JP2848747B2 - 縫合装置及びそれを用いたきのこ栽培用培養基の製法 - Google Patents

縫合装置及びそれを用いたきのこ栽培用培養基の製法

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JP2848747B2
JP2848747B2 JP4289297A JP28929792A JP2848747B2 JP 2848747 B2 JP2848747 B2 JP 2848747B2 JP 4289297 A JP4289297 A JP 4289297A JP 28929792 A JP28929792 A JP 28929792A JP 2848747 B2 JP2848747 B2 JP 2848747B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縫合装置に係り、特
に、収容材にきのこ培地を充填し、きのこ種菌の接種を
行った後、上記収容材の開口部を自動的に縫合するのに
好適な縫合装置及びきのこ栽培用培養基の製法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、袋類の開口部を糸で縫合するた
めの装置としては、様々な装置が開発されている。例え
ば、縫合に先立って、収容材の内部の空気を抜き、収容
材開口部を重合する装置(特公昭48−19753号公
報)や、紙、ポリエチレン等の腰の弱い袋類の開口部を
縫合する縫製装置(特公昭50−26992号公報)が
ある。一方、きのこ栽培用培養基は、収容材にきのこ培
地を充填し、きのこ種菌を接種した後、収容材の上端開
口部を通気性を有した状態で閉じることにより製造され
ており、上記開口部を閉じる手段として、糸で縫合する
という方法がある(特公平4−7651号公報)。
【0003】しかしながら、従来の装置では、収容材の
縫合に関し、次のような欠点があった。第1に、きのこ
栽培用培養基に使用する収容材は、通常、フィルム状素
材であるため、縫合に先立って収容材の内部の空気を抜
き、収容材を重合するだけでは、ミシン機までの挟持移
送中に収容材重合部の表裏に滑りしわが生じ、縫合ミス
が起こる。また、ミシン機で縫合する際にも収容材重合
部の表裏が滑り、適正な位置への縫合が行えなかった
り、収容材にピンホールを生じたりして不良品となる。
第2に、上記収容材は腰が弱いためにミシン機で縫合す
る際に何らかの装置で収容材重合部が倒れないようにす
る必要があるが、従来の装置(特公昭50−26992
号公報)のように、ミシン機のミシン針より上方の収容
材重合部をガイド板と挟持板で挟持する装置では、上記
滑りによるトラブルの他に、収容材がつまるトラブルも
発生する。
【0004】第3に、上記従来の装置のように、様々な
駆動部分を含む手段が具備された複雑な装置では、コス
トが高くなるばかりでなく、きのこ栽培用培養基という
クリーン管理に重点を置く製品を縫合するに当たって
は、滅菌消毒作業が複雑になり重大な欠点であった。上
記のように、従来の装置では、収容材の開口部を縫合不
良やトラブル無く自動縫合できず、また、きのこ栽培用
培養基の収容材の上端開口部の縫合に当たっては、日常
作業である、装置の滅菌消毒作業が容易に行うことがで
きなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、収容材の開口部の縫合を、トラブル無く、適正
に、自動的に行うことができる装置であり、また、滅菌
消毒作業を容易に行うこともできる簡単な構造である縫
合装置を提供するにある。また、本発明の他の目的は、
きのこ栽培用培養基の収容材の開口部の縫合を、適正に
行うことができるきのこ栽培用培養基の製法を提供する
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、フィルム
状素材からなる有底袋状収容材の上端開口部を縫合する
ための装置であって、内容物を充填した前記収容材の上
端開口部を両側から平行に押圧し、重合する成形手段
と、該成形手段の上方適宜位置にあって、重合状態を保
持している間に、収容材の重合部を一部を残し帯状にヒ
ートシールするヒートシール手段と、ヒートシールした
収容材上部を挟持し、移送する挟持移送手段と、該挟持
移送手段の間に設けられた、ヒートシール部の下方収容
材の重合部を縫合する縫合手段と、上記挟持移送手段と
同期し、収容材の底面を支持し移送する手段とを備えた
こと特徴とする縫合装置、並びに、フィルム状素材から
なる有底袋状収容材に、きのこ培地を充填し、きのこ種
菌を接種した後、上記収容材の上端開口部を両側から平
行に押圧し、開口部を重合すると共に、脱気しつつ、収
容材の重合部を一部を残し帯状にヒートシールし、次い
で、ヒートシール部の下方収容材の重合部を縫合するこ
とを特徴とするきのこ栽培用培養基の製法によって達成
される。
【0007】
【作用】本発明の縫合装置は、縫合に先立って、内容物
を充填した収容材上端開口部を両側から平行に押圧し、
その内部の空気を抜きながら重合し、その状態を保持し
ている間に、収容材の重合部を一部を残し帯状にヒート
シールすることにより、縫合機への挟持移送もしくは縫
合の際に、収容材重合部の表裏の滑りが生じず、適正に
縫合が行えるものである。次に、本発明の実施例を図面
に基づき説明する。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の縫合装置の一実施例を示す
説明図、図2は、図1に示す縫合装置を上方から見たと
きの様子を示す説明図である。図において、6はきのこ
栽培用培養基5の底面を支持し移送する手段である第1
移送コンベアー、7はきのこ培地2が充填された収容材
1上端開口部を両側から平行に押圧し、重合する成形手
段である一対の成形ブロック、8は重合した収容材1の
重合部上部をヒートシールするヒートシール手段である
一対のヒートシールブロックである。また、9は収容材
1上部を挟持してきのこ栽培用培養基5を移送する挟持
移送手段である一対の挟持コンベアー、10は第1移送
コンベアー6と同様にきのこ栽培用培養基5の底面を支
持し移送する第2移送コンベアー、11はミシン機、1
2はカッター刃、13は挟持移送手段である回転ローラ
ーである。
【0009】図1に示す縫合装置は、まず、エアーシリ
ンダー18により駆動する一対の成形ブロック7とヒー
トシールブロック8とが設置されている。詳しく説明す
ると、図3に示すように、第1移送コンベアー6の両端
に設置された本体フレーム17に各々ブラケット16が
固定され、このブラケット16にエアーシリンダー18
が固定されている。このエアーシリンダー18のロッド
先端には支持体19が垂直に取り付けられ、この各支持
体19には、左右に可動するシャフト20がエアーシリ
ンダーロッドと平行に取り付けられている。そして、こ
のシャフト20の先端には、丸棒状の成形ブロック7が
バネ21を介して取り付けられている。この成形ブロッ
ク7は、きのこ栽培用培養基5の進行方向と平行になる
よう取り付けられている。
【0010】また、支持体19には、断熱材を介して、
ヒートシールブロック8が、上記成形ブロック7と平行
に取り付けられている。このヒートシールブロック8に
は、例えば、その中央付近に切欠を設け(図1)、収容
材に未ヒートシール部を残すようにする。また、上記成
形ブロック7は、ヒートシールブロック8より僅かに突
出するように取り付けられている。
【0011】また、成形ブロック7は、その下端が充填
されたきのこ培地上面より僅かに高くなるように設置す
る。また、その上端は、収容材1の後工程で縫合される
位置より低い位置となるように設置することが好まし
い。
【0012】上記一対の支持体19は、位置Q(図2)
にきのこ栽培用培養基5が設置されると、センサー(図
示せず)が感知し、その信号によりエアーシリンダー1
8が作動することにより水平方向に同時に作動する。こ
れにより、成形ブロック7同士が接触し、その後も、支
持体19はエアーシリンダー18によって更に作動し、
ヒートシールブロック18同士が接触するようになって
いる。
【0013】次に、挟持移送手段として、挟持コンベア
ー9が、ヒートシールブロック8の進行方向側端に近接
する位置からミシン機11の入口に近接する位置までに
渡って設けられており(駆動モーター、固定ブラケット
は図示せず)、ヒートシールが終了したきのこ栽培用培
養基5の収容材1の上部を挟持して、第1移送コンベア
ー6もしくは第2移送コンベアー10と共にきのこ栽培
用培養基5を移送する。この挟持コンベアー9は、収容
材1の後工程で縫合される位置より上部を挟持するよう
に設置することが好ましい。また、この挟持コンベアー
9は常時作動するようになっており、その移送速度は、
第1移送コンベアー6及び第2移送コンベアー10と同
期している。
【0014】また、縫合手段として、図2に示すよう
に、ミシン機11は、本体フレーム17の一方に固定さ
れたブラケット25に固定されており、モーター24の
駆動によりVベルトを介して縫合を行うようになってい
る。このミシン機11は、入口付近にきのこ栽培用培養
基5が移送されてきたら、センサー(図示せず)が感知
し、その信号により作動し、縫合後も別のセンサー(図
示せず)により感知し、その信号により停止するように
なっている。
【0015】ミシン機11と回転ローラー13との間に
は、縫合糸の残糸を切断するためのカッター刃12が設
けられ、本体フレームの一方17に固定されたブラケッ
ト26に取り付けられたエアーシリンダー27によって
作動するようになっている。このカッター刃12は、ミ
シン機11と連動しており、縫合後、ミシン機11が停
止すると、エアーシリンダー27が作動し、カッター刃
12が糸を切断するようになっている。
【0016】一対の回転ローラー13a,13bは、ミ
シン機11の進行方向側端に設置され、縫合された収容
材1の上部を挟持しながらきのこ栽培用培養基5を送り
出すように構成されている挟持移送手段である。この回
転ローラーの一方13aは、小型モーター(図示せず)
によりピニオン(図示せず)を介して常時駆動するよう
になっている。また、この回転速度は、ミシン機11の
縫合速度と同期している。
【0017】また、他方の回転ローラー13bには、支
持体29との交点を支点として回転可動するアーム28
が取り付けられており、アーム28の端部と支持棒29
とをバネ30によりつないである。したがって、回転ロ
ーラー13bは、回転ローラー13aへ押圧されること
によって、回転ローラー13aと共に回転する。この回
転ローラー13a,13bは、縫合部を挟持しないよう
に設置することが望ましく、図4に示すように、回転ロ
ーラー13a,13bの一部(縫合部と接触する部分)
を切欠するようにしてもよいし、縫合部より上部のみを
挟持するようにしてもよい。
【0018】また、ヒートシールブロック8の下方に、
間欠的に作動して、きのこ栽培用培養基5の底面を支持
し移送するための手段として、第1移送コンベアー6が
設けられている。この第1移送コンベアー6は、位置P
(図2)にきのこ栽培用培養基5が載置されると、セン
サー(図示せず)が感知し、その信号により作動し、き
のこ栽培用培養基5を矢印A(図2)の方向へ移送す
る。そして、きのこ栽培用培養基5が位置Q(図2)ま
で移送されたら、別のセンサー(図示せず)が感知し、
その信号により停止するようになっている。このとき、
第1移送コンベアー6の駆動系統にブレーキ手段を具備
すると、位置Qでの、第1移送コンベアー6のより適正
な停止が行え好適である。
【0019】更に、位置Qにてヒートシールが行われた
後、別のセンサー(図示せず)が感知し、その信号によ
り第1移送コンベアー6は作動し、きのこ栽培用培養基
5を第2移送コンベアー10へ移送する。また、第1移
送コンベアー6には、きのこ栽培用培養基5が、第1移
送コンベアー6から第2移送コンベアー9に乗り移った
時点で、停止するようにタイマー制御が組み込まれてい
る。
【0020】また、図1に示すように、第2移送コンベ
アー10は、第1移送コンベアー6に連接して設けら
れ、第1移送コンベアー6から移送されてきたきのこ栽
培用培養基5を更に移送する。この第2移送コンベアー
10は、常時作動するようになっている。
【0021】また、図4に示すように、挟持コンベアー
9の進行方向側端に近接する位置から回転ローラー13
入口に近接する位置までに渡り、ミシン機11のミシン
針22と押さえ金23の上方を通るガイド板14を設置
すると、縫合中の収容材1重合部の倒れを防止し、回転
ローラー13への移送をスムーズに行うことができ、好
適である。ガイド板14とミシン機11本体との間隔
(x)は、3〜5mmが好ましく、間隔を小さくする
と、収容材1のつまりが生じ易く、逆に、大きくする
と、回転ローラー1への移送がスムーズに行い難くな
る。
【0022】また、本発明の装置には、図4に示すよう
に、挟持コンベアー9の入口付近から回転ローラー13
入口付近までに渡って、きのこ栽培用培養基5のきのこ
培地上部収容材1を押さえるように、一対のガイド棒1
5を取り付けると、挟持移送及び縫合の際に、成形ブロ
ック7により成形された収容材1の形状を保つことがで
き、好適である。
【0023】上記のような装置を用いて、収容材1の開
口部の縫合は、例えば、次のようにして行う。すなわ
ち、まず、例えば、厚み40〜70μmのポリプロピレ
ン製フィルム状素材からなる有底袋状の収容材1にきの
こ培地2が充填、成形され、更に、きのこ種菌3が接種
されたきのこ栽培用培養基5を収容材1の開口部を上に
して、停止している第1移送コンベアー6上の位置Pに
載置する。
【0024】すると、第1移送コンベアー6が作動し、
きのこ栽培用培養基5を位置Qまで移送する。そして、
図5に示すように、位置Qにきのこ栽培用培養基5が停
止すると(図5(A)及び(a))、エアーシリンダー
18が作動し、まず、一対の成形ブロック7が両側から
平行に、収容材1の上端開口部を押圧し、進行方向に扁
平に重合する(図5(B)及び(b))。成形ブロック
7同士が収容材1を介して接触した後も、更に、エアー
シリンダー18によって各支持体19は押圧され、収容
材1上部が重合状態を保ったまま、一対のヒートシール
ブロック8により、収容材1上部をその両縁を含んで部
分的に帯状にヒートシールする(図5(C)及び
(c))。なお、図5の(a)〜(c)は、それぞれ
(A)〜(C)の状態を側面方向から見た状態を示すも
のである。
【0025】このヒートシールは、完全にシールしない
ことが必要である。収容材1上部を完全にヒートシール
してしまうと、収容材1内に残っている空気の逃げ道が
なくなるため、挟持移送中に収容材1の破裂やつまりの
トラブルが生じる。また、縫合の際には、あたかも風船
に針を突き刺すような感じになるため、ミシン針による
穴が大きくなり、後の培養工程での雑菌汚染につなが
る。
【0026】また、ヒートシールする部分は、きのこ栽
培用培養基5の進行方向側の収容材縁を少なくとも含ん
でいれば、挟持移送及び縫合の際のトラブルは無くなる
が、本実施例のように、収容材1の両端を含んだ部分を
ヒートシールすれば更に好適である。
【0027】次に、収容材1の上端開口部がヒートシー
ルされると、第1移送コンベアー6が作動し、その直
後、収容材1上部の進行方向側端が挟持コンベアー9に
より挟持され、第1移送コンベアー6と共に、きのこ栽
培用培養基5を移送する。更に、きのこ栽培用培養基5
を、第1移送コンベアー6から第2移送コンベアー10
に乗り移らせ、引き続き、挟持コンベアー9で、収容材
1上部を挟持した状態でミシン機11の入口まで移送す
る。
【0028】次に、ミシン機11が作動し、移送されて
きたきのこ栽培用培養基5の収容材1が、図4に示すよ
うに、ミシン機11本体とガイド板14との間を通り、
ヒートシール部の下方収容材の重合部の縫合が行われ
る。
【0029】次いで、ミシン機11の進行方向側端で回
転ローラー13により、縫合されたきのこ栽培用培養基
5の収容材1上部を挟持して移送し、ミシン機11から
送り出す。収容材1が全て縫合されたら、カッター刃1
2により縫合糸の残糸が切断される。以上のような一連
の動作により収容材1の上端開口部が糸で縫合され、第
2移送コンベアー10から次工程へ排出される。得られ
たきのこ栽培用培養基5は、図6に示すように、収容材
1の上部がヒートシールされ(1a部分)、その下部が
縫合されている。
【0030】一方、次に縫合するきのこ栽培用培養基5
を、先のきのこ栽培用培養基5が第1移送コンベアー6
から第2移送コンベアー10へ乗り移り、第1移送コン
ベアー6が停止した後に、位置Pに載置すれば、同様の
動作により縫合がなされる。また、第1移送コンベアー
6上の位置Pに相当する部分を除いて、きのこ栽培用培
養基5を直接、位置Qに載置するようにしてもよい。そ
の際、移送手段は、1つの移送コンベアーで行ってもよ
い。
【0031】更に、ミシン機11と糸4の部分を囲むよ
うにブースを設置し、集塵装置をブースに連結して、縫
合の際に発生する塵埃を吸引するようにすれば、装置本
体回りのクリーン環境にも影響を与えず好適である。ま
た、各構成部位や駆動手段は、本実施例に使用したもの
に限定されるものではなく、各機能を満たすものを適宜
使用、設置すればよい。また、実施例においては、きの
こ栽培用培養基の縫合を例に挙げたが、本発明の縫合装
置は、これ以外のものに適用してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の縫合装置では、
収容材上端開口部を重合せしめて部分的にヒートシール
する手段を設けたため、収容材の開口部をトラブル無
く、適正に、自動で縫合できる。また、ガイド板のよう
な駆動系を必要としない構成部品を使用すればよいの
で、構造が簡単になり、きのこ栽培用培養基の収容材の
縫合においては、必要な装置の消毒滅菌作業も容易に行
える。
【0033】特に、きのこ栽培用培養基の収容材の縫合
に当たっては、本発明の縫合装置は、収容材の縫合位置
に接触する部分がないように構成すると、きのこ栽培用
培養基の縫合部からの雑菌汚染を防止でき、歩留りの向
上に役立つ。また、成形手段によって収容材を重合する
際に、接種されたきのこ種菌を培地上面に押しつけるこ
とになり、その結果、きのこ種菌の培地への活着を促進
する効果や、ヒートシールにより縫合位置より上方の収
容材開口部を半密閉するため、この部分からの雑菌汚染
を防止する効果も生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縫合装置の一実施例を示す説明図。
【図2】図1に示す縫合装置を上方から見たときの様子
を示す説明図。
【図3】図1に示す縫合装置の要部拡大説明図。
【図4】図1に示す縫合装置の要部拡大説明図。
【図5】図1に示す縫合装置を用いて、収容材の上端開
口部をヒートシールする手順を示す説明図。
【図6】図1に示す縫合装置を用いて縫合されたきのこ
栽培用培養基を示す説明図。
【符号の説明】
1 収容材 2 きのこ培地 3 きのこ種菌 4 糸 5 きのこ栽培用培養基 6 第1移送コンベアー 7 成形ブロック 8 ヒートシールブロック 9 挟持コンベアー 10 第2移送コンベアー 11 ミシン機 12 カッター刃 13 回転ローラー 14 ガイド板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01G 1/04 104 B65B 51/07

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム状素材からなる有底袋状収容材
    の上端開口部を縫合するための装置であって、内容物を
    充填した前記収容材の上端開口部を両側から平行に押圧
    し、重合する成形手段と、該成形手段の上方適宜位置に
    あって、重合状態を保持している間に、収容材の重合部
    を一部を残し帯状にヒートシールするヒートシール手段
    と、ヒートシールした収容材上部を挟持し、移送する挟
    持移送手段と、該挟持移送手段の間に設けられた、ヒー
    トシール部の下方収容材の重合部を縫合する縫合手段
    と、上記挟持移送手段と同期し、収容材の底面を支持し
    移送する手段とを備えたこと特徴とする縫合装置。
  2. 【請求項2】 フィルム状素材からなる有底袋状収容材
    に、きのこ培地を充填し、きのこ種菌を接種した後、上
    記収容材の上端開口部を両側から平行に押圧し、開口部
    を重合すると共に、脱気しつつ、収容材の重合部を一部
    を残し帯状にヒートシールし、次いで、ヒートシール部
    の下方収容材の重合部を縫合することを特徴とするきの
    こ栽培用培養基の製法。
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