JPH07298523A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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Publication number
JPH07298523A
JPH07298523A JP8137894A JP8137894A JPH07298523A JP H07298523 A JPH07298523 A JP H07298523A JP 8137894 A JP8137894 A JP 8137894A JP 8137894 A JP8137894 A JP 8137894A JP H07298523 A JPH07298523 A JP H07298523A
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JP
Japan
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bent
tooth
rigidity
tooth part
slot
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8137894A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Shimizu
正巳 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
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Publication of JPH07298523A publication Critical patent/JPH07298523A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄心歯部の剛性を向上させて振動及び騒音を
低減することができる回転電機を提供する。 【構成】 固定子鉄心の歯部11bを径方向に沿ってく
字状に折曲することによりこの部分の剛性を高め、電磁
力の作用に伴なう振動による騒音を低減し得るようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転電機に関し、特にそ
の固定子鉄心及び回転子鉄心に適用して有用なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】回転電機の鉄心(固定子鉄心及び回転子
鉄心)は、薄い硅素鋼板を軸方向に積層することにより
構成するのが一般的である。
【0003】図4は従来技術に係る固定子鉄心を示す斜
視図である。同図に示すように、固定子鉄心1は、その
外周部を溶接するか、若しくはかしめることにより(同
図(a))、又は端板2を介して締結ボルト3で締付け
ることにより(同図(b))一体化している。なお、図
4(a)中の溶接部位若しくはかしめ部位に番号4を付
す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】回転電機の振動及び騒
音は、主として固定子鉄心が電磁力により励振されるこ
とによって発生する。固定子鉄心は、硅素鋼板を積層し
た構造となっており、図5に示すように、外周部は強固
に固定されているが、内周側に至る程、ばらばらになり
易いからである。すなわち、図5(a)に示すように、
外周面を溶接4等により一体化した場合、硅素鋼板の径
方向に沿う締付圧力分布は、図5(b)に示すように、
内周側程小さくなり、図5(c)に示すように、内周部
分の軸方向寸法が広くなってしまうので、特に最内周部
分である歯部が電磁力によりばらばらに振動して騒音が
発生する。
【0005】かかる振動を防止するため、大形の回転電
機では、図6に示すように、固定子鉄心1の両端部に円
板状の締金5を当接させて一体化しているが、この場合
には製作コストが上昇するばかりでなく、締金5の当接
部位にも制限がある。すなわち、締金5を固定子鉄心1
の内周端まで当接させた場合には、回転子による電磁誘
導損が発生し、損失及び発熱の増大が生起されるからで
ある。したがって、肝心な歯部を強固に締付けることが
できない。
【0006】また、固定子鉄心1の一体化のため、前記
締金5とともに図7(a)に示すような端板6を固定子
鉄心1の端面に当接したものがある。
【0007】この端板6は若干厚目の板を複数枚重ね合
せ、図7(b)に示すように、これらをスポット溶接で
一体化し、歯先部6aを径方向に沿ってく字状に折曲
し、固定子鉄心1の歯部を重点的に締めるようにしたも
のである。
【0008】しかし、このように端板6を用いる場合に
はその作製等に手間を要し、結局コストの上昇を招来す
るという問題がある。
【0009】本発明は、上記従来技術に鑑み、鉄心歯部
の剛性を向上させて振動及び騒音を低減することができ
る回転電機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、軸方向に亘り鋼板を積層するとともに、ス
ロットに巻線を嵌入して構成した固定子又は回転子を有
する回転電機において、周方向においてスロットに隣接
する鋼板の歯部を、径方向に沿ってく字状若しくは円弧
状に折曲したことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成の本発明によれば、歯部がく字状若し
くは円弧状に折曲されているので、その分この部分の剛
性が向上し、電磁力の作用による振動も低減し得る。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づく詳細に説
明する。
【0013】図1は本発明の実施例に係る固定子鉄心を
示す説明図である。同図に示すように、この固定子鉄心
11は、その内周面に周方向に亘り多数のスロット11
aを形成した硅素鋼板を軸方向(図の紙面に直角な方
向)に積層して構成したものであり、各スロット11a
には巻線(図示せず)が嵌入される。歯部11bは固定
子鉄心11の周方向で隣接するスロット11a間の部分
である。
【0014】図2は、上記固定子鉄心11の一部を抽出
して示す斜視図である。同図に示すように、本実施例に
おける歯部11bは、この歯部11bの径方向に沿う中
心線に沿ってこの中心線の両側の部分を周方向に折曲す
ることにより、径方向に沿ってく字状に折曲してある。
この歯部11bの折曲形状はく字状に限定することはな
い。円弧状でも良い。
【0015】何れにしても上述の如く歯部11bを折曲
することによりこの部分の剛性を向上させる。この折曲
部分が長ければ長い程、硅素鋼板自体の剛性が向上し、
振動しにくくなる。このため、本実施例の場合、歯部1
1bの根元部11cから歯部11bの先端部と反対方向
に向かって折曲量を除々に小さくし、歯部11b以外の
ヨーク部11dの一部をも含む広い範囲で径方向に沿っ
て折曲してある。
【0016】このようにヨーク部11dの一部も折曲す
ることにより硅素鋼板の剛性を高めることができるが、
このときの折曲部がヨーク部11dの周方向の中心線L
C を越えないようにすることが肝要である。この中心線
C より外周側の部分が折曲げてあると硅素鋼板の一体
化のための固定手段による固定に悪影響を及ぼすからで
ある。したがって、硅素鋼板の一体化のために悪影響を
及ぼさない範囲で、可及的に広範囲に亘り折曲部を設け
るのが硅素鋼板の剛性を高めるために有効である。
【0017】図3は上記実施例に係る歯部11bの軸方
向に関する積層態様を示す説明図である。同図(a)は
歯部11bを同一方向にく字状に折曲したものを積層し
た場合、同図(b)は歯部11bを逆方向にく字状に折
曲したもの硅素鋼板の軸方向の中心から左右に振り分け
て積層した場合、同図(c)は中央部に従来と同様の硅
素鋼板を積層するとともに、その左右両側部分を何れも
外に向かって凸となるようにく字状に折曲した歯部11
bを有する硅素鋼板を積層した場合である。積層態様は
図3(a)〜(c)の何れでも良い。
【0018】上記実施例によれば、歯部11bがく字状
に折曲されているので、その分、この部分の剛性が向上
し、電磁力の作用による振動を低減し得る。また、歯部
11bの凸部は隣接する歯部11bの凹部に当接させて
積層してあるので、軸方向で隣接する硅素鋼板同志のこ
すれも防止し得る。ちなみに、従来技術における硅素鋼
板では歯部11bの振動に伴ない、この歯部11bが周
方向に移動することにより隣接する硅素鋼板との間でこ
すれを生起している。
【0019】上述の如き歯部11bの折曲は、硅素鋼板
の打ち抜き時に同時に行なうことも、またこの打ち抜き
後にプレス等により行なうことも可能である。また、上
記実施例は固定子鉄心11について説明したが、回転子
鉄心についても同様に適用し得る。
【0020】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに、本発明によれば、鉄心の歯部の剛性を向上させる
ことにより鉄心全体の剛性固有値を上げ、振動及び騒音
を低減させることができる。また、歯部を集中的に締め
る端板等を用いることなく鉄心の歯部を確実に締めるこ
とができるので、信頼性の高い回転電機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る固定子鉄心を示す説明
図。
【図2】本発明の実施例に係る固定子鉄心の一部を抽出
して示す斜視図。
【図3】本発明の実施例に係る歯部の積層態様を示す説
明図。
【図4】従来技術に係る固定子鉄心を示す斜視図。
【図5】従来技術に係る固定子鉄心における硅素鋼板の
一体化の態様及びこれによる締付圧力分布を示す説明
図。
【図6】従来技術の、特に大形の回転電機に係る固定子
鉄心における硅素鋼板の一体化の態様を示す説明図。
【図7】従来技術に係る他の固定子鉄心における硅素鋼
板の一体化の態様及びこれに用いる端板を示す説明図。
【符号の説明】
11 固定子鉄心 11a スロット 11b 歯部 11c 根元部 11d ヨーク部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に亘り鋼板を積層するとともに、
    スロットに巻線を嵌入して構成した固定子又は回転子を
    有する回転電機において、 周方向においてスロットに隣接する鋼板の歯部を、径方
    向に沿ってく字状若しくは円弧状に折曲したことを特徴
    とする回転電機。
  2. 【請求項2】 軸方向に亘り鋼板を積層するとともに、
    スロットに巻線を嵌入して構成した固定子又は回転子を
    有する回転電機において、 周方向においてスロットに隣接する鋼板の歯部を、径方
    向に沿ってく字状若しくは円弧状に折曲するとともに、
    歯部の根元部から歯部の先端部と反対方向に向かって折
    曲量を徐々に小さくし、歯部以外のヨーク部の一部も径
    方向に沿って折曲したことを特徴とする回転電機。
JP8137894A 1994-04-20 1994-04-20 回転電機 Withdrawn JPH07298523A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8137894A JPH07298523A (ja) 1994-04-20 1994-04-20 回転電機

Applications Claiming Priority (1)

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JP8137894A JPH07298523A (ja) 1994-04-20 1994-04-20 回転電機

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JPH07298523A true JPH07298523A (ja) 1995-11-10

Family

ID=13744647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8137894A Withdrawn JPH07298523A (ja) 1994-04-20 1994-04-20 回転電機

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JP (1) JPH07298523A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252076A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Denso Trim Kk 3相磁石式発電機
JP2008312407A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Jtekt Corp モータ及び電動パワーステアリング装置
JP2014165936A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Nippon Soken Inc 回転電機用ステータ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2008312407A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Jtekt Corp モータ及び電動パワーステアリング装置
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Effective date: 20010703