JPH07297845A - データ送受信装置及びこれを用いたデータ送受信システム - Google Patents

データ送受信装置及びこれを用いたデータ送受信システム

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JPH07297845A
JPH07297845A JP6089045A JP8904594A JPH07297845A JP H07297845 A JPH07297845 A JP H07297845A JP 6089045 A JP6089045 A JP 6089045A JP 8904594 A JP8904594 A JP 8904594A JP H07297845 A JPH07297845 A JP H07297845A
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Toshiya Matsuoka
俊哉 松岡
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送路におけるデータ化けを検出する。 【構成】 情報処理装置21―1の受信時に伝送路4上
の複数地点における受信データ同士を送受信データ監視
装置1―1で比較し、比較結果が不一致であるときデー
タ化けが発生したと検出できる。情報処理装置21―1
の送信時に送信データと受信データとを送受信データ監
視装置1―1で比較し、他装置の送信データとの衝突を
検出する。以上の装置を伝送路4上に設ければ、局所的
にデータ化けを検出でき、また送信データ同士が衝突し
た場合も再度データを送出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ送受信装置及びこ
れを用いたデータ送受信システムに関し、特にバス伝送
路に接続されるデータ送受信装置及びこれを用いたデー
タ送受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、IEEE標準802.3に代表
されるバス型のローカルエリアネットワーク(以下、L
ANと略す)では、複数の情報処理装置が共通の伝送路
を介してデータの授受が行われる。この場合、各情報処
理装置に対応するタップトランシーバを共通の伝送路に
設けておき、このタップトランシーバを介して伝送路か
らデータを受信し、また伝送路にデータを送信するよう
に各情報処理装置が構成される。
【0003】例えば、図12に示されているように、2
つ情報処理装置21―1と21―2とが伝送路4を介し
てデータを授受するために、これら情報処理装置21―
1、21―2に対応するタップトランシーバ3―1、3
―2を伝送路4に設けるシステム構成が考えられる。な
お、情報処理装置及びタップトランシーバの数は2つず
つに限定されるものではない。
【0004】ところで、伝送路の品質が一時低下した
り、断線が起きたりすると、伝送路上のデータがデータ
化けを起こすことがある。このデータ化けは各情報処理
装置に悪影響を及ぼす場合がある。
【0005】そこで、データ化けを監視し、データ化け
を検出したときにはその旨を伝送路上の他の情報処理装
置にも通知する必要がある。
【0006】ここで、断線を検出する公知技術として、
特開平3―172949号公報がある。これは、自装置
における比較の結果が不一致を示したとき、データ化け
が発生したものとし、その旨を他の装置に通知するもの
である。
【0007】また、特開平1―24651号公報にはネ
ットワークシステム全体を一括して監視する技術が開示
されている。この公知技術によれば物理層における伝送
プロトコル違反を検出することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平3―1
72949号公報では、自装置が共通の伝送路に出力し
た地点と同一の地点から受信して比較している。このた
め、自装置が正しく伝送路に接続されていない場合は断
線として検出することはできる。しかし、別の地点から
見てデータ化けが発生し、正しくデータが伝送されてい
ないことを検出することができないという欠点がある。
また、他装置が送信したデータに異常があることを認識
するためには共通の伝送路以外にフラグインと呼ばれる
信号線を併設しなければならないという欠点がある。
【0009】また、上述した特開平1―24651号公
報は、ネットワークシステム全体を一括して監視し物理
層における伝送プロトコル違反のみを検出するものであ
り、データ化けを検出することができないという欠点が
ある。また、共通の伝送路以外に、異常が発生した装置
の送信を中止させるための信号を伝送する信号線を併設
しなければならないという欠点がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的はデータ化けを
検出し、しかも検出結果を通知するための信号線の併設
が不要なデータ送受信装置及びこれを用いたデータ送受
信システムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ送受
信装置は、伝送路上の第1の地点から受信した第1の受
信データを上位装置へ出力するデータ送受信装置であっ
て、前記第1の受信データが前記伝送路上の第1の地点
の近傍の第2の地点から受信した第2の受信データと不
一致であるとき前記第1の受信データについての前記上
位装置への出力を遮断する出力遮断手段を含むことを特
徴とする。
【0012】本発明による他のデータ送受信装置は、上
位装置からの指示に応答して伝送路上の第1の地点から
送信データを送出するデータ送受信装置であって、前記
送信データが前記伝送路上の第1の地点の近傍の第2の
地点から受信した受信データと不一致であるときその旨
を前記上位装置に通知する通知手段を含むことを特徴と
する。
【0013】本発明によるデータ送受信システムは、伝
送路上の第1の地点から受信した第1の受信データを上
位装置へ出力するデータ送受信装置を複数含んで構成さ
れるデータ送受信システムであって、前記データ送受信
装置の各々は前記第1の受信データが前記伝送路上の第
1の地点の近傍の第2の地点から受信した第2の受信デ
ータと不一致であるとき前記第1の受信データについて
の前記上位装置への出力を遮断する出力遮断手段を含む
ことを特徴とする。
【0014】本発明による他のデータ送受信システム
は、上位装置からの指示に応答して伝送路上の第1の地
点から送信データを送出するデータ送受信装置を複数含
んで構成されるデータ送受信システムであって、前記送
信データが前記伝送路上の第1の地点の近傍の第2の地
点から受信した受信データと不一致であるときその旨を
前記上位装置に通知する通知手段を含むことを特徴とす
る。
【0015】
【作用】自装置の受信時に伝送路上の複数地点で受信デ
ータを比較し、データ化けを検出する。また、自装置の
送信時に送信データと受信データとを比較し、他装置の
送信データとの衝突を検出する。
【0016】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0017】図1は本発明によるデータ送受信システム
の一実施例の構成を示すブロック図であり、図12と同
等部分は同一符号により示されている。図において、本
発明の一実施例によるデータ送受信システムが従来のも
のと異なる点は、情報処理装置21―1に対して3つの
タップトランシーバ31―1、31―2、31―3が設
けられ、更にこれらタップトランシーバと情報処理装置
21―1との間に送受信データ監視装置1―1が設けら
れている点である。また、同様に情報処理装置21―1
に対しても3つのタップトランシーバ32―1、32―
2及び32―3並びに送受信データ監視装置1―2が設
けられている。
【0018】これら送受信データ監視装置1―1、1―
2は、夫々対応する情報処理装置21―1、21―2の
指示に応答し、夫々対応するタップトランシーバを介し
て伝送路4に送信データを送出する。
【0019】本実施例においては各送受信データ監視装
置は3つのタップトランシーバにより伝送路4の3箇所
に接続されているが、データ同士を比較できる数である
2以上の箇所であれば何箇所に接続されていても良い。
なお、本実施例における伝送路4はIEEE標準80
2.3で規定されるLAN、例えば周知のイーサネット
(Ethernet)を想定している。
【0020】各タップトランシーバは、図2に示されて
いるように情報処理装置から入力される送信信号507
を伝送路4に出力するドライバ回路301と、伝送路4
からの信号を受信信号404として送出するレシーバ回
路303と、送信信号507と受信信号404とを基に
自装置の送信及び他装置の送信による信号同士が伝送路
4上で衝突したことを検出し、衝突信号130を出力す
る衝突検出回路302とを含んで構成されている。な
お、送信信号507、受信信号404及び衝突信号13
0は、夫々IEEE標準802.3のAUI(Atta
chment Unit Interface)で規定
されている信号であるものとする。
【0021】衝突検出回路302では、自装置と他装置
とが同時に伝送路にデータを送出すると、信号波形の干
渉が発生することを利用し、信号同士が伝送路4上で衝
突したことを検出する。
【0022】図1に戻り、各送受信データ監視装置は、
各情報処理装置が共通の伝送路にタップトランシーバを
介してデータを送信する場合、異なる地点に接続された
タップトランシーバでデータを受信し、送信データとの
比較を行い、異常があれば情報処理装置に通知する機能
を有する。また、各送受信データ監視装置は、データを
受信して情報処理装置に報告する場合、異なる地点に接
続された複数のタップトランシーバで受信したデータ同
士の比較を行い、異常があれば情報処理装置に通知する
機能をも有する。
【0023】これらの機能を実現するための構成につい
て図面を参照して説明する。
【0024】図3は図1中の送受信データ監視装置1―
1の内部構成例を示すブロック図である。図において、
本例の送受信データ監視装置1―1は、自装置と情報処
理装置とを接続するためのトランシーバインタフェース
11と、自装置とタップトランシーバとを接続するため
のトランシーバインタフェース12〜14と、これらト
ランシーバインタフェース12〜14を介してデータを
受信する受信回路15〜17と、これら受信回路15〜
17による受信データを比較する比較回路18と、この
比較結果に応じて情報処理装置に対する受信信号を無効
化する受信信号無効化回路110と、比較回路18の比
較結果に応じて情報処理装置に対して衝突信号を送出す
る衝突信号発生回路19とを含んで構成されている。
【0025】トランシーバインタフェース11は、例え
ばIEEE標準802.3で規定されるAUIである。
また、トランシーバインタフェース12〜14も例えば
IEEE標準802.3で規定されるAUIである。
【0026】受信回路15〜17は比較回路18からの
読出しクロック信号61〜63の入力に応じて、比較回
路18に対し受信検出信号51〜53及び受信データ信
号71〜73を送出するものである。
【0027】受信検出信号51〜53は、タップトラン
シーバ31〜33が伝送路の異なる地点に接続されてい
るために発生する伝送遅延によって異なるタイミングで
受信したデータを比較回路18で比較するための同期を
確保するための信号である。すなわち、受信回路15〜
17がデータの受信を検出し、有効な受信データを保持
し受信データ信号71〜73を出力可能であることを示
す信号である。
【0028】受信回路15〜17は全て論理的に同様な
構成であり、例えばIEEE標準802.3のAUIで
規定される受信信号から受信データを抽出するものであ
る。
【0029】ここで、受信回路15の内部構成例が図4
に示されている。
【0030】図4において受信回路15は、受信信号4
04からクロックを抽出する受信クロック抽出回路40
1と、受信信号404からデータを抽出する受信データ
抽出回路402と、先入れ先出し(First In
First Out)構造のメモリであるFIFO回路
403とを含んで構成されている。
【0031】かかる構成の受信回路15において、受信
信号404は、例えばIEEE標準802.3のAUI
で規定される受信信号であり、受信クロック抽出回路4
01及び受信データ抽出回路402に入力される。受信
クロック抽出回路401ではクロックが抽出され、受信
データ抽出回路402ではデータが抽出される。
【0032】そして、この抽出されたクロック信号40
6に基づいて抽出されたデータ信号405がFIFO回
路403に書込まれる。FIFO回路403は、少なく
とも1つ以上の有効なデータを保持している場合に受信
検出信号51を出力し、読出しクロック信号61に基づ
いて受信データ信号71を送出する。受信検出信号51
は、例えば周知のアウトプットレディ信号である。
【0033】図3に戻り、比較回路18は、受信回路1
5〜17から受信データを読出して比較し、その比較結
果に応じて衝突信号発生回路19及び受信信号無効化回
路110の制御を行うものである。
【0034】ここで、比較回路18の内部構成例が図5
に示されている。
【0035】図5において比較回路18は、全ての受信
検出信号51〜53が有効となった場合に比較指示信号
504を有効にし、全ての受信検出信号51〜53が無
効となった場合に比較指示信号504を無効にする有効
判定回路501を含んで構成されている。この有効判定
回路501は、受信検出信号51〜53の少なくとも1
つ以上が有効になった後に伝送路4で発生する最大伝送
遅延時間と受信回路15〜17(図3参照)における遅
延時間とを加算した時間以内に全ての受信検出信号51
〜53が有効にならなかった場合に不一致指示信号51
0を有効にし、全ての受信検出信号51〜53が無効に
なった場合に不一致指示信号510を無効にする機能を
も有する。
【0036】また、比較回路18は、読出しクロック信
号61〜63及び比較クロック信号505を発生するた
めの読出しクロック発生回路502と、比較クロック信
号505に同期して各受信回路からの受信データ信号7
1〜73の比較を行い、不一致だった場合又は比較クロ
ック信号505とは無関係に不一致指示信号510が有
効な場合には不一致信号506を出力する不一致検出回
路503とを含んで構成されている。なお、読出しクロ
ック発生回路502は、有効判定回路501が出力する
比較指示信号504が有効な場合には読出しクロック信
号61〜63及び比較クロック信号505を出力するも
のとする。
【0037】さらにまた、比較回路18は、不一致信号
506が有効で、かつ送信信号507が有効な場合に衝
突発生指示信号508を出力するアンド回路(AND)
181と、不一致信号506が有効で、かつ送信信号5
07が無効な場合に受信無効化指示信号509を出力す
るアンド回路182と、反転回路(NOT)183とを
含んで構成されている。なお、送信信号507は自装置
に対応する情報処理装置が送信動作中であるときにのみ
有効になる信号である。
【0038】図3に戻り、比較回路18から出力される
衝突発生指示信号508は衝突信号発生回路19に入力
され、また受信無効化指示信号509は受信信号無効化
回路110に入力される。
【0039】ここで、衝突信号発生回路19は図6に示
されているように、10[MHz]の繰返し周波数を有
する疑似衝突信号192を発生する発振回路191と、
比較回路18から出力される衝突発生指示信号508に
応じて疑似衝突信号192及びトランシーバインタフェ
ース13からの信号130を択一的に送出する選択回路
193とを含んで構成されている。よって、比較回路1
8において信号同士の衝突が検出されないとき(信号5
08が無効)、衝突信号発生回路19はトランシーバイ
ンタフェース13からの信号130を衝突信号190と
してトランシーバインタフェース11に送出する中継動
作を行う。
【0040】また、信号同士の衝突が検出されたとき
(信号508が有効)、衝突信号発生回路19は10
[MHz]の繰返し周波数を有する疑似衝突信号192
を衝突信号190としてトランシーバインタフェース1
1に送出する動作を行う。これにより、トランシーバイ
ンタフェース11に接続された情報処理装置では、信号
の衝突が発生したと認識するのである。
【0041】なお、疑似衝突信号192の繰返し周波数
は10[MHz]に限定されるものではなく、ビットレ
ート(伝送速度)と等しい周波数とすれば良い。例え
ば、CS0(Control Signal 0)と呼
ばれる差動信号を用いることができる。
【0042】一方、受信信号無効化回路110は図7に
示されているように、受信無効化指示信号509が無効
の場合にのみトランシーバインタフェース13からの受
信信号404を受信信号130として送出する選択回路
111を含んで構成されている。よって、受信無効化指
示信号509が無効の場合、受信信号無効化回路110
は受信信号404を選択し、受信信号130として送出
する中継動作を行う。
【0043】また、受信無効化指示信号509が有効の
場合、受信信号無効化回路110はトランシーバインタ
フェース13からの受信信号404を選択せず、受信信
号130を送出しない。これにより、トランシーバイン
タフェース11に接続された情報処理装置では、受信デ
ータが消滅したと認識するのである。
【0044】ここで、図5中の有効判定回路501の動
作について図8のフローチャートを参照して説明する。
【0045】有効判定回路501は、まず受信検出信号
51〜53を入力し(ステップ81)、それら信号51
〜53の1つ以上がオン(有効)であった場合は監視タ
イマを起動する(ステップ82→83)。この監視タイ
マには、伝送路の最大伝送遅延時間と受信回路における
遅延時間とを加えた時間が設定される。
【0046】さらに受信検出信号51〜53を入力し
(ステップ84)、これら信号51〜53の少なくとも
1つがオンでなかった場合は、監視タイマがタイムアウ
トであるか否かを判断する(ステップ85→92)。タ
イムアウトでない場合は、再度信号51〜53を入力
し、信号51〜53の全てがオンになるまで繰返す(ス
テップ92→84→85…)。
【0047】タイムアウトが発生した場合は不一致指示
信号510をオンとするが(ステップ92→93)、タ
イムアウト前に受信検出信号51〜53の全てがオンに
なった場合は比較指示信号504をオンとする(ステッ
プ85→86)。ここで、受信検出信号51〜53の全
てがオンである間はその状態を保持する(ステップ87
→88→87…)。
【0048】そして、受信検出信号51〜53の全てが
同時にオフ(無効)にならなかった場合は不一致指示信
号510をオンとし(ステップ89→93)、全てが同
時にオフになるまでその状態を保持する。
【0049】受信検出信号51〜53の全てが同時にオ
フになった場合は、不一致指示信号510をオフ(ステ
ップ90)、比較指示信号504をオフとし(ステップ
91)、処理が終了となる。
【0050】次に、送受信データ監視装置内の各部の動
作について図9〜図11を参照して説明する。
【0051】図9は受信回路15(図4)の動作を示す
タイムチャートである。図には受信信号404、受信検
出信号51、読出しクロック信号61及び受信データ信
号71が示されている。
【0052】受信信号404は、本例では周知のマンチ
ェスタ符号(Manchesterencoding)
による差動信号であるものとする(斜線部分)。このマ
ンチェスタ符号は各ビットタイムの中央で必ずレベル遷
移し、その遷移の方向で「0」と「1」とを表現する符
号化方式である。
【0053】受信回路15に受信信号404が入力され
ると、受信クロック抽出回路401及び受信データ抽出
回路402によりクロック信号406及びデータ信号4
05が抽出されFIFO回路403に入力される。そし
て、読出しクロック信号61がFIFO回路403に入
力されると、図示されているような受信検出信号51及
び受信データ信号71が生成される。これにより、受信
データ信号71は時刻T1から時刻T2の間は論理
「0」又は「1」の値を示すことになる。
【0054】なお、送信時にも自装置の送信信号が受信
信号404として入力され、以上と同様な動作が行われ
る。
【0055】図10は受信時における比較回路18(図
5)及び受信信号無効化回路110(図7)の動作を示
すタイムチャートである。
【0056】受信検出信号51〜53が図示されている
ようなタイミングで論理「1」になると、いずれかの受
信検出信号が論理「1」になったとき受信信号無効化回
路110から受信信号131が出力される。受信信号1
31は本例では周知のマンチェスタ符号による差動信号
であるものとする(斜線部分)。
【0057】全ての受信検出信号51〜53が論理
「1」になる時刻T3において比較指示信号504が論
理「1」になる。これに応答して比較回路18内の不一
致検出回路503において受信データ信号71〜73の
比較が行われる。
【0058】そして、その比較の結果、時刻T4におい
て受信データ信号71〜73の不一致が検出されると、
受信無効化指示信号509が論理「1」になり、受信信
号131の送出が断となる。これにより、情報処理装置
では受信データが消滅したと認識するのである。
【0059】図11は送信時における比較回路18(図
5)及び衝突信号発生回路19(図6)の動作を示すタ
イムチャートである。
【0060】自装置の送信信号507は本例では周知の
マンチェスタ符号による差動信号であるものとする(斜
線部分)。この自装置の送信信号507が比較回路18
に入力されると、図10の場合と同様に受信データ信号
71〜73(図示せず)の比較が行われる。そして、こ
の比較の結果、時刻T5において受信データ信号71〜
73の不一致が検出されると、衝突発生指示信号508
が論理「1」になる。これにより、衝突信号発生回路1
9からは10[MHz]の衝突信号190が送出され、
情報処理装置では信号の衝突が発生したと認識するので
ある。
【0061】ここで、再度図3を参照し、各部の動作を
説明する。
【0062】全ての受信検出信号51〜53が有効な場
合、比較回路18は夫々の受信回路15〜17から受信
データを読出すために同一タイミングで読出しクロック
信号61〜63を出力する。これにより、比較回路18
は読出しクロック信号61〜63に同期して受信回路1
5〜17から受信データ信号71〜73を読込む。そし
て、比較回路18は全ての受信回路15〜17から読込
んだ受信データを比較する。
【0063】比較回路18は不一致を検出した場合、ト
ランシーバインタフェース11から入力される送信信号
507が有効な場合には、衝突発生指示を行うべく衝突
発生指示信号508を送出する。この衝突発生指示信号
508は衝突信号発生回路19に入力され、衝突信号発
生回路19からは衝突信号190が送出されて図1の情
報処理装置21―1における送信動作が中断される。
【0064】また、送信信号507が無効な場合には、
受信無効化指示を行うべく受信無効化指示信号509を
送出する。この受信無効化指示信号509は受信信号無
効化回路110に入力され、受信信号無効化回路110
では受信信号131の送出を中断する。これにより、受
信信号131を無効化し、図1の情報処理装置21―1
における受信動作が中断される。
【0065】比較回路18では少なくとも1つ以上の受
信検出信号51〜53が有効になった後、伝送路上で発
生する最大伝送遅延時間と各受信回路15〜17で発生
する遅延時間とを加算した時間を経過しても全ての受信
検出信号51〜53が有効にならなかった場合は、受信
データに不一致が発生したものとする(図8中のステッ
プ85、92及び93)。
【0066】また、受信データの比較を開始した後、全
ての受信検出信号51〜53が同時に無効にならなかっ
た場合にも、受信データに不一致が発生したものとする
(図8中のステップ89及び93)。
【0067】以上のように、本実施例のデータ送受信装
置では、データを送受信する場合に、複数地点のタップ
トランシーバからデータを入力して比較を行い、データ
が全て一致した場合にのみ送受信が成功したものとする
のである。そして、送信が失敗した場合は衝突信号で上
位装置である情報処理装置に通知し、受信が失敗した場
合は受信信号の送出をカットするのである。
【0068】このように構成されたデータ送受信装置を
伝送路上に複数設ければ、送受信に伴うデータ化けを局
所的に検出することができるのである。このため、他の
装置に異常を通知するための信号線の併設が不要になる
のである。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数地点
で送受信データを比較することにより、データ化けを検
出することができるという効果がある。また、送受信の
異常を局所的に検出し対処できるため、他の装置に異常
を通知するための信号線を併設せずに済むという効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるデータ送受信システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のタップトランシーバの内部構成例を示
すブロック図である。
【図3】図1中の送受信データ監視装置の内部構成例を
示すブロック図である。
【図4】図2中の受信回路の内部構成例を示すブロック
図である。
【図5】図2中の比較回路の内部構成例を示すブロック
図である。
【図6】図2中の衝突信号発生回路の内部構成例を示す
ブロック図である。
【図7】図2中の受信信号無効化回路の内部構成例を示
すブロック図である。
【図8】図5中の有効判定回路の動作を示すフローチャ
ートである。
【図9】図4の受信回路の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図10】受信時における図5の比較回路及び図7の受
信信号無効化回路の動作を示すタイムチャートである。
【図11】送信時における図5の比較回路及び図6の衝
突信号発生回路の動作を示すタイムチャートである。
【図12】従来のデータ送受信システムの構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1―1、1―2 送受信データ監視装置 4 伝送路 11〜14 トランシーバインタフェース 15〜17 受信回路 18 比較回路 19 衝突信号発生回路 21―1、21―2 情報処理装置 31―1、31―2、31―3 32―1、32―2、32―3 タップトランシーバ 110 受信信号無効化回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路上の第1の地点から受信した第1
    の受信データを上位装置へ出力するデータ送受信装置で
    あって、前記第1の受信データが前記伝送路上の第1の
    地点の近傍の第2の地点から受信した第2の受信データ
    と不一致であるとき前記第1の受信データについての前
    記上位装置への出力を遮断する出力遮断手段を含むこと
    を特徴とするデータ送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記出力遮断手段は、前記第1及び第2
    の受信データを夫々保持する第1及び第2の保持手段
    と、これら保持手段の保持内容を1ビットずつ比較する
    比較手段とを含み、この比較手段の比較結果が不一致を
    示したときその旨を前記上位装置に通知することを特徴
    とする請求項1記載のデータ送受信装置。
  3. 【請求項3】 伝送路上の第1の地点から受信した第1
    の受信データを上位装置へ出力するデータ送受信装置を
    複数含んで構成されるデータ送受信システムであって、
    前記データ送受信装置の各々は前記第1の受信データが
    前記伝送路上の第1の地点の近傍の第2の地点から受信
    した第2の受信データと不一致であるとき前記第1の受
    信データについての前記上位装置への出力を遮断する出
    力遮断手段を含むことを特徴とするデータ送受信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記出力遮断手段は、前記第1及び第2
    の受信データを夫々保持する第1及び第2の保持手段
    と、これら保持手段の保持内容を1ビットずつ比較する
    比較手段とを含み、この比較手段の比較結果が不一致を
    示したときその旨を前記上位装置に通知することを特徴
    とする請求項3記載のデータ送受信システム。
  5. 【請求項5】 上位装置からの指示に応答して伝送路上
    の第1の地点から送信データを送出するデータ送受信装
    置であって、前記送信データが前記伝送路上の第1の地
    点の近傍の第2の地点から受信した受信データと不一致
    であるときその旨を前記上位装置に通知する通知手段を
    含むことを特徴とするデータ送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記通知手段は、前記送信データを保持
    する第1の保持手段と、前記第2の受信データを保持す
    る第2の保持手段と、これら第1及び第2の保持手段の
    保持内容を1ビットずつ比較する比較手段と、この比較
    手段の比較結果が不一致を示したときその旨を前記上位
    装置に通知する手段とを含み、この通知後に前記送信デ
    ータを再度送出するようにしたことを特徴とする請求項
    5記載のデータ送受信装置。
  7. 【請求項7】 上位装置からの指示に応答して伝送路上
    の第1の地点から送信データを送出するデータ送受信装
    置を複数含んで構成されるデータ送受信システムであっ
    て、前記送信データが前記伝送路上の第1の地点の近傍
    の第2の地点から受信した受信データと不一致であると
    きその旨を前記上位装置に通知する通知手段を含むこと
    を特徴とするデータ送受信システム。
  8. 【請求項8】 前記通知手段は、前記送信データを保持
    する第1の保持手段と、前記第2の受信データを保持す
    る第2の保持手段と、これら第1及び第2の保持手段の
    保持内容を1ビットずつ比較する比較手段と、この比較
    手段の比較結果が不一致を示したときその旨を前記上位
    装置に通知する手段とを含み、この通知後に前記送信デ
    ータを再度送出するようにしたことを特徴とする請求項
    7記載のデータ送受信システム。
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