b…蓋体、2…舌片、2a…先端側、4…受け台、4a…段
差、8A…第1押え具、8B…第2押え具、21…スナッ
プ取付け機構、27A,27B…開口部、28…点溶着機構。
b…蓋体、2…舌片、2a…先端側、4…受け台、4a…段
差、8A…第1押え具、8B…第2押え具、21…スナッ
プ取付け機構、27A,27B…開口部、28…点溶着機構。
Claims (2)
- 【請求項1】 袋本体における袋口の一辺から突出した
舌片を二つ折りして蓋体を形成すると共に、この蓋体に
袋本体側に取り付けられた2個の雄又は雌のスナップ部
材に嵌合する2個の雌又は雄のスナップ部材を取り付
け、且つ、当該雌又は雄のスナップ部材の取付け位置の
中間位置において蓋体の二つ折り舌片を点溶着してある
ことを特徴とする包装用袋。 - 【請求項2】 袋本体における袋口の一辺から突出した
舌片を二つ折りして蓋体を形成すると共に、この蓋体
に、袋本体側に取り付けられた2個の雄又は雌のスナッ
プ部材に嵌合する2個の雌又は雄のスナップ部材を取り
付け、且つ、当該雌又は雄のスナップ部材の取付け位置
の中間位置において蓋体の二つ折り舌片を点溶着するた
めの装置であって、前記舌片を載置するための段差が形
成された受け台と、該受け台に対して昇降自在で且つ下
降により前記舌片の付け根側を受け台に押し付けて、舌
片の前記段差よりも先端側を受け台から浮上させる3個
の第1押え具と、前記受け台に沿って段差と直交する方
向に往復移動自在で且つ第1押え具が舌片の付け根側を
受け台に押さえ付けた状態で往動することにより浮上し
た舌片先端側を第1押え具の上に折り返す3個の第2押
え具と、第1,第2押え具間の位置において、舌片の折
り返しによる二重部分に前記スナップ部材をカシメ止め
するスナップ取付け機構とを備え、少なくとも中央の第
1押え具及び第2押え具には、その先端部に開口部を形
成して、第2押え具が舌片先端側を第1押え具の上に折
り返した状態において、これらの開口部が互いに重なり
合うように構成すると共に、前記受け台とその上方に
は、重なり合った開口部を通して蓋体の二つ折り舌片を
点溶着するための点溶着機構を設けて成るスナップ部材
取付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8488091U JP2552068Y2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 包装用袋とスナップ部材取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8488091U JP2552068Y2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 包装用袋とスナップ部材取付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0526842U JPH0526842U (ja) | 1993-04-06 |
JP2552068Y2 true JP2552068Y2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=13843091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8488091U Expired - Fee Related JP2552068Y2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 包装用袋とスナップ部材取付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552068Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104773358A (zh) * | 2015-04-20 | 2015-07-15 | 浙江汉帛家居有限公司 | 一种窗帘布的包装袋及其包装方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114587052B (zh) * | 2022-03-04 | 2024-04-12 | 江苏柏拉斯精密扣件科技有限公司 | 一种按压锁紧式磁铁连接器、塑料扣件的注塑方法 |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP8488091U patent/JP2552068Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104773358A (zh) * | 2015-04-20 | 2015-07-15 | 浙江汉帛家居有限公司 | 一种窗帘布的包装袋及其包装方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0526842U (ja) | 1993-04-06 |
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