JP2533564Y2 - ターンテーブルに供給されるシート状部材の切断装置 - Google Patents
ターンテーブルに供給されるシート状部材の切断装置Info
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- JP2533564Y2 JP2533564Y2 JP2998091U JP2998091U JP2533564Y2 JP 2533564 Y2 JP2533564 Y2 JP 2533564Y2 JP 2998091 U JP2998091 U JP 2998091U JP 2998091 U JP2998091 U JP 2998091U JP 2533564 Y2 JP2533564 Y2 JP 2533564Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ターンテーブルに供給
されるシート状部材の切断装置に関し、詳しくは、間欠
駆動されるターンテーブルと、当該ターンテーブルに対
するシート状部材供給装置との間に、シート状部材の受
け板を設け、受け板にはシート状部材の幅方向のスリッ
トを形成し、受け板の下方にはスリットから突出した状
態で移動する刃体を設け、受け板の上方にはスリットの
両側においてシート状部材を受け板に押圧する昇降自在
な押圧具を設け、当該押圧具でシート状部材を受け板に
押圧した状態で、前記刃体をスリットに沿って移動させ
るようにした切断装置の改良に関するものである。
されるシート状部材の切断装置に関し、詳しくは、間欠
駆動されるターンテーブルと、当該ターンテーブルに対
するシート状部材供給装置との間に、シート状部材の受
け板を設け、受け板にはシート状部材の幅方向のスリッ
トを形成し、受け板の下方にはスリットから突出した状
態で移動する刃体を設け、受け板の上方にはスリットの
両側においてシート状部材を受け板に押圧する昇降自在
な押圧具を設け、当該押圧具でシート状部材を受け板に
押圧した状態で、前記刃体をスリットに沿って移動させ
るようにした切断装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本考案の考案者は、スリットが形成され
た受け板の上方に昇降自在な押圧具を設け、受け板の下
方にはスリットから突出した状態で移動する刃体を設
け、前記押圧具によりスリットの両側においてシート状
部材を受け板に押圧した状態で、前記刃体をスリットに
沿って移動させるようにした切断装置を、既に、実願平
1−96474号によって提案している。
た受け板の上方に昇降自在な押圧具を設け、受け板の下
方にはスリットから突出した状態で移動する刃体を設
け、前記押圧具によりスリットの両側においてシート状
部材を受け板に押圧した状態で、前記刃体をスリットに
沿って移動させるようにした切断装置を、既に、実願平
1−96474号によって提案している。
【0003】この切断装置は、スリットの両側において
シート状部材を押圧具と受け板で挟持した状態で、刃体
がスリットに沿ってシート状部材の幅方向に移動するこ
とによって、シート状部材を切断するため、切断が確実
であり、それでいて、シート状部材を2枚重ねの状態で
切断する際に、上下のシート状部材の切断縁が互いにく
っついてしまう虞れがないという利点を有している。
シート状部材を押圧具と受け板で挟持した状態で、刃体
がスリットに沿ってシート状部材の幅方向に移動するこ
とによって、シート状部材を切断するため、切断が確実
であり、それでいて、シート状部材を2枚重ねの状態で
切断する際に、上下のシート状部材の切断縁が互いにく
っついてしまう虞れがないという利点を有している。
【0004】即ち、包装用のビニール袋やナイロン袋の
製造工程において切断されるシート状部材は、筒状にな
っていて、2枚重ねの状態で切断されるものであるが、
切断装置が、従来のように、固定刃と固定刃に沿って昇
降する可動刃とによって切断作用を行う「押し切り」な
いしは「鋏」状のものであれば、切断時に、2枚重ねの
シート状部材が固定刃と可動刃で強く圧迫されるので、
袋の開口部となる2枚のシート部分の切断縁が互いにく
っついてしまい、袋の開口部に対するスナップファスナ
ーの取付け等、後続する工程において、不都合が生じる
ことになる。
製造工程において切断されるシート状部材は、筒状にな
っていて、2枚重ねの状態で切断されるものであるが、
切断装置が、従来のように、固定刃と固定刃に沿って昇
降する可動刃とによって切断作用を行う「押し切り」な
いしは「鋏」状のものであれば、切断時に、2枚重ねの
シート状部材が固定刃と可動刃で強く圧迫されるので、
袋の開口部となる2枚のシート部分の切断縁が互いにく
っついてしまい、袋の開口部に対するスナップファスナ
ーの取付け等、後続する工程において、不都合が生じる
ことになる。
【0005】スリットの両側においてシート状部材を押
圧具と受け板で挟持し、刃体をスリットに沿って移動さ
せて切断する上記の切断装置は、このような従来欠点を
解消できる点で、非常に優れたものであるが、ターンテ
ーブルと組み合わせて用いる場合、次のような問題が生
じ、改良の余地があった。
圧具と受け板で挟持し、刃体をスリットに沿って移動さ
せて切断する上記の切断装置は、このような従来欠点を
解消できる点で、非常に優れたものであるが、ターンテ
ーブルと組み合わせて用いる場合、次のような問題が生
じ、改良の余地があった。
【0006】即ち、間欠駆動されるターンテーブルと、
当該ターンテーブルに対するシート状部材供給装置との
間に、上記の切断装置を設けて、シート状部材をターン
テーブル上に供給した状態で切断を行い、切断されたシ
ート状部材をターンテーブルで搬送するように構成した
場合、シート状部材の切断縁が直線状であるのに対しタ
ーンテーブルによる搬送径路は円形であるから、切断さ
れたシート状部材がターンテーブルによって円弧状の軌
跡を描きながら搬送される際、当該シート状部材の切断
縁と切断装置に残っている次のシート状部材の切断縁と
が干渉しあうことがあり、その結果、ターンテーブル上
のシート状部材にシワがより、後続する工程において、
不都合が生じるのである。
当該ターンテーブルに対するシート状部材供給装置との
間に、上記の切断装置を設けて、シート状部材をターン
テーブル上に供給した状態で切断を行い、切断されたシ
ート状部材をターンテーブルで搬送するように構成した
場合、シート状部材の切断縁が直線状であるのに対しタ
ーンテーブルによる搬送径路は円形であるから、切断さ
れたシート状部材がターンテーブルによって円弧状の軌
跡を描きながら搬送される際、当該シート状部材の切断
縁と切断装置に残っている次のシート状部材の切断縁と
が干渉しあうことがあり、その結果、ターンテーブル上
のシート状部材にシワがより、後続する工程において、
不都合が生じるのである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、この点を改
良したものであって、切断されたシート状部材がターン
テーブルによって円弧状の軌跡を描きながら搬送される
際、当該シート状部材の切断縁と切断装置に残っている
次のシート状部材の切断縁とが干渉しあわないようにす
ることを目的としている。
良したものであって、切断されたシート状部材がターン
テーブルによって円弧状の軌跡を描きながら搬送される
際、当該シート状部材の切断縁と切断装置に残っている
次のシート状部材の切断縁とが干渉しあわないようにす
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本考案が講じた技術的手段は次の通りである。即
ち、本考案によるターンテーブルに供給されるシート状
部材の切断装置は、間欠駆動されるターンテーブルと、
当該ターンテーブルに対するシート状部材供給装置との
間に、シート状部材の受け板を設け、受け板にはシート
状部材の幅方向のスリットを形成し、受け板の下方には
スリットから突出した状態で移動する刃体を設け、受け
板の上方にはスリットの両側においてシート状部材を受
け板に押圧する昇降自在な押圧具を設け、当該押圧具で
シート状部材を受け板に押圧した状態で、前記刃体をス
リットに沿って移動させるようにした切断装置であっ
て、前記受け板のうち、前記スリットよりもシート状部
材供給装置側に位置する第一受け板部分を前記スリット
よりもターンテーブル側に位置する第二受け板部分に対
して昇降自在に構成すると共に、当該第一受け板部分を
上昇付勢する付勢手段を設け、前記押圧具が上昇するこ
とにより第一受け板部分が上昇して当該第一受け板の下
方に、ターンテーブルによって搬送されるシート状部材
を通過させるための通路が形成されるようにしたことを
特徴としている。
めに、本考案が講じた技術的手段は次の通りである。即
ち、本考案によるターンテーブルに供給されるシート状
部材の切断装置は、間欠駆動されるターンテーブルと、
当該ターンテーブルに対するシート状部材供給装置との
間に、シート状部材の受け板を設け、受け板にはシート
状部材の幅方向のスリットを形成し、受け板の下方には
スリットから突出した状態で移動する刃体を設け、受け
板の上方にはスリットの両側においてシート状部材を受
け板に押圧する昇降自在な押圧具を設け、当該押圧具で
シート状部材を受け板に押圧した状態で、前記刃体をス
リットに沿って移動させるようにした切断装置であっ
て、前記受け板のうち、前記スリットよりもシート状部
材供給装置側に位置する第一受け板部分を前記スリット
よりもターンテーブル側に位置する第二受け板部分に対
して昇降自在に構成すると共に、当該第一受け板部分を
上昇付勢する付勢手段を設け、前記押圧具が上昇するこ
とにより第一受け板部分が上昇して当該第一受け板の下
方に、ターンテーブルによって搬送されるシート状部材
を通過させるための通路が形成されるようにしたことを
特徴としている。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、シート状部材が受け板上
に供給されると、押圧具が下降して、当該シート状部材
をスリットの両側において受け板に押圧し、この状態で
刃体がスリットに沿って移動し、切断が行われる。
に供給されると、押圧具が下降して、当該シート状部材
をスリットの両側において受け板に押圧し、この状態で
刃体がスリットに沿って移動し、切断が行われる。
【0010】切断が完了すると、押圧具が上昇するの
で、押圧具によって押し下げられていた第一受け板部分
が上昇し、第一受け板部分の下方に通路が形成される。
で、押圧具によって押し下げられていた第一受け板部分
が上昇し、第一受け板部分の下方に通路が形成される。
【0011】従って、切断されたシート状部材がターン
テーブルによって円弧状の軌跡を描きながら搬送される
際、当該シート状部材の切断縁が、第一受け板部分の下
方を通過することになる。
テーブルによって円弧状の軌跡を描きながら搬送される
際、当該シート状部材の切断縁が、第一受け板部分の下
方を通過することになる。
【0012】
【実施例】図1、図2は本考案に係るシート状部材の切
断装置Aが装備されたスナップファスナー付き袋の製造
装置を示す。図において、1は間欠駆動されるターンテ
ーブル、2はロール状に巻かれた筒状のシート状部材a
をターンテーブル1と同期して間欠的に繰り出し、ター
ンテーブル1上に供給すると共に、所定間隔ごとに熱溶
着によるシールを行って袋底を形成するシート状部材供
給装置である。
断装置Aが装備されたスナップファスナー付き袋の製造
装置を示す。図において、1は間欠駆動されるターンテ
ーブル、2はロール状に巻かれた筒状のシート状部材a
をターンテーブル1と同期して間欠的に繰り出し、ター
ンテーブル1上に供給すると共に、所定間隔ごとに熱溶
着によるシールを行って袋底を形成するシート状部材供
給装置である。
【0013】切断装置Aは、図3、図4に示すように、
ターンテーブル1とシート状部材供給装置2の間に設け
られており、ターンテーブル1及びシート状部材供給装
置2が停止している間に、袋底となるシール線に沿って
切断し、袋口を形成するようになっている。2aは送り装
置、2bはシール装置を示す。
ターンテーブル1とシート状部材供給装置2の間に設け
られており、ターンテーブル1及びシート状部材供給装
置2が停止している間に、袋底となるシール線に沿って
切断し、袋口を形成するようになっている。2aは送り装
置、2bはシール装置を示す。
【0014】また、ターンテーブル1の周囲には、図
1、図2に示すように、前記切断装置Aによって切断さ
れた袋状のシート状部材aの袋口両端部を切除して上側
舌片と下側舌片とを形成する舌片形成装置3、上側舌片
を袋内方へ折り込み且つこの折り込み部分に雄又は雌の
スナップファスナーを取り付ける上側ファスナー取付け
装置4、前記下側舌片を上面側に二つ折りし且つその二
つ折りによる2枚重ね部分に前記スナップファスナーと
嵌合する雌又は雄のスナップファスナーを取り付ける下
側ファスナー取付け装置5、完成したスナップファスナ
ー付き袋をターンテーブル1外に取り出す袋取出し装置
6が、ターンテーブル1の回転方向にこの順に設けられ
ている。
1、図2に示すように、前記切断装置Aによって切断さ
れた袋状のシート状部材aの袋口両端部を切除して上側
舌片と下側舌片とを形成する舌片形成装置3、上側舌片
を袋内方へ折り込み且つこの折り込み部分に雄又は雌の
スナップファスナーを取り付ける上側ファスナー取付け
装置4、前記下側舌片を上面側に二つ折りし且つその二
つ折りによる2枚重ね部分に前記スナップファスナーと
嵌合する雌又は雄のスナップファスナーを取り付ける下
側ファスナー取付け装置5、完成したスナップファスナ
ー付き袋をターンテーブル1外に取り出す袋取出し装置
6が、ターンテーブル1の回転方向にこの順に設けられ
ている。
【0015】前記切断装置Aは、図3、図5に示すよう
に、ターンテーブル1とシート状部材供給装置2との間
に、シート状部材aの受け板7を設け、受け板7にはシ
ート状部材aの幅方向のスリットbを形成し、受け板7
の下方にはスリットbから突出した状態で移動する刃体
8を設け、受け板7の上方にはスリットbの両側におい
てシート状部材aを受け板7に押圧する昇降自在な押圧
具9を設け、当該押圧具9でシート状部材aを受け板7
に押圧した状態で、前記刃体8をスリットbに沿って移
動させることにより、シート状部材aを切断するように
構成したものであり、前記受け板7は、次のように構成
されている。
に、ターンテーブル1とシート状部材供給装置2との間
に、シート状部材aの受け板7を設け、受け板7にはシ
ート状部材aの幅方向のスリットbを形成し、受け板7
の下方にはスリットbから突出した状態で移動する刃体
8を設け、受け板7の上方にはスリットbの両側におい
てシート状部材aを受け板7に押圧する昇降自在な押圧
具9を設け、当該押圧具9でシート状部材aを受け板7
に押圧した状態で、前記刃体8をスリットbに沿って移
動させることにより、シート状部材aを切断するように
構成したものであり、前記受け板7は、次のように構成
されている。
【0016】即ち、前記受け板7は、前記スリットbよ
りもシート状部材供給装置2側に位置する第一受け板部
分7aと前記スリットbよりもターンテーブル1側に位置
する第二受け板部分7bとからなる。
りもシート状部材供給装置2側に位置する第一受け板部
分7aと前記スリットbよりもターンテーブル1側に位置
する第二受け板部分7bとからなる。
【0017】第二受け板部分7bは切断装置Aのフレーム
10上に固定されているが、第一受け板部分7aはフレーム
10にシート状部材供給方向上手側を枢支点11として上下
揺動自在に枢着されており、第二受け板部分7bに対して
昇降自在である。そして、第一受け板部分7aが上昇する
ことにより、その下方にターンテーブル1によって搬送
されるシート状部材aを通過させるための通路Xが形成
されるように構成してある。12は第一受け板部分7aを上
昇付勢する付勢手段の一例であるスプリングである。
10上に固定されているが、第一受け板部分7aはフレーム
10にシート状部材供給方向上手側を枢支点11として上下
揺動自在に枢着されており、第二受け板部分7bに対して
昇降自在である。そして、第一受け板部分7aが上昇する
ことにより、その下方にターンテーブル1によって搬送
されるシート状部材aを通過させるための通路Xが形成
されるように構成してある。12は第一受け板部分7aを上
昇付勢する付勢手段の一例であるスプリングである。
【0018】前記押圧具9は、前記スリットbに対向す
るスリットcを有する第一可動部材9aと、第一可動部材
9aのターンテーブル1側の側面にピン13と長孔14を介し
て一定範囲内で上下移動自在に取り付けられ且つ自重
(又はスプリグ力)により下降付勢された第二可動部材
9bとを備え、第一可動部材9aに連設したエアシリンダ等
よりなる駆動機構15により昇降駆動されるようになって
いる。
るスリットcを有する第一可動部材9aと、第一可動部材
9aのターンテーブル1側の側面にピン13と長孔14を介し
て一定範囲内で上下移動自在に取り付けられ且つ自重
(又はスプリグ力)により下降付勢された第二可動部材
9bとを備え、第一可動部材9aに連設したエアシリンダ等
よりなる駆動機構15により昇降駆動されるようになって
いる。
【0019】ピン13と長孔14による第二可動部材9bの移
動範囲は、押圧具9が上昇位置にあるとき、第二可動部
材9bの下端面が第一可動部材9aの下端面よりも下方に位
置するように設定されており、駆動機構15で押圧具9を
下降させることにより、第二可動部材9b、第一可動部材
9aの順に受け板7を押圧し、押圧具9が上昇する際に
は、これとは逆に、第一可動部材9a、第二可動部材9bの
順に上昇するようになっている。
動範囲は、押圧具9が上昇位置にあるとき、第二可動部
材9bの下端面が第一可動部材9aの下端面よりも下方に位
置するように設定されており、駆動機構15で押圧具9を
下降させることにより、第二可動部材9b、第一可動部材
9aの順に受け板7を押圧し、押圧具9が上昇する際に
は、これとは逆に、第一可動部材9a、第二可動部材9bの
順に上昇するようになっている。
【0020】前記刃体8はエアシリンダー等の駆動機構
により駆動されてスリットb,c内を往復移動するもの
で、往動時と復動時に夫々切断作用が行われるように、
側面視略三角形状とされ且つ両斜辺の夫々が切断刃に形
成されている。
により駆動されてスリットb,c内を往復移動するもの
で、往動時と復動時に夫々切断作用が行われるように、
側面視略三角形状とされ且つ両斜辺の夫々が切断刃に形
成されている。
【0021】尚、図示のターンテーブル1は、中央部1a
が外周部1bよりも低くなっており、外周部1bの内縁(低
い中央部との段差部分)は平面視において略八角形状を
呈する。ターンテーブル1の中央部1aを外周部1bよりも
低くしたのは、シート状部材aの幅が広くても、当該シ
ート状部材aがターンテーブル1に供給された際、ター
ンテーブル1上にある先行するシート状部材aの上に重
なるように配慮したためである。
が外周部1bよりも低くなっており、外周部1bの内縁(低
い中央部との段差部分)は平面視において略八角形状を
呈する。ターンテーブル1の中央部1aを外周部1bよりも
低くしたのは、シート状部材aの幅が広くても、当該シ
ート状部材aがターンテーブル1に供給された際、ター
ンテーブル1上にある先行するシート状部材aの上に重
なるように配慮したためである。
【0022】即ち、ターンテーブル1の上面が面一であ
ると、シート状部材aの幅によっては、ターンテーブル
1に供給されたシート状部材aが、ターンテーブル1上
にある先のシート状部材aを押し動かし、シワを発生さ
せる虞れがあるが、中央部1aと外周部1bの間に段差を付
けることによって、このような不都合を回避できるので
ある。図中の16は、ターンテーブル1の外周部1bに設け
たシート状部材固定用のクランプ機構であり、ターンテ
ーブル1の下方に設けたカム機構により適当なタイミン
グで開閉駆動される。
ると、シート状部材aの幅によっては、ターンテーブル
1に供給されたシート状部材aが、ターンテーブル1上
にある先のシート状部材aを押し動かし、シワを発生さ
せる虞れがあるが、中央部1aと外周部1bの間に段差を付
けることによって、このような不都合を回避できるので
ある。図中の16は、ターンテーブル1の外周部1bに設け
たシート状部材固定用のクランプ機構であり、ターンテ
ーブル1の下方に設けたカム機構により適当なタイミン
グで開閉駆動される。
【0023】次に、上記構成の切断装置Aの動作を説明
する。図6の(A)に示すように、押圧具9が上昇位置
にあるとき、受け板7のうち、第一受け板部分7aは付勢
手段12の付勢力によって上昇し、第二受け板部分7bより
も高い位置にある。この状態で、シート状部材aがスリ
ットb上を通ってターンテーブル1上へと供給される。
する。図6の(A)に示すように、押圧具9が上昇位置
にあるとき、受け板7のうち、第一受け板部分7aは付勢
手段12の付勢力によって上昇し、第二受け板部分7bより
も高い位置にある。この状態で、シート状部材aがスリ
ットb上を通ってターンテーブル1上へと供給される。
【0024】押圧具9が下降すると、図6の(B)に示
すように、先ず、第二可動部材9bがシート状部材aを第
二受け板部分7bに押圧し、次いで、図6の(C)に示す
ように、第一可動部材9aがシート状部材aをスリットb
の両側において第一受け板部分7a及び第二受け板部分7b
に押圧する。
すように、先ず、第二可動部材9bがシート状部材aを第
二受け板部分7bに押圧し、次いで、図6の(C)に示す
ように、第一可動部材9aがシート状部材aをスリットb
の両側において第一受け板部分7a及び第二受け板部分7b
に押圧する。
【0025】この状態で、図6の(D)に示すように、
刃体8がスリットb,c内を移動してシート状部材aを
切断する。
刃体8がスリットb,c内を移動してシート状部材aを
切断する。
【0026】切断が完了すると、図7の(A)に示すよ
うに、先ず、押圧具9の第一可動部材9aが上昇し、第一
可動部材9aで押し下げられていた第一受け板部分7aが上
昇して、シート状部材供給装置側に連なるシート状部材
aを持ち上げる。
うに、先ず、押圧具9の第一可動部材9aが上昇し、第一
可動部材9aで押し下げられていた第一受け板部分7aが上
昇して、シート状部材供給装置側に連なるシート状部材
aを持ち上げる。
【0027】次いで、図7の(B)に示すように、押圧
具9の第二可動部材9bも上昇する。押圧具9を第一可動
部材9a、第二可動部材9bの順に上昇させるのは、切断さ
れたターンテーブル1上のシート状部材aが第一可動部
材9aの下面に付いて上がるのを防ぐためである。
具9の第二可動部材9bも上昇する。押圧具9を第一可動
部材9a、第二可動部材9bの順に上昇させるのは、切断さ
れたターンテーブル1上のシート状部材aが第一可動部
材9aの下面に付いて上がるのを防ぐためである。
【0028】この状態で、ターンテーブル1が回転駆動
されると、ターンテーブル1上にある切断されたシート
状部材aは円弧状の軌跡を描いて搬送されるが、当該シ
ート状部材aの切断縁Pは、第一受け板部分7aの下方に
形成された通路Xを通って移動することになり、第一受
け板部分7aに載置されているシート状部材aの切断縁Q
と干渉(当接)することがない。
されると、ターンテーブル1上にある切断されたシート
状部材aは円弧状の軌跡を描いて搬送されるが、当該シ
ート状部材aの切断縁Pは、第一受け板部分7aの下方に
形成された通路Xを通って移動することになり、第一受
け板部分7aに載置されているシート状部材aの切断縁Q
と干渉(当接)することがない。
【0029】従って、ターンテーブル1上にある切断さ
れたシート状部材aがシワになったり、不測に折れ曲が
ったりせず、その結果、ターンテーブル1による搬送方
向下流側に装備された各種装置の作用が確実に行われる
ことになる。
れたシート状部材aがシワになったり、不測に折れ曲が
ったりせず、その結果、ターンテーブル1による搬送方
向下流側に装備された各種装置の作用が確実に行われる
ことになる。
【0030】
【考案の効果】本考案は、上述した構成よりなるから、
切断されたシート状部材がターンテーブルによって円弧
状の軌跡を描きながら搬送される際、当該シート状部材
の切断縁と切断装置に残っている次のシート状部材の切
断縁とが干渉せず、ターンテーブル上にある切断された
シート状部材がシワになったり、不測に折れ曲がったり
することを防止できる効果がある。
切断されたシート状部材がターンテーブルによって円弧
状の軌跡を描きながら搬送される際、当該シート状部材
の切断縁と切断装置に残っている次のシート状部材の切
断縁とが干渉せず、ターンテーブル上にある切断された
シート状部材がシワになったり、不測に折れ曲がったり
することを防止できる効果がある。
【図1】本考案に係るシート状部材の切断装置が装備さ
れたスナップファスナー付き袋の製造装置の概略平面図
である。
れたスナップファスナー付き袋の製造装置の概略平面図
である。
【図2】上記製造装置の作用説明図である。
【図3】本考案に係るシート状部材の切断装置の斜視図
である。
である。
【図4】上記切断装置を備えたスナップファスナー付き
袋の製造装置の要部縦断側面図である。
袋の製造装置の要部縦断側面図である。
【図5】上記切断装置の要部縦断側面図である。
【図6】上記切断装置の作用説明図である。
【図7】上記切断装置の作用説明図である。
1…ターンテーブル、2…シート状部材供給装置、7…
受け板、7a…第一受け板部分、7b…第二受け板部分、8
…刃体、9…押圧具、12…付勢手段、a…シート状部
材、b…スリット、X…通路。
受け板、7a…第一受け板部分、7b…第二受け板部分、8
…刃体、9…押圧具、12…付勢手段、a…シート状部
材、b…スリット、X…通路。
Claims (1)
- 【請求項1】 間欠駆動されるターンテーブルと、当該
ターンテーブルに対するシート状部材供給装置との間
に、シート状部材の受け板を設け、受け板にはシート状
部材の幅方向のスリットを形成し、受け板の下方にはス
リットから突出した状態で移動する刃体を設け、受け板
の上方にはスリットの両側においてシート状部材を受け
板に押圧する昇降自在な押圧具を設け、当該押圧具でシ
ート状部材を受け板に押圧した状態で、前記刃体をスリ
ットに沿って移動させるようにした切断装置であって、
前記受け板のうち、前記スリットよりもシート状部材供
給装置側に位置する第一受け板部分を前記スリットより
もターンテーブル側に位置する第二受け板部分に対して
昇降自在に構成すると共に、当該第一受け板部分を上昇
付勢する付勢手段を設け、前記押圧具が上昇することに
より第一受け板部分が上昇して当該第一受け板の下方
に、ターンテーブルによって搬送されるシート状部材を
通過させるための通路が形成されるようにしたことを特
徴とするターンテーブルに供給されるシート状部材の切
断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2998091U JP2533564Y2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | ターンテーブルに供給されるシート状部材の切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2998091U JP2533564Y2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | ターンテーブルに供給されるシート状部材の切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04119000U JPH04119000U (ja) | 1992-10-23 |
JP2533564Y2 true JP2533564Y2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=31913737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2998091U Expired - Lifetime JP2533564Y2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | ターンテーブルに供給されるシート状部材の切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2533564Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210054726A (ko) * | 2019-11-06 | 2021-05-14 | 주식회사 예선테크 | 갭 형성 커팅 장치 및 이에 의한 커팅 방법 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4648012B2 (ja) * | 2005-01-14 | 2011-03-09 | 三ツ星ベルト株式会社 | ベルト用ゴム成形体の製造方法 |
JP2011025369A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Duplo Corp | 断裁装置 |
-
1991
- 1991-04-03 JP JP2998091U patent/JP2533564Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210054726A (ko) * | 2019-11-06 | 2021-05-14 | 주식회사 예선테크 | 갭 형성 커팅 장치 및 이에 의한 커팅 방법 |
KR102264450B1 (ko) * | 2019-11-06 | 2021-06-14 | 주식회사 예선테크 | 갭 형성 커팅 장치 및 이에 의한 커팅 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04119000U (ja) | 1992-10-23 |
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