JPH0729820A - 半導体保護ダイオード - Google Patents

半導体保護ダイオード

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Publication number
JPH0729820A
JPH0729820A JP15510893A JP15510893A JPH0729820A JP H0729820 A JPH0729820 A JP H0729820A JP 15510893 A JP15510893 A JP 15510893A JP 15510893 A JP15510893 A JP 15510893A JP H0729820 A JPH0729820 A JP H0729820A
Authority
JP
Japan
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region
cathode region
cathode
integrated circuit
anode
Prior art date
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Pending
Application number
JP15510893A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Shiratori
秀明 白鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Publication of JPH0729820A publication Critical patent/JPH0729820A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】保護されるバイポーラ集積回路を構成するバイ
ポーラトランジスタの耐圧よりも低くその耐圧を調整可
能な半導体保護ダイオードを提供すること。 【構成】第一導電型の半導体基板に形成される第二導電
型のカソード領域、コレクタ領域内に島状に形成される
第一導電型のアノード領域、カソード領域よりも高濃度
の第二導電型で、アノード領域をリング状に所定の間隔
で取り囲んでカソード領域内に形成される高濃度領域、
を有し、アノード領域とカソード領域が逆バイアスされ
てカソード領域内に広がる空乏層を高濃度領域までに限
定させると共に、間隔を調整することによりアノード領
域とカソード領域の接合の降伏電圧の値を調整すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路を静電
気などのサージ電圧から保護する半導体保護ダイオード
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サージ電圧による半導体集積回路の破壊
は、MOS集積回路において顕著であるが、バイポーラ
集積回路においても、スイッチング電源用の集積回路な
どは高いサージ電圧を受ける可能性があり、その保護の
為に、同一半導体基板上にバイポーラトランジスタと共
に形成される図2に示すような保護ダイオードが用いら
れていた。
【0003】図2は、従来の半導体保護ダイオードの縦
断面図である。図2において、半導体保護ダイオード
は、保護される半導体集積回路を構成するバイポーラト
ランジスタのベースとコレクタと共に形成されるカソー
ド領域22とアノード領域23を有し、それらのPN接
合を用いた構成となっている。
【0004】カソード領域22は、例えばP型の半導体
基板10上に積層されたN型のエピタキシャル層20に
+型のアイソレーション領域21がリング状に拡散さ
れてその内部に島状のN型領域として形成され、アノー
ド領域23はカソード領域22の内部にP型の不純物が
島状に拡散されて形成されている。
【0005】そして、バイポーラ集積回路の保護される
端子である保護端子30をカソード領域22に接続し、
カソード領域22とアノード領域23とのPN接合が逆
バイアスの状態とするバイアス電圧が印加されるバイア
ス端子31をアノード領域23に接続する。
【0006】そして、例えばバイアス端子31が接地さ
れ、バイポーラ集積回路の保護端子30、即ち半導体保
護ダイオードのカソード領域22にプラスのサージ電圧
が印加されたような場合、保護端子30に接続されたバ
イポーラ集積回路を構成するバイポーラトランジスタよ
りも半導体保護ダイオードを先に降伏させ、バイポーラ
集積回路側にはサージ電圧が印加されないようにしてバ
イポーラ集積回路を保護しようとするものである。
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3に示すよ
うに、バイアス端子31が接地され、保護端子30がバ
イポーラ集積回路を構成するバイポーラトランジスタQ
のエミッタに接続され、保護端子30にプラスのサージ
電圧が印加された場合、バイポーラトランジスタQのベ
ースエミッタ接合の耐圧BVEBは、エミッタの不純物濃
度が高いことから半導体保護ダイオードのアノードカソ
ード接合の耐圧BVPNよりも小さい為、半導体保護ダイ
オードDよりも先にバイポーラトランジスタQのベース
エミッタ接合が降伏してしまう、即ちバイポーラ集積回
路を保護することができないという問題点があった。
【0007】本発明は、従来の有するこのような問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、保護されるバイポーラ集積回路を構成するバイポー
ラトランジスタの耐圧よりも低くその耐圧を調整可能な
半導体保護ダイオードを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第一導電型の半導体基板の主表面に島状
に形成される前記第一導電型と反対極性の第二導電型の
カソード領域と、前記カソード領域内に島状に形成され
る前記第一導電型のアノード領域と、前記カソード領域
よりも高濃度の前記第二導電型で、前記アノード領域を
リング状に所定の間隔で取り囲んで前記カソード領域内
に形成される高濃度領域と、を有し、前記アノード領域
と前記カソード領域が逆バイアスされて前記カソード領
域内に広がる空乏層を前記高濃度領域までに限定させる
と共に、前記間隔を調整することにより前記アノード領
域と前記カソード領域の接合の降伏電圧の値を調整可能
にしたことを特徴とする半導体保護ダイオードである。
【0009】
【作用】このような本発明では、高濃度領域はカソード
領域とアノード領域が逆バイアスされた場合にカソード
領域内の空乏層の延びを高濃度領域までに限定させて表
面での電界を大きくさせ、カソード領域とアノード領域
の接合の降伏電圧を低下させると共に、アノード領域と
高濃度領域との間隔が調整されることにより半導体保護
ダイオードの降伏電圧の値が調整される。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。尚、以下の図面において、図2と重複する部
分は同一番号を付してその説明は適宜に省略する。
【0011】図1は本発明の具体的な実施例を示す縦断
面図である。図1において、半導体保護ダイオードは、
図2に示した半導体保護ダイオードのカソード領域22
に、N+型の高濃度領域24が形成されて構成されてい
る。
【0012】高濃度領域24は、バイポーラトランジス
タのエミッタ拡散時にN型の不純物として例えばリンが
カソード領域22よりも不純物濃度が高く拡散され、ア
ノード領域23をリング状に取り囲んで形成され、それ
らの間には間隔tが形成されている。
【0013】そして、図2に示した半導体保護ダイオー
ドと同様に、カソード領域22をバイポーラ集積回路の
保護される端子である保護端子30に接続し、アノード
領域23をカソード領域22とアノード領域23とのP
N接合が逆バイアスの状態となるようなバイアス電圧が
印加されるバイアス端子31に接続する。
【0014】そして、例えばバイアス端子31が接地さ
れ、バイポーラ集積回路の保護端子30、即ち半導体保
護ダイオードのカソード領域22にプラスのサージ電圧
が印加された場合、カソード領域22に空乏層25が広
がることとなる。
【0015】そして、この空乏層25は、カソード領域
22の表面に存在するリング状の高濃度領域24までし
か広がることができず、その表面部分のPN接合にかか
る電界は内部のそれよりも大きくなり、半導体保護ダイ
オードは、図2に示した半導体保護ダイオードよりも低
い電圧で降伏することとなる。
【0016】従って、図3に示したように、バイポーラ
集積回路の保護端子30がバイポーラトランジスタQの
エミッタに接続されている場合でも、半導体保護ダイオ
ードDの降伏電圧BVPNを、間隔tの大きさを調整する
ことによってバイポーラトランジスタQのベースエミッ
タ接合の耐圧BVEBよりも小さくなるように調整するこ
とができるので、バイポーラ集積回路を保護することが
できる。
【0017】また、本発明においては、半導体保護ダイ
オードのP型,N型の極性をすべて入れ替えても同様の
半導体保護ダイオードを実現させることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、カソー
ド領域よりも高濃度の第二導電型で、アノード領域をリ
ング状に取り囲む高濃度領域をカソード領域中に形成
し、この高濃度領域とアノード領域との間隔を調整でき
るように構成されているので、保護されるバイポーラ集
積回路を構成するバイポーラトランジスタの耐圧よりも
低くその耐圧を調整可能な半導体保護ダイオードを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施例を示す縦断面図であ
る。
【図2】従来の半導体保護ダイオードの縦断面図であ
る。
【図3】従来の半導体保護ダイオードを使用する場合の
一例を示す回路図である。
【符号の説明】
10 半導体基板 22 カソード領域 23 アノード領域 24 高濃度領域 25 空乏層 t 間隔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一導電型の半導体基板の主表面に島状に
    形成される前記第一導電型と反対極性の第二導電型のカ
    ソード領域と、 前記カソード領域内に島状に形成される前記第一導電型
    のアノード領域と、 前記カソード領域よりも高濃度の前記第二導電型で、前
    記アノード領域をリング状に所定の間隔で取り囲んで前
    記カソード領域内に形成される高濃度領域と、 を有し、 前記アノード領域と前記カソード領域が逆バイアスされ
    て前記カソード領域内に広がる空乏層を前記高濃度領域
    までに限定させると共に、前記間隔を調整することによ
    り前記アノード領域と前記カソード領域の接合の降伏電
    圧の値を調整可能にしたことを特徴とする半導体保護ダ
    イオード。
JP15510893A 1993-06-25 1993-06-25 半導体保護ダイオード Pending JPH0729820A (ja)

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JP15510893A JPH0729820A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 半導体保護ダイオード

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JPH0729820A true JPH0729820A (ja) 1995-01-31

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999021229A1 (de) * 1997-10-21 1999-04-29 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Esd-schutzvorrichtung für integrierte schaltungen
US8411974B2 (en) 2008-12-16 2013-04-02 Sony Corporation Image processing apparatus, method, and program for detecting still-zone area

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999021229A1 (de) * 1997-10-21 1999-04-29 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Esd-schutzvorrichtung für integrierte schaltungen
US6713816B1 (en) 1997-10-21 2004-03-30 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Forderung Der Angewandten Forschung E.V. Electrostatic discharge device for integrated circuits
US8411974B2 (en) 2008-12-16 2013-04-02 Sony Corporation Image processing apparatus, method, and program for detecting still-zone area

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