JPH0357339A - データ衝突検知方式及びデータ衝突検知装置 - Google Patents

データ衝突検知方式及びデータ衝突検知装置

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JPH0357339A
JPH0357339A JP19148789A JP19148789A JPH0357339A JP H0357339 A JPH0357339 A JP H0357339A JP 19148789 A JP19148789 A JP 19148789A JP 19148789 A JP19148789 A JP 19148789A JP H0357339 A JPH0357339 A JP H0357339A
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JP
Japan
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clock
collision detection
transfer clock
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JP19148789A
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English (en)
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Nobuyoshi Furuhata
信義 降旗
Koji Suzuki
公司 鈴木
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Microcomputer Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はデータ衝突検知方式及びデータ衝突卆知装置、
さらには複数のノードによってデータ0送路が共有され
る形式のネットワークにおいて4ノードからデータ伝送
路に送出されたデータの響突を検知するデータ衝突検知
方式及びデータ衝多検知装置に関し、例えばネットワー
クのノード1に配置される通信用LS I(大規模集積
回路)に適用して有効な技術に関する. (従来技術〕 複数のノードによってデータ伝送路が時分割壱重化によ
り共有される形式のネットワーク例えはL A. N 
(ローカル・エリア・ネットワーク)においては、各ノ
ードからデータ伝送路に送出されたデータ同士の衝突(
ぶつかり合い)が発生することがある.そこで従来のL
ANでは,このデータ衝突を防止するため.CSMA(
キャリア・センス・マルチプル・アクセス)と称される
アクセス方式が採用されている。この方式は、データ伝
送を希望するノードから伝送要求を発生することでデー
タ伝送路上に信号があるかどうかを調べ、これによって
他のノード間でデータ伝送が行われていないことを確認
したならデータ送信を開始するが、もし他のノード間で
データ伝送が行われていたなら当該データ伝送の終了を
待つというもので、この方式によって、データ伝送路上
でのデータ衝突の発生確率は大幅に低下される。しかし
伝送路上での信号伝搬において必ず遅延を生じ、この信
号遅延に起因して伝送路上の信号有無判別に誤りを生ず
るため、データ衝突を皆無とすることはできない6そこ
でもしデータ衝突が発生したなら,それを検知してデー
タ送信を速やかに中止し,所定時間経過後に再送するよ
うにすることで実効伝送効率を高めている.この方式は
CSMAの改良に係るものでCSMA/CD (CDは
コリジョン・ディテクトの略で衝突検知を意味する)と
称され、現在、バス方式を採用するLANの大部分に採
用されている. 上記C S MA/C D方式では,各ノードにおいて
自局ノードからデータ伝送路に送信データを送出すると
ともに,このデータ伝送路に送出されたデータを自局ノ
ードで受信し、この受信データと送信データとの状態が
一致するか否かが判別される,この判別においてデータ
の状態が一致すればデータ衝突が発生していないと判断
され、もし不一致であれば、それはデータ衝突によって
送信データが破壊されたことを意味するから、データ衝
突が発生していると判断される.そして上記両データの
状態判別においては、自局ノードから伝送路に送出され
たデータがこの伝送路より再び自局ノードに取込まれる
までの信号伝播遅延が考慮され,上記両データを直接比
較するのではなく,送信データに対して所定の遅延時間
を付与して得た送信遅延データと受信データとの状態が
比較される.ここで上記遅延時間付与には,コンデンサ
と抵抗とから成るCR時定数回路に波形整形のためのゲ
ート回路を組合せた簡単な遅延回路が採用されている. 尚,CSMA方式やCSMA/CD方式について記載さ
れた文献の例としては、昭和59年10月30日CQ出
版株式会社発行のrマイクロコンピュータ・データ転送
の基礎と実際(P.250乃至P.252)Jがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記CSMA/CD方式においては、送信器
、データ伝送路及び受信器の総遅延時間と等しい遅延時
間を送信データに対して付与しなければならず、換言す
るならデータ衝突が発生しない限りにおいて上記送信遅
延データと受信データとがほぼ完全に一致するように上
記遅延時間が正確に設定されていなければならず、さも
なければ、実際にデータ衝突が発生していないにもかか
わらず、送信遅延データと受信データとの状態不一致に
よりデータ衝突発生と判断されてしまう。しかしながら
、送信器及び受信器に使用される素子のプロセスばらつ
き若しくは特性ばらつきにより上記総合遅延時間は一定
ではなく、また上記CR時定数回路等においても遅延時
間のばらつきがあるため,これをノード毎に修正するの
は極めて困難である.従って従来のC S MA/C 
D方式では、上記ばらつきが大きい場合に誤動作し易く
、データ衝突検知の確実性の点で問題がある。
本発明の目的は、データ衝突検知の確実性の向上を図っ
たデータ衝突検知方式及びデータ衝突検知装置を提供す
ることにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は本
明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう. 〔課題を解決するための手段〕 本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば下記の通りである.すなわち,自局
ノードからデータ伝送路に送信データを送出するととも
に、このデータ伝送路に送出されたデータを自局ノード
で受信し、この受信データと上記送信データとの状態が
一致するか否かを示す状態判別情報を,データ転送クロ
ックに同期し且つこのデータ転送クロックのデータ送出
以外のタイミングでサンプリングすることによりデータ
衝突発生を検知するようにしたデータ衝突検知方式であ
る。
また、データ伝送路に送信データを送出するとともに、
このデータ伝送路に送出されたデータを受信する送受信
手段を有し,この手段に加えて4この受信データと上記
送信データとの状態が一致するか否かを示す状態判別情
報を、データ転送クロックに同期し且つこのデータ転送
クロックのデータ送出以外のタイミングでサンプリング
することにより上記データ伝送路上でのデータ衝突発生
を検知するサンプリング手段を設けることでデータ衝突
検知装置を構或するものである.ここで、データ転送の
高速化に対応可能とするためには、送信データに対して
所定の遅延時間を付与したものと、上記受信データとを
比較することによって上記状態判別情報を得るようにす
るとよく、更には上記データ転送クロックに対して所定
の遅延時間を付与したものに基づいて上記状態判別情報
のサンプリングを行うようにするとよい.〔作 用〕 上記した手段によれば、データ伝送路への送信データの
送出タイミングを決定するデータ転送クロックに同期し
且つこのデータ転送クロックのデータ送出以外のタイミ
ングで上記状態判別情報がサンプリングされ、このこと
が、各素子毎の遅延時間のばらつきに起因して生戒され
た不所望な状態判別情報を無視するように作用し,これ
によってデータ衝突の誤検知を排除してデータ衝突検知
の確実性を高める. 〔実 施 例1〕 第1図には本発明の第1の実施例であるデータ衝突検知
装置が示される.同図に示されるデータ衝突検知装1!
7Aは、特に制限されないが,ローカル・エリア・ネッ
トワーク(LAN)において伝送路上での送信データ同
士の衝突を検知するものであり、自局ノードの通信制御
を行う通信用LSI4Aに内蔵される. 同図に示されるデータ伝送路2は、特に制限されないが
シリアルデータの伝送を可能とするもので,タップ3A
,3B,3Cを介してそれぞれノード1.10.20が
このデータ伝送路2に接続され,これによって各ノード
1,10.30間のデータ通信が可能となっている. 同図に示されるノード1には、特に制限されないが,デ
ータ処理を行うデータ処理装置やデータ格納のためのメ
モリなどを含む端末装[22と,この端末装置22とデ
ータ伝送路2との間でインタフェースとして機能し、デ
ータ衝突検知装!7A,転送制御部8及びCPU(中央
処理装It) 9を内蔵する通信用LSI4Aとが配置
されている.伝送制御部8は,特に#限されないが、C
PU9の制御に従って送受信データの形式変換やフレー
ム組立て及び分解,更にLANにおける多重アクセス制
御を行う.そしてこの伝送制御部8はノード1内に設け
られたデータバス23によって端末装置22に接続され
ており、この端末装置22から送信用として伝達された
データはこの伝送制御部8において所定のフレームに加
工され、内部で生成されたデータ転送クロックのタイミ
ングに従い送信データ5としてトランシーバ6に伝達さ
れるようになっている.このトランシーバ6は,それぞ
れ通信用LSI4A内外部の電気的レベル整合機能を備
えた送信部6Aと受信部6Bとを有し、上記伝送制御部
8から出力された送信データ5は上記送信部6Aを介し
てデータ伝送路2に送出され,またデータ伝送路2上の
データは上記受信部6Bを介して通信用LSI内に取込
まれ、それが受信データ11として伝送制御部8に伝達
される.ここで本発明における送受信手段はこのトラン
シーバ6によって実現される. 本実施例においてデータ衝突検知装置7Aは,特に制限
されないが、上記トランシーバ6の他に,比較器12,
レジスタ13及びオアゲート17を有して構成され、送
信データ5と受信データ11との状態が一致するか否か
を示す状態判別情報18を,データ転送クロックに同期
し且つこのデータ転送クロックのデータ送出以外のタイ
ミングでサンプリングすることによってデータ伝送路2
上でのデータ衝突の発生を検知するようになっている. 上記状態判別情報18は状態判別手段たる比較器12に
よって得られる。すなわち、送信データ5と受信データ
11とは比較器12において常時比較され、この比較に
より両データ5,11の状態が一致するか否かが判別さ
れる.このような判別は両データ5,l1の排他的論理
和を得ることで可能となる.そしてこの状態判別情報1
8はレジスタ13のセット端子Sに伝達される.このレ
ジスタ13は、特に制限されないが、上記伝送制御部8
より伝達されるデータ転送クロックの立上がり変化に同
期して上記状態判別情報をセット端子から取込んでリセ
ット端子からリセット信号16が入力されるまでその状
態判別情報を保持する.そしてこのレジスタエ3の保持
出力15が割込み要求としてCPU9に伝達されるよう
になっている.ここで本発明におけるサンプリング手段
はこのレジスタ13によって実現される.上記CPU9
は、レジスタ13の出力信号l5を所定の割込み受付け
タイミングに従ってサンプリングし,その出力信号15
がハイレベルにアサー卜されていることによってデータ
衝突の発生を認識し,その結果としてデータ衝突に関す
る所定の割込み処理を実行する.そしてこの割込み処理
においてCPU9によりレジスタ13がクリア即ちリセ
ットされるようになっている. 尚、他局ノード10,20においても、上記ノード1と
同様の構成を採用することができる.次に上記構或の作
用を説明する. 第2図には本実施例装置の動作タイミングが示される. 例えばノード1から他局ノード例えばノード10へのデ
ータ転送は次のように行われる.端末装W22からデー
タ転送要求があると、CPU9はデータ衝突検知装17
Aを利用してデータ伝送路2上でのキャリアの有無を検
出する。このキャリア有無の検出は、自局ノード1から
の送信データ5が存在しない状態で他局ノードからのキ
ャリアが存在するか否かを判断することで行われる.す
なわち,送信データ5が存在しないのにもかかわらず,
トランシーバ6を介して他局ノードからのキャリアが取
込まれると,比較器l2による排他的論理和出力はハイ
レベルとなり、また他局ノードからのキャリアが存在し
ない場合には比較器12による排他的論理和出力はロー
レベルとなるから,この比較器l8の出力状態を、レジ
スタl3を介して検出することにより、上記キャリア有
無の検出が可能となる。このような意味で本実施例にお
いてデータ衝突検知装置7Aは、キャリア検出装置とし
ても作用する。
データ伝送路2上に他局ノードからのキャリアが存在す
る場合には、それは他局ノード間においてデータ伝送路
2が使用されていることを意味するから、データ送出を
行うことはできないが,キャリアが存在しない場合には
、伝送制御部8を制御して送信データの送出を開始させ
る.すなわち、伝送制御部8において所定のフレームに
形成された送信データ5は、トランシーバ6における送
信部6Aを介してデータ伝送路2に送出される.このデ
ータ送出は、第2図に示されるように、転送クロックの
立下りエッジ変化に同期してビットシリアルに行われる
。そしてこのデータ伝送路2に送出されたデータは、ト
ランシーバ6における受信部6Bを介して自局ノード1
内に取込まれるが、既述の如く,送信部6A,データ伝
送路2及び受信部6Bにおける信号伝播遅延により,こ
の受信データ11は、第2図に示されるように,送信デ
ータ5より若干遅延している。従って、時刻T1から上
記信号伝播遅延に相当する期間だけ、比較器12の排他
的論理和出力はデータ衝突が発生していないのにもかか
わらず,両データ5,11の状態不一致によりハイレベ
ルとなる.これをハザード24と称する.しかし、レジ
スタ13において、転送クロックの立上りエッジのタイ
ミングで上記比較器工2の出力(状態判別情報18)を
サンプリングすることにより、上記ハザード24は無視
され、レジスタ13の出力状態はローレベルのままとな
る.従って上記ハザード24が存在しても、これによっ
てデータ衝突が発生したと誤って判断されることはない
.尚,上記ハザード24の発生要因と同様の要因によっ
て時刻T′1から上記信号伝播遅延に相当する期間だけ
比較器12の排他的論理和出力がハイレベルとなり,ハ
ザード24′を生ずるが、レジスタエ3においてデータ
転送クロックの立上りエッジのタイミングで比較器12
の出力をサンプリングすることにより、このハザード2
4′も無視され、従ってこのハザード24′の存在によ
り誤ってデータ衝突発生が検知されることはない。
次に、時刻T2において、実際にデータ衝突が発生し、
このデータ衝突により受信データが破壊されてローレベ
ルになった場合には、比較器12の排他的論理和出力が
、送信データ5のハイレベル状態と等しい期間だけハイ
レベルとなる.このハイレベル状態は,レジスタ13に
おいてデータ転送クロックの立上りエッジのタイミング
でサンプリングされることによりこのレジスタ13に確
実に保持される.このハイレベル状態が、データ衝突発
生に関するCPU9への割込み要求信号15となる.尚
、このハイレベルの割込み要求償号15は、レジスタ1
3のハイレベル状態がリセット信号16人力まで保持さ
れることによって,データ転送クロックによるサンプリ
ングタイミングに無関係に維持される.すなわち、一旦
データの衝突が発生した場合その状態は,CPU9によ
りサンプリング可能な時期まで維持される.そして上記
の割込み要求は、CPU9の所定の割込み要求認識期間
内において認識され、これによって,データ衝突発生に
関する所定の割込み処理が実行される.例えばこの割込
み処理においてCPU9は、伝送制御部8を制御するこ
とによって当該データ送信を中止させ、更にジャム信号
をデータ伝送路2に送出することによって、当該データ
衝突に係る送信データが無効である旨を他のノードに知
らせる.そして所定時間経過後例えば時刻T,において
CPU9は,ハイレベルのリセット信号16を出力して
レジスタ13をリセットする.これによってレジスタ1
3は初期状態に戻る,そして上記と同様の手順によりデ
ータ伝送路2上のキャリアの有無が判断され,データ伝
送路2の空いていることが検知された場合に、上記デー
タ衝突に係る送信データの再送が行われる。
上記実施例によれば以下の作用効果を得ることができる
. データ伝送路2への送信データの送出タイミングを決定
するデータ転送クロックの立上りエッジのタイミングで
比較器12の出力たる状態判別情報l8をサンプリング
することにより、各素子の遅延時間及びそのばらつきに
起因して生ずるハザード24.24’を確実に無視する
ことができるので,データ衝突の誤検知が排除され、デ
ータ衝突検知の確実性が向上される. 〔実 施 例2〕 第3図には本発明の第2の実施例であるデータ衝突検知
装置が示される.同図に示されるデータ衝突検知装1!
7Bも,上記第1の実施例と同様に特に制限されないが
、LANにおいて送信データ同士の衝突を検知するもの
であり,通信制御を行う通信用LSI4Bに内蔵されて
いる.尚,第3図では,説明の便宜上第1図における端
末装置22や他ノード10,20等が省轄されている。
第3図に示されるデータ衝突検知装置7Bが、第1図に
示されるデータ衝突検知装霞7Aと相違するのは、伝送
制御部8より出力された送信データ5に対して所定の遅
延時間を付与することによって送信遅延データ5Bを得
るデータ遅延回路19を有する点で、その他の構成は上
記第1の実施例と同様である.すなわち5本実施例では
,比較器12において送信データ5と受信データl1と
を直接比較するのではなく、送信データ5を遅延して得
た送信遅延データ5Bと受信データ11とを比較するよ
うにしている,ここで上記データ遅延回路19が本発明
におけるデータ遅延手段の一例である.尚、上記データ
遅延回路19における遅延時間は、特に制限されないが
、送信器6Aや受信器6B等の信号伝播遅延を勘案し可
能な限りそれに等しくなるように決定される. 第4図にはこの第2の実施例装置の動作タイミングが示
される. 送信データ5はデータ転送クロックの立下りエッジのタ
イミングでデータ伝送路2上に送出されるが、比較器1
2では,データ遅延回路19において送信データ5を微
少時間Δtだけ遅延して得た送信遅延データ5Bと受信
データ11とが比較され、そしてこの比較結果たる状態
判別情報(排他的論理和出力)18が、レジスタ13に
おいてデータ転送クロック14の立上りエッジのタイミ
ングでサンプリングされる。
データ遅延回路19における遅延時間が、送信器6Aや
受信器6B等の信号伝播遅延時間に完全に一致しておら
ず、これによってハザード25,25′が生じたとして
も、このハザード25,25′は、状態判別情報18を
データ転送クロックの立上りエッジのタイミングでサン
プリングすることで確実に無視され、従ってハザード2
5,25′の存在によって誤ってデータ衝突発生が検知
されることはない. また、時刻T3において実際にデータ衝突が発生し、こ
れによってデータ衝突に係る送信データが破壊された場
合には、比較器12の出力がハイレベルとなり、これが
レジスタ13によりデータ転送クロック14の立上りエ
ッジのタイミングでサンプリングされることによりデー
タ衝突発生が適確に検知される.このデータ衝突発生検
知によりCPU9に対して割込み要求がなされ、データ
衝突に関する所定の割込み処理が行われるのは上記第1
の実施例の場合と同様である. 本実施例によれば以下の作用効果を得ることができる. (1)データ転送クロックの立上りエッジのタイミング
で比較器l2の出力たる状態判別情報18をサンプリン
グすることにより、各素子の信号伝播遅延時間及びその
ばらつきに起因して生ずるハザード25.25’を確実
に無視することができるので、上記第1の実施例と同様
にデータ衝突の誤検知が排除され、データ衝突検知の確
実性が向上される. (2)特に本実施例では,送信データに対して所定の遅
延時間を付与して送信遅延データ5Bを得、この送信遅
延データ5Bと受信データ11とを比較するようにして
いるので、ハザード25.25”が発生したとしても、
その時間幅は第1の実施例の場合に比べて非常に狭くな
り、この結果、データ転送クロック周波数を高めること
でデータ転送の高速化を図った場合でも,データ衝突の
誤検知を排除でき,データ転送の高速化に対応し得ると
いう利点がある. 〔実 施 例3〕 第5図には本発明の第3の実施例であるデータ衝突検知
装置が示される.同図に示されるデータ衝突検知装11
7cも、上記第1,第2の実施例と同様に特に制限され
ないが、LANにおいて送信データ同士の衝突を検知す
るものであり、通(M制御を行う通信用LSI4Gに内
蔵されている.尚、第5図では、説明の便宜上第1図に
おける端末装置22や他ノード10,20等が省略され
ている。
第5図に示されるデータ衝突検知装置7Cが第1図に示
されるデータ術突検知装置7Aと相違するのは,伝送制
御部8より出力されるデータ転送クロック14に対して
所定の遅延時間を付与して遅延クロック14Gを得るク
ロック遅延回路21を有する点で、その他の構成は上記
第1の実施例と同様である.すなわち本実施例では、比
較器工2の出力をデータ転送クロック14の立上りエッ
ジのタイミングでサンプリングするのではなく、データ
転送クロックエ4に対して所定の遅延時間を付与して得
た遅延クロック14Cの立上りエッジのタイミングで比
較器12の出力をサンプリングするようにしている.こ
こで上記クロック遅延回路21が本発明におけるクロッ
ク遅延手段の一例である.尚,上記クロック遅延回路2
1における遅延時間は、送信器6Aや受信器6Bなどの
信号伝播遅延を勘案して決定される. 第6図にはこの第3の実施例装置の動作タイミングが示
される. 送信器6Aや受信器6B等の信号伝播遅延に起因して送
信データ5と受信データl1どの位相が“若干ずれ、こ
のずれによって比較器12の出力にはハザード26.2
6’が存在する.この場合のハザード26.26’の時
間間隔は第2@におけるハザード24.24’のそれに
等しい。しかし、クロック遅延回路21において,デー
タ転送クロック14を微少時間Δtだけ遅延して得た遅
延クロック14Cの立上りエッジのタイミングで比較器
12の出力たる状態判別情報(排他的論理和出力)18
がサンプリングされ,これによってハザード26.26
’が確実に無視されるので、誤ってデータ衝突発生が検
知されることはない。
また,時刻T2において実際にデータ衝突が発生し、こ
れによってデータ衝突に係る送信データが破壊された場
合には、比較器12の出力がハイレベルとなり、これが
レジスタ13により遅延クロック13Gの立上りエッジ
のタイミングでサンプリングされることによりデータ衝
突発生が適確に検知される.このデータ衝突発生検知に
よりCPU9に対して割込み要求がなされ、データ衝突
に関する所定の割込み処理が行われるのは上記第1の実
施例の場合と同様である. 本実施例によれば以下の作用効果を得ることができる. (1)データ転送クロックの立上りエッジのタイミング
で比較器l2の出力たる状態判別情報l8をサンプリン
グすることにより,各素子の信号伝播遅延時間及びその
ばらつきに起因して生ずるハザード26.26’を確実
に無視することができるので、上記第1の実施例と同様
にデータ衝突の誤検知が排除され,データ衝突検知の確
実性が向上される. (2)特に本実施例では、クロック遅延回路21により
データ転送クロック14を所定時間遅延させて遅延クロ
ック14Gを生成し、この遅延クロック14Cの立上り
エッジのタイミングで比較器l2の出力をサンプリング
するようにしているので、データ転送クロックの周波数
を高めることでデータ転送の高速化を図った場合でも,
データ転送クロック14の立上りエッジのタイミングで
サンプリングするのに比べて、ハザード26.26’を
確実に無視することができ,データ衝突の誤検知を排除
でき,データ転送の高速化に対応し得るという利点があ
る. 以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づいて
具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず
、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であ
る. 例えば上記第2の実施例におけるデータ遅延回路19と
、上記第3の実施例におけるクロック遅延回路21との
双方を設けることで、データ転送の高速化に対応させる
ようにしてもよい.また、上記データ遅延回路19及び
クロック遅延回路21の機能を伝送制御部8において実
現するようにしてもよい.この場合,本発明におけるデ
ータ遅延手段及びクロック遅延手段は伝送制御部8にお
いて機能的に実現される. 更に、データ伝送路2を光ファイバによって形威しても
よい.この場合トランシーバ6内には、電気信号を光信
号に変換する発光素子やこれとは逆に光信号を電気信号
に変換する受光素子が配置される. 以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野である通信用LSIに適用
した場合について説明したが、それに限定されるもので
はなく、この通信用LSIのチップとは別個のチップに
よってあるいは単独のボードによって形或されたデータ
転送制御装置になどにも広く適用することができる.本
発明は、少なくともデータ衝突検知の確実性の向上を図
る条件のものに適用することができる. 〔発明の効果〕 本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば,下記の通りである
. すなわち,データ伝送路への送信データの送出タイミン
グを決定するデータ転送クロックに同期し且つこのデー
タ転送クロックのデータ送出以外のタイミングで状態判
別情報をサンプリングすることにより,各素子の信号伝
播遅延時間のばらつきに起因してデータ衝突を示すもの
として生成された状態判別情報を確実に無視することが
でき、これによってデータ衝突の誤検知を排除でき、デ
−タ衝突検知の確美性の向上が図れるという効果がある
また、送信データに対して所定の遅延時間を付与したも
のと,受信データとを比較して上記状態判別情報を得る
ようにした場合、及びデータ転送クロックに対して所定
の遅延時間を付与したものに基づいて上記状態判別情報
のサンプリングを行うようにした場合には、データ衝突
検知の確実性を維持しながらデータ転送の高速化に対応
できるという効果がある.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例ブロック図,第2図はこ
の第1の実施例装置の動作タイミング図、 第3図は本発明の第2の実施例ブロック図、第4図はこ
の第2の実施例装置の動作タイミング図、 第5図は本発明の第3の実施例ブロック図、第6図はこ
の第3の実施例装置の動作タイミング図である. 2・・・データ伝送路、5・・・送信データJ 5 B
・・・送信遅延データ、6・・・トランシーバ、7A,
7B,7C・・・データ衝突検知装置,12・・・比較
器,13・・・レジスタ、14・・・データ転送クロッ
ク、14C・・・遅延クロック,18・・・状態判別情
報,19・・・データ遅延回路、2l・・・クロック遅
延回路.第 1 図 1o 第 2 図 第 4 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、データ転送クロックに同期して自局ノードからデー
    タ伝送路に送信データを送出するとともに、このデータ
    伝送路に送出されたデータを自局ノードで受信し、この
    受信データと上記送信データとの状態が一致するか否か
    を示す状態判別情報を、データ転送クロックに同期し且
    つこのデータ転送クロックのデータ送出以外のタイミン
    グでサンプリングし、これに基づいて上記データ伝送路
    上でのデータ衝突発生を検知するようにしたデータ衝突
    検知方式。 2、上記送信データに対して所定の遅延時間を付与して
    送信遅延データを得、この送信遅延データと上記受信デ
    ータとを比較して上記状態判別情報を得る請求項1記載
    のデータ衝突検知方式。 3、上記データ転送クロックに対して所定の遅延時間を
    付与して遅延クロックを得、この遅延クロックに基づい
    て上記状態判別情報のサンプリングを行う請求項1又は
    2記載のデータ衝突検知方式。 4、データ転送クロックに同期してデータ伝送路に送信
    データを送出するとともに、このデータ伝送路に送出さ
    れたデータを受信する送受信手段と、この受信データと
    上記送信データとの状態が一致するか否かを示す状態判
    別情報を、データ転送クロックに同期し且つこのデータ
    転送クロックのデータ送出以外のタイミングでサンプリ
    ングすることにより上記データ伝送路上でのデータ衝突
    発生を検知するサンプリング手段とを含んで成るデータ
    衝突検知装置。 5、上記送信データに対して所定の遅延時間を付与して
    送信遅延データを得るデータ遅延手段と、この送信遅延
    データと上記受信データとを比較して上記状態判別情報
    を得る状態判別手段とを設けた請求項4記載のデータ衝
    突検知装置。 6、上記データ転送クロックに対して所定の遅延時間を
    付与して遅延クロックを得るクロック遅延手段を設け、
    この遅延クロックに基づいて上記状態判別情報のサンプ
    リングを行うようにした請求項4又は5記載のデータ衝
    突検知装置。
JP19148789A 1989-07-26 1989-07-26 データ衝突検知方式及びデータ衝突検知装置 Pending JPH0357339A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8074004B2 (en) * 2008-04-02 2011-12-06 Novatek Microelectronics Corp. Electronic device for contention detection of bidirectional bus and related method
JP2014529811A (ja) * 2011-08-29 2014-11-13 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 直列データ伝送が正しく機能しているか検査するための方法及び装置
JP2016527778A (ja) * 2013-07-04 2016-09-08 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング Canバス接続ユニットの内部遅延時間を定めるための装置、および測定方法

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JP2014529811A (ja) * 2011-08-29 2014-11-13 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 直列データ伝送が正しく機能しているか検査するための方法及び装置
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