JP2014165936A - 回転電機用ステータ - Google Patents

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Abstract

【課題】回転電機用ステータにおいて、簡易な構造で、隣接する電磁鋼板間の導通を抑制しつつ鉄損の増加を防止し、トルクの低下を抑制することができるようにする。
【解決手段】ステータ18は、電磁鋼板を積層して形成され、周方向Cに所定の間隔を置いて設けられる複数のティース34を有する。各電磁鋼板のティース34は、周方向Cにおける端部38を軸方向Xに折り曲げて形成される折曲部42を有する。この折曲部42により、隣接する電磁鋼板の端部38の側面38aは、それぞれ、同一平面上ではなく段違いに位置する。隣接する側面38aが段違いに位置することで、これらの側面38a同士の接触は難しくなり、側面38a間の導通は防止される。側面38a間の導通の防止により、渦電流の損失が抑制され、トルクの低下が抑制される。
【選択図】図3

Description

本発明は回転電機用ステータに関し、特にティースの構造の改良に関する。
従来から、回転電機においては、鉄損を減らすために、薄板状の電磁鋼板を積層して形成されるステータコアを有するステータが用いられる。
下記特許文献1には、電磁鋼板を積層して形成されるステータコアと、ステータコアに装着されたステータコイルとを有するステータが記載されている。また、この引用文献1には、ステータコアが、環状のヨークと、ヨークから径方向内側に突出し、周方向に所定の間隔をおいて形成される複数のティースとを有する。
下記特許文献2には、プレス加工により、ティースの先端部を回転電機の軸方向に所定の角度だけ折曲させた電磁鋼板を積層して形成されるステータが記載されている。ティースの先端部が折れ曲がった電磁鋼板を積層することで、隣接する電磁鋼板の先端部の端面は、それぞれ、同一平面上に位置するのではなく、段違いに位置するようになる。このように各端面を段違いに位置させることにより、隣接する電磁鋼板の先端部の端面間の導通を防止し、渦電流損失を抑制している。
特開2010−273418号公報 特開2003−61273号公報
上記特許文献2のようなステータを有する回転電機においては、ティースの先端部が軸方向に折れ曲がっているので、ステータがロータに対して軸方向にズレてしまう。このズレは、ロータとステータ間のエアギャップを拡大させ、トルク低下の原因になるという問題がある。また、ティースの先端部を軸方向に曲げ加工することにより、電磁鋼板において主磁束が通る領域の磁気特性が機械的歪によって劣化してしまい、鉄損が増加してしまうという問題がある。鉄損が増加すると、その結果、トルクが低下してしまう。
本発明の目的は、簡易な構造で、隣接する電磁鋼板間の導通を抑制しつつ鉄損の増加を防止し、トルクの低下を抑制することができる回転電機用ステータを提供することにある。
本発明は、電磁鋼板を積層して形成され、周方向に所定の間隔を置いて複数のティースが設けられるステータコアを有するステータにおいて、各電磁鋼板のティースは、周方向における端部を軸方向に折り曲げて形成される折曲部を有することを特徴とする。
また、ステータコアは、環状のヨークを有し、ティースはヨークから径方向内側に延出するように設けられ、ティースの基部には、周方向における端部からティースの内側へと延びるスリットが形成されていることを特徴とする。
また、ティースは、テーパティースであることを特徴とする。
また、ステータコアに巻き回されて形成されるステータコイルと、ステータコイルの少なくとも一部分を覆う樹脂モールドとを有することを特徴とする。
本発明の回転電機用ステータによれば、簡易な構造で、隣接する電磁鋼板間の導通を抑制しつつ鉄損の増加を防止し、トルクの低下を抑制することができる。
本実施形態に係る回転電機の構成を示す図である。 ステータの一部を拡大した平面図である。 図2のA−A線による断面図である。
以下、本発明に係る回転電機用ステータの実施形態について、図を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る回転電機の構成を示す図である。なお、図中の矢印Xは、軸方向を示す。
回転電機10は、例えば車両の原動機として用いられる。回転電機10は、ロータシャフト12に固定されたロータ14と、ロータ14を囲うように回転電機10のケース16に固定されたステータ18とを有する。
ロータ14は、ロータシャフト12と同心の円筒状の磁性体であり、電磁鋼板を軸方向Xに積層して構成される。電磁鋼板には軸方向Xに延びる磁石挿入孔22が形成され、この磁石挿入孔22に永久磁石24が挿入され配置される。
ロータシャフト12は、ケース16に設けられる軸受26によりステータ18に対して回転可能に支持される。本実施形態のロータシャフト12は、回転電機10の出力を車両の駆動輪(図示せず)に伝達する出力シャフトであり、このロータシャフト12と駆動輪は、歯車機構(図示せず)を介して接続される。
ステータ18は、ロータ14の周囲に空隙を空けて配置される。ステータ18は、ステータコイル28を有し、このステータコイル28の通電により、ステータ18に回転磁界が発生する。そして、この回転磁界に吸引される力が、永久磁石24を有するロータ14に発生して、ロータ14が回転する。
次に、本実施形態のステータ18の構成について、図2,3を用いて説明する。図2は、ステータ18の一部を拡大した平面図であり、図3は、図2のA−A線による断面図である。なお、図中の矢印Cは、周方向を示し、矢印Rは、径方向を示す。
ステータ18は、ロータ14と同心の円筒状の磁性体であり、電磁鋼板を軸方向X(図1参照)に積層して構成されるステータコア30を有する。具体的には、ステータコア30は、絶縁被膜に覆われた薄板状の電磁鋼板をプレスで打ち抜いて、打ち抜かれた電磁鋼板を軸方向Xに所定の枚数積層して、積層された複数の電磁鋼板を加圧カシメ等の処理を施して結合され形成される。このように、表面に絶縁被膜を有する電磁鋼板をプレスで打ち抜くので、プレス打ち抜きによる破断部分においては、その表面に絶縁被膜がない状態となる。
ステータコア30は、環状のヨーク(「バックコア」とも呼ぶ)32と、このヨーク32の内周から径方向Rの内側、すなわち内径側に向けて延出するように形成されるティース34とを有する。
ティース34は、周方向Cに所定の間隔をおいて複数設けられる。ティース34は、径方向Rの内側に向かうにつれて先細りになるテーパティースである。そして、隣り合うティース34の間には、溝状の空間であるスロット36が形成される。
ステータコイル28と、周方向Cにおけるティース34の端部38との間には空隙40が形成される。この空隙40に、樹脂(図示せず)を浸透及び充填させることで、ステータコイル28の機械的強度と絶縁性を確保する。樹脂は、例えばワニスである。しかし、本発明はこの構成に限定されない。例えば、樹脂モールドによりステータコイル32の少なくとも一部を固定してもよい。樹脂モールドの場合、ステータコイル32のコイルエンド近傍の全体を樹脂で固定することもできる。
本実施形態のティース34は、周方向Cにおける端部38を軸方向Xに折り曲げて形成される折曲部42を有することを特徴とする。この折曲部42は、図3に示されるように、各電磁鋼板にそれぞれ形成される。
仮に、ティース34に折曲部42が形成されていない電磁鋼板を積層すると、隣接する電磁鋼板の端部38の側面38aは、それぞれ、同一平面上に位置する。側面38aは、プレス加工による破断部分であり、絶縁被膜は施されていない。よって、このように隣接する側面38aが同一平面上にある場合、これらの側面38a間の導通を確実に防止することは困難である。
しかし、本実施形態のティース34には、周方向Cにおける端部38に折曲部42が形成されている。このように折曲部42が形成されている電磁鋼板を積層すると、隣接する電磁鋼板の端部38の側面38aは、それぞれ、段違いに位置する。隣接する側面38aが、同一平面上ではなく段違いに位置するので、これらの側面38a間の導通を防止することができ、この導通の起因する渦電流の損失を低減することができる。渦電流の損失が低減されるので、結果として、回転電機10のトルクの低下を抑制することができる。
また、各電磁鋼板の端部38に折曲部42がそれぞれ形成されることにより、電磁鋼板を積層する工程において、周方向におけるティース34の位置のズレを未然に防ぐことができ、結果として、各電磁鋼板の位置決めを容易に行うことができる。
また、ステータコイル32が樹脂モールドにより固定される場合においては、モールド成形時にステータコア30が電磁鋼板の積層方向、すなわち軸方向Xに圧縮される。上述のように折曲部42の形成によって隣接する電磁鋼板の端部38の側面38aが段違いに位置していれば、ステータコア30がモールド成形時に圧縮されたとしても、これらの側面38a同士の接触は難しく、側面38a間の導通は防止される。
本実施形態のティース34は、上述したように径方向Rの内側に向かうにつれて先細りになるテーパ形状である。よって、折曲部42は、ティース34内で主磁束が通る領域(図2の破線間の領域)を避けるように端部38に形成することができる。この構成により、曲げ加工の機械的歪による磁気特性の劣化が主磁束へ影響を及ぼしてしまうことを抑制し、鉄損の増加を必要最低限に抑えることができる。鉄損の増加が抑制されるので、その結果、回転電機10のトルクの低下を抑制することができる。
また、本実施形態のティース34は、このティース34とヨーク32との接続部分である基部に、周方向Cにおける端部38からティース34の内側へと延びるスリット44が形成されている。このようにスリット44を設けることで、端部38の折り曲げ加工が容易になり、製造工程を簡易にすることができる。
そして、スリット44は、ティース34内で主磁束が通る領域、すなわち図2の破線間の領域より外側に形成される。これにより、スリット44が主磁束へ影響を及ぼすことを抑制し、鉄損の増加を必要最低限に抑えることができる。鉄損の増加が抑制されるので、その結果、回転電機10のトルクの低下を抑制することができる。
10 回転電機、12 ロータシャフト、14 ロータ、16 ケース、18 ステータ、22 磁石挿入孔、24 永久磁石、26 軸受、28 ステータコイル、30 ステータコア、32 ヨーク、34 ティース、36 スロット、38 端部、40 空隙、42 折曲部、44 スリット。

Claims (4)

  1. 電磁鋼板を積層して形成され、周方向に所定の間隔を置いて複数のティースが設けられるステータコアを有する回転電機用ステータにおいて、
    各電磁鋼板のティースは、周方向における端部を軸方向に折り曲げて形成される折曲部を有する、
    ことを特徴とする回転電機用ステータ。
  2. 請求項1に記載の回転電機用ステータにおいて、
    ステータコアは、環状のヨークを有し、
    ティースはヨークから径方向内側に延出するように設けられ、
    ティースの基部には、周方向における端部からティースの内側へと延びるスリットが形成されている、
    ことを特徴とする回転電機用ステータ。
  3. 請求項2に記載の回転電機用ステータにおいて、
    ティースは、テーパティースである、
    ことを特徴とする回転電機用ステータ。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の回転電機用ステータにおいて、
    ステータコアに巻き回されて形成されるステータコイルと、
    ステータコイルの少なくとも一部分を覆う樹脂モールドと、
    を有することを特徴とする回転電機用ステータ。
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